JP2003168350A - 消弧装置、消弧方法及び開閉器 - Google Patents

消弧装置、消弧方法及び開閉器

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JP2003168350A
JP2003168350A JP2001364496A JP2001364496A JP2003168350A JP 2003168350 A JP2003168350 A JP 2003168350A JP 2001364496 A JP2001364496 A JP 2001364496A JP 2001364496 A JP2001364496 A JP 2001364496A JP 2003168350 A JP2003168350 A JP 2003168350A
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arc
extinguishing
arc extinguishing
grid
slit
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JP2001364496A
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English (en)
Inventor
Kunio Mitsuguchi
邦夫 三ツ口
Shigeo Kasugai
茂雄 春日井
Mitsuhiro Kitaori
光博 北折
Takahiro Ogiwara
隆宏 荻原
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Energy Support Corp
Original Assignee
Energy Support Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消弧性能を向上させることができる消弧装置、
消弧方法及び開閉器を提供する。 【解決手段】開閉器の消弧装置30には、両電極間に発
生したアークを細隙消弧方式により消弧する細隙消弧部
40と、アークをグリッド消弧方式により消弧するグリ
ッド消弧部50とを備えた。具体的には、細隙消弧部4
0は一対の外側細隙壁41,41と、両外側細隙壁4
1,41間に配置された中央細隙壁42とから構成され
ており、両外側細隙壁41,41と中央細隙壁42との
間にはそれぞれ両接触刃が挟入される。グリッド消弧部
50は所定間隔毎に積層された複数のグリッド51と、
各グリッド51間にそれぞれ介在された仕切部材52と
から構成されている。そして、各グリッド51及び各仕
切部材52をそれぞれ各細隙壁41,42,41の後方
から直交状に差し込むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開路時において、
固定電極と可動電極との間に発生するアークを消弧する
消弧装置、消弧方法及び開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、開路時において固定電極と可
動電極との間に発生したアークを消弧する消弧装置とし
ては、デアイオングリッド方式のものが知られている。
この消弧装置は、可動電極を通過可能としたU字状又は
V字状の切欠部を有する複数のグリッドを同可動電極の
移動方向に沿うように所定間隔毎に積層し、各グリッド
を絶縁性を有する支持部材により支持することにより構
成されている。
【0003】開路時、固定電極と可動電極との間にアー
クが発生すると、このアーク柱の周囲にはグリッドの存
在により片寄った磁束分布が発生する。すると、アーク
はグリッドの切欠部の奥の方へ駆動される。このため、
アークは引き伸ばされると共に各グリッドにより分断さ
れ、陽極・陰極降下及び冷却等が有効に作用して、アー
ク電圧が急激に高められて消弧が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
デアイオングリッド式消弧装置においては、次のような
問題があった。即ち、例えば線間電圧3kVまでであれ
ば従来のデアイオングリッド式消弧装置でも確実に且つ
迅速にアークを遮断することができる。しかしながら、
例えば線間電圧5〜6kV以上になると、アークの円滑
且つ迅速な遮断が困難であった。仮に、アークを遮断し
たとしても、線間電圧3kVの場合と異なり、円滑且つ
迅速な遮断は困難であり、アーク時間が長くなる。
【0005】この問題を解決するために、各グリッド間
に絶縁性及び消弧性を有する仕切部材を介在させること
が考えられる。このようにすれば、開路時、固定電極と
可動電極との間に発生したアークは各仕切部材を迂回す
るようにして各グリッド間に引き込まれ、アーク経路は
蛇行状となる。従って、アークの引き伸ばし距離が増大
することにより消弧性能が向上し、アーク時間の短縮化
が図られる。
【0006】しかしながら、前述した各グリッド間にそ
れぞれ仕切部材を介在させる構成では、線間電圧5〜6
kV以上におけるアークは遮断できるものの、小電流
(例えば30A程度)を遮断することは困難であった。
これは、小電流を遮断する場合、エネルギー不足により
各グリッドに発生する電磁力が弱く、アークをグリッド
の奥の方に駆動することができないからである。また、
開路時に発生する熱も少なく消弧性ガスの発生量も少な
いことも一因となっている。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、消弧性能を向上させる
ことができる消弧装置、消弧方法及び開閉器を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、開路時において、固定電極と可動電極との間に発生
するアークを消弧する消弧装置において、前記アークを
グリッド消弧方式により消弧するグリッド消弧部と、前
記アークを細隙消弧方式により消弧する細隙消弧部と、
を備えたことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記グリッド消弧部は、前記可動電極
を通過可能とした切欠部を有すると共に同可動電極の移
動方向に沿うように所定間隔毎に積層された複数のグリ
ッドと、前記可動電極を通過可能とした切欠部を有する
と共に前記各グリッドのうち少なくとも過半数のグリッ
ド間に介在された仕切部材と、を備え、前記仕切部材は
絶縁性を有すると共にアークとの接触により消弧性ガス
を発生する合成樹脂材料により形成されていることを要
旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記細隙消弧部は、前記可動電極が挟
入可能となるように所定間隔をおいて配置された複数の
細隙消弧部材を備えており、各細隙消弧部材には、前記
各グリッド及び前記各仕切部材を、それぞれ各細隙消弧
部材の後方から差し込むようにしたことを要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記各細隙消弧部材と前記各グリッド
と前記各仕切部材とにより、開路時に発生した消弧性ガ
スをグリッドの後方へ導出する複数の通路を形成するよ
うにしたことを要旨とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、開閉器におい
て、本体ケースの両側壁に各相毎に相対するように貫通
支持された一対のブッシングと、一方のブッシングの内
端に設けられた固定電極と、他方のブッシングの内端に
回動可能に設けられて前記固定電極に対して接離可能に
対応する可動電極と、前記一方のブッシングの内端側に
設けられた請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記
載の消弧装置とを備えたことを要旨とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、開路時におい
て、固定電極と可動電極との間に発生するアークを固定
電極側に固定された消弧装置により消弧するようにした
消弧方法において、前記アークをグリッド消弧方式によ
り消弧すると共に細隙消弧方式により消弧するようにし
たことを要旨とする。
【0014】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
開路時において、固定電極と可動電極との間に発生する
アークは、グリッド消弧方式により消弧されると共に細
隙消弧方式により消弧される。このため、いずれか一方
の消弧方式のみの場合と異なり、消弧性能が向上する。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、各グリッドのうち少なく
とも過半数のグリッド間に絶縁性仕切部材が介在される
ことにより、両電極間に発生したアークの引き伸ばし距
離が増大する。また、仕切部材とアークとの接触により
消弧性ガスが発生し、この消弧性ガスにより消弧が促進
される。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、可動電極が挟入可能とな
るように所定間隔をおいて配置された複数の細隙消弧部
材に対して、それらの後方から各グリッド及び前記各仕
切部材がそれぞれ差し込まれる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の作用に加えて、開路時に発生する消弧性
ガスは、各細隙消弧部材と各グリッドと各仕切部材とか
ら形成された複数の通路を介してグリッドの後方へ導出
される。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のうちいずれか一項に記載の消弧装置を備え
たことにより、開閉器の消弧性能が向上する。請求項6
に記載の発明によれば、開路時において、固定電極と可
動電極との間に発生するアークは、グリッド消弧方式に
より消弧されると共に細隙消弧方式により消弧される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を気中開閉器に具体
化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0020】図1に示すように、開閉器11の本体ケー
ス12の互いに対向する両側壁には電源側ブッシング1
3及び負荷側ブッシング14が3相各相毎(図1におい
ては1相分のみ示す。)に互いに対向するように貫通支
持されている。電源側ブッシング13の内端部には八角
柱状の固定電極15が突設されている。負荷側ブッシン
グ14の内端部には導電棒16が突設されており、同導
電棒16には軸17を介して可動電極18の基端部が回
動可能に支持されている。図3に二点鎖線で示すよう
に、可動電極18は平行状に配置された一対の接触刃1
8a, 18bから構成されている。
【0021】一方、本体ケース12内の下部には、複数
のリンク等からなるリンク機構(図示略)を介して本体
ケース12外部の操作ハンドル(図示略)に作動連結さ
れた回動軸19が設けられており、同回動軸19にはレ
バー20が一体回動可能に固定されている。レバー20
の先端には駆動リンク21の一端が回動可能に連結され
ており、同駆動リンク21の他端は可動電極18の中央
近傍に回動可能に連結されている。従って、前記操作ハ
ンドルが操作されると、可動電極18は前記リンク機
構、回動軸19、レバー20及び駆動リンク21を介し
て軸17を中心に図1に実線で示す投入位置と同じく二
点鎖線で示す開放位置との間を移動する。
【0022】(消弧装置30)図2に示すように、電源
側ブッシング13の内端側には消弧装置30が設けられ
ている。消弧装置30は細隙消弧部40とグリッド消弧
部50とを備えている。細隙消弧部40は開路時におい
て両電極15,18間に発生するアークを細隙消弧方式
により消弧する。グリッド消弧部50は開路時において
両電極15,18間に発生するアークをグリッド消弧方
式により消弧する。
【0023】(細隙消弧部40)図4に示すように、細
隙消弧部40は、一対の外側細隙壁41,41及び両外
側細隙壁41,41間に配置された中央細隙壁42を備
えている。両外側細隙壁41,41及び中央細隙壁42
は、それぞれポリアセタール、ポリテトラフルオルエチ
レン、メラミン、ユリア及びポリアミド等の絶縁性及び
消弧性を有する合成樹脂材料によりコの字板状に形成さ
れており、アークとの接触により消弧性ガスを発生す
る。両外側細隙壁41,41及び中央細隙壁42は互い
に合同とされており、両外側細隙壁41,41と中央細
隙壁42との間はそれぞれ接触刃18a,18bが挟入
可能となる程度に離間されている(図3参照)。
【0024】外側細隙壁41及び中央細隙壁42の前端
縁上部側には、それぞれ可動電極18の移動方向に沿う
ように前方(負荷側ブッシング14方向)へ延出された
案内部41a,42aが形成されている。両案内部41
a,42aはそれぞれ山型(図1及び図2では、逆く字
状)をなすように形成されており、それらの頂点は負荷
側ブッシング14側(図1及び図2における右側)に位
置している。また、両案内部41a,42aの上行部に
沿う直線の傾きがそれぞれ可動電極18の移動方向に沿
う直線に対して直行するように、両案内部41a,42
aはそれぞれ形成されている。そして、両案内部41a
及び案内部42aにより、細隙消弧が行われる区間の増
大が図られる。
【0025】案内部41aの内面における上行部側には
テーパ面41bが形成されている。また、案内部42a
の両外面における上行部側にはそれぞれテーパ面42b
が形成されている。そして、両テーパ面41b、42b
により、閉路時における可動電極18の幅方向のブレが
ある程度許容され、円滑な閉路動作が可能とされてい
る。
【0026】外側細隙壁41の後端縁における下部から
中程まで間には、複数のグリッド用スリット41c及び
複数の仕切部材用スリット41dが交互に且つ所定間隔
毎に形成されている。仕切部材用スリット41dはグリ
ッド用スリット41cよりも若干深く切り込まれてい
る。また、中央細隙壁42の後端縁における下部から中
程まで間には、複数のグリッド用スリット42c及び複
数の仕切部材用スリット42dが交互に且つ所定間隔毎
に形成されている。仕切部材用スリット42dはグリッ
ド用スリット42cよりも若干深く切り込まれている。
【0027】両外側細隙壁41,41の上部側と中央細
隙壁42の上部側との間には、それぞれ上部スペーサ4
4が介在されている。両上部スペーサ44,44は、接
触刃18a,18bに対してそれぞれ干渉しないよう
に、両細隙壁41,42間に斜状に配設されている。ま
た、上部スペーサ44の長手方向に沿う直線が両案内部
41a,42aの上行部に沿う直線に対してそれぞれ投
影的に直交するように、上部スペーサ44は配置されて
いる。そして、一方の外側細隙壁41の外側からボルト
を挿通し、他方の外側細隙壁41の外側からナットを締
め付けることにより、両外側細隙壁41,41の上部側
と中央細隙壁42の上部側とがそれぞれ上部スペーサ4
4(図3では図示略)を介して連結されている。
【0028】外側細隙壁41及び中央細隙壁42の基端
部には、それぞれ固定部41e,42eが後方へ且つ両
細隙壁41,42に対して斜状に延出されている。両固
定部41e,42e間には、それぞれ下部スペーサ45
が介在されている。この状態で、各固定部41e,41
e,42e及び両下部スペーサ45,45は、前記固定
電極15基端側の両側面にそれぞれボルトにより固定さ
れた断面クランク状のブラケット46の上部間に配置さ
れている(図5参照)。そして、一方のブラケット46
上部の外側からボルトを挿通し、他方のブラケット46
上部の外側からナットを締め付けることにより、各固定
部41e,41e,42eはそれぞれ両下部スペーサ4
5を介してブラケット46の上部間に固定されている。
【0029】両外側細隙壁41,41と中央細隙壁42
との間隔は、それぞれ両上部スペーサ44,44及び両
下部スペーサ45,45により一定に保持されている。
尚、両外側細隙壁41,41及び中央細隙壁42は、両
接触刃18a,18bがそれぞれ挟入可能となるように
所定間隔をおいて配置された細隙消弧部材を構成してい
る。
【0030】(グリッド消弧部50)図5示すように、
グリッド消弧部50は複数のグリッド51と複数の仕切
部材52を備えている。各グリッド51はそれぞれ前記
グリッド用スリット41c,42c,41cに跨るよう
に、また、各仕切部材52はそれぞれ前記仕切部材用ス
リット41d,42d,41dに跨るように、各細隙壁
41,42,41の後方から直交状に差し込まれてい
る。
【0031】(グリッド51)図4に示すように、グリ
ッド51は鋼材等の磁性体からなり、コの字板状に形成
されている。グリッド51の前端縁(負荷側ブッシング
14側の側縁)には可動電極18を通過可能とした切欠
部51aが形成されている。図3に示すように、切欠部
51aの幅は、両外側細隙壁41,41の外面間の距離
よりも大きくされている。即ち、グリッド51を各グリ
ッド用スリット41c,42c,41cに差し込んだ状
態において、各細隙壁41,42,41は切欠部51a
内に位置している。切欠部51aの最奥部にはV字状の
一対の切欠51b,51bが形成されている。両切欠5
1b,51bは、切欠部51a内を通過する両接触刃1
8a,18bの先端部にそれぞれ対向するように、所定
距離だけ離間されている。
【0032】(仕切部材52)図4に示すように、前記
仕切部材52はポリアセタール、ポリテトラフルオルエ
チレン、メラミン、ユリア及びポリアミド等の絶縁性及
び消弧性を有する合成樹脂材料によりコの字板状に形成
されており、アークとの接触により消弧性ガスを発生す
る。仕切部材52の前端縁には可動電極18を通過可能
とした切欠部52aが形成されている。また、仕切部材
52の両側縁前端側にはそれぞれ張出部52bが形成さ
れている。
【0033】図3に示すように、仕切部材52におい
て、両張出部52b,52b間の距離W1はグリッド5
1の幅W2よりも大きくされている。そして、両張出部
52b,52bがグリッド51の両側縁からそれぞれ突
出するように、仕切部材52は前記仕切部材用スリット
41d,42dに差し込まれている。仕切部材52の両
張出部52b,52b以外の部分の幅はグリッド51の
幅W2と同じとされている。
【0034】また、仕切部材52の前後両端縁間(図3
における上下両端縁間)の距離L1はグリッド51の前
後両端間の距離L2よりも大きくされている。そして、
仕切部材52の前後両端縁がグリッド51の前後両端縁
からそれぞれ突出するように、仕切部材52は前記仕切
部材用スリット41d,42dに差し込まれている。仕
切部材52の切欠部52aの最奥部はグリッド51の切
欠部51aの最奥部よりも前端側に位置している。言い
換えれば、仕切部材52の切欠部52aの最奥部はグリ
ッド51の切欠部51aの最奥部から突出している。
【0035】(通路)図6に示すように、両外側細隙壁
41,41、中央細隙壁42、各グリッド51及び各仕
切部材52により囲まれた複数の空間は、それぞれ開路
時に発生した消弧性ガスをグリッド51の後方へ導出す
る通路Sを構成している。
【0036】(実施形態の作用)次に、前述のように構
成された開閉器の開路時の作用について説明する。図1
に実線で示す投入状態において、前記操作ハンドルが開
路操作されると、回動軸19を介してレバー20が右回
動する。これに伴って、駆動リンク21は上方へ移動さ
れ、可動電極18が軸17を中心に右回動する。可動電
極18が固定電極15から離間すると、両電極15,1
8間、即ち固定電極15と両接触刃18a,18bとの
間にはそれぞれアークが発生する。
【0037】(グリッド消弧)図7に示すように、前記
アーク柱の周囲にはグリッド51の存在により片寄った
磁束分布が発生する。両接触刃18a,18bの遠心力
とフレミング左手の法則に基づいてグリッド51に発生
する電磁力とにより、アークはグリッド51の奥の方
(図7における矢印方向)へ駆動され、両切欠51b,
51bに集中する。これは、アークは電磁力により奥へ
奥へと駆動されるからである。ちなみに、両切欠51
b,51bを設けない場合、アークは切欠部51aの隅
角部へ集中する。
【0038】このため、アークは各仕切部材52を迂回
するようにして各グリッド51間に引き込まれ、アーク
経路は蛇行状となる。アークは引き伸ばされると共に各
グリッド51及び各仕切部材52により分断され、陽極
・陰極降下及び冷却等が有効に作用して、アーク電圧が
急激に高められる。ちなみに、各グリッド51間にそれ
ぞれ仕切部材52を介在させない場合、アークはグリッ
ド51の切欠部51a最奥部と後端縁との間における中
央付近で安定する。
【0039】固定電極15と可動電極18との間におい
て、可動電極18の開路方向への移動に伴ってアークは
各グリッド51を経由するようにして引き伸ばされる。
このとき、各仕切部材52のアークに曝される部分(各
切欠部52aの内周縁付近)がアーク熱により溶けるこ
とによって消弧性ガスが発生する。
【0040】両外側細隙壁41,41により各グリッド
51間及び各仕切部材52間における両側部がそれぞれ
閉鎖されているので、消弧性ガスが消弧装置30の両側
部から逃げることが防止される。このため、消弧性ガス
はアーク発生部位(各グリッド51間に飛ぶアークの周
囲)に集中する。そして、アークと消弧性ガスとが効率
的に接触することにより消弧が促進される。
【0041】消弧性ガスの発生により、各通路Sのグリ
ッド51前端縁側の圧力は、同各通路Sのグリッド51
の後端縁側の圧力よりも大きくなる。このため、消弧性
ガスは各通路S内をグリッド51の前端側から後端側へ
向かって流れ、当該グリッド51の後方へ導出される。
この消弧性ガスによりアークがグリッド51の後方へ吹
き飛ばされ、アークがさらに引き伸ばされる。即ち、グ
リッド51の後方へ流れる消弧性ガスによるアークの吹
き飛ばし効果により、消弧が促進される。
【0042】両外側細隙壁41,41間には中央細隙壁
42が配置されており、グリッド51と仕切部材52と
の間の空間がさらに2つに区画されている。即ち、中央
細隙壁42によりグリッド51と仕切部材52との間の
空間をさらに2つに区画しない場合に比べて、各通路S
の断面積がそれぞれ小さくなっている。これにより、消
弧性ガスのグリッド51後方への流速の増大が図られ
る。従って、消弧性ガスによるアークの吹き飛ばし効果
が向上し、いっそう消弧が促進される。
【0043】一旦、消弧性能を発揮した消弧性ガスは両
接触刃18a,18bをそれぞれ構成する金属の蒸気を
含んでおり再点弧の原因となるものの、前述したように
前記消弧性ガスは速やかにグリッド51の後方へ導出さ
れる。このため、再点弧が防止される。
【0044】(細隙消弧)一方、前述したグリッド消弧
方式による消弧が行われながら、細隙消弧方式による消
弧が行われる。即ち、可動電極18の図1における右回
動に伴って、両接触刃18a, 18bはそれぞれ両外側
細隙壁41,41と中央細隙壁42との間に挟入し(図
3参照)、両電極15,18間に発生したアークは細隙
消弧されながら引き延ばされる。
【0045】前記アークは、両外側細隙壁41,41と
中央細隙壁42との細隙中にとじ込められ、密度の高い
状態となり、細隙効果により冷却作用が強化されること
により消弧される。同時に、両外側細隙壁41,41及
び中央細隙壁42におけるアークに曝される部分、即ち
両外側細隙壁41,41の内面及び中央細隙壁42の両
外面がそれぞれアーク熱によって溶けることにより消弧
性ガスが発生し、この消弧性ガスにより消弧が促進され
る。各グリッド51及び各仕切部材52を全て通過した
後も、可動電極18は引き続き細隙消弧されながら引き
伸ばされる。このため、小電流(例えば30A程度)を
遮断する場合、エネルギー不足によるアークの駆動力
(グリッド51に発生する電磁力)の低下、即ち消弧能
力の低下は、細隙消弧方式を併用することにより補われ
る。また、小電流遮断時、開路時に発生する熱が少ない
ことに起因する消弧性ガスの発生量の低下は、両外側細
隙壁41,41及び中央細隙壁42がそれぞれアークに
曝されることにより発生する消弧性ガスにより補われ
る。
【0046】従って、グリッド式消弧方式と細隙消弧方
式とを併用することにより、小電流の遮断が可能とな
る。可動電極18が図1に二点鎖線で示す開放位置まで
移動すると、アークは完全に消弧され開路動作が終了と
なる。閉路時には前述した開路時とは逆の動作が行われ
る。
【0047】(実施形態の効果)従って、本実施形態に
よれば、以下の効果を得ることができる。 (1)開路時において、両電極15,18間に発生した
アークを細隙消弧方式により消弧する細隙消弧部40
と、前記アークをグリッド消弧方式により消弧するグリ
ッド消弧部50とを備えた。このため、いずれか一方の
消弧方式のみとした場合と異なり、消弧性能を向上させ
ることができる。
【0048】(2)グリッド消弧部50には、可動電極
18を通過可能とした切欠部51aを有すると共に同可
動電極18の移動方向に沿うように所定間隔毎に積層さ
れた複数のグリッド51を備えた。そして、各グリッド
51間には、可動電極18を通過可能とした切欠部52
aを有する複数の仕切部材52をそれぞれ介在させるよ
うにした。このため、開路時、両電極15,18間に発
生するアークは各仕切部材52を迂回するようにして各
グリッド51間に引き込まれ、アーク経路は蛇行状とな
る。従って、アークの引き伸ばし距離が増大し、消弧性
能を向上させることができる。また、アーク時間の短縮
化が図られ、ひいては両電極15,18の消耗が抑制さ
れ、両電極15,18の製品寿命を向上させることがで
きる。
【0049】(3)細隙消弧部40には、一対の外側細
隙壁41,41と、両外側細隙壁41,41間に配置さ
れた中央細隙壁42とを備え、両接触刃18a,18b
が挟入可能となるように、両外側細隙壁41,41及び
中央細隙壁42をそれぞれ配置するようにした。そし
て、各グリッド51及び各仕切部材52をそれぞれ各細
隙壁41,42,41の後方から差し込むようにした。
このため、各グリッド51及び各仕切部材52の組付作
業効率、ひいては消弧装置30の組立作業効率を向上さ
せることができる。
【0050】(4)両外側細隙壁41,41と、中央細
隙壁42と、各グリッド51と、各仕切部材52とによ
り、開路時に発生した消弧性ガスをグリッド51の後方
へ導出する複数の通路Sを形成するようにした。そし
て、開路時に発生した消弧性ガスを、通路Sを介してグ
リッド51の後方へ導出するようにした。このため、消
弧性ガスの吹き飛ばし効果により消弧が促進される。
【0051】(5)両外側細隙壁41,41、中央細隙
壁42、及び各仕切部材52を、それぞれアークとの接
触により消弧性ガスを発生する合成樹脂材料により形成
するようにした。このため、両外側細隙壁41,41、
中央細隙壁42、及び各仕切部材52を例えば単なる絶
縁性材料により形成した場合と異なり、開路時、アーク
に曝されることにより両外側細隙壁41,41、中央細
隙壁42、及び各仕切部材52からはそれぞれ消弧性ガ
スが発生する。この消弧性ガスにより消弧が促進され、
消弧装置30の消弧性能を向上させることができる。
【0052】(6)細隙消弧部40とグリッド消弧部5
0とを備えた消弧装置30を開閉器11に備えた。この
ため、開閉器11の消弧性能を向上させることができ
る。 (7)前記アークをグリッド消弧方式により消弧しなが
ら、細隙消弧方式により消弧するようにした。このた
め、小電流を遮断する場合、エネルギー不足によるアー
クの駆動力の低下、即ち消弧能力の低下は、細隙消弧方
式を併用することにより補われる。このため、小電流を
遮断することができる。
【0053】(8)仕切部材52の両側縁部には、それ
ぞれグリッド51の側縁部から突出する張出部52bを
設けた。このため、アークが各グリッド51の側方へ回
り込むことがなく、各グリッド51の両側部間でのアー
クの発生を防止することができる。
【0054】(9)両外側細隙壁41,41により各グ
リッド51と各仕切部材52との間における両側部をそ
れぞれ閉鎖するようにした。このため、消弧性ガスが消
弧装置30の両側部から逃げることが防止される。従っ
て、消弧性ガスがアーク発生部位に集中し、消弧が促進
される。
【0055】(10)グリッド51の前端部(切欠部5
1aの最奥部を含む)及び後端部からそれぞれ突出する
ように、仕切部材52を形成するようにした。このた
め、が各グリッド51の前端縁間及び後端縁間における
アークの発生を防止することができる。
【0056】(別例)尚、前記実施形態は以下のように
変更して実施してもよい。 ・本実施形態では、可動電極18を2枚の接触刃18
a,18bからなるダブルブレードタイプとしたが、図
8に示すように、1枚の可動接触刃61からなるシング
ルブレードタイプとしてもよい。この場合、中央細隙壁
42は省略する。また、両外側細隙壁41,41の配置
間隔、グリッド51の幅、グリッド51の切欠部51a
の幅、仕切部材52の幅及び仕切部材52の切欠部52
aの幅等はそれぞれ可動接触刃61の厚みに対応させ
る。ちなみに、固定電極は一対の固定接触刃(図示略)
から構成し、両固定接触刃間に可動接触刃61が挟入さ
れるようにする。このようにすれば、1枚の可動接触刃
61からなる可動電極と一対の固定接触刃からなる固定
電極との間に発生したアークを、グリッド消弧方式によ
り消弧すると共に、細隙消弧方式により消弧することが
できる。
【0057】・本実施形態では、両41,41、中央細
隙壁42及び各仕切部材52をそれぞれ別部材とした
が、両外側細隙壁41,41、中央細隙壁42及び各仕
切部材52をそれぞれ一体形成するようにしてもよい。
そして、各仕切部材52間にそれぞれグリッド51を両
外側細隙壁41,41及び中央細隙壁42の後方から差
し込む。このようにすれば、部品点数を減少させること
ができる。また、消弧装置30の組み立て作業が簡単に
なる。
【0058】・本実施形態では、消弧装置30を気中開
閉器としての開閉器11に設けたが、ガス開閉器(本体
ケース12内に六弗化硫黄ガス等の絶縁性ガスが封入さ
れた開閉器)に設けるようにしてもよい。このようにす
れば、ガス開閉器の消弧性能をより向上させることがで
きる。
【0059】・本実施形態では、全てのグリッド51間
に仕切部材52を介在させるようにしたが、例えば、少
なくとも過半数のグリッド51間に仕切部材52を介在
させるようにしてもよい。このようにしても、仕切部材
52を設けない場合と異なり、アークの引き伸ばし距離
が増大し、消弧性能を向上させることができる。
【0060】・通路Sを更に2つ、3つ又はそれ以上に
分割するようにしてもよい。例えば、両外側細隙壁4
1,41と中央細隙壁42との間に、それぞれ別の隔壁
(図示略)を配設すれば、通路Sは更に2つに分割され
る。ただし、各隔壁は、可動電極18に対して干渉しな
いように設ける。このようにすれば、通路Sの断面積が
より小さくなり、開路時に発生する消弧性ガスの後方へ
の流速がいっそう速くなる。従って、消弧性ガスによる
アークの吹き飛ばし効果が増し、消弧性能を向上させる
ことができる。
【0061】・本実施形態では、2つの切欠51b,5
1bは、切欠部51aの最奥部に両接触刃18a,18
bの先端部にそれぞれ対応するように形成したが、両切
欠51b,51bをそれぞれ切欠部51aの両隅角部に
形成するようにしてもよい。このようにすれば、アーク
を切欠部51aの両隅角部にそれぞれ集中させることが
できる。
【0062】(付記)次に前記実施形態及び別例から把
握できる技術的思想を以下に追記する。 ・前記各細隙消弧部材の後端縁には、それぞれ複数のグ
リッド用スリット及び複数の仕切部材用スリットを交互
に且つ所定間隔毎に形成し、各グリッド用スリット及び
各仕切部材用スリットに対して、各グリッド及び各仕切
部材をそれぞれ差し込むようにした請求項3又は請求項
4に記載の消弧装置。
【0063】・前記仕切部材の両側縁部には、それぞれ
グリッドの側縁部から突出する張出部を設けた請求項2
〜請求項4のうちいずれか一項に記載の消弧装置。 ・前記仕切部材は、グリッドの前端縁及び後端縁からそ
れぞれ突出するように形成した請求項2〜請求項4のう
ちいずれか一項に記載の消弧装置。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、グリッド消弧と細隙消
弧とを併用することにより、消弧性能を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における開閉器の正断面図。
【図2】 本実施形態における消弧装置の正面図。
【図3】 本実施形態における消弧装置の平面図。
【図4】 本実施形態における消弧装置の分解斜視図。
【図5】 本実施形態における消弧装置の斜視図。
【図6】 本実施形態における消弧装置の右側面図。
【図7】 本実施形態におけるグリッドの平面図。
【図8】 別の実施形態における消弧装置の平面図。
【符号の説明】
11…開閉器、12…本体ケース、13…電源側ブッシ
ング、14…負荷側ブッシング、15…固定電極、18
…可動電極、30…消弧装置、40…細隙消弧部、41
…細隙消弧部材を構成する外側細隙壁、42…細隙消弧
部材を構成する中央細隙壁、50…グリッド消弧部、5
1…グリッド、51a…切欠部、52…仕切部材(絶縁
性仕切部材)、52a…切欠部、S…通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北折 光博 愛知県犬山市字上小針1番地 エナジーサ ポート 株式会社内 (72)発明者 荻原 隆宏 愛知県犬山市字上小針1番地 エナジーサ ポート 株式会社内 Fターム(参考) 5G027 AA03 BA09 BB07 BC03 BC11 BC14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開路時において、固定電極と可動電極と
    の間に発生するアークを消弧する消弧装置において、 前記アークをグリッド消弧方式により消弧するグリッド
    消弧部と、 前記アークを細隙消弧方式により消弧する細隙消弧部
    と、を備えた消弧装置。
  2. 【請求項2】 前記グリッド消弧部は、 前記可動電極を通過可能とした切欠部を有すると共に同
    可動電極の移動方向に沿うように所定間隔毎に積層され
    た複数のグリッドと、 前記可動電極を通過可能とした切欠部を有すると共に前
    記各グリッドのうち少なくとも過半数のグリッド間に介
    在された仕切部材と、を備え、 前記仕切部材は絶縁性を有すると共にアークとの接触に
    より消弧性ガスを発生する合成樹脂材料により形成され
    ている請求項1に記載の消弧装置。
  3. 【請求項3】 前記細隙消弧部は、前記可動電極が挟入
    可能となるように所定間隔をおいて配置された複数の細
    隙消弧部材を備えており、 各細隙消弧部材には、前記各グリッド及び前記各仕切部
    材を、それぞれ各細隙消弧部材の後方から差し込むよう
    にした請求項2に記載の消弧装置。
  4. 【請求項4】 前記各細隙消弧部材と前記各グリッドと
    前記各仕切部材とにより、開路時に発生した消弧性ガス
    をグリッドの後方へ導出する複数の通路を形成するよう
    にした請求項3に記載の消弧装置。
  5. 【請求項5】 本体ケースの両側壁に各相毎に相対する
    ように貫通支持された一対のブッシングと、 一方のブッシングの内端に設けられた固定電極と、 他方のブッシングの内端に回動可能に設けられて前記固
    定電極に対して接離可能に対応する可動電極と、 前記一方のブッシングの内端側に設けられた請求項1〜
    請求項4のうちいずれか一項に記載の消弧装置とを備え
    た開閉器。
  6. 【請求項6】 開路時において、固定電極と可動電極と
    の間に発生するアークを固定電極側に固定された消弧装
    置により消弧するようにした消弧方法において、前記ア
    ークをグリッド消弧方式により消弧すると共に細隙消弧
    方式により消弧するようにした消弧方法。
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