JPH09326214A - 開閉装置における接点構造 - Google Patents

開閉装置における接点構造

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JPH09326214A
JPH09326214A JP14263896A JP14263896A JPH09326214A JP H09326214 A JPH09326214 A JP H09326214A JP 14263896 A JP14263896 A JP 14263896A JP 14263896 A JP14263896 A JP 14263896A JP H09326214 A JPH09326214 A JP H09326214A
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Hajime Ito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点開放に伴い発生したアークの移行により
接点構造が悪影響を受けることを防止する。 【解決手段】 固定接触子16に対応して前後一対の接
触刃からなる可動接触子18が基端部を回動支点として
回動可能に支持されている。可動接触子18は先端部形
状が鎌形状をなしている。即ち、先端部には投入時に固
定接触子16とほぼ直角に交差する直状片部25が設け
られ、この直状片部25から基端部側へは接続片部26
が屈曲して連続形成されている。そして、直状片部25
の基端部側縁25aと接続片部26の先端部側縁26a
との間がアーク遮断部としての切欠凹部28とされてい
る。従って、接点開放に伴い発生したアークは直状片部
25の基端部側縁25aから切欠凹部28の開口28a
を飛び越えてまで接続片部26の先端部側縁26aへ移
行することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開閉装置におけ
る接点構造に関し、より詳しくは、固定接触子に対して
ブレード状の可動接触子が接離するブレード接触様式の
接点構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、開閉装置における接点構造に
は、突合せ接触様式やすべり接触様式など種々の接触様
式が提案されているが、これら各接触様式の一つに、ブ
レード接触又は刃形接触と称される様式のものがある。
この様式の接点構造は、固定接触子に対してブレード状
の可動接触子を所定の接触圧でもって摺接させるもので
あり、例えば、実開平6−77138号公報にその具体
的一例が示されている。
【0003】即ち、この公報における接点構造では、図
5に示すように、電源側ブッシング31から突出する固
定接触子32と対応するように負荷側ブッシング33に
はブレード状の可動接触子34が回動可能に支持されて
いる。この可動接触子34は一対の接触刃からなり、両
接触刃は軸ピン35に介装されたコイルスプリングの付
勢力に基づき固定接触子32に対して両側から挟圧接触
し得るようになっている。そして、その挟圧時における
固定接触子32と両接触刃との接触部分により通電面積
が確保されるようになっている。図5の状態は、可動接
触子34が固定接触子32から離間した開放位置を示し
ており、可動接触子34はレバー36の駆動に基づき図
5に二点鎖線で示す投入位置と前記開放位置との間で投
入開放駆動されるようになっている。又、前記電源側ブ
ッシング31の内端部には接点開放時に両接触子32,
34間に発生するアークIを消弧するための消弧グリッ
ド37が取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来におけるブレード接触様式の接点構造では可動接触子
34の先端部形状が「直刃状」であったため、次のよう
な問題があった。
【0005】即ち、図5に示すように、開放時に可動接
触子34を固定接触子32から離間させると、両接触子
32,34間にはアークIが発生し、このアークIは可
動接触子34の回動に伴い引き延ばされる。ところが、
可動接触子34の先端部形状が直刃状であると、引き延
ばされた高熱のアークIが可動接触子34の下端縁に沿
って基端部側へ移行し易く短距離でのアーク継続とな
り、アーク続流時間が長くなることから、接点構造に悪
影響を与えるばかりか、最悪遮断不能に陥るおそれがあ
った。このため、固定接触子32側にアークを外方へ引
き延ばすためのグリッド板からなる消弧装置を配備する
必要があった。
【0006】又、可動接触子34の先端部形状が直刃状
の場合において両接触子32,34間の通電面積を広く
取ろうとする場合には、可動接触子34の先端部を可動
接触子34全体の長手方向へさらに長く延ばさざるを得
なかった。そのため、かかる長手方向に全体形状が大型
化した可動接触子34に軸線方向(図5において紙面と
直交する方向)へのガタやズレが生じた際には、先端部
における振れ幅が軸線方向へ大きくなってしまい、可動
接触子34を固定接触子32に接触させることができ
ず、開閉動作を円滑に行えなくなるという問題があっ
た。
【0007】更に、可動接触子34の先端部形状が直刃
状の場合には、可動接触子34において投入時における
固定接触子32との接触対応領域L2を直刃状をなす先
端部の上下幅以上には確保できないという制約がある。
そのため、かかる直刃状の可動接触子34に上下方向へ
のガタやズレが生じた際には、図6に示すように、固定
接触子32との接触部分が小さくなってしまい、通電面
積が十分に確保できなくなるという問題もあった。
【0008】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたものであり、その第1の目的は、ブレード接触又
は刃形接触様式の接点構造において、接点開放時に発生
するアークにより接点構造が悪影響を受けることを防止
することにある。又、第2の目的は、接点開放に伴うア
ークの移行遮断を簡単な構成により可能として装置全体
のコスト低減を図ることにある。更に、第3の目的は、
接点構造を大型化することなく通電面積を十分に確保し
つつ開閉動作の円滑を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、固定接触子に対応してブレー
ド状可動接触子を回動可能に支持し、可動接触子の投入
方向への回動に伴い両接触子を接触させる一方、可動接
触子の開放方向への回動に伴い両接触子を離間させるよ
うにした開閉装置における接点構造において、前記可動
接触子の投入方向側における側縁には、投入時において
固定接触子と接触する通電部よりも基端部側の位置に、
アーク遮断部を設けたことを要旨としている。
【0010】又、請求項2の発明は、前記請求項1の発
明において、前記アーク遮断部は可動接触子の長手方向
において所定幅の開口を有する切欠凹部であることを要
旨としている。
【0011】更に、請求項3の発明は、前記請求項2の
発明において、前記可動接触子には投入時に固定接触子
に対して長手方向が交差して摺接する直状片部と同直状
片部から基端部側へ屈曲して連続する接続片部とが設け
られ、前記通電部は直状片部の側面に設けられ、前記切
欠凹部は直状片部の基端部側縁と接続片部の先端部側縁
との間に設けられていることを要旨としている。
【0012】従って、請求項1の発明では、投入位置に
ある可動接触子を開放方向へ回動させると、可動接触子
が固定接触子から離間する際に両接触子間にはアークが
発生する。そして、このアークは可動接触子の開放方向
への回動に伴い引き延ばされながら可動接触子の長手方
向に沿って可動接触子の通電部から可動接触子の基端部
側へ移行しようとする。しかし、このアークの移行は可
動接触子における前記通電部と基端部との間のアーク遮
断部にて遮断される。
【0013】又、請求項2の発明では、前記請求項1の
発明の作用に加えて、可動接触子の投入方向側における
側縁に切欠凹部を形成すれば、その切欠凹部にて接点開
放に伴うアークの移行が遮断される。
【0014】更に、請求項3の発明では、前記請求項2
の発明の作用に加えて、直状片部を固定接触子と交差す
る方向へ長くすれば、可動接触子全体の長さを長手方向
へ大きくすることなく、可動接触子における固定接触子
との接触対応領域が広く確保される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明をガス開閉器におけ
る接点構造に具体化した一実施形態について図面を参照
しながら説明する。
【0016】図1に示すように、図示しない開閉器本体
のケース内部には消弧性ガス(SF6)が充填されてお
り、開閉器本体の左右両側壁11,12には電源側ブッ
シング13と負荷側ブッシング14が各相それぞれ対向
するように貫通固定されている(図1には一相分のみ図
示)。電源側ブッシング13の内端からは電源側導体1
5が露出し、この電源側導体15には固定電極となる断
面八角形状の固定接触子16が一体形成されている。こ
の固定接触子16は上部が長手方向に沿って両側を八の
字状のテーパー面とする案内部16aとなっており、中
央両側面が通電接触面16bとなっている。一方、負荷
側ブッシング14の内端からは負荷側導体17が露出
し、この負荷側導体17には可動電極となる可動接触子
18の基端部が軸19を介して回動可能に支持されてい
る。
【0017】前記可動接触子18は、図2に示すよう
に、前後一対の接触刃18a,18bからなり、各接触
刃18a,18bはそれぞれ同一形状の導電性ブレード
片が各2枚重合して構成されている。又、可動接触子1
8の長手方向ほぼ中央部には軸ピン20を介して駆動レ
バー21の先端部が回動可能に連結支持され、この駆動
レバー21の基端部は軸ピン22を介して図示しない開
閉駆動機構に連係されている。即ち、この開閉駆動機構
による駆動レバー21の駆動に基づき可動接触子18は
前記軸ピン19を回動支点として固定接触子16に接触
する投入方向又は固定接触子16から離間する開放方向
へ回動するようになっている。又、前記軸ピン19,2
0の各両端部にはネジ23が螺着されており、各ネジ2
3の頭部23aと前記各接触刃18a,18b外面との
間において軸ピン19,20の各外周面上にはコイルス
プリング24が介装されている。
【0018】前記可動接触子18を構成する各接触刃1
8a,18bにおいて、軸ピン20よりも先端部側は鎌
形状に形成されている。即ち、各接触刃18a,18b
の先端部には、図3に示すように、投入時において固定
接触子16とほぼ直角に交差する直状片部25が設けら
れ、この直状片部25から基端部側へは接続片部26が
屈曲して連続形成されている。そして、両接触刃18
a,18bにおける直状片部25の各内側面が投入時に
おいて固定接触子16の通電接触面16bに接触する通
電部27とされている。従って、両通電部27は前記コ
イルスプリング24の付勢力に基づき投入時には所定の
接触圧で固定接触子16の両通電接触面16bを前後両
側から接触状態で挟圧するようになっている。
【0019】又、前記両接触刃18a,18bにおいて
直状片部25の基端部側縁25aと接続片部26の先端
部側縁26aとの間はアーク遮断部としての切欠凹部2
8になっている。この切欠凹部28は、図1及び図3に
示すように、可動接触子18の長手方向においてその開
口28aが所定幅を有する略三角形状となるように切欠
形成されている。即ち、切欠凹部28における開口28
aの幅は、接点開放後におけるアークの移行が直状片部
25の下端縁部25bから接続片部26の先端部側縁2
6aへ当該開口28aを飛び越えて移行し得ない距離だ
け離間する大きさとされている。
【0020】次に、以上のように構成された開閉器にお
ける接点構造について、その作用を説明する。まず、図
3に示す投入状態において、固定接触子16はその通電
接触面16bを可動接触子18における直状片部25の
両通電部27により接触状態で挟圧されている。そし
て、前記通電接触面16bと通電部27との接触部分に
より通電面積が確保されている。
【0021】さて、この投入状態から、図示しない開閉
駆動機構の駆動力に基づき駆動レバー21が引き上げら
れると、可動接触子18は軸ピン19を回動支点として
開放方向へ回動する。すると、可動接触子18における
前記直状片部25は通電部27を固定接触子16の通電
接触面16bに摺接させながら可動接触子18の回動軌
跡に沿うように移動する。そして、可動接触子18が更
に開放方向へ回動されると、前記直状片部25における
通電部27は摺接する対象が通電接触面16bから案内
部16aに移り、ついには案内部16aからも離間す
る。
【0022】前記通電部27が案内部16aから離間す
ると、図4に示すように、固定接触子16の案内部16
aと可動接触子18の直状片部25における下端縁部2
5bとの間には接点開放に伴うアークIが発生する。そ
して、このアークIは可動接触子18の開放方向への回
動に伴い引き延ばされながら、前記直状片部25の下端
縁部25bを可動接触子18の長手方向に沿って基端部
側へ移行し始める。しかし、直状片部25と接続片部2
6との間に切欠凹部28があるため、前記アークIは直
状片部25の基端部側縁25aから切欠凹部28の開口
28aを飛び越えてまで接続片部26の基端部側縁26
aへ移行することはない。従って、接点開放後における
アークIの移行は切欠凹部28において遮断され、可動
接触子18の基端部側への移行が阻止される。
【0023】一方、図1に示す開放状態から、図示しな
い開閉駆動機構の駆動力に基づき駆動レバー21が押し
下げられると、可動接触子18は軸ピン19を回動支点
として投入方向へ回動する。すると、可動接触子18に
おける両直状片部25は固定接触子16の案内部16a
との摺接に基づき拡開され、可動接触子18が更に開放
方向へ回動されると、各直状片部25は固定接触子16
の前後両通電接触面16bにそれぞれ前後両側から所定
の接触圧でもって接触する。そして、その際に通電接触
面16bと接触する部分が通電部27とされる。
【0024】又、その際、直状片部25はその内側面全
体が固定接触子16の通電接触面16bに対する接触対
応領域L1とされる。つまり、可動接触子18における
直状片部25は固定接触子16と交差する方向、即ち、
上下方向へ位置的にズレが生じたとしても、その広い接
触対応領域L1のいずれかの部分が固定接触子16の通
電接触面16bの上下方向全体と確実に接触する。従っ
て、固定接触子16における通電接触面16bを基準と
する所定の通電面積が確保される。
【0025】又、前記接触対応領域L1を広くするため
には、可動接触子18の先端部に位置する直状片部25
を投入時において固定接触子16とほぼ直角に交差する
方向へ長くするだけで良い。即ち、前記接触対応領域L
1を広くするための構成として、ブレード状をなす可動
接触子18の長さをその全体形状における長手方向へ大
きくする必要はない。
【0026】本実施形態では開閉器における接点構造を
以上のように構成したことにより、次のような効果を奏
する。 (1)接点開放後に可動接触子18における直状片部2
5の下端縁部25bを可動接触子18の長手方向に沿っ
て基端部側へ移行しようとするアークIについては、直
状片部25と接続片部26との間の切欠凹部28にて確
実に移行が阻止され、アークIの発生箇所は直状片部2
5bに固定され、消弧性ガスにて確実に遮断できる。従
って、グリッド等の他の消弧装置を必要としないばかり
か、接点構造がアーク移行による悪影響を受けることを
防止できる。 (2)又、前記アークIの移行遮断は、可動接触子18
の投入方向側となる側縁に所定幅の開口28aを有する
切欠凹部28を形成するだけで達成できる。そのため、
部材点数を増加させることなく簡単な構成でアークIの
移行遮断を図れるので、開閉器全体のコスト低減に寄与
することができる。 (3)可動接触子18は直状片部25の内側面全体が通
電接触面16bに対する接触対応領域L1となるため、
固定接触子16に対して可動接触子18が上下方向へ位
置的にズレを生じたとしても、通電接触面16bを基準
とする所定の通電面積を確保することができる。 (4)又、前記接触対応領域L1を広く確保するには、
可動接触子18をその全体形状における長手方向へ大型
化させなくても、通電部27が設けられる直状片部25
を投入時に固定接触子16とほぼ直角に交差する方向へ
長くするだけで良い。そのため、可動接触子18に軸ピ
ン19の軸線方向へのガタやズレが生じた場合において
も、通電部27のある直状片部25の振れ幅は大きくな
らず、投入時には案内部16aにより両直状片部25を
確実に投入方向へ案内できる。従って、接点構造を大型
化することなく、可動接触子18における通電部27と
固定接触子16における通電接触面16bとの接触状態
を良好に確保して開閉動作の円滑を図ることができる。 (5)更に、可動接触子18の先端部形状を直状片部2
5と接続片部26との連続形成により鎌形状とし、アー
ク遮断部としての切欠凹部28を直状片部25の基端部
側縁25aと接続片部26の先端部側縁26aとの間の
空隙で構成した。従って、可動接触子18の軽量化を図
りながら、同時に、アークIの移行遮断を簡単な構成で
図ることができる。
【0027】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、以下のように構成することも可能
である。 (イ)前記実施形態では可動接触子18の先端部形状を
鎌形とし、直状片部25の基端部側縁25aと接続片部
26の先端部側縁26aとの間の空隙部分を切欠凹部2
8としたが、切欠凹部の形成態様はこれに限定されな
い。即ち、可動接触子18の先端部形状は直刃状とした
ままでも、その投入方向側となる側縁において通電部よ
りも基端部側となる位置に可動接触子全体の長手方向に
おいて所定幅の開口を有するように切欠凹部を形成すれ
ば良い。このように構成しても、その切欠凹部にてアー
クの移行遮断を図ることができる。 (ロ)前記実施形態では可動接触子18における直状片
部25を投入時に固定接触子16とほぼ直角に交差する
ように構成したが、直状片部はその長手方向が投入時に
おいて固定接触子と交差するならば、直角でなく斜めに
交差する構成でも良い。このようにしても、接触対応領
域L1を広く確保することができる。 (ハ)前記実施形態ではアーク遮断部を切欠凹部28に
て構成したが、所定幅の絶縁体を可動接触子18の投入
方向側となる側縁に種着するようにしても良い。このよ
うにしても、その絶縁体がアーク遮断部として作用し、
アークの移行遮断を図ることができる。 (ニ)前記実施形態では開閉器における接点構造に具体
化したが、遮断器等その他の開閉装置における接点構造
に具体化することも可能である。
【0028】次に、前記実施形態から把握できる請求項
記載発明以外の技術的思想をその効果と共に記載する。
請求項3に記載の開閉装置における接点構造において、
可動接触子は少なくとも先端部形状が直状片部と接続片
部とにより鎌形状に形成されている開閉装置における接
点構造。このように構成すれば、アーク遮断部を簡単な
構成で形成できるばかりでなく、可動接触子の軽量化を
も同時に図ることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、接点開放に伴
い発生したアークが可動接触子の基端部側へ移行するの
をアーク遮断部にて確実に阻止できるので、かかるアー
クの移行により接点構造が悪影響を受けることを防止で
きる。
【0030】又、請求項2の発明によれば、前記請求項
1の発明の効果に加えて、接点開放後におけるアークの
移行遮断を部材点数を増加させることなく簡単な構成で
行えるので、開閉器の小型化とコスト低減に寄与するこ
とができる。
【0031】更に、請求項3の発明によれば、前記請求
項2の発明の効果に加えて、接点構造を大型化すること
なく十分な通電面積を良好に確保して開閉動作の円滑を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるケース内接点構造の概略
を示す正面図。
【図2】 同じく、その平面図。
【図3】 同じく、その投入状態を示す正面図。
【図4】 同じく、その開放状態を示す正面図。
【図5】 従来のケース内接点構造の概略を示す正面
図。
【図6】 同じく、その投入状態の一例を示す正面図。
【符号の説明】
16…固定接触子、18…可動接触子、25…直状片
部、25a…直状片部の基端部側縁、26…接続片部、
26a…接続片部の先端部側縁、27…通電部、28…
アーク遮断部としての切欠凹部、28a…開口。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接触子に対応してブレード状可動接
    触子を回動可能に支持し、可動接触子の投入方向への回
    動に伴い両接触子を接触させる一方、可動接触子の開放
    方向への回動に伴い両接触子を離間させるようにした開
    閉装置における接点構造において、 前記可動接触子の投入方向側における側縁には、投入時
    において固定接触子と接触する通電部よりも基端部側の
    位置に、アーク遮断部を設けた開閉装置における接点構
    造。
  2. 【請求項2】 前記アーク遮断部は可動接触子の長手方
    向において所定幅の開口を有する切欠凹部である請求項
    1に記載の開閉装置における接点構造。
  3. 【請求項3】 前記可動接触子には投入時に固定接触子
    に対して長手方向が交差して摺接する直状片部と同直状
    片部から基端部側へ屈曲して連続する接続片部とが設け
    られ、前記通電部は直状片部の側面に設けられ、前記切
    欠凹部は直状片部の基端部側縁と接続片部の先端部側縁
    との間に設けられている請求項2に記載の開閉装置にお
    ける接点構造。
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