JP4029488B2 - 多点切り回路遮断器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、2接点対により開閉を行う回路遮断器に関し、特に、接点の接触を安定化する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、例えば特開平6−325678号公報に示された従来の多点切り回路遮断器の一部を切り欠いて示した側断面図である。図8は電源側端子と中間端子の関係を示す説明図である。図9は図7に示す多点切り回路遮断器の可動接触子部を示す平面図である。図10は図9のA−A線に沿う断面図である。図において、1はベース、2はカバー、3はハンドルであり、いずれもモールド絶縁材料で形成されている。4は耐アーク性のモールド絶縁材料で形成されたカートリッジケースであり、ベース1の内部に装着されている。5はカートリッジケース4に装着された電源側端子であり、図8に示すように、外部電線を接続する第一の導体5aと、この第1の導体5aからカートリッジケース4の底面方向に直角に折り曲げられた第2の導体部5bと、この第2の導体部5bから直角に折り曲げられ、図8に示すようにカートリッジケース4の外周に沿って延長された第3の導体部5cと、この第3の導体部5cから直角に折り曲げられると共に、斜面になるように形成された第4の導体部5dとで形成されている。上記の第4の導体部5dの部分はカートリッジケース4の内部にあって固定接点6が固着されている。
【0003】
20は中間端子であり、一端に斜面を有する導体部20aが形成されている。この導体部20aはカートリッジケース4の内部にあって、図8に示すように電源側端子の第4の導体部5dに並置され固定接点21が固着されている。中間端子20の他端は引外し装置(図示せず)に電流を供給する接続導体23に電気的に接続されている。22は接続ねじである。25は開閉機構、26は消弧装置であり、固定接点6及び21のそれぞれの位置に対応してカートリッジケース4の内部に設置されている。
【0004】
7はコ字状のフォーク形可動子であり、図9に示すように、一対の接点アーム7a,7bの先端部に可動接点8、9が固着されている。10は可動子アームであり、一端が可動子7のベース導体7cに固着され、剛体化されている。可動子アーム10の他端は、絶縁材料で形成されたクロスバー15に配設された可動子ピン16により回動自在に軸支されている。17は接圧ばねであり、一対の巻線部17aはクロスバー15凹部15aに嵌め込みされ、作動部17bは可動子7の凹部7dに係合し、図10に示すように、可動子7を反時計方向(矢印B方向)に付勢している。なお、図11は従来の多点切り回路遮断器を示す拡大側断面図であり、電源側端子5および接圧ばね17などの詳細を示す。
【0005】
次に、従来の多点切り回路遮断器の接触安定化技術について説明する。
ベース1に装着された電源側端子5の固定接点6と中間端子20の固定接点21の関係について、両固定接点6,21の位置に対し、可動子7の位置からの間隔に違いが生じる場合がある。即ち、部品の加工誤差あるいは組立て誤差などにより、各部品の位置が変化することがある。通常は、この位置の変化に対応するために、可動子アーム10の貫通孔10aと可動子ピン16との隙間により、可動子アーム10を可動子ピン16に対して傾動できるようになされている。この傾動により、接点接触安定化を図る構造になっている。
【0006】
また、回路遮断器に流れる電流は、電源端子5の第1の導体5a→第2の導体5b→第3の導体5c→第4の導体5d→固定接点6→可動接点9→可動子7の接点アーム7b→ベース導体7c→接点アーム7a→可動接点8→固定接点21→中間端子20→接続端子23→引き外し装置(図示せず)→負荷側端子(図示せず)のように流れる。このように、固定接点6と固定接点21を可動子7により橋絡することにより回路遮断器が閉合状態(ONの状態)になるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の多点切り回路遮断器では、電源側端子5の固定接点6と、中間端子20の固定接点21の関係について、可動子7からの間隔に違いが生じた場合に、可動子ピン16と可動子アーム10間に接圧ばね17による付勢力が作用しているために、その付勢力が可動子アーム10の可動子ピン16に対する傾動に対して障害となり、固定接点6および21と、可動接点8および9との間で、安定した接触が得られないという問題点があった。
【0008】
また、電源端子5の第2の導体5bに流れる電流は、可動子7のベース導体7cに流れる電流の方向と反対方向(図8において矢印方向で示す)になるよう配設されている。従って、電路に短絡電流が流れて、開閉機構25により可動子7の可動接点8,9が固定接点6,21から開離しようとするときに、電源端子5の第2の導体5bと可動子7のベース導体7cとの間に電磁反発力が発生し、可動子7が可動子ピン16を支点に矢印C方向(図11に示す)に開離しようとするのを妨げ、短絡遮断時の可動子7の開離速度を遅らせるので、遮断性能が低下するという問題点があった。
【0009】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、2接点対により開閉を行う回路遮断器において、接点の接触安定信頼性が高く、短絡遮断性能の優れた多点切り回路遮断器を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る多点切り回路遮断器においては、電源端子に接続された第一の固定接点と、引外し装置に接続された第二の固定接点と、開閉機構により開閉駆動され、閉合の際に両固定接点を橋絡するように両端部に可動接点を設けた橋絡接触子とを備えるものにおいて、開閉機構により開閉駆動される可動接触子アームの先端に設けたボス部に、橋絡接触子の連結孔を挿入させることで、この連結孔を回動中心として、可動接点を固定接点の方向にシーソー状に回動せしめたものである。
【0011】
また、橋絡接触子をコ字状に形成して両端部に可動接点を設けると共に、電源端子に接続され第一の固定接点を有する第一導体及び引外し装置に接続され第二の固定接点を有する第二導体並びに第二導体の一部に形成された折曲部を、コ字状橋絡接触子の一方の端部電路及び他方の端部電路並びに中央電路にそれぞれ対向させて配置し、各対向電路及び導体に互いに逆方向の電流が流れるようにすることにより、短絡電流発生時に橋絡接触子を電磁反発させるようにしたものである。
【0012】
さらにまた、橋絡接触子に設けられた可動接点のどちらか一方が固定接点に接触した状態において、可動接触子アームに回動可能に支承される橋絡接触子に設けられた連結孔の中心位置を、橋絡接触子に設けられた可動接点と固定接点との接触点よりもベースの底面側に配設したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の一実施の形態の多点切り回路遮断器を示す断面図である。図2は、図1の多点切り回路遮断器の可動接触子部を示す斜視図である。図3は可動接触子部と固定接点の部分の関係を示す斜視図である。図において、51はベース、52はカバーであり、いずれも合成樹脂で形成されている。53はベース51に装着された電源端子であり、先端に第一の固定接点54が固着されている。55は引外し装置72に接続される接続導体であり、第一の固定接点54と同様の第二の固定接点56が固着されている。第一の固定接点54と第二の固定接点56は図3に示すように近接して並置されている。
【0014】
57は例えば銅または銅合金材料でコ字状に形成された橋絡接触子であり、ベース導体57aに連結孔57bを有し、平行に伸びる2つの接点アーム57c,57dの先端部にそれぞれ可動接点58,59が固着されている。この橋絡接触子57により、第一の固定接点54と第二の固定接点56の間が橋絡されて回路遮断器が閉合状態(ONの状態)になされる。60は可動接触子アームであり、例えば合成樹脂材料等の絶縁材料で形成するか、または金属板を塑性加工して形成した後に表面に絶縁処理を施して形成し、一端に橋絡接触子57の連結孔57bと係合するボス部60aと、このボス部60aから突出する一対の突起60bと、他端に接圧ばね61と可動子ピン62によりクロスバー63に保持される保持部60cを有している。橋絡接触子57は、可動接触子アーム60のボス部60aに回動自在に挿入され、ボス部60a及び先端の突起60bにより可動接点58,59が固定接点54,56と対向するように位置決めされる。位置決めされた状態で、図3において一点鎖線の矢印D−Eで示すようにシーソー状に回動できるようになされている。
【0015】
図1において、可動子アーム60は、接圧ばね61により可動子ピン62を中心に時計回り方向に付勢されている。従って、回路遮断器の閉合時には、橋絡接触子57の可動接点58,59により、電源端子53の第一の固定接点54と接続導体55の第二の固定接点56の間を橋絡するように構成されている。なお、70は起倒形のハンドル、71はハンドル70または過電流引外し装置72により駆動される開閉機構、72は周知の引き外し装置、73は消弧装置である。
【0016】
このように構成された多点切り回路遮断器においては、固定接点54、56の位置の違いにより生じる接触圧力のアンバランスを、コ字状の橋絡接触子57の連結孔57bと可動接触子アーム60のボス部60aとのクリアランスによりシーソー状に回転させて吸収することができるので、信頼性の高い接点の接触安定化が図れる。
【0017】
実施の形態2.
図3は、図1の多点切り回路遮断器の接触子部と固定接点の部分の関係を詳細に示す拡大斜視図である。図において、コ字状の橋絡接触子57と電源端子53および接続導体55の関係は、接点アーム57cの電路に対向するように第一導体すなわち電源端子導体53aが配設され、接点アーム57dの電路に対向するように第二導体すなわち第1の接続導体55aが配設され、中央電路であるベース導体57aに対向するように、第1の接続導体55aの一部に形成された屈曲部すなわち第2の接続導体55bが配設されている。
【0018】
上記のような関係に配設することにより、コ字状の橋絡接触子57と電源端子53および接続導体55のそれぞれの電路・導体に流れる電流の方向は、図3に矢印で示すように互いに流れる向きが反対方向となるように構成される。この構成により、橋絡接触子57の各電路57a、57cおよび57dと対向する電源端子53および接続導体55の導体との間に電磁反発力を得ることができる。この電磁反発力により短絡遮断時により速く橋絡接触子57を開離することができ、遮断性能を向上させることができる。
【0019】
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3の多点切り回路遮断器を示す側断面図である。図5は、図4に示す多点切り回路遮断器の可動接触子部を示す分解拡大斜視図である。図6は、橋絡接触子の回転中心位置と、接点の接触位置との関係を示す説明図である。図において、51〜56、61〜63、70〜72は、上記実施の形態1と同様のものであり、その説明を省略する。図5に示す157は橋絡接触子であり、例えば銅または銅合金材料でコ字状に形成され、ベース導体157aに連結孔157bを有し、平行に伸びる2つの接点アーム157c,157dの先端部にそれぞれ可動接点158,159が固着されている。この橋絡接触子157により、第一の固定接点54と第二の固定接点56の間が橋絡されて回路遮断器が閉合状態(ONの状態)になされる。
【0020】
160は実施の形態1の可動接触子アーム60とほぼ同様な形状に形成された可動接触子アームであり、例えば合成樹脂材料等の絶縁材料で形成するか、または金属板を塑性加工して形成した後に表面に絶縁処理を施して形成し、一端に橋絡接触子157の連結孔157bと係合するボス部160aと、このボス部160aから突出する一対の突起160bと、他端に接圧ばね61と可動子ピン62によりクロスバー63に保持される保持部160cを有している。
なお、橋絡接触子157の連結孔157bの位置は、図4に示すように、可動接触子アーム160に橋絡接触子157が組込まれ、橋絡接触子157に設けられた可動接点158、159のいずれか一方が固定接点54、56のいずれか一方に接触した状態において、図1に示す橋絡接触子57の連結孔57bの位置よりもベース51の底面51a側に近づけて配設、すなわち接続導体55の方向に移動させて形成している。
【0021】
橋絡接触子157は、可動接触子アーム160のボス部160aに回動自在に挿入され、ボス部160a及び先端の突起160bにより可動接点158,159が固定接点54,56と対向するように位置決めされる。位置決めされた状態で、図3において一点鎖線の矢印D−Eで示すと同様にシーソー状に回動できるようになされている。
【0022】
また、橋絡接触子157の連結孔157bの中心位置すなわち橋絡接触子157がシーソー状に回動する回動中心位置C1は、図4に示すように、可動接触子アーム160に橋絡接触子157が組込まれ、可動接点158、159と固定接点54、56が接触した状態において、可動接点158、159と固定接点54、56との接触点よりも下側となるように、ベース51の底面51a側に近づけて配設、すなわち第二導体である第1の接続導体55aになるように構成されている。
【0023】
橋絡接触子157が固定接点54,56と接触する場合の動作状態を、図6に基づいて説明する。図6(A)は実施の形態1の構成における動作状態を示す説明図である。図において、54,56は固定接点の位置である。実線で示す可動接点158,159は、可動接点159が第二の固定接点56に接触し始めた時の位置である。C1は橋絡接触子157の可動接点159が、第二の固定接点56に接触し始めた時の、橋絡接触子157の連結孔157bの中心位置である。L1は連結孔157bの中心位置と、可動接点159が第二の固定接点56に接触し始めた時の可動接点159の端面までの距離である。
【0024】
斜線を付けて示す可動接点158,159は、両方の可動接点158,159が固定接点54,56に完全に接触した時の位置である。C2は両方の可動接点158,159が固定接点54,56に完全に接触した時の、橋絡接触子157の連結孔157bの中心位置である。Hは連結孔157bの中心位置C2と、可動接点158,159と固定接点54,56との接触点までの距離である。
【0025】
なお、連結孔157bの中心位置C1,C2は、可動接点158,159と固定接点54,56との接触点よりも上側すなわちベース51の底面51a側から遠ざかる位置に配設されている。この実施の形態1の構成によれば、可動接点159が、第二の固定接点56に接触し始めて完全に接触するには、可動接点159が矢印Mのように第二の固定接点56の上を押圧しながら滑り接触を完了するので、第二の固定接点56と可動接点159間の摩擦力が大きくなり、両方の可動接点158,159が固定接点54,56に完全に接触するまでに、可動接点158,159の浮き上がりや接触圧力のアンバランスが生じ易い。
【0026】
図6(B)は実施の形態3の動作状態を示す説明図である。図において、54,56は固定接点の位置である。可動接点158,159の位置、斜線を付けて示す可動接点158,159の位置、連結孔157bの中心位置C1,C2、およびHは、上述の図6(A)で説明したものと同様のものであり、その説明を省略する。
この実施の形態3の構成では、図4に示すように、橋絡接触子157に設けられた可動接点158,159のいずれか一方が固定接点54,56のいずれか一方に接触した状態において、橋絡接触子157の連結孔157bの中心位置C1は、可動接点158,159と固定接点54,56との接触点よりも下側となるように、ベース51の底面51a側に近づけて配設、すなわち第二導体である接続導体55側になるように構成されている。L2は連結孔157bの中心位置と、可動接点159が第二の固定接点56に接触し始めた時の可動接点159の端面までの距離である。
【0027】
この実施の形態3の構成によれば、可動接点159が第二の固定接点56に接触し始めて完全に接触するには、可動接点159が矢印Nのように回動しながら第二の固定接点56に接触を完了するが、連結孔157bの中心位置と、可動接点159が第二の固定接点56に接触し始めた時の可動接点159の端面までの距離L2が、図6(A)に示す距離L1より長くなるので、第二の固定接点56に接触する可動接点159の摩擦力が小さくなり、両方の可動接点158,159が両方の固定接点54,56に完全に接触するまでに、可動接点158,159の浮き上がりや接触圧力のアンバランスが生じ難くなり、スムーズにバランス良く接触するので、両方の接点の接触圧力が均一になるとともに、接点の消耗や溶着が少なくなる。
【0028】
なお、この実施の形態3の構成においては、連結孔157bの中心位置C2と、可動接点158,159と固定接点54,56との接触点までの距離をHとして説明したが、このHが零の時、すなわち連結孔157bの中心位置C2と、可動接点158,159と固定接点54,56との接触点が水平の位置にある時、固定接点54,56に接触する可動接点158,159の摩擦力が最も小さくなる。
【0029】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0030】
コ字状の橋絡接触子が、可動接触子アームのボス部を中心に回転可能となっているために、電路閉路時に2つの固定接点の位置の違いを吸収し、信頼性の高い安定した接点接触を得ることができる。
【0031】
また、コ字状の橋絡接触子の3辺全てに対向する電源端子および接続導体のそれぞれの電路・導体を、互いに電流の向きが反対になるように配置しているので、橋絡接触子に作用する電磁反発力が大きくなり、橋絡接触子をより速く高速開離させ、遮断性能が向上する。
【0032】
さらにまた、橋絡接触子に設けられた可動接点のどちらか一方が固定接点に接触した状態において、可動接触子アームに回動可能に支承される橋絡接触子に設けられた連結孔の中心位置を、橋絡接触子に設けられた可動接点と固定接点との接触点よりもベースの底面側に配設したので、両方の可動接点が固定接点に完全に接触するまでに、可動接点の浮き上がりや接触圧力のアンバランスが生じ難くなり、スムーズにバランス良く接触するので、両方の接点の接触圧力が均一になるとともに、接点の消耗や溶着が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の多点切り回路遮断器を示す側断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の可動接触子部を示す分解拡大斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態2の接触子部と固定接点の部分の関係を示す要部拡大斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態3の多点切り回路遮断器を示す側断面図である。
【図5】 図4に示す多点切り回路遮断器の可動接触子部を示す分解拡大斜視図である。
【図6】 この発明の橋絡接触子の回転中心位置と接点の接触位置との関係を示す説明図である。
【図7】 従来の多点切り回路遮断器を示す側断面図である。
【図8】 電源側端子と中間端子の関係を示す説明図である。
【図9】 従来の多点切り回路遮断器の可動接触子部を示す拡大平面図である。
【図10】 図9の線A−Aに沿う拡大断面図である。
【図11】 従来の多点切り回路遮断器を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
51 ベース、51a 底面、53 電源端子、54 第一の固定接点、
56 第二の固定接点、55 接続導体、55a 第1の接続導体、
55b 第2の接続導体、57,157 橋絡接触子、
58,59,158,159 可動接点、60,160 可動接触子アーム、
71 開閉機構、C1,C2 橋絡接触子の連結孔の中心位置。

Claims (3)

  1. 電源端子に接続された第一の固定接点と、引外し装置に接続された第二の固定接点と、開閉機構により開閉駆動され、閉合の際に上記両固定接点を橋絡するように両端部に可動接点を設けた橋絡接触子とを備えるものにおいて、上記開閉機構により開閉駆動される可動接触子アームを設け、上記可動接触子アームの先端に設けたボス部に、上記橋絡接触子の連結孔を挿入させることで、この連結孔を回動中心として、上記可動接点を上記固定接点の方向にシーソー状に回動せしめたことを特徴とする多点切り回路遮断器。
  2. 橋絡接触子をコ字状に形成して両端部に可動接点を設けると共に、電源端子に接続され第一の固定接点を有する第一導体及び引外し装置に接続され第二の固定接点を有する第二導体並びに上記第二導体の一部に形成された折曲部を、上記コ字状橋絡接触子の一方の端部電路及び他方の端部電路並びに中央電路にそれぞれ対向させて配置し、各対向電路及び導体に互いに逆方向の電流が流れるようにすることにより、短絡電流発生時に上記橋絡接触子を電磁反発させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の多点切り回路遮断器。
  3. 橋絡接触子に設けられた可動接点のどちらか一方が固定接点に接触した状態において、可動接触子アームに回動可能に支承される上記橋絡接触子に設けられた連結孔の中心位置を、上記橋絡接触子に設けられた上記可動接点と上記固定接点との接触点よりもベースの底面側に配設したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の多点切り回路遮断器。
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