JP2003168221A - 多層光記録媒体、記録データの記録方法、および記録装置 - Google Patents
多層光記録媒体、記録データの記録方法、および記録装置Info
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- G11B7/007—Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録データの記録および読み出しを迅速かつ
容易に実行し得る多層光記録媒体を提供する。 【解決手段】 記録データを記録するためのデータ記録
エリア3c,5cがそれぞれ形成された2層のL1記録
層3およびL0記録層5を基材2の一面側に積層して構
成した追記型または書換え型の多層光記録媒体1であっ
て、L1記録層3およびL0記録層5における各データ
記録エリア3c,5cに記録されるすべての記録データ
についてのデータ管理情報を記録するためのリードイン
エリア5aがL1記録層3およびL0記録層5のうちの
L0記録層5にのみ形成されている。
容易に実行し得る多層光記録媒体を提供する。 【解決手段】 記録データを記録するためのデータ記録
エリア3c,5cがそれぞれ形成された2層のL1記録
層3およびL0記録層5を基材2の一面側に積層して構
成した追記型または書換え型の多層光記録媒体1であっ
て、L1記録層3およびL0記録層5における各データ
記録エリア3c,5cに記録されるすべての記録データ
についてのデータ管理情報を記録するためのリードイン
エリア5aがL1記録層3およびL0記録層5のうちの
L0記録層5にのみ形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録データを記録
するためのデータ記録領域を備えたN層の記録層が少な
くとも基材の一面側に積層されて構成された追記型また
は書換え型の多層光記録媒体、多層記録媒体に対する記
録データの記録方法、およびその記録方法に従って記録
データを記録可能に構成された記録装置に関するもので
ある。
するためのデータ記録領域を備えたN層の記録層が少な
くとも基材の一面側に積層されて構成された追記型また
は書換え型の多層光記録媒体、多層記録媒体に対する記
録データの記録方法、およびその記録方法に従って記録
データを記録可能に構成された記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は、高密度かつ大容量である
点が注目され、様々な用途で使用されている。特に、使
用者による記録データの追記または書き換えが可能な光
記録媒体(追記型光記録媒体または書換え型光記録媒
体。以下、総称して「記録型光記録媒体」ともいう)
は、一般的なリムーバブル型磁気記録媒体と比較して、
大量の記録データを記録可能で、しかも記録データの記
録再生を短時間で行うことができる。このため、この種
の記録型光記録媒体は、リムーバブルストレージデバイ
スとして広く普及し始めている。この記録型光記録媒体
は、一例として、基本情報記録エリア(PCA(Power
Caribration Area)およびPMA(Program Memory Are
a )などのレコーディングインフォメーションエリ
ア)、リードインエリア、データ記録エリア(インフォ
メーションエリア)およびリードアウトエリアなどの各
エリアからなる記録層を備えている。また、この種の記
録型光記録媒体では、記録層に対して記録用レーザービ
ームまたは再生用レーザービーム(以下、区別しないと
きには「レーザービーム」ともいう)が照射されること
で記録データの記録または再生(記録データの読み出
し)が行われる。この場合、この記録型光記録媒体に記
録データを記録する際には、記録データのデータ内容に
応じて記録用レーザービームを照射することにより、再
生用レーザービームの光反射率を異ならしめるピットを
記録層に形成する。このピットの形成によって、記録デ
ータがデータ記録エリアに記録されると共に、その記録
データの記録位置やファイルネームなどを示すデータ管
理情報がリードインエリア記録される。
点が注目され、様々な用途で使用されている。特に、使
用者による記録データの追記または書き換えが可能な光
記録媒体(追記型光記録媒体または書換え型光記録媒
体。以下、総称して「記録型光記録媒体」ともいう)
は、一般的なリムーバブル型磁気記録媒体と比較して、
大量の記録データを記録可能で、しかも記録データの記
録再生を短時間で行うことができる。このため、この種
の記録型光記録媒体は、リムーバブルストレージデバイ
スとして広く普及し始めている。この記録型光記録媒体
は、一例として、基本情報記録エリア(PCA(Power
Caribration Area)およびPMA(Program Memory Are
a )などのレコーディングインフォメーションエリ
ア)、リードインエリア、データ記録エリア(インフォ
メーションエリア)およびリードアウトエリアなどの各
エリアからなる記録層を備えている。また、この種の記
録型光記録媒体では、記録層に対して記録用レーザービ
ームまたは再生用レーザービーム(以下、区別しないと
きには「レーザービーム」ともいう)が照射されること
で記録データの記録または再生(記録データの読み出
し)が行われる。この場合、この記録型光記録媒体に記
録データを記録する際には、記録データのデータ内容に
応じて記録用レーザービームを照射することにより、再
生用レーザービームの光反射率を異ならしめるピットを
記録層に形成する。このピットの形成によって、記録デ
ータがデータ記録エリアに記録されると共に、その記録
データの記録位置やファイルネームなどを示すデータ管
理情報がリードインエリア記録される。
【0003】一方、従来の一般的な記録型光記録媒体よ
りも大量の記録データを記録可能とする記録型光記録媒
体として、出願人は、図7に示す多層光記録媒体51を
開発している。この多層光記録媒体51は、一例として
書換え型の片面2層光記録媒体であって、中心部に装着
用中心孔Hが形成された平板状(一例として円板状)の
基材2の上に、L1記録層3、スペーサ層4、L0記録
層5およびカバー層6が順に積層されて構成されてい
る。この多層光記録媒体51では、L1記録層3および
L0記録層5の2つの記録層を備えたことで、従来の記
録型光記録媒体に対して2倍の記録データを記録するこ
とが可能となっている。この場合、基材2は、樹脂材料
を用いて製造され、カバー層6側の表面(同図中の上
面)には、グルーブ(案内溝)やランド等の微細凹凸
(図示せず)が形成されている。L1記録層3は、基材
2の微細凹凸上に、レーザービームを反射する反射膜、
記録用レーザービームの照射によって光学的定数が変化
する相変化膜、および相変化膜を保護する保護膜などを
積層して構成されている。スペーサ層4は、光透過性樹
脂で形成され、カバー層6側の表面にグルーブやランド
等の微細凹凸(図示せず)が形成されている。L0記録
層5は、スペーサ層4の微細凹凸上に相変化膜や保護膜
などを積層して構成されている。カバー層6は、L0記
録層5を覆うようにして光透過性樹脂で薄膜状に形成さ
れている。この多層光記録媒体51では、同図の矢印A
の向きでレーザービームが照射されることで、L0記録
層5およびL1記録層3に対する記録データの記録や、
L0記録層5およびL1記録層3からの記録データの読
み出しが行われる。
りも大量の記録データを記録可能とする記録型光記録媒
体として、出願人は、図7に示す多層光記録媒体51を
開発している。この多層光記録媒体51は、一例として
書換え型の片面2層光記録媒体であって、中心部に装着
用中心孔Hが形成された平板状(一例として円板状)の
基材2の上に、L1記録層3、スペーサ層4、L0記録
層5およびカバー層6が順に積層されて構成されてい
る。この多層光記録媒体51では、L1記録層3および
L0記録層5の2つの記録層を備えたことで、従来の記
録型光記録媒体に対して2倍の記録データを記録するこ
とが可能となっている。この場合、基材2は、樹脂材料
を用いて製造され、カバー層6側の表面(同図中の上
面)には、グルーブ(案内溝)やランド等の微細凹凸
(図示せず)が形成されている。L1記録層3は、基材
2の微細凹凸上に、レーザービームを反射する反射膜、
記録用レーザービームの照射によって光学的定数が変化
する相変化膜、および相変化膜を保護する保護膜などを
積層して構成されている。スペーサ層4は、光透過性樹
脂で形成され、カバー層6側の表面にグルーブやランド
等の微細凹凸(図示せず)が形成されている。L0記録
層5は、スペーサ層4の微細凹凸上に相変化膜や保護膜
などを積層して構成されている。カバー層6は、L0記
録層5を覆うようにして光透過性樹脂で薄膜状に形成さ
れている。この多層光記録媒体51では、同図の矢印A
の向きでレーザービームが照射されることで、L0記録
層5およびL1記録層3に対する記録データの記録や、
L0記録層5およびL1記録層3からの記録データの読
み出しが行われる。
【0004】この場合、この多層光記録媒体51のL1
記録層3およびL0記録層5は、従来の一般的な記録型
光記録媒体の記録層とほぼ同様のエリア構造となってい
る。具体的には、L1記録層3は、内周側から順に、基
本情報記録エリア3b、リードインエリア3a、データ
記録エリア3c、およびリードアウトエリア3dが形成
されて構成されている。また、L0記録層5は、L1記
録層3と同様にして、内周側から順に、基本情報記録エ
リア5b、リードインエリア5a、データ記録エリア5
c、およびリードアウトエリア5dが形成されて構成さ
れている。この場合、基本情報記録エリア3bは、L1
記録層3用のPCAおよびPMAなどで構成され、基本
情報記録エリア5bは、L0記録層5用のPCAおよび
PMAなどで構成されている。また、リードインエリア
3aには、データ記録エリア3cに記録された記録デー
タDd,Dd・・についてのデータ管理情報Dtが記録
され、リードインエリア5aには、データ記録エリア5
cに記録された記録データDd,Dd・・についてのデ
ータ管理情報Dt(TOC)が記録される。
記録層3およびL0記録層5は、従来の一般的な記録型
光記録媒体の記録層とほぼ同様のエリア構造となってい
る。具体的には、L1記録層3は、内周側から順に、基
本情報記録エリア3b、リードインエリア3a、データ
記録エリア3c、およびリードアウトエリア3dが形成
されて構成されている。また、L0記録層5は、L1記
録層3と同様にして、内周側から順に、基本情報記録エ
リア5b、リードインエリア5a、データ記録エリア5
c、およびリードアウトエリア5dが形成されて構成さ
れている。この場合、基本情報記録エリア3bは、L1
記録層3用のPCAおよびPMAなどで構成され、基本
情報記録エリア5bは、L0記録層5用のPCAおよび
PMAなどで構成されている。また、リードインエリア
3aには、データ記録エリア3cに記録された記録デー
タDd,Dd・・についてのデータ管理情報Dtが記録
され、リードインエリア5aには、データ記録エリア5
cに記録された記録データDd,Dd・・についてのデ
ータ管理情報Dt(TOC)が記録される。
【0005】この多層光記録媒体51に記録データD
d,Dd・・を記録する際には、まず、多層光記録媒体
51を記録装置に装填する。これに応じて、記録装置
は、装填された多層光記録媒体51を所定の回転速で回
転させると共にリードインエリア5a,3aの上にピッ
クアップを移動させ、その状態でレーザービームを出射
してフォーカシングすることにより、例えばリードイン
エリア5aに焦点を合わせる。次に、記録装置は、リー
ドインエリア5aにウォブルまたはプリピットで記録さ
れているディスク情報Diと、ピットによって記録され
ているデータ管理情報Dtとを順次読み出す。この際
に、記録装置は、ディスク情報Diに基づいて、その媒
体が書換え型の片面2層光記録媒体であると判別すると
共に、データ管理情報Dtに基づいて、データ記録エリ
ア5cの空き領域(記録データDdが記録されていない
領域)を特定し、いずれの記録位置から記録データDd
の記録を開始するかを決定する。この場合、未使用の多
層光記録媒体51にはデータ管理情報Dtが記録されて
いない。したがって、リードインエリア5aにデータ管
理情報Dtが存在しないときには、記録装置は、データ
記録エリア5cのすべてが空き領域と判別してその先頭
位置から記録データDdの記録を開始する旨を決定す
る。また、記録データDdがデータ記録エリア5cに既
に記録されている多層光記録媒体51では、その記録デ
ータDdの記録位置を示すデータ管理情報Dtがリード
インエリア5aに記録されている。したがって、記録装
置は、読み出したデータ管理情報Dtに基づいて特定し
た空き領域の先頭位置から記録データDdの記録を開始
する旨を決定する。次いで、記録装置は、基本情報記録
エリア5bの上にピックアップを移動させ、データ記録
エリア5cに対する記録データDdの記録に際して適当
なレーザーパワーを所定の手順に従って確定する。
d,Dd・・を記録する際には、まず、多層光記録媒体
51を記録装置に装填する。これに応じて、記録装置
は、装填された多層光記録媒体51を所定の回転速で回
転させると共にリードインエリア5a,3aの上にピッ
クアップを移動させ、その状態でレーザービームを出射
してフォーカシングすることにより、例えばリードイン
エリア5aに焦点を合わせる。次に、記録装置は、リー
ドインエリア5aにウォブルまたはプリピットで記録さ
れているディスク情報Diと、ピットによって記録され
ているデータ管理情報Dtとを順次読み出す。この際
に、記録装置は、ディスク情報Diに基づいて、その媒
体が書換え型の片面2層光記録媒体であると判別すると
共に、データ管理情報Dtに基づいて、データ記録エリ
ア5cの空き領域(記録データDdが記録されていない
領域)を特定し、いずれの記録位置から記録データDd
の記録を開始するかを決定する。この場合、未使用の多
層光記録媒体51にはデータ管理情報Dtが記録されて
いない。したがって、リードインエリア5aにデータ管
理情報Dtが存在しないときには、記録装置は、データ
記録エリア5cのすべてが空き領域と判別してその先頭
位置から記録データDdの記録を開始する旨を決定す
る。また、記録データDdがデータ記録エリア5cに既
に記録されている多層光記録媒体51では、その記録デ
ータDdの記録位置を示すデータ管理情報Dtがリード
インエリア5aに記録されている。したがって、記録装
置は、読み出したデータ管理情報Dtに基づいて特定し
た空き領域の先頭位置から記録データDdの記録を開始
する旨を決定する。次いで、記録装置は、基本情報記録
エリア5bの上にピックアップを移動させ、データ記録
エリア5cに対する記録データDdの記録に際して適当
なレーザーパワーを所定の手順に従って確定する。
【0006】続いて、記録装置は、リードインエリア5
a,3aの上にピックアップを移動させ、その状態でレ
ーザービームを出射してフォーカシングすることによ
り、リードインエリア3aに焦点を合わせる。次に、記
録装置は、リードインエリア3aにピットによって記録
されているデータ管理情報Dtを読み出す。この際に、
記録装置は、データ記録エリア5cに対する記録開始位
置の決定時と同様にして、データ管理情報Dtの有無、
または読み出したデータ管理情報Dtのデータ内容に基
づいて、データ記録エリア3cの空き領域を特定し、い
ずれの記録位置から記録データDdの記録を開始するか
を決定する。次いで、記録装置は、基本情報記録エリア
3bの上にピックアップを移動させ、データ記録エリア
3cに対する記録データDdの記録に際して適当なレー
ザーパワーを所定の手順に従って確定する。続いて、記
録装置は、ピックアップをデータ記録エリア5c,3c
の上に移動させ、例えばデータ記録エリア5cに対して
フォーカシングした後に、データ記録エリア5cの先頭
位置から記録データDd,Dd・・の記録を開始する。
この際に、データ記録エリア5cの最後尾位置まで記録
データDdを記録したときには、記録装置は、データ記
録エリア3cに対してフォーカシングした後に、データ
記録エリア3cの先頭位置から記録データDd,Dd・
・の記録を続行する。すべての記録データDd,Dd・
・の記録が完了した際には、記録装置は、リードインエ
リア5a,3aの上にピックアップを移動させ、リード
インエリア5aに対してフォーカシングする。次いで、
記録装置は、データ記録エリア5cに記録した記録デー
タDd,Dd・・についてのデータ管理情報Dtをリー
ドインエリア5aに記録する。同様にして、記録装置
は、リードインエリア3aに対してフォーカシングした
後に、データ記録エリア3cに記録した記録データD
d,Dd・・についてのデータ管理情報Dtをリードイ
ンエリア3aに記録する。これにより、多層光記録媒体
51に対する記録データDd,Dd・・の記録が完了す
る。
a,3aの上にピックアップを移動させ、その状態でレ
ーザービームを出射してフォーカシングすることによ
り、リードインエリア3aに焦点を合わせる。次に、記
録装置は、リードインエリア3aにピットによって記録
されているデータ管理情報Dtを読み出す。この際に、
記録装置は、データ記録エリア5cに対する記録開始位
置の決定時と同様にして、データ管理情報Dtの有無、
または読み出したデータ管理情報Dtのデータ内容に基
づいて、データ記録エリア3cの空き領域を特定し、い
ずれの記録位置から記録データDdの記録を開始するか
を決定する。次いで、記録装置は、基本情報記録エリア
3bの上にピックアップを移動させ、データ記録エリア
3cに対する記録データDdの記録に際して適当なレー
ザーパワーを所定の手順に従って確定する。続いて、記
録装置は、ピックアップをデータ記録エリア5c,3c
の上に移動させ、例えばデータ記録エリア5cに対して
フォーカシングした後に、データ記録エリア5cの先頭
位置から記録データDd,Dd・・の記録を開始する。
この際に、データ記録エリア5cの最後尾位置まで記録
データDdを記録したときには、記録装置は、データ記
録エリア3cに対してフォーカシングした後に、データ
記録エリア3cの先頭位置から記録データDd,Dd・
・の記録を続行する。すべての記録データDd,Dd・
・の記録が完了した際には、記録装置は、リードインエ
リア5a,3aの上にピックアップを移動させ、リード
インエリア5aに対してフォーカシングする。次いで、
記録装置は、データ記録エリア5cに記録した記録デー
タDd,Dd・・についてのデータ管理情報Dtをリー
ドインエリア5aに記録する。同様にして、記録装置
は、リードインエリア3aに対してフォーカシングした
後に、データ記録エリア3cに記録した記録データD
d,Dd・・についてのデータ管理情報Dtをリードイ
ンエリア3aに記録する。これにより、多層光記録媒体
51に対する記録データDd,Dd・・の記録が完了す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、出願人が開
発している多層光記録媒体51には、以下の改善すべき
課題がある。すなわち、この多層光記録媒体51では、
大量の記録データを記録可能とするために、従来の一般
的な記録型光記録媒体の記録層とエリア構造がほぼ同一
に形成されたL0記録層5およびL1記録層3の2つの
記録層を備えている。このため、記録データDd,Dd
・・の記録に際しては、データ記録エリア5cに記録さ
れた記録データDdについてのデータ管理情報Dtがリ
ードインエリア5aに記録され、データ記録エリア3c
に記録された記録データDdについてのデータ管理情報
Dtがリードインエリア3aに記録される。したがっ
て、データ記録エリア5c,3cのいずれの記録位置か
ら記録データDdの記録を開始するかを決定するために
は、リードインエリア5a,3aの双方からデータ管理
情報Dtをそれぞれ読み出す必要がある。この場合、両
リードインエリア5a,3aに対するフォーカシングに
若干の時間を要するため、これを短縮すべきとの改善す
べき課題がある。
発している多層光記録媒体51には、以下の改善すべき
課題がある。すなわち、この多層光記録媒体51では、
大量の記録データを記録可能とするために、従来の一般
的な記録型光記録媒体の記録層とエリア構造がほぼ同一
に形成されたL0記録層5およびL1記録層3の2つの
記録層を備えている。このため、記録データDd,Dd
・・の記録に際しては、データ記録エリア5cに記録さ
れた記録データDdについてのデータ管理情報Dtがリ
ードインエリア5aに記録され、データ記録エリア3c
に記録された記録データDdについてのデータ管理情報
Dtがリードインエリア3aに記録される。したがっ
て、データ記録エリア5c,3cのいずれの記録位置か
ら記録データDdの記録を開始するかを決定するために
は、リードインエリア5a,3aの双方からデータ管理
情報Dtをそれぞれ読み出す必要がある。この場合、両
リードインエリア5a,3aに対するフォーカシングに
若干の時間を要するため、これを短縮すべきとの改善す
べき課題がある。
【0008】また、この多層光記録媒体51では、デー
タ記録エリア5c,3cの双方に記録データDd,Dd
・・を記録したときに、データ記録エリア5cに記録し
た記録データDd,Dd・・についてのデータ管理情報
Dtをリードインエリア5aに記録し、データ記録エリ
ア3cに記録した記録データDd,Ddについてのデー
タ管理情報Dtをリードインエリア3aに記録してい
る。このため、記録データDd,Dd・・の記録が完了
した際(データ管理情報Dtを記録する際)には、両リ
ードインエリア5a,3aに対して順にフォーカシング
する必要があり、このフォーカシングにも若干の時間を
要するため、これを短縮すべきとの改善すべき課題があ
る。さらに、この多層光記録媒体51に記録された記録
データDd,Dd・・を読み出す際には、リードインエ
リア5a,3aの双方からデータ管理情報Dt,Dtを
それぞれ読み出して記録データDd,Dd・・の記録位
置を特定する必要がある。このため、記録処理と同様に
して、再生処理(記録データDdの読み出し)において
も、フォーカシングに若干の時間を要するため、これを
短縮すべきとの改善すべき課題がある。
タ記録エリア5c,3cの双方に記録データDd,Dd
・・を記録したときに、データ記録エリア5cに記録し
た記録データDd,Dd・・についてのデータ管理情報
Dtをリードインエリア5aに記録し、データ記録エリ
ア3cに記録した記録データDd,Ddについてのデー
タ管理情報Dtをリードインエリア3aに記録してい
る。このため、記録データDd,Dd・・の記録が完了
した際(データ管理情報Dtを記録する際)には、両リ
ードインエリア5a,3aに対して順にフォーカシング
する必要があり、このフォーカシングにも若干の時間を
要するため、これを短縮すべきとの改善すべき課題があ
る。さらに、この多層光記録媒体51に記録された記録
データDd,Dd・・を読み出す際には、リードインエ
リア5a,3aの双方からデータ管理情報Dt,Dtを
それぞれ読み出して記録データDd,Dd・・の記録位
置を特定する必要がある。このため、記録処理と同様に
して、再生処理(記録データDdの読み出し)において
も、フォーカシングに若干の時間を要するため、これを
短縮すべきとの改善すべき課題がある。
【0009】また、この多層光記録媒体51では、L0
記録層5およびL1記録層3のエリア構造がほぼ同一に
形成されているため、リードインエリア5a,3aが多
層光記録媒体51の厚み方向で重なる部位に存在するこ
ととなる。したがって、図8に示すように、例えばリー
ドインエリア5aにフォーカシングする場合、出射レー
ザーLa(レーザービーム)の焦点位置を基材2側(ポ
イントP5)から矢印Bの向きで徐々に移動させた際
に、リードインエリア5a(ポイントP2)に焦点が合
うのに先立って、リードインエリア3a(ポイントP
4)に焦点が合うことになる。このため、記録装置は、
出射レーザーLaの反射レベルに基づいてリードインエ
リア5aに焦点が合ったと誤判別することがあり、リー
ドインエリア5aに焦点を合わせようとするにも拘わら
ず、リードインエリア3aに焦点が合った状態となるこ
とがある。また、リードインエリア5aに対してカバー
層6側(ポイントP1)から矢印Aの向きで焦点位置を
徐々に移動させた場合には、リードインエリア5aに焦
点が合わずに、ポイントP2を通り越してポイントP
3,P4・・に焦点が移動する(いわゆるオーバーラ
ン)ことがある。かかる場合には、記録装置は、ポイン
トP4に焦点位置が移動した際にリードインエリア5a
に焦点が合ったと誤判別することがあり、リードインエ
リア5aに焦点を合わせようとするにも拘わらず、リー
ドインエリア3aに焦点が合った状態となることがあ
る。したがって、これらの点を改善するのが好ましい。
記録層5およびL1記録層3のエリア構造がほぼ同一に
形成されているため、リードインエリア5a,3aが多
層光記録媒体51の厚み方向で重なる部位に存在するこ
ととなる。したがって、図8に示すように、例えばリー
ドインエリア5aにフォーカシングする場合、出射レー
ザーLa(レーザービーム)の焦点位置を基材2側(ポ
イントP5)から矢印Bの向きで徐々に移動させた際
に、リードインエリア5a(ポイントP2)に焦点が合
うのに先立って、リードインエリア3a(ポイントP
4)に焦点が合うことになる。このため、記録装置は、
出射レーザーLaの反射レベルに基づいてリードインエ
リア5aに焦点が合ったと誤判別することがあり、リー
ドインエリア5aに焦点を合わせようとするにも拘わら
ず、リードインエリア3aに焦点が合った状態となるこ
とがある。また、リードインエリア5aに対してカバー
層6側(ポイントP1)から矢印Aの向きで焦点位置を
徐々に移動させた場合には、リードインエリア5aに焦
点が合わずに、ポイントP2を通り越してポイントP
3,P4・・に焦点が移動する(いわゆるオーバーラ
ン)ことがある。かかる場合には、記録装置は、ポイン
トP4に焦点位置が移動した際にリードインエリア5a
に焦点が合ったと誤判別することがあり、リードインエ
リア5aに焦点を合わせようとするにも拘わらず、リー
ドインエリア3aに焦点が合った状態となることがあ
る。したがって、これらの点を改善するのが好ましい。
【0010】本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みて
なされたものであり、記録データの記録および読み出し
を迅速かつ容易に実行し得る多層光記録媒体、記録デー
タの記録方法、および記録装置を提供することを主目的
とする。また、データ管理情報記録領域に対するフォー
カシングを確実かつ容易に行い得る多層光記録媒体、記
録データの記録方法、および記録装置を提供することを
他の目的とする。
なされたものであり、記録データの記録および読み出し
を迅速かつ容易に実行し得る多層光記録媒体、記録デー
タの記録方法、および記録装置を提供することを主目的
とする。また、データ管理情報記録領域に対するフォー
カシングを確実かつ容易に行い得る多層光記録媒体、記
録データの記録方法、および記録装置を提供することを
他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る多層光記録媒体は、記録データを記録するた
めのデータ記録領域がそれぞれ形成されたN層(Nは2
以上の自然数)の記録層を少なくとも基材の一面側に積
層して構成した追記型または書換え型の多層光記録媒体
であって、前記各記録層における前記各データ記録領域
に記録されるすべての前記記録データについてのデータ
管理情報を記録するためのデータ管理情報記録領域が前
記N層の記録層のうちいずれか1つの記録層にのみ形成
されている。
発明に係る多層光記録媒体は、記録データを記録するた
めのデータ記録領域がそれぞれ形成されたN層(Nは2
以上の自然数)の記録層を少なくとも基材の一面側に積
層して構成した追記型または書換え型の多層光記録媒体
であって、前記各記録層における前記各データ記録領域
に記録されるすべての前記記録データについてのデータ
管理情報を記録するためのデータ管理情報記録領域が前
記N層の記録層のうちいずれか1つの記録層にのみ形成
されている。
【0012】この場合、再生用レーザービームまたは記
録用レーザービームの入射方向から数えて1番目の前記
記録層に前記データ管理情報記録領域を形成するのが好
ましい。
録用レーザービームの入射方向から数えて1番目の前記
記録層に前記データ管理情報記録領域を形成するのが好
ましい。
【0013】また、当該多層光記録媒体の厚み方向にお
いて前記各記録層の前記各データ記録領域に重ならない
部位に前記データ管理情報記録領域を形成するのが好ま
しい。
いて前記各記録層の前記各データ記録領域に重ならない
部位に前記データ管理情報記録領域を形成するのが好ま
しい。
【0014】さらに、本発明に係る記録データの記録方
法は、記録データを記録するためのデータ記録領域がそ
れぞれ形成されたN層(Nは2以上の自然数)の記録層
を少なくとも基材の一面側に積層して構成した追記型ま
たは書換え型の多層光記録媒体に当該記録データを記録
する記録データの記録方法であって、前記各記録層にお
ける前記各データ記録領域に記録される前記記録データ
についてのデータ管理情報を記録するためのデータ管理
情報記録領域を前記N層の記録層のうちいずれか1つの
記録層内に規定すると共に、当該各データ記録領域に当
該記録データを記録し、当該記録したすべての記録デー
タについての前記データ管理情報を前記規定したデータ
管理情報記録領域に記録する。
法は、記録データを記録するためのデータ記録領域がそ
れぞれ形成されたN層(Nは2以上の自然数)の記録層
を少なくとも基材の一面側に積層して構成した追記型ま
たは書換え型の多層光記録媒体に当該記録データを記録
する記録データの記録方法であって、前記各記録層にお
ける前記各データ記録領域に記録される前記記録データ
についてのデータ管理情報を記録するためのデータ管理
情報記録領域を前記N層の記録層のうちいずれか1つの
記録層内に規定すると共に、当該各データ記録領域に当
該記録データを記録し、当該記録したすべての記録デー
タについての前記データ管理情報を前記規定したデータ
管理情報記録領域に記録する。
【0015】この場合、前記記録データの記録時におい
て前記データ管理情報記録領域にフォーカシングする際
に、記録用レーザービームの入射の向きに沿って当該レ
ーザービームの焦点位置を順次移動させるのが好まし
い。
て前記データ管理情報記録領域にフォーカシングする際
に、記録用レーザービームの入射の向きに沿って当該レ
ーザービームの焦点位置を順次移動させるのが好まし
い。
【0016】また、再生用レーザービームまたは前記記
録用レーザービームの入射方向から数えて1番目の前記
記録層内に前記データ管理情報記録領域を規定するのが
好ましい。
録用レーザービームの入射方向から数えて1番目の前記
記録層内に前記データ管理情報記録領域を規定するのが
好ましい。
【0017】さらに、本発明に係る記録装置は、上記の
記録データの記録方法に従って前記多層光記録媒体に前
記記録データおよび前記データ管理情報を記録可能に構
成された記録装置であって、前記多層光記録媒体に対し
て前記記録データおよび前記データ管理情報を記録する
記録手段と、当該記録手段による記録処理を制御する記
録制御部を備え、当該記録制御部は、前記記録手段に対
して、前記多層光記録媒体に記録されたすべての前記記
録データについてのデータ管理情報を前記N層の記録層
のうちのいずれか1つの記録層内に規定したデータ管理
情報記録領域に記録させる。
記録データの記録方法に従って前記多層光記録媒体に前
記記録データおよび前記データ管理情報を記録可能に構
成された記録装置であって、前記多層光記録媒体に対し
て前記記録データおよび前記データ管理情報を記録する
記録手段と、当該記録手段による記録処理を制御する記
録制御部を備え、当該記録制御部は、前記記録手段に対
して、前記多層光記録媒体に記録されたすべての前記記
録データについてのデータ管理情報を前記N層の記録層
のうちのいずれか1つの記録層内に規定したデータ管理
情報記録領域に記録させる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る多層光記録媒体、記録データの記録方法、およ
び記録装置の好適な実施の形態について説明する。
明に係る多層光記録媒体、記録データの記録方法、およ
び記録装置の好適な実施の形態について説明する。
【0019】最初に、本発明に係る多層光記録媒体の一
例である多層光記録媒体1について、図面を参照して説
明する。なお、出願人が既に開発している多層光記録媒
体51と同一の構成要素については同一の符号を付して
重複する説明を省略する。
例である多層光記録媒体1について、図面を参照して説
明する。なお、出願人が既に開発している多層光記録媒
体51と同一の構成要素については同一の符号を付して
重複する説明を省略する。
【0020】多層光記録媒体1は、無機材料で形成され
た記録層(例えば、相変化記録層)を2層(本発明にお
けるN層の一例)備えたいわゆる片面2層光記録媒体
(書き換え型光記録媒体)であって、図1に示すよう
に、基材2上に、L1記録層3、スペーサ層4、L0記
録層5およびカバー層6が順に積層されて構成されてい
る。基材2は、有機材料(例えば、ポリカーボネート等
の樹脂材料)を用いて平板状(一例として円板状)に形
成され、その一方の面(図1における上面)には、その
中心部近傍から外縁部に向けて、微細凹凸としてのレー
ザービームガイド用のグルーブ(図示せず)やランド
(図示せず)等が螺旋状に形成されている。L1記録層
3は、基材2の表面に形成されたグルーブやランドなど
の上に、反射膜、相変化膜、および保護膜などを積層し
て構成されている。この場合、反射膜は、金属材料をス
パッタリングすることによって薄膜状に形成され、相変
化膜や保護膜は、無機材料をスパッタリングすることに
よって薄膜状に形成されている。
た記録層(例えば、相変化記録層)を2層(本発明にお
けるN層の一例)備えたいわゆる片面2層光記録媒体
(書き換え型光記録媒体)であって、図1に示すよう
に、基材2上に、L1記録層3、スペーサ層4、L0記
録層5およびカバー層6が順に積層されて構成されてい
る。基材2は、有機材料(例えば、ポリカーボネート等
の樹脂材料)を用いて平板状(一例として円板状)に形
成され、その一方の面(図1における上面)には、その
中心部近傍から外縁部に向けて、微細凹凸としてのレー
ザービームガイド用のグルーブ(図示せず)やランド
(図示せず)等が螺旋状に形成されている。L1記録層
3は、基材2の表面に形成されたグルーブやランドなど
の上に、反射膜、相変化膜、および保護膜などを積層し
て構成されている。この場合、反射膜は、金属材料をス
パッタリングすることによって薄膜状に形成され、相変
化膜や保護膜は、無機材料をスパッタリングすることに
よって薄膜状に形成されている。
【0021】スペーサ層4は、有機材料としての光透過
性樹脂(具体的には、光透過性を有するエネルギー線硬
化樹脂(一例として紫外線硬化樹脂))で形成され、そ
のカバー層6側の表面にグルーブ(図示せず)やランド
(図示せず)等が形成されている。L0記録層5は、ス
ペーサ層4の表面に形成されたグルーブやランドなどの
上に、相変化膜や保護膜などを積層して構成されてい
る。カバー層6は、L0記録層5などの傷付き防止、多
層光記録媒体1全体としての厚み調整、およびレーザー
ビームの光路の一部としての役割を有する層であって、
有機材料としての光透過性樹脂(具体的には、光透過性
を有するエネルギー線硬化樹脂(一例として紫外線硬化
樹脂))で形成されている。
性樹脂(具体的には、光透過性を有するエネルギー線硬
化樹脂(一例として紫外線硬化樹脂))で形成され、そ
のカバー層6側の表面にグルーブ(図示せず)やランド
(図示せず)等が形成されている。L0記録層5は、ス
ペーサ層4の表面に形成されたグルーブやランドなどの
上に、相変化膜や保護膜などを積層して構成されてい
る。カバー層6は、L0記録層5などの傷付き防止、多
層光記録媒体1全体としての厚み調整、およびレーザー
ビームの光路の一部としての役割を有する層であって、
有機材料としての光透過性樹脂(具体的には、光透過性
を有するエネルギー線硬化樹脂(一例として紫外線硬化
樹脂))で形成されている。
【0022】この場合、図2に示すように、L1記録層
3は、内周側から順に、基本情報記録エリア3b、デー
タ記録エリア3cおよびリードアウトエリア3dが形成
されて構成されている。また、L0記録層5は、内周側
から順に、リードインエリア5a、基本情報記録エリア
5b、データ記録エリア5cおよびリードアウトエリア
5dが形成されて構成されている。この場合、データ記
録エリア5c,3cが本発明におけるデータ記録領域に
相当し、リードインエリア5aが本発明におけるデータ
管理情報記録領域に相当する。この多層光記録媒体1で
は、L0記録層5の最内周部(すなわちリードインエリ
ア5a)がL1記録層3の最内周部(すなわち基本情報
記録エリア3b)よりも内周寄りに形成されている。し
たがって、リードインエリア5aは、多層光記録媒体1
の厚み方向において各記録層3,5の各データ記録エリ
ア3c,5cに重ならない部位に形成されている。ま
た、リードインエリア5aには、この多層光記録媒体1
に記録されるすべての記録データDd,dd・・(すな
わち、データ記録エリア3c,5cの双方に記録される
記録データDd,Dd・・)についてのデータ管理情報
Dtが記録される。なお、この多層光記録媒体1では、
出願人が開発している多層光記録媒体51と同様にし
て、同図の矢印Aの向きでレーザービームが照射される
ことで、L0記録層5およびL1記録層3に対する記録
データDd,Dd・・の記録や、L0記録層5およびL
1記録層3からの記録データDd,Dd・・の読み出し
が行われる。
3は、内周側から順に、基本情報記録エリア3b、デー
タ記録エリア3cおよびリードアウトエリア3dが形成
されて構成されている。また、L0記録層5は、内周側
から順に、リードインエリア5a、基本情報記録エリア
5b、データ記録エリア5cおよびリードアウトエリア
5dが形成されて構成されている。この場合、データ記
録エリア5c,3cが本発明におけるデータ記録領域に
相当し、リードインエリア5aが本発明におけるデータ
管理情報記録領域に相当する。この多層光記録媒体1で
は、L0記録層5の最内周部(すなわちリードインエリ
ア5a)がL1記録層3の最内周部(すなわち基本情報
記録エリア3b)よりも内周寄りに形成されている。し
たがって、リードインエリア5aは、多層光記録媒体1
の厚み方向において各記録層3,5の各データ記録エリ
ア3c,5cに重ならない部位に形成されている。ま
た、リードインエリア5aには、この多層光記録媒体1
に記録されるすべての記録データDd,dd・・(すな
わち、データ記録エリア3c,5cの双方に記録される
記録データDd,Dd・・)についてのデータ管理情報
Dtが記録される。なお、この多層光記録媒体1では、
出願人が開発している多層光記録媒体51と同様にし
て、同図の矢印Aの向きでレーザービームが照射される
ことで、L0記録層5およびL1記録層3に対する記録
データDd,Dd・・の記録や、L0記録層5およびL
1記録層3からの記録データDd,Dd・・の読み出し
が行われる。
【0023】次に、この多層光記録媒体1に対する記録
データDd,Dd・・の記録を実行可能に構成された記
録再生装置11について、図3を参照して説明する。
データDd,Dd・・の記録を実行可能に構成された記
録再生装置11について、図3を参照して説明する。
【0024】記録再生装置11は、本発明における記録
装置に相当し、本発明に係る記録データの記録方法に従
って記録データDd,Dd・・を記録可能に構成されて
いる。この記録再生装置11は、ターンテーブル12、
ピックアップ(記録手段)13、スピンドルサーボ1
4、送りサーボ15、フォーカストラッキングサーボ1
6および制御部17を備えている。この場合、ターンテ
ーブル12は、多層光記録媒体1を載置可能な円板状に
形成され、後述するように、スピンドルサーボ14によ
って駆動制御されるスピンドルモータ(図示せず)によ
って回転させられることで、多層光記録媒体1を線速度
一定の条件で回転させる。
装置に相当し、本発明に係る記録データの記録方法に従
って記録データDd,Dd・・を記録可能に構成されて
いる。この記録再生装置11は、ターンテーブル12、
ピックアップ(記録手段)13、スピンドルサーボ1
4、送りサーボ15、フォーカストラッキングサーボ1
6および制御部17を備えている。この場合、ターンテ
ーブル12は、多層光記録媒体1を載置可能な円板状に
形成され、後述するように、スピンドルサーボ14によ
って駆動制御されるスピンドルモータ(図示せず)によ
って回転させられることで、多層光記録媒体1を線速度
一定の条件で回転させる。
【0025】ピックアップ13は、レーザー出射部およ
びレーザー受光部が一体化されて構成され、制御部17
の制御下でレーザードライバによってレーザー(共に図
示せず)が駆動されて多層光記録媒体1に対して記録用
レーザービームまたは再生用レーザービーム(出射レー
ザーLa)を出射する。これにより、L0記録層5また
はL1記録層3に対するピットの記録(記録データDd
やデータ管理情報Dtなどの記録)、およびピットが記
録されている部位によって反射された反射レーザーLb
のレベルに応じた電気信号の出力が行われる。この場
合、記録データDdの記録時において、ピックアップ1
3のレーザードライバは、制御部17の制御下で、所定
の出射パワーとなるように出射レーザーLaの出射パワ
ーを調整する。また、ピックアップ13は、対物レンズ
およびハーフミラー(共に図示せず)を備え、出射レー
ザーLaを多層光記録媒体1のL0記録層5またはL1
記録層3に集光(フォーカシング)させる。具体的に
は、フォーカストラッキングサーボ16によって対物レ
ンズがフォーカストラッキング制御され、これにより、
出射レーザーLaが多層光記録媒体1のL0記録層5ま
たはL1記録層3に集光(合焦)させられる。このピッ
クアップ13は、多層光記録媒体1の直径方向に沿って
その内周側と外周側との間を送りサーボ15によって往
復動させられる。
びレーザー受光部が一体化されて構成され、制御部17
の制御下でレーザードライバによってレーザー(共に図
示せず)が駆動されて多層光記録媒体1に対して記録用
レーザービームまたは再生用レーザービーム(出射レー
ザーLa)を出射する。これにより、L0記録層5また
はL1記録層3に対するピットの記録(記録データDd
やデータ管理情報Dtなどの記録)、およびピットが記
録されている部位によって反射された反射レーザーLb
のレベルに応じた電気信号の出力が行われる。この場
合、記録データDdの記録時において、ピックアップ1
3のレーザードライバは、制御部17の制御下で、所定
の出射パワーとなるように出射レーザーLaの出射パワ
ーを調整する。また、ピックアップ13は、対物レンズ
およびハーフミラー(共に図示せず)を備え、出射レー
ザーLaを多層光記録媒体1のL0記録層5またはL1
記録層3に集光(フォーカシング)させる。具体的に
は、フォーカストラッキングサーボ16によって対物レ
ンズがフォーカストラッキング制御され、これにより、
出射レーザーLaが多層光記録媒体1のL0記録層5ま
たはL1記録層3に集光(合焦)させられる。このピッ
クアップ13は、多層光記録媒体1の直径方向に沿って
その内周側と外周側との間を送りサーボ15によって往
復動させられる。
【0026】スピンドルサーボ14は、制御部17の制
御下で線速度が例えば9m/秒以上25m/秒以下の範
囲内の指定された一定速度となるようにスピンドルモー
タの回転(すなわち、ターンテーブル12および多層光
記録媒体1の回転)を制御する。制御部17は、本発明
における記録制御部に相当し、ピックアップ13、スピ
ンドルサーボ14、送りサーボ15およびフォーカスト
ラッキングサーボ16の駆動を制御すると共に、ピック
アップ13から出力された電気信号に基づいて、L0記
録層5およびL1記録層3に記録されている記録データ
Dd,Ddやデータ管理情報Dtなどを判読する。ま
た、制御部17は、多層光記録媒体1が記録再生装置1
1に装填された際に、ピックアップ13を駆動制御する
ことにより、最初に、リードインエリア5aにウォブル
またはプリピットで記録されているディスク情報Diや
推奨パワーデータなどの各種情報を読み取る。この際
に、読み取ったディスク情報Diに基づいて装填されて
いる媒体が書換え型片面2層光記録媒体であると判別す
ると共に、読み取った推奨パワーデータに基づいて、記
録データDdの記録時における出射レーザーLaの出射
パワーに関する推奨値を特定する。
御下で線速度が例えば9m/秒以上25m/秒以下の範
囲内の指定された一定速度となるようにスピンドルモー
タの回転(すなわち、ターンテーブル12および多層光
記録媒体1の回転)を制御する。制御部17は、本発明
における記録制御部に相当し、ピックアップ13、スピ
ンドルサーボ14、送りサーボ15およびフォーカスト
ラッキングサーボ16の駆動を制御すると共に、ピック
アップ13から出力された電気信号に基づいて、L0記
録層5およびL1記録層3に記録されている記録データ
Dd,Ddやデータ管理情報Dtなどを判読する。ま
た、制御部17は、多層光記録媒体1が記録再生装置1
1に装填された際に、ピックアップ13を駆動制御する
ことにより、最初に、リードインエリア5aにウォブル
またはプリピットで記録されているディスク情報Diや
推奨パワーデータなどの各種情報を読み取る。この際
に、読み取ったディスク情報Diに基づいて装填されて
いる媒体が書換え型片面2層光記録媒体であると判別す
ると共に、読み取った推奨パワーデータに基づいて、記
録データDdの記録時における出射レーザーLaの出射
パワーに関する推奨値を特定する。
【0027】次いで、未使用の多層光記録媒体1(ブラ
ンクディスク)に対する記録データDd,Dd・・の記
録方法を例に挙げて、本発明に係る記録データの記録方
法について、図面を参照して説明する。
ンクディスク)に対する記録データDd,Dd・・の記
録方法を例に挙げて、本発明に係る記録データの記録方
法について、図面を参照して説明する。
【0028】最初に、記録データDdを記録する多層光
記録媒体1を記録再生装置11に装填する。これに応じ
て、記録再生装置11の制御部17は、図4に示す記録
処理20を実行する。この記録処理20では、制御部1
7は、まず、スピンドルサーボ14を駆動制御してター
ンテーブル12を例えば9m/秒程度の線速度一定の条
件で回転させると共に、送りサーボ15を駆動制御して
ピックアップ13をリードインエリア5aの上に移動さ
せる。次に、制御部17は、ピックアップ13を駆動制
御して出射レーザーLaを出射させると共に、フォーカ
ストラッキングサーボ16を駆動制御してリードインエ
リア5aに対するフォーカシングを行う(ステップ2
1)。この際に、フォーカストラッキングサーボ16
は、予め規定された手順に従って出射レーザーLaの焦
点位置を調整する。具体的には、図5に示すように、出
射レーザーLaの焦点位置をカバー層6側(ポイントP
1)から矢印Aの向き(すなわち、出射レーザーLaの
入射方向)で徐々に移動させると共に、L0記録層5
(リードインエリア5a)の表面や、L0記録層5およ
びスペーサ層4の界面などで反射された反射レーザーL
bの受光状態に基づいてL0記録層5に対して焦点が合
ったか否かを判別する。この場合、前述したように、こ
の多層光記録媒体1では、リードインエリア5aに対し
て多層光記録媒体1の厚み方向で重なる部位にL1記録
層3が存在しない構造となっている。したがって、仮に
リードインエリア5a(ポイントP2)をオーバーラン
してポイントP3,P4・・と焦点位置を移動させたと
しても、L0記録層5以外に焦点が合わないため、リー
ドインエリア5aに焦点が確実に合わされる。
記録媒体1を記録再生装置11に装填する。これに応じ
て、記録再生装置11の制御部17は、図4に示す記録
処理20を実行する。この記録処理20では、制御部1
7は、まず、スピンドルサーボ14を駆動制御してター
ンテーブル12を例えば9m/秒程度の線速度一定の条
件で回転させると共に、送りサーボ15を駆動制御して
ピックアップ13をリードインエリア5aの上に移動さ
せる。次に、制御部17は、ピックアップ13を駆動制
御して出射レーザーLaを出射させると共に、フォーカ
ストラッキングサーボ16を駆動制御してリードインエ
リア5aに対するフォーカシングを行う(ステップ2
1)。この際に、フォーカストラッキングサーボ16
は、予め規定された手順に従って出射レーザーLaの焦
点位置を調整する。具体的には、図5に示すように、出
射レーザーLaの焦点位置をカバー層6側(ポイントP
1)から矢印Aの向き(すなわち、出射レーザーLaの
入射方向)で徐々に移動させると共に、L0記録層5
(リードインエリア5a)の表面や、L0記録層5およ
びスペーサ層4の界面などで反射された反射レーザーL
bの受光状態に基づいてL0記録層5に対して焦点が合
ったか否かを判別する。この場合、前述したように、こ
の多層光記録媒体1では、リードインエリア5aに対し
て多層光記録媒体1の厚み方向で重なる部位にL1記録
層3が存在しない構造となっている。したがって、仮に
リードインエリア5a(ポイントP2)をオーバーラン
してポイントP3,P4・・と焦点位置を移動させたと
しても、L0記録層5以外に焦点が合わないため、リー
ドインエリア5aに焦点が確実に合わされる。
【0029】次いで、制御部17は、リードインエリア
5aからディスク情報Diおよび推奨パワーデータなど
を読み出した後に(ステップ22)、リードインエリア
5aにピットによって記録されているデータ管理情報D
tを読み出す(ステップ23)。この際に、制御部17
は、読み出したデータ管理情報Dtに基づいて、データ
記録エリア5c,3cの空き領域(記録データDdが記
録されていない領域)を特定し、いずれの記録位置から
記録データDdの記録を開始するかを決定する。この場
合、この多層光記録媒体1では、その多層光記録媒体1
に記録されるすべての記録データDd,Dd・・(すな
わち、データ記録エリア5c,3cの双方に記録される
記録データDd,Dd・・)についてのデータ管理情報
Dtがリードインエリア5aに一括して記録されるた
め、このリードインエリア5aに記録されているデータ
管理情報Dtを読み出すだけで多層光記録媒体1全体
(データ記録エリア5c,3cの双方)の空き領域を特
定することができる。なお、未使用の多層光記録媒体1
には、データ管理情報Dtが記録されていないため、リ
ードインエリア5aにデータ管理情報Dtが存在しない
ときには、制御部17は、データ記録エリア5c,3c
の双方に記録データDdが記録されていないと判別し、
例えばデータ記録エリア5cの先頭から記録データDd
を開始する旨を決定する。
5aからディスク情報Diおよび推奨パワーデータなど
を読み出した後に(ステップ22)、リードインエリア
5aにピットによって記録されているデータ管理情報D
tを読み出す(ステップ23)。この際に、制御部17
は、読み出したデータ管理情報Dtに基づいて、データ
記録エリア5c,3cの空き領域(記録データDdが記
録されていない領域)を特定し、いずれの記録位置から
記録データDdの記録を開始するかを決定する。この場
合、この多層光記録媒体1では、その多層光記録媒体1
に記録されるすべての記録データDd,Dd・・(すな
わち、データ記録エリア5c,3cの双方に記録される
記録データDd,Dd・・)についてのデータ管理情報
Dtがリードインエリア5aに一括して記録されるた
め、このリードインエリア5aに記録されているデータ
管理情報Dtを読み出すだけで多層光記録媒体1全体
(データ記録エリア5c,3cの双方)の空き領域を特
定することができる。なお、未使用の多層光記録媒体1
には、データ管理情報Dtが記録されていないため、リ
ードインエリア5aにデータ管理情報Dtが存在しない
ときには、制御部17は、データ記録エリア5c,3c
の双方に記録データDdが記録されていないと判別し、
例えばデータ記録エリア5cの先頭から記録データDd
を開始する旨を決定する。
【0030】続いて、制御部17は、送りサーボ15を
駆動制御して基本情報記録エリア5bの上にピックアッ
プ13を移動させ、データ記録エリア5cに対する記録
データDdの記録に際して適当な出射レーザーLaのレ
ーザーパワーを所定の手順に従って確定する。具体的に
は、リードインエリア5aから読み出した推奨パワーデ
ータに基づいて特定した出射パワー(推奨値に対応する
出射パワー)で基本情報記録エリア5b内に所定部位に
ピットを試し書きすることで、出射レーザーLaの出射
パワーを最適なパワーに微調整する。この際に、この多
層光記録媒体1では、リードインエリア5aの隣に基本
情報記録エリア5bが形成されているため、記録再生装
置11は、リードインエリア5aに対してフォーカシン
グした状態のまま多層光記録媒体1の半径方向にピック
アップ13を移動させるだけでリードインエリア5aに
焦点を合わせることができる(出射レーザーLaが図5
に一点鎖線で示すようにフォーカシングされた状態)。
なお、この基本情報記録エリア5bへの試し書きは必ず
しも必要とされる処理ではなく、多層光記録媒体1に対
して例えば4倍速程度の低速で記録データDd,Dd・
・を記録する際には、推奨パワーデータに基づいて特定
した出射パワーを記録データDdの記録時における出射
レーザーLaの出射パワーとして決定することもでき
る。
駆動制御して基本情報記録エリア5bの上にピックアッ
プ13を移動させ、データ記録エリア5cに対する記録
データDdの記録に際して適当な出射レーザーLaのレ
ーザーパワーを所定の手順に従って確定する。具体的に
は、リードインエリア5aから読み出した推奨パワーデ
ータに基づいて特定した出射パワー(推奨値に対応する
出射パワー)で基本情報記録エリア5b内に所定部位に
ピットを試し書きすることで、出射レーザーLaの出射
パワーを最適なパワーに微調整する。この際に、この多
層光記録媒体1では、リードインエリア5aの隣に基本
情報記録エリア5bが形成されているため、記録再生装
置11は、リードインエリア5aに対してフォーカシン
グした状態のまま多層光記録媒体1の半径方向にピック
アップ13を移動させるだけでリードインエリア5aに
焦点を合わせることができる(出射レーザーLaが図5
に一点鎖線で示すようにフォーカシングされた状態)。
なお、この基本情報記録エリア5bへの試し書きは必ず
しも必要とされる処理ではなく、多層光記録媒体1に対
して例えば4倍速程度の低速で記録データDd,Dd・
・を記録する際には、推奨パワーデータに基づいて特定
した出射パワーを記録データDdの記録時における出射
レーザーLaの出射パワーとして決定することもでき
る。
【0031】次に、制御部17は、送りサーボ15を駆
動制御してデータ記録エリア5cの上にピックアップ1
3を移動させ、記録データDd,Dd・・の記録を開始
する(ステップ24)。この際に、この多層光記録媒体
1では、基本情報記録エリア5bの隣にデータ記録エリ
ア5cが形成されているため、記録再生装置11は、基
本情報記録エリア5bに対してフォーカシングした状態
のまま多層光記録媒体1の半径方向にピックアップ13
を移動させることでデータ記録エリア5cに焦点を合わ
せることができる(出射レーザーLaが図5に点線で示
すようにフォーカシングされた状態)。これにより、前
述したようにリードインエリア5aに対して1回だけフ
ォーカシングすることで、記録データDd,Ddの記録
を開始することができる。
動制御してデータ記録エリア5cの上にピックアップ1
3を移動させ、記録データDd,Dd・・の記録を開始
する(ステップ24)。この際に、この多層光記録媒体
1では、基本情報記録エリア5bの隣にデータ記録エリ
ア5cが形成されているため、記録再生装置11は、基
本情報記録エリア5bに対してフォーカシングした状態
のまま多層光記録媒体1の半径方向にピックアップ13
を移動させることでデータ記録エリア5cに焦点を合わ
せることができる(出射レーザーLaが図5に点線で示
すようにフォーカシングされた状態)。これにより、前
述したようにリードインエリア5aに対して1回だけフ
ォーカシングすることで、記録データDd,Ddの記録
を開始することができる。
【0032】一方、データ記録エリア5cの最後尾位置
まで記録データDd,Dd・・を記録したときには、制
御部17は、残りの記録データDd,Dd・・をデータ
記録エリア3cに記録する(ステップ25)。この際に
は、制御部17は、送りサーボ15を駆動制御してピッ
クアップ13を基本情報記録エリア5b,3bの上に移
動させた後に、フォーカストラッキングサーボ16を駆
動制御して基本情報記録エリア3bにフォーカシングす
る。次に、制御部17は、推奨パワーデータに基づいて
特定した出射パワーで基本情報記録エリア3b内の所定
部位にピットを試し書きすることで、データ記録エリア
3cに対す記録データDdの記録時における出射レーザ
ーLaの出射パワーを最適なパワーに微調整する。この
場合、基本情報記録エリア5bへの試し書きと同様にし
て、この基本情報記録エリア3bに対する試し書きも必
ずしも必要とされる処理ではなく、推奨パワーデータに
基づいて特定した出射パワーを記録データDdの記録時
における出射レーザーLaの出射パワーとして決定する
こともできる。この際には、基本情報記録エリア3bに
対するフォーカシングに代えてデータ記録エリア3cに
対して直接フォーカシングを行う。
まで記録データDd,Dd・・を記録したときには、制
御部17は、残りの記録データDd,Dd・・をデータ
記録エリア3cに記録する(ステップ25)。この際に
は、制御部17は、送りサーボ15を駆動制御してピッ
クアップ13を基本情報記録エリア5b,3bの上に移
動させた後に、フォーカストラッキングサーボ16を駆
動制御して基本情報記録エリア3bにフォーカシングす
る。次に、制御部17は、推奨パワーデータに基づいて
特定した出射パワーで基本情報記録エリア3b内の所定
部位にピットを試し書きすることで、データ記録エリア
3cに対す記録データDdの記録時における出射レーザ
ーLaの出射パワーを最適なパワーに微調整する。この
場合、基本情報記録エリア5bへの試し書きと同様にし
て、この基本情報記録エリア3bに対する試し書きも必
ずしも必要とされる処理ではなく、推奨パワーデータに
基づいて特定した出射パワーを記録データDdの記録時
における出射レーザーLaの出射パワーとして決定する
こともできる。この際には、基本情報記録エリア3bに
対するフォーカシングに代えてデータ記録エリア3cに
対して直接フォーカシングを行う。
【0033】この後、制御部17は、すべての記録デー
タDd,Dd・・の記録が完了した際に、リードインエ
リア5aの上にピックアップを移動させ、リードインエ
リア5aに対してフォーカシングする。次いで、制御部
17は、データ記録エリア5c,3cの双方に記録した
記録データDd,Dd・・(すなわち、この多層光記録
媒体1に記録したすべての記録データDd,Dd・・)
についてのデータ管理情報Dtをリードインエリア5a
に記録する(ステップ26)。これにより、この多層光
記録媒体1に対する記録データDd,Dd・・の記録が
完了する。
タDd,Dd・・の記録が完了した際に、リードインエ
リア5aの上にピックアップを移動させ、リードインエ
リア5aに対してフォーカシングする。次いで、制御部
17は、データ記録エリア5c,3cの双方に記録した
記録データDd,Dd・・(すなわち、この多層光記録
媒体1に記録したすべての記録データDd,Dd・・)
についてのデータ管理情報Dtをリードインエリア5a
に記録する(ステップ26)。これにより、この多層光
記録媒体1に対する記録データDd,Dd・・の記録が
完了する。
【0034】このように、この多層光記録媒体1によれ
ば、データ記録エリア5c,3cに記録されるすべての
記録データDd,Dd・・についてのデータ管理情報D
tを記録するためのデータ管理情報記録領域(リードイ
ンエリア5a)をL0記録層5およびL1記録層3のい
ずれか一方(この場合、L0記録層5)にのみ設けたこ
とにより、この多層光記録媒体1に記録されるすべての
記録データDd,Dd・・についてのデータ管理情報D
tがリードインエリア5aに一括的に記録されるため、
このリードインエリア5aにアクセスするだけでデータ
記録エリア5c,3cの空き領域を迅速に特定すること
ができる。この結果、記録データDdの記録開始位置を
迅速かつ容易に決定することができる。この場合、この
多層光記録媒体1に対しては、記録した記録データD
d,Dd・・についてのデータ管理情報Dtをリードイ
ンエリア5aのみに記録するため、データ管理情報Dt
の記録を含めた記録処理全体としての処理時間を十分に
短縮することができる。また、この多層光記録媒体1に
記録された記録データDd,Dd・・の再生(記録デー
タDd,Dd・・の読み出し)に際しても、リードイン
エリア5aにアクセスしてデータ管理情報Dtを読み出
すだけですべての記録データDd,Dd・・の記録位置
を特定することができるため、迅速かつ容易に記録デー
タDdを再生することができる。
ば、データ記録エリア5c,3cに記録されるすべての
記録データDd,Dd・・についてのデータ管理情報D
tを記録するためのデータ管理情報記録領域(リードイ
ンエリア5a)をL0記録層5およびL1記録層3のい
ずれか一方(この場合、L0記録層5)にのみ設けたこ
とにより、この多層光記録媒体1に記録されるすべての
記録データDd,Dd・・についてのデータ管理情報D
tがリードインエリア5aに一括的に記録されるため、
このリードインエリア5aにアクセスするだけでデータ
記録エリア5c,3cの空き領域を迅速に特定すること
ができる。この結果、記録データDdの記録開始位置を
迅速かつ容易に決定することができる。この場合、この
多層光記録媒体1に対しては、記録した記録データD
d,Dd・・についてのデータ管理情報Dtをリードイ
ンエリア5aのみに記録するため、データ管理情報Dt
の記録を含めた記録処理全体としての処理時間を十分に
短縮することができる。また、この多層光記録媒体1に
記録された記録データDd,Dd・・の再生(記録デー
タDd,Dd・・の読み出し)に際しても、リードイン
エリア5aにアクセスしてデータ管理情報Dtを読み出
すだけですべての記録データDd,Dd・・の記録位置
を特定することができるため、迅速かつ容易に記録デー
タDdを再生することができる。
【0035】さらに、この多層光記録媒体1によれば、
再生用レーザービームまたは記録用レーザービーム(出
射レーザーLa)の入射方向から数えて1番目の記録層
(この場合、L0記録層5)にリードインエリア5aを
設け、出射レーザーLaの入射の向きに沿って出射レー
ザーLaの焦点位置を順次移動させることにより、この
多層光記録媒体1に対するフォーカシング時において、
最初に焦点を合わせるべきリードインエリア5aが出射
レーザーLaの入射方向手前側に位置するため、焦点を
短時間で合わせることができる。また、この多層光記録
媒体1に対するフォーカシング時において、その焦点位
置を出射レーザーLaの入射の向きに沿って移動(すな
わち、カバー層6側から基材2側に向かっての移動)さ
せることで、後述するように、ピックアップの下端部と
カバー層6の表面との接触を有効に防止することができ
る。また、この多層光記録媒体1によれば、各記録層
3,5に対して多層光記録媒体1の厚み方向で重ならな
い部位にリードインエリア5aを形成したことにより、
リードインエリア5aに対するフォーカシング時におい
て、その焦点位置を図5の矢印A,Bいずれの向きで移
動させたとしても、リードインエリア5aに対して確実
に焦点を合わせることができる。
再生用レーザービームまたは記録用レーザービーム(出
射レーザーLa)の入射方向から数えて1番目の記録層
(この場合、L0記録層5)にリードインエリア5aを
設け、出射レーザーLaの入射の向きに沿って出射レー
ザーLaの焦点位置を順次移動させることにより、この
多層光記録媒体1に対するフォーカシング時において、
最初に焦点を合わせるべきリードインエリア5aが出射
レーザーLaの入射方向手前側に位置するため、焦点を
短時間で合わせることができる。また、この多層光記録
媒体1に対するフォーカシング時において、その焦点位
置を出射レーザーLaの入射の向きに沿って移動(すな
わち、カバー層6側から基材2側に向かっての移動)さ
せることで、後述するように、ピックアップの下端部と
カバー層6の表面との接触を有効に防止することができ
る。また、この多層光記録媒体1によれば、各記録層
3,5に対して多層光記録媒体1の厚み方向で重ならな
い部位にリードインエリア5aを形成したことにより、
リードインエリア5aに対するフォーカシング時におい
て、その焦点位置を図5の矢印A,Bいずれの向きで移
動させたとしても、リードインエリア5aに対して確実
に焦点を合わせることができる。
【0036】さらに、上記した記録再生装置11による
記録データDdの記録方法によれば、データ記録エリア
5c,3cに記録した記録データDd,Dd・・につい
てのデータ管理情報Dtをリードインエリア5aに一括
して記録することにより、データ管理情報Dtをリード
インエリア5aのみに記録するだけでよく、データ管理
情報Dtの記録を含めた記録処理全体としての処理時間
を十分に短縮することができる。また、この記録方法に
よって記録データDd,Dd・・が記録された多層光記
録媒体1については、その再生(記録データDd,Dd
・・の読み出し)に際しても、リードインエリア5aに
アクセスしてデータ管理情報Dtを読み出すだけですべ
ての記録データDd,Dd・・の記録位置を特定するこ
とができるため、迅速かつ容易に記録データDdを再生
することができる。加えて、この記録方法によって記録
データDdを記録した多層光記録媒体1に、ほかの記録
データDdを追記する際にも、リードインエリア5aに
アクセスするだけでデータ記録エリア5c,3cの空き
領域を特定することができる結果、記録データDdの記
録開始位置を迅速かつ容易に決定することができる。
記録データDdの記録方法によれば、データ記録エリア
5c,3cに記録した記録データDd,Dd・・につい
てのデータ管理情報Dtをリードインエリア5aに一括
して記録することにより、データ管理情報Dtをリード
インエリア5aのみに記録するだけでよく、データ管理
情報Dtの記録を含めた記録処理全体としての処理時間
を十分に短縮することができる。また、この記録方法に
よって記録データDd,Dd・・が記録された多層光記
録媒体1については、その再生(記録データDd,Dd
・・の読み出し)に際しても、リードインエリア5aに
アクセスしてデータ管理情報Dtを読み出すだけですべ
ての記録データDd,Dd・・の記録位置を特定するこ
とができるため、迅速かつ容易に記録データDdを再生
することができる。加えて、この記録方法によって記録
データDdを記録した多層光記録媒体1に、ほかの記録
データDdを追記する際にも、リードインエリア5aに
アクセスするだけでデータ記録エリア5c,3cの空き
領域を特定することができる結果、記録データDdの記
録開始位置を迅速かつ容易に決定することができる。
【0037】また、この記録方法によれば、記録データ
Ddの記録開始に際してリードインエリア5aにフォー
カシングする際に、出射レーザーLaの入射方向に沿っ
て焦点位置を順次移動させることにより、フォーカシン
グ時におけるピックアップとカバー層6との接触を十分
に防止することができる。具体的には、近年の光記録媒
体では、記録データDd,Dd・・などの記録密度を高
めるために、出射レーザーLaとして青色レーザービー
ムの使用が検討されている。この青色レーザービームを
出射可能なピックアップは、その開口数(NA)が比較
的大きいレンズを使用するため、光記録媒体の記録層に
焦点を合わせるためには、ピックアップを光記録媒体に
接近させる必要がある。したがって、図5の矢印Bの向
きで基材2側(ポイントP5)から順に焦点位置を移動
させようとした場合、ポイントP5に焦点を合わせた状
態では、ピックアップの下端部とカバー層6の表面との
クリアランスが0.1mm程度となる。この状態では、
多層光記録媒体1が僅かに面ぶれしているだけでも、ピ
ックアップがカバー層6に接触するおそれがある。一
方、出射レーザーLaの入射方向(同図の矢印Aの向
き)に沿って焦点位置を順次移動させた場合には、ピッ
クアップがカバー層6に極く接近する以前にリードイン
エリア5a(ポイントP2)に焦点が合うため、ピック
アップとカバー層6との接触を十分に防止することがで
きる。
Ddの記録開始に際してリードインエリア5aにフォー
カシングする際に、出射レーザーLaの入射方向に沿っ
て焦点位置を順次移動させることにより、フォーカシン
グ時におけるピックアップとカバー層6との接触を十分
に防止することができる。具体的には、近年の光記録媒
体では、記録データDd,Dd・・などの記録密度を高
めるために、出射レーザーLaとして青色レーザービー
ムの使用が検討されている。この青色レーザービームを
出射可能なピックアップは、その開口数(NA)が比較
的大きいレンズを使用するため、光記録媒体の記録層に
焦点を合わせるためには、ピックアップを光記録媒体に
接近させる必要がある。したがって、図5の矢印Bの向
きで基材2側(ポイントP5)から順に焦点位置を移動
させようとした場合、ポイントP5に焦点を合わせた状
態では、ピックアップの下端部とカバー層6の表面との
クリアランスが0.1mm程度となる。この状態では、
多層光記録媒体1が僅かに面ぶれしているだけでも、ピ
ックアップがカバー層6に接触するおそれがある。一
方、出射レーザーLaの入射方向(同図の矢印Aの向
き)に沿って焦点位置を順次移動させた場合には、ピッ
クアップがカバー層6に極く接近する以前にリードイン
エリア5a(ポイントP2)に焦点が合うため、ピック
アップとカバー層6との接触を十分に防止することがで
きる。
【0038】なお、本発明は、上記した発明の実施の形
態に限らず、適宜変更が可能である。例えば、上記した
発明の実施の形態では、出射レーザーLaの入射方向か
ら数えて1番目の記録層(この場合、L0記録層5)に
リードインエリア5aを設けた例に挙げて説明したが、
本発明に係る多層光記録媒体はこれに限定されず、例え
ば、図6に示す多層光記録媒体1Aのように、出射レー
ザーLaの入射方向(矢印Aの向き)から数えて1番目
以外の記録層(この場合、L1記録層3)に、多層光記
録媒体1のリードインエリア5aと同様にしてリードイ
ンエリア3aを設けることもできる。この場合、基本情
報記録エリア3bに対して多層光記録媒体1Aの厚み方
向で重なる部位にL0記録層5を形成しないことで、多
層光記録媒体1に対するフォーカシング時と同様にし
て、出射レーザーLaの焦点をリードインエリア3aに
確実かつ迅速に合わせることができる。また、本発明に
おける記録層の数(N層)は、多層光記録媒体1,1A
のような2層に限定されず、3層以上であってもよい。
この構成によっても、複数の記録層のうちいずれか1つ
の記録層にのみリードインエリアを設けることにより、
多層光記録媒体1,1Aと同様にして本発明の顕著な効
果を奏することができる。
態に限らず、適宜変更が可能である。例えば、上記した
発明の実施の形態では、出射レーザーLaの入射方向か
ら数えて1番目の記録層(この場合、L0記録層5)に
リードインエリア5aを設けた例に挙げて説明したが、
本発明に係る多層光記録媒体はこれに限定されず、例え
ば、図6に示す多層光記録媒体1Aのように、出射レー
ザーLaの入射方向(矢印Aの向き)から数えて1番目
以外の記録層(この場合、L1記録層3)に、多層光記
録媒体1のリードインエリア5aと同様にしてリードイ
ンエリア3aを設けることもできる。この場合、基本情
報記録エリア3bに対して多層光記録媒体1Aの厚み方
向で重なる部位にL0記録層5を形成しないことで、多
層光記録媒体1に対するフォーカシング時と同様にし
て、出射レーザーLaの焦点をリードインエリア3aに
確実かつ迅速に合わせることができる。また、本発明に
おける記録層の数(N層)は、多層光記録媒体1,1A
のような2層に限定されず、3層以上であってもよい。
この構成によっても、複数の記録層のうちいずれか1つ
の記録層にのみリードインエリアを設けることにより、
多層光記録媒体1,1Aと同様にして本発明の顕著な効
果を奏することができる。
【0039】また、本発明の実施の形態では、一例とし
て、相変化膜を有するL0記録層5およびL1記録層3
の両記録層を備えた書き換え型の多層光記録媒体1を例
に挙げて説明したが、本発明に係る多層光記録媒体はこ
れに限定されず、両記録層を無機材料や有機色素材料で
形成して追記型の多層光記録媒体としてもよい。
て、相変化膜を有するL0記録層5およびL1記録層3
の両記録層を備えた書き換え型の多層光記録媒体1を例
に挙げて説明したが、本発明に係る多層光記録媒体はこ
れに限定されず、両記録層を無機材料や有機色素材料で
形成して追記型の多層光記録媒体としてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る多層光記録
媒体によれば、各記録層における各データ記録領域に記
録されるすべての記録データについてのデータ管理情報
を記録するためのデータ管理情報記録領域をN層の記録
層のうちいずれか1つの記録層にのみ形成したことによ
り、1つのデータ管理情報記録領域にアクセスするだけ
でこの多層光記録媒体に記録されたすべての記録データ
についてのデータ管理情報を迅速に読み出すことができ
るため、記録データの記録開始位置を迅速かつ容易に決
定することができると共に、データ管理情報の記録を含
めた記録処理全体としての処理時間を十分に短縮するこ
とができる。また、この多層光記録媒体に記録された記
録データの再生に際しても、1つのデータ管理情報記録
領域からデータ管理情報を読み出すだけで記録データを
迅速かつ容易に再生することができる。
媒体によれば、各記録層における各データ記録領域に記
録されるすべての記録データについてのデータ管理情報
を記録するためのデータ管理情報記録領域をN層の記録
層のうちいずれか1つの記録層にのみ形成したことによ
り、1つのデータ管理情報記録領域にアクセスするだけ
でこの多層光記録媒体に記録されたすべての記録データ
についてのデータ管理情報を迅速に読み出すことができ
るため、記録データの記録開始位置を迅速かつ容易に決
定することができると共に、データ管理情報の記録を含
めた記録処理全体としての処理時間を十分に短縮するこ
とができる。また、この多層光記録媒体に記録された記
録データの再生に際しても、1つのデータ管理情報記録
領域からデータ管理情報を読み出すだけで記録データを
迅速かつ容易に再生することができる。
【0041】また、本発明に係る多層光記録媒体によれ
ば、再生用レーザービームまたは記録用レーザービーム
の入射方向から数えて1番目の記録層にデータ管理情報
記録領域を形成することにより、記録用レーザービーム
の入射の向きに沿ってレーザービームの焦点位置を順次
移動させることで、この多層光記録媒体に対するフォー
カシング時における焦点合わせを短時間で行うことがで
きる。
ば、再生用レーザービームまたは記録用レーザービーム
の入射方向から数えて1番目の記録層にデータ管理情報
記録領域を形成することにより、記録用レーザービーム
の入射の向きに沿ってレーザービームの焦点位置を順次
移動させることで、この多層光記録媒体に対するフォー
カシング時における焦点合わせを短時間で行うことがで
きる。
【0042】さらに、本発明に係る多層光記録媒体によ
れば、多層光記録媒体の厚み方向において各記録層の各
データ記録領域に重ならない部位にデータ管理情報記録
領域を形成したことにより、データ管理情報記録領域に
対するフォーカシング時において、その焦点位置をいず
れの向きで移動させたとしてもデータ管理情報記録領域
に対して焦点を確実かつ容易に合わせることができる。
れば、多層光記録媒体の厚み方向において各記録層の各
データ記録領域に重ならない部位にデータ管理情報記録
領域を形成したことにより、データ管理情報記録領域に
対するフォーカシング時において、その焦点位置をいず
れの向きで移動させたとしてもデータ管理情報記録領域
に対して焦点を確実かつ容易に合わせることができる。
【0043】また、本発明に係る記録データの記録方法
によれば、各記録層における各データ記録領域に記録さ
れる記録データについてのデータ管理情報を記録するた
めのデータ管理情報記録領域をN層の記録層のうちいず
れか1つの記録層内に規定すると共に、各データ記録領
域に記録データを記録し、記録したすべての記録データ
についてのデータ管理情報を規定したデータ管理情報記
録領域に記録することにより、1つのデータ管理情報記
録領域にアクセスするだけでこの多層光記録媒体に記録
されたすべての記録データについてのデータ管理情報を
迅速に読み出すことができるため、記録データの記録開
始位置を迅速かつ容易に決定することができると共に、
データ管理情報の記録を含めた記録処理全体としての処
理時間を十分に短縮することができる。また、記録デー
タの再生に際しても、1つのデータ管理情報記録領域か
らデータ管理情報を読み出すだけで記録データを迅速か
つ容易に再生することができる。
によれば、各記録層における各データ記録領域に記録さ
れる記録データについてのデータ管理情報を記録するた
めのデータ管理情報記録領域をN層の記録層のうちいず
れか1つの記録層内に規定すると共に、各データ記録領
域に記録データを記録し、記録したすべての記録データ
についてのデータ管理情報を規定したデータ管理情報記
録領域に記録することにより、1つのデータ管理情報記
録領域にアクセスするだけでこの多層光記録媒体に記録
されたすべての記録データについてのデータ管理情報を
迅速に読み出すことができるため、記録データの記録開
始位置を迅速かつ容易に決定することができると共に、
データ管理情報の記録を含めた記録処理全体としての処
理時間を十分に短縮することができる。また、記録デー
タの再生に際しても、1つのデータ管理情報記録領域か
らデータ管理情報を読み出すだけで記録データを迅速か
つ容易に再生することができる。
【0044】さらに、本発明に係る記録データの記録方
法によれば、記録データの記録時においてデータ管理情
報記録領域にフォーカシングする際に、記録用レーザー
ビームの入射の向きに沿ってレーザービームの焦点位置
を順次移動させることにより、ピックアップ(記録手
段)の下端部と多層光記録媒体の表面との接触を十分に
防止することができる。
法によれば、記録データの記録時においてデータ管理情
報記録領域にフォーカシングする際に、記録用レーザー
ビームの入射の向きに沿ってレーザービームの焦点位置
を順次移動させることにより、ピックアップ(記録手
段)の下端部と多層光記録媒体の表面との接触を十分に
防止することができる。
【0045】また、本発明に係る記録データの記録方法
によれば、再生用レーザービームまたは記録用レーザー
ビームの入射方向から数えて1番目の記録層内にデータ
管理情報記録領域を規定することにより、例えば、再生
用レーザービームまたは記録用レーザービームの入射方
向から数えて1番目の記録層にデータ管理情報記録領域
が形成された多層光記録媒体に対して、フォーカシング
時において焦点を短時間で合わせることができる。
によれば、再生用レーザービームまたは記録用レーザー
ビームの入射方向から数えて1番目の記録層内にデータ
管理情報記録領域を規定することにより、例えば、再生
用レーザービームまたは記録用レーザービームの入射方
向から数えて1番目の記録層にデータ管理情報記録領域
が形成された多層光記録媒体に対して、フォーカシング
時において焦点を短時間で合わせることができる。
【0046】さらに、本発明に係る記録装置によれば、
記録制御部が、記録手段に対して、多層光記録媒体に記
録されたすべての記録データについてのデータ管理情報
をN層の記録層のうちのいずれか1つの記録層内に規定
したデータ管理情報記録領域に記録させることにより、
記録データを迅速かつ容易に記録および再生することが
できる。
記録制御部が、記録手段に対して、多層光記録媒体に記
録されたすべての記録データについてのデータ管理情報
をN層の記録層のうちのいずれか1つの記録層内に規定
したデータ管理情報記録領域に記録させることにより、
記録データを迅速かつ容易に記録および再生することが
できる。
【図1】本発明の実施の形態に係る多層光記録媒体1の
構成を示す側面断面図である。
構成を示す側面断面図である。
【図2】多層光記録媒体1におけるL0記録層5および
L1記録層3内のエリア構造を示す側面断面図である。
L1記録層3内のエリア構造を示す側面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る記録再生装置11の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】記録再生装置11によって実行される記録処理
20のフローチャートである。
20のフローチャートである。
【図5】多層光記録媒体1に対してフォーカシングする
際の出射レーザーLaの焦点位置(ポイントP1〜P
5)を示す側面断面図である。
際の出射レーザーLaの焦点位置(ポイントP1〜P
5)を示す側面断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る多層光記録媒体
1Aの構成を示す側面断面図である。
1Aの構成を示す側面断面図である。
【図7】出願人が既に開発している多層光記録媒体51
の構成を示す側面断面図である。
の構成を示す側面断面図である。
【図8】多層光記録媒体51に対してフォーカシングす
る際の出射レーザーLaの焦点位置(ポイントP1〜P
5)を示す側面断面図である。
る際の出射レーザーLaの焦点位置(ポイントP1〜P
5)を示す側面断面図である。
1,1A 多層光記録媒体
2 基材
3 L1記録層
3a,5a リードインエリア
3b,5b 基本情報記録エリア
3c,5c データ記録エリア
3d,5d リードアウトエリア
4 スペーサ層
5 L0記録層
6 カバー層
11 記録再生装置
13 ピックアップ
17 制御部
20 記録処理
Dd 記録データ
Di ディスク情報
Dt データ管理情報
La 出射レーザー
Lb 反射レーザー
P1〜P5 ポイント
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G11B 20/12 B41M 5/26 V
Fターム(参考) 2H111 EA03 EA04 EA31 FA02
5D029 JB13 JB42
5D044 AB01 BC02 BC05 BC06 CC04
DE01
5D090 AA01 BB03 BB04 BB12 CC01
DD03 GG16 GG17 GG21 HH01
Claims (7)
- 【請求項1】 記録データを記録するためのデータ記録
領域がそれぞれ形成されたN層(Nは2以上の自然数)
の記録層を少なくとも基材の一面側に積層して構成した
追記型または書換え型の多層光記録媒体であって、 前記各記録層における前記各データ記録領域に記録され
るすべての前記記録データについてのデータ管理情報を
記録するためのデータ管理情報記録領域が前記N層の記
録層のうちいずれか1つの記録層にのみ形成されている
多層光記録媒体。 - 【請求項2】 再生用レーザービームまたは記録用レー
ザービームの入射方向から数えて1番目の前記記録層に
前記データ管理情報記録領域が形成されている請求項1
記載の多層光記録媒体。 - 【請求項3】 前記データ管理情報記録領域は、当該多
層光記録媒体の厚み方向において前記各記録層の前記各
データ記録領域に重ならない部位に形成されている請求
項1または2記載の多層光記録媒体。 - 【請求項4】 記録データを記録するためのデータ記録
領域がそれぞれ形成されたN層(Nは2以上の自然数)
の記録層を少なくとも基材の一面側に積層して構成した
追記型または書換え型の多層光記録媒体に当該記録デー
タを記録する記録データの記録方法であって、 前記各記録層における前記各データ記録領域に記録され
る前記記録データについてのデータ管理情報を記録する
ためのデータ管理情報記録領域を前記N層の記録層のう
ちいずれか1つの記録層内に規定すると共に、当該各デ
ータ記録領域に当該記録データを記録し、当該記録した
すべての記録データについての前記データ管理情報を前
記規定したデータ管理情報記録領域に記録する記録デー
タの記録方法。 - 【請求項5】 前記記録データの記録時において前記デ
ータ管理情報記録領域にフォーカシングする際に、記録
用レーザービームの入射の向きに沿って当該レーザービ
ームの焦点位置を順次移動させる請求項4記載の記録デ
ータの記録方法。 - 【請求項6】 再生用レーザービームまたは前記記録用
レーザービームの入射方向から数えて1番目の前記記録
層内に前記データ管理情報記録領域を規定する請求項4
または5記載の記録データの記録方法。 - 【請求項7】 請求項4から6のいずれかに記載の記録
データの記録方法に従って前記多層光記録媒体に前記記
録データおよび前記データ管理情報を記録可能に構成さ
れた記録装置であって、 前記多層光記録媒体に対して前記記録データおよび前記
データ管理情報を記録する記録手段と、当該記録手段に
よる記録処理を制御する記録制御部を備え、当該記録制
御部は、前記記録手段に対して、前記多層光記録媒体に
記録されたすべての前記記録データについてのデータ管
理情報を前記N層の記録層のうちのいずれか1つの記録
層内に規定したデータ管理情報記録領域に記録させる記
録装置。
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- 2002-11-28 AU AU2002349602A patent/AU2002349602A1/en not_active Abandoned
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