JP2003168079A - 記憶媒体のローディング方法及びローディング装置並びに記録及び/又は再生装置 - Google Patents

記憶媒体のローディング方法及びローディング装置並びに記録及び/又は再生装置

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JP2003168079A
JP2003168079A JP2001367858A JP2001367858A JP2003168079A JP 2003168079 A JP2003168079 A JP 2003168079A JP 2001367858 A JP2001367858 A JP 2001367858A JP 2001367858 A JP2001367858 A JP 2001367858A JP 2003168079 A JP2003168079 A JP 2003168079A
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寿 半澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体メモリを用いる記憶媒体のローディング
装置の小型化を図り、記憶媒体の確実なローディング及
びイジェクト操作を実現する。 【解決手段】 記憶媒体1が挿入保持され、記憶媒体1
の挿脱を可能とするイジェクト位置と記憶媒体の装着位
置との間に亘って移動されるホルダ52を記録再生装置
内の記録再生位置方向に移動させることによって、ホル
ダ52を記憶媒体挿入方向とは逆方向のイジェクト方向
に移動させる付勢力を第1の付勢部材132に蓄積し、
第1の付勢部材132に蓄積された付勢力を解放するこ
とによってホルダ52をイジェクト方向に移動させ、ホ
ルダ52に保持された記憶媒体1のイジェクトを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体メモリを記憶素子
に用いる記憶媒体を、例えば記録及び/又は再生装置内
の装着位置にローディングするローディング装置及びロ
ーディング方法、更には、このローディング装置を用い
た記憶媒体の記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記憶媒体として、固体
メモリを記憶素子に用いる記憶媒体が用いられている。
固体メモリを用いた記憶媒体は、大きな記憶容量を確保
しながら小型に形成することができるので、この記憶媒
体を用いた記録及び/又は再生装置の一層の小型化を図
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、大き
な記憶容量を確保しながら小型に形成することができる
固体メモリを記憶素子に用いるような記憶媒体のローデ
ィング装置の一層の小型化を図り、このローディング装
置を用いる記憶媒体のローディング装置の一層の小型化
を図り、更には上記ローディング装置を用いた記録及び
/又は再生装置の一層の小型化を図ることにある。
【0004】本発明の他の目的は、固体メモリを記憶素
子に用いる記憶媒体を確実にローディングできるローデ
ィング装置を提供し、更に、所定装着位置にローディン
グした記憶媒体を確実にイジェクトすることができるロ
ーディング装置及び記録及び/又は再生装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述したような目的を達
成するために提案される本発明は、記憶媒体を所定の記
録及び/又は再生位置にローディングするローディング
方法であり、記憶媒体を移動が規制されたホルダ内に挿
入するステップと、記憶媒体のホルダ内への更なる挿入
により記憶媒体の接点とホルダ内の接続端子とを電気的
に接続するステップと、ホルダをシャーシにロックして
移動を規制するロック手段をホルダ内に挿入される記憶
媒体により押圧操作し、ロック手段によるホルダのシャ
ーシへのロックを解除するステップと、記憶媒体と共に
ホルダを記憶媒体の挿入方向に更に移動するステップ
と、ホルダに係合され上記ホルダと一体に記憶媒体の挿
入方向に移動されるレバーがシャーシに係合される共に
ホルダとの係合が解除するまで移動されることにより蓄
積される付勢力を第1及び第2の付勢手段に蓄積するス
テップと、レバーとの係合が解除されたホルダのみが第
3の付勢手段によって記憶媒体と共に記憶媒体の挿入方
向に引き込み操作されるステップとを備える。
【0006】ここで、第1の付勢手段には、ホルダを記
憶媒体の挿入方向とは逆方向のイジェクト方向に移動さ
せる付勢力が蓄積され、第2の付勢手段には、レバーを
イジェクト方向に移動させる付勢力が蓄積される。
【0007】また、本発明に係る記憶媒体のローディン
グ方法は、移動が規制されたホルダ内に記憶媒体を挿入
するステップと、記憶媒体のホルダ内への更なる挿入に
より記憶媒体の接点とホルダ内の接続端子とを電気的に
接続するステップと、ホルダをシャーシにロックして移
動を規制するロック手段をホルダ内に挿入される記憶媒
体により押圧操作し、ロック手段による上記ホルダの上
記シャーシへのロックを解除するステップと、記憶媒体
と共にホルダを記憶媒体の挿入方向に更に移動するステ
ップと、ホルダに係合されホルダと一体に記憶媒体の挿
入方向に移動されるレバーがシャーシに係合される共に
ホルダとの係合が解除するまで移動されることにより蓄
積される付勢力を第1及び第2の付勢手段に蓄積するス
テップと、レバーとの係合が解除されたホルダのみが第
3の付勢手段によって記憶媒体と共に記憶媒体の挿入方
向に引き込み操作されるステップと、第1の付勢手段に
蓄積された付勢力を解放し、第3の付勢手段の付勢力に
抗してホルダを記憶媒体の挿入方向とは逆方向のイジェ
クト方向に移動するステップと、イジェクト方向に移動
するホルダがレバーに係合すると共にシャーシへの係合
が解除されるステップと、レバーがホルダと一体に第2
の付勢手段に蓄積された付勢力によりイジェクト方向に
移動されるステップとを備える。
【0008】ここで、第1の付勢手段への付勢力の蓄積
は、ホルダの記憶媒体の挿入方向への移動によって行わ
れる。第2の付勢手段への付勢力の蓄積は、レバーがホ
ルダに係合し、ホルダと一体に記憶媒体の挿入方向に移
動されることによって行われる。
【0009】上述のような目的を達成するために提案さ
れる記憶媒体のローディング装置は、記憶媒体が挿入さ
れると共に、挿入された記憶媒体の先端側に設けられた
接点と接続される接続端子が設けられたホルダと、この
ホルダに設けられると共にホルダが移動可能に支持され
るシャーシに係合し、ホルダのシャーシに対する移動を
規制すると共に、ホルダに挿入される記憶媒体の接点が
ホルダの接続端子に接続されるとき、記憶媒体に押圧さ
れることによりシャーシに対するロックを解除するロッ
ク機構と、このロック機構によるシャーシに対するロッ
クが解除されて移動されるホルダに係合し、ホルダと一
体に記憶媒体の挿入方向に移動される揺動レバーと、こ
の揺動レバーを記憶媒体の挿入方向とは逆方向のイジェ
クト方向に付勢する第1の付勢手段と、揺動レバーの移
動に伴いホルダをイジェクト方向に移動させるための付
勢力を蓄積する第2の付勢手段と、ホルダを記憶媒体の
挿入方向に付勢する第3の付勢手段とを備える。このロ
ーディング装置は、揺動レバーがホルダと一体に記憶媒
体の挿入方向に移動されることにより第1及び第2の付
勢手段に揺動レバー及びホルダをイジェクト方向に移動
させる付勢力を蓄積させると共に、揺動レバーの記憶媒
体の挿入方向への移動によってシャーシに対してロック
され且つホルダとの係合が解除されることにより、記憶
媒体が挿入されるホルダのみが第3の付勢手段により記
憶媒体の挿入方向に引き込まれ、第1の付勢手段に蓄積
された付勢力が解放され、この解放された付勢力により
第3の付勢手段の付勢力に抗してホルダが挿入方向とは
逆方向のイジェクト方向に操作され、ホルダが揺動レバ
ーと係合すると共にシャーシに対する係合が解除される
ことにより、揺動レバーがホルダと一体に第2の付勢手
段による付勢力を受けてイジェクト方向に移動される。
【0010】このローディング装置を構成する第1の付
勢手段は、シャーシが取り付けられるベースにホルダの
移動方向と同方向に移動可能に支持されるとともに付勢
力解放制御手段によって移動が規制される付勢方向制御
部材と揺動レバーの間に張設され、揺動レバーがホルダ
と一体に記憶媒体の挿入方向に移動されるとき、付勢方
向制御部材の記憶媒体挿入方向への移動が移動規制手段
によって規制されることにより、揺動レバー及びホルダ
をイジェクト方向に移動させる付勢力が蓄積される。
【0011】また、揺動レバーは、記憶媒体のホルダに
対する挿入方向に移動可能にシャーシに支持されたスラ
イダに回動可能に支持され、第2の付勢手段は、スライ
ダとシャーシとの間に亘って設けられる。
【0012】そして、第1の付勢手段は、スライダと付
勢力制御部との間に亘って張設されている。
【0013】第1の付勢手段に蓄積された付勢力は、移
動規制部材により付勢方向制御部材の移動の規制が解除
されることにより解放されて、揺動レバー及びホルダを
イジェクト方向に移動させる。
【0014】付勢方向制御部材は、第1の付勢手段に蓄
積された付勢力によりホルダの記憶媒体の挿入方向に移
動された後イジェクト方向に移動する動作を行う。
【0015】本発明に係るローディング装置は、更に、
付勢方向制御部材のホルダの記憶媒体の挿入方向への移
動によって回動操作され、ホルダをイジェクト方向に押
圧する回動操作部材を備える。
【0016】移動規制手段は、ソレノイドプランジャに
よって操作される。すなわち、移動規制手段を操作する
手段としてソレノイドプランジャが用いられる。
【0017】また、移動規制部材は、手動操作される操
作部材によって操作されるようにしてもよい。
【0018】更に、本発明は、固体メモリを記憶素子に
用いる記憶媒体を用いる記録及び/又は再生装置であ
り、記憶媒体が挿入されると共に、挿入された記憶媒体
の先端側に設けられた接点と接続される接続端子が設け
られたホルダと、このホルダに設けられると共にホルダ
が移動可能に支持されるシャーシに係合し、ホルダのシ
ャーシに対する移動を規制すると共に、ホルダに挿入さ
れる記憶媒体の接点がホルダの接続端子に接続されると
き、記憶媒体に押圧されることによりシャーシに対する
ロックを解除するロック機構と、このロック機構による
シャーシに対するロックが解除されて移動されるホルダ
に係合し、ホルダと一体に記憶媒体の挿入方向に移動さ
れる揺動レバーと、揺動レバーを記憶媒体の挿入方向と
は逆方向のイジェクト方向に付勢する第1の付勢手段
と、揺動レバーの移動に伴いホルダをイジェクト方向に
移動させるための付勢力を蓄積する第2の付勢手段と、
ホルダを記憶媒体の挿入方向に付勢する第3の付勢手段
とを備え、揺動レバーがホルダと一体に記憶媒体の挿入
方向に移動されることにより第1及び第2の付勢手段に
揺動レバー及びホルダをイジェクト方向に移動させる付
勢力を蓄積させると共に、揺動レバーの記憶媒体の挿入
方向への移動によってシャーシに対してロックされ且つ
ホルダとの係合が解除されることにより、記憶媒体が挿
入されるホルダのみが第3の付勢手段により記憶媒体の
挿入方向に引き込まれ、ホルダに挿入された記憶媒体を
データの記録又は再生位置にローディングし、第1の付
勢手段に蓄積された付勢力が解放され、この解放された
付勢力により第3の付勢手段の付勢力に抗してホルダが
挿入方向とは逆方向のイジェクト方向に操作され、ホル
ダが揺動レバーと係合すると共にシャーシに対する係合
が解除されることにより、揺動レバーがホルダと一体に
第2の付勢手段による付勢力を受けてイジェクト方向に
移動され、ホルダに挿入された記憶媒体のイジェクトが
可能とされる。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係るローディング
装置が適用される記録及び/又は再生装置に用いられる
記憶媒体を説明すると、この記憶媒体1は、固体メモリ
をメモリ素子に用いたものであって、合成樹脂をモール
ド成型したメモリ本体を構成する筐体2を備え、この筐
体2の内部に、例えば32メガバイト以上の大きな記憶
容量を有するフラッシュメモリ等のメモリ素子が設けら
れている。記憶媒体1は、例えば、図1に示すように、
短辺の長さW1を略21.45mmとなし、長辺の長さ
1を略50mmとなし、厚さD1を略2.8mmとなす
略矩形状に形成されている。
【0020】記憶媒体1を構成する収納体2の一方の短
辺側である一端側には、図1及び図2に示すように、一
端面から底面に亘るように、接点部3が形成されてい
る。この接点部3には、互いに仕切り壁3aに分離され
た複数の接点3bが設けられている。筐体2内に設けら
れたメモリ素子に対する情報の読み出し又は書き込み動
作は、接点部3に設けられた接点3bを介して行われ
る。
【0021】筐体2の接点部3が形成された一端面側の
一方のコーナ部には、図1及び図2に示すように、円弧
状に切り欠かれた記録及び/又は再生装置への挿入方向
を示す切り欠き部4が設けられている。収納体2の切り
欠き部4が形成された側の一方の側面には、図2に示す
ように、収納体2の底面側を解放した誤挿入防止溝5が
切り欠き部4に連続して形成されている。この切り欠き
部4及び誤挿入防止溝5は、板状メモリ1が記録及び/
又は再生装置に装着されるとき、記録及び/又は再生装
置に対する挿入方向を規制して誤挿入を防止するための
ものである。
【0022】収納体2の底面側には、接点部3の近傍に
位置して、誤って情報信号を半導体メモリに記録するこ
とを防止する誤記録防止スイッチ6が設けられている。
誤記録防止スイッチ6は、筐体2内の操作子に連結さ
れ、一方にスライドされたとき、情報信号の記録を可能
となし、他方にスライドされたとき、新たな情報信号が
上書きされないようにしている。収納体2の一方の側面
及び他方の側面には、記録及び/又は再生装置に挿入さ
れたとき、記録及び/又は再生装置側に設けた係合保持
部に係合し、あるいは装着の有無を検出する検出部が係
合する第1及び第2の係合凹部7,8が設けられてい
る。
【0023】上述のように構成された記憶媒体1を用い
る本発明が適用される記録再生装置として、図3に示す
ように構成されたものがある。図3に示す記録再生装置
は、オーディオデータ等の情報信号を記憶媒体1に記録
し、又は記憶媒体1に記憶されたオーディオデータ等の
情報信号の再生を行うものである。この記録再生装置1
1は、手で把持して用いる程度の大きさに構成されてな
るものであって、図3に示すように、長尺な直方体状に
形成された装置本体を構成するハウジング12を備えて
いる。ハウジング12内には、後述するように構成され
た本発明が適用された記憶媒体1のローディング装置が
内蔵され、このローディング装置を介して記憶媒体1の
ローディングが行われる。ハウジング12の底面には、
ハウジング12に内蔵されたローディング装置に記憶媒
体1を挿脱するための記憶媒体挿脱口13が設けられて
いる。記憶媒体挿脱口13は、記憶媒体1が接点部3が
設けられた一端側を挿入端として挿入されるに足る大き
さを有する矩形状に形成されている。記憶媒体挿脱口1
3は、ローディング装置側に回動可能に支持される蓋体
により閉塞される。
【0024】ハウジング12内には、装着された記憶媒
体1に対しオーディオデータ等の情報信号の記録を行
い、あるいは記憶媒体1に記憶されたオーディオデータ
等の情報信号の再生を行う記録再生回路やその他の信号
処理部が設けられている。ハウジング12の一側面に
は、図3に示すように、記憶媒体1にオーディオデータ
等の情報信号の記録を行う記録モードを選択する記録モ
ード選択キー13、再生モード選択キー14、記録モー
ド等の操作モードを停止する停止キー15、その他の操
作モードの選択を行う各種操作キー16が設けられてい
る。また、ハウジング12の前面側の上方側の位置に
は、液晶素子等からなる表示部17が設けられている。
この表示部17には、現在の操作モードや記憶媒体1記
録される情報のインデックス等が表示される。この表示
部17が設けられた前面側の上方側のコーナ部には、外
部音声の集音を行うマイクロホン18が設けられてい
る。
【0025】また、ハウジング12には、図示しない
が、接続コードを介してパーソナルコンピュータやディ
スクドライブ装置との接続を図るための接続部が設けら
れている。この接続部は、USB(Universal Serial B
us)に準拠されたものとして構成されている。
【0026】このような構成を備えた記録再生装置は、
記憶媒体挿脱口13を介して図1及び図2に示すような
記憶媒体1を装置本体内の装着位置に装着し、記録モー
ド選択キー13を操作して記録操作モードすることによ
って、接続部を介してパーソナルコンピュータ等の外部
機器から入力されるオーディオデータやマイクロホン1
8を介して集音される音声の記録が行われる。また、再
生モード選択キー14を操作して再生操作モードするこ
とによって、装着された記憶媒体1に記録されたオーデ
ィオデータ等の情報信号の再生が行われる。
【0027】本発明が適用される記録再生装置の他の例
として、コンパクトディスク(CD)等の光ディスクを
記憶媒体に用いる光ディスクドライブや磁気ディスクを
記録媒体に用いるハードディスクドライブを一体的に内
蔵した記録再生装置21がある。
【0028】この記録再生装置21は、図4に示すよう
に、機器本体を構成するハウジング22の上部側に光デ
ィスクを記録媒体に用いる光ディスクドライブ23が設
けられている。光ディスクドライブ23の記録媒体とし
て用いられる光ディスクは、光ディスクドライブの回転
駆動機構に着脱自在に装着される。光ディスクドライブ
23に対する光ディスクの着脱は、ハウジング22の上
部に設けられた蓋体24を回動操作することによってハ
ウジング22の上部を開放し、光ディスクドライブ23
のディスク回転駆動機構を外方に臨ませることによって
行われる。
【0029】蓋体24の開放操作は、ハウジング22の
正面側の中央部に設けられた開放操作釦25をスライド
操作することによって行われる。
【0030】磁気ディスクを一体的に取り付けたハード
ディスクドライブは、磁気ディスクの交換を必要としな
いので、ハウジング22内に内蔵されている。
【0031】図4に示す記録再生装置21は、更に、ハ
ウジング22内に、図1及び図2に示した記憶媒体1が
着脱自在に装着される記憶媒体装着部26が設けられて
いる。記憶媒体装着部26に対する記憶媒体1の装着操
作は、ハウジング22に内蔵される本発明が適用される
後述するように構成されるローディング装置を用いて行
われる。
【0032】ローディング装置への記憶媒体1の挿脱
は、図4に示すように、ハウジング22の正面中央部に
設けた記憶媒体挿脱口27を介して行われる。この記憶
媒体挿脱口27も、前述した携帯型の記録再生装置11
と同様に、記憶媒体1が接点部3が設けられた一端側を
挿入端として挿入されるに足る大きさを有する矩形状に
形成され、ローディング装置側に回動可能に支持される
蓋体により閉塞される。
【0033】この記録再生装置21においても、ハウジ
ング12内には、装着された記憶媒体1に対しオーディ
オデータ等の情報信号の記録を行い、あるいは記憶媒体
1に記憶されたオーディオデータ等の情報信号の再生を
行う記録再生回路やその他の信号処理部が設けられてい
る。
【0034】ハウジング22の上部に設けられる装置本
体側の蓋体24の上面には、図4に示すように、光ディ
スクドライブ23やハードディスクドライブの操作モー
ドを選択する複数のモード選択キー28が設けられてい
る。
【0035】光ディスクドライブ23及びハードディス
クドライブと共に、記憶媒体装着部26を設け、記憶媒
体1に対する情報信号の記録再生を可能とした複合型の
記録再生装置21は、光ディスクドライブ23、ハード
ディスクドライブ及び記憶媒体記録再生部との間で相互
に情報信号の伝送を可能とし、例えば、光ディスクに記
憶されたオーディオデータをハードディスク又は記憶媒
体1に記録することを可能とするように構成され、光デ
ィスクに記録されたオーディオデータ等を記憶媒体1に
記録し、あるいはハードディスクに記録されたオーディ
オデータ等を記憶媒体1に記録し、更に、記憶媒体1に
記録されたオーディオデータ等をハードディスクに記録
する機能を有している。
【0036】このような光ディスク、ハードディスク及
び記憶媒体1との間で相互に情報信号の伝送を行い、各
記録媒体間でのオーディオデータ等の情報信号の記録
は、蓋体24の上面に設けた複数の操作キーからなる記
録モード選択部29の操作によって実行される。
【0037】蓋体24の上面には、携帯型の記録再生装
置11と同様に、液晶素子等からなる表示部30が設け
られている。この表示部30には、現在の操作モードや
記憶媒体1記録される情報のインデックス等が表示され
る。
【0038】上述したような記録再生装置11,21
は、装置内部に構成された記憶媒体装着部に記憶媒体1
をローディングするために、ローディング装置が用いら
れる。このローディング装置として、図5及び図6に示
すように構成されたものが用いられる。
【0039】図5及び図6に示すローディング装置51
は、記録再生装置11,21内の記憶媒体装着部に装着
される記憶媒体1が挿入保持されるホルダ52を備え
る。ホルダ52は、薄い金属板を打ち抜き折り曲げて形
成されてなるものであって、記憶媒体1が接点部3を設
けた一端側を挿入端として挿入されるに足る幅を有し、
相対向する両側に挿入される記憶媒体1の両側を支持す
る一対の側壁53,54が立ち上がり形成され、一端側
を記憶媒体1の挿入側としている。一方の側壁53に
は、ホルダ52に挿入された記憶媒体1に設けた第1の
係合凹部7に係合する係合保持片55が設けられてい
る。係合保持片55は、一方の側壁53の一部を切り起
こして形成され、基端部側を側壁53への連結部とし、
記憶媒体1の挿入方向に向かって延長され、先端部に記
憶媒体1の第1の係合凹部7に係合する係合部56が設
けられている。係合部56は、係合保持片55の先端部
を円弧状に折り曲げて形成され、ホルダ52の記憶媒体
1の挿入側に膨出されている。
【0040】ホルダ52の他端側には、ホルダ52に挿
入された記憶媒体1の一端側に設けた接点部3の各接点
3bがそれぞれ電気的且つ機械的に接続される複数の接
続端子57を設けたコネクター58が配設されている。
コネクター58は、図7に示すように、絶縁体である合
成樹脂からなる端子支持体59に複数の接続端子57を
並列して支持し、端子支持体59の他端側に外部接続用
のフレキシブルプリント基板60が接続されている。
【0041】コネクター58は、薄い金属板を打ち抜き
折り曲げて断面コ字状に形成したコネクターケース61
に取り付けられ、コネクターケース61を介してホルダ
52の他端側に取り付けられてる。コネクターケース5
9は、相対向する両側に、コネクター58の支持を図る
と共に、ホルダ52への取付片となる一対の側壁62,
63が立ち上がり形成され、背面側にコネクター58の
取付位置を規制する立ち上がり壁64が形成されてい
る。コネクター58は、端子支持体59の両端を一対の
側壁62,63により挟持し、端子支持体59の背面側
を立ち上がり壁64に突き当てることにより、取付位置
が位置規制されてコネクターケース59に支持される。
このとき、コネクター58は、コネクターケース59か
らの脱落を防止するため、端子支持体59の両端に設け
た係合凹部を側壁62,63の一部を膨出形成した係合
突部に係合させて取り付けられている。
【0042】コネクター58を取り付けたコネクターケ
ース61は、図5に示すように、コネクター58側をホ
ルダ52に対向させ、一対の側壁62,63を、ホルダ
52の一対の側壁53,54間に嵌合させるようにして
取り付けられる。このとき、コネクターケース61は、
側壁62,63の一部を切り起こして形成した複数の係
合片65を、ホルダ52側の側壁52,53に穿設した
複数の係合孔66にそれぞれ係合させることによって、
ホルダ52に一体的に取り付けられる。
【0043】コネクターケース61は、ホルダ52に取
り付けられ、ホルダ52と共に記憶媒体1の保持する機
能を実現している。すなわち、側壁62,62の先端側
には、ホルダ52に挿入された記憶媒体1の底面側を支
持するL字状をなす記憶媒体支持片67,67が折り曲
げ形成されている。
【0044】上述のように、コネクター58を取り付け
たコネクターケース61をホルダ52に組み合わせるこ
とにより、ホルダ52とコネクターケース61との間に
記憶媒体1の収納保持部が構成される。記憶媒体1は、
接点部3側を挿入端として、ホルダ52のコネクター5
8が配設される側に対向する開放された一端側からホル
ダ52とコネクターケース61との間の収納保持部に挿
入され、接点部3をコネクター58に接続させる。
【0045】ところで、コネクター58に設けられる複
数の接続端子57中の最も外側に位置する電源のグラン
ド端子となる2本の接続端子57、5710の長さL
が、図8示すように、他の接続端子57の長さL
り長く形成されている。これは、記憶媒体1がホルダ5
2に挿入されたとき、両側の接点3aがグランド端子と
なる2本の接続端子57、5710に最先に接続さ
れ、装置本体側との電源との確実な接続を実現するよう
にしている。また、複数の接続端子57中の中央部に設
けられる記憶媒体1の挿抜を検出する接続端子57
は、最も短い長さL をもって形成されている。この
ように挿抜検出用の接続端子57を形成することによ
り、図8に示すように、記憶媒体1をホルダ52に挿入
するときには、他の接続端子57に接点3aが接続され
た後挿抜検出用の接続端子57に接続され、記憶媒体
1をホルダ52から抜き取るイジェクトを行う際には、
最先に接点3aとの接続が解消されるので、記憶媒体1
のコネクター58に対する正確な接続状態を検出するこ
とができ、記憶媒体1と装置本体側との確実な信号の授
受を実現できる。
【0046】上述のように、記憶媒体1が電気的に接続
されるコネクター58を取り付けたホルダ52は、ホル
ダ52に挿入保持された記憶媒体1を装置本体内の所定
装着位置にローディングし得るように、装置本体を構成
するハウジング12,22内に配設されるベース69に
固定して取り付けられたシャーシ71に移動可能に取り
付けられる。ベース69は、薄い平板状をなす金属板を
打ち抜いて形成されている。
【0047】シャーシ71は、薄い金属板を打ち抜き折
り曲げて形成されてなるものであって、図5に示すよう
に、矩形状の枠体を構成するように形成され、相対向す
る両側にホルダ52を支持する第1及び第2の支持壁7
2,73が立ち上がり形成されている。第1及び第2の
支持壁72,73には、ホルダ52の第1及び第2の側
壁53,54の一部を突出させ、第1及び第2の側壁5
3,54に一体に形成した支軸74,75が係合される
長孔として形成されたスライドガイド孔76,77が穿
設されると共に、ホルダ52の底面側を支持するホルダ
支持片78,79が設けられている。スライドガイド孔
76,77は、シャーシ71を機器本体内に取り付けた
とき、機器本体の内方に位置する側に設けられ、ホルダ
支持片78,79は、記憶媒体1が挿入される側に位置
して、断面L字状をなすように形成されている。
【0048】ホルダ52は、図9及び図10に示すよう
に、シャーシ71の第1及び第2の支持壁72,73間
に嵌合するように配設され、支軸74,75をスライド
ガイド孔76,77に挿入係合させ、底面側の両側をホ
ルダ支持片78,79により支持されることにより、記
憶媒体1の挿脱を可能となすイジェクト位置と記憶媒体
1を装着位置まで移動させるローディング位置との間に
亘って移動可能に支持される。
【0049】なお、ホルダ52の第1及び第2の側壁5
3,54には、シャーシ71側の第1及び第2の支持壁
72,73との接触抵抗を小さくなす突出部53a,5
4aが形成されている。このような突出部53a,54
aが形成されることにより、ホルダ52は、シャーシ7
1に対する円滑な移動が保証される。
【0050】上述のようにシャーシ71に移動可能に支
持されたホルダ52には、図9に示すように、ホルダ5
2が記憶媒体1の挿脱を可能とする初期位置にあって、
このホルダ52に挿入される記憶媒体1の接点部3がホ
ルダ52側に設けたコネクター58に接続されるまでホ
ルダ52をロックし、その後ロックを解除し、ホルダ5
2の記憶媒体装着位置方向への移動を可能となすロック
機構81が設けられている。
【0051】ロック機構81は、ホルダ52の内方側の
一方のコーナ部に回動可能に支持されたロックレバー8
2を備えている。ロックレバー82は、図5に示すよう
に、先端側にシャーシ71の一部に係合するロック片8
3が設けられ、基端部側に枢支孔84が穿設されてい
る。このロックレバー82は、図9に示すように、枢支
孔84をホルダ52の平面部の一部を突出させて形成し
た支軸85に枢支することによって、この支軸85を中
心に回動可能に支持されている。ロックレバー82は、
基端部側に設けた記憶媒体押圧片86とホルダ52に取
り付けられたコネクター58の端子支持体59に設けた
バネ係合凹部87と間に配設された付勢部材である圧縮
コイルバネ88により、先端側のロック片83がシャー
シ71側に突出する図9中矢印A方向に回動付勢され
ている。
【0052】ロックレバー82は、図9に示すように、
ホルダ52が記憶媒体1の挿脱を可能とする初期位置に
あるとき、圧縮コイルバネ88に付勢され、ロック片8
3を、ホルダ52の第1の側壁53に挿入保持片55を
形成することによって穿設された挿通孔89を介してシ
ャーシ71側に突出されている。シャーシ71側に突出
されたロック片83は、図11に示すように、シャーシ
71の第1の支持壁72の一部を切り欠いて形成した係
合凹部90に係合し、ホルダ52の記憶媒体挿入方向の
図9中矢印X方向への移動を規制している。
【0053】本発明に係るローディング装置は、記憶媒
体1が挿入されたホルダ52のローディング操作とイジ
ェクト操作を制御するローディング制御機構91が設け
られている。このローディング装置は、更に、記憶媒体
1が挿入保持されたホルダ52が記録再生装置内の記録
再生位置に移動操作されるときに、このホルダ52を記
憶媒体1の装脱を可能とするイジェクト位置に移動させ
る付勢力が蓄積される第1の付勢手段の付勢力の方向を
制御し、記録再生位置に挿入されたホルダ52をイジェ
クト位置に移動制御する付勢方向制御部材130と、こ
の付勢方向制御部材130の移動を制御し、第1及び第
2の付勢手段に付勢力を蓄積させ、あるいは第1及び第
2の付勢手段に蓄積された付勢力を解放させる付勢力解
放制御手段としての付勢力解放制御機構131を備えて
いる。
【0054】ここで、第1の付勢手段は、ホルダ52と
このホルダ52が移動可能に支持されたシャーシ71が
取り付けられるベース69との間に張設される第1の引
っ張りバネ132によって構成される。
【0055】まず、ローディング制御機構91を説明す
ると、ローディング制御機構91は、図9及び図10に
示すように、ホルダ52を記憶媒体1の挿脱方向に移動
可能に支持したシャーシ71の第2の支持壁73側には
設けられている。このローディング制御機構91は、第
2の支持壁73上を図9中矢印X方向又は矢印X
向に移動可能に支持されたスライダ92と、スライダ9
2に回動可能に支持され、スライダ92と共に移動され
る揺動レバー93と、スライダ92とシャーシ71との
間に張設されてスライダ92を図9中矢印X方向のイ
ジェクト方向に移動付勢する第2の付勢手段を構成する
第2の引っ張りコイルバネ94と、スライダ92とホル
ダ52との間に亘って張設されてホルダ52を図10中
矢印X方向の記憶媒体1の挿入方向に移動付勢する第
2の付勢部材としての第2の引っ張りコイルバネ95と
を備える。
【0056】スライダ92は、図5に示すように、長尺
な細板状に形成され、長手方向の両側をシャーシ71の
第2の支持壁73の両側に形成した複数の係止片96,
97に係止され、第2の支持壁73上を移動可能に支持
されている。
【0057】揺動レバー93は、基端部側に設けた支軸
98をスライダ92の一端側に穿設した枢支孔103に
枢支させることにより、支軸98を中心に、図12中に
矢印C方向及び矢印D方向に回動可能に支持されてい
る。この揺動レバー93の支軸98を中心とした回動範
囲は、シャーシ71の一部とこのシャーシ71に移動可
能に支持されたホルダ52とによって規制される。すな
わち、揺動レバー93は、図12に示すように、第2の
支持壁73の一側縁を折り返して形成した回動規制片9
9とホルダ52の一側縁から突設された回動規制片10
0と間で回動するように回動範囲が規制されている。
【0058】揺動レバー93は、シャーシ71の側壁5
4とスライダ92との間に挟持されるようにして配設さ
れることによりスライダ92からの脱落が防止されてい
る。支軸98は、揺動レバー93の一部を打ち出しによ
り突出させて形成されている。なお、スライダ92に
は、図9に示すように、側壁54との間に揺動レバー9
3を配設するための空間を確保するための折り返し部9
2a,92bが設けられている。
【0059】揺動レバー93の先端側の一側には、ホル
ダ52の一部に係合する傾斜面部として形成された係合
部101が設けられている。この係合部101は、図9
及び図12に示すように、ホルダ52の移動方向に対し
傾斜して設けられ、ホルダ52が図8に示す初期位置に
あるときホルダ52の一部に係合する。ホルダ52側の
係合部101が係合する部分は、揺動レバー93の回動
を規制する回動規制片100の先端側の一部を切り起こ
して形成した部分であって、揺動レバー93の押圧操作
片102である。
【0060】揺動レバー93の係合部101が設けられ
た側とは反対側の側縁の中途部には、シャーシ71側の
回動規制片99に当接し、ホルダ52が初期値から記憶
媒体挿入方向への移動、すなわち図9中矢印X方向へ
所定量移動されたとき、シャーシ71側の回動規制片9
9の一部を切り欠いて形成した係合孔105に係合する
係合する係合片106が突設されている。なお、係合孔
105の係合片106が係合する側に側縁には、係合片
との確実な係合を図るため、立ち上がり片107が形成
されている。
【0061】上述のように構成された揺動レバー93を
支持したスライダ92は、長手方向の中途部に形成した
バネ係止片108とシャーシ71に設けたバネ係止片1
09との間に張設された第2の引っ張りコイルバネ94
により、図12中矢印X方向に付勢されている。すな
わち、スライダ92は、第2の引っ張りコイルバネ94
により、ホルダ52に記憶媒体1を挿入する方向とは逆
方向のイジェクト方向に付勢されている。
【0062】また、スライダ92とホルダ52との間に
張設される第3の引っ張りコイルバネ95は、スライダ
92の先端側に形成したバネ係止片110とホルダ52
の一側の中途部に形成したバネ係止片111との間に張
設され、ホルダ52を図10中矢印X方向の記憶媒体
1の挿入方向に移動付勢している。
【0063】シャーシ71の一端側、すなわち、ホルダ
52に対し記憶媒体1の挿脱を行うための記憶媒体挿脱
部112が設けられる側には、記憶媒体挿脱部112を
開閉し、このローディング装置51を前述した図3又は
図4に示すような記録再生装置11,21に組み込んだ
とき、これら記録再生装置11,21に設けた記憶媒体
挿脱口13,27に対向し、これら挿脱口13,27を
開閉する開閉蓋115が取り付けられている。
【0064】開閉蓋115は、図9及び図10に示すよ
うに、記憶媒体挿脱部112を開閉する覆部116の両
側に設けた一対の回動アーム117,118をシャーシ
71の記憶媒体挿脱部112が形成された側の両側に支
持させることによって、記憶媒体挿脱部112を開閉す
るように回動可能に取り付けられる。すなわち、開閉蓋
115は、回動アーム117,118の先端部に穿設し
た枢支孔11a,118aをシャーシ71の第1及び第
2の支持壁側壁72,73に突設した支軸119,12
0に枢支させ、これら支軸119,120を中心に回動
可能に取り付けられている。開閉蓋115は、回動付勢
部材としてのねじりコイルバネ121により記憶媒体挿
脱部112若しくは記憶媒体挿脱口13,27を常時閉
塞する方向の図9中矢印E方向に回動付勢されている。
ねじりコイルバネ121は、コイル部を他方の回動アー
ム118に突設した支軸118bに挿通し、一方のアー
ム部121aをシャーシ71側に設けたバネ係止片10
9に係止し、他方のアーム部121bを開閉蓋115側
に設けたバネ係止部123に形成させることにより、開
閉蓋115を図10中矢印E方向に回動付勢している。
【0065】開閉蓋115は、シャーシ71の両側に突
設した回動規制片124,125に回動アーム117,
118を当接させることにより、ねじりコイルバネ12
1による回動付勢位置が規制され、記憶媒体挿脱部11
2を閉塞した位置に保持されている。
【0066】開閉蓋115は、図9に示すように、覆部
116をシャーシ71の先端から突出するように取り付
けられている。シャーシ71から突出した覆部116の
上面は、ホルダ52に挿入される記憶媒体1によって押
圧操作される押圧操作部116aとされている。すなわ
ち、開閉蓋115は、覆部116の上面の押圧操作部1
16a側から押圧操作されることにより、ねじりコイル
バネ121の付勢力に抗して記憶媒体挿脱部112を開
放する方向の図10中矢印F方向に回動操作される。
【0067】覆部116の内面、すなわち、ホルダ52
に挿入された記憶媒体1の背面と対向する面は、図10
に示すように、湾曲面116a若しくは傾斜面とされて
いる。覆部116の内面に湾曲面116a若しくは傾斜
面を設けることにより、ホルダ52からイジェクトされ
る記憶媒体1によって湾曲面116a若しくは傾斜面が
押圧操作されることにより、開閉蓋115をねじりコイ
ルバネ121の付勢力に抗して回動させるようにするこ
とができる。開閉蓋115は、記憶媒体1のイジェクト
操作に関連して記憶媒体挿脱部112若しくは記憶媒体
挿脱口13,27を開放する方向に回動される。
【0068】上述のように構成された本発明に係るロー
ディング装置51は、ホルダ52が記憶媒体1の挿脱を
可能とする図9、図10に示すイジェクト位置である初
期位置にあるとき、ホルダ52は、記憶媒体1の挿脱部
側をシャーシ71の記憶媒体挿脱部112に最も近接し
た位置に置かれる。このとき、揺動レバー93を支持し
たスライダ92は、第2の引っ張りコイルバネ94の付
勢力を受けて、図10及び図12中矢印X方向に移動
付勢され、このスライダ92に支持された揺動レバー9
3も同方向に移動付勢されている。揺動レバー93は、
初期位置にあるとき、係合片106をシャーシ71に設
けた回動規制片99に当接させ、図12中矢印C方向へ
の移動が規制された状態で、係合部101をホルダ52
に設けた押圧操作片102に当接係合させている。この
とき、第2の引っ張りコイルバネ94により図10及び
図12中矢印X方向に移動付勢されたスライダ92に
支持された揺動レバー93は、図10及び図12中矢印
方向に移動付勢されながら係合片106を回動規制
片99に当接させているので、回動規制片99への当接
方向とは逆方向の支軸98を中心に図10及び図12中
矢印D方向に回動付勢された状態にあり、係合部101
をホルダ52の押圧操作片102に圧接させている。
【0069】ホルダ52は、図9及び図10に示す初期
位置にあるとき、揺動レバー93の係合部101が押圧
操作片102に当接しているので、スライダ92との間
に張設された第2の引っ張りコイルバネ95による図1
0、図12中矢印X方向への記憶媒体挿入方向への移
動が規制された状態にある。
【0070】なお、ホルダ52の初期位置は、支軸7
4,75をシャーシ71側のスライドガイド孔76,7
7の端部に当接させることにより規制されている。
【0071】更に、ホルダ52が初期位置にあるとき、
ロック機構81を構成するロックレバー82が圧縮コイ
ルバネ88の付勢力を受けて図9中矢印A方向に回動
付勢され、ロック片83をシャーシ71の係合凹部90
に係合させ、ホルダ52の図9中矢印X方向の記憶媒
体挿入方向への移動を規制した状態におく。
【0072】更にまた、開閉蓋115も、ねじりコイル
バネ121の付勢力を受けて記憶媒体挿脱部112を閉
塞した位置に回動付勢されている。
【0073】次に、記録再生装置内の記録再生位置にロ
ーディングされたホルダ52をイジェクト位置に移動さ
せる挿入されるときに、第1の引っ張りバネ132に付
勢力を蓄積させ、第1の引っ張りバネ132の付勢力の
方向を制御し、記録再生位置に挿入されたホルダ52を
イジェクト位置に移動制御する付勢方向制御部材130
と、この付勢方向制御部材130の移動を制御し、第1
の引っ張りバネ132に付勢力を蓄積させ、あるいは第
1の引っ張りバネ132に蓄積された付勢力を解放させ
る付勢力解放制御機構131を説明する。この付勢力解
放制御機構131は、ホルダ52に挿入保持された記憶
媒体1にイジェクト操作を行うイジェクト機構として機
能する。
【0074】付勢方向制御部材130は、図6及び図1
3に示すように、ホルダ52を移動可能に支持したシャ
ーシ71が取り付けられるベース69の底面側、すなわ
ち、シャーシ71が取り付けられる面とは反対側の面
に、ホルダ52の移動方向と同方向の図13中矢印X
方向又は矢印X方向に移動可能に支持されている。こ
の付勢方向制御部材130は、長尺な薄板状の部材とし
て形成され、移動方向を長径として形成された一対の移
動ガイド孔134,134を、ベース69の底面側に設
けた一対の移動ガイド軸135,135に挿通支持され
ている。付勢方向制御部材130は、一対の移動ガイド
軸135,135にガイドされ、移動ガイド孔134,
134の長径方向の範囲で図13中矢印X方向又は矢
印X方向に移動する。
【0075】移動ガイド軸135,135は、ベース6
9の一部にバーリング加工を施すことによって円筒状に
形成されている。一対の移動ガイド軸135,135の
先端部は、折り返されることによって付勢方向制御部材
130の抜け止め片135aを構成している。一対の移
動ガイド軸135,135の基端部側には、付勢方向制
御部材130の載置面側に向かって膨出部135bが設
けられている。これら膨出部135bは、長尺な付勢方
向制御部材130をベース69の底面から離間させて支
持することにより、付勢方向制御部材130が移動する
ときの摩擦抵抗を軽減し、円滑な移動を保証するもので
ある。
【0076】付勢方向制御部材130によって付勢力の
方向が制御される第1の引っ張りバネ132は、この付
勢方向制御部材130と揺動レバー93が支持されたス
ライダ92と間に張設されている。すなわち、第1の引
っ張りバネ132は、第3の引っ張りバネ95の一端が
係止されるバネ係止片110が設けられたスライダ92
の先端側に設けられた他のバネ係止片136と、付勢方
向制御部材130の中途部の一側に突設されたバネ係止
片137との間に張設されている。このように張設され
た第1の引っ張りバネ132は、付勢方向制御部材13
0及びスライダ92を互いに近接する方向に付勢してお
り、図10に示すように、付勢方向制御部材130側に
設けた当接片142とスライダ92側に設けた当接片1
29とを当接させ、付勢方向制御部材130とスライダ
92とを一体化している。
【0077】スライダ92は、前述したように、シャー
シ71との間に張設された第2の引っ張りバネ94によ
って図10中矢印X方向に常時移動付勢されているの
で、このスライダ92に第1の引っ張りバネ132を介
して連結されて一体化された付勢方向制御部材130
も、同方向の図13中矢印X方向に移動付勢されてい
る。したがって、付勢方向制御部材130は、ホルダ5
2が図9及び図10に示す初期位置にあるときには、図
13示すように、移動ガイド孔134,134の内方側
の端部、すなわちホルダ52の挿入方向側の端部を移動
ガイド軸135,135に当接させた状態にある。
【0078】付勢方向制御部材130の移動を制御し、
第1の引っ張りバネ132に付勢力を蓄積させ、あるい
は第1の引っ張りバネ132に蓄積された付勢力を解放
させる付勢力解放制御機構131は、本例にあっては、
付勢方向制御部材130の移動を規制するトリガーレバ
ー137と、このトリガーレバー137を操作するソレ
ノイドプランジャ138とを備える。
【0079】ソレノイドプランジャ138は、ベース6
9上に固定された取付基台147に設けた位置決めピン
147aに位置決め孔138aを係合させ、固定ネジ1
38bにより固定されて上記取付基台147に取り付け
られている。
【0080】トリガーレバー137は、図6及び図13
に示すように、略L字状に形成され、一端側に付勢方向
制御部材130の先端側の一側に折り曲げ形成した被係
止片130aに係合する係合片139が設けられ、他端
側にソレノイドプランジャ138のプランジャロッド1
40に押圧操作される押圧操作部141が設けられてい
る。押圧操作部141は、凹状部として形成され、プラ
ンジャロッド140の先端部が嵌合されることによっ
て、プランジャロッド140と関連されている。
【0081】このトリガーレバー137は、図13及び
図14に示すように、略中央部の折り曲げ部に設けた軸
挿通部143をベース69に植立した支軸144に挿通
し、この支軸144を中心にして、図13中矢印R
向又は矢印R方向に回動可能に支持されている。トリ
ガーレバー137も、ベース69面上を円滑に回動し得
るように、図14に示すように、一端側のベース69と
対向する面側に摺動突起137aが突設されている。
【0082】なお、支軸144の先端部にはワッシャー
145が取り付けられ、トリガーレバー137の支軸1
44からの抜け止めを図っている。
【0083】トリガーレバー137は、軸挿通部143
に巻回された捩りコイルバネ146により支軸144を
中心にして図13中矢印X方向に回動付勢されてい
る。すなわち、トリガーレバー137は、一端側の係合
片139を付勢方向制御部材130の被係止片130a
に係合させる方向に常時回動付勢されている。
【0084】捩りコイルバネ146は、コイル部146
aを軸挿通部143に挿通し、コイル部146aから延
長された一方のアーム部146bをソレノイドプランジ
ャ138が取り付けられた取付基台147の一側に突設
した係止突片148に係止させ、他方のアーム部146
cをトリガーレバー137の他端部側の中途部に設けた
係止突片137bに係止させて取り付けられるとによ
り、トリガーレバー137を図13中矢印R方向に回
動付勢している。
【0085】トリガーレバー137は、捩りコイルバネ
146により図13中矢印R方向に回動付勢されるこ
とにより、一端側の係合片139を付勢方向制御部材1
30の被係止片130aに係合させ、付勢方向制御部材
130の図13中矢印X方向の移動を規制している。
すなわち、付勢方向制御部材130は、ホルダ52が初
期位置にあるときや、記録再生位置に移動された状態に
あるときには、トリガーレバー137によって、ホルダ
52の挿入方向である図13中矢印X方向の移動が規
制されている。
【0086】捩りコイルバネ146により回動付勢され
たトリガーレバー137は、ソレノイドプランジャ13
8の通電によって、捩りコイルバネ146の付勢力に抗
して、係合片139の付勢方向制御部材130に対する
係合を解除する方向の図13中矢印R方向に回動され
る。
【0087】ここでソレノイドプランジャ138は、プ
ランジャロッド140を図示しないマグネットによって
図13中矢印S方向に吸引している吸着型のものが用
いられ、駆動コイル138aに通電されると、プランジ
ャロッド140を図13中矢印S方向に突出させる。
【0088】ソレノイドプランジャ138に通電され、
プランジャロッド140が図13中矢印S方向に突出
されると、トリガーレバー137は、プランジャロッド
140によって押圧操作部140が押圧され、捩りコイ
ルバネ146の付勢力に抗して、図13中矢印R方向
に回動され、係合片139の付勢方向制御部材130に
対する係合を解除する。
【0089】ところで、付勢方向制御部材130は、ト
リガーレバー137によって移動が規制された状態に置
かれることにより、ホルダ52が装置内の記録再生位置
方向の図13中矢印X方向に移動されることにより、
第1の引っ張りバネ132に付勢力を蓄積させる。すな
わち、ホルダ52が図13中矢印X方向に移動される
と、このホルダ52と一体に移動可能となされたスライ
ダ92がホルダ52とともに図13中矢印X方向に移
動されることにより、移動が規制された付勢方向制御部
材130に対し第1の引っ張りバネ132が伸張され付
勢力が蓄積される。
【0090】なお、シャーシ71に移動可能に支持され
たスライダ92は、ホルダ52が図13中矢印X方向
の記憶媒体挿入方向に移動されるとき、後述するよう
に、ホルダ52とともに移動され、第2の引っ張りバネ
94を伸張させ、この引っ張りバネ94にホルダ52を
イジェクト方向に移動させる付勢力を蓄積させる。スラ
イダ92は、第2の引っ張りバネ94を所定量伸張させ
るまで移動されると、更なる記憶媒体挿入方向への移動
が規制され、ホルダ52がスライダ92から分離して図
13中矢印X方向の記憶媒体挿入方向に移動可能な状
態となる。この状態となったホルダ52は、第3の引っ
張りバネ95の付勢力を受けて図13中矢印X方向の
記憶媒体挿入方向に移動され、記憶媒体1を記録再生位
置にローディングする。
【0091】このように、ホルダ52が記録再生装置内
の記録再生位置に移動され、第1の引っ張りバネ132
に付勢力が蓄積された状態、すなわち、ホルダ52に挿
入保持した記憶媒体1を記録再生位置にローディングさ
れた状態にあって、ソレノイドプランジャ138に通電
され、プランジャロッド140が図13中矢印S方向
へ突出され、トリガーレバー137が捩りコイルバネ1
46の付勢力に抗して図13中矢印R方向に回動され
と、係合片139による付勢方向制御部材130の移動
の規制が解除され、付勢方向制御部材130は、第1の
引っ張りバネ132の付勢力を受けて、図13中矢印X
方向に移動される。このとき、ホルダ52は、図13
中矢印X方向に移動される。
【0092】付勢方向制御部材130は、第1の引っ張
りバネ132に蓄積された付勢力が解放されると、一旦
図13中矢印X方向に移動する。このとき、付勢方向
制御部材130は、記憶媒体挿入方向への移動が規制さ
れた状態にあるスライダ92の当接片129に付勢方向
制御部材130側の当接片142を当接させるまで図1
3中矢印X方向に移動する。付勢方向制御部材130
が第1の引っ張りバネ132の付勢力を受けて図13中
矢印X方向に移動するとき、ホルダ52は、後述する
ように、逆方向の図13中矢印X方向のイジェクト方
向に移動される。
【0093】付勢方向制御部材130は、当接片142
をスライダ92の当接片129に当接させる位置まで移
動されると、第1の引っ張りバネ132に蓄積された付
勢力の殆どが解放され、スライダ92の図13中矢印X
方向への移動によって第2の引っ張りバネ93に蓄積
された付勢力を受けて、スライダ92と一体に図13中
矢印X方向のイジェクト方向に移動される。なお、移
動が規制されていたスライダ92は、ホルダ52の図1
3中矢印X方向への移動によりその規制が解除され、
ホルダ52と一体に第2の引っ張りバネ93に蓄積され
た付勢力を受けて図13中矢印X方向のイジェクト方
向に移動される。
【0094】更に、ベース69の底面側には、付勢方向
制御部材130の図13中矢印X方向への移動により
回動操作される付勢方向変換レバー151が設けられて
いる。付勢方向変換レバー151は、付勢方向制御部材
130の第1の引っ張りバネ132の付勢力を受けた移
動によってローディング位置にあるホルダ52を、付勢
方向制御部材130の移動方向とは逆方向の図13中矢
印X方向のイジェクト方向に移動させるものである。
【0095】付勢方向変換レバー151は、図6及び図
13に示すように、ベース69の底面側に設けた支軸1
52に中央部に穿設した軸挿通孔153を挿通し、支軸
152を中心に図13中矢印T方向又は矢印T方向
に回動可能に支持されている。支軸152は、ベース6
9の一部にバーリング加工を施すことによって円筒状に
形成され、先端部が折り返されることによって付勢方向
変換レバー151の抜け止め片152aを構成してい
る。また、支軸152の基端部側には、付勢方向変換レ
バー151をベース69の底面から離間させて支持して
円滑な回動を保証するようにするため、付勢方向変換レ
バー151の軸挿通孔153の周縁を支持する膨出部1
52bが設けられている。更に、ベース69の底面側に
は、付勢方向変換レバー151のベース69との接触面
積を小さくして回動操作時の摩擦抵抗を低減させる突条
部154が突設されている。
【0096】支軸152に回動可能に支持された方向変
換レバー151は、図13に示すように、一端側に設け
た半円状の第1の押圧操作部155を付勢方向制御部材
130の中途部の一部を切り起こして形成した押圧片1
56に対向させ、他端側に設けた半円状の第2の押圧操
作部157をホルダ52の一部を切り起こして形成した
被押圧片158に対向させている。
【0097】方向変換レバー151は、付勢方向制御部
材130が第1の引っ張りバネ132の付勢力を受けて
図13中矢印X方向移動されたとき、押圧片156に
より第1の押圧操作部155が押圧され、支軸152を
中心にして図13中矢印T方向に回動される。方向変
換レバー151が図13中矢印T方向に回動される
と、第2の押圧操作部157が、記録再生位置にローデ
ィングされているホルダ52に設けた被押圧片158を
押圧し、ホルダ52を図13中矢印X方向のイジェク
ト方向に移動させる。方向変換レバー151は、付勢方
向制御部材130の移動方向を変換してホルダ52をイ
ジェクト方向に移動させる。
【0098】なお、ホルダ52を移動可能に支持したシ
ャーシ71は、スライダ92が設けられる側とは反対側
の側壁53側に突設した支持片161を固定ネジ162
により固定し、背面側の一部を折り返して形成した一対
の支持片163,163をベース69の背面側の一部を
折り返して形成した取付片164,164に固定ネジ1
65を介して固定することにより、ベース69に取り付
けられている。
【0099】次に、上述のように構成された本発明に係
るローディング装置51を用いて記憶媒体1を記録再生
装置内の記録再生位置にローディングし、更に、記録再
生位置に装着された記憶媒体1をイジェクト操作する手
順を説明する。
【0100】まず、記憶媒体1を記録再生位置にローデ
ィングするためには、図15、図16及び図17に示す
ように、接点部3が設けられた一端側を挿入端として記
憶媒体1を記憶媒体挿脱部112を介してホルダ52内
に挿入する。記憶媒体1をホルダ52に挿入するとき、
記憶媒体1の挿入端側の平面により押圧操作部116a
を押圧し、図16示すように、開閉蓋115をねじりコ
イルバネ121の付勢力に抗して回動させて記憶媒体挿
脱部112を開放する。
【0101】このとき、記憶媒体1は、誤挿入防止溝5
が設けられた側をホルダ52内のロックレバー82が設
けられた側に位置させて挿入される。
【0102】記憶媒体1の挿入端となる接点部3が設け
られ側には、複数の接点3aを仕切る仕切壁が突設され
ているので、接点部3側を開閉蓋115に当接させて
も、開閉蓋115等が接点3aに直接接触することが防
止されている。
【0103】開閉蓋115を回動させ、接点部3が設け
られた側をホルダ52に臨ませ、更に記憶媒体1をホル
ダ52内に挿入すると、図8に示すように、接点部3の
各接点3aがホルダ52側に設けたコネクター58の各
接続端子57に電気的且つ機械的に接続される。接点部
3がコネクター58に接続されるとき、前述したよう
に、最も長いグランド端子となる2本の接続端子5
、5710に両側の接点3aが最先に接続され、最
後に最も短い接続端子57に中央の接点3aが接続さ
れるので、全ての接点3aがコネクター58側の接続端
子57に電気的に接続されることにより、ホルダ52に
記憶媒体1が挿入されたことが検出される。このような
構成を採用することにより、記憶媒体1のホルダ52へ
の確実な挿入を実現できる。
【0104】記憶媒体1が接点部3とコネクター58と
の接続が行われる位置までホルダ52内に挿入される
と、挿入保持片55の係合部56が第1の係合凹部7に
係合し、記憶媒体1のホルダ52に対する確実な保持を
図る。
【0105】ホルダ52は、記憶媒体1の接点部3がホ
ルダ52に取り付けたコネクター58に完全に接続され
るまでロック機構81により移動が規制された状態に置
かれている。すなわち、記憶媒体1の接点部3がコネク
ター58に完全に接続されるまで、図15に示すよう
に、ロックレバー82がシャーシ71の係合凹部90に
係合しホルダ52の移動を規制している。
【0106】接点部3とコネクター58との接続が行わ
れるまで、ホルダ52の移動が規制されるので、接点部
3とコネクター58との接続を記憶媒体1のホルダ52
への挿入操作のみで行うことができ、記憶媒体1のホル
ダ52への挿入操作、電気的且つ機械的な接続操作が極
めて容易となる。
【0107】接点部3とコネクター58との接続が行わ
れた後、更に記憶媒体1を図15中矢印X方向の記憶
媒体挿入方向に挿入すると、記憶媒体1の挿入端によっ
て記憶媒体押圧片86が押圧され、ロックレバー82が
圧縮コイルバネ88の付勢力に抗して図15中矢印A
方向に回動され、図18に示すように、ロック片83の
係合凹部90への係合が解除され、ホルダ52の図18
中矢印X方向の記憶媒体挿入方向への更なる挿入が可
能な状態となる。
【0108】ホルダ52は、記憶媒体1がホルダ52に
挿入されロックレバー82のロックが解除された時点ま
で初期位置にあるので、図12及び図19に示すよう
に、ローディング制御機構91を構成する揺動レバー9
3の係合部101が押圧操作片102に当接した状態に
ある。すなわち、ホルダ52は、ロック機構81による
ロックが解除され、記憶媒体挿入方向への移動が可能な
状態にあって、押圧操作片102を揺動レバー93の係
合部101に当接させた状態にある。
【0109】ここで、記憶媒体1を押圧操作してホルダ
52を、図18中矢印X方向の記憶媒体挿入方向へ更
に挿入すると、押圧操作片102により係合部101が
押圧され、揺動レバー93が図16中矢印X方向に移
動され、この揺動レバー93が支持されたスライダ92
が第2の引っ張りコイルバネ94を伸張させるように同
方向に移動される。第2の引っ張りコイルバネ94は、
スライダ92が移動されて伸張されることにより、ホル
ダ52を初期位置方向のイジェクト方向に移動させる付
勢力が蓄積される。
【0110】このとき、揺動レバー93は、係合片10
6をシャーシ71側の回動規制片99に当接した状態に
あって、図16中矢印C方向の回動が規制され、係合部
101をホルダ52側の押圧操作片102に当接させた
状態を維持する。
【0111】すなわち、揺動レバー93は、図12に示
すように、回動支点となる支軸89を通る中心線P
り一側に偏倚した位置に設けた係合部101がホルダ5
2側の押圧操作片102により図12中矢印G方向の直
線方向に押圧されると、支軸89を中心に図12中矢印
C方向に回動付勢される。したがって、揺動レバー93
は、ホルダ52により押圧操作されるとき、係合部10
1を押圧操作片102から離脱させる方向に回動付勢さ
れている。ここで、係合部101は、図12に示すよう
に、押圧操作片102による押圧方向に対し一定角度θ
だけ傾斜させた傾斜面部として形成されている。すなわ
ち、係合部101は、押圧操作片102によって回動付
勢される方向に傾斜されているので、押圧操作片102
による押圧力を略直交する方向から受けるようすること
ができ、効率良くホルダ52により揺動レバー93を押
圧することができる。
【0112】ホルダ52に設けた押圧操作片102が揺
動レバー93に設けた係合部101に係合した状態で、
ホルダ52に挿入された記憶媒体1を手指により押圧
し、ホルダ52を図18中矢印X方向の記憶媒体挿入
方向へ更に挿入すると、揺動レバー93は、第2の引っ
張りコイルバネ94を伸張させながらスライダ92と一
体に図14中矢印X方向に移動する。
【0113】このとき、スライダ92と付勢方向制御部
材130との間に張設された第1の引っ張りバネ132
も、スライダ92の図18中矢印X方向への移動に伴
って図20に示すように伸張される。このとき、付勢方
向制御部材130は、トリガーレバー137により移動
が規制された状態にあるので、スライダ92の図18中
矢印X方向の移動量に応じて伸張される。このとき、
スライダ92に設けた当接片129は、付勢方向制御部
材130に設けた当接片142への当接が解除されて離
間される。
【0114】スライダ92が図18中矢印X方向に移
動し、このスライダ92とともに同方向に移動する揺動
レバー93に設けた係合片106がシャーシ71側に設
けた回動規制片99の一部を切り欠いて形成した係合孔
105に対向する位置に至ると、回動規制片99による
揺動レバー93の回動規制が解除され、揺動レバー93
は図19及び図21中矢印C方向に回動され、係合部1
01の押圧操作片102との係合を解除し、係合片10
6を係合孔105に係合させる。
【0115】揺動レバー93の係合片106がシャーシ
71側の係合孔105に係合すると、スライダ92は、
ホルダ52によって移動操作され、図19に示すよう
に、第2の引っ張りコイルバネ94を伸張させた位置に
保持される。このとき、ホルダ52は、押圧操作片10
2の揺動レバー93の係合部101に対する係合が解除
されることにより、第2の引っ張りコイルバネ94を伸
張させた位置に保持されているスライダ92に対し移動
可能な状態となる。ホルダ52は、このホルダ52とス
ライダ92との間で伸張された状態にある第3の引っ張
りコイルバネ95の付勢力を受け、図18及び図19中
矢印X方向の記憶媒体挿入方向に移動され、図22及
び図23に示すように、記憶媒体装着位置にまで移動さ
れ、保持した記憶媒体1を装着位置にローディングす
る。
【0116】このとき、第1の引っ張りバネ132は、
図20に示すように、最大に伸張された状態となされて
いる。
【0117】なお、ホルダ52が記憶媒体挿入方向に移
動するとき、揺動レバー93は、係合部101が設けら
れた先端側の一側がホルダ52側の回動規制片100に
当接し、図24中矢印D方向の回動が規制された状態に
ある。揺動レバー93の図24中矢印D方向の回動が規
制されることにより、係合片106のシャーシ71側の
係合孔105への係合状態が確実に維持され、第1の引
っ張りコイルバネ94を伸張させた状態を維持する。
【0118】記憶媒体1を保持したホルダ52が記憶媒
体装着位置まで引き込まれると、記憶媒体1は装置内に
完全に引き込まれ、ホルダ52に挿入される記憶媒体1
によって回動されていた開閉蓋115が、ねじりコイル
バネ121の付勢力を受けて回動され、図23及び図2
5に示すように、記憶媒体挿脱部112を閉塞し、記憶
媒体1のローディング操作を完了する。
【0119】ホルダ52に挿入保持された記憶媒体1の
記憶媒体装着位置へのローディングが行われたとき、ベ
ース69の底面側に設けられた方向変換レバー151が
支軸152を中心にして図25中矢印T方向に回動さ
れ、一端側の第1の押圧操作部155を付勢方向制御部
材130の中途部に設けた押圧片156に近接させる。
すなわち、方向変換レバー151は、ホルダ52が記録
媒体装着位置方向の図25中矢印X方向に移動する
と、ホルダ52の被押圧片158によって第2の押圧操
作部157が押圧操作することによりよって図25中矢
印T方向に回動され、第1の押圧操作部155を付勢
方向制御部材130に設けた押圧片156に近接させ
る。このように、方向変換レバー151は、第1の引っ
張りバネ132を伸張させた位置に移動された付勢方向
制御部材130の押圧片156に第1の押圧操作部15
5を近接させることにより、第1の引っ張りバネ132
の付勢力が解放され、付勢方向制御部材130が図25
中矢印X方向に移動したとき、付勢方向制御部材13
0の移動に伴って直ちに回動操作されることが可能とな
る。その結果、第1の引っ張りバネ132に蓄積された
付勢力の解放初期の大きな力を有効に利用してホルダ5
2を図25中矢印X方向のイジェクト方向に移動させ
ることができ、ホルダ52の確実なイジェクト操作を実
現できる。
【0120】なお、記憶媒体1が挿入されたホルダ52
を記憶媒体装着部に引き込む引き込み力は、第3の引っ
張りコイルバネ95の力量を可変することにより任意に
設定することができる。
【0121】上述のように、本発明に係るローディング
装置51は、接点部3がコネクター58に接続されるま
で記憶媒体1をホルダ52に挿入し、更に手指により記
憶媒体1を手指により押圧すると、記憶媒体1をバネ等
の付勢部材の付勢力を利用して自動的に所定の記憶媒体
装着部に装着させることができる。
【0122】次に、記録再生位置に装着された記憶媒体
1をイジェクトする操作について説明する。
【0123】図22、図23及び図25に示すように記
憶媒体装着位置に装着された記憶媒体1をイジェクトす
るには、ソレノイドプランジャ138に通電し、トリガ
ーレバー137による付勢方向制御部材130の移動規
制を解除する。
【0124】本発明に係るローディング装置51を前述
した図3又は図4に示すような記録再生装置11,21
に適用した場合には、記録再生装置11,21側に設け
たイジェクト操作釦を操作し、ソレノイドプランジャ1
38に通電を行う。
【0125】ソレノイドプランジャ138に通電される
と、吸引保持されていたプランジャロッド140が図2
5中矢印S方向に突出する。プランジャロッド140
が図25中矢印S方向に突出すると、プランジャロッ
ド140によって押圧操作部141が押圧操作されるこ
とにより、トリガーレバー137が捩りコイルバネ14
6の付勢力に抗して図25中矢印R方向に回動する。
トリガーレバー137が図25中矢印R方向に回動さ
れると、図26に示すように、一端側に設けた係合片1
39の付勢方向制御部材130の被係止片130aに対
する係合が解除される。
【0126】ソレノイドプランジャ138の通電は、捩
りコイルバネ146の付勢力に抗してトリガーレバー1
37を回動し、付勢方向制御部材130に対する係合を
解除させるに足る僅かの時間で足りる。
【0127】図26に示すように、トリガーレバー13
7による付勢方向制御部材130の移動規制が解除され
ると、付勢方向制御部材130が図26中矢印X方向
への移動が可能な状態となる。移動可能となされた付勢
方向制御部材130は、ホルダ52の記録再生位置への
移動によって第1の引っ張りバネ132に蓄積された付
勢力を受けて図26中矢印X方向に移動される。この
とき、付勢方向制御部材130は、記憶媒体挿入方向の
図26中矢印X方向への移動が規制された状態にある
スライダ92の当接片129に付勢方向制御部材130
側の当接片142を当接させるまで図26中矢印X
向に移動する。
【0128】付勢方向制御部材130が図26中矢印X
方向に移動されると、押圧片156により方向変換レ
バー151の第1の押圧操作部155を押圧し、方向変
換レバー151を支軸152を中心にして図26中矢印
方向に回動する。方向変換レバー151が図13中
矢印T方向に回動されると、第2の押圧操作部157
が、記録再生位置にローディングされているホルダ52
に設けた被押圧片158を押圧し、ホルダ52を図26
中矢印X方向のイジェクト方向に移動させる。
【0129】第1の引っ張りバネ132に蓄積された付
勢力は、付勢方向制御部材130を図26中矢印X
向に移動させ、方向変換レバー151を介してホルダ5
2をイジェクト方向に移動させたところで解放された状
態となる。
【0130】ここで、ホルダ52が、図22、図23及
び図27中矢印X方向のイジェクト方向に移動される
と、係合片106をシャーシ71側の係合孔105に係
合させた状態に置かれた揺動レバー93に対し相対移動
する。ホルダ52が、更に図22及び図23中矢印X
方向に移動すると、回動規制片100上に先端側の一側
を当接させ、図23中矢印D方向への回動が規制された
状態にあった揺動レバー93が図23中矢印D方向に回
動される。
【0131】第2の引っ張りコイルバネ94を伸張させ
た位置に保持され図28中矢印X方向に移動付勢され
たスライダ92に支持された揺動レバー93は、図27
中矢印X方向に移動付勢されながら係合片106をシ
ャーシ71側の係合孔105に係合させていることによ
り、図28中矢印D方向に回動付勢された状態にある。
【0132】ホルダ52が、更に図28中矢印X方向
に移動し、揺動レバー93の先端側の一側と回動規制片
100との当接を解除する位置に至ると、揺動レバー9
3は、支軸98を中心にして図28中矢印D方向に回動
され、先端側の一側に設けた係合部101をホルダ52
側の押圧操作片102に係合させる。この係合と同時
に、揺動レバー93は、シャーシ71側の係合孔105
に対する係合片106の係合を解除する。
【0133】揺動レバー93は、シャーシ71側への係
合を解除することにより、第2の引っ張りコイルバネ9
4の付勢力を受けて移動可能な状態となる。このとき、
揺動レバー93は、ホルダ52の押圧操作片102に係
合部101を係合させるので、ホルダ52と一体に移動
可能な状態となる。このとき、第2の引っ張りコイルバ
ネ94は、スライダ92を図27及び図28中矢印X
方向のイジェクト方向に移動させる付勢力が蓄積されて
いるので、スライダ92と一体に移動する揺動レバー9
3を介してホルダ52を図27及び図28中矢印X
向のイジェクト方向に移動させる。
【0134】このとき、付勢方向制御部材130は、第
1の引っ張りバネ132に蓄積された付勢力が解放され
た状態にあって当接片142をスライダ92の当接片1
29に当接させているので、スライダ92と一体に図2
6中矢印X方向に移動し、図13に示す初期位置に復
帰する。
【0135】上述のように、ホルダ52が図27及び図
28中矢印X方向に移動すると、ホルダ52に保持さ
れた記憶媒体1により開閉蓋115の湾曲面116aが
押圧操作され、開閉蓋115がねじりコイルバネ121
の付勢力に抗して回動されて記憶媒体挿脱部112が開
放され、記憶媒体挿脱部112を介して記憶媒体1の一
部が装置外部に突出する。記憶媒体挿脱部112から突
出した部分を把持し、記憶媒体1を引き抜くことによ
り、接点部3をコネクター58から離脱させてイジェク
トが完了する。記憶媒体1のイジェクトと共に、開閉蓋
115がねじりコイルバネ121の付勢力を受けて回動
されて記憶媒体挿脱部112を閉塞する。
【0136】このとき、ホルダ52は、図9及び図13
に示す初期位置に移動し、ロック機構81のロックレバ
ー82が圧縮コイルバネ88の付勢力を受けて図9中矢
印A 方向に回動されてシャーシ71に係合しロックさ
れた状態におかれる。
【0137】ところで、揺動レバー93に設けたシャー
シ71側の係合孔105に係合する係合片106は、揺
動レバー93の長手方向の先端側の側縁に位置して設け
られている。すなわち、係合片106は、揺動レバー9
3の回動支点となる支軸89を通る中心線Pに対し偏
倚した位置で、支軸89より離間した位置に設けられて
いるので、揺動レバー93が第2の引っ張りコイルバネ
94により中心線Pと平行な方向に移動付勢されたと
き、係合孔105に対し一定の角度を有する方向から当
接する。このとき、揺動レバー93は、図24中矢印D
方向に回動付勢された状態となる。そして、係合片10
6の係合孔105への当接面を中心線P に対し略垂直
に形成しておくことにより、係合孔105に対する係脱
を容易に行うことができる。すなわち、揺動レバー93
が付勢されて係合片106が係合孔105に当接すると
きに加わる力が、揺動レバー93が回動付勢される方向
に向くためである。したがって、ホルダ52に装着され
た記憶媒体1のイジェクト操作を軽い力で容易に行うこ
とができる。
【0138】上述した本発明に係るローディング装置
は、付勢方向制御部材130の移動を規制するトリガー
レバー137を操作する手段として、電磁駆動手段とし
てのソレノイドプランジャ138を用い、電気的にトリ
ガーレバー137の回動操作を行っているが、手動操作
によって行うようにしてもよい。
【0139】電磁駆動手段等の電気的な駆動手段を用い
ることなく付勢方向制御部材130の移動を規制し、ま
た移動の規制を解除する機構を備えたローディング装置
を、図29及び図30を参照して説明する。
【0140】なお、前述した例と共通する構成要素につ
いては、共通の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0141】図29及び図30に示すローディング装置
は、付勢方向制御部材130の移動を規制し、またこの
規制を解除する機構として、手動によって回動操作され
る前述したトリガーレバー137に相当する移動規制レ
バー171を備えている。
【0142】移動規制レバー171は、付勢方向制御部
材130の他端側の一側に設けた係合部172に係合す
る係合凹部173が先端側に形成された規制制御部17
4と、この規制制御部174に対し直交する方向に延長
された回動操作部175を備え、全体として略L字状に
形成されている。回動操作部175の先端側の一側に
は、手指により押圧される押圧操作部175aが設けら
れている。
【0143】この移動規制レバー171は、規制制御部
174と回動操作部175が連結される折り曲げ部に設
けた枢支部176をベース69に植立した支軸177に
枢支させ、この支軸177を中心に、図29中矢印P
方向又は矢印P方向に回動可能に支持されている。
【0144】なお、支軸177の先端には、移動規制レ
バー171の支軸177からの抜け止めを図るワッシャ
ー177aが取り付けられている。
【0145】このとき、移動規制レバー171は、係合
凹部173が付勢方向制御部材130に設けた係合部1
72に係合し得るように規制制御部174を付勢方向制
御部材130上に重ね合わせるように延在させ、回動操
作部175をシャーシ71の前面側の記憶媒体挿脱部1
12に沿うように延長させ、先端側の押圧操作部175
aをシャーシ71の前面側に臨ませて配設されている。
このように配設された移動規制レバー171を備えたロ
ーディング装置は、例えば前述した図4に示すような記
録再生装置に取り付けたとき、押圧操作部175aを記
録再生装置の前面側に臨ませることができる。このロー
ディング装置を用いた場合には、記録再生装置の前面側
で記憶媒体1の装着操作とイジェクト操作を行うように
することができる。
【0146】また、移動規制レバー171は、規制制御
部174の中途部に設けたバネ係止片180とベース6
9に形成したバネ係止片178との間に張設された引っ
張りバネ179により、支軸177を中心にして図29
中矢印P方向に回動付勢されている。移動規制レバー
171は、図29中矢印P方向に回動付勢されること
により、係合凹部173を初期位置にある付勢方向制御
部材130の係合部173に係合させることにより、こ
の付勢方向制御部材130の移動を規制している。
【0147】移動規制レバー171により、付勢方向制
御部材130の図29中矢印X方向の移動が規制され
ることにより、前述したローディング装置と同様に、ホ
ルダ52の記録再生位置方向への移動に伴って第1の引
っ張りバネ132が伸張され、この引っ張りバネ132
に付勢力が蓄積される。
【0148】移動規制レバー171は、回動操作部17
5が押圧操作部175aを介して回動操作されると、引
っ張りバネ179の付勢力に抗して支軸177を中心に
図29中矢印P方向に回動される。移動規制レバー1
71が図29中矢印P方向に回動されると、規制制御
部174の係合凹部173と付勢方向制御部材130の
係合部173との係合が解除され、移動規制レバー17
1による付勢方向制御部材130の移動規制が解除され
る。したがって、記憶媒体1が記録再生装置内の記録再
生位置に装着された状態で、移動規制レバー171を手
動操作により図29中矢印P方向に回動すると、付勢
方向制御部材130が第1の引っ張りバネ132に蓄積
された付勢力を受けて図29中矢印X方向に移動し、
前述したローディング装置と同様に方向変換レバー15
1を回動操作してホルダ52をイジェクト方向に移動さ
せ、ホルダ52に挿入保持された記憶媒体1のイジェク
ト操作が行われる。
【0149】上述した各例では、ローディング制御機構
91を構成する揺動レバー93は、スライダ92に支持
され、スライダ92とともにホルダ52の移動方向に移
動するように構成されているが、スライダ92は必ずし
も用いる必要はない。揺動レバー93は、ホルダ52の
移動に関連して移動され、且つホルダ52の移動位置に
応じて支軸98を中心に揺動してシャーシ71又はホル
ダ52に係合することによって、互いに逆向きの付勢力
を発生させる第2及び第3の引っ張りコイルバネ94,
95の付勢力をホルダ52に与えるようにすればよい。
すなわち、揺動レバー93は、シャーシ71の第2の支
持壁73に、回動可能で、ホルダ52の移動方向に移動
可能に直接支持するようにしてもよい。この場合には、
第1の引っ張りバネ132は、付勢方向制御部材130
と揺動レバー92との間に張設される。
【0150】
【発明の効果】上述したように、本発明は、記憶媒体が
挿入保持され、記憶媒体の挿脱を可能とするイジェクト
位置と記憶媒体の装着位置との間に亘って移動されるホ
ルダの移動に関連して、ホルダを記憶媒体挿入方向とは
逆方向のイジェクト方向に移動付勢する第1及び第2の
付勢部材にイジェクト方向の付勢力を蓄積し、第1の付
勢部材に蓄積された付勢力を解放することによって、記
憶媒体が挿入保持されるホルダのイジェクト操作を行う
ことができるので、記憶媒体のローディングを制御する
機構を簡素化でき、しかも小型化を図ることができる。
【0151】更に、本発明は、記憶媒体を一方向に挿入
操作することにより、記録再生装置内のコネクターへの
接続が図られ、且つ記憶媒体装着位置への装着を行うこ
とができるので、容易に記憶媒体のローディング操作を
行うことができる。
【0152】更にまた、本発明は、ホルダを記憶媒体挿
入方向又はイジェクト方向の移動を引っ張りコイルバネ
等の付勢部材を用いて行っているので、付勢部材の強さ
を適宜選択することにより、動作力を任意設定でき、記
憶媒体の安定した装着操作及びイジェクト操作を実現で
きる。
【0153】更にまた、本発明は、記憶媒体が挿入保持
されるホルダをイジェクトする際、ホルダのイジェクト
操作を行う付勢部材の付勢力を受けて移動される付勢方
向制御部材の移動方向を制御し、ホルダのイジェクト方
向への移動を行うようにしているので、ホルダをイジェ
クトする機構の小型化を図り、装置自体の小型化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる記憶媒体の平面側を示す斜
視図である。
【図2】図1に示す記憶媒体の底面側を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明が適用される記録再生装置の一例を示す
斜視図である。
【図4】本発明が適用される記録再生装置の他の例を斜
視図である。
【図5】本発明が適用されたローディング装置を示す分
解斜視図である。
【図6】本発明が適用されたローディング装置を構成す
るベースの底面側の構成を示す斜視図である。
【図7】記憶媒体が接続されるコネクターを記憶媒体と
共に示す斜視図である。
【図8】コネクターに記憶媒体を接続した状態を示す底
面図である。
【図9】ホルダが初期位置に移動されている状態を示す
平面図である。
【図10】付勢方向制御部材と共に揺動レバーを含むロ
ーディング制御機構が設けられた側を示す側面図であ
る。
【図11】ホルダをシャーシにロックするロック機構が
設けられた側を示す側面図である。
【図12】ホルダが初期位置に移動されているときのロ
ーディング制御機構を示す側面図である。
【図13】付勢方向制御部材及び付勢力開放機構が設け
られたベースの底面側を示す底面図である。
【図14】付勢力開放機構を構成するトリガーレバー及
び方向変換レバーのベースへの取付状態を示す側断面図
である。
【図15】ホルダに記憶媒体が挿入され、記憶媒体の接
点部がコネクターに接続された状態を示す平面図であ
る。
【図16】ホルダに記憶媒体が挿入され、記憶媒体の接
点部がコネクターに接続された状態を示す側面図であ
る。
【図17】ホルダに記憶媒体が挿入され、記憶媒体の接
点部がコネクターに接続された状態にあるときのローデ
ィング装置を示す底面図である。
【図18】揺動レバーがホルダによって記憶媒体挿入方
向に移動された後揺動してシャーシに係合した状態を示
す平面図である。
【図19】揺動レバーとホルダとの係合が解除され、揺
動レバーがシャーシに係合した状態を示す側面図であ
る。
【図20】ホルダが記録再生位置方向に移動され、第1
の引っ張りバネが伸張され、第1の引っ張りバネに付勢
力が蓄積された状態を示す平面図である。
【図21】揺動レバーとホルダとの係合が解除され、揺
動レバーがシャーシに係合した状態を示すローディング
制御機構の側面図である。
【図22】ホルダに挿入された記憶媒体が装着位置にロ
ーディングされた状態を示す平面図である。
【図23】ホルダが第3の引っ張りコイルバネの付勢力
を受けて記憶媒体装着位置に移動された状態を示す側面
図である。
【図24】ホルダが第3の引っ張りコイルバネの付勢力
を受けて記憶媒体装着位置に移動された状態にあるとき
のローディング制御機構を示す側面図である。
【図25】ホルダが記憶媒体装着位置に移動された状態
を示す底面図である。
【図26】付勢方向制御部材が第1の引っ張りバネの付
勢力を受けて移動された状態を示す底面図である。
【図27】ホルダに装着した記憶媒体をイジェクトさせ
た状態を示す平面図である。
【図28】ホルダに装着した記憶媒体をイジェクトさせ
た状態を示す側面図である。
【図29】本発明に係るローディング装置の他の例を示
す底面図である。
【図30】本発明に係るローディング装置の他の例を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 記憶媒体、 3 接点部、 11,21 記録再生
装置、 12,22ハウジング、 51 ローディング
装置、 52 ホルダ、 58 コネクター、 69
イジェクト操作片、 71 シャーシ、 81 ロック
機構、 82ロックレバー、 88 圧縮コイルバネ、
91 ローディング制御機構、92 スライダ、 9
3 揺動レバー、 94 第2の引っ張りコイルバネ、
95 第3の引っ張りコイルバネ、 98 揺動レバー
の支軸、 99 回動規制片、 100 回動規制片、
101 係合部、 102 押圧操作片、 112
記憶媒体挿脱部、 115 開閉蓋、 130 付勢方
向制御部材、 131 付勢力開放制御機構、 132
第1の引っ張りバネ、 137 トリガーレバー、
138 ソレノイドプランジャ、 151 方向変換レ
バー、 171 移動規制レバー
フロントページの続き (72)発明者 小川 泰造 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA03 CA04 CA13 KA24 YA20 5B065 BA09 PA06

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体を移動が規制されたホルダ内に
    挿入するステップと、 上記記憶媒体の上記ホルダ内への更なる挿入により上記
    記憶媒体の接点と上記ホルダ内の接続端子とを電気的に
    接続するステップと、 上記ホルダをシャーシにロックして移動を規制するロッ
    ク手段を上記ホルダ内に挿入される記憶媒体により押圧
    操作し、上記ロック手段による上記ホルダのシャーシへ
    のロックを解除するステップと、 上記記憶媒体と共に上記ホルダを上記記憶媒体の挿入方
    向に更に移動するステップと、 上記ホルダに係合され上記ホルダと一体に上記記憶媒体
    の挿入方向に移動されるレバーが上記シャーシに係合さ
    れる共に上記ホルダとの係合が解除するまで移動される
    ことにより蓄積される付勢力を第1及び第2の付勢手段
    に蓄積するステップと、 上記レバーとの係合が解除された上記ホルダのみが第3
    の付勢手段によって上記記憶媒体と共に上記記憶媒体の
    挿入方向に引き込み操作されるステップとを備える記憶
    媒体のローディング方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の付勢手段には、上記ホルダを
    上記記憶媒体の挿入方向とは逆方向のイジェクト方向に
    移動させる付勢力が蓄積され、上記第2の付勢手段に
    は、上記レバーを上記イジェクト方向に移動させる付勢
    力が蓄積される請求項1記載の記憶媒体のローディング
    方法。
  3. 【請求項3】 移動が規制されたホルダ内に記憶媒体を
    挿入するステップと、 上記記憶媒体の上記ホルダ内への更なる挿入により上記
    記憶媒体の接点と上記ホルダ内の接続端子とを電気的に
    接続するステップと、 上記ホルダをシャーシにロックして移動を規制するロッ
    ク手段を上記ホルダ内に挿入される記憶媒体により押圧
    操作し、上記ロック手段による上記ホルダの上記シャー
    シへのロックを解除するステップと、 上記記憶媒体と共に上記ホルダを上記記憶媒体の挿入方
    向に更に移動するステップと、 上記ホルダに係合され上記ホルダと一体に上記記憶媒体
    の挿入方向に移動されるレバーが上記シャーシに係合さ
    れる共に上記ホルダとの係合が解除するまで移動される
    ことにより蓄積される付勢力を第1及び第2の付勢手段
    に蓄積するステップと、 上記レバーとの係合が解除された上記ホルダのみが第3
    の付勢手段によって上記記憶媒体と共に上記記憶媒体の
    挿入方向に引き込み操作されるステップと、 上記第1の付勢手段に蓄積された付勢力を解放し、上記
    第3の付勢手段の付勢力に抗して上記ホルダを上記記憶
    媒体の挿入方向とは逆方向のイジェクト方向に移動する
    ステップと、 上記イジェクト方向に移動する上記ホルダが上記レバー
    に係合すると共に上記シャーシへの係合が解除されるス
    テップと、 上記レバーが上記ホルダと一体に上記第2の付勢手段に
    蓄積された付勢力により上記イジェクト方向に移動され
    るステップとを備える記憶媒体のローディング方法。
  4. 【請求項4】 上記ホルダの上記記憶媒体の挿入方向へ
    の移動によって、上記第1の付勢手段に付勢力を蓄積す
    る請求項3記載の記憶媒体のローディング方法。
  5. 【請求項5】 上記第2の付勢手段に蓄積される付勢力
    は、上記レバーが上記ホルダに係合し、上記ホルダと一
    体に上記記憶媒体の挿入方向に移動させることにより蓄
    積され、上記レバーが上記シャーシに係合されることに
    より蓄積状態が維持されている請求項3記載の記憶媒体
    のローディング方法。
  6. 【請求項6】 記憶媒体が挿入されると共に、挿入され
    た記憶媒体の先端側に設けられた接点と接続される接続
    端子が設けられたホルダと、 上記ホルダに設けられると共に上記ホルダが移動可能に
    支持されるシャーシに係合し、上記ホルダの上記シャー
    シに対する移動を規制すると共に、上記ホルダに挿入さ
    れる記憶媒体の接点が上記ホルダの接続端子に接続され
    るとき、上記記憶媒体に押圧されることにより上記シャ
    ーシに対するロックを解除するロック機構と、 上記ロック機構による上記シャーシに対するロックが解
    除されて移動される上記ホルダに係合し、上記ホルダと
    一体に上記記憶媒体の挿入方向に移動される揺動レバー
    と、 上記揺動レバーを上記記憶媒体の上記挿入方向とは逆方
    向のイジェクト方向に付勢する第1の付勢手段と、 上記揺動レバーの移動に伴い上記ホルダを上記イジェク
    ト方向に移動させるための付勢力を蓄積する第2の付勢
    手段と、 上記ホルダを上記記憶媒体の挿入方向に付勢する第3の
    付勢手段とを備え、 上記揺動レバーが上記ホルダと一体に上記記憶媒体の挿
    入方向に移動されることにより上記第1及び第2の付勢
    手段に上記揺動レバー及び上記ホルダを上記イジェクト
    方向に移動させる付勢力を蓄積させると共に、上記揺動
    レバーの上記記憶媒体の挿入方向への移動によって上記
    シャーシに対してロックされ且つ上記ホルダとの係合が
    解除されることにより、上記記憶媒体が挿入されるホル
    ダのみが上記第3の付勢手段により上記記憶媒体の挿入
    方向に引き込まれ、 上記第1の付勢手段に蓄積された付勢力が解放され、こ
    の解放された付勢力により上記第3の付勢手段の付勢力
    に抗して上記ホルダが上記挿入方向とは逆方向のイジェ
    クト方向に操作され、上記ホルダが上記揺動レバーと係
    合すると共に上記シャーシに対する係合が解除されるこ
    とにより、上記揺動レバーが上記ホルダと一体に上記第
    2の付勢手段による付勢力を受けて上記イジェクト方向
    に移動される記憶媒体のローディング装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の付勢手段は、上記シャーシが
    取り付けられるベースに上記ホルダの移動方向と同方向
    に移動可能に支持されるとともに付勢力解放制御手段に
    よって移動が規制される付勢方向制御部材と上記揺動レ
    バーの間に張設され、上記揺動レバーが上記ホルダと一
    体に上記記憶媒体の挿入方向に移動されるとき、上記付
    勢方向制御部材の上記記憶媒体挿入方向への移動が上記
    移動規制手段によって規制されることにより、上記揺動
    レバー及び上記ホルダを上記イジェクト方向に移動させ
    る付勢力が蓄積される請求項6記載の記憶媒体のローデ
    ィング装置。
  8. 【請求項8】 上記揺動レバーは、記憶媒体の上記ホル
    ダに対する挿入方向に移動可能に上記シャーシに支持さ
    れたスライダに回動可能に支持され、 上記第2の付勢手段は、上記スライダと上記シャーシと
    の間に亘って設けられている請求項7記載の記憶媒体の
    ローディング装置。
  9. 【請求項9】 上記第1の付勢手段は、上記スライダと
    上記付勢方向制御部との間に亘って張設されてなる請求
    項8記載の記憶媒体のローディング装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の付勢手段に蓄積された付勢
    力は、上記移動規制部材により上記付勢方向制御部材の
    移動の規制が解除されることにより解放されて、上記揺
    動レバー及び上記ホルダを上記イジェクト方向に移動さ
    せる請求項7記載の記憶媒体のローディング装置。
  11. 【請求項11】 上記付勢方向制御部材は、上記第1の
    付勢手段に蓄積された付勢力により上記ホルダの記憶媒
    体の挿入方向に移動された後イジェクト方向に移動され
    る請求項10記載の記憶媒体のローディング装置。
  12. 【請求項12】 上記装置は、更に、上記付勢方向制御
    部材の上記ホルダの記憶媒体の挿入方向への移動によっ
    て回動操作され、上記ホルダをイジェクト方向に押圧す
    る回動操作部材を備える請求項7記載の記憶媒体のロー
    ディング装置。
  13. 【請求項13】 上記移動規制手段は、ソレノイドプラ
    ンジャによって操作される請求項7記載の記憶媒体のロ
    ーディング装置。
  14. 【請求項14】 上記移動規制部材は、手動操作される
    操作部材によって操作される請求項7記載の記憶媒体の
    ローディング装置。
  15. 【請求項15】 記憶媒体が挿入されると共に、挿入さ
    れた記憶媒体の先端側に設けられた接点と接続される接
    続端子が設けられたホルダと、 上記ホルダに設けられると共に上記ホルダが移動可能に
    支持されるシャーシに係合し、上記ホルダの上記シャー
    シに対する移動を規制すると共に、上記ホルダに挿入さ
    れる記憶媒体の接点が上記ホルダの接続端子に接続され
    るとき、上記記憶媒体に押圧されることにより上記シャ
    ーシに対するロックを解除するロック機構と、 上記ロック機構による上記シャーシに対するロックが解
    除されて移動される上記ホルダに係合し、上記ホルダと
    一体に上記記憶媒体の挿入方向に移動される揺動レバー
    と、 上記揺動レバーを上記記憶媒体の上記挿入方向とは逆方
    向のイジェクト方向に付勢する第1の付勢手段と、 上記揺動レバーの移動に伴い上記ホルダを上記イジェク
    ト方向に移動させるための付勢力を蓄積する第2の付勢
    手段と、 上記ホルダを上記記憶媒体の挿入方向に付勢する第3の
    付勢手段とを備え、 上記揺動レバーが上記ホルダと一体に上記記憶媒体の挿
    入方向に移動されることにより上記第1及び第2の付勢
    手段に上記揺動レバー及び上記ホルダを上記イジェクト
    方向に移動させる付勢力を蓄積させると共に、上記揺動
    レバーの上記記憶媒体の挿入方向への移動によって上記
    シャーシに対してロックされ且つ上記ホルダとの係合が
    解除されることにより、上記記憶媒体が挿入されるホル
    ダのみが上記第3の付勢手段により上記記憶媒体の挿入
    方向に引き込まれ、上記ホルダに挿入された記憶媒体を
    データの記録再生位置にローディングし、 上記第1の付勢手段に蓄積された付勢力が解放され、こ
    の解放された付勢力により上記第3の付勢手段の付勢力
    に抗して上記ホルダが上記挿入方向とは逆方向のイジェ
    クト方向に操作され、上記ホルダが上記揺動レバーと係
    合すると共に上記シャーシに対する係合が解除されるこ
    とにより、上記揺動レバーが上記ホルダと一体に上記第
    2の付勢手段による付勢力を受けて上記イジェクト方向
    に移動され、上記ホルダに挿入された記憶媒体のイジェ
    クトを可能とする記録及び/又は再生装置。
  16. 【請求項16】 上記第1の付勢手段は、上記シャーシ
    が取り付けられるベースに上記ホルダの移動方向と同方
    向に移動可能に支持されるとともに付勢力解放制御手段
    によって移動が規制される付勢方向制御部材と上記揺動
    レバーの間に張設され、上記揺動レバーが上記ホルダと
    一体に上記記憶媒体の挿入方向に移動されるとき、上記
    付勢方向制御部材の上記記憶媒体挿入方向への移動が上
    記移動規制手段によって規制されることにより、上記揺
    動レバー及び上記ホルダを上記イジェクト方向に移動さ
    せる付勢力が蓄積される請求項15記載の記録及び/又
    は再生装置。
  17. 【請求項17】 上記揺動レバーは、記憶媒体の上記ホ
    ルダに対する挿入方向に移動可能に上記シャーシに支持
    されたスライダに回動可能に支持され、 上記第2の付勢手段は、上記スライダと上記シャーシと
    の間に亘って設けられている請求項16記載の記録及び
    /又は再生装置。
  18. 【請求項18】 上記第1の付勢手段は、上記スライダ
    と上記付勢方向制御部材との間に亘って張設されてなる
    請求項17記載の記録及び/又は再生装置。
  19. 【請求項19】 上記第1の付勢手段に蓄積された付勢
    力は、上記移動規制部材により上記付勢方向制御部材の
    移動の規制が解除されることにより解放されて、上記揺
    動レバー及び上記ホルダを上記イジェクト方向に移動さ
    せる請求項16記載の記録及び/又は再生装置。
  20. 【請求項20】 上記付勢方向制御部材は、上記第1の
    付勢手段に蓄積された付勢力により上記ホルダの記憶媒
    体の挿入方向に移動された後イジェクト方向に移動され
    る請求項19記載の記録及び/又は再生装置。
  21. 【請求項21】 上記装置は、更に、上記付勢方向制御
    部材の上記上記ホルダの記憶媒体の挿入方向への移動に
    よって回動操作され、上記ホルダをイジェクト方向に押
    圧する回動操作部材を備える請求項16記載の記録及び
    /又は再生装置。
  22. 【請求項22】 上記移動規制手段は、ソレノイドプラ
    ンジャによって操作される請求項16記載の記録及び/
    又は再生装置
  23. 【請求項23】 上記移動規制部材は、手動操作される
    操作部材によって操作される請求項16記載の記録及び
    /又は再生装置。
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