JPH05151680A

JPH05151680A - デイスク装置

Info

Publication number: JPH05151680A
Application number: JP3336109A
Authority: JP
Inventors: Akio Hoshi; 昭夫星
Original assignee: Canon Electronics Inc
Current assignee: Canon Electronics Inc
Priority date: 1991-11-26
Filing date: 1991-11-26
Publication date: 1993-06-18

Abstract

(57)【要約】【目的】ディスク装置（ＦＤＤ）の薄型化を図るため
に、ＦＤＤ本体にイジェクトボタンを設けることなく、
ＦＤＤ本体からディスクを収容したカセットを排出でき
るように構成する。【構成】ディスクを収容したカセットの排出をディス
ク装置本体の移動により行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体としてのディ
スクを回転させてディスクに対して情報の記録又は再生
を行うディスク装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の装置の代表的なものとして、フ
ロッピーディスクと呼ばれるフレキシブルなディスク状
磁気記録媒体の磁気ディスクに対して情報の磁気記録又
は再生を行うフロッピーディスク装置（以下ＦＤＤとい
う）がある。ＦＤＤでは、磁気ディスクを挿入、排出可
能に装着し、モータの駆動により磁気ディスクを回転さ
せ、磁気ディスクに対して磁気ヘッドを摺動接触させて
記録、再生を行うようになっている。ＦＤＤの構造で
は、ＦＤＤの各構成部材を支持するベース上に、磁気デ
ィスクの挿入、排出を行うディスク挿入、排出機構、モ
ータにより磁気ディスクを回転駆動するディスク回転駆
動機構、磁気ヘッドを磁気ディスクの半径方向に沿って
任意のトラック位置に移動させるヘッドシーク機構、及
び磁気ヘッドのディスクに対するロードとアンロードを
行うヘッドロード機構が設けられる。さらに、この他に
ＦＤＤ全体を制御するための制御回路を設けた主の制御
回路基板、ディスク駆動用モータの駆動制御回路を設け
たモータ制御回路基板、及びホスト機器とのインターフ
ェース用コネクタと電源供給用のコネクタ等が設けられ
る。

【０００３】このようなＦＤＤは、パーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサなどのホストの電子機器の外部
記憶装置として用いられ、独立した単体の装置としても
構成されるが、多くの場合ホストの電子機器の本体に組
み込まれるようになっている。近年ではＦＤＤが組み込
まれる電子機器の小型化、携帯型化が進んでおり、これ
に応じてＦＤＤに対して小型化、薄型化、軽量化が強く
要請されている。

【０００４】また、フロッピーディスク自体にも、その
大きさ、記録密度等に応じて幾種もの規格が用意されて
いるが、小型軽量化、高密度記録化を図ると共に信頼性
を確保するためには、いわゆる３．５インチフロッピー
ディスクのように、合成樹脂等で形成されたハードケー
ス内に記録媒体を収納し、そのケースに形成された開口
部より磁気ヘッドを挿入し、記録媒体上に記録、再生を
行うようにしたタイプのものが、記録媒体に対する汚
れ、傷等の防止、信頼性の確保、取扱いの容易さの点か
ら見て優れている。

【０００５】このようなフロッピーディスクでは、ヘッ
ドアクセス用の開口部には、シャッタが開閉自在に取付
けられており、常には開口部を閉じて、塵埃の侵入及び
記録面の損傷を防止し、フロッピーディスクをＦＤＤ内
の記録再生位置に装填する動作に応じて開放し、ヘッド
のアクセスを可能とするように構成されている。

【０００６】ここで、３．５インチフロッピーディスク
の構造について図１５を参照して説明する。図１５にお
いて、３．５インチフロッピーディスク３０は、比較的
硬い合成樹脂からなるカセット３１中にフレキシブルな
磁気ディスク（図示せず）を回転に収容している。磁気
ディスクの中央には磁性体の金属からなるセンターハブ
３３がそのフランジ部を接着等により固着されている。
センターハブ３３はカセット３１の下面の中央に形成さ
れた円形の開口部３１ａを介して露出される。そしてセ
ンターハブ３３の中央にはチャッキング時にスピンドル
軸が嵌入する略矩形の孔３３ａが形成され、孔３３ａの
近傍には、チャッキング時に位置決めピンが嵌入するほ
ぼ長方形の孔３３ｂが形成されている。

【０００７】一方、カセット３１には中央開口部３１ａ
の他に、記録再生時に磁気ヘッドを磁気ディスクに摺接
させるための長方形の開口部３１ｂが形成されており、
この開口部３１ｂを開閉するための開口部３１ｄを有す
るシャッタ３１ｃが摺動自在に配置されている。

【０００８】さて、このようなフロッピーディスクを用
いるＦＤＤにおいて、次に図９〜図１２、図１３ａ〜
ｃ、図１４ａ、ｂを用いてディスク着脱機構について説
明する。

【０００９】従来のＦＤＤ装置では、ディスクカセット
の装填により、ディスクのチャッキング及び磁気ヘッド
のロードが行われ、イジェクトボタンの操作によって磁
気ヘッドのアンロード及びディスクカセットの排出が行
われる。図において、ベース１００の前端部（図中手前
側）に取付けられたフロントパネル１２０に形成された
ディスクカセット挿入排出口１２１を介してディスクカ
セット（以下単にカセットという）３１が挿入排出され
る。

【００１０】コの字状の断面を有するベース１００の内
側には、イジェクタ１６０が設けられている。またベー
ス１００上にはスライドプレート１６２がベースの所定
位置に複数本突設された曲げ部１００ｍに案内されて、
ベース上をＡ、Ｂ方向にスライドできるように配置され
ている。スライドプレート１６２の一部には切欠き１６
２ａが形成されている。この切欠き１６２ａに全体を臨
ませた状態で一端をベース１００に固定された引っ張り
コイルばね１６２ｂの他端がスライドプレート１６２に
取付けられている。この引っ張りコイルばね１６２ｂの
Ｂ方向への引っ張りによりベースに設けられた前述の曲
げ部１００ｍを介して、後述するようにスライドプレー
ト１６２はベース１００上の所定の位置に保持されると
共に、スライドプレート１６２の図中前端に一体に取付
けられた操作ボタンカセット（イジェクトボタン）１６
１の押し込みによって前記引っ張りコイルばね１６２ｂ
の付勢に抗してベース１００に対してＡ方向にスライド
することができる。

【００１１】また、図１４Ａ、図１４Ｂに示すように、
スライドプレート１６２の両側に垂直に設けられた案内
板１６２ｄには案内溝１６２ｅが切欠かれて形成されて
いる。この案内溝１６２ｅは図から明らかなように外側
端部分がベース１００に対して平行で、そこから斜めに
下降して形成されている。

【００１２】同じく図１４Ａ、図１４Ｂには、カセット
ガイド１５２の側面が示されている（図９も参照）。カ
セットガイド１５２はカセット３１を収容してガイドす
るもので、その形状は全体がベース１００内に丁度おさ
まる薄い筐体状に形成され、断面がほぼコの字状になる
ように下面はほぼ全域にわたって切欠かれている。

【００１３】カセットガイド１５２の両側面の、前記ス
ライドプレート１６２の案内板１６２ｄに形成された案
内溝１６２ｅと係合する位置にそれぞれダボ１５２ａが
外側に張出して突設されている。さらにカセットガイド
１５２の両側面の中央部には、ダボ１５２ｂが突設され
ており、前記ベース１００の両側面１００ａ、１００ａ
に形成された案内溝１００ｃに嵌め込まれている。

【００１４】前記スライドプレート１６２の奥側端部の
近傍にイジェクタ１６０が取付けられている。即ち、ベ
ース１００のフロントパネル１２０側と反対側の端部近
傍にイジェクタ１６０を軸承する軸１６０ａが突設され
ている。この軸１６０ａにはイジェクタスプリング１６
４を取付けてイジェクタ１６０が軸１６０ａを中心に回
動可能に軸支されている。イジェクタスプリング１６４
の一端はイジェクタ１６０に係止されており、他端はベ
ース１００の側面１００ａに形成されたスプリング受け
部に収容され、それによってイジェクタに図中反時計方
向の回動習性が与えられている。特に、図１３Ａ、図１
３Ｂから明らかなように、イジェクタ１６０は円弧状の
基部１６０ｂとアーム部１６０ｃからなり、アーム部１
６０ｃにはカセットのシャッタ開放及び押出しアーム１
６０ｄが設けられている。円弧状の基部１６０ｂのベー
ス側面側端面はベース側面１００ａに当接して、イジェ
クタ１６０の待機位置を規制している。

【００１５】前記スライドプレート１６２のイジェクト
１６０側の端部には突片状のラッチ部１６２ｃが形成さ
れている。このラッチ部１６２ｃは図１３Ａに示すよう
に待機位置にあるイジェクタ１６０の基部１６０ｂに引
っ掛かることによって、ベース１００とスライドプレー
ト１６２の間に張架された引っ張りコイルばね１６２ｂ
のＢ方向への付勢に抗してスライドプレート１６２をラ
ッチ状態に維持する。イジェクタ１６０がカセット３１
によって図１３Ｂに示すように作動位置に移動されたと
きには、イジェクタ１６０がラッチ部１６２ｃから離れ
ることによって、スライドプレート１６２は引っ張りコ
イルばね１６２ｂの引っ張りによってＢ方向へスライド
する。次に、動作を説明する。

【００１６】カセット３１が図１３中Ａ方向に挿入され
ると、カセット３１の前端縁に設けられた切欠き３１ｅ
がイジェクタ１６０のアーム部１６０ｃのカセットのシ
ャッタ開放及び押出しアーム１６０ｄをイジェクタスプ
リング１６４の付勢に抗して図中上方向へ押し時計方向
へ回動させる。このときのカセットのシャッタ開放及び
押出しアーム１６０ｄによってカセットのシャッタ３１
ｃが図中左方向に押されるので、カセットの挿入と共に
カセットのシャッタが開放が行われ、ディスクが露出す
る。また、カセット３１が図１３Ｂに示す位置に達し、
イジェクタ１６０のカセットのシャッタ開放及び押出し
アーム１６ｄがカセット前端部と平行な位置に達する
と、イジェクタ１６０の円弧状の基部１６０ｂがスライ
ドプレート１６２のラッチ部１６２ｃから抜け出す。す
ると、スライドプレート１６２は引っ張りコイルばね１
６２ｂの引っ張りによって図中Ｂ方向へスライドする。

【００１７】カセット３１を収容しているカセットガイ
ド１５２はその両側面に張出して形成されたダボ１５２
ａがスライドプレート１６２の両側の案内板１６２ｄの
案内溝１６２ｅに係合されているので、スライドプレー
ト１６２が図中Ｂ方向に引っ張られるときに共に引っ張
られようとするが、カセットガイドの両側の中央部に設
けられたコロ１５２ｂがベース１００の両側面１００
ａ、１００ａに形成された案内溝１００ｃと係合されて
いるので、カセットガイド１５２は図中Ａ、Ｂの方向に
は移動できない。さらに、スライドプレート１６２の案
内板１６２ｄの案内溝１６２ｅは図１４Ａ、Ｂに示しか
つ既に説明したように下方へ傾斜した長溝として形成さ
れているので、スライドプレート１６２が引っ張りコイ
ルばね１６２ｂの弾性によって引っ張られると、この案
内溝１６２ｅに案内されて強制的に下方に移動され、カ
セット装填位置へ固定される。

【００１８】また、ディスク排出時にはＦＤＤの前面に
設けられたイジェクトボタン１６１を押し込むと、スラ
イドプレート１６２が引っ張りコイルばね１６２ｂの付
勢に抗して図１３Ｂの位置からＡ方向に摺動する。それ
によって、スライドプレート１６２のイジェクトボタン
１６１と反対の端部に形成されているラッチ部１６２ｃ
がイジェクタ１６０の円弧状の基部１６０ｂの後部から
離され、イジェクタスプリング１６４の付勢によってイ
ジェクタ１６０のアーム部１６０ｃが反時計方向に回動
され、図１３Ａに示す排出位置へ移動する。このとき、
イジェクタ１６０のアーム部１６０ｃの先端に設けられ
カセット３１のシャッタ３１ｃを開放位置に保っていた
カセット押出し及びシャッタ開放アーム１６０ｄの反時
計方向の回動によって、カセット３１がフロントパネル
１２０の方向へ押し出される。このとき、イジェクタ１
６０のアーム部１６０ｃのカセット押出し及びシャッタ
開放アーム１６０ｄの回動に伴って徐々に同アーム１６
０ｄの規制を脱するカセット３１のシャッタ３１ｃは、
ばね機構（図示せず）によって閉鎖する方向へ移動され
るので、カセット３１はシャッタ３１ｃが閉鎖された状
態でＦＤＤから排出される。

【００１９】

【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の装置のように、厚みがある程度あるもの（現在は
１インチ厚が主流だが、最近の薄型タイプで１８ｍｍ）
では、カセットの排出はＦＤＤの前面に設けられたイジ
ェクトボタンによって行われている。しかしながら、近
年益々システムの小型化の要求が進むにつれてＦＤＤに
対してもさらに薄型化の要求が高まってきている。とこ
ろが、厚みをさらに薄くしようとすると（例えば１５ｍ
ｍ以下）、フロントパネルのカセット挿入排出口の幅は
カセット厚により制限されるためその上下の厚みを薄く
するしかない。

【００２０】この場合、イジェクトボタンを非常に薄く
して従来のように配置したとしても、操作性が悪くな
り、ディスクの挿入排出動作の妨げともなる。また、Ｆ
ＤＤの厚みによってはパネル内にイジェクトボタンを配
置することが不可能となってしまう。

【００２１】したがって、本発明の目的は、ＦＤＤの薄
型化に対応したカセットの排出機構を提供することにあ
る。

【００２２】

【課題を解決するめの手段】前述の目的を達成するため
に、本発明は、記録媒体としてのディスクを回転させて
情報の記録又は再生を行うディスク装置において、前記
ディスクを収容したカセットの排出を前記ディスク装置
本体の移動によって行うことを特徴とするディスク装置
を採用するものである。

【００２３】

【実施例】次に、図面を参照して本発明の好ましい実施
例を説明する。図１〜図８は本発明の実施例を示す。最
初に図４〜図８について説明する。なお、前述の従来例
で説明した部材と同じものについては同一の符号を記し
てあるので、説明は省略する。

【００２４】図４は本発明を適用したＦＤＤ装置の全体
を表す平面図である。ただし、図示の便宜上、この図４
には、図１４で示したメインＰＣＢ及びシールドカバー
は省略してある。

【００２５】ここで、図中、符号２００は、スライドプ
レート１６２の案内板１６２ｄの１か所を装置後方側に
延長した腕部を示し、２００ａは、前記腕部２００の後
端をＬ字状に曲げた曲げ部を示し、２０１は前記曲げ部
２００ａに固定されたピンを示し、２０２は、ベース１
００の底部に固定された軸２０３に軸承された回動可能
なアームを示し、２０２ａはアーム２０２の一端に形成
されたＬ字状の曲げ部を示し、２０２ｂはアーム２０２
の曲げ部２０２ａと反対側の一端に形成されたＵ字状の
溝を示し、２０４はアーム２０２の抜け止め用のＥリン
グを示す。

【００２６】上記構成において、ピン２０１はカシメ等
で曲げ部２０２ｂに固定されている。また、軸２０３は
ベース１００の底部後方側の凸部にカシメ等で固定され
ている。アーム２０２は軸２０３に回動可能に軸承さ
れ、Ｕ字状の溝２０２ｂがピン２０１に嵌合するように
組み込まれている。

【００２７】図５は、装置の正面図であり、１２０は、
フロントパネルを示し、１２１は、カセットの挿入排出
口のスリットを示す。ここで、従来例にあったカセット
排出用のイジェクトボタン１６１は存在しない。

【００２８】図６はカセット排出時のアーム２０２とイ
ジェクタ１６０の位置状態を表す説明図であり、図７は
カセットを挿入した時のアーム２０２とイジェクタ１６
０の位置状態を表す説明図であり、それぞれ、図４の実
線及び２点鎖線で示した状態に相当する。また、図８
は、本発明の要部を示す斜視図である。

【００２９】以上のような構成におけるカセット３１の
挿入及び排出の動作を説明する。カセット３１の挿入に
おいては、イジェクタ１６０、スライドプレート１６
２、及びカセットガイド１５２の動作は従来と同じなの
で説明は省略する。従来例との相違点としては、本発明
の構成では、カセット３１の挿入によってスライドプレ
ート１６２が引っ張りコイルばね１６２ｂの引っ張りに
よって図示の手前側にスライドすると、スライドプレー
ト１６２の案内板１６２ｄより延長された腕部２００の
後端曲げ部２００ａに設けられたピン２０１も同様にス
ライドすることである。

【００３０】アーム２０２の一端に形成されたＵ字状の
溝２０２ｂはピン２０１と係合状態にあるので、スライ
ドプレート１６２のスライドによってアーム２０２は時
計方向へ回動し、図７に示す状態となる。この状態で、
カセット３１はＦＤＤの所定位置に装填される。

【００３１】カセット３１の排出については、挿入時と
逆の動作になり、アーム２０２の一端に形成されたＬ字
状の曲げ部２０２ａを矢印Ｃ方向に押すことによってア
ーム２０２は反時計方向に回動し、スライドプレート１
６２は装置の後方側に引き戻されることになり、従来例
のイジェクトボタン１６１を押した時の動作状態と同じ
となり、アーム２０２が図６の位置まで押されると、カ
セット３１が排出される。

【００３２】以上のように構成されたＦＤＤをホストシ
ステム側に組み込む場合を図１〜図３を用いて説明す
る。

【００３３】図１〜図３において、符号１は、ＦＤＤを
示し、２は、プレス等で形成された略コの字状のフレー
ムを示し、３は、このフレーム２の後方で、アーム２０
２の曲げ部２０２ａと対向する位置に設けられたピンを
示し、４及び５は、ガイド軸を示し、６は引っ張りコイ
ルばねを示し、７は、取付けねじを示し、８はホストシ
ステム側の取付け面である。

【００３４】ＦＤＤ１は、フレーム２のコの字形に形成
された側壁２ａ、２ａの内側に収納されるように置かれ
る。側壁２ａ、２ａには小判形状穴（スロット）２ｄが
形成されており、ガイド軸４及び５がこれらのスロット
に挿入された状態でＦＤＤのベース１００の側壁１００
ａ、１００ａに形成されている取付け用ねじ穴（図示せ
ず）に取付けられる。この状態でＦＤＤ１はフレーム２
に対してスロット２ｄとガイド軸４、５で規制される範
囲で前後にスライドすることができる。また、ガイド軸
５とフレーム２の側壁２ａ、２ａに形成された曲げ部２
ｂ、２ｂの間には引っ張りコイルばね６、６が張架され
る。

【００３５】この状態で、ＦＤＤはフレーム２に対して
図示の手前側に付勢されている。２つの引っ張りコイル
ばねの合力はカセット３１をＦＤＤ１に挿入する際の挿
入力よりも強く設定してある。フレーム２の側壁２ａ、
２ａのほぼ中央部にはホストシステム側への取付け用の
座面２ｃ、２ｃがあり、フレーム２はビス７によってホ
ストシステムの取付け面８に固定される。

【００３６】以上のような構成において、カセット３１
を挿入する際には、２つの引っ張りばね６の合力が挿入
力より強く設定されているので、フレーム２とＦＤＤ１
の相対位置がずれることなく、前述で説明したように、
カセット３１は装填される。このとき、アーム２０２の
曲げ部２０２ａとピン３が当接した状態となる（２点鎖
線の状態）。

【００３７】カセット３１の排出の際には、フロントパ
ネル１２０側を押すことにより、言い換えると、ＦＤＤ
全体を矢印Ｄの方向に押すことにより、アーム２０２の
曲げ部２０２ａがピン３により押される状態になり、ア
ーム２０２は反時計方向へ回動し、前述で説明した排出
動作となる。スロット２ｄに対するガイド軸４、５の移
動はカセット３１の排出動作に必要な長さ（従来例のボ
タンのストロークの長さ）に設定してあり、ガイド軸
４、５がスロット２ｄの図示の後側位置に到達した時点
でカセット３１は排出される。カセット３１の排出後、
ＦＤＤ１の押し込みを解除すれば、引っ張りコイルばね
６、６の付勢力によってＦＤＤ１は再び図示の手前側に
戻され、所定の位置にくることになる。このときアーム
２０２も実線で示した位置をとる。なお、フレーム２、
ピン３はホストシステム側で構成してもかまわない。

【００３８】以上詳細に説明したように、本発明によれ
ば、記録媒体としてディスクを回転させて情報の記録又
は再生を行うディスク装置において、ディスクを収容し
たカセットの排出をディスク装置本体の移動によって行
うように構成したので、カセットを排出するためのイジ
ェクトボタンを設けることなく、ディスク装置をさらに
薄型にすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の実施例の平面図である。

【図２】図２は、実施例の側面図である。

【図３】図３は、実施例の正面図である。

【図４】図４は、実施例のＦＤＤの平面図である。

【図５】図５は、実施例のＦＤＤの平面図である。

【図６】図６は、実施例のカセットの排出状態を示す説
明図である。

【図７】図７は、実施例のカセットの挿入状態を示す説
明図である。

【図８】図８は、実施例の要部を示す斜視図である。

【図９】図９は、従来例のＦＤＤの平面図である。

【図１０】図１０は、従来例のＦＤＤの正面図である。

【図１１】図１１は、従来例のカセットの排出状態を示
す説明図である。

【図１２】図１２は、従来例のカセットの挿入状態を示
す説明図である。

【図１３】図１３は、イジェクタの動作を表す説明図で
ある。

【図１４】図１４は、カセットガイドの動作を表す説明
図である。

【図１５】図１５は、３．５インチＦＤの底面図であ
る。

【符号の説明】

１ＦＤＤ２フレーム３ピン４ガイド軸５ガイド軸６引っ張りコイルばね７取付けビス１００ベース１２０フロントパネル１２１カセット挿入口１５２カセットガイド１６０イジェクタ１６２スライドプレート１６４イジェクタスプリング２００腕部２０１ピン２０２アーム２０３軸２０４Ｅリング３０３．５インチＦＤ３１カセット３３センタハブ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】記録媒体としてのディスクを回転させて
情報の記録又は再生を行うディスク装置において、前記
ディスクを収容したカセットの排出を前記ディスク装置
本体の移動によって行うことを特徴とするディスク装
置。
【請求項２】請求項１記載のディスク装置において、
前記ディスク装置は、ディスクカセットを装填する或る
位置とディスクカセットを排出する他の位置との間で前
記ディスク装置本体を移動できるように前記ディスク装
置本体をホストシステムに対して摺動可能に取付けるデ
ィスク装置本体取付け手段と、ディスク装置本体内に配
置され、かつディスクカセットの装填時にディスク装置
本体に対して或る位置をとりディスクカセットの排出時
に他の位置をとるスライドプレートと、前記ディスク装
置本体を移動させたとき前記スライドプレートをディス
クカセットの排出時の前記他の位置にもたらす排出手段
と、を有することを特徴とするディスク装置。
【請求項３】請求項２記載のディスク装置において、
前記排出手段は、前記スライドプレートの延長部と、該
延長部に一端が係合している回動可能なアームと、ディ
スク装置本体を移動させたとき該アームの他端に係合し
アームを回動させてスライドプレートをディスクカセッ
トの排出位置にもたらす、ホストシステム側に固定され
たピンと、を有することを特徴とするディスク装置。
【請求項４】請求項２記載のディスク装置において、
前記ディスク装置本体をディスクカセットの装填位置に
押圧している手段をさらに有することを特徴とするディ
スク装置。
【請求項５】請求項２記載のディスク装置において、
ディスク装置本体の移動範囲を規制する手段をさらに有
することを特徴とするディスク装置。