JP2003168029A

JP2003168029A - 商品選択システム、商品選択方法

Info

Publication number: JP2003168029A
Application number: JP2001363201A
Authority: JP
Inventors: Kyoji Oishi; 京治大石
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2001-11-28
Filing date: 2001-11-28
Publication date: 2003-06-13

Abstract

(57)【要約】【課題】個々の利用者の個人差を反映させて、適切な
商品情報を提供する。【解決手段】商品購入を希望する旨の入力を行う利用
者端末１１０と、体型の全部または一部を表すための、
コンピュータにより処理可能な人体モデルを蓄積した人
体モデルサーバ１２１と、人体モデルサーバ１２１を管
理する管理手段１２２とを有する中間業者装置１２０
と、商品に関する商品情報を蓄積した商品情報サーバ１
３１、人体モデルに基づき特定の商品に関する商品情報
を商品情報サーバ１３１から選択する選択手段１３２と
を有する衣類販売店舗装置１３０とを備えた商品選択シ
ステム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、オンラインショッ
ピング等の通信販売にて用いられる商品選択システムお
よび商品選択方法等に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、郵便や宅配便を利用した通信
販売は広く行われている。このような通信販売は例えば
以下のようにして行われる。

【０００３】利用者は、はじめに販売者が販売または配
布するカタログを入手する。利用者は、カタログを参照
して所望の商品を選択すると、その商品名、商品管理番
号等とともに、商品の送付先となる住所を販売者に連絡
する。このとき連絡は、郵便や電話により行われる。

【０００４】次に販売者は利用者から住所および利用者
の希望する商品名もしくは商品管理番号の連絡を受ける
と、郵便または宅配便を利用して商品を利用者の元に届
ける。なお以上の工程において、決済の時期は任意であ
り、商品の送付前に行われる場合も、送付後に行われる
場合もある。

【０００５】ところで、近年ではインターネットを利用
した通信販売、いわゆるオンライン・ショッピングが広
く行われるようになってきている。

【０００６】このオンラインショッピングは、上記の工
程のうち、利用者と販売者との間における情報の授受に
インターネットを用いたことを除けば、基本的な動作は
上述の通信販売と同様である。すなわち、利用者は、所
有するパソコン他の情報端末により、販売者のウェブサ
イトにアクセスする。

【０００７】販売者のウェブサイトには、商品のカタロ
グが情報として蓄積されており、利用者は情報端末を用
いてウェブサイト上のカタログを閲覧することにより、
所望の商品を選択し、購入希望であれば、その旨を電子
メールもしくはウェブサイト上のＣＧＩ等によって販売
者に通知する。以後の工程は上述の通信販売と同様に行
われる。ただし、決済はオンラインで行う場合もあり、
個人情報保守上の要請から郵便等の手段で行う場合もあ
る。

【０００８】インターネットを利用したオンラインショ
ッピングは、自宅等にいながら各種の商品のウェブサイ
トを巡回して、好みの商品の情報を得ることができ、ま
た、商品購入の手続も迅速に行えるという利点があり、
今後も通信販売の主流になって行くものと考えられる。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】ところで、オンライン
ショッピング等の通信販売においては、扱う商品によっ
ては、それを購入しようとする利用者に適しているかど
うかを判断する情報を充分に得られない場合があり、そ
うした商品の典型として衣料品が挙げられる。

【００１０】オンラインショッピング（含む通信販売）
において衣料品を購入しようとすると、カタログによっ
て、大きさ、色など商品についての基本的な情報を得る
ことができるが、利用者は個々に体型差があり、カタロ
グ上の寸法は適合していても、本当に商品が利用者に適
しているかどうかは試着してみないと分からない。ま
た、色や他の衣類とのコーディネートといった要素も考
慮する必要があった。

【００１１】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、個々の利用者の個人差を反映させて、適切な
商品情報を提供することが可能な商品選択システム、商
品選択方法を提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第１の本発明（請求項１に対応）は、商品購入を
希望する旨の入力を行う入力手段を有する第１装置と、
体型の全部または一部を表すための、コンピュータによ
り処理可能な体型データおよび／または前記体型データ
に関する情報を蓄積した体型データサーバと、前記体型
データサーバを管理する管理手段とを有する第２装置
と、商品に関する商品情報を蓄積した商品情報サーバ
と、前記体型データおよび／または前記体型データに関
する情報に基づき特定の商品に関する商品情報を前記商
品情報サーバから選択する選択手段とを有する第３装置
とを備え、前記第１装置は、前記第３装置に直接的また
は間接的に前記商品購入希望の旨の入力を行い、前記第
３装置は、前記第１装置からの入力に基づき前記第２装
置から前記体型データおよび／または前記体型データに
関する情報を取得し、前記選択の動作を行い、前記特定
の商品に関する商品情報を出力する商品選択システムで
ある。

【００１３】また、第２の本発明（請求項２に対応）
は、前記第１装置からの入力を前記第３装置へ転送する
とともに、少なくとも前記第３装置の選択した前記所望
の商品に関する商品情報を前記第３装置から取得して前
記第１装置へ転送する第４装置をさらに備えた第１の本
発明の商品選択システムである。

【００１４】また、第３の本発明（請求項３に対応）
は、前記第２装置には、アクセス権が設定され、前記第
２装置は、前記アクセス権に基づき、前記第３装置が取
得する、前記体型データおよび／または前記体型データ
に関する情報の内容を制限する第１または第２の本発明
の商品選択システムである。

【００１５】また、第４の本発明（請求項４に対応）
は、前記第１装置は、前記入力手段により前記アクセス
権の設定を前記第２装置に対して行う第３の本発明の商
品選択システムである。

【００１６】また、第５の本発明（請求項５に対応）
は、前記アクセス権は、前記第３装置に関連づけられて
いる第３または第４の本発明の商品選択システムであ
る。

【００１７】また、第６の本発明（請求項６に対応）
は、前記アクセス権は、前記第４装置に関連づけられて
いる第３または第４の本発明の商品選択システムであ
る。

【００１８】また、第７の本発明（請求項７に対応）
は、前記アクセス権は、前記第１装置の利用者に関連づ
けられている第３または第４の本発明の商品選択システ
ムである。

【００１９】また、第８の本発明（請求項８に対応）
は、前記アクセス権は、前記第１装置の利用者に関連す
る者に関連づけられている第３または第４の本発明の商
品選択システムである。

【００２０】また、第９の本発明（請求項９に対応）
は、前記商品情報は少なくともその商品の画像情報を含
み、前記第３装置は、前記体型データと前記商品の画像
情報とを用いて、前記画像情報が前記体型データにマッ
ピングされてなる参照見本データを生成する参照見本デ
ータ生成手段を有する第１または第２の本発明の商品選
択システムである。

【００２１】また、第１０の本発明（請求項１０に対
応）は、前記第３装置は、前記参照見本データに基づく
表示あるいは印刷可能なデータである参照見本画像を生
成し、これを前記商品情報の一部として出力する第９の
本発明の商品選択システムである。

【００２２】また、第１１の本発明（請求項１１に対
応）は、前記第１装置は、前記入力手段を介して所定の
条件を前記第３装置または前記第４装置に設定すること
により、前記特定の商品の商品情報の伝達先となる第１
または第２の本発明の商品選択システムである。

【００２３】また、第１２の本発明（請求項１２に対
応）は、前記所定の条件は、前記特定の商品を含む商品
群を指定することを含む第１１の本発明の商品選択シス
テムである。

【００２４】また、第１３の本発明（請求項１３に対
応）は、前記所定の条件は、複数の前記第３装置または
前記第４装置から、特定のものを指定することを含む第
１１の本発明の商品選択システムである。

【００２５】また、第１４の本発明（請求項１４に対
応）は、前記所定の条件は、前記特定の商品の商品情報
の伝達を、所定の時期に行わせることを含む第１１の本
発明の商品選択システムである。

【００２６】また、第１５の本発明（請求項１５に対
応）は、前記所定の条件は、過去に前記特定の商品の商
品情報に基づき購入した商品に関連する商品群を指定す
ることを含む第１１または第１４の本発明の商品選択シ
ステムである。

【００２７】また、第１６の本発明（請求項１６に対
応）は、前記体型データは、前記第１装置の利用者と関
連づけられたものである第１または第２の本発明の商品
選択システムである。

【００２８】また、第１７の本発明（請求項１７に対
応）は、前記体型データは、前記第１装置の利用者と関
連するものと関連づけられたものである第１または第２
の本発明の商品選択システムである。

【００２９】また、第１８の本発明（請求項１８に対
応）は、体型の全部または一部を表すための、コンピュ
ータにより処理可能な体型データおよび／または前記体
型データに関する情報を蓄積した体型データサーバと、
前記体型データサーバを管理する管理手段とを有する第
２装置であって、商品購入を希望する旨の入力を行う入
力手段を有する第１装置が、商品に関する商品情報を蓄
積した商品情報サーバと、前記体型データおよび／また
は前記体型データに関する情報に基づき特定の商品に関
する商品情報を前記商品情報サーバから選択する選択手
段とを有する第３装置に直接的または間接的に前記商品
購入希望の旨の入力を行うと、前記第３装置が、前記第
１装置からの入力に基づき、前記体型データサーバよ
り、前記体型データおよび／または前記体型データに関
する情報を取得し、前記選択の動作を行い、前記特定の
商品に関する商品情報を出力するものである、第２装置
である。

【００３０】また、第１９の本発明（請求項１９に対
応）は、前記第１装置からの入力は、第４装置を介して
前記第３装置へ転送され、少なくとも前記第３装置の選
択した前記所望の商品に関する商品情報は、前記第４装
置が前記第３装置から取得して転送されるものである、
第１８の本発明の第２装置である。

【００３１】また、第２０の本発明（請求項２０に対
応）は、前記管理手段は、設定されるアクセス権に基づ
き、前記第３装置が取得する、前記体型データおよび／
または前記体型データに関する情報の内容を制限する第
１８または第１９の本発明の第２装置である。

【００３２】また、第２１の本発明（請求項２１に対
応）は、前記アクセス権は、前記第３装置に関連づけら
れている第２０または第２１の本発明の第２装置であ
る。

【００３３】また、第２２の本発明（請求項２２に対
応）は、前記アクセス権は、前記第３装置に関連づけら
れている第２０または第２１の本発明の第２装置であ
る。

【００３４】また、第２３の本発明（請求項２３に対
応）は、前記アクセス権は、前記第４装置に関連づけら
れている第２０または第２１の本発明の第２装置であ
る。

【００３５】また、第２４の本発明（請求項２４に対
応）は、前記アクセス権は、前記第１装置の利用者に関
連づけられている第２０または第２１の本発明の第２装
置である。

【００３６】また、第２５の本発明（請求項２５に対
応）は、前記アクセス権は、前記第１装置の利用者に関
連する者に関連づけられている第２０または第２１の本
発明の第２装置である。

【００３７】また、第２６の本発明（請求項２６に対
応）は、商品購入を希望する旨の入力を行う工程と、体
型の全部または一部を表すための、コンピュータにより
処理可能な体型データおよび／または前記体型データに
関する情報を蓄積した体型データサーバを管理する工程
と、前記体型データおよび／または前記体型データに関
する情報に基づき特定の商品に関する商品情報を、商品
に関する商品情報を蓄積した商品情報サーバから選択す
る工程とを備え、前記商品購入希望の旨の入力は直接的
または間接的に実行され、前記入力に基づき前記体型デ
ータおよび／または前記体型データに関する情報を取得
し、前記選択の動作を行い、前記特定の商品に関する商
品情報を出力する商品選択方法である。

【００３８】また、第２７の本発明（請求項２７に対
応）は、前記商品購入を希望する旨の入力を転送すると
ともに、少なくとも前記所望の商品に関する商品情報を
転送する工程をさらに備えた第２６の本発明の商品選択
方法である。

【００３９】また、第２８の本発明（請求項２８に対
応）は、前記選択の工程には、アクセス権が設定され、
前記アクセス権に基づき、前記取得される前記体型デー
タおよび／または前記体型データに関する情報の内容が
制限される第２６または第２７の本発明の商品選択方法
である。

【００４０】また、第２９の本発明（請求項２９に対
応）は、第１の本発明の商品選択システムにおける前記
第１装置の、商品購入を希望する旨の入力を行う入力手
段と、前記第２装置の、体型の全部または一部を表すた
めの、コンピュータにより処理可能な体型データおよび
／または前記体型データに関する情報を蓄積した体型デ
ータサーバと、前記体型データサーバを管理する管理手
段と、前記第３装置の、商品に関する商品情報を蓄積し
た商品情報サーバと、前記体型データおよび／または前
記体型データに関する情報に基づき特定の商品に関する
商品情報を前記商品情報サーバから選択する選択手段と
の全部または一部としてコンピュータを機能させるため
のプログラムである。

【００４１】また、第３０の本発明（請求項３０に対
応）は、第２の本発明の商品選択システムにおける、前
記第１装置からの入力を前記第３装置へ転送するととも
に、少なくとも前記第３装置の選択した前記所望の商品
に関する商品情報を前記第３装置から取得して転送する
第４装置の全部または一部としてコンピュータを機能さ
せるためのプログラムである。

【００４２】また、第３１の本発明（請求項３１に対
応）は、第１８の本発明の第２装置の、体型の全部また
は一部を表すための、コンピュータにより処理可能な体
型データおよび／または前記体型データに関する情報を
蓄積した体型データサーバと、前記体型データサーバを
管理する管理手段との全部または一部としてコンピュー
タを機能させるためのプログラムである。

【００４３】また、第３２の本発明（請求項３２に対
応）は、第１の本発明の商品選択システムにおける前記
第１装置の、商品購入を希望する旨の入力を行う入力手
段と、前記第２装置の、体型の全部または一部を表すた
めの、コンピュータにより処理可能な体型データおよび
／または前記体型データに関する情報を蓄積した体型デ
ータサーバと、前記体型データサーバを管理する管理手
段と、前記第３装置の、商品に関する商品情報を蓄積し
た商品情報サーバと、前記体型データおよび／または前
記体型データに関する情報に基づき特定の商品に関する
商品情報を前記商品情報サーバから選択する選択手段と
の全部または一部としてコンピュータを機能させるため
のプログラムを担持した媒体であって、コンピュータに
より処理可能な媒体である。

【００４４】また、第３３の本発明（請求項３３に対
応）は、第２の本発明の商品選択システムにおける、前
記第１装置からの入力を前記第３装置へ転送するととも
に、少なくとも前記第３装置の選択した前記所望の商品
に関する商品情報を前記第３装置から取得して転送する
第４装置の全部または一部としてコンピュータを機能さ
せるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピ
ュータにより処理可能な媒体である。

【００４５】また、第３４の本発明（請求項３４に対
応）は、第１８の本発明の第２装置の、体型の全部また
は一部を表すための、コンピュータにより処理可能な体
型データおよび／または前記体型データに関する情報を
蓄積した体型データサーバと、前記体型データサーバを
管理する管理手段との全部または一部としてコンピュー
タを機能させるためのプログラムを担持した媒体であっ
て、コンピュータにより処理可能な媒体である。

【００４６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。

【００４７】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１における商品選択システムの構成図である。図１
において、商品選択システム１００は、例えばインター
ネットのようなネットワークにて接続された利用者端末
１１０、中間業者装置１２０、および衣類販売店舗装置
１３０とを備えている。

【００４８】利用者端末１１０は、例えば電子メールや
インターネットブラウザのような双方向通信が可能な機
能を有するパーソナルコンピュータ（パソコン）、携帯
情報端末（ＰＤＡ）、携帯電話等として実現される手段
であり、文字、記号等の入力を行うインタフェースを有
し、ネットワークを介して中間業者装置１２０、および
商品販売店舗装置１３０と情報の授受を行うことができ
る。

【００４９】また、中間業者装置１２０は、後述する人
体モデルを蓄積する人体モデルサーバ１２１と、前記人
体モデルサーバを管理する管理手段１２２とを備えてい
る。

【００５０】また、衣類販売店舗装置１３０は、後述す
る衣類に関する商品情報を蓄積した商品情報サーバ１３
１と、人体モデル、人体モデルに関する情報に基づき特
定の衣類に関する商品情報を商品情報サーバから選択す
る選択手段１３２と、商品情報と、人体モデルとに基づ
き、後述する参照見本データを生成する参照見本データ
生成手段１３３とを備えている。商品情報サーバ１３１
内の商品情報は、基本的にはその全てがカタログとして
閲覧可能であり、あらかじめ所定の項目毎に分類などし
て、閲覧者の利用の便宜を図るようにしておいてもよ
い。

【００５１】また、中間業者装置１２０および衣類販売
店舗装置１３０には、それぞれ固有のＩＤとして、中間
業者ＩＤおよび衣類販売店舗ＩＤが割り当てられている
ものとする。これら中間業者ＩＤおよび衣類販売店舗Ｉ
Ｄは、例えばＩＰアドレスやＵＲＩ（Ｕｎｉｆｏｒｍ
ＲｅｓｏｕｒｃｅＩｄｅｎｔｉｆｉｅｒｓ）などで実
現される。

【００５２】以上のような構成を有する、本発明の実施
の形態における商品選択システムの動作について、図１
および図２を用いて説明を行うとともに、これにより、
本発明の第１装置、第２装置、第３装置の動作、ならび
に商品選択方法の一実施の形態について説明を行う。た
だし、図２は、本実施の形態の商品選択システムおよび
商品選択方法の動作手順を説明するためのタイムチャー
トを示す図である。

【００５３】はじめに、初期設定として、利用者は、利
用者端末１１０から中間業者装置１２０にアクセスし、
管理手段１２２に対し利用者ＩＤおよびアクセス権を設
定するための登録を行う（ステップ２０１）。

【００５４】登録は、利用者を一意に特定することがで
きる情報（生年月日、身分証明書（運転免許証）の番
号、電話番号、インターネットプロバイダから付与され
たＩＤ）を含む情報を、管理手段１２２へ送信する。管
理手段１２２は、左記の情報を利用者端末１１０から取
得すると、これに基づき一意な利用者ＩＤを生成する。
利用者ＩＤは、利用者名と別途設定するパスワードとの
組み合わせなどにより、管理手段１２２への認証データ
として利用される。さらに管理手段１２２は、上記情報
および利用者端末１１０からの別途設定に基づきアクセ
ス権を生成し、自らに設定する。生成された利用者ＩＤ
は、利用者端末１１０に送信され、利用者に伝達される
（ステップ２０２）。なお、アクセス権については、後
に詳細な説明を行う。

【００５５】次に、利用者は、利用者端末１１０を用い
て、衣類販売店舗装置１３０にアクセスを行い、商品情
報データベース１３１から、無作為に商品データを閲覧
する（ステップ２０３）。この段階で、閲覧される商品
データには、当該衣類に関する基本的な情報（大きさ
（Ｓ、Ｍ）等の大まかな区分）は含まれているものとす
る。

【００５６】続いて、利用者は、購入を検討する商品を
少なくとも一つ選択すると、その商品を特定するための
データである商品ＩＤ、自己の利用者ＩＤ、および初期
設定を行った中間業者の中間業者ＩＤと付加した商品情
報の要求を利用者端末１１０から衣類販売店舗装置１３
０へ送信する（ステップ２０４）。このとき、商品情報
の要求は、商品の基本的な情報（大きさ（Ｓ、Ｍ）等の
大まかな区分）を指定するための情報を含んでいてもよ
い。また、ワイシャツや背広のように細かな寸法を考慮
させるためのオーダーメイド指定を含んでいてもよい。

【００５７】衣類販売店舗装置１３０では、利用者端末
１１０から商品情報の要求を受信すると、そこに含まれ
る商品ＩＤに基づき所定の商品データを商品データベー
ス１３１から用意するとともに、中間業者装置１２０が
管理する利用者の人体モデル情報を要求する要求信号
を、利用者ＩＤと自己の衣類販売店舗ＩＤとを付加した
形式で中間業者装置１２０へ送信する（ステップ２０
５）。

【００５８】ここで、中間業者装置１２０、中間業者装
置１２０に設定されたアクセス権および中間業者装置１
２０が扱う人体モデルについて、さらなる説明を行う。

【００５９】中間業者装置１２０は、既に述べたように
人体モデルを蓄積する人体モデルサーバ１２１と、人体
モデルサーバ１２１を管理する管理手段１２２とを備え
ている。

【００６０】人体モデルとは、パソコンの画面上等に表
示される、人間の体型を表す３次元データ（の集合体）
である。人体モデルは、利用者端末１１０を利用する利
用者または利用者に関連した特定の人物の体型に基づき
作成されており、３Ｄスキャナ等によって人体の形状を
直接スキャンしたり、あらかじめ人手により採寸された
人体各部のデータから、３Ｄモデリングによって作成す
る。人体モデルは、単に人間の身長のみならず、胸囲、
腰回り、尻周り、腕の長さ、肩幅、股下、股の太さ、首
周り、裄丈、袖の周囲などといった人体の各部、さらに
頭部、胴体、および四肢といった各部の比率などのデー
タに基づき、モデル元となった利用者の体型を再現する
よう作成されており、画面上においてマウス等による操
作によって、モデル前後、左右、上下、斜め等、様々な
方向から眺めることができる。また、人体モデルを直接
解析することによって、その人体モデルの元となった人
物の体型に関する詳細な情報を得ることができる。

【００６１】このように、人体モデルは利用者端末１１
０の利用者と密接に結びついたものであり、クレジット
カードの番号等と同様、個人情報として保守、管理され
る必要がある。

【００６２】そこで、管理手段１２２は、利用者ＩＤに
よって人体モデルと利用者とを一意に対応づけている。
すなわち、管理装置１２２は、ネットワーク接続された
外部装置より、人体モデルサーバ１２１に対する人体モ
デルの読み出し要求を受けると、その読み出し要求に付
加されている利用者ＩＤと、読み出し対象となっている
人体モデルに関連づけられた利用者ＩＤとを参照する。
そして管理装置１２２は、その参照結果が利用者ＩＤの
一致を示す場合は、人体モデルの読み出し要求を受諾
し、一致を示す場合は拒絶する。

【００６３】さらに、管理手段１２２は、ネットワーク
接続された外部装置からの読み出し要求に設定されてい
るアクセス権の内容を参照する。

【００６４】ここで、ステップ２０１、２０２にて設定
されたアクセス権について詳細な説明を行う。人体モデ
ルは利用者端末１１０の利用者と密接に結びついた個人
情報であるが、その利用は、第三者である中間業者と衣
類販売店との間で行われ、情報の帰属先である利用者は
関与しない。したがって、利用者のプライバシー保持の
観点から、人体モデル提供の程度を、ケース・バイ・ケ
ースにて設定することが望ましい。アクセス権は、この
ためになされたもので、外部からの人体モデルの読み出
し要求に対し、人体モデルサーバ１２１から読み出せる
人体モデルの内容を制限するものである。

【００６５】アクセス権の対象となるのは、衣類販売店
舗装置１３０を使用する店舗および利用者端末１１０の
利用者である。

【００６６】はじめに、店舗の場合について説明する。
利用者がオンラインショッピングを行う場合は、実際の
ショッピング同様、一つの店舗しか利用しない場合はほ
とんどなく、好みに応じて複数の（オンライン上の）店
舗を利用する。

【００６７】このとき、利用者の好みにあった商品を用
意していることの多い、頻繁に利用する店舗に対して
は、人体モデルの全てのデータを提供するようにする。
これにより、衣類販売店舗装置１３０は、利用者の人体
モデルの全情報を用いることができる。ここで人体モデ
ルの全情報とは、３次元データのみならず、３次元画像
の表面のテクスチャの情報を含むようにしてもよい。

【００６８】また、利用者の使用頻度が少ない、または
一度しか利用しない店舗、あるいは特定の衣料品（ジー
パンや靴）に特化した商品を扱う店舗に対しては、人体
モデルの一部のみを提供するようにする。ここで人体モ
デルの一部とは、上半身のみ、下半身のみ、胸部といっ
たように、三次元画像の一部を切り出したものであって
もよい。また、三次元画像の全体であっても、表面のテ
クスチャを省略して、ワイヤフレーム状にしたものであ
ってもよい。また、３次元画像の全表面のディテールを
ポリゴンの角が視認できる程度に渡って荒くするように
してもよい。また、利用者の体型に基づく人体モデルを
提供するのではなく、身長等の基本的なデータのみに基
づいて作成された、個体差のない基準人体モデルを用意
して、これを提供するようにしてもよい。

【００６９】さらに人体モデル自体は提供させずに、人
体モデルから得られる人体各部の寸法の数値データのみ
を提供するようにしてもよい。さらに数値データは、商
品の基本的な大きさ（Ｓ、Ｍなど）に関するデータであ
って、上記ステップ２０３の時点で閲覧可能な商品デー
タに含まれていないものであってもよい。

【００７０】なお、上述したような人体モデルの提供に
関する各制限は、設定するアクセス権の内容に対応する
ようにする。つまり、アクセス権の内容に高低の段階を
設けて、その段階に応じて各制限を設定するようにす
る。これにより、アクセス権の内容が高いものは、より
多くの情報を人体モデルから得ることができ、アクセス
権の内容が低いものは、より少ない情報を人体モデルか
ら得ることができる。

【００７１】さらに、アクセス権の内容は、個々の衣類
販売店舗装置１３０の衣類販売店舗ＩＤと関連づける。
これにより、管理手段１２２は、衣類販売店舗１３０か
らの読み出し要求に含まれる衣類販売店舗ＩＤを参照す
るだけで、アクセス権の内容に応じた人体モデル提供の
準備を行うことができる。また、各衣類販売店舗毎にア
クセス権の有効期限を設定することもできる。

【００７２】次に、利用者端末１１０の利用者の場合に
ついて説明する。この場合、上記ステップ２０１の段階
で、あらかじめアクセス権の内容を、利用者ＩＤと関連
づけて設定する。

【００７３】利用者端末１１０の利用者が、購入する商
品である衣類を着用する人物と同一である場合は、人体
モデルの全てのデータを提供するようにする。一方、利
用者端末１１０の利用者が、購入する衣類を着用する人
物と異なる場合（例えば利用者端末１１０の利用者が、
購入する衣類を着用する人物の配偶者、友人等である場
合）は、上記の店舗の場合と同様に、提供する人体モデ
ルの内容に制限を加えるようにする。

【００７４】ステップ２０５以降の動作に戻って説明を
続ける。現在の動作において、衣類販売店舗装置１３０
からの人体モデル情報要求には、利用者端末１１０から
取得した利用者ＩＤが含まれており、これは中間業者装
置１２０が生成し、ステップ２０２にて利用者端末１１
０に発行した利用者ＩＤと同一である。

【００７５】管理手段１２２は、人体モデル情報要求を
受諾するとともに、人体モデルサーバ１２１から、対応
する利用者ＩＤに関連づけられた人体モデルをデータと
してアクセス可能な状態にする。このとき、人体モデル
情報要求に含まれている衣類販売店舗ＩＤもしくは利用
者ＩＤと、自らに設定されているアクセス権とを参照し
て、人体モデルの内容をどの程度提供するかの設定も同
時に行う。

【００７６】衣類販売店舗装置１３０は、人体モデルサ
ーバ１２１にアクセスし、管理手段１２２の設定に基づ
き、要求する人体モデルをダウンロードする（ステップ
２０６）。

【００７７】次に、衣類販売店１３０においては、人体
モデルのダウンロードを完了すると、選択手段１３２
は、人体モデルに適合した衣類を、商品情報データベー
ス１３３より選択する。このとき、利用者側が商品の基
本的な情報として衣類の大きさを指定している場合は、
指定された大きさの商品の商品データを用いる。また、
大きさの指定がない場合は、人体モデルの基本的なデー
タに基づき、適合すると考えられる衣類のサイズを自動
的に選択するようにする。

【００７８】さらに、選択手段１３２は、大きさ指定の
代わりにオーダーメイド指定があった場合、人体モデル
の各部のデータに適合する各部のサイズを有する商品の
種類を選択する。例えば、商品が長袖のＹシャツであれ
ば、Ｓ、Ｍなどの基本的なサイズの他に、首周り、裄
丈、胸囲等の各部寸法がある。選択手段１３２は、人体
モデルを解析して、これら各部寸法を選出して、これら
各部寸法と対応する数値を有するＹシャツ、或いはその
サイズ（寸法）を選択する。

【００７９】ところで、一般に、人間の各部寸法と、衣
類の各部の数値とは、厳密な一致をする必要はなく、む
しろ部分によっては大きめの値または小さめの値とした
ほうが、その人により適した寸法となる場合がある。長
袖のＹシャツを例に取れば、首周りは実寸よりも２ｃｍ
大きくとったほうがよい、などの場合がこれに当たる。
このような寸法の設定法は、オーダーメイドの衣料店の
製法ノウハウに対応するものであって、選択手段１３２
は、このようなノウハウも選択基準として、商品の種類
を選択するようにする。

【００８０】次に、参照見本データ生成手段１３３は、
人体モデルと利用者端末１１０からの要求に含まれる商
品ＩＤを有し、選択手段１３２によって選択されたサイ
ズおよび各部寸法を有する商品の商品画像データとを用
いて、人体モデルが、当該選択された衣類を試着した状
態の画像を、参照見本データとして生成する。

【００８１】このとき、人体モデルは、人間の裸体もし
くはマネキンと同様の状態であるから、人体モデルの表
面部分に商品画像データをマッピングすることにより、
人体モデルが商品である衣類を着用した状態を表現す
る。このとき、商品画像データは、形状、色彩、文様等
を一意のデータとして有するのに対し、人体モデルにお
いては、胸部、腰部など表面の起伏や、形状においてマ
ッピングされた商品画像データの形状や文様は個別に異
なる。したがって、マッピング動作においては、画像デ
ータのデータを人体モデルに応じてモーフィング等の処
理を行い、その形状や文様を変形してマッピングするよ
うにして、衣類が実際に人体に着用された場合の表面の
見え方を再現するようにする。なお、マッピング、モー
フィングの方法の一例としては、特開平１０−３４０２
８２号公報に記載されたもの等がある。

【００８２】次に、参照見本データは、人体モデルと同
等の３次元データであるので、端末によって表示が行え
ない場合があり、さらに参照見本データは人体モデルと
同等の情報を含んでいるため、ネットワーク上で伝送を
行うのは保守上の理由から望ましくない場合がある。そ
こでに参照見本データ生成手段１３３は、参照見本デー
タを、ディスプレイに表示或いは印刷可能な画像データ
である、参照見本画像データに変換する。このとき参照
見本画像データは、試着状態を的確に表している単一の
画像データであってもよいし、必要に応じて様々な角度
から人体モデルを写した複数の画像データとしてもよ
い。参照見本画像データはネットワーク上で広く用いら
れているＪＰＥＧ、ＧＩＦ等の形式にする。また、アニ
メーションＧＩＦ、ＭＰＥＧ等の動画形式としてもよ
い。

【００８３】また、アクセス権の内容によって、人体モ
デルとして３次元データが得られなかった場合は、衣類
販売店舗装置１３０は、人体モデルの代わりに得られた
情報（アクセス権に基づくもの他、エラーを含む）を、
商品の画像データとともに送信する。

【００８４】参照見本画像データの生成が完了すると、
衣類販売店舗装置１３０は、商品ＩＤの該当する商品に
関する商品情報を、商品情報サーバ１３１から取得し、
参照見本画像データと併せて、利用者端末１１０に送信
する。このとき、商品情報としては、商品の簡単なサイ
ズ（Ｓ、Ｍ等の規格）に関する情報および／または各部
寸法、価格、在庫情報、送料等が含まれている。さらに
送信先確認のため、利用者ＩＤおよび商品ＩＤを併せて
利用者端末１１０に送信するが、利用者ＩＤおよび商品
ＩＤの付加は省略してもよい。

【００８５】なお、アクセス権によって、利用者ＩＤに
対応づけられた人体モデルが利用できなかった場合は、
基準人体モデルを用いて参照見本データを生成するよう
にしてもよい。もしくは、アクセス権に基づき得られた
情報のみを商品情報として付加するようにしてもよい。

【００８６】利用者端末１１０側では、商品情報と、参
照見本画像データとを受信すると、利用者は、これら情
報に基づき、購入を希望する商品が、自分に似合うかど
うかを検討する。このとき、利用者は、商品情報に含ま
れる衣類の基本的なサイズが自分に似合うかどうかを、
参照見本画像データを見ながら確かめる。これにより、
利用者は、購入を希望する商品の最初に指定した基本的
なサイズが適合していても、実際に試着した時に似合う
かどうかを容易に判断することができる。

【００８７】検討の結果、商品の購入を希望する場合
は、衣類販売店舗装置１３０へアクセスして、購入手続
として、意思確認および決済の動作を行う。購入手続の
動作は、従来のオンラインショッピングと同様にして行
われるので、その詳細は省略する。

【００８８】一方、検討の結果、商品の購入を希望しな
い時は、ステップ２０３以降の動作を再度実行させ、選
択する商品自体の変更、選択した商品の大きさ（基本的
な大きさ、各部寸法等）の変更等を行う。

【００８９】以上の一連の工程において、利用者端末１
１０は、利用者ＩＤおよびアクセス権の初期設定に関す
るステップ２０１，２０２以外の動作は、中間業者装置
１２０に対しては行わず、衣類販売店舗装置１３０との
み通信を行うことにより、商品情報を取得する。

【００９０】このように、本実施の形態の商品選択シス
テムによれば、中間業者装置１３０に個々の利用者の個
人差を反映させた人体モデルを蓄積し、利用者ＩＤを用
いて管理するとともに、アクセス権を設定して、このア
クセス権の内容に基づき、人体モデルの内容を制限しつ
つ衣類販売店舗に利用させるようにしたことにより、利
用者の個性に応じた適切な商品に関する情報を提供し
て、商品を選択させることが可能となる。

【００９１】（実施の形態２）本発明の実施の形態２に
おける商品選択システムは、実施の形態１においては衣
類販売店舗が行っていた、商品選択および参照見本デー
タ生成の動作を中間業者装置側で行うようにしたもので
ある。

【００９２】図３は、本発明の実施の形態２における商
品選択システムの構成図である。図３に示すように、商
品選択システム３００は、実施の形態１と同様、ネット
ワークにて接続された利用者端末１１０、中間業者装置
３２０、および衣類販売店舗装置３３０とを備えてい
る。

【００９３】利用者端末１１０は、実施の形態１と同様
の手段であり、詳細な説明は省略する。

【００９４】また、中間業者装置３２０は、人体モデル
サーバ３２１と、人体モデルサーバを管理する管理手段
３２２と、衣類に関する商品情報を蓄積した商品情報サ
ーバ３２３と、商品情報サーバ３２３から得られる商品
情報と、人体モデルに関する情報に基づき特定の衣類に
関する商品情報を選択する選択手段３２４と、人体モデ
ルとに基づき、参照見本データを生成する参照見本デー
タ生成手段３２５とを備えている。

【００９５】また、衣類販売店舗装置３３０は、衣類に
関する商品情報を蓄積した商品情報サーバと同等の情報
サーバ３３１を備え、利用者端末１１０に商品情報を提
供する。衣類販売店舗装置３３０の情報サーバ３３１の
商品情報は、基本的にはその全てがカタログとして閲覧
可能であり、あらかじめ所定の項目毎に分類などして、
閲覧者の利用の便宜を図るようにしておいてもよい。な
お、衣類販売店舗装置３３０は、中間業者装置３２０の
商品情報サーバ３２３に常時アクセス可能であれば、情
報サーバ３３１は省略した構成としてもよい。

【００９６】また、中間業者装置３２０および衣類販売
店舗装置３３０には、それぞれ固有のＩＤとして、中間
業者ＩＤおよび衣類販売店舗ＩＤが割り当てられている
ものとする。

【００９７】以上のような構成を有する、本発明の実施
の形態における商品選択システムの動作について、図３
および図４を用いて説明を行うとともに、これにより、
本発明の第１装置、第２装置、第３装置の動作、ならび
に商品選択方法の一実施の形態について説明を行う。た
だし、以下の説明において、実施の形態１と同様の部分
は省略もしくは簡単に述べる。また、図４は、本実施の
形態の商品選択システムおよび商品選択方法の動作手順
を説明するためのタイムチャートを示す図である。

【００９８】はじめに、初期設定として、利用者は、利
用者端末１１０から中間業者装置３２０にアクセスし、
管理手段１２２に対し利用者ＩＤおよびアクセス権を設
定するための登録を行う（ステップ４０１）。登録の内
容は、実施の形態１のステップ２０１と同様であり、作
成された利用者ＩＤは、利用者端末１１０へ出力される
（ステップ４０２）。

【００９９】次に、利用者は、利用者端末１１０を用い
て、衣類販売店舗装置１３０にアクセスを行い、情報デ
ータベース１３１から、無作為に商品データを閲覧する
（ステップ４０３）。この動作も実施の形態１のステッ
プ４０３と同様であり、利用者は、購入を検討する商品
を少なくとも一つ選択すると、その商品を特定するため
のデータである商品ＩＤ、自己の利用者ＩＤ、および初
期設定を行った中間業者の中間業者ＩＤと付加した商品
情報の要求を利用者端末１１０から衣類販売店舗装置３
３０へ送信する（ステップ４０４）。

【０１００】衣類販売店舗装置３３０では、利用者端末
１１０から商品情報の要求を受信すると、その内容を参
照し、含まれる中間業者ＩＤに該当する中間業者装置３
２０宛に、受信した要求を転送する（ステップ４０
５）。

【０１０１】中間業者装置３２０は、衣類販売店舗装置
３３０から転送された、商品情報の要求を受信すると、
そこに含まれる商品ＩＤに基づき所定の商品データを商
品情報サーバ３２３から用意するとともに、要求に含ま
れる利用者ＩＤを参照して、人体モデルサーバ３２１か
ら、対応する利用者ＩＤに関連づけられた人体モデルを
データとしてアクセス可能な状態にする。このとき、商
品情報の要求に含まれている衣類販売店舗ＩＤもしくは
利用者ＩＤと、自らに設定されているアクセス権とを参
照して、人体モデルの内容をどの程度提供するかの設定
も同時に行う。

【０１０２】次に、管理手段３２２は、設定に基づき、
人体モデルサーバ３２１から人体モデルの読み出しを行
う。人体モデルの読み出しが完了すると、選択手段３２
４は読み出された人体モデルのサイズおよび各部寸法を
解析し、それと同一か、もしくは製造ノウハウに対応し
た、より大きいまたは小さい寸法を有する商品の商品情
報を選択し、参照見本データ生成手段３２５は、人体モ
デルと利用者端末１１０からの要求に含れる商品ＩＤを
有し、かつ選択手段３２４が選択した商品の商品画像デ
ータとを用いて、参照見本データおよび参照見本画像デ
ータを生成する。

【０１０３】なお、上記の一連の動作において、アクセ
ス権、参照見本データおよび参照見本画像データの内容
およびそれらの処理は、実施の形態１と同様である。

【０１０４】参照見本画像データの生成が完了すると、
中間業者装置３２０は、商品ＩＤの該当する商品に関す
る商品情報と、参照見本画像データとを併せて、衣類販
売店舗装置３３０へ送信する（ステップ４０６）。

【０１０５】衣類販売店舗装置３０３は、中間業者装置
３２０から商品情報と、参照見本画像データとを受信す
ると、これを商品情報として利用者端末１１０に送信す
る（ステップ４０７）。このとき、商品情報としては、
商品の簡単なサイズ（Ｓ、Ｍ等の規格）に関する情報、
価格、送料等が含まれている。

【０１０６】このように、本発明の実施の形態の商品選
択システムによれば、商品選択および参照見本データ生
成の動作を中間業者装置側で行うようにしたことによ
り、人体モデルの管理を行う中間業者装置が選択手段３
２１の商品選択ノウハウを有することになり、選択手段
の選択精度をより向上できる効果がある。また、実施の
形態１とは異なり、人体モデルをネットワーク上に伝送
することがないため、情報の秘匿性をより高めることが
できる効果がある。

【０１０７】さらに、衣類販売店舗は、人体モデル、す
なわち３次元データの管理者である中間業者に画像の加
工、編集等の作業を一任することで、新たにそれらの処
理を行うためのソフトや装置の導入を行う必要がなくな
るという効果がある。

【０１０８】（実施の形態３）本発明の実施の形態３に
おける商品選択システムは、実施の形態２の商品選択シ
ステムによって、利用者に特定の商品情報を配信するサ
ービスを行わせるようにしたものである。図５は、本実
施の形態による商品選択システムの動作を示すタイムチ
ャートである。以下、図５を参照して説明を行う。

【０１０９】初期設定として、利用者端末１１０は既に
利用者ＩＤを取得し、中間業者装置３２０においてはア
クセス権の設定がなされたものとする。

【０１１０】はじめに、利用者端末１１０は、衣類販売
店舗装置３３０に対して、配信サービスの設定要求を行
う（ステップ５０１）。配信サービスの設定要求には、
利用者ＩＤ、中間業者ＩＤおよび情報配信の条件を設定
するための配信条件設定情報が含まれている。

【０１１１】配信条件設定情報にて設定される条件は、
情報配信の時期、配信される情報の内容等がある。情報
配信の時期の一例としては、例えば、四季に応じて年４
回とする、など設定する。季節によって衣類の種類は大
きく変更するからである。また、衣類販売店舗３３０が
新製品を販売する時期としてもよい。

【０１１２】情報の内容の一例としては、過去の利用者
の商品購入履歴に基づき、商品の傾向を分析して、利用
者の好みであると考えられる種類の商品に関する情報を
含むようにする。また、あらかじめ所定の種類の商品を
指定するようにしてもよい。また、あらかじめ規定のサ
イズ（Ｓ、Ｍ等の大きさなど）を情報として付加するよ
うにしておいてもよい。

【０１１３】次に、衣類販売店舗装置３３０は、利用者
端末から配信サービスの設定要求を受信すると、これに
含まれる利用者ＩＤ、中間業者ＩＤおよび配信条件設定
情報に基づき、利用者端末１１０に対する情報配信の設
定を行う。設定が完了すると、衣類販売店舗装置３３０
は利用者端末１１０に設定が完了した旨を通知する（ス
テップ５０２）。

【０１１４】次に、配信条件設定情報に設定された情報
配信の時期になると、衣類販売店舗装置３３０は、商品
情報として、配信条件設定情報に基づく利用者向けの商
品の商品データを情報サーバ３３１より選択する。

【０１１５】同時に、商品情報配信の準備として、中間
業者ＩＤに基づき、商品情報に含まれる商品を利用者が
試着した状態を示す参照見本画像データを、中間業者装
置３２０より取得する。以下、その工程を説明する。

【０１１６】衣類販売店舗装置１３０は、配信条件設定
情報に設定された種類の商品の商品ＩＤと、利用者ＩＤ
と、自己の衣類販売店舗ＩＤとを含んだ参照見本データ
要求を、中間業者装置３２０宛に送信する（ステップ５
０３）。

【０１１７】中間業者装置３２０においては、参照見本
データ要求を受信すると、実施の形態２と同様にして、
管理手段３２２が、そこに含まれている商品ＩＤに基づ
き所定の商品データを商品情報サーバ３２３から用意す
るとともに、要求に含まれる利用者ＩＤを参照して、人
体モデルサーバ３２１から、対応する利用者ＩＤに関連
づけられた人体モデルを、アクセス権の内容に基づいて
読み出す。次いで参照見本データ生成手段３２５は、人
体モデルと利用者端末１１０からの要求に含まれる商品
ＩＤの商品画像データとを用いて、参照見本データおよ
び参照見本画像データを生成する。このとき、参照見本
データ要求が複数の商品ＩＤを含んでいる場合は、対応
する複数の参照見本画像データを生成するか、あるいは
上着とズボンのように、組み合わせて着用できるもので
あれば、それらをコーディネート（合成）した参照見本
画像データを生成する。

【０１１８】このとき、情報配信設定において、あらか
じめ規定のサイズ（Ｓ、Ｍ等の大きさなど）が指定され
ている場合は、それに沿った商品の参照見本データを生
成し、指定されていない場合は、参照見本データ生成の
際に、人体モデルに適合した大きさのサイズの商品を選
択し、その商品の画像データを用いて参照見本データを
生成する。

【０１１９】中間業者装置３２０は、参照見本データ要
求に対応した参照見本画像データを全て生成すると、こ
れを衣類販売店舗装置１３０へ送信する（ステップ５０
４）。

【０１２０】衣類販売店舗装置１３０は、参照見本画像
データを受信すると、これと、先に選択した商品データ
とをあわせて、商品情報として利用者端末１１０へ送信
する（ステップ５０５）。

【０１２１】利用者端末１１０は、商品情報を受信する
と、これを所定のフォーマットで利用者に参照させる。

【０１２２】利用者が、受信した商品情報を検討の結
果、購入を希望する商品がある場合は利用者端末１１０
は、衣類販売店舗装置１３０へアクセスして、購入手続
として、意思確認および決済の動作を行う（ステップ５
０６ａ）。購入手続の動作は、従来のオンラインショッ
ピングと同様にして行われる。

【０１２３】一方、検討の結果、商品の購入を希望する
が、大きさが好みと異なると判断された場合は、利用者
端末１１０は、実施の形態２のステップ４０４と同様の
リクエスト送信を行って衣類販売店舗装置１３０へアク
セスして、ステップ５０３〜ステップ５０５の動作を再
度実行させる（ステップ５０６ｂ）。このとき、あらか
じめ基本的なサイズの指定を行うようにする。このステ
ップ５０６ｂ、ステップ５０３〜５０５の動作は、利用
者が商品の購入を決定しステップ５０６ａの動作に移行
するか、商品の購入を断念してシステムの動作自体を停
止するまで継続される。

【０１２４】なお、本実施の形態３において、衣類販売
店舗装置３３０は、配信条件設定情報に基づく利用者向
けの商品の商品データを情報サーバ３３１より選択する
ものとしたが、この選択動作は、情報サーバ３３１の自
動検索動作であってもよいし、配信条件設定情報を参照
した人間の主観による選択動作であってもよい。

【０１２５】また、ステップ５０５にて、衣類販売店舗
装置１３０は、参照見本画像データを受信すると、これ
と、先に選択した商品データとをあわせて、商品情報と
して利用者端末１１０へ送信するとして説明したが、商
品情報は、ネットワーク上によらず、郵送他の手段によ
って利用者端末１１０の利用者宛に届けられるものとし
てもよい。

【０１２６】また、本実施の形態３は、実施の形態２の
商品選択システムにて実現されるものとして説明を行っ
たが、実施の形態１の商品選択システムを用いて実現し
てもよい。

【０１２７】また、上記の各実施の形態１〜３におい
て、利用者ＩＤおよびアクセス権の設定のための動作
は、利用者端末１１０と中間業者装置１２０または３２
０との間の通信により実行される（ステップ２０１，２
０２またはステップ４０１，４０２）ものとして説明を
行ったが、この動作は郵便や他の手段により行ってもよ
い。

【０１２８】また、上記の各実施の形態１において、利
用者端末１１０は、本発明の第１装置の一例であり、中
間業者装置１２０は本発明の第２装置の一例であり、衣
類販売店舗装置１３０は本発明の第３装置の一例であ
る。また、人体モデルサーバ１２１は本発明の体型モデ
ルサーバの一例であり、管理手段１２２は本発明の本発
明の管理手段の一例である。また商品情報サーバ１３１
は本発明の商品情報サーバの一例であり、選択手段１３
２は本発明の選択手段の一例であり、参照見本データ生
成手段１３３は本発明の参照見本データ生成手段の一例
である。

【０１２９】また、上記の各実施の形態２および３にお
いて、利用者端末１１０は、本発明の第１装置の一例で
あり、中間業者装置３２０は本発明の第２装置および第
３装置の一例であり、衣類販売店舗装置３３０は本発明
の第４装置の一例である。また、人体モデルサーバ３２
１は本発明の体型モデルサーバの一例であり、管理手段
３２２は本発明の本発明の管理手段の一例である。また
商品情報サーバ３２３は本発明の商品情報サーバの一例
であり、選択手段３２４は本発明の選択手段の一例であ
り、参照見本データ生成手段３２５は本発明の参照見本
データ生成手段の一例である。また、人体モデルは、本
発明の体型データの一例である。

【０１３０】ただし本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではない。例えば、上記の各実施の形態にお
いて扱われる商品は衣類であったが、衣類の例として
は、上着、下着、ズボン、スカート、コート、Ｙシャ
ツ、Ｔシャツ、靴下、ストッキング、等、着衣となるも
のならよい。また、本発明の商品は、他に靴、装飾品な
ど、体型データおよび／または体型データに関する情報
に基づき選択される商品情報によって扱われるものであ
ればよい。

【０１３１】また、上記の各実施の形態においては、参
照見本画像データを商品情報に添付するものとして説明
を行ったが、本発明は、体型データおよび／または体型
データにに基づく商品情報の選択が行えればよく、参照
見本データ、参照見本画像データに関する構成、動作は
省略した構成で実現してもよい。

【０１３２】また、本発明は、上述した本発明の商品選
択システム、第１装置、第２装置、第３装置または第４
装置の全部または一部の手段（または、装置、素子、回
路、部等）の機能をコンピュータにより実行させるため
のプログラムであって、コンピュータと協働して動作す
るプログラムである。

【０１３３】また、本発明は、上述した本発明の商品選
択システム、第１装置、第２装置、第３装置または第４
装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能を
コンピュータにより実行させるためのプログラムを担持
した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且
つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと
協動して前記機能を実行する媒体である。

【０１３４】なお本発明の一部の手段（又は、装置、素
子、回路、部等）、本発明の一部のステップ（又は、工
程、動作、作用等）とは、それらの複数の手段又はステ
ップの内の、幾つかの手段又はステップを意味し、ある
いは、一つの手段又はステップの内の、一部の機能又は
一部の動作を意味するものである。

【０１３５】また、本発明の一部の装置（又は、素子、
回路、部等）とは、それらの複数の装置の内の、幾つか
の装置を意味し、あるいは、一つの装置の内の、一部の
手段（又は、素子、回路、部等）を意味し、あるいは、
一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。

【０１３６】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。

【０１３７】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録
され、コンピュータと協働して動作する態様であっても
良い。

【０１３８】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとら
れ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良
い。

【０１３９】また、上述した本発明のコンピュータは、
ＣＰＵ等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウ
ェアや、ＯＳ、更に周辺機器を含むものであっても良
い。

【０１４０】記録媒体としては、ＲＯＭ等が含まれ、伝
送媒体としては、光ファイバやインターネット等の伝送
機構、光・電波・音波等が含まれる。

【０１４１】したがって、以上説明した様に、本発明の
構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウ
ェア的に実現しても良い。

【０１４２】

【発明の効果】以上、説明したところから明らかよう
に、本発明によれば、利用者が個々の体型に応じた商品
情報を取得するシステム等が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１における商品選択システ
ムの構成を示す図である。

【図２】本発明の実施の形態１における商品選択システ
ムの動作を説明するためのタイムチャートを示す図であ
る。

【図３】本発明の実施の形態２における商品選択システ
ムの構成を示す図である。

【図４】本発明の実施の形態２における商品選択システ
ムの動作を説明するためのタイムチャートを示す図であ
る。

【図５】本発明の実施の形態３における商品選択システ
ムの動作を説明するためのタイムチャートを示す図であ
る。

【符号の説明】

１００商品選択システム１１０利用者端末１２０、３２０中間業者装置１２１、３２１人体モデルサーバ１２１１２２、３２２管理手段１３０、３３０衣類販売店舗装置１３１、３２３商品情報サーバ１３２、３２４選択手段１３３、３２５参照見本データ生成手段３３１情報サーバ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】商品購入を希望する旨の入力を行う入力
手段を有する第１装置と、体型の全部または一部を表すための、コンピュータによ
り処理可能な体型データおよび／または前記体型データ
に関する情報を蓄積した体型データサーバと、前記体型
データサーバを管理する管理手段とを有する第２装置
と、商品に関する商品情報を蓄積した商品情報サーバと、前
記体型データおよび／または前記体型データに関する情
報に基づき特定の商品に関する商品情報を前記商品情報
サーバから選択する選択手段とを有する第３装置とを備
え、前記第１装置は、前記第３装置に直接的または間接的に
前記商品購入希望の旨の入力を行い、前記第３装置は、前記第１装置からの入力に基づき前記
第２装置から前記体型データおよび／または前記体型デ
ータに関する情報を取得し、前記選択の動作を行い、前
記特定の商品に関する商品情報を出力する商品選択シス
テム。
【請求項２】前記第１装置からの入力を前記第３装置
へ転送するとともに、少なくとも前記第３装置の選択し
た前記所望の商品に関する商品情報を前記第３装置から
取得して転送する第４装置をさらに備えた請求項１に記
載の商品選択システム。
【請求項３】前記第２装置には、アクセス権が設定さ
れ、前記第２装置は、前記アクセス権に基づき、前記第
３装置が取得する、前記体型データおよび／または前記
体型データに関する情報の内容を制限する請求項１また
は２に記載の商品選択システム。
【請求項４】前記第１装置は、前記入力手段により前
記アクセス権の設定を前記第２装置に対して行う請求項
３に記載の商品選択システム。
【請求項５】前記アクセス権は、前記第３装置に関連
づけられている請求項３または４に記載の商品選択シス
テム。
【請求項６】前記アクセス権は、前記第４装置に関連
づけられている請求項３または４に記載の商品選択シス
テム。
【請求項７】前記アクセス権は、前記第１装置の利用
者に関連づけられている請求項３または４に記載の商品
選択システム。
【請求項８】前記アクセス権は、前記第１装置の利用
者に関連する者に関連づけられている請求項３または４
に記載の商品選択システム。
【請求項９】前記商品情報は少なくともその商品の画
像情報を含み、前記第３装置は、前記体型データと前記商品の画像情報
とを用いて、前記画像情報が前記体型データにマッピン
グされてなる参照見本データを生成する参照見本データ
生成手段を有する請求項１または２に記載の商品選択シ
ステム。
【請求項１０】前記第３装置は、前記参照見本データ
に基づく、表示あるいは印刷可能なデータである参照見
本画像を生成し、これを前記商品情報の一部として出力
する請求項９に記載の商品選択システム。
【請求項１１】前記第１装置は、前記入力手段を介し
て所定の条件を前記第３装置または前記第４装置に設定
することにより、前記特定の商品の商品情報の伝達先と
なる請求項１または２に記載の商品選択システム。
【請求項１２】前記所定の条件は、前記特定の商品を
含む商品群を指定することを含む請求項１１に記載の商
品選択システム。
【請求項１３】前記所定の条件は、複数の前記第３装
置または前記第４装置から、特定のものを指定すること
を含む請求項１１に記載の商品選択システム。
【請求項１４】前記所定の条件は、前記特定の商品の
商品情報の伝達を、所定の時期に行わせることを含む請
求項１１に記載の商品選択システム。
【請求項１５】前記所定の条件は、過去に前記特定の
商品の商品情報に基づき購入した商品に関連する商品群
を指定することを含む請求項１１または１４に記載の商
品選択システム。
【請求項１６】前記体型データは、前記第１装置の利
用者と関連づけられたものである請求項１または２に記
載の商品選択システム。
【請求項１７】前記体型データは、前記第１装置の利
用者と関連するものと関連づけられたものである請求項
１または２に記載の商品選択システム。
【請求項１８】体型の全部または一部を表すための、
コンピュータにより処理可能な体型データおよび／また
は前記体型データに関する情報を蓄積した体型データサ
ーバと、前記体型データサーバを管理する管理手段とを
有する第２装置であって、商品購入を希望する旨の入力を行う入力手段を有する第
１装置が、商品に関する商品情報を蓄積した商品情報サ
ーバと、前記体型データおよび／または前記体型データ
に関する情報に基づき特定の商品に関する商品情報を前
記商品情報サーバから選択する選択手段とを有する第３
装置に直接的または間接的に前記商品購入希望の旨の入
力を行うと、前記第３装置が、前記第１装置からの入力に基づき、前
記体型データサーバより、前記体型データおよび／また
は前記体型データに関する情報を取得し、前記選択の動
作を行い、前記特定の商品に関する商品情報を出力する
ものである、第２装置。
【請求項１９】前記第１装置からの入力は、第４装置
を介して前記第３装置へ転送され、少なくとも前記第３
装置の選択した前記所望の商品に関する商品情報は、前
記第４装置が前記第３装置から取得して転送されるもの
である、請求項１８に記載の第２装置。
【請求項２０】前記管理手段は、設定されるアクセス
権に基づき、前記第３装置が取得する、前記体型データ
および／または前記体型データに関する情報の内容を制
限する請求項１８または１９に記載の第２装置。
【請求項２１】前記アクセス権の設定は、前記第１装
置の入力手段により行なわれる請求項１８または１９に
記載の第２装置。
【請求項２２】前記アクセス権は、前記第３装置に関
連づけられている請求項２０または２１に記載の第２装
置。
【請求項２３】前記アクセス権は、前記第４装置に関
連づけられている請求項２０または２１に記載の第２装
置。
【請求項２４】前記アクセス権は、前記第１装置の利
用者に関連づけられている請求項２０または２１に記載
の第２装置。
【請求項２５】前記アクセス権は、前記第１装置の利
用者に関連する者に関連づけられている請求項２０また
は２１に記載の第２装置。
【請求項２６】商品購入を希望する旨の入力を行う工
程と、体型の全部または一部を表すための、コンピュータによ
り処理可能な体型データおよび／または前記体型データ
に関する情報を蓄積した体型データサーバを管理する工
程と、前記体型データおよび／または前記体型データに関する
情報に基づき特定の商品に関する商品情報を、商品情報
サーバから選択する工程とを備え、前記商品購入希望の旨の入力は直接的または間接的に実
行され、前記入力に基づき前記体型データおよび／または前記体
型データに関する情報を取得し、前記選択の動作を行
い、前記特定の商品に関する商品情報を出力する商品選
択方法。
【請求項２７】前記商品購入を希望する旨の入力を転
送するとともに、少なくとも前記所望の商品に関する商
品情報を転送する工程をさらに備えた請求項２６に記載
の商品選択方法。
【請求項２８】前記選択の工程には、アクセス権が設
定され、前記アクセス権に基づき、前記取得される前記
体型データおよび／または前記体型データに関する情報
の内容が制限される請求項２６または２７に記載の商品
選択方法。
【請求項２９】請求項１に記載の商品選択システムに
おける前記第１装置の、商品購入を希望する旨の入力を
行う入力手段と、前記第２装置の、体型の全部または一
部を表すための、コンピュータにより処理可能な体型デ
ータおよび／または前記体型データに関する情報を蓄積
した体型データサーバと、前記体型データサーバを管理
する管理手段と、前記第３装置の、商品に関する商品情
報を蓄積した商品情報サーバと、前記体型データおよび
／または前記体型データに関する情報に基づき特定の商
品に関する商品情報を前記商品情報サーバから選択する
選択手段との全部または一部としてコンピュータを機能
させるためのプログラム。
【請求項３０】請求項２に記載の商品選択システムに
おける、前記第１装置からの入力を前記第３装置へ転送
するとともに、少なくとも前記第３装置の選択した前記
所望の商品に関する商品情報を前記第３装置から取得し
て転送する第４装置の全部または一部としてコンピュー
タを機能させるためのプログラム。
【請求項３１】請求項１８に記載の第２装置の、体型
の全部または一部を表すための、コンピュータにより処
理可能な体型データおよび／または前記体型データに関
する情報を蓄積した体型データサーバと、前記体型デー
タサーバを管理する管理手段との全部または一部として
コンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項３２】請求項１に記載の商品選択システムに
おける前記第１装置の、商品購入を希望する旨の入力を
行う入力手段と、前記第２装置の、体型の全部または一
部を表すための、コンピュータにより処理可能な体型デ
ータおよび／または前記体型データに関する情報を蓄積
した体型データサーバと、前記体型データサーバを管理
する管理手段と、前記第３装置の、商品に関する商品情
報を蓄積した商品情報サーバと、前記体型データおよび
／または前記体型データに関する情報に基づき特定の商
品に関する商品情報を前記商品情報サーバから選択する
選択手段との全部または一部としてコンピュータを機能
させるためのプログラムを担持した媒体であって、コン
ピュータにより処理可能な媒体。
【請求項３３】請求項２に記載の商品選択システムに
おける、前記第１装置からの入力を前記第３装置へ転送
するとともに、少なくとも前記第３装置の選択した前記
所望の商品に関する商品情報を前記第３装置から取得し
て転送する第４装置の全部または一部としてコンピュー
タを機能させるためのプログラムを担持した媒体であっ
て、コンピュータにより処理可能な媒体。
【請求項３４】請求項１８に記載の第２装置の、体型
の全部または一部を表すための、コンピュータにより処
理可能な体型データおよび／または前記体型データに関
する情報を蓄積した体型データサーバと、前記体型デー
タサーバを管理する管理手段との全部または一部として
コンピュータを機能させるためのプログラムを担持した
媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体。