JP2003167719A - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

情報処理装置及び方法

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JP2003167719A JP2001368996A JP2001368996A JP2003167719A JP 2003167719 A JP2003167719 A JP 2003167719A JP 2001368996 A JP2001368996 A JP 2001368996A JP 2001368996 A JP2001368996 A JP 2001368996A JP 2003167719 A JP2003167719 A JP 2003167719A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ障害時における再印刷において
印刷ジョブに設定された属性に応じて、再印刷開始頁を
制御することにより、ユーザの期待する結果に忠実な出
力を行うことを目的とする。 【解決手段】 プリンタで印刷される印刷データを生成
する情報処理装置は、ドキュメントの印刷を行う際に、
そのドキュメントの印刷ジョブの処理における障害発生
を障害発生頁と共に認識する認識モジュールと、その障
害発生により中断した印刷ジョブの印刷属性と障害発生
頁とに従って再印刷開始頁を決定する決定モジュール
と、決定モジュールにより決定された再印刷開始頁より
特定される再印刷範囲の印刷データを、中断した印刷ジ
ョブの再印刷を代行するプリンタに転送し、その再印刷
を実行させるデータ転送モジュールと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷システムにお
けるプリンタの再印刷制御において印刷データを生成す
る情報処理装置及びその情報処理方法等に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷システムでは、プリンタの障
害などによって印刷が中断し場合、プリンタは印刷済み
の頁数を検出し、その次の頁を再印刷開始頁と判断して
印刷データの処理が進められていた。そして、再印刷開
始頁を印刷データとして設定し、他のプリンタもしくは
障害が復旧するのを待って元のプリンタに、その印刷デ
ータを転送することにより中断した印刷処理の続行が図
られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の印刷シ
ステムにおいては、印刷の再開においては、その印刷ジ
ョブの中断の前後で印刷ジョブに設定されている印刷様
式を決定するための印刷属性が考慮されていないため、
ユーザの意図した結果と異なる形式のものが出力されて
しまうことがある。例えば印刷ジョブの属性として両面
印刷の指定がされている場合、再印刷開始頁が偶数ペー
ジ目であると、本来通常に両面印刷の処理された場合な
らば、印刷ページの裏面側に印刷される内容が表面側に
印刷されてしまう等、表裏に印刷される頁の組合せが再
印刷開始頁以降ずれてしまい、ユーザの期待する結果と
異なってしまうという場合が生じ得る。
【0004】また、印刷ジョブにステイプル止めの処理
の指定がされている場合では、ユーザは1部ごとにステ
イプルされることを期待するはずであるが、文書の再印
刷開始頁より前の頁が欠落したものがステイプルされて
しまい、ユーザの意図した結果と異なってしまうという
事態も生じ得る。
【0005】本発明は上記問題点を鑑みて為されたもの
であり、印刷ジョブに設定された属性に応じて、印刷ジ
ョブの再印刷開始頁を制御することにより、ユーザの期
待する結果に忠実な出力を行うことを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成から成る。
【0007】すなわち、プリンタで印刷される印刷デー
タを生成する情報処理装置は、ドキュメントの印刷を行
う際に、該ドキュメントの印刷ジョブの処理における障
害発生を障害発生頁と共に認識する認識手段と、障害発
生により中断した前記印刷ジョブの印刷属性と前記障害
発生頁とに従って再印刷開始頁を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された再印刷開始頁より特定さ
れる再印刷範囲の印刷データを前記中断した印刷ジョブ
の再印刷を代行するプリンタに転送し、該再印刷を実行
させるデータ転送手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、さらに前記認識手段によって認識
された障害発生頁と前記印刷属性とに従って、前記再印
刷範囲の印刷データを中間ファイル形式データより生成
する生成手段を備え、前記転送手段は前記生成手段によ
って生成した再印刷範囲の印刷データの再印刷を代行す
るプリンタに転送する。
【0009】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記中断した印刷ジョブの再印刷
を行なう際に、該再印刷を代行するプリンタを設定する
設定手段を更に備える。
【0010】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記設定手段は複数の再印刷を代
行するプリンタの優先順位を、該プリンタ毎に設定し、
前記データ転送手段は、前記優先順位に従って前記再印
刷を代行するプリンタを特定する。
【0011】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、ドキュメントの印刷設定をするデ
ータ入力手段を更に備え、前記データ入力手段の入力に
従い、再印刷を代行するプリンタ及び/または該プリン
タの優先順位が設定される。
【0012】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記決定手段は、前記障害検出手
段により検出された障害発生の結果と、該障害発生によ
り中断した前記印刷ジョブの印刷属性と、に基づき前記
再印刷開始頁を決定する。
【0013】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記決定手段は前記印刷ジョブの
印刷属性として両面印刷が指定されていることを検出し
た場合に、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が表面の頁
である場合にはその障害発生頁(L)と設定し、障害発
生頁が裏面の頁である場合には障害発生頁の前の頁(L
−1)と設定する。
【0014】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記決定手段は前記印刷ジョブの
印刷属性としてステイプル止めが指定されていることを
検出した場合に、前記再印刷開始頁を、該印刷ジョブの
1頁目と設定する。
【0015】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記決定手段は前記印刷ジョブの
印刷属性として1部のデータを複数回繰り返し並べられ
たデータであることを検出した場合に、前記再印刷開始
頁を、1部数分の頁数(M)に基づき算出する。
【0016】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記決定手段は、前記1部数分の
頁数(M)に基づき、数列(1、M、2×M、3×
M、...NN×M...:(NNは自然数))を生成し、該
数列要素のうち、障害発生頁(L)以下で最大の値を前
記再印刷開始頁と設定する。
【0017】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記決定手段は前記印刷ジョブの
印刷属性として、製本印刷が設定されていることを検出
した場合に、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が含まれ
る用紙の先頭の頁と設定する。
【0018】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理装置において、前記決定手段は前記印刷ジョブの
印刷属性として、製本分冊印刷が設定されていることを
検出した場合、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が含ま
れる分冊を検索し、その分冊に含まれる先頭の頁と設定
する。
【0019】または、プリンタで印刷される印刷データ
を生成する情報処理方法は、ドキュメントの印刷を行う
際に、該ドキュメントの印刷ジョブの処理における障害
発生を障害発生頁と共に認識する認識工程と、障害発生
により中断した前記印刷ジョブの印刷属性と前記障害発
生頁とに従って再印刷開始頁を決定する決定工程と、前
記決定工程により決定された再印刷開始頁より特定され
る再印刷範囲の印刷データを前記中断した印刷ジョブの
再印刷を代行するプリンタに転送し、該再印刷を実行さ
せるデータ転送工程と、を備えることを特徴とする。
【0020】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、さらに前記認識工程によって認識
された障害発生頁と前記印刷属性とに従って、前記再印
刷範囲の印刷データを中間ファイル形式データより生成
する生成工程を備え、前記データ転送工程は前記生成工
程によって生成した再印刷範囲の印刷データの再印刷を
代行するプリンタに転送することを特徴とする請求項1
3に記載の情報処理方法。
【0021】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記中断した印刷ジョブの再印刷
を行なう際に、該再印刷を代行するプリンタを設定する
設定工程を更に備える。
【0022】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記設定工程は複数の再印刷を代
行するプリンタの優先順位を、該プリンタ毎に設定し、
前記データ転送工程は、前記優先順位に従って前記再印
刷を代行するプリンタを特定する。
【0023】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、ドキュメントの印刷設定をするデ
ータ入力工程を更に備え、前記データ入力工程の入力に
従い、再印刷を代行するプリンタ及び/または該プリン
タの優先順位が設定される。
【0024】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記決定工程は、前記障害検出工
程により検出された障害発生の結果と、該障害発生によ
り中断した前記印刷ジョブの印刷属性と、に基づき前記
再印刷開始頁を決定する。
【0025】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記決定工程は前記印刷ジョブの
印刷属性として両面印刷が指定されていることを検出し
た場合に、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が表面の頁
である場合にはその障害発生頁(L)と設定し、障害発
生頁が裏面の頁である場合には障害発生頁の前の頁(L
−1)と設定する。
【0026】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記決定工程は前記印刷ジョブの
印刷属性としてステイプル止めが指定されていることを
検出した場合に、前記再印刷開始頁を、該印刷ジョブの
1頁目と設定する。
【0027】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記決定工程は前記印刷ジョブの
印刷属性として1部のデータを複数回繰り返し並べられ
たデータであることを検出した場合に、前記再印刷開始
頁を、1部数分の頁数(M)に基づき算出する。
【0028】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記決定工程は、前記1部数分の
頁数(M)に基づき、数列(1、M、2×M、3×
M、...NN×M...:(NNは自然数))を生成し、該
数列要素のうち、障害発生頁(L)以下で最大の値を前
記再印刷開始頁と設定する。
【0029】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記決定工程は前記印刷ジョブの
印刷属性として、製本印刷が設定されていることを検出
した場合に、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が含まれ
る用紙の先頭の頁と設定する。
【0030】本発明の好適な一態様によれば、上記の情
報処理方法において、前記決定工程は前記印刷ジョブの
印刷属性として、製本分冊印刷が設定されていることを
検出した場合、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が含ま
れる分冊を検索し、その分冊に含まれる先頭の頁と設定
する。
【0031】また、コンピュータプログラムは、上記の
情報処理装置の機能をコンピュータが実行する機能とし
て特定されることを特徴とする。
【0032】また、コンピュータ可読記憶媒体は、上記
のコンピュータプログラムを格納することを特徴とす
る。
【0033】
【発明の実施の形態】<システム概要>本発明の情報処
理システムの好適な実施形態である文書処理システムの
概要を、図9〜図19を参照して説明する。この文書処
理システムでは、一般アプリケーションにより作成され
たデータファイルが、電子原稿ライタによって電子原稿
ファイルに変換される。製本アプリケーションはその電
子原稿ファイルを編集する機能を提供している。以下、
その詳細は説明する。
【0034】<システム構成及び動作>図9は、本実施
形態の文書処理システムのソフトウェア構成を示す図で
ある。文書処理システムは、本発明の情報処理装置の好
適な実施形態であるデジタルコンピュータ1000によ
って実現されている。一般アプリケーション1010
は、ワードプロセシングやスプレッドシート、フォトレ
タッチ、ドローあるいはペイント、プレゼンテーショ
ン、テキスト編集などの機能を提供するアプリケーショ
ンプログラムであり、OSに対する印刷機能を有してい
る。これらアプリケーションは、作成された文書データ
や画像データなどのアプリケーションデータを印刷する
にあたって、オペレーティングシステム(OS)により
提供される所定のインタフェース(一般にGDIと呼ば
れる)を利用する。
【0035】すなわち、アプリケーション1010は、
作成したアプリケーションデータを印刷するために、前
記インタフェースを提供するOSの出力モジュールに対
して、あらかじめ定められる、OSに依存する形式の出
力コマンド(GDI関数と呼ばれる)を送信する。出力
コマンドを受けた出力モジュールは、プリンタ等の出力
デバイスが処理可能な形式にそのコマンドを変換し、変
換された描画コマンド(DDI関数と呼ばれる)を出力
する。出力デバイスが処理可能な形式はデバイスの種類
やメーカ、機種などによって異なるために、デバイスご
とにデバイスドライバが提供されており、OSではその
デバイスドライバを利用してコマンドの変換を行い、印
刷データを生成し、JLでくくることにより印刷ジョブ
が生成される。OSとしてマイクロソフト社のウインド
ウズを利用する場合には、前述した出力モジュールとし
てはGDIと呼ばれるモジュールが相当する。
【0036】電子原稿ライタ1020は、前述のデバイ
スドライバのひとつとして、本文書処理システム実現の
ために提供されるソフトウエアモジュールである。ただ
し、電子原稿ライタ1020は特定の出力デバイスを目
的としておらず、後述の製本アプリケーション1040
やプリンタドライバ1060により処理可能な形式に出
力コマンドを変換する。この電子原稿ライタ1020に
よる変換後の形式(以後電子原稿形式と呼ぶ)は、ペー
ジ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば特
に問わない。実質的な標準形式のうちでは、例えばアド
ビシステムズによるPDF形式や、SVG形式などが電
子原稿形式として採用できる。
【0037】アプリケーション1010により電子原稿
ライタ1020を利用させる場合には、出力に使用する
デバイスドライバとして電子原稿ライタ1020を指定
してから印刷を実行させる。ただし、電子原稿ライタ1
020によって作成されたままの電子原稿ファイルは、
電子原稿ファイルとして完全な形式を備えていない。そ
のため、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102
0を指定するのは製本アプリケーション1040であ
り、その管理下でアプリケーションデータの電子原稿フ
ァイルへの変換が実行される。製本アプリケーション1
040は、電子原稿ライタ1−2が生成した新規の不完
全な電子原稿ファイルを後述する形式を備えた電子原稿
ファイルとして完成させる。
【0038】以下では、この点を明瞭に識別する必要が
ある際には、電子原稿ライタ1020によって作成され
たファイルを電子原稿ファイルと呼び、製本アプリケー
ションによって構造を与えられた電子原稿ファイルをブ
ックファイルと呼ぶ。また、特に区別する必要がない場
合は、アプリケーションにより生成されるドキュメント
ファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルをい
ずれも文書ファイル(または文書データ)と呼ぶ。
【0039】このようにデバイスドライバとして電子原
稿ライタ1020を指定し、一般アプリケーション10
10によりそのデータを印刷させることで、アプリケー
ションデータはアプリケーション1010によって定義
されたページ(以後論理ページあるいは原稿ページと呼
ぶ)を単位とする電子原稿形式に変換され、電子原稿フ
ァイル1030としてハードディスクなどの記憶媒体に
格納される。なお、ハードディスクは、本実施形態の文
書処理システムを実現するコンピュータが備えているロ
ーカルドライブであってもよいし、ネットワークに接続
されている場合にはネットワーク上に提供されるドライ
ブであっても良い。
【0040】製本アプリケーション1040は電子原稿
ファイルあるいはブックファイル1030を読み込み、
それを編集するための機能を利用者に提供する。ただし
製本アプリケーション1040は、各ページの内容を編
集する機能は提供しておらず、ページを最小単位として
構成される、後述する章やブックの構造を編集するため
の機能を提供している。
【0041】製本アプリケーション1040によって編
集されたブックファイル1030を印刷する際には、製
本アプリケーション1040によって電子原稿デスプー
ラ1050が起動される。電子原稿デスプーラ1050
は、指定されたブックファイルをハードディスクから読
み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを
印刷するために、前述したOSの出力モジュールに適合
する出力コマンドを生成し、不図示の出力モジュールに
出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプ
リンタ1070のドライバ1060がデバイスドライバ
として指定される。出力モジュールは、指定されたプリ
ンタ1070のデバイスドライバ1060を用いて受信
した出力コマンドを、プリンタ1070で解釈実行可能
なデバイスコマンドに変換する。そしてデバイスコマン
ドはプリンタ1070に送信され、プリンタ1070に
よってコマンドに応じた画像が印刷される。
【0042】<電子原稿データの形式>編集アプリケー
ション1040の詳細に言及する前に、ブックファイル
のデータ形式を説明する。ブックファイルは紙媒体の書
物を模した3層の層構造を有する。上位層は「ブック」
と呼ばれ、1冊の本を模しており、その本全般に係る属
性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に
相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章
ごとの属性が定義できる。下位層は「ページ」であり、
アプリケーションプログラムで定義された各ページに相
当する。各ページついてもページごとの属性が定義でき
る。ひとつのブックは複数の章を含んでいてよく、ま
た、ひとつの章は複数のページを含むことができる。
【0043】図10(A)は、ブックファイルの形式の
一例を模式的に示す図である。この例のブックファイル
は、ブック,章,ページは、それぞれに相当するノード
により示されている。ひとつのブックファイルはひとつ
のブックを含む。ブック,章は、ブックとしての構造を
定義するための概念であるから、定義された属性値と下
位層へのリンクとをその実体として含む。ページは、ア
プリケーションプログラムによって出力されたページご
とのデータを実体として有する。そのため、ページは、
その属性値のほか、原稿ページの実体(原稿ページデー
タ)と各原稿ページデータへのリンクを含む。なお、紙
媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを
含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表
示されず、ブック、章、ページ各階層における属性とし
て表示される。
【0044】図10(A)において、ブック3010に
は、ブック属性が定義されているとともに、2つの章3
020A,3020Bがリンクされている。このリンク
により、章3020A,3020Bがブック3010に
包含されていることが表示される。章3020Aには、
ページ3030A,3030Bがリンクされ、これらペ
ージが含まれることが示されている。各ページ3030
A,3030Bにはそれぞれ属性値が定義され、その実
体である原稿ページデータ(1)、(2)へのリンクが
含まれる。これらリンクは、図10(B)に示す原稿ペ
ージデータ3040のデータ(1),(2)を指し示
し、ページ3030A、3030Bの実体が、原稿ペー
ジデータ(1)、(2)であることを表示する。
【0045】図11は、ブック属性のリストである。下
位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属
性値が優先採用される。そのため、ブック属性にのみ含
まれる項目に関しては、ブック属性に定義された値はブ
ック全体を通して有効な値となる。しかし、下位層と重
複する項目については、下位層において定義されていな
い場合における既定値としての意味を有する。なお、図
示された各項目は具体的に1項目に対応するのではな
く、関連する複数の項目を含むものもある。
【0046】図12は章属性のリストであり、図13は
ページ属性のリストである。章属性とページ属性との関
係もブック属性と下位層の属性との関係と同様である。
【0047】ブック属性に固有の項目は、印刷方法、製
本詳細、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切
りの6項目である。これらは、ブックを通して定義され
る項目である。印刷方法の属性としては、片面印刷、両
面印刷、製本印刷の3つの値を指定できる。「製本印
刷」とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折り
にし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる
形式で印刷する方法である。製本詳細属性としては、製
本印刷が指定されている場合に、見開き方向や、束にな
る枚数等が指定できる。
【0048】表紙/裏表紙属性は、ブックとしてまとめ
られる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙および裏
表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用
紙への印刷内容の指定を含む。インデックス紙属性は、
章の区切りとして、印刷装置に別途用意される耳付きの
インデックス紙の挿入の指定およびインデックス(耳)
部分への印刷内容の指定を含む。この属性は、印刷用紙
とは別に用意された用紙を所望の位置に挿入するインサ
ート機能を持ったインサータが使用する印刷装置に備え
られている場合か、あるいは、複数の給紙カセットを使
用可能である場合に有効となる。これは合紙属性につい
ても同様である。
【0049】合紙属性は、章の区切りとして、インサー
タからあるいは給紙カセットから供給される用紙の挿入
の指定、および、合紙を挿入する場合には、給紙元の指
定などを含む。
【0050】章区切り属性は、章の区切り目において、
新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用する
か、特に何もしないか等の指定を含む。片面印刷時には
新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意
味を持つ。両面印刷時には、「新たな用紙の使用」を指
定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無
いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続
する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得
る。
【0051】章属性に関しては、章に固有の項目はな
く、すべてブック属性と重複する。したがって、章属性
における定義とブック属性における定義とが異なれば、
章属性で定義された値が優先する。ブック属性と章属性
とにのみ共通する項目は、用紙サイズ、用紙方向、N−
up印刷指定、拡大縮小、排紙方法の5項目である。こ
のうち、N−up印刷指定属性は、1印刷ページに含ま
れる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可
能な配置としては、1×1や1×2、2×2、3×3、
4×4などがある。排紙方法属性は、排出した用紙にス
テイプル処理を施すか否かを指定するための項目であ
り、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル
機能を有するか否かに依存する。
【0052】ページ属性に固有の項目には、ページ回転
属性、ズーム、配置指定、アノテーション、ページ分割
などがある。ページ回転属性は、原稿ページを印刷ペー
ジに配置する際の回転角度を指定するための項目であ
る。ズーム属性は、原稿ページの変倍率を指定するため
の項目である。変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズ
を100%として指定される。仮想論理ページ領域と
は、原稿ページを、Nup等の指定に応じて配置した場
合に、1原稿ページが占める領域である。例えば1×1
であれば、仮想論理ページ領域は1印刷ページに相当す
る領域となり、1×2であれば、1印刷ページの各辺を
約70パーセントに縮小した領域となる。
【0053】ブック、章、ページについて共通な属性と
して、ウォータマーク属性およびヘッダ・フッタ属性が
ある。ウォータマークとは、アプリケーションで作成さ
れたデータに重ねて印刷される、別途指定される画像や
文字列などである。ヘッダ・フッタは、それぞれ各ペー
ジの上余白および下余白に印刷されるウォータマークで
ある。ただし、ヘッダ・フッタには、ページ番号や日時
など、変数により指定可能な項目が用意されている。な
お、ウォータマーク属性およびヘッダ・フッタ属性にお
いて指定可能な内容は、章とページとは共通であるが、
ブックはそれらと異なっている。ブックにおいてはウォ
ータマークやヘッダフッタの内容を設定できるし、ま
た、ブック全体を通してどのようにウォータマークやヘ
ッダフッタを印刷するかを指定することができる。一
方、章やページでは、その章やページにおいて、ブック
で設定されたウォータマークやヘッダ・フッタを印刷す
るか否かを指定できる。
【0054】<ブックファイルの生成手順>ブックファ
イルは上述したような構造および内容を有している。次
に、製本アプリケーション1040および電子原稿ライ
タ1020によってブックファイルを作成する手順を説
明する。ブックファイルの作成は、製本アプリケーショ
ン1040によるブックファイルの編集操作の一環とし
て実現される。
【0055】図14は、製本アプリケーション1040
によりブックファイルを開く際の手順である。
【0056】まず、開こうとするブックファイルが、新
規作成すべきものであるか、それとも既存のものである
か判定する(ステップS7010)。新規作成の場合に
は、章を含まないブックファイルを新規に作成する(ス
テップS7020)。新規に作成されるブックファイル
は、図10の例で示せば、ブックノード3010のみ有
し、章のノードに対するリンクが存在しないブックのノ
ードとなる。ブック属性は、新規作成用としてあらかじ
め用意された属性のセットが適用される。そして、新規
ブックファイルを編集するためのユーザインタフェース
(UI)画面を表示する(ステップS7040)。図1
8は、新規にブックファイルが作成された際のUI画面
の一例である。この場合には、ブックファイルは実質的
な内容を持たないために、UI画面11000には何も
表示されない。
【0057】一方、既存のブックファイルがあれば、指
定されたブックファイルを開き(ステップS703
0)、そのブックファイルの構造、属性、内容に従って
ユーザインタフェース(UI)画面を表示する。図17
は、このUI画面の一例である。UI画面11000
は、ブックの構造を示すツリー部11010と、印刷さ
れた状態を表示するプレビュー部11020とを含む。
ツリー部11010には、ブックに含まれる章、各章に
含まれるページが、図10(A)のような木構造で表示
される。ツリー部11010に表示されるページは原稿
ページである。プレビュー部11020には、印刷ペー
ジの内容が縮小されて表示される。その表示順序は、ブ
ックの構造を反映したものとなっている。
【0058】さて、開かれたブックファイルには、電子
原稿ライタによって電子原稿ファイルに変換されたアプ
リケーションデータを、新たな章として追加することが
できる。この機能を電子原稿インポート機能と呼ぶ。図
14の手順によって新規に作成されたブックファイルに
電子原稿インポートすることで、そのブックファイルに
は実体が与えられる。この機能は、図17の画面にアプ
リケーションデータをドラッグアンドドロップ操作する
ことで起動される。図15に電子原稿インポートの手順
を示す。
【0059】まず、指定されたアプリケーションデータ
を生成したアプリケーションプログラムを起動し、デバ
イスドライバとして電子原稿ライタ1020を指定して
アプリケーションデータを印刷出力させることで、電子
原稿データに変換する(ステップS8010)。変換を
終えたなら、変換されたデータが画像データであるか否
かを判定する(ステップS8020)。この判定は、ウ
インドウズOSの下であれば、アプリケーションデータ
のファイル拡張子に基づいて行える。例えば、拡張子が
「bmp」であればウインドウズビットマップデータで
あり、「jpg」であればjpeg圧縮された画像デー
タ、「tiff」であればtiff形式の画像データで
あると判定できる。また、このような画像データの場合
はS8010のようにアプリケーションを起動せずに、
画像データから直接電子原稿ファイルを生成することが
可能であるため、S8010の処理を省略することも可
能である。
【0060】画像データでなかった場合には、ステップ
S8010で生成された電子原稿ファイルを、現在開か
れているブックファイルのブックに、新たな章として追
加する(ステップS8030)。章属性としては、ブッ
ク属性と共通するものについてはブック属性の値がコピ
ーされ、そうでないものについては、あらかじめ用意さ
れた規定値に設定される。
【0061】画像データである場合には、原則として新
たな章は追加されず、指定されている章に、ステップS
8010で生成された電子原稿ファイルに含まれる各原
稿ページが追加される(ステップS8040)。ただ
し、ブックファイルが新規作成されたファイルであれ
ば、新たな章が作成されて、その章に属するページとし
て電子原稿ファイルの各ページが追加される。ページ属
性は、上位層の属性と共通のものについてはその属性値
が与えられ、アプリケーションデータにおいて定義され
た属性を電子原稿ファイルに引き継いでいるもにについ
てはその値が与えられる。例えば、Nup指定などがア
プリケーションデータにおいてされていた場合には、そ
の属性値が引き継がれる。このようにして、新規なブッ
クファイルが作成され、あるいは、新規な章が追加され
る。
【0062】図16は、図15のステップS8010に
おいて、電子原稿ライタ1020により電子原稿ファイ
ルを生成させる手順のフローチャートである。まず、新
たな電子原稿ファイルを作成してそれを開く(ステップ
S9010)。指定したアプリケーションデータに対応
するアプリケーションを起動し、電子原稿ライタをデバ
イスドライバとして、OSの出力モジュールに対して出
力コマンドを送信させる。出力モジュールは、受信した
出力コマンドを電子原稿ライタによって電子原稿形式の
データに変換し、出力する(ステップS9020)。出
力先はステップS9010で開いた電子原稿ファイルで
ある。指定されたデータすべてについて変換が終了した
か判定し(ステップS9030)、終了していれば電子
原稿ファイルを閉じる(ステップS9040)。電子原
稿ライタ1020によって生成される電子原稿ファイル
は、図10(B)に示した、原稿ページデータの実体を
含むファイルである。
【0063】<ブックファイルの編集>以上のようにし
て、アプリケーションデータからブックファイルを作成
することができる。生成されたブックファイルについて
は、章及びページに対して次のような編集操作が可能で
ある。
【0064】(1)新規追加 (2)削除 (3)コピー (4)切り取り (5)貼り付け (6)移動 (7)章名称変更 (8)ページ番号名称振り直し (9)表紙挿入 (10)合紙挿入 (11)インデックス紙挿入 (12)各原稿ページに対するページレイアウト。
【0065】このほか、いったん行った編集操作を取り
消す操作や、さらに取り消した操作をやり直す操作が可
能である。これら編集機能により、例えば複数のブック
ファイルの統合、ブックファイル内で章やページの再配
置、ブックファイル内で章やページの削除、原稿ページ
のレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入などと
いった編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、
図11乃至18に示す属性に捜査結果が反映されたり、
あるいはブックファイルの構造に反映される。たとえ
ば、ブランクページの新規追加操作を行えば、指定され
た箇所にブランクページが挿入される。このブランクペ
ージは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに
対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷
方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、
合紙、章区切りといった属性に反映される。
【0066】<ブックファイルの出力>以上のように作
成・編集されるブックファイルは印刷出力を最終目的と
している。利用者が図17に示す製本アプリケーション
のUI画面11000からファイルメニューを選択し、
そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスによ
り印刷出力される。この際、まず製本アプリケーション
1040は、現在開かれているブックファイルからジョ
ブチケットを作成して電子原稿デスプーラ1050に渡
す。電子原稿デスプーラ1050は、ジョブチケットを
OSの出力コマンド、例えばウインドウズのGDIコマ
ンドに変換し、それを出力モジュール、例えばGDIに
送信する。出力モジュールは、指定されたプリンタドラ
イバ1060によってデバイスに適したコマンドを生成
し、そのデバイスに送信する。
【0067】ジョブチケットは原稿ページを最小単位と
する構造を有するデータである。ジョブチケットにおけ
る構造は、用紙上における原稿ページのレイアウトを定
義している。ジョブチケットは1ジョブにつき1つ発行
される。そのため、まず最上位にドキュメントというノ
ードがあり、文書全体の属性、例えば両面印刷/片面印
刷などが定義されている。その下には、用紙ノードが属
し、用いるべき用紙の識別子や、プリンタにおける給紙
口の指定などの属性が含まれる。各用紙ノードには、そ
の用紙で印刷されるシートのノードが属する。1シート
は1枚の用紙に相当する。各シートには、印刷ページ
(物理ページ)が属する。片面印刷ならば1シートには
1物理ページが属し、両面印刷ならば1シートに2物理
ページが属する。各物理ページには、その上に配置され
る原稿ページが属する。また物理ページの属性として、
原稿ページのレイアウトが含まれる。
【0068】電子原稿デスプーラ1050は、上述のジ
ョブチケットを、出力モジュールへの出力コマンドに変
換する。
【0069】<そのほかのシステム構成>本実施形態の
文書処理システムの概要は以上のようなものである。こ
れはスタンドアロン型のシステムであるが、これを拡張
したサーバクライアントシステムでもほぼ同様の構成・
手順でブックファイルが作成・編集される。ただし、ブ
ックファイルや印刷処理はサーバによって管理される。
【0070】図19はサーバクライアント型文書処理シ
ステムの構成を示すブロック図である。クライアント文
書処理システムは、スタンドアロン型システムに、クラ
イアントモジュールである仮想プリンタドライバ109
0および仮想プリントサービスモジュール1100、D
S(文書サービス)クライアントモジュール1080を
加えた構成を有する。このクライアント文書処理システ
ム12000に、文書管理サーバ12010および印刷
集中管理サーバ12020およびプリントサーバ120
30が接続されている。
【0071】これらサーバは、通常ネットワークによっ
てクライアント文書処理システムと接続されるが、サー
バが同時にクライアントとしても機能する場合には、ネ
ットワーク間の通信をシミュレートするプロセス間通信
によって接続される。なお図19では文書管理サーバ1
2010と印刷集中管理サーバ12020の両サーバが
クライアントに接続されているが、いずれか一方のみが
ネットワーク上に存在する場合もあり得る。接続されて
いるサーバが文書管理サーバであれば、そのクライアン
トモジュールを含む文書管理サーバクライアントシステ
ム12010SCが、印刷集中管理サーバ12020で
あれば、そのクライアントモジュールを含む印刷管理サ
ーバクライアントシステム12020SCが、スタンド
アロン型文書管理システムに追加される。
【0072】文書管理サーバ12010は、製本アプリ
ケーション1040により作成・編集されたブックファ
イルを格納するサーバである。文書管理サーバ1201
0によってブックファイルを管理する場合、ブックファ
イルは、クライアントPCのローカルHDに代わって、
あるいはそれに加えて、文書管理サーバ12010のデ
ータベース12110に保存される。製本アプリケーシ
ョン1040と文書管理サーバ12010との間のブッ
クファイルの保存および読み出しは、DSクライアント
1080及びDSコア12120を介して行われる。
【0073】印刷集中管理サーバ12020は、クライ
アント文書管理システム12000に格納された、ある
いは文書管理サーバ12010に格納されたブックファ
イルの印刷を管理するサーバである。クライアントにお
ける印刷要求は、仮想プリンタドライバ1090および
仮想プリントサービスモジュール1100を介して印刷
集中管理サーバ12020のサーバモジュール1221
0に送信される。
【0074】集中印刷管理サーバ12020は、クライ
アントのプリンタで印刷する場合にはクライアントの仮
想プリントサービスモジュール1100を介して電子原
稿デスプーラ1050に電子原稿データを渡し、プリン
トサーバ12030により印刷する場合には、プリント
サーバ12030の仮想プリントサービスモジュール1
2030に送信する。集中印刷管理サーバは、例えば保
存されているブックファイルに対して印刷要求を発行し
た利用者の資格などについてセキュリティチェックを行
ったり、印刷処理のログを保存したりする。このよう
に、文書処理システムは、スタンドアロンとしても、ク
ライアントサーバシステムとしても実現できる。
【0075】<プレビュー表示の内容>すでに説明した
とおり、ブックファイルが製本アプリケーションによっ
て開かれると、図17に示すユーザインタフェース画面
11000が表示される。ツリー部11010には、開
いているブック(以下、注目ブックと呼ぶ)の構造を示
すツリーが表示される。プレビュー部には、利用者の指
定に応じて、3通りの表示方法が用意されている。第1
は原稿ページをそのまま表示する原稿ビューと呼ばれる
モードである。原稿ビューモードでは、注目ブックに属
する原稿ページの内容が縮小されて表示される。プレビ
ュー部の表示にレイアウトは反映されない。第2は印刷
ビューモードである。印刷ビューモードでは、プレビュ
ー部11020には、原稿ページのレイアウトが反映さ
れた形で原稿ページが表示される。第3は簡易印刷ビュ
ーモードである。簡易印刷ビューモードでは、各原稿ペ
ージの内容はプレビュー部の表示には反映されず、レイ
アウトのみが反映される。
【0076】<第1実施形態>以下、添付図面を参照し
て本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0077】図8は、コンピュータ101のハードウエ
アブロック図である。図8において、CPU2010
は、ROM2030のプログラム用ROMに記憶され
た、あるいはハードディスク2110からRAM202
0にロードされたOSや一般アプリケーション、製本ア
プリケーションなどのプログラムを実行し、後述するフ
ローチャートの手順を実現する。RAM2020は、C
PU2010の主メモリ、ワークエリア等として機能す
る。キーボードコントローラ(KBC)2050は、キ
ーボード2090や不図示のポインティングデバイスか
らのキー入力を制御する。
【0078】CRTコントローラ(CRTC)2060
は、CRTディスプレイ2100の表示を制御する。デ
ィスクコントローラ(DKC)2070は、ブートプロ
グラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユ
ーザファイル、編集ファイル等を記憶するハードディス
ク(HD)2110やフロッピー(登録商標)ディスク
(FD)等とのアクセスを制御する。PRTC2080
は、接続されたプリンタ1070との間の信号の交換を
制御する。NC2120はネットワークに接続されて、
ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を
実行する。
【0079】図1は、本実施形態における情報処理シス
テムのモジュール構成を示すブロック図である。図1に
おいて、101はホストコンピュータであり、LAN1
04を経由してプリンタA、B(102、103)と接
続しており、相互にデータの通信が可能である。本構成
では出力先のプリンタとして2台のプリンタが設定され
ているが、プリンタの台数はこれに限るものではない。
【0080】105はワードプロセッシングやスプレッ
ドシート、テキスト編集などの機能を提供するアプリケ
ーションプログラム(以下、「アプリケーション」と呼
ぶ。)である。アプリケーション105が中間コード生
成モジュール106に印刷要求を出すことにより、本実
施形態で説明する印刷処理が実行される。
【0081】中間コード生成モジュール106(図19
の仮想プリンタドライバ1090に相当)は、アプリケ
ーション105からの印刷要求を受け、ページ単位の原
稿を詳細な書式をもって表現するEMF(中間ファイル
形式データ)、PDF等の画像データとDEVMOD
E、JDF等の印刷属性指示データを含む中間コードを
生成し、中間コード記憶モジュール107はこれらのデ
ータをファイルに格納する。ここで、アプリケーション
としては上に説明した図19の製本アプリケーション等
も対応することとなる。
【0082】印刷データ生成モジュール108(図19
の仮想プリントサービス1100に相当)は中間コード
記憶モジュール107から格納されている中間コードを
受け取り、出力先プリンタで印刷可能なPDL等の形式
の印刷データに変換し、印刷データ転送モジュール10
9よりLAN104を経由して出力先プリンタに印刷デ
ータを転送する。また、図1中には不図示であるが、印
刷データ生成モジュール108は複数のプリンタの夫々
に対応したプリンタドライバから代行先の対象となるプ
リンタに対応したプリンタドライバを所定の記憶部から
選択する機能、及び、選択したプリンタドライバを利用
して生成した印刷データ(PDL)を印刷データ転送モ
ジュール109に代行先プリンタに転送させる機能を備
えている。
【0083】プリンタ障害検出モジュール110は出力
先プリンタの状態を監視しており、印刷ジョブが正常に
印刷されたか、もしくは途中で障害が起きたかを判断
し、印刷が完了した頁数の情報とともに障害発生頁検出
モジュール111に通知する。ここで出力先プリンタの
状態の監視は出力先プリンタから発生された各種障害イ
ベント(用紙なし/トナー切れ/紙ジャム/メモリフル
等)の監視や、障害検出モジュール110自らが出力先
プリンタの状態を問い合わせるような形態がとられる。
また、ここでの障害の検出とは障害情報を認識する処理
を指すものとする。
【0084】障害発生頁検出モジュール111は、プリ
ンタ障害検出モジュール110から通知された情報に基
づき、出力先プリンタで印刷が完了した頁数の情報から
障害発生頁番号を演算し、障害発生頁を特定する。
【0085】印刷属性検出モジュール112は、障害発
生頁検出モジュール111で特定された障害発生頁の情
報に基づき、中間コード記憶モジュール107より、障
害により印刷が中断した頁に相当する印刷ジョブの中間
コードを取得(生成)し、印刷ジョブに設定されている
印刷属性情報を取得し認識する。
【0086】再印刷開始頁判断モジュール113は、障
害発生頁検出モジュール112から受信した障害発生頁
番号及びその頁に対応する印刷属性情報より最適な再印
刷開始頁を決定し、印刷データ生成モジュール108に
その中間コード及び該再印刷開始頁を指定し、自動再印
刷設定に基づき優先順位が高く、かつ、正常状態のプリ
ンタを再印刷先プリンタに指定して印刷指示を出力す
る。この最適な再印刷開始頁の決定方式については図3
〜図7を参照して説明する。
【0087】印刷データ生成モジュール108は、再印
刷開始頁判断モジュール113で決定された再印刷開始
頁に基づき、その再印刷開始頁以降から該当印刷ジョブ
の最後までを再印刷範囲として特定し、該当する範囲の
中間コードを出力先のプリンタで印刷可能なPDL等の
形式の印刷データに変換する。この際、印刷データ生成
モジュール108は、印刷データ転送モジュール109
から、代行するプリンタに関する情報を参照することが
できる。
【0088】その印刷データは、印刷データ転送モジュ
ール109により、中断した印刷ジョブの再印刷を代行
するプリンタとして特定された再印刷先のプリンタへ転
送される。
【0089】代行プリンタ設定モジュール114は、障
害が発生して中断した印刷ジョブを再開するために、再
印刷の出力先として代行するプリンタ群を設定する。代
行プリンタ設定モジュール114は、複数の再印刷を代
行するプリンタの優先順位をプリンタ毎に設定し、印刷
データ転送モジュール109は、この優先順位に従って
再印刷を代行するプリンタを特定する。
【0090】また、アプリケーション105とその他情
報処理システムを構成するモジュール(106〜11
4)群は、情報処理システム実現のために提供されるソ
フトウエアモジュールであり、必ずしも同一のホストコ
ンピュータ等に実装されている必要はなく、情報処理シ
ステムを構成するモジュール(106〜114)はシス
テムのサーバ側、アプリケーション105はシステムの
クライアント側に存在していても良い。
【0091】図2は、CRT2100上に表示される自
動再印刷アルゴリズムにおける設定画面の一例を示す図
である。同図において、「出力先プリンタの候補」の設
定とその出力先の「優先順位」を設定する。図2に示す
例では出力先のプリンタ名として「プリンタA」及び
「プリンタB」が設定されており、それぞれ優先順位が
1番,2番と設定されている。この場合、まず1番目の
プリンタAで印刷を試み、そのプリンタAで障害が発生
した場合に、優先順位として2番目の設定がされている
プリンタBで再印刷を実行するように設定される。この
設定は上述の代行プリンタ設定モジュール114で自動
的に設定してもよいし、管理者又はユーザ等によって、
アプリケーションから印刷要求を出すときにユーザ等が
キーボード(2090)等の入力部から随時設定しても
よい。
【0092】次に、印刷データの処理の流れを図3〜図
7のフローチャートを参照して、詳細に説明する。
【0093】図3は、アプリケーション105から印刷
を行なう際の処理の流れを説明するフローチャートであ
る。
【0094】まず、ステップS31でアプリケーション
105から中間コード生成モジュール106に印刷要求
が出され、印刷処理が開始される。
【0095】ステップS32において、中間コード生成
モジュール106はアプリケーション105の印刷要求
に基づいて中間コードを生成する。この中間コードに
は、上述のようにPDF等の画像データとJDF等の印
刷属性指示データが含まれ、ステップS33で中間コー
ドを中間コード記憶モジュール107がファイルに格納
する。
【0096】ステップS34では、印刷データ生成モジ
ュール108が、中間コード記憶モジュール107より
中間コードを取得し、優先順位の一番高い出力先プリン
タで印刷可能な印刷データに変換する。アプリケーショ
ン105により作成された文書データや画像データなど
のアプリケーションデータを印刷するにあたって、オペ
レーティングシステム(OS)により提供される所定の
インタフェースモジュールが利用され、プリンタ等の出
力デバイスが処理可能な形式の印刷データに中間コード
が変換される。
【0097】ステップS35では、ステップS34で生
成された印刷データを印刷データ転送モジュール109
が受信し、その受信したデータを出力先プリンタに対し
てLAN104を経由して転送する。
【0098】ステップS36において、指定されたプリ
ンタで印刷が開始される。このプリンタの処理状況は、
図1のプリンタ障害検出モジュール110でモニタされ
ており(S37)、印刷データの処理において、障害が
発生せず印刷処理が正常に完了した場合は印刷処理は正
常終了する(S37−No、S38)。
【0099】一方、印刷処理中、障害が発生した場合
(S37−Yes)、図4〜図7で説明する再印刷処理
動作に移行する(S39)。
【0100】図4は、出力先として指定されたプリンタ
において、障害が検出された場合の再印刷処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【0101】プリンタ障害検出モジュール110が出力
先のプリンタで障害が発生したことを検出すると(S4
1)、プリンタ障害検出モジュール110は、そのプリ
ンタで障害が発生する前までに印刷完了した頁数(以
下、「印刷完了頁数」という。)を取得し、この印刷完
了頁数を基に、障害発生頁検出モジュール111は障害
発生頁番号(L)を決定する。
【0102】次に、ステップS43に処理を進め、印刷
属性検出モジュール112が中間コード記憶モジュール
107より格納されている中間コードDEVMODE、
JDFなどから印刷属性を検出する。この印刷属性に
は、例えば、複数部印刷を行うために1部のデータを繰
り返し並べたデータとなっているか、ステイプル止めの
指示が指定されているか、両面印刷が設定されている
か、また製本印刷(指定する枚数の用紙を束にして2つ
折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能と
なる形式)が指定されているか、製本分冊(指定枚数を
重ねて中綴じし、2つ折りにした小冊子を複数作成す
る)が指定されているかを示す属性が挙げられるが、こ
れらに限るものではない。
【0103】図5は印刷属性に基づき、再印刷開始頁の
設定処理を説明するフローチャートである。図4のステ
ップS43で印刷属性を検出後、処理を図5のステップ
S52に進め、再印刷開始頁(N)の初期値を図4のス
テップS42で決定された障害発生頁番号(L)とす
る。
【0104】ステップS53では、ステップS43で取
得した印刷属性を解析する。その中間コードが複数部印
刷を行うために、データを繰り返し並べた構成となって
いる場合(S53−YES)にはステップS54に進
み、繰り返し並べた構成となっていない場合(S53−
NO)には処理をステップS56に進める。
【0105】ステップS54では、印刷ジョブが複数の
部数分のデータを含んでいるため、1部単位で再印刷を
するために、その1部数分の頁数(M)を取得して、処
理をステップS55に進める。
【0106】ステップS55では、再印刷開始頁Nを決
定するために、数列{1、M、2×M、3×M...、NN
×M、...:(NNは自然数)}を生成し、この数列の要
素のうち障害発生頁番号L以下で最大の値を演算し、そ
の値を再印刷開始頁Nに設定して、処理をステップS7
1(図7)に進める。
【0107】ステップS56では、印刷ジョブの属性
(印刷属性)として、ステイプル止めの指示が指定され
ているかを判定し、指定されている場合(S56−YE
S)には処理をステップS57へ進めて再印刷開始頁N
を1に設定して(S57)、処理をステップS71(図
7)に進める。ここで、ステップS57における処理で
は、印刷ジョブの属性としてステイプル止めが指定され
ていることから、1部のデータの途中から再印刷してし
まうと1部ごとにステイプル止めを行うことはできない
ため、再印刷開始頁Nを1頁目に設定するものである。
【0108】ステイプル止めの指定されていない場合
(S56−NO)には処理をステップS61(図6)に
進める。
【0109】図6は、製本印刷、製本分冊、両面印刷に
関する印刷属性に基づき、再印刷開始頁の設定処理を説
明するフローチャートである。図5のステップS56
で、ステイプル止めが指定されていない場合は、図6の
ステップS62において、製本印刷の属性が設定されて
いるか否かを判断する。印刷ジョブの属性として製本印
刷の属性が設定されている場合(S62−YES)には
処理をステップS63に進め、製本印刷の属性が設定さ
れていない場合(S62−NO)には処理をステップS
64に進める。
【0110】ステップS63では、中間コードより障害
発生頁Lが含まれる用紙を検索し、その用紙に含まれる
(レイアウトされる)先頭の頁番号を再印刷開始頁Nに
設定し、処理をステップS71(図7)に進める。
【0111】ステップS64では、印刷ジョブの属性と
して製本分冊印刷が設定されているかを判定し、製本分
冊の属性が設定されている場合(S64−YES)には
処理をステップS65に進め、設定されていない場合
(S64−NO)には処理をステップS66に進める。
【0112】ステップS65では、中間コードより障害
発生頁Lが含まれる分冊を検索し、その分冊に含まれる
先頭の頁番号を再印刷開始頁Nに設定し、処理をステッ
プS71(図7)に進める。
【0113】ステップS66では、印刷ジョブの属性と
して両面印刷が設定されているかを判定し、両面印刷の
属性が設定されている場合(S66−YES)には処理
をステップS67に進め、設定されていない場合には処
理をステップS71(図7)に進める。
【0114】ステップS67では、障害発生頁Lが印刷
されるのが出力用紙の表であるか裏であるかを判定し、
表である場合には再印刷開始頁Nに障害発生頁Lを設定
し、裏である場合には障害発生頁L−1の値をNに設定
する。このことにより、障害発生頁が裏面である場合に
も、その裏面から印刷することが可能となる。
【0115】図7は再印刷開始頁の確定から再印刷開始
の処理を説明するフローチャートである。図7のステッ
プS72で、印刷属性に基づいた再印刷開始頁Nを最終
的に確定する。
【0116】ステップS73で、印刷ジョブに設定され
た自動再印刷設定に基づき、正常状態であるプリンタの
中で優先順位が最も高い出力先プリンタを再印刷先プリ
ンタとして選択する。この設定は図2における自動再印
刷の設定画面で設定されたプリンタと優先順位に基づく
ものである。
【0117】次に、ステップS74で印刷データ生成モ
ジュール108において、ステップS72で決定された
再印刷開始頁に基づく範囲の中間ファイルを抽出し、該
抽出された中間コードを再印刷先プリンタで印刷可能な
形式変換し、再印刷開始頁から最終頁までの印刷データ
を生成する。
【0118】そして、ステップS75で、印刷データ転
送モジュール109によって、LAN104を経由して
再印刷先プリンタに印刷データを転送し、再印刷先プリ
ンタで再印刷が開始される(S76)。ここで、再印刷
先プリンタの決定処理については上に説明した図2のユ
ーザインターフェースを介して設定された代行先プリン
タに自動的に転送される。また更なる別の好適な形態と
して、障害が発生したことに応じて代行先のプリンタを
選択指示可能なユーザインターフェースを表示させ、該
表示されたユーザインターフェースを介して選択指示さ
れた代行先プリンタを代行先として選択し、更に、選択
先のプリンタが印刷可能なPDLデータに変換し転送す
るような形態も想定される。この再に転送先のプリンタ
が印刷可能なPDLデータに変換する処理は、転送先に
対応したプリンタドライバソフトウエアが所定の記憶手
段から抽出され稼動されることにより実現される。上に
も説明したように印刷データ生成モジュール108は複
数のプリンタの夫々に対応したプリンタドライバから対
象となるプリンタに対応したプリンタドライバを選択す
る機能を有する。
【0119】また、別の形態として上の説明においては
ホストコンピュータに印刷データ生成モジュール10
8、印刷データ転送モジュール109の機能を備えるよ
うに説明してきたが、この印刷データ生成モジュール1
08、印刷データ転送モジュール109の機能をホスト
コンピュータとはネットワーク等の所定の通信媒体を介
して通信可能なサーバ(例えば図19の12020に相
当)に備えさせるようにすることも想定される。
【0120】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、プリンタの障害などによって印刷ジョブが中断し場
合であっても、印刷属性に基づいて再印刷開始頁を判断
することにより、再印刷時も中断前の印刷属性を維持
し、一貫した印刷属性の下に印刷ジョブを遂行すること
が可能となる。
【0121】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0122】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読出し実行することによっても、達成
される。
【0123】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0124】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
【0125】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれる。
【0126】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリンタの障害などによって印刷ジョブが中断し場合で
あっても、印刷属性に基づいて再印刷開始頁を判断する
ことにより、再印刷時も中断前の印刷属性を維持し、一
貫した印刷属性の下に印刷ジョブを遂行することが可能
となり、ユーザの期待する結果に忠実な出力を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における情報処理システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】自動再印刷アルゴリズムにおける設定画面の一
例を示す図である。
【図3】アプリケーション105から印刷を行なう際の
処理の流れを説明するフローチャートである。
【図4】出力先として指定されたプリンタにおいて、障
害が検出された場合の再印刷処理動作を説明するための
フローチャートである。
【図5】印刷属性に基づき、再印刷開始頁の設定処理を
説明するフローチャートである。
【図6】印刷属性に基づき、再印刷開始頁の設定処理を
説明するフローチャートである。
【図7】再印刷開始頁の確定から再印刷開始の処理を説
明するフローチャートである。
【図8】コンピュータ101のハードウエアブロック図
である。
【図9】スタンドアロン型の文書処理システムのブロッ
ク図である。
【図10】ブックファイルの構造の一例を示す図であ
る。
【図11】ブック属性の一覧を示す図である。
【図12】章属性の一覧を示す図である。
【図13】ページ属性の一覧を示す図である。
【図14】ブックファイルを開く手順のフローチャート
である。
【図15】電子原稿ファイルをブックファイルにインポ
ートする手順のフローチャートである。
【図16】アプリケーションデータを電子原稿ファイル
に変換する手順のフローチャートである。
【図17】既存のブックファイルを開いた際のユーザイ
ンタフェース画面の一例を示す図である。
【図18】新規のブックファイルを開いた際のユーザイ
ンタフェース画面の一例を示す図である。
【図19】クライアントサーバ型の文書処理システムの
ブロック図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AR03 HH03 HJ06 HQ17 HR02 HV06 HV09 HV13 HV14 HV35 HV48 2C087 BA01 BA06 BD02 BD52 CA05 CB05 CB12 5B021 AA01 EE02 NN00

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタで印刷される印刷データを生成
    する情報処理装置であって、 ドキュメントの印刷を行う際に、該ドキュメントの印刷
    ジョブの処理における障害発生を障害発生頁と共に認識
    する認識手段と、 障害発生により中断した前記印刷ジョブの印刷属性と前
    記障害発生頁とに従って再印刷開始頁を決定する決定手
    段と、 前記決定手段により決定された再印刷開始頁より特定さ
    れる再印刷範囲の印刷データを前記中断した印刷ジョブ
    の再印刷を代行するプリンタに転送し、該再印刷を実行
    させるデータ転送手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 さらに前記認識手段によって認識された
    障害発生頁と前記印刷属性とに従って、前記再印刷範囲
    の印刷データを中間ファイル形式データより生成する生
    成手段を備え、前記転送手段は前記生成手段によって生
    成した再印刷範囲の印刷データの再印刷を代行するプリ
    ンタに転送することを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記中断した印刷ジョブの再印刷を行な
    う際に、該再印刷を代行するプリンタを設定する設定手
    段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は複数の再印刷を代行する
    プリンタの優先順位を、該プリンタ毎に設定し、 前記データ転送手段は、前記優先順位に従って前記再印
    刷を代行するプリンタを特定することを特徴とする請求
    項3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 該ドキュメントの印刷設定をするデータ
    入力手段を更に備え、 前記データ入力手段の入力に従い、再印刷を代行するプ
    リンタ及び/または該プリンタの優先順位が設定される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、前記障害検出手段によ
    り検出された障害発生の結果と、該障害発生により中断
    した前記印刷ジョブの印刷属性と、に基づき前記再印刷
    開始頁を決定することを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は前記印刷ジョブの印刷属
    性として両面印刷が指定されていることを検出した場合
    に、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が表面の頁である
    場合にはその障害発生頁(L)と設定し、障害発生頁が
    裏面の頁である場合には障害発生頁の前の頁(L−1)
    と設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は前記印刷ジョブの印刷属
    性としてステイプル止めが指定されていることを検出し
    た場合に、前記再印刷開始頁を、該印刷ジョブの1頁目
    と設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は前記印刷ジョブの印刷属
    性として1部のデータを複数回繰り返し並べられたデー
    タであることを検出した場合に、前記再印刷開始頁を、
    1部数分の頁数(M)に基づき算出することを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記決定手段は、前記1部数分の頁数
    (M)に基づき、数列(1、M、2×M、3×M、...
    NN×M...:(NNは自然数))を生成し、該数列要
    素のうち、障害発生頁(L)以下で最大の値を前記再印
    刷開始頁と設定することを特徴とする請求項9に記載の
    情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記決定手段は前記印刷ジョブの印刷
    属性として、製本印刷が設定されていることを検出した
    場合に、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が含まれる用
    紙の先頭の頁と設定することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記決定手段は前記印刷ジョブの印刷
    属性として、製本分冊印刷が設定されていることを検出
    した場合、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が含まれる
    分冊を検索し、その分冊に含まれる先頭の頁と設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 プリンタで印刷される印刷データを生
    成する情報処理方法であって、 ドキュメントの印刷を行う際に、該ドキュメントの印刷
    ジョブの処理における障害発生を障害発生頁と共に認識
    する認識工程と、 障害発生により中断した前記印刷ジョブの印刷属性と前
    記障害発生頁とに従って再印刷開始頁を決定する決定工
    程と、 前記決定工程により決定された再印刷開始頁より特定さ
    れる再印刷範囲の印刷データを前記中断した印刷ジョブ
    の再印刷を代行するプリンタに転送し、該再印刷を実行
    させるデータ転送工程と、 を備えることを特徴とする情報処理方法。
  14. 【請求項14】 さらに前記認識工程によって認識され
    た障害発生頁と前記印刷属性とに従って、前記再印刷範
    囲の印刷データを中間ファイル形式データより生成する
    生成工程を備え、前記データ転送工程は前記生成工程に
    よって生成した再印刷範囲の印刷データの再印刷を代行
    するプリンタに転送することを特徴とする請求項13に
    記載の情報処理方法。
  15. 【請求項15】 前記中断した印刷ジョブの再印刷を行
    なう際に、該再印刷を代行するプリンタを設定する設定
    工程を更に備えることを特徴とする請求項13又は14
    に記載の情報処理方法。
  16. 【請求項16】 前記設定工程は複数の再印刷を代行す
    るプリンタの優先順位を、該プリンタ毎に設定し、 前記データ転送工程は、前記優先順位に従って前記再印
    刷を代行するプリンタを特定することを特徴とする請求
    項15に記載の情報処理方法。
  17. 【請求項17】 該ドキュメントの印刷設定をするデー
    タ入力工程を更に備え、 前記データ入力工程の入力に従い、再印刷を代行するプ
    リンタ及び/または該プリンタの優先順位が設定される
    ことを特徴とする請求項13から16のいずれかに記載
    の情報処理方法。
  18. 【請求項18】 前記決定工程は、前記障害検出工程に
    より検出された障害発生の結果と、該障害発生により中
    断した前記印刷ジョブの印刷属性と、に基づき前記再印
    刷開始頁を決定することを特徴とする請求項13に記載
    の情報処理方法。
  19. 【請求項19】 前記決定工程は前記印刷ジョブの印刷
    属性として両面印刷が指定されていることを検出した場
    合に、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が表面の頁であ
    る場合にはその障害発生頁(L)と設定し、障害発生頁
    が裏面の頁である場合には障害発生頁の前の頁(L−
    1)と設定することを特徴とする請求項13に記載の情
    報処理方法。
  20. 【請求項20】 前記決定工程は前記印刷ジョブの印刷
    属性としてステイプル止めが指定されていることを検出
    した場合に、前記再印刷開始頁を、該印刷ジョブの1頁
    目と設定することを特徴とする請求項13に記載の情報
    処理方法。
  21. 【請求項21】 前記決定工程は前記印刷ジョブの印刷
    属性として1部のデータを複数回繰り返し並べられたデ
    ータであることを検出した場合に、前記再印刷開始頁
    を、1部数分の頁数(M)に基づき算出することを特徴
    とする請求項13に記載の情報処理方法。
  22. 【請求項22】 前記決定工程は、前記1部数分の頁数
    (M)に基づき、数列(1、M、2×M、3×M、...
    NN×M...:(NNは自然数))を生成し、該数列要
    素のうち、障害発生頁(L)以下で最大の値を前記再印
    刷開始頁と設定することを特徴とする請求項21に記載
    の情報処理方法。
  23. 【請求項23】 前記決定工程は前記印刷ジョブの印刷
    属性として、製本印刷が設定されていることを検出した
    場合に、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が含まれる用
    紙の先頭の頁と設定することを特徴とする請求項13に
    記載の情報処理方法。
  24. 【請求項24】 前記決定工程は前記印刷ジョブの印刷
    属性として、製本分冊印刷が設定されていることを検出
    した場合、前記再印刷開始頁を、障害発生頁が含まれる
    分冊を検索し、その分冊に含まれる先頭の頁と設定する
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  25. 【請求項25】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
    情報処理装置の機能をコンピュータが実行する機能とし
    て特定することを特徴とするコンピュータプログラム。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のコンピュータプロ
    グラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記
    憶媒体。
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