JP2003166885A - 耐偏荷重ロードセル - Google Patents

耐偏荷重ロードセル

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JP2003166885A
JP2003166885A JP2001366641A JP2001366641A JP2003166885A JP 2003166885 A JP2003166885 A JP 2003166885A JP 2001366641 A JP2001366641 A JP 2001366641A JP 2001366641 A JP2001366641 A JP 2001366641A JP 2003166885 A JP2003166885 A JP 2003166885A
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JP
Japan
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load
block
strain
connecting shaft
load cell
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JP2001366641A
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English (en)
Inventor
Teiichi Tayama
禎一 多山
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JAPAN INSTRUMENTATION SYSTEM C
JAPAN INSTRUMENTATION SYSTEM CO Ltd
Original Assignee
JAPAN INSTRUMENTATION SYSTEM C
JAPAN INSTRUMENTATION SYSTEM CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏荷重の影響を受けない信頼性の高い耐偏荷
重ロードセルを提供する。 【解決手段】 荷重印加時に荷重に応じて撓みを生じる
ように固定台に一端を支持された片持梁状アームからな
るロードブロックと、このロードブロックの撓みにより
押下されて発生した歪を計測する同様の片持梁状小アー
ムからなるひずみブロックとの結合よりなり、前記ひず
みブロックは一端の固定部を前記ロードブロックの固定
側に近い部位に一体的に取付けられるとともに、他端の
可動側荷重受部には連結軸を設け該連結軸でロードブロ
ックの荷重による撓みをひずみブロックに伝達するよう
に支持することにより課題を解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷重を受けて歪を
発生する片持梁状アームに歪ゲージを設けてひずゲージ
から生成される歪量を計測するようにしたロードセル、
さらには詳しくは偏荷重の影響を受けない耐偏荷重ロー
ドセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なロードセルとしては、例
えば図5に示すものが知られている。この従来のロード
セルは、荷重を受けて撓むように一端を固定支持された
片持梁状アームからなるロードセル本体50の歪感知部
に、歪ゲージ51を設けたものである。ロードセル本体
50には四隅に起歪部53を有する空間52が形成され
ている。歪ゲージ51は起歪部53に対応する部位を歪
感知部とされ、該部位に貼設される。ロードセル本体の
可動側となる端部の受皿54に荷重Fを加えると、その
荷重によってロードセル本体50が図5(イ)の状態か
ら図5(ロ)のように撓みを生じ、ロードセル本体50
は平行四辺形を保持するように変形する。この平行四辺
形の変形で四隅の起歪部53に対応する歪感知部に設け
られた歪ゲージはブリッジ状に結線され、固定側の上部
と可動側の下部は引張り応力を受け、その他は圧縮応力
を受け、ブリッジの平衡状態を測定することで加わった
力を測定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のロードセルでは目的の方向以外の力(偏荷重)がロー
ドセル本体50に加わった場合、ロードセルの形状と方
式によって測定結果に大きな誤差を含むことがある。受
皿54に加わる力が受皿の中心位置から側方へ偏位した
位置(例えば図5(ハ)のF)ではロードセル本体にひ
ねりが加えられることとなり、このひねりも偏荷重とな
る。この計測方向と平行な力だけが加わった場合には、
四隅調整という方法により解決されているが、計測方向
以外の力、たとえば横荷重が加わった場合には、実際に
計測方向に加わった力と得られた結果に差が生じ精度上
の問題、信頼性等が問題となる。
【0004】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、力を受けて
歪む部分と、その歪量を計測する部分を分離し、偏荷重
による影響を少くすることを可能にした耐偏荷重ロード
セルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の第1の技術手段は、荷重印加時に荷重に応じ
て撓みを生じるように固定台に一端を支持された片持梁
状アームからなるロードブロック10と、このロードブ
ロックの撓みにより押下されて発生した歪を計測する同
様の片持梁状小アームからなるひずみブロック20との
結合よりなり、前記ひずみブロック20は一端の固定部
を前記ロードブロック10の固定側に近い部位に一体的
に取付られるとともに、他端の可動側荷重受部には連結
軸1を設け該連結軸でロードブロック10の荷重による
撓みをひずみブロック20に伝達するように支持してな
ることである。
【0006】上記技術手段によれば、片持状アームから
なるロードブロックの可動側端部に荷重を印加して撓み
を生じると、この撓みに偏荷重が含まれている場合で
も、ひずみブロックに影響を与えない構造で両ブロック
を結合することができる。従って目的方向以外の偏荷重
の影響を受けにくい精度の高いロードセルを提供するこ
とができる。
【0007】また、本発明の第2の技術手段は、ひずみ
ブロック20の可動側荷重受部に設けられた連結軸1
を、ロードブロック10の下面の偏荷重を受けない中心
位置にピンポイントで当接支持してなることである。
【0008】斯る技術手段とすることにより、本発明で
は、簡単な構成でロードブロックとひずみブロックを偏
荷重を受けない構造で結合することができ、低コストで
信頼性の高い耐偏荷重ロードセルが得られる。
【0009】さらに、本発明の第3の技術手段は、ロー
ドブロック10に発生する歪の計測用歪ゲージ2、3
を、ひずみブロック側の歪感知部に設けてなることを特
徴とするものである。
【0010】上記技術手段とすることにより、歪ゲージ
はロードブロックには使用しないで、ひずみブロックに
のみ使用すればたりるため、生産性が向上してトータル
コストを低減し偏荷重に強いロードセルを提供すること
が可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の好ましい実施例を説明する。
【0012】
【実施例】図1乃至図3は、本発明の耐偏荷重ロードセ
ルの一例を示したものであり、図1はその全体の外観を
表わす斜視図、図2はその側面図であり、図3は図2に
おけるA−A線からみた断面図である。
【0013】図1及び図2に示すように本発明のロード
セルは、ロードブロック10とひずみブロック20の結
合よりなる。ロードブロック10は、一端11を固定台
12に支持され、他端(先端)13に荷重を印加すると
撓みを生じるように片持梁状アームからなる。ロードブ
ロック10には本体の側面に左右に貫通する空間14が
設けられている。空間14の四隅に起歪部15を有す
る。ロードブロック10の先端13側の上面に荷重を受
ける受皿16が設けられる。
【0014】ひずみブロック20は、片持梁状小アーム
からなり、端部21を固定側に、他端(先端)22を可
動側となるようにして固定部21aをロードブロック1
0の固定側に近い下面部に一体的に固着する。固定部2
1aはひずみブロック20の上面に段状突部を形成し、
この段状突部を固定部21aとなす。ひずみブロック2
0の可動側となる先端22の上面に上向きに突出するよ
うに突軸状の連結軸1を一体的に取付ける。この連結軸
1の上端をロードブロック10の下面部に当接支持させ
ることによりロードブロック10の荷重による撓み力を
連結軸1で連結させるものである。このひずみブロック
20の取付位置はロードブロックの下面部に限らず、内
部に設置することもできる。
【0015】ひずみブロック20にもロードブロックと
同様の空間24を設ける。空間24は左右の側面を貫通
して形成し、その四隅に起歪部25を有する。起歪部2
5に対応する歪感知部に歪ゲージ2.3を設ける。ひず
みブロック20の端部21の固定側に近い部位の歪ゲー
ジ2は引張り歪を検出し、先端22の可動側に近い部位
の歪ゲージ3は圧縮歪を検出する。このような歪ゲージ
2.3はひずみブロック20にのみ設けるようにしてロ
ードブロック10側には設けない。但し、必要に応じて
ロードブロック側に設ける場合もあり得る。
【0016】ひずみブロック20の連結軸1は、図3に
示すようにひずみブロック20の幅方向の中心位置に設
けるとともにロードブロック10の下面に対する軸上端
の当接をロードブロックの幅方向の中心位置に合致する
ように設定することが好ましい。
【0017】上記の構成において、ロードブロック10
の可動側に設けられた受皿16に荷重Fが印加される
と、片持梁状のロードブロックに撓みを生じる。この撓
みは、ロードブロック10の下面に当接支持されている
連結軸1を介して加圧力としてひずみブロック20に伝
達される。ひずみブロック20は一端21側の固定部2
1aを支点に先端22の可動側が下向きに押下されて撓
みを生じ、これにより平行四辺形状に変位し歪感知部に
歪を発生しこの歪量が歪ゲージ2.3で検出される。歪
ゲージで検出された歪量は増幅器を経て電気信号により
測定値が計測される。
【0018】ロードブロック10に荷重Fが印加された
際に偏荷重を生じた場合でも、連結軸1の支持位置がロ
ードブロック10の幅方向に対して中心位置に設定され
ているため、偏荷重の影響を受けないで正確にロードブ
ロックの撓みをひずみブロック20に伝達することがで
きる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る耐偏荷重ロードセルは、請
求項1記載のように、従来の単一の物体からなるロード
セルを力を受ける部分とひずみ量を計測する部分に分け
てロードブロックとひずみブロックの2つの物体を結合
することによりロードブロックに受ける荷重に偏荷重が
含まれている場合でもひずみブロックに影響を受け難い
高精度の耐偏荷重ロードセルを提供することができる。
【0020】また、本発明に係る耐偏荷重ロードセルは
請求項2記載のように構成されているのでひずみブロッ
クに設けられた連結軸の設定位置を規定して連結軸に対
するロードブロック側の加圧支点位置を偏荷重を受け難
い中心位置に設定することで簡単な構成で提供すること
ができる。
【0021】さらに、請求項3及び請求項4に記載の発
明ではロードブロックに対するひずみブロックの結合が
簡単にできるとともに、歪ゲージを片持梁状小アームか
らなるひずみブロックのみに設けることでコストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明耐偏荷重ロードセルの一実施例を示す全
体斜視図。
【図2】同側面図。
【図3】図1におけるA−A線からみた断面図。
【図4】ひずみブロックの一例を示し、(イ)は外観を
示す斜視図、(ロ)は側面図、(ハ)は平面図で、
(ニ)は正面図である。
【図5】従来のロードセルを示し、(イ)は側面図、
(ロ)は荷重を受けた場合にロードセル本体が変形した
状態の側面図、(ハ)は平面図である。
【符号の説明】
1 連結軸 2.3 歪ゲージ 10 ロードブロック 20 ひずみブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重印加時に荷重に応じて撓みを生じる
    ように固定台に一端を支持された片持梁状アームからな
    るロードブロック(10)と、このロードブロックの撓
    みにより押下されて発生した歪を計測する同様の片持梁
    状小アームからなるひずみブロック(20)との結合よ
    りなり、前記ひずみブロック(20)は一端の固定部を
    前記ロードブロック(10)の固定側に近い部位に一体
    的に取付けられるとともに、他端の可動側荷重受部には
    連結軸(1)を設け該連結軸(1)でロードブロツク
    (10)の荷重による撓みをひずみブロック(20)に
    伝達するように支持してなることを特徴とする耐偏荷重
    ロードセル。
  2. 【請求項2】 前記ひずみブロック(20)の可動側荷
    重受部に設けられた連結軸(1)は、ロードブロック
    (10)の下面の偏荷重を受けない中心位置にピンポイ
    ントで当接支持してなる請求項1記載の耐偏荷重ロード
    セル。
  3. 【請求項3】 前記ひずみブロック(20)は、前記ロ
    ードブロック(10)の下面部に取付けられてなる請求
    項1記載の耐偏荷重ロードセル。
  4. 【請求項4】 前記ロードブロック(10)に発生する
    歪の計測用歪ゲージ(2)(3)を、ひずみブロック側
    の歪感知部に設けてなる耐偏荷重ロードセル。
JP2001366641A 2001-11-30 2001-11-30 耐偏荷重ロードセル Pending JP2003166885A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7423511B2 (en) 2004-07-14 2008-09-09 Nagano Keiki Co., Ltd. Load sensor
WO2009065110A1 (en) * 2007-11-16 2009-05-22 New Brunswick Scientific Co., Inc. Single point load cell measuring apparatus

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US7423511B2 (en) 2004-07-14 2008-09-09 Nagano Keiki Co., Ltd. Load sensor
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