JP2006284317A - 端子接触圧測定方法およびその測定装置 - Google Patents

端子接触圧測定方法およびその測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006284317A
JP2006284317A JP2005103320A JP2005103320A JP2006284317A JP 2006284317 A JP2006284317 A JP 2006284317A JP 2005103320 A JP2005103320 A JP 2005103320A JP 2005103320 A JP2005103320 A JP 2005103320A JP 2006284317 A JP2006284317 A JP 2006284317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pieces
contact pressure
measuring
gap
gauge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005103320A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Mizukami
貞夫 水上
Mitsunori Sawamura
光範 澤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2005103320A priority Critical patent/JP2006284317A/ja
Publication of JP2006284317A publication Critical patent/JP2006284317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

【課題】 雌端子を破壊することなしに、コネクタの雌端子接触圧を直接測定する。
【解決手段】 コの字型のブロック20の上下アーム22、23先端に、雄端子に相当する両挿入片31,32を設け、上アーム22に歪みゲージ40を設ける。その両検出片を雌端子に挿入接続すると、両検出片は雌端子のばね機能により押されてその間隙が変化し、上アーム22が撓み、その撓みをゲージ40が検出する。両挿入片31,32の間隙変化は両端子の接触圧と相関関係があるため、前記ゲージ40の検出値に基づき、両端子の接触圧を測定する。このとき、上アーム22は、透孔22dにより、撓み易くなるとともに、擬似4節リンク機構と考え得るため、対の挿入片31,32はほぼ平行を保ってその間隙を変化させる。このため測定が正確である。両挿入片31,32は、一方に対し他方が嵌り込み、その厚みを測定の邪魔にならない範囲で増すことができるため、強度が向上する。
【選択図】図1

Description

この発明は、コネクタ等の雌端子に雄端子を挿入接続した際のその両端子の接触圧を測定する方法およびその測定を行う装置に関する。
例えば、コネクタの雌端子への雄端子の接続は、図7に示すように、コネクタハウジング内の雌端子に雄端子を挿入すると、その雌端子のばね機能により、所要の接触圧を担保する。このとき、その接触圧が所要値でないと、接続不良が生じ、所要電力、所要信号の伝達がされない恐れがある。このため、その接触圧を測定する必要がある。
その測定手段として、従来は、特許文献1に記載されるように、雌端子に雄端子を挿抜する際に要する挿入力を測定し、その値からコネクタの雌端子の接触圧を予測していた。
特開2002−164140号公報
しかし、このような間接的な方法では、正確な両端子の接触圧を測定することはできない。というのも挿入力と接触圧には相関関係はあるものの、雌端子のばね機能特性等によってその関係が変化するからである。
このため、従来、直接的に接触圧を測定する手段として、雌端子の挿入口周縁を切開してばね機能部分をむき出し状態とし、これを押圧することで、接触圧を測定するものがある。
しかし、この手段では、雌端子を破壊せねばならず、破壊による接触圧の変化が生じて精度の点で問題があるとともに、その破壊した雌端子が使用できないなどの無駄が多い。
この発明の課題は、雌端子を破壊することなしに、両端子の接触圧を直接に測定することにある。
上記課題を解決するために、この発明は、雄端子に相当する部材を所定の間隙を有する平行な2片で構成し、これを雌端子に挿入した際のその間隙変化を検出し、その検出値に基づき、両端子の接触圧を測定することとしたのである。
2片の間隙変化は、その部材を雌端子に挿入したときに、その雌端子により押された結果によるものであり、その押圧する力は接触圧となる。このため、その値を検出すれば、両端子の接触圧を直接かつ正確に測定することができる。
具体的には、雄端子を雌端子に挿入接続する際のその両端子の接触圧を測定する方法において、対の測定片を平行に並べ、その両測定片の基部を一体に固定すると共に、その両測定片先端の間に隙間を形成して測定子を構成し、その測定子の先端部を雌端子に挿入し、その挿入時の前記両測定片の先端の間隙変化を検出し、その検出値に基づき、上記両端子の接触圧を測定する構成を採用する。
その両測定片の先端の間隙変化を検出する手段としては、例えば、その測定子に設けた歪みゲージの前記間隙変化に基づく歪み変化で検出することができる。そのほかの検出手段としては、レーザにより間隙変化を測定することなども考えられる。
また、測定装置としては、例えば、対の測定片を平行に並べ、その両測定片の基部を一体に固定すると共に、その両測定片先端の間に隙間を形成して測定子を構成し、その測定子に前記両測定片の先端の間隙変化を検出するゲージを設け、そのゲージにより、両測定片の先端の間隙変化を検出する構成のものを採用できる。
このとき、上記ゲージを歪みゲージとして、上記両測定片の先端の間隙変化に基づく前記ゲージを設けた測定子の撓みを検出し、その撓み変化により、上記両端子の接触圧を測定するものを採用できる。
上記測定子としては、基部の両端からアームがそれぞれ前方に平行に延びるコ字状のブロックと、そのブロックの両アームの対向する先端にそれぞれ固定した平行の対の検出片とからなり、前記アームに上記ゲージを設けると共に、前記両検出片を雌端子に挿入するものとすることができる。
このようにすれば、検出片を取換えるだけで、種々の大きさの雌端子に対応できる。
この構成において、上記ブロックのゲージを設けたアームの長さ方向中央に透孔を形成したものとすることができる。
このようにすれば、ゲージを設けたアームが撓み易くなる。また、そのアームを擬似4節リンク機構と考え得るため、平行の対の検出片はほぼ平行を保ってその間隙を変化させるので測定が正確である。
このとき、その透孔をアームの長さ方向に長い長孔とすれば、その平行移動運動への近似がより正確となり、測定の精度も向上する。なお、ゲージを設けないアームは無垢として、極力撓まないようにするのが好ましい。
また、上記対の測定片の対向面が、一方に対し他方を嵌り込むようにすれば、測定片の厚みを測定の邪魔にならない範囲で増すことができ、測定片の強度が向上する。このとき、上記両検出片のみをその嵌り構造とすることができる。
この発明は、雄端子に模した所定の間隙を有する平行な2片を雌端子に挿入した際の間隙変化を検出し、その検出値に基づき、雌端子の接触圧を測定することとしたので、雌端子を破壊することなく、端子の接触圧を正確に測定することができる。
図1から図6に一実施形態を示す。この実施形態の端子接触圧測定装置10は、ブロック20と検出片30と歪みゲージ40とからなる。
そのブロック20は、図2(a)、(b)のように、基部21と、その両端から前方に向かって一定の間隔Dを維持して平行に伸びる上下アーム22,23とからなる平面視コの字型の金属体である。金属としては、歪みを検出しやすくするためアルミなど比較的剛性の低いものが用いられる。基部21は、ねじ孔21aを介して測定ロボットなどのアームにねじ止めされる。
また、上下アームの22,23の先端部22a,23aには、溝22b、23bおよびねじ孔22c、23cが設けられており、この溝及び孔を介して、後述する検出片30の取り付け部33,34をブロック20の上下アーム先端部22a,23aに取り付ける。
また図示のように、上アーム22の中央近辺には透孔22dが形成され、この透孔22dは、並列する2つの円形貫通孔とこれらを連結するスリット状の貫通孔とからなる上アーム22の長さ方向に長い長孔となっており、この長孔により、上アーム22は、擬似4節リンク機構となり、そのアームの歪みが平行移動運動に近似するものとなる。透孔22dの形状は勿論これに限られず、擬似4節リンク機構となるものであればどんな形状でもよい。
図1のように、4頂部22e、22f、22g、22hの外側あるいは内側には、歪みゲージ40が貼り付けられている。歪みゲージ40は、図4のように、合成樹脂からなるシート41に細い金属線42が貼り付けられたもので、この金属線42の伸縮により電気抵抗が変化することを利用して4頂部22e、22f、22g、22hの歪みを検出する。
検出片30は、図3(a)(b)のように、雌端子50に挿入する挿入片31、32と、挿入片31,32に対しほぼ直角に屈曲し、上下アーム22,23に取り付ける取り付け部33、34とからなる上下一対の平面視L字型の金属体である。金属としてはスチールなど比較的剛性の高いものが用いられる。
取り付け部33,34の幅は上述したアーム22,23の溝22b、23bに過不足なく嵌まり込むように対応し、アーム22,23のねじ孔22c、23cに対応する位置に透孔33a,34aが設けられ、取り付け部33,34を溝22b、23bにはめ込み、透孔33a,34aにボルトを通してねじ孔22c、23cに螺合し、検出片30を上下アーム22,23に固定できるようになっている。固定した場合に挿入片31,32相互は一定の微小な間隔dを保ちアーム22,23の先端部22a,23aから平行に伸びる。なお、間隔dは勿論間隔Dよりはるかに小さい。
挿入片31,32の断面は、図3(c)のように、対抗する面が厚みの大きい肉厚部31a,32aと厚みの小さい肉薄部31b、32bとが交互になるジグザグ状で上下挿入片31,32を当接させると過不足なくはまり込むようになっている。なお、挿入片31,32の間隔dと挿入片31,32の厚みの合計は、測定対象の雌端子50に対応する雄端子の厚みとほぼ等しくなるように調節されている。
この実施形態の端子接触圧測定装置10は以上の構成であり、つぎにその作用を説明する。図5(a)のように、内部に雄端子保持のためのばね51を有するコネクタの雌端子50に、上下の間隔がdである挿入片31,32を挿入すると、同図(b)のように、ばね51に上挿入片31が押圧されて撓み、挿入片31,32上下の間隔が縮まりdよりさらに微小のd´となる。
上挿入片31が撓むと、これと一体に固定された上アーム22にも連動して歪みが発生する。このとき、上記した4頂部22e、22f、22g、22hは上アーム22において一番肉厚が薄く歪みが検出しやすい。また透孔22dのため、図6(a)(b)のように変形した場合の動作を4点間の距離が変化しない4節リンクの平行移動として捉えることができる。上挿入片31が図5(a)の状態の場合にはほぼ長方形の4頂点になっているが、挿入片が図5(b)の状態になると平行移動し平行四辺形の4頂点となる。このとき4頂部22e、22f、22g、22hでは歪みが発生するため、それぞれに貼り付けられた歪みゲージ40の電気抵抗の値が変化する。これを検出することで雌端子50のばね51の保持力を直接的に測定することができる。
コネクタ雌端子接触圧測定装置の斜視図 (a)はブロックの側面図、(b)はブロックの端面図 (a)は検出片の側面図、(b)は検出片の端面図、(c)は挿入片の断面図 歪みゲージの平面図 (a)、(b)は雌端子に挿入片を挿入する前後の状態を示す図 (a)、(b)は雌端子に挿入片を挿入する前後の4頂部の状態を示す図 雌端子に雄端子を挿入した図
符号の説明
10 雌端子接触圧測定装置
20 ブロック
21 基部
21a ねじ孔
22 上アーム
22a 先端部
22b 溝
22c ねじ孔
22d 透孔
22e、22f、22g、22h 頂部
23 下アーム
23a 先端部
23b 溝
23c ねじ孔
30 検出片
31 上挿入片
31a 肉厚部
31b 肉薄部
32 下挿入片
32a 肉厚部
32b 肉薄部
33,34 取り付け部
33a,34a 透孔
40 歪みゲージ
41 シート
42 金属線
50 雌端子
51 ばね

Claims (8)

  1. 雄端子を雌端子に挿入接続した際のその両端子の接触圧を測定する方法であって、
    対の測定片を平行に並べ、その両測定片の基部を一体に固定すると共に、その両測定片先端の間に隙間を形成して測定子を構成し、その測定子の先端部を雌端子に挿入し、その挿入時の前記両測定片の先端の間隙変化を検出し、その検出値に基づき、上記両端子の接触圧を測定する端子接触圧測定方法。
  2. 上記両測定片の先端の間隙変化を、その測定子に設けた歪みゲージの前記間隙変化に基づく歪み変化で検出することを特徴とする請求項1に記載の端子接触圧測定方法。
  3. 請求項1に記載の端子接触圧測定方法を行う装置であって、対の測定片を平行に並べ、その両測定片の基部を一体に固定すると共に、その両測定片先端の間に隙間を形成して測定子を構成し、その測定子に前記両測定片の先端の間隙変化を検出するゲージを設け、そのゲージにより、両測定片の先端の間隙変化を検出する端子接触圧測定装置。
  4. 上記ゲージを歪みゲージとして、上記両測定片の先端の間隙変化に基づく前記ゲージを設けた測定子の撓みを検出し、その撓み変化により、上記両端子の接触圧を測定することを特徴とする請求項3に記載の端子接触圧測定装置
  5. 上記測定子が、基部の両端からアームがそれぞれ前方に平行に延びるコ字状のブロックと、そのブロックの両アームの対向する先端にそれぞれ固定した平行の対の検出片とからなり、前記アームの双方または一方に上記ゲージを設けると共に、前記両検出片を雌端子に挿入するものとしたことを特徴とする請求項3又は4に記載の端子接触圧測定装置。
  6. 上記ゲージを設けたアームの長さ方向中央に透孔を形成したことを特徴とする請求項5に記載の雌端子の接触圧測定装置。
  7. 上記透孔をアームの長さ方向に長い長孔としたことを特徴とする請求項6に記載の端子接触圧測定装置。
  8. 上記対の測定片の対向する面の形状を、一方に対し他方を嵌り込むようにしたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の端子接触圧測定方法または請求項3から7に記載の端子接触圧測定装置。
JP2005103320A 2005-03-31 2005-03-31 端子接触圧測定方法およびその測定装置 Pending JP2006284317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005103320A JP2006284317A (ja) 2005-03-31 2005-03-31 端子接触圧測定方法およびその測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005103320A JP2006284317A (ja) 2005-03-31 2005-03-31 端子接触圧測定方法およびその測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006284317A true JP2006284317A (ja) 2006-10-19

Family

ID=37406406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005103320A Pending JP2006284317A (ja) 2005-03-31 2005-03-31 端子接触圧測定方法およびその測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006284317A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011107039A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子接触圧測定装置及び圧力測定プローブ
CN108168760A (zh) * 2018-02-07 2018-06-15 绵阳旭立辰科技有限公司 一种端子插拔摩擦力测量机构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011107039A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子接触圧測定装置及び圧力測定プローブ
CN108168760A (zh) * 2018-02-07 2018-06-15 绵阳旭立辰科技有限公司 一种端子插拔摩擦力测量机构
CN108168760B (zh) * 2018-02-07 2023-09-01 旭立辰新能源(东莞)有限公司 一种端子插拔摩擦力测量机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7837521B2 (en) Terminal reducing a large insertion force
JPH0821775A (ja) 圧力センサ
TW201521131A (zh) 檢測夾具
JP6684958B2 (ja) 固定導電板と弾性導電板を有する電子装置
US9470501B2 (en) Contact-terminal apparatus with pressure sensor
JP5087707B2 (ja) ガスセンサ、ガスセンサのコンタクト部材、およびガスセンサのコンタクト部材用のセンサ素子保持部材
JP2006284317A (ja) 端子接触圧測定方法およびその測定装置
JP2014173927A (ja) 温度センサ及び温度センサの組付構造
EP3465123B1 (fr) Capteur pour mesurer une force de serrage appliquée sur un organe d'assemblage a vis
US11346733B2 (en) Measuring element, measuring system, and method of providing a measuring element for measurement forces
JP2007149517A (ja) 端子接触圧測定方法およびその測定具
US6176117B1 (en) Calibration instrument for micro-positively-sensed force and calibration method therefor
JP5183977B2 (ja) ロードセル用起歪体、並びに、これを用いたロードセルユニット及び重量測定装置
JP5443953B2 (ja) 端子接触圧測定装置及び圧力測定プローブ
JP2015219182A (ja) センサユニット
JP3324741B2 (ja) 端子の弾性接触片の変位量測定装置及び測定方法
JP2012181127A (ja) 圧力センサ
JPH10103943A (ja) 隙間ゲージ
JP2018151191A (ja) 圧力センサおよびその製造方法
JP6191507B2 (ja) 温度センサ
CN221378063U (zh) 探针组件及探针台
JP5540390B2 (ja) ロードセル用起歪体、並びに、該ロードセル用起歪体を用いたロードセル及び重量測定装置、該ロードセル用起歪体の製造方法
JP6317188B2 (ja) センサ押付け補助具
JP2005257675A (ja) フレッチング腐食試験装置及び方法
JPWO2018163246A1 (ja) プレスフィット構造を有する制御ユニット