JP2003166678A - 内外面平滑波付管用ゴム輪受口および内外面平滑波付管 - Google Patents

内外面平滑波付管用ゴム輪受口および内外面平滑波付管

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JP2003166678A
JP2003166678A JP2001366074A JP2001366074A JP2003166678A JP 2003166678 A JP2003166678 A JP 2003166678A JP 2001366074 A JP2001366074 A JP 2001366074A JP 2001366074 A JP2001366074 A JP 2001366074A JP 2003166678 A JP2003166678 A JP 2003166678A
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rubber ring
pipe
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ring receiving
tube
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JP2001366074A
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Kenzo Nishitani
憲三 西谷
Keishi Murakami
経司 村上
Yoshishige Akeboshi
良重 明星
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 内外面平滑波付管10を接合するためのゴム
輪受口14が管本体12に融着されていて、この管本体
12が内外面平滑波付管で形成されている。このゴム輪
受口14の有する内外面平滑波付管10の差口12aを
これと同等の内外面平滑波付管10のゴム輪受口14に
順次接合していくことによって、内外面平滑波付管10
からなる下水用管路を簡単に形成することができる。そ
して、ゴム輪受容部22の前後にリブ20が1つずつ形
成されているので、ゴム輪受口14の偏平剛性を高める
ことができる。 【効果】 内外面平滑波付管を使用した下水用管路の施
工性の向上を図り、ゴム輪受口の偏平剛性を高めること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内外面平滑波付管用
ゴム輪受口および内外面平滑波付管に関し、特にたとえ
ば高速道路の用排水管、または宅地もしくは公園等に敷
設される排水管等に使用される内外面平滑波付管を接合
するためのゴム輪受口、およびそのようなゴム輪受口を
備える内外面平滑波付管に関する。
【0002】
【従来技術】従来、内外面平滑波付管の端部どうしを接
合する継手として、たとえば半割継手がある。この半割
継手は、一対の半割部材からなっている。各半割部材
は、内面に周方向に沿ってリブが形成されており、リブ
とリブとの間の谷部に半割パッキンが装着されている。
これらリブおよび半割パッキンは、それぞれの半割部材
に互いに間隔を隔てて2組ずつ設けられている。
【0003】この半割継手を使用して内外面平滑波付管
の端部どうしを接合するときは、まず、この管の端部ど
うしを互いに突き合わす。そして、互いに付き合わされ
た端部に一対の半割部材を被せる。次に、各半割部材に
形成されているフランジ部に複数のボルトを通し、各ボ
ルトおよび各ナットで互いに向い合うフランジ部どうし
を締め付ける。このとき、互いに接合されている一方の
管の端部には、環状をなす一対の半割パッキンが押し付
けられており、他方の管の端部には別の環状をなす一対
の半割パッキンが押し付けられている。この2組の半割
パッキンによって管の接合部の水密性が保持されてい
る。これで管の接合作業が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の波付管
用の半割継手は、一対の半割部材、2組の半割パッキ
ン、ならびに複数のボルトおよびナットからなっている
ので、部品点数が多くコストが嵩む。しかも、複数のボ
ルトおよびナットを使用して半割継手を締め付け固定し
ているので、水密性を確保することが難しい。なぜな
ら、2組の各半割パッキンの内周面の全体を均等な強さ
で管の外面に押し付けるようにするには相当な熟練を要
するからである。なお、ボルトおよびナットを予め定め
たトルクで締め付けることができるようにトルクレンチ
を使用することもできるが、手間と時間が掛かるし、こ
のトルクレンチを使用してボルトを規定のトルクで締め
付けるにしても、或る一定以上の熟練を必要とするとい
う問題がある。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、内
外面平滑波付管に適用でき、しかも低廉であって接合作
業を簡単に行える、ゴム輪受口およびそのようなゴム輪
受口を有する内外面平滑波付管を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、内外面平
滑波付管を接合するためのゴム輪受口であって、一端側
に設けられてゴム輪を受容するゴム輪受容部、ゴム輪受
容部に装着されるゴム輪、およびゴム輪受容部の前後に
それぞれ少なくとも1つ以上形成されるリブを備える、
内外面平滑波付管用ゴム輪受口である。
【0007】第2の発明は、第1の発明の内外面平滑波
付管用ゴム輪受口を備える、内外面平滑波付管である。
【0008】
【作用】第1の発明の内外面平滑波付管用ゴム輪受口に
よると、このゴム輪受口に内外面平滑波付管の端部を挿
入することによって、このゴム輪受口と管の端部とを互
いに接合することができる。そして、管の端部をゴム輪
受口から抜き取ることによって両者を切り離すことがで
きる。また、ゴム輪によって接合部の水密性を保持する
ことができる。さらに、ゴム輪受容部の前後にリブを形
成してあるので、このゴム輪受口の偏平剛性を高めるこ
とができる。
【0009】第2の発明の内外面平滑波付管によると、
第1の発明のゴム輪受口を備えているので、この内外面
平滑波付管を別個の継手を使用せずに順次接合していく
ことができる。
【0010】
【発明の効果】第1の発明の内外面平滑波付管用ゴム輪
受口によると、部品としてゴム輪が装着されているだけ
なので、部品点数が少なくコストの低減を図ることがで
きる。そして、管端をこのゴム輪受口に差し込むことに
よって両者を接合することができるので、内外面平滑波
付管の接合作業を初心者であっても極めて簡単で短時間
に行うことができるし、接合部の水密性をゴム輪によっ
て確実に保持することができる。そして、リブを形成し
てこのゴム輪受口の剛性、特に偏平剛性を高めているの
で、ゴム輪受口の厚みを薄くすることができ、これによ
って軽量化およびコストの低減を図ることができる。ま
た、ゴム輪受容部の前後にリブを形成してあるので、ゴ
ム輪受容部およびゴム輪の変形を少なくすることがで
き、水密性を確実に保持できる。
【0011】第2の発明の内外面平滑波付管によると、
この管を別個の継手を使用せずに順次簡単に接合してい
くことができるので、配管作業を簡単に行うことができ
る。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】この発明の第1実施例の内外面平滑波付管
(以下、単に「管」と言うこともある。)は、図1に示
すような断面形状を有する片受け管10であって、材質
がたとえばポリエチレン等の合成樹脂である。この管1
0は、たとえば高速道路の用排水管、または宅地もしく
は公園等に敷設される無圧の排水管として使用できるも
のであり、管本体12を含む。この管本体12の一方の
端部は、内外面平滑波付管用ゴム輪受口(以下、単に
「ゴム輪受口」と言うこともある。)14が融着されて
いる。
【0014】ゴム輪受口14は、管軸に対して垂直な断
面形状が円形の筒状体であり、図1に示すように、この
筒状体をなす周壁が一定の厚みで形成されている。そし
て、ゴム輪受口14の一方の開口部は、別の同等の管1
0の差口12aが挿入される挿入口16として形成され
ており、他方の開口部は、管本体12の端部が融着され
ている固着受口18として形成されている。また、ゴム
輪受口14をなす周壁には、挿入口16の側から順にリ
ブ20,ゴム輪受容部22,リブ20および凹部24が
形成されている。
【0015】ゴム輪受容部22は、周壁の内周面に沿っ
て形成された環状の溝であり、ゴム輪26および押さえ
部材28が装着されている。ゴム輪26は、図2に示す
ように、ゴム輪受口14に別の管10の差口12aが接
合された状態で、この接合部の水密性を保持するための
ものである。押さえ部材28は、ゴム輪受容部22に融
着された状態で、ゴム輪26のハンガー部をゴム輪受容
部22の内周面に押し付けている。これによって、管1
0の差口12aをゴム輪受口14に挿入する際に、挿入
される差口12aに伴ってゴム輪26がその挿入方向に
転ばないようにすることができる。この押さえ部材28
は、たとえばポリエチレン等の合成樹脂によって形成さ
れたリングである。
【0016】リブ20は、図1に示すように、ゴム輪受
口14の周壁の外周面に沿って形成された環状の突起で
あり、外側に向って突出している。そして、周方向に対
して直交する断面形状が略台形であり、内部が空洞であ
る。このリブ20は、ゴム輪受容部22の前後、すなわ
ち、ゴム輪受容部22を基準にしてそれよりも挿入口1
6側の位置および固着受口18側の位置にそれぞれ1つ
ずつ形成されている。このように、ゴム輪受口14にリ
ブ20,20を形成しているので、このゴム輪受口14
の剛性、特に偏平剛性を高めることができる。
【0017】凹部24は、図1に示すように、ゴム輪受
口14の周壁の外周面に沿って形成された環状の溝であ
って、内側に向って窪んでいる。そして、周方向に対し
て直交する断面形状が略U字形である。この凹部24
は、固着受口18と隣接しており、この固着受口18に
近い方のリブ20と固着受口18との間に形成されてい
る。このように凹部24は、断面形状が略U字形に形成
されているので、この凹部24の部分で屈曲自在となっ
ており、この屈曲自在な凹部24を介してゴム輪受口1
4と管本体12とが連結している。これによって、互い
に接合しようとする一方の管10の差口12aと他方の
管10のゴム輪受口14との管軸が少しずれていたり、
交差している場合でも、両者を簡単に接合することがで
きる。また、凹部24を形成する壁部の内側に向う突出
量Hは、管本体12の厚みと略同一となるように形成し
てあるので、図2に示すように、ゴム輪受口14に管1
0が接合された状態で、図の左側の管10の管本体12
の内面12b,ならびに図の右側の管10の凹部24を
形成する壁部および管本体12の内面12bが段差なく
平滑に連なっており、この凹部24の箇所で排水が溜ま
ったり、ごみが引っかからないようになっている。
【0018】固着受口18は、図1に示すように、ゴム
輪受口14の挿入口16と反対側の開口部に形成されて
おり、外形が円筒形である。そして、内径が管本体12
の外径と略同一である。この固着受口18は、内側に管
本体12の端部が挿入されており、この端部が凹部24
を形成する壁部に当接している。そして、この固着受口
18の内周面と管本体12の端部の外周面とが互いに融
着されており、管本体12の端部が固着受口18と一体
に構成されている。
【0019】管本体12は、図1に示すように、それぞ
れが円筒形に形成された外層部30および内層部32、
ならびに外層部30と内層部32との間に形成された中
間層部34を含み、これらが互いに結合して一体となっ
ている。
【0020】内層部32は、図5に示すように、第1の
帯状体36を螺旋状にピッチBで巻回することによって
形成された所定の厚みの円筒状体であり、その内面12
bが平滑となっている。そして、互いに隣合う第1の帯
状体36の側縁36cが、第2の帯状体38を介して結
合している。中間層部34は、第1の帯状体36の長手
方向に沿って設けられた中空の突条36bによって形成
されている。この突条36bの断面形状が台形であるの
で、中間層部34の断面形状が波状に現れている。な
お、この突条36bの壁部の厚み、特に上壁42の厚み
を増すことによってこの管本体12の偏平剛性を高める
ことができる。そして、突条36bを中空とすることに
よって、軽量で剛性の高い管本体12を提供することが
できる。外層部30は、第3の帯状体40を螺旋状に巻
回することによって形成された所定の厚みの円筒状体で
あり、その外面12cが平滑となっている。
【0021】この管本体12によると、図1に示すよう
に、第1の帯状体36の帯状部36aによって内面12
bが平滑に形成されているので、管本体12内の流量抵
抗が小さく、したがって流下する排水やごみが滞留する
ことがない。そして、中間層部34は、第1の帯状体3
6の中空の突条36bによって形成されており、さらに
螺旋状に巻回された突条36bと突条36bとの間に空
間44が形成されているので、管本体12の重量が軽量
な上に、剛性、特に偏平剛性が高い。また、第3の帯状
体40によって外面12cが平滑に形成されているの
で、これによっても管本体12の偏平剛性を高めること
ができるとともに、管本体12の曲げ強度も高めること
ができる。
【0022】図1に示す内外面平滑波付管10を使用し
て、下水、排水管路を形成するときは、同図に示すよう
に、一方の管10の差口12aを他方の管10のゴム輪
受口14に挿入して管10を順次接合していけばよい。
図2は、管10と10とを接合した状態を示す。もちろ
ん、補修等の必要に応じて、互いに接合する一方の管1
0の差口12aを他方の管10のゴム輪受口14から抜
き取って、両者を切り離すことができる。
【0023】このように、この管10は、ゴム輪受口1
4を備えているので、別個の継手を使用せずに順次接合
していくことができ、配管作業を簡単に行うことができ
る。そして、一方の管10の差口12aを他方の管10
のゴム輪受口14に差し込むことによって両者を接合す
ることができるので、内外面平滑波付管10の接合作業
を初心者であっても極めて簡単で短時間に行うことがで
きるし、接合部の水密性をゴム輪26によって確実に保
持することができる。そして、水密性を保持する部品と
して、ゴム輪受口14に1つのゴム輪26が装着されて
いるだけなので、従来の半割継手と比較して、部品点数
が少なくコストの低減を図ることができる。
【0024】また、リブ20を形成してこのゴム輪受口
14の剛性、特に偏平剛性を高めているので、ゴム輪受
口14の周壁の厚みを薄くすることができ、これによっ
て軽量化およびコストの低減を図ることができる。ま
た、ゴム輪受容部22の前後にリブ20を形成してある
ので、ゴム輪受容部22およびゴム輪26の変形を少な
くすることができ、水密性を確実に保持できる。
【0025】なお、この内外面平滑波付管10のゴム輪
受口14の寸法は、呼び600の場合、外径が約815
mm,管本体12の外径が約700mm,内径が約60
0mm,管本体12の管壁の厚みが約50mm,中間層
の突条36bのピッチが約73mmであり、リブ20の
高さが約40mm,リブ20の上壁42の横幅が約35
mmである。
【0026】次に、図3および図4を参照してこの発明
の第2実施例の内外面平滑波付管用両受けソケット(以
下、単に「ソケット」と言うこともある。)48を説明
する。このソケット48は、図4に示すように、2つの
内外面平滑波付管(以下、単に「管」と言うこともあ
る。)50の端部50aどうしを互いに接合するための
ものであり、材質がたとえばポリエチレン等の合成樹脂
である。この管50は、第1実施例の管本体12と同等
のものであり、たとえば高速道路の用排水管、または宅
地もしくは公園等に敷設される無圧の排水管として使用
されるものである。
【0027】ソケット48は、管軸に対して垂直な断面
形状が円形の筒状体であり、図3に示すように、この筒
状体をなす周壁が一定の厚みで形成されている。そし
て、ソケット48の両方の各開口部は、管50の端部で
ある差口50aが挿入される第1および第2の挿入口1
6aおよび16bとして形成されている。また、ソケッ
ト48の周壁には、図3の左側の第1の挿入口16aの
側から順にリブ20,ゴム輪受容部22,リブ20,リ
ブ20,ゴム輪受容部22およびリブ20が形成されて
いる。
【0028】このソケット48の第1の挿入口16aが
形成されている側部には、第1の挿入口16aに挿入さ
れる管50の差口50aと接合される第1のゴム輪受口
14aが形成されている。そして、第2の挿入口16b
が形成されている側部には、第2の挿入口16bに挿入
される管50の差口50aと接合される第2のゴム輪受
口14bが形成されている。第1のゴム輪受口14a
は、図3において、第2のゴム輪受口14bと左右対称
の形状であり両者は同等であるので、第1のゴム輪受口
14aを説明して、第2のゴム輪受口14bの説明を省
略する。
【0029】第1のゴム輪受口14aは、図1に示すゴ
ム輪受口14の凹部24および固着受口18を削除した
ものと同等のものであり、第1の挿入口16aの側から
順にリブ20,ゴム輪受容部22およびリブ20が形成
されている。そして、ゴム輪受容部22にはゴム輪26
および押さえ部材28が装着されている。これらリブ2
0,ゴム輪受容部22,ゴム輪26および押さえ部材2
8は、第1実施例のものと同等であるのでそれらを同一
の図面符号で示し、それらの説明を省略する。
【0030】図3に示す内外面平滑波付管用ソケット4
8を使用して、内外面平滑波付管50を接合するとき
は、互いに接合しようとする一方の管50の差口50a
を第1のゴム輪受口14aに挿入して接合するととも
に、他方の管50の差口50aを第2のゴム輪受口14
bに挿入して接合すればよい。図4は、ソケット48の
両方の第1および第2のゴム輪受口14aおよび14b
に各管50の差口50aを接合した状態を示している。
もちろん、第1実施例と同様に、補修等の必要に応じ
て、管50の差口50aを第1および第2のゴム輪受口
14aおよび14bから抜き取って切り離すことができ
る。
【0031】また、図3に示すように、ソケット48
は、その内径を管50の外径と略同一に形成してあり、
たとえば第1の挿入口16aから挿入した管50の差口
50aが第2の挿入口16bを通ってこの第2の挿入口
16bから外側に通り抜けられるようにしてある。これ
によって、たとえば第1実施例の管10を接続して形成
した既設排水管を、このソケット48および所定の長さ
に切断して形成された新規管50を使用して補修するこ
とができる。
【0032】既設排水管を補修するときは、たとえばま
ず、既設排水管10の途中であって補修しようとする部
分を切断して除去する。そして、切断によって形成され
た既設排水管の両方の各端部にソケット48を挿入す
る。このとき、管の端部がソケット48を貫通する状態
となるまでソケット48を管の端部に差し込む。次に、
補修のために切断されて除去された既設排水管に相当す
る長さの新規管をその除去された部分に配置する。そし
て、2つの各ソケット48を既設排水管に沿ってスライ
ドさせることによって、図4に示すように、既設排水管
と新規管の端部とを互いに接合する。これで、既設排水
管の補修が終了する。
【0033】なお、図3に示す第2実施例のソケット4
8では、その内径を管50の外径と略同一に形成してあ
り、第1の挿入口16aから挿入した管50の差口50
aが第2の挿入口16bを通ってこの第2の挿入口16
bから外側に通り抜けられるようにしたが、これに代え
て、図3に示す第1のゴム輪受口14aと第2のゴム輪
受口14bとの境界部52に、図1に示す第1実施例に
設けられている凹部24を形成してもよい。このように
凹部24が形成されたソケット48は、管50の端部の
差込み深さの位置決めを行うことができるので、接合作
業を簡単に行うことができる。このソケット48は、た
とえば新規に排水管を敷設する際に、ゴム輪受口14が
設けられていない管50を順次このソケット48により
接合して排水管路を形成するときに使用できる。
【0034】ただし、第1実施例では、図1に示すよう
に、この発明のゴム輪受口14を管本体12に融着させ
て内外面平滑波付管10とした例を示したが、これに代
えて、このゴム輪受口14を比較的短い長さの管本体1
2に融着させてマンホール継手とすることができる。こ
のマンホール継手をマンホールの壁部に取り付けるとき
は、その壁部に形成した取付孔に管本体12の端部を挿
入して固着すればよい。もちろん、ゴム輪受口14の固
着受口18にくら状部を取り付けたくら型マンホール継
手としてもよい。このくら型マンホール継手は、従来と
同様に、くら状部をマンホールの壁部の外面に固着する
ことによって取り付けることができる。
【0035】そして、第1および第2実施例では、図1
および図3に示すように、ゴム輪受容部22の前後にそ
れぞれリブ20を1つずつ形成したが、これに代えて、
リブ20を2つ以上ずつ形成してもよい。また、第2実
施例では、図3に示すように、2つのゴム輪受容部22
の間に2つのリブ20を形成したが、これに代えて、2
つ以外の数のリブ20を形成してもよい。
【0036】また、第1実施例では、図1に示すように
凹部24を円環状に形成したが、凹部24を円環状に形
成せずに、ゴム輪受口14の周方向に沿うようにして円
弧状の凹部24を複数個形成してもよい。さらに、図1
に示す凹部24を省略してもよい。
【0037】そして、第1および第2実施例では、図1
および図3に示す管本体12および管50を使用した
が、これ以外の構成の管本体および管を使用してもよ
い。要は、管本体12および管50は、内外面12b,
12cが平滑であって、中間層部34の断面形状が波状
に形成された内外面平滑波付管であればよい。たとえ
ば、第1実施例では、第1,第2および第3の帯状体3
6,38,40を螺旋状に巻回して形成した管本体12
としたが、これに代えて、第1,第2および第3の帯状
体36,38,40を円環状に順次巻回して形成した管
本体としてもよい。この管本体の中間層部を形成する各
突条36bは、それぞれが所定のピッチで形成された環
状体である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の内外面平滑波付管を示
す部分断面図である。
【図2】図1第1実施例の内外面平滑波付管のゴム輪受
口に別の内外面平滑波付管の差口を接合した状態を示す
部分断面図である。
【図3】この発明の第2実施例の内外面平滑波付管用ソ
ケットを示す部分断面図である。
【図4】図3第2実施例の内外面平滑波付管用ソケット
の両方のゴム輪受口に内外面平滑波付管の差口を接合し
た状態を示す部分断面図である。
【図5】図1第1実施例に設けられている管本体を示す
部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10 …内外面平滑波付管 12 …管本体 12b …管本体の内面 12c …管本体の外面 14 …内外面平滑波付管用ゴム輪受口 14a …第1のゴム輪受口 14b …第2のゴム輪受口 18 …固着受口 20 …リブ 22 …ゴム輪受容部 24 …凹部 26 …ゴム輪 30 …外層部 32 …内層部 34 …中間層部 36 …第1の帯状体 36b …突条 38 …第2の帯状体 40 …第3の帯状体 48 …内外面平滑波付管用ソケット 50 …内外面平滑波付管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明星 良重 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 Fターム(参考) 3H017 CA01 CA14 3H111 AA01 BA15 CA41 CB14 CB27 CB28 DA07 DA26 DB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内外面平滑波付管を接合するためのゴム輪
    受口であって、 一端側に設けられてゴム輪を受容するゴム輪受容部、 前記ゴム輪受容部に装着されるゴム輪、および前記ゴム
    輪受容部の前後にそれぞれ少なくとも1つ以上形成され
    るリブを備える、内外面平滑波付管用ゴム輪受口。
  2. 【請求項2】他端側に内外面平滑波付管を挿入できる第
    2受口が形成され、 前記ゴム輪の後方の前記リブと前記第2受口との間に凹
    部を形成した、請求項1記載の内外面平滑波付管用ゴム
    輪受口。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の内外面平滑波付管
    用ゴム輪受口を備える、内外面平滑波付管。
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