JP2003166643A - 自動変速機のリバースインヒビット制御装置 - Google Patents
自動変速機のリバースインヒビット制御装置Info
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】運転者がミスシフトしたか否かを簡易な方法で
判断し、それによって設定車速を切り替えることで、シ
ョック防止と利便性との両立を図ることができる自動変
速機のリバースインヒビット制御装置を提供する。 【解決手段】前進走行時にシフトレバーが前進走行レン
ジからRレンジへシフトされた場合に、設定車速以上で
Rレンジへのシフトを禁止する自動変速機において、上
記設定車速として高低2つの値を設定する手段と、ブレ
ーキペダルの踏込みを検出する手段と、上記検出手段が
ブレーキペダルの踏込みを検出した時に高い設定車速を
選択し、上記検出手段がブレーキペダルの踏込みを検出
しない時に低い設定車速を選択する手段と、選択された
設定車速と現車速との比較によってRレンジへのシフト
の禁止,許可を決定する手段と、を備える。
判断し、それによって設定車速を切り替えることで、シ
ョック防止と利便性との両立を図ることができる自動変
速機のリバースインヒビット制御装置を提供する。 【解決手段】前進走行時にシフトレバーが前進走行レン
ジからRレンジへシフトされた場合に、設定車速以上で
Rレンジへのシフトを禁止する自動変速機において、上
記設定車速として高低2つの値を設定する手段と、ブレ
ーキペダルの踏込みを検出する手段と、上記検出手段が
ブレーキペダルの踏込みを検出した時に高い設定車速を
選択し、上記検出手段がブレーキペダルの踏込みを検出
しない時に低い設定車速を選択する手段と、選択された
設定車速と現車速との比較によってRレンジへのシフト
の禁止,許可を決定する手段と、を備える。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動変速機のリバー
スインヒビット制御装置、詳しくは前進走行中にシフト
レバーが前進レンジ位置から後退レンジ位置へシフトさ
れようとした時、設定車速以上でRレンジへのシフトを
禁止する装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、自動変速機はP(パーキン
グ),R(リバース),N(ニュートラル),D(ドラ
イブ),2(セカンド),L(ロー)などのレンジと呼
ばれる切替位置を備えているが、Dレンジで走行中に運
転者が誤ってシフトレバーをRレンジへシフトすると、
不意のショックを伴うので、これを防止するためリバー
スインヒビット制御装置が設けられている。リバースイ
ンヒビット制御装置には大別して2種類の方式があり、
その1つはシフトレバーがRレンジ位置へ移動できない
ように機械的に阻止する方式であり、他の1つはシフト
レバーはRレンジ位置へ移動できるが、変速機内部でR
レンジを構成できないようにする方式である。 【0003】従来、リバースインヒビット制御装置とし
て、特開平6−17922号公報に記載のように、所定
車速以上でRレンジへシフトがあった時にはRレンジを
禁止し、車速が下がってから禁止を解除するとともに、
所定車速未満でRレンジへシフトがあった時にはRレン
ジへ切替可能としたものが知られている。図5はそのリ
バースインヒビット制御の方法の一例を示す。設定車速
(例えば8km/h)以上でRレンジへシフトがあった
時にはRレンジを禁止し、車速が下がってから禁止を解
除するものである。このようにヒステリシスを設けるこ
とで、リバースシフトの禁止と解除とが設定車速付近で
頻繁に切り換わるのを防止している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、運転者が前
進走行中にシフトレバーをDレンジからRレンジへシフ
トするのは、ミスシフトの場合だけでなく、切返しや車
庫入れのような場合もある。しかしながら、従来の方法
では、運転者がミスシフトしたのか、それとも意識して
Rレンジへシフトしたのかの判断がなされておらず、し
かも、設定車速が1種類のみであり、運転者がミスシフ
トしたか否かによって設定車速を切り替える手段が備え
られていない。そのため、ショック防止と切返しなどの
利便性との両立が図れていないという欠点がある。 【0005】そこで、本発明の目的は、運転者がミスシ
フトしたか否かを簡易な方法で判断し、それによって設
定車速を切り替えることで、ショック防止と利便性との
両立を図ることができる自動変速機のリバースインヒビ
ット制御装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、前進走行中の設定車速以
上でRレンジへのシフトを禁止する自動変速機におい
て、上記設定車速として高低2つの値を設定する手段
と、ブレーキペダルの踏込みを検出する手段と、上記検
出手段がブレーキペダルの踏込みを検出した時に高い設
定車速を選択し、上記検出手段がブレーキペダルの踏込
みを検出しない時に低い設定車速を選択する手段と、選
択された設定車速と現車速との比較によってRレンジへ
のシフトの禁止または許可を決定する手段と、を備えた
ことを特徴とする自動変速機のリバースインヒビット制
御装置を提供する。 【0007】前進走行中に運転者がRレンジへミスシフ
トした場合には、設定車速を低目にしなければ、運転者
にとって不意のショックを招く結果となる。一方、切返
しや車庫入れのために運転者が自覚してRレンジへシフ
トした場合には、設定車速を高目にしても、運転者はシ
ョックを覚悟しており、むしろ切返しなどの利便性を考
えると、設定車速を高目に設定するのがよい。そこで、
本発明では、ブレーキペダルの踏込みを検出し、ブレー
キペダルが踏込まれた時にはブレーキペダルを踏込まな
い時に比べて設定車速を高く設定したものである。つま
り、ブレーキペダルを踏込むということは、運転者が停
止しようとしている意思の現れであるから、このような
場合には設定車速を高目にしても、運転者はショックを
覚悟しており、むしろ切返しなどの利便性が向上する。
一方、ブレーキペダルを踏込まずにRレンジへシフトし
ようとした時は、ミスシフトの可能性が高いので、設定
車速を低目にし、不意のショックを小さくしている。 【0008】本発明において、高低2つの設定車速を設
定する手段およびいずれかの設定車速を選択する手段
は、2つの固定値を予め設定しておき、ブレーキの踏込
みの有無によって一方の固定値を選択する手段に限るも
のではなく、例えば演算によって高低いずれかの設定車
速を決定するものを含む。例えば、1つの設定車速Vと
補正値α(α>0)とを予め設定しておき、ブレーキペ
ダルの踏込みを検出した時にはV+αを設定車速とし、
ブレーキペダルの踏込みを検出しない時にはVを設定車
速としてもよいし、ブレーキペダルの踏込みを検出した
時にはVを設定車速とし、ブレーキペダルの踏込みを検
出しない時にはV−αを設定車速としてもよい。また、
高低2つの設定車速の中間値V0 と補正値β(β>0)
とを予め設定しておき、ブレーキペダルの踏込みを検出
した時にはV0 +βを設定車速とし、ブレーキペダルの
踏込みを検出しない時にはV0−βを設定車速としても
よい。さらに、1つの設定車速Vと補正値γ(γ>1)
とを予め設定しておき、ブレーキペダルの踏込みを検出
した時にはV×γを設定車速とし、ブレーキペダルの踏
込みを検出しない時にはVを設定車速としてもよい。そ
の他、2つの設定車速の設定方法および選択方法は、上
記に限定されるものではなく、ブレーキの踏込みの有無
によって設定車速を切り換えることができるものであれ
ばよい。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明を用いた自動変速機
のシフト機構の一例を示し、図2はそのシフトパターン
を示す。このシフト機構はフロアシフトタイプの例であ
り、「P」,「R」,「N」,「D」,「2」,「L」
の各レンジ位置とその間をつなぐ屈曲形状のガイド穴2
を持つプレート1を備えている。なお、フロアシフトタ
イプに限らず、コラムシフトタイプでも同様に適用でき
る。上記ガイド穴2にはシフトレバー3が挿通されてお
り、このシフトレバー3の上端には操作ノブ4が、下端
には支持ブラケット5が固定されている。支持ブラケッ
ト5の下端部はピン6を介してシャフト7に揺動可能に
連結されている。そのため、シフトレバー3はシャフト
7の軸線回りに矢印A方向に回転可能であり、またピン
6の軸線回りに矢印B方向にも揺動可能である。つま
り、シフトレバー3がガイド穴2に沿って縦方向および
横方向に操作可能である。シャフト7はその端部に固定
されたリンク8を介して図示しない自動変速機のシフト
・セレクト機構と連結されている。 【0010】上記支持ブラケット5の近傍であって、N
レンジ位置とRレンジ位置との中間位置に、リバースイ
ンヒビット用ソレノイド11が配置されている。このソ
レノイド11には進退するストッパピン12が設けられ
ており、例えばソレノイド11をONするとストッパピ
ン12が後退し、OFFするとストッパピン12が前進
する。ストッパピン12が前進することで、支持ブラケ
ット5のN位置からR位置への動きを阻止する、つま
り、リバースインヒビット状態(リバースシフト禁止)
となる。 【0011】上記リバースインヒビット用ソレノイド1
1はコントローラ13によって制御される。このコント
ローラ13には、車速を検出する車速センサ14、ブレ
ーキペダルが踏み込まれたかどうかを検出するブレーキ
スイッチ15、シフトレバーの位置を検出するシフト位
置センサ16などの各センサから信号が入力され、これ
ら信号に基づいてリバースインヒビット用ソレノイド1
3を制御している。また、コントローラ13には、図3
に示すように2種類の設定車速A,Bが記憶されてお
り、高い設定車速A(例えば10km/h)はブレーキ
ON時のものであり、低い設定車速B(例えば5km/
h)はブレーキOFF時のものである。なお、各設定車
速A,Bには従来(図5参照)と同様にヒステリシスが
設けられている。上記設定車速A,Bは、ショックと利
便性とを考慮して決定されるが、少なくとも変速機ユニ
ットの破損を防止できる限界車速より低くする必要があ
る。通常の自動変速機の場合、限界車速は15km/h
以上である。 【0012】次に、本発明にかかるリバースインヒビッ
ト制御の一例を、図4に従って説明する。前進走行時
(例えばDレンジ)において、ブレーキペダルが踏み込
まれたか否かを判定する(ステップS1)。ブレーキペ
ダルが踏み込まれた時、つまりブレーキON時には、コ
ントローラ13は高い設定車速Aを選択し(ステップS
2)、ブレーキOFF時には低い設定車速Bを選択する
(ステップS3)。次に、現車速を設定車速AまたはB
と比較する(ステップS4)。現車速≦設定車速であれ
ば、リバースシフトを許可し(ステップS5)、現車速
>設定車速であれば、リバースシフトを禁止する(ステ
ップS6)。具体的には、現車速≦設定車速の時にはソ
レノイド11をONし、現車速>設定車速の時にはソレ
ノイド11をOFFすればよい。 【0013】上記のように、ブレーキON時には、運転
者が停止しようとしているので、設定車速を高い値Aに
し、前進車速が比較的高くてもRレンジへのシフトを許
可し、切返しなどの利便性を向上させる。一方、ブレー
キOFF時にRレンジへシフトしようとした時は、ミス
シフトの可能性が高いので、設定車速を低い値Bにし、
前進車速が低くならない限りRレンジへのシフトを禁止
し、不意のショックを小さくしている。このようにショ
ック防止と利便性とを両立させることができる。 【0014】本発明におけるリバースインヒビット制御
装置は、上記実施例のように、ソレノイド11などを用
いてシフトレバー3がRレンジ位置へ移動できないよう
に機械的に阻止する方式に限るものではなく、シフトレ
バー3はRレンジ位置へ移動できるが、変速機内部でR
レンジを構成できないようにする方式であってもよい。 【0015】上記実施例では、図1に示すような屈曲路
を有するゲートシフト装置に適用した例を示したが、直
線路を有するゲートシフト装置にも適用できる。リバー
スインヒビット機構は、上記のようにソレノイド11に
よって進退するストッパピン12によって、直接シフト
レバー3の動きを拘束する構造に限るものではなく、公
知の任意の構造を採用することができる。 【0016】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ブレーキが踏み込まれた時には、運転者が停止
しようとしているので、設定車速を高い値にし、前進車
速が比較的高くてもRレンジへのシフトを許可し、切返
しなどの利便性を向上させるとともに、ブレーキが踏み
込まれずにRレンジへシフトしようとした時は、ミスシ
フトの可能性が高いので、設定車速を低い値にし、不意
のショックを小さくしている。このように、本発明のリ
バースインヒビット制御装置は、ブレーキの踏込みの有
無によって運転者がミスシフトしたか否かを判断し、そ
れによって設定車速を変えたので、ショック防止と利便
性とを両立させることができる。
スインヒビット制御装置、詳しくは前進走行中にシフト
レバーが前進レンジ位置から後退レンジ位置へシフトさ
れようとした時、設定車速以上でRレンジへのシフトを
禁止する装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、自動変速機はP(パーキン
グ),R(リバース),N(ニュートラル),D(ドラ
イブ),2(セカンド),L(ロー)などのレンジと呼
ばれる切替位置を備えているが、Dレンジで走行中に運
転者が誤ってシフトレバーをRレンジへシフトすると、
不意のショックを伴うので、これを防止するためリバー
スインヒビット制御装置が設けられている。リバースイ
ンヒビット制御装置には大別して2種類の方式があり、
その1つはシフトレバーがRレンジ位置へ移動できない
ように機械的に阻止する方式であり、他の1つはシフト
レバーはRレンジ位置へ移動できるが、変速機内部でR
レンジを構成できないようにする方式である。 【0003】従来、リバースインヒビット制御装置とし
て、特開平6−17922号公報に記載のように、所定
車速以上でRレンジへシフトがあった時にはRレンジを
禁止し、車速が下がってから禁止を解除するとともに、
所定車速未満でRレンジへシフトがあった時にはRレン
ジへ切替可能としたものが知られている。図5はそのリ
バースインヒビット制御の方法の一例を示す。設定車速
(例えば8km/h)以上でRレンジへシフトがあった
時にはRレンジを禁止し、車速が下がってから禁止を解
除するものである。このようにヒステリシスを設けるこ
とで、リバースシフトの禁止と解除とが設定車速付近で
頻繁に切り換わるのを防止している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、運転者が前
進走行中にシフトレバーをDレンジからRレンジへシフ
トするのは、ミスシフトの場合だけでなく、切返しや車
庫入れのような場合もある。しかしながら、従来の方法
では、運転者がミスシフトしたのか、それとも意識して
Rレンジへシフトしたのかの判断がなされておらず、し
かも、設定車速が1種類のみであり、運転者がミスシフ
トしたか否かによって設定車速を切り替える手段が備え
られていない。そのため、ショック防止と切返しなどの
利便性との両立が図れていないという欠点がある。 【0005】そこで、本発明の目的は、運転者がミスシ
フトしたか否かを簡易な方法で判断し、それによって設
定車速を切り替えることで、ショック防止と利便性との
両立を図ることができる自動変速機のリバースインヒビ
ット制御装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、前進走行中の設定車速以
上でRレンジへのシフトを禁止する自動変速機におい
て、上記設定車速として高低2つの値を設定する手段
と、ブレーキペダルの踏込みを検出する手段と、上記検
出手段がブレーキペダルの踏込みを検出した時に高い設
定車速を選択し、上記検出手段がブレーキペダルの踏込
みを検出しない時に低い設定車速を選択する手段と、選
択された設定車速と現車速との比較によってRレンジへ
のシフトの禁止または許可を決定する手段と、を備えた
ことを特徴とする自動変速機のリバースインヒビット制
御装置を提供する。 【0007】前進走行中に運転者がRレンジへミスシフ
トした場合には、設定車速を低目にしなければ、運転者
にとって不意のショックを招く結果となる。一方、切返
しや車庫入れのために運転者が自覚してRレンジへシフ
トした場合には、設定車速を高目にしても、運転者はシ
ョックを覚悟しており、むしろ切返しなどの利便性を考
えると、設定車速を高目に設定するのがよい。そこで、
本発明では、ブレーキペダルの踏込みを検出し、ブレー
キペダルが踏込まれた時にはブレーキペダルを踏込まな
い時に比べて設定車速を高く設定したものである。つま
り、ブレーキペダルを踏込むということは、運転者が停
止しようとしている意思の現れであるから、このような
場合には設定車速を高目にしても、運転者はショックを
覚悟しており、むしろ切返しなどの利便性が向上する。
一方、ブレーキペダルを踏込まずにRレンジへシフトし
ようとした時は、ミスシフトの可能性が高いので、設定
車速を低目にし、不意のショックを小さくしている。 【0008】本発明において、高低2つの設定車速を設
定する手段およびいずれかの設定車速を選択する手段
は、2つの固定値を予め設定しておき、ブレーキの踏込
みの有無によって一方の固定値を選択する手段に限るも
のではなく、例えば演算によって高低いずれかの設定車
速を決定するものを含む。例えば、1つの設定車速Vと
補正値α(α>0)とを予め設定しておき、ブレーキペ
ダルの踏込みを検出した時にはV+αを設定車速とし、
ブレーキペダルの踏込みを検出しない時にはVを設定車
速としてもよいし、ブレーキペダルの踏込みを検出した
時にはVを設定車速とし、ブレーキペダルの踏込みを検
出しない時にはV−αを設定車速としてもよい。また、
高低2つの設定車速の中間値V0 と補正値β(β>0)
とを予め設定しておき、ブレーキペダルの踏込みを検出
した時にはV0 +βを設定車速とし、ブレーキペダルの
踏込みを検出しない時にはV0−βを設定車速としても
よい。さらに、1つの設定車速Vと補正値γ(γ>1)
とを予め設定しておき、ブレーキペダルの踏込みを検出
した時にはV×γを設定車速とし、ブレーキペダルの踏
込みを検出しない時にはVを設定車速としてもよい。そ
の他、2つの設定車速の設定方法および選択方法は、上
記に限定されるものではなく、ブレーキの踏込みの有無
によって設定車速を切り換えることができるものであれ
ばよい。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明を用いた自動変速機
のシフト機構の一例を示し、図2はそのシフトパターン
を示す。このシフト機構はフロアシフトタイプの例であ
り、「P」,「R」,「N」,「D」,「2」,「L」
の各レンジ位置とその間をつなぐ屈曲形状のガイド穴2
を持つプレート1を備えている。なお、フロアシフトタ
イプに限らず、コラムシフトタイプでも同様に適用でき
る。上記ガイド穴2にはシフトレバー3が挿通されてお
り、このシフトレバー3の上端には操作ノブ4が、下端
には支持ブラケット5が固定されている。支持ブラケッ
ト5の下端部はピン6を介してシャフト7に揺動可能に
連結されている。そのため、シフトレバー3はシャフト
7の軸線回りに矢印A方向に回転可能であり、またピン
6の軸線回りに矢印B方向にも揺動可能である。つま
り、シフトレバー3がガイド穴2に沿って縦方向および
横方向に操作可能である。シャフト7はその端部に固定
されたリンク8を介して図示しない自動変速機のシフト
・セレクト機構と連結されている。 【0010】上記支持ブラケット5の近傍であって、N
レンジ位置とRレンジ位置との中間位置に、リバースイ
ンヒビット用ソレノイド11が配置されている。このソ
レノイド11には進退するストッパピン12が設けられ
ており、例えばソレノイド11をONするとストッパピ
ン12が後退し、OFFするとストッパピン12が前進
する。ストッパピン12が前進することで、支持ブラケ
ット5のN位置からR位置への動きを阻止する、つま
り、リバースインヒビット状態(リバースシフト禁止)
となる。 【0011】上記リバースインヒビット用ソレノイド1
1はコントローラ13によって制御される。このコント
ローラ13には、車速を検出する車速センサ14、ブレ
ーキペダルが踏み込まれたかどうかを検出するブレーキ
スイッチ15、シフトレバーの位置を検出するシフト位
置センサ16などの各センサから信号が入力され、これ
ら信号に基づいてリバースインヒビット用ソレノイド1
3を制御している。また、コントローラ13には、図3
に示すように2種類の設定車速A,Bが記憶されてお
り、高い設定車速A(例えば10km/h)はブレーキ
ON時のものであり、低い設定車速B(例えば5km/
h)はブレーキOFF時のものである。なお、各設定車
速A,Bには従来(図5参照)と同様にヒステリシスが
設けられている。上記設定車速A,Bは、ショックと利
便性とを考慮して決定されるが、少なくとも変速機ユニ
ットの破損を防止できる限界車速より低くする必要があ
る。通常の自動変速機の場合、限界車速は15km/h
以上である。 【0012】次に、本発明にかかるリバースインヒビッ
ト制御の一例を、図4に従って説明する。前進走行時
(例えばDレンジ)において、ブレーキペダルが踏み込
まれたか否かを判定する(ステップS1)。ブレーキペ
ダルが踏み込まれた時、つまりブレーキON時には、コ
ントローラ13は高い設定車速Aを選択し(ステップS
2)、ブレーキOFF時には低い設定車速Bを選択する
(ステップS3)。次に、現車速を設定車速AまたはB
と比較する(ステップS4)。現車速≦設定車速であれ
ば、リバースシフトを許可し(ステップS5)、現車速
>設定車速であれば、リバースシフトを禁止する(ステ
ップS6)。具体的には、現車速≦設定車速の時にはソ
レノイド11をONし、現車速>設定車速の時にはソレ
ノイド11をOFFすればよい。 【0013】上記のように、ブレーキON時には、運転
者が停止しようとしているので、設定車速を高い値Aに
し、前進車速が比較的高くてもRレンジへのシフトを許
可し、切返しなどの利便性を向上させる。一方、ブレー
キOFF時にRレンジへシフトしようとした時は、ミス
シフトの可能性が高いので、設定車速を低い値Bにし、
前進車速が低くならない限りRレンジへのシフトを禁止
し、不意のショックを小さくしている。このようにショ
ック防止と利便性とを両立させることができる。 【0014】本発明におけるリバースインヒビット制御
装置は、上記実施例のように、ソレノイド11などを用
いてシフトレバー3がRレンジ位置へ移動できないよう
に機械的に阻止する方式に限るものではなく、シフトレ
バー3はRレンジ位置へ移動できるが、変速機内部でR
レンジを構成できないようにする方式であってもよい。 【0015】上記実施例では、図1に示すような屈曲路
を有するゲートシフト装置に適用した例を示したが、直
線路を有するゲートシフト装置にも適用できる。リバー
スインヒビット機構は、上記のようにソレノイド11に
よって進退するストッパピン12によって、直接シフト
レバー3の動きを拘束する構造に限るものではなく、公
知の任意の構造を採用することができる。 【0016】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ブレーキが踏み込まれた時には、運転者が停止
しようとしているので、設定車速を高い値にし、前進車
速が比較的高くてもRレンジへのシフトを許可し、切返
しなどの利便性を向上させるとともに、ブレーキが踏み
込まれずにRレンジへシフトしようとした時は、ミスシ
フトの可能性が高いので、設定車速を低い値にし、不意
のショックを小さくしている。このように、本発明のリ
バースインヒビット制御装置は、ブレーキの踏込みの有
無によって運転者がミスシフトしたか否かを判断し、そ
れによって設定車速を変えたので、ショック防止と利便
性とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動変速機のシフト機構の一例
の斜視図である。 【図2】図1のシフト機構のシフトパターンおよび回路
図である。 【図3】図2のコントローラに格納された設定車速とリ
バースシフト許可および禁止領域を示す図である。 【図4】本発明にかかるリバースインヒビット制御方法
の一例のフローチャート図である。 【図5】従来の設定車速とリバースシフト許可および禁
止領域を示す図である。 【符号の説明】 3 シフトレバー 11 リバースインヒビット用ソレノイド 13 コントローラ 15 ブレーキスイッチ
の斜視図である。 【図2】図1のシフト機構のシフトパターンおよび回路
図である。 【図3】図2のコントローラに格納された設定車速とリ
バースシフト許可および禁止領域を示す図である。 【図4】本発明にかかるリバースインヒビット制御方法
の一例のフローチャート図である。 【図5】従来の設定車速とリバースシフト許可および禁
止領域を示す図である。 【符号の説明】 3 シフトレバー 11 リバースインヒビット用ソレノイド 13 コントローラ 15 ブレーキスイッチ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】前進走行中の設定車速以上でRレンジへの
シフトを禁止する自動変速機において、上記設定車速と
して高低2つの値を設定する手段と、ブレーキペダルの
踏込みを検出する手段と、上記検出手段がブレーキペダ
ルの踏込みを検出した時に高い設定車速を選択し、上記
検出手段がブレーキペダルの踏込みを検出しない時に低
い設定車速を選択する手段と、選択された設定車速と現
車速との比較によってRレンジへのシフトの禁止または
許可を決定する手段と、を備えたことを特徴とする自動
変速機のリバースインヒビット制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001363583A JP2003166643A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 自動変速機のリバースインヒビット制御装置 |
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|---|---|---|---|---|
| KR100726542B1 (ko) | 2006-03-16 | 2007-06-11 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 전자식 변속 레버 시스템의 쉬프트 락 제어 방법 |
| JP2009222115A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Suzuki Motor Corp | シフトバイワイヤ式変速制御装置 |
| EP3401575A1 (en) | 2017-05-12 | 2018-11-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control apparatus |
| CN113090751A (zh) * | 2019-12-23 | 2021-07-09 | 观致汽车有限公司 | 车辆及其控制方法与装置 |
| WO2022253338A1 (zh) * | 2021-06-04 | 2022-12-08 | 长城汽车股份有限公司 | 车辆换挡的控制方法、装置、设备、车辆、程序和介质 |
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2001
- 2001-11-29 JP JP2001363583A patent/JP2003166643A/ja active Pending
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