JP3630603B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動変速機の制御装置、特に、ホールドタイプのマニュアルモードを備えた自動変速機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、D,R,2,Lなどのノーマルモードのほかにホールドタイプのマニュアルモードを備えた自動変速機の制御装置が、例えば特開平10−103496号公報に開示されている。この制御装置は、シフトレバーをDレンジ位置で横方向に操作することにより、ノーマルモードとマニュアルモードとに選択的に切り替え可能となっており、さらにマニュアルモードを選択した状態で、シフトレバーを前後方向に操作することによりアップスイッチまたはダウンスイッチが操作され、従来のマニュアル式変速機と同様に、手動で特定の変速段を得ることができるようになっている。なお、シフトレバーとは別に、例えばステアリングホイールのスポーク部などにアップスイッチおよびダウンスイッチを設けたものもある。
【0003】
この種のマニュアルモードを設けた自動変速機では、停車時に自動的に最低速段である1速段にダウンシフトする機能を備えたものが一般的である。つまり、ホールドタイプのマニュアルモードでは、2速段以上の高速段を選択したまま車両が停止すると、次に発進する時も2速段以上で発進しなければならず、駆動力が不足するので、予め1速段へダウンシフトすることで、次の発進を円滑に行なえるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、雪道や泥地などの低μ路において、1速段で発進しようとすると、タイヤがスリップして発進できない場合がある。その場合には、アップスイッチを操作して2速段以上の高速段で発進すればよいが、発進後、次に停止した時には再び1速段に自動的にダウンシフトされてしまう。その結果、雪道の渋滞路などで発進,停止を繰り返す場合には、運転者としては少し動いて停止する度にアップスイッチを操作しなければならず、操作が煩わしいという欠点があった。
【0005】
また、低μ路における発進時のタイヤスリップを防止するため、1速段よりも高速段で発進を行なう「スノーモード」のような特殊モードを設定したものが知られている。スノーモードを選択するために、例えばモード切替スイッチが設けられ、このスイッチを操作することにより、自動変速モードとスノーモードとを選択的に切り替えることができる。
しかし、スノーモードを選択するには、シフトレバーおよびアップスイッチ,ダウンスイッチとは別の切替スイッチを操作しなければならず、スイッチの数が多くなり、思いがけない誤操作の懸念が生じやすい。
【0006】
そこで、本発明の目的は、スノーモードのような特殊なモードを備えることなく、低μ路で車両が停止する度にアップスイッチを操作する煩わしさを解消し、スノーモードと同様な円滑な発進を可能とした自動変速機の制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ホールドタイプのマニュアルモードを持ち、マニュアルモードが選択された状態でアップスイッチまたはダウンスイッチを操作することにより、マニュアルモード内の所定の変速段にアップシフトまたはダウンシフトを行なうとともに、マニュアルモードで2速段以上の変速段を選択したまま車両が停止した時、自動的に1速段にダウンシフトする機能を備えた自動変速機において、車両停止中にアップスイッチを操作し、2速段以上の変速段で発進したこと、または発進時の変速段を記憶する記憶手段と、上記記憶手段が2速段以上の変速段で発進したことを記憶している場合、または上記記憶手段が記憶している発進時の変速段が2速段以上である場合に、次に車両が停止した時に自動的に1速段にダウンシフトするのを禁止する禁止手段と、車速が一定車速を超えた時、上記記憶手段の解除または禁止手段の解除を行なう解除手段と、を備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置を提供する。
【0008】
請求項1に記載の発明の場合、通常どおり車両が停止すれば、自動的に1速段にダウンシフトされるので、次に大きな駆動力で発進することができる。また、低μ路で停止した時、運転者がアップスイッチを操作して例えば2速段で発進を行なえば、その履歴を記憶手段が記憶しているので、解除手段による解除条件を満足しない限りは1速段への自動的なダウンシフトが禁止される。つまり、次に停止して再度発進する場合には、アップスイッチを操作しなくても再び2速段で発進することができるので、円滑な発進が可能となるとともに、煩わしい操作を解消できる。なお、記憶手段は、2速段以上の変速段で発進したという事実を記憶してもよいし、発進時の変速段を記憶してもよい。
また、スノーモードのような低μ路専用の特殊モードを設定する必要がなく、マニュアルモードで同等の効果が得られるので、制御が簡素化されるとともに、スノーモード切替用の専用スイッチも不要となり、誤操作の懸念を解消できる。
さらに、解除手段は、車速が一定車速を超えた時、記憶手段の解除または禁止手段の解除を行なう。つまり、低μ路では低速で走行するのが通例であるから、一定車速を超えれば、低μ路ではなくなったと判断し、高速段発進を解除して初期状態(自動的に1速段にダウンシフトさせる)に戻すものである。解除手段の解除条件を車速が一定車速を超えた時とすることで、自動的に高速段発進状態を解除でき、操作を簡素化できるとともに、いつまでも高速段発進状態が継続する不具合を解消できる。
なお、ここで「一定車速」とは、1速段で走行可能な最高車速程度が適当であり、例えば10km/h程度がよい。
【0009】
マニュアルモードで高速段発進を行なった場合、発進時の変速段と、車両が停止した時に次の発進のために戻す変速段とは同一変速段である必要はなく、例えば前者の変速段に関係なく、後者の変速段を常に一定変速段(例えば2速段)に固定してもよい。
請求項2のように、記憶手段が発進時の変速段を記憶するものであり、禁止手段が自動的にダウンシフトされる停止時の最低変速段を変更できる機能を有する場合に、記憶手段が記憶している発進時の変速段と、禁止手段によって自動的にダウンシフトされる停止時の最低変速段とを一致させた場合には、発進時と停止時とで同一変速段になるので、運転者に違和感を与えないという効果がある。
【0011】
請求項3のように、解除手段は、運転者がマニュアルモードで2速段から1速段へのダウンシフトを実行した時、またはマニュアルモードを解除した時に、記憶手段の解除または禁止手段の解除を行なうのがよい。
つまり、マニュアルモードにおいて、ダウンスイッチを操作して2速段から1速段へダウンシフトした時や、マニュアルモードを解除した時には、運転者が高速段発進を解除しようとしている意思の現れ、換言すれば低μ路から高μ路へ移行したことを意味するので、高速段発進を確実に解除できるようにしたものである。この場合には、格別な解除スイッチを設けることなく、運転者が自由にキャンセル操作を行なうことができるので、運転者の意思を反映した解除が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明にかかる自動変速機の制御装置の一例を示す。
自動変速機1は例えば前進4段、後退1段の変速機構とトルクコンバータとを備えたものであり、変速機構はATコントローラ2からの指令によって任意の変速段に制御される。ATコントローラ2には、スロットル開度センサ3,車速センサ4,タービン回転数センサ5からそれぞれスロットル開度,車速,タービン回転数が入力されるとともに、後述するシフトポジション信号,アップシフト信号,ダウンシフト信号などが入力されている。なお、ATコントローラ2に入力される信号は上記信号に限定されるものではなく、本発明のダウンシフト制御を開始する条件として、足踏み式ブレーキ信号などを入力してもよい。
【0013】
運転席の側部にはフロアシフトタイプのモード選択手段6が設けられている。このモード選択手段6は、「P」,「R」,「N」,「D」などのノーマルモードの他に、「D」レンジの次にマニュアルモード「M」が設けられており、これら各レンジをシフトレバー7を前後に操作することによって選択的に切り替えることができる。モード選択手段6にはシフトレバー7の位置を検出するシフトポジションセンサ8が取り付けられ、その検出信号はATコントローラ2に入力されている。なお、モード選択手段6としては、フロアシフトタイプに限らず、コラムシフトタイプでもよい。
【0014】
シフトレバー7によってマニュアルモード「M」が選択された場合に、手動操作によってアップシフトを行なうためのアップスイッチ10およびダウンシフトを行なうためのダウンスイッチ11とが、ステアリングホイール9のスポーク部9aに設けられている。なお、アップスイッチ10およびダウンスイッチ11を設ける位置はステアリングホイール9に限らず、シフトレバー7の近傍やインストルメントパネル等であってもよく、他の操作と混同しない位置が望ましい。アップスイッチ10のアップシフト信号およびダウンスイッチ11のダウンシフト信号はATコントローラ2に入力されている。
【0015】
マニュアルモード「M」はホールドタイプであり、図2に示すように1速段〜4速段の各変速段が設けられ、アップスイッチ10またはダウンスイッチ11を操作することにより、変速段を段階的に切り替えることができるようになっている。つまり、アップスイッチ10を操作する度に1段ずつ高速段へアップシフトでき、ダウンスイッチ11を操作する度に1段ずつ低速段へダウンシフトすることができる。図2において、上矢印はアップシフト、下矢印はダウンシフトを示す。なお、この実施例ではマニュアルモード「M」の変速段は1速段〜4速段の4段階であるが、自動変速機1の変速機構の段数に応じて3段または5段以上とすることもできる。
【0016】
上記コントローラ2は、Dレンジが選択された時に車両の走行状態と変速マップに応じて変速段を自動制御する機能、マニュアルモード「M」が選択された時にアップスイッチ10およびダウンスイッチ11の操作に応じた変速段にホールドする機能のほか、次のような機能を備える。
(1)マニュアルモードが選択された状態で、車両が停止した時に自動的に1速段にダウンシフトする機能。
(2)車両停止中にアップスイッチ10を操作し、2速段以上の変速段で発進した履歴を記憶する機能。
(3)2速段以上の変速段で発進した履歴を記憶している間に車両が停止した時、自動的に1速段にダウンシフトするのを禁止または制限する機能。例えば、2速段(または3速段)で発進した場合には、停止時に2速段(または3速段)に戻す機能。
(4)所定の解除条件を満足したときに、(2)における2速段以上で発進した履歴の記憶を解除し、または(3)における1速段へのダウンシフトの禁止を解除し、初期状態に戻す機能。つまり、(1)のように自動的に1速段にダウンシフトする機能へ戻す。具体的な解除条件としては、車速が一定車速(例えば10km/h)を超えた時、運転者がマニュアルモードで2速段から1速段へダウンスイッチ11を操作した時、運転者がマニュアルモード「M」からノーマルモード(Dレンジ)へシフトレバー7を切り替えた時などがある。
【0017】
図3は請求項1にかかる制御方法の一例を示す。
まず、制御がスタートすると、マニュアルモードに切り替わったか否かを判別する(ステップS1)。マニュアルモードである場合には、次に2速段以上で発進したかを判別する(ステップS2)。通常の発進と同様に1速段で発進した場合には、A=0のフラグを立て(ステップS3)、アップスイッチ10を操作して2速段以上で発進した場合には、A=1のフラグを立てる(ステップS4)。
走行状態に移行した後、車速が一定値(例えば10km/h)を超えたか否かを判別し(ステップS12)、もし車速>一定値となった場合には、通常の走行状態へ移行したと判断し、A=1を解除し(ステップS13)、初期状態に戻される。つまり、次に車両が停止した時、自動的に1速段にダウンシフトされ、次に発進する時には1速段で発進することになる。
走行状態へ移行した後、次に車両停止状態になったか否かを判定し(ステップS5)、車両停止状態になれば、フラグがA=1であるか否か、つまり2速段以上で発進したか否かを判別する(ステップS6)。A=0の場合、つまり1速段で発進した場合には、通常どおり1速段への自動ダウンシフトを実施する(ステップS7)。すなわち、車両が停止した時に自動的に1速段にダウンシフトすることで、高μ路や坂道で発進する場合に、十分な駆動力を得ることができる。
一方、A=1の場合には、2速段以上で発進した場合であるから、1速段への自動ダウンシフトを禁止する(ステップS8)。この禁止方法としては、少なくとも1速段にダウンシフトしなければよく、例えば予め決められた高速段発進用の変速段(例えば2速段)に自動ダウンシフトしてもよいし、全くダウンシフトしなくてもよい。したがって、上記解除条件を満足しない限り、アップスイッチ10を操作しなくても高速段発進が継続されることになり、雪道の渋滞路などで発進,停止を繰り返す場合に、運転者がアップスイッチ10を操作する煩わしさを解消できる。
この実施例は、2速段以上で発進した事実をフラグAによって記憶し、停止時の自動ダウンシフト制御の実施可否を判別するものである。
図3では、高速段発進の解除条件が車速である例を示したが、この条件に加えて、運転者がダウンスイッチ11を操作して2速段から1速段へダウンシフトした場合、運転者がマニュアルモードからDレンジへシフトレバーを切り替えた場合などであってもよい。
なお、マニュアルモードからDレンジへ切り替えた後、再びマニュアルモードに戻しても、2速段発進した履歴がクリアされているので、次の発進時は1速段から発進を行なうことになる。
【0018】
図4は請求項1にかかる制御方法の他の例を示す。ここでは、高速段発進の解除条件が車速である点を省略してある。
この場合には、まずマニュアルモードに切り替わったか否かを判別し(ステップS1)、マニュアルモードである場合には、次に発進時の変速段を記憶する(ステップS9)。つまり、1速段で発進した場合には1速段を記憶し、2速段で発進した場合には2速段を記憶する。次に、車両停止状態になったか否かを判定し(ステップS5)、停止状態になれば、発進時の変速段が2速段以上であるか否かを判別する(ステップS10)。発進時の変速段が1速段である場合には、通常どおり1速段への自動ダウンシフトを実施する(ステップS7)。また、発進時の変速段が2速段以上である場合には、1速段への自動ダウンシフトを禁止する(ステップS8)。
この実施例は、発進時の変速段そのものを記憶することによって、停止時の自動ダウンシフト制御の実施可否を判別している。
【0019】
図5は請求項2にかかる制御方法の一例を示す。この場合も、高速段発進の解除条件が車速である点を省略してある。
この制御では、マニュアルモードの判別、発進時の変速段の記憶、車両停止の判定、発進時の変速段の判定は図4におけるステップS1、ステップ9、ステップS5およびステップ10と同様である。
ステップ10において、発進時の変速段が1速段である場合には、通常どおり1速段への自動ダウンシフトを実施する(ステップS7)が、発進時の変速段が2速段以上である場合には、発進時の変速段へ自動ダウンシフトする(ステップS11)。つまり、2速段で発進した場合には2速段へ自動ダウンシフトし、3速段で発進した場合には3速段へ自動ダウンシフトする。これによって、発進時と停止時とで同一変速段になり、運転者に違和感を与えない。
【0021】
なお、走行中にノーマルモードのDレンジからマニュアルモード「M」にシフトレバー7を切り替えた時、マニュアルモードにおいて最初に選択される変速段は、Dレンジ走行時の変速段と同一の変速段、またはこれより1段低い変速段とするのが走行上望ましい。つまり、Dレンジからマニュアルモードに切り替えた時、変速比の急激な変化により、車両の急減速などが生じないようにするためである。一方、マニュアルモードからDレンジへ切り替えた時にDレンジで最初に選択される変速段は、その時の走行条件(スロットル開度,車速など)と変速マップに応じて決定すればよい。
【0022】
上記実施例では、シフトレバーとは別にアップスイッチおよびダウンスイッチを設けたが、これに限るものではなく、例えば特開平10−103496号公報に記載のように、シフトレバーを略H型に移動可能とし、シフトレバーの変位に応じてアップスイッチおよびダウンスイッチを操作するようにしてもよい。この場合には、さらに操作すべき部材の数を減らすことができる。
また、マニュアルモードの位置は、図1に示すようにDレンジ位置の後方に設ける必要はなく、特開平10−103496号公報のように、Dレンジ位置の側方に設けてもよい。この場合には、Dレンジに隣接して2レンジやLレンジを設けることもできる。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、マニュアルモードで2速段以上の変速段を選択したまま車両が停止した時、自動的に1速段にダウンシフトする機能を有するとともに、車両停止中にアップスイッチを操作し、2速段以上の変速段で発進した場合には、次に車両が停止した時に自動的に1速段にダウンシフトする機能を禁止したので、低μの渋滞路などにおいて、車両停止ごとにアップスイッチを押さずに高速段発進が可能となり、煩わしい操作を解消できる。
また、スノーモードのような低μ路専用の特殊モードを設定する必要がなく、マニュアルモードで同等の効果が得られるので、制御が簡素化されるとともに、スノーモード切替用の専用スイッチも不要となり、思いがけない誤操作をきたす恐れがないという効果を有する。
さらに、解除手段の解除条件を車速が一定車速を超えた時とすることで、自動的に高速段発進状態を解除でき、操作を簡素化できるとともに、いつまでも高速段発進状態が継続する不具合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる自動変速機の制御装置の構成図である。
【図2】シフトパターン図である。
【図3】請求項1にかかる制御方法の一例のフロー図である。
【図4】高速段発進の解除条件が車速である点を除く請求項1にかかる制御方法の他の例のフロー図である。
【図5】高速段発進の解除条件が車速である点を除く請求項2にかかる制御方法の一例のフロー図である。
【符号の説明】
1 自動変速機
2 ATコントローラ
6 モード選択手段
7 シフトレバー
9 ステアリングホイール
10 アップスイッチ
11 ダウンスイッチ
Claims (3)
- ホールドタイプのマニュアルモードを持ち、マニュアルモードが選択された状態でアップスイッチまたはダウンスイッチを操作することにより、マニュアルモード内の所定の変速段にアップシフトまたはダウンシフトを行なうとともに、マニュアルモードで2速段以上の変速段を選択したまま車両が停止した時、自動的に1速段にダウンシフトする機能を備えた自動変速機において、
車両停止中にアップスイッチを操作し、2速段以上の変速段で発進したこと、または発進時の変速段を記憶する記憶手段と、
上記記憶手段が2速段以上の変速段で発進したことを記憶している場合、または上記記憶手段が記憶している発進時の変速段が2速段以上である場合に、次に車両が停止した時に自動的に1速段にダウンシフトするのを禁止する禁止手段と、
車速が一定車速を超えた時、上記記憶手段の解除または禁止手段の解除を行なう解除手段と、を備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 上記記憶手段は発進時の変速段を記憶するものであり、
上記禁止手段は自動的にダウンシフトされる停止時の最低変速段を変更できる機能を有し、
上記記憶手段が記憶している発進時の変速段と、上記禁止手段によって自動的にダウンシフトされる停止時の最低変速段とを一致させたことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。 - 上記解除手段は、運転者がマニュアルモードで2速段から1速段へのダウンシフトを実行した時、またはマニュアルモードを解除した時に、上記記憶手段の解除または禁止手段の解除を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機の制御装置。
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