JPH05280637A - 自動変速機用制御機構の誤操作防止装置 - Google Patents

自動変速機用制御機構の誤操作防止装置

Info

Publication number
JPH05280637A
JPH05280637A JP4169307A JP16930792A JPH05280637A JP H05280637 A JPH05280637 A JP H05280637A JP 4169307 A JP4169307 A JP 4169307A JP 16930792 A JP16930792 A JP 16930792A JP H05280637 A JPH05280637 A JP H05280637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range
parking
vehicle speed
predetermined value
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4169307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2943505B2 (ja
Inventor
Toshiharu Furukawa
俊治 古川
Yoshio Shindo
義雄 新藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Publication of JPH05280637A publication Critical patent/JPH05280637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2943505B2 publication Critical patent/JP2943505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車速が所定値以上でPレンジが選択されると
いった誤操作を回避するとともに、このPレンジ達成に
伴う不意のショックに対応可能とする。 【構成】 レンジ制御部20はセレクトスイッチSWか
らのレンジ指示信号と、車速センサ24からの車速信号
とに基づき、車速が第1の所定値以上でPレンジの指示
信号が入力されたときにはPレンジへの切換えを禁止
し、車速が第1の所定値より低い第2の所定値以下のと
きにはPレンジへの切換えを許可し、第1の所定値以下
かつ第2の所定値以上のときには警告信号を出力したあ
とにPレンジへの切換えを許可するように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機において
パーキングレンジを含む各シフトレンジの切換えが電気
的な制御で実現される自動変速機用制御機構の誤操作防
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機において、走行のためのドラ
イブレンジやリバースレンジあるいはパーキングレンジ
やニュートラルレンジといった各シフトレンジの切換え
は、レンジ切換弁(マニュアルバルブ)の切換えにより
行われる。そしてこのレンジ切換弁は一般に手動操作で
切換えられていたが、これを電気的な制御で行う構成の
ものもすでに提案されている。
【0003】例えば実開昭61−82159号公報に
は、セレクトスイッチの切換え操作によるレンジ指示信
号に基づき、自動変速機のシフトレンジを切換えるため
のアクチュエータを駆動制御させる構成が開示されてい
る。この公報では、自動変速機がリバースレンジにシフ
トされ後進している場合において、車速が所定値以上の
ときは、セレクトスイッチの切換え操作をキャンセル
(ニュートラルレンジへの切換え操作のみ許可)すると
ともに警告信号を出力し、車速が所定値以下のときには
セレクトスイッチの切換え操作によるシフトレンジの切
換えを可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報の技術におい
て、車速が所定値以下のときにはセレクトスイッチの操
作によりパーキングレンジへも切換え可能となるが、た
とえ車速が所定値以下であっても運転者が誤ってセレク
トスイッチをパーキングレンジへ操作した場合、運転者
にパーキングレンジに切換える旨の警告をすることなく
パーキングレンジに切換えてしまうと、運転者は不意の
ショックを受けることとなる。そこで車速が所定値以下
のときにセレクトスイッチがパーキングレンジへ操作さ
れた場合は、運転者にパーキングレンジに切換える旨の
警告をしてからパーキングレンジに切換えることによ
り、運転者が受ける不意のショックを防止する方法が考
えられる。
【0005】しかし、運転者が故意にセレクトスイッチ
をパーキングレンジへ操作したときもパーキングレンジ
に切換える旨の警告をしてからパーキングレンジに切換
えると、パーキングレンジに切換える旨の警告する分だ
けパーキングレンジに切換わるまでの時間が長くなり、
任意位置に停車できなくなるおそれがある。
【0006】本発明の技術的課題は、パーキングレンジ
に切換える旨の警告信号を出力せずにパーキングレンジ
に切換えると運転者に不意のショックを与える車速のと
きのみ、パーキングレンジに切換える旨の警告信号を出
力したあとにパーキングレンジに切換えることにより上
記問題を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明における自動変速機用制御機構の誤操作防止
装置は次のように構成されている。
【0008】すなわち自動変速機のレンジ切換弁を駆動
するアクチュエータと、セレクトスイッチの切換え操作
によるレンジ指示信号に基づいて前記アクチュエータを
駆動制御するための駆動信号を出力するレンジ制御部に
より自動変速機のパーキングレンジを含むシフトレンジ
の切換えを行う自動変速機用制御機構において、車速を
検出してその車速信号を前記レンジ制御部に出力する車
速センサを備え、前記レンジ制御部は前記レンジ指示信
号及び前記車速信号に基づき、車速が第1の所定値以上
で前記パーキングレンジの指示信号が入力されたときに
は前記パーキングレンジへの切換えを禁止し、車速が前
記第1の所定値より低い第2の所定値以下で前記パーキ
ングレンジの指示信号が入力されたときには前記パーキ
ングレンジへの切換えを許可し、車速が前記第1の所定
値以下かつ前記第2の所定値以上で前記パーキングレン
ジの指示信号が入力されたときには警告信号を出力した
あとに前記パーキングレンジへの切換えを許可するよう
に構成されている。
【0009】
【作用】この構成において、車速が第1の所定値以上で
走行しているときにセレクトスイッチの切換え操作によ
りパーキングレンジの指示信号がレンジ制御部に入力さ
れたときにはパーキングレンジへの切換えが禁止され、
車速が第1の所定値より低い第2の所定値以下でパーキ
ングレンジの指示信号がレンジ制御部に入力されたとき
にはパーキングレンジへの切換えが許可される。ここ
で、車速が第1の所定値以下かつ第2の所定値以上でパ
ーキングレンジの指示信号がレンジ制御部に入力された
ときには警告信号を出力したあとにパーキングレンジへ
の切換えが許可されるので、運転者はパーキングレンジ
に切換えられたときの不意のショックに備えることがで
きる。
【0010】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面にしたがって説
明する。
【0011】図2に車両の運転席前方の一部が斜視図で
示されている。ステアリングホイール12の近くのステ
アリングコラム部14の左側にはシフトレバー10が配
置され、このシフトレバー10の操作により、後述の自
動変速機ATのシフトレンジを選択するためのセレクト
スイッチSWが切換えられる。なおこのセレクトスイッ
チSWは運転者が直接切換え操作するプッシュ式のスイ
ッチでもよい。また運転席前面の計器パネル16には自
動変速機ATのシフトレンジを表示するレンジインジケ
ータ25が設けられ、図4(a)に示すように自動変速
機ATの現在のシフトレンジと対応する位置を緑色の背
景色で点灯表示する。
【0012】図3に自動変速機のシフトレンジを切換え
るためのレンジ切換弁30及びそのコントロール系の概
要が斜視図で示されている。レンジ切換弁30はスプー
ルバルブ形式であって、自動変速機の制御のための基本
油圧となるライン油圧が供給されている。このレンジ切
換弁30のスプール30aを軸方向に操作することで、
その排出ポートが切換えられて各シフトレンジを設定す
るための摩擦係合装置(図示しない)の係合及び解放が
制御されるようになっている。
【0013】コントロール軸32の軸上にはウォームホ
イール33が固定されている。このウォームホイール3
3に対しては、レンジ切換弁30を切換えるためのアク
チュエータ(直流モータ)50の駆動軸52に形成され
たウォーム54が噛合っている。したがってコントロー
ル軸32には、アクチュエータ50の回転駆動力がウォ
ーム54とウォームホイール33との噛合いにより減速
して伝達される。
【0014】コントロール軸32の回転は、その軸上に
固定されているディテントレバー36の回動を通じてレ
ンジ切換弁30のスプール30aをその軸線方向に移動
させる。なおウォームホイール33の近くには、このウ
ォームホイール33の回転位置、つまりレンジ切換弁3
0の切換え位置を検出できる可変抵抗器などのバルブ位
置センサ22が配置されている。
【0015】ディテントレバー36は扇形状であり、そ
の外周には複数個の凹凸部36aが形成されている。こ
れらの凹凸部36aのうちの一つの凹部に対し、ディテ
ントスプリング38の端部に設けられたローラ38aが
係合している。これによりコントロール軸32の回転位
置、つまりレンジ切換弁30の複数のレンジ切換え位置
を決めるディテント機構34が構成されている。
【0016】図5にパーキングロック機構41が示され
ている。ディテントレバー36に連結するパーキングロ
ッド43はパーキングカム40に相対移動可能に貫通し
ている。またパーキングロッド43には係合部43aが
形成されており係合部43aとパーキングカム40の間
にはスプリング45が介装されている。シフトレバー1
0がパーキング(P)レンジポジションに操作される
と、アクチュエータ50の駆動によりレンジ切換弁30
がPレンジの位置に切換えられ、このときのディテント
レバー36の回動に連動してパーキングロッド43が図
4の右方向に移動する。このときスプリング45のバネ
力によってパーキングカム40も右方向に移動してパー
キングブラケット46を乗越え図5の点線で示される位
置に押上げられる。このパーキングカム40の作用によ
り、パーキング爪42が自動変速機ATの出力軸に固定
されるパーキングギヤ44に噛合わされて車両の出力軸
系がロックされる。
【0017】図1(A)にアクチュエータ50の回転駆
動を制御するための電気制御システムが示されている。
レンジ制御部(SBW制御部)20はマイクロコンピュ
ータが使用され、自動変速機のシフトレンジ切換えのた
めの各種ソフトウェア処理に必要なプログラムを記憶さ
せた読出専用メモリー(ROM)、このプログラムを実
行する中央演算処理装置(CPU)、プログラムに必要
な変数を一時的に記憶する書き込み可能メモリー(RA
M)などを主体として構成されている。
【0018】レンジ制御部20には、セレクトスイッチ
SWの切換え操作によって出力されるレンジ指示信号、
バルブ位置センサ22及び車速を検出する車速センサ2
4から出力されるそれぞれの検出信号が共に入力され
る。またこのレンジ制御部20からは、アクチュエータ
50の駆動回路(図示しない)に対する駆動信号、レン
ジインジケータ25及びボイスナビゲーション制御部2
6に対する信号がそれぞれ出力される。またボイスナビ
ゲーション制御部26は、セレクトスイッチSWが誤操
作された場合などにスピーカ27から音声を出して運転
者に警告する機能を果たす。
【0019】図1(B)にレンジ制御部20によるPレ
ンジへの切換え条件が示されている。車速VがV1(第
1の所定値)以上(V≧V1)であるときはPレンジへ
の切換えが禁止され、車速Vが所定値V0(第2の所定
値)以下(V≦V0)であるときにはPレンジへの切換
えが許可される。また車速VがV0とV1との間の領域
(V0<V<V1)にあるときは、運転者に警告した直
後にPレンジへの切換えが許可される。
【0020】次に上述のように構成された本実施例の作
用について説明する。シフトレバー10の操作によりセ
レクトスイッチSWが切換えられると、そのときのレン
ジ指示信号に応じてレンジ制御部20から出力される駆
動信号に基づきアクチュエータ50が駆動制御され、こ
れによりレンジ切換弁30が切換えられて自動変速機A
Tのシフトレンジが選択される。パーキングレンジが選
択されたときはパーキングロッド機構41も同時に作動
して自動変速機ATの出力軸がロックされる。またレン
ジインジケータ25には自動変速機ATの現在のシフト
レンジと対応する位置が緑色の背景色で点灯表示され
る。
【0021】ここで、たとえばドライブ(D)レンジで
走行中に車速Vが所定値V1以上でシフトレバー10が
Pレンジポジションへ操作され、セレクトスイッチSW
からPレンジの指示信号がレンジ制御部20に入力され
たときには、レンジ制御部20はアクチュエータ50の
駆動回路に対し駆動信号を出力せずに、レンジインジケ
ータ25及びボイスナビゲーション制御部26に対して
警告信号をそれぞれ出力する。警告信号は、図4(b)
に示すようにレンジインジケータ25においてはシフト
レバー10の現在のシフトポジションを示す「P」の背
景色を例えば通常の緑色に代えて赤色の点灯表示とし、
また現在のレンジ切換弁30の位置を示すために「D」
の背景色を緑色の点滅表示させる。一方、ボイスナビゲ
ーション制御部26はそのスピーカ27からの音声によ
り、シフトレバー10をDレンジのポジションに戻すよ
う運転者に警告する。
【0022】逆にDレンジで走行中に車速Vが所定値V
0以下でシフトレバー10がPレンジポジションへ操作
され、セレクトスイッチSWからPレンジの指示信号が
レンジ制御部20に入力されたときには、レンジ制御部
20は通常通りアクチュエータ50の駆動回路に対し駆
動信号を出力しPレンジに切換える。ここで所定値V0
は運転者に警告信号を出力せずにPレンジに切換えて自
動変速機ATの出力軸をロックしても運転者に不意のシ
ョックを与えない最大の速度に設定してあるので、Pレ
ンジに切換えるときに警告信号を出力しなくてもなんら
問題はない。
【0023】Dレンジで走行中に車速Vが所定値V1以
下かつV0以上でシフトレバー10がPレンジポジショ
ンへ操作され、セレクトスイッチSWからPレンジの指
示信号がレンジ制御部20に入力されたときには、車速
Vが所定値V1以上のときと同様にレンジ制御部20は
アクチュエータ50の駆動回路に対し駆動信号を出力せ
ずに、レンジインジケータ25及びボイスナビゲーショ
ン制御部26に対して警告信号をそれぞれ出力する。こ
こで警告信号は、ボイスナビゲーション制御部26にお
いてはそのスピーカ27からの音声により、シフトレバ
ー10をDレンジのポジションに戻すよう運転者に警告
し、所定時間経過してもDレンジに戻されなければPレ
ンジに切換える旨の警告をし、レンジインジケータ25
においては図4(b)に示すようにシフトレバー10の
現在のシフトポジションを示す「P」の背景色を赤色の
点灯とし、また現在のレンジ切換弁30の位置を示すた
めに「D」の背景色を緑色の点滅表示させ、所定時間経
過してもDレンジに戻されずボイスナビゲーション制御
部26でPレンジに切換える旨の警告をしているときに
は、図4(c)に示すように「P」の背景色を例えば赤
色の点灯表示から黄色の点灯表示としたあとPレンジに
切換える構成となっている。
【0024】以上のように本実施例においては、警告信
号を出力せずにPレンジに切換えられると運転者が不意
のショックを受ける車速の時には警告信号を出力した直
後にPレンジに切換えられるので、Pレンジに切換えら
れたときの不意のショックに備えることができる。
【0025】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、本発明がこのような具体例に限定されるものでは
ないことは言うまでもないところであり、特許請求の範
囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含されるもので
ある。
【0026】たとえば、本実施例においてはDレンジで
走行中に車速Vが所定値V1以下かつV0以上でシフト
レバー10がPレンジポジションへ操作されたときは、
Dレンジのまま警告信号を出力する構成であるが、警告
信号出力中はニュートラル(N)レンジに切換え、エン
ジンからの駆動力を断つ構成でも良い。
【0027】また、図5においてパーキングカム40が
点線の位置から実線の位置に移動するとき、すなわちP
レンジから他のレンジに切換えるときにパーキングカム
40がパーキング爪42に噛込むことによってパーキン
グカム40とパーキング爪42との摩擦抵抗が大きくな
る可能性があり、パーキングロッド43の引抜き力Fa
も大きくしなければならない。それに伴って図3に示さ
れるパーキングロッド43を移動させるアクチュエータ
50を設計するにあたって、アクチュエータ50の最大
パワーをこの噛込み時の最大摩擦抵抗に打勝つパーキン
グロッド43の引抜き力を発揮するだけのパワーに設定
しなければならず、ひいてはアクチュエータ50の形状
がそれに合わせて大きくなってしまい搭載スペース上不
利という問題が従来発生していたが、本発明ではこの問
題も以下に述べるように解決できる。すなわちパーキン
グロッド43の引抜き力Faは,パーキング爪42から
パーキングカム40が受ける力Fb、パーキングカム4
0とパーキング爪42との接触面の摩擦係数μ、パーキ
ングカム40のテーパ角αによって決定され、 Fa=2Fb(μ− tanα) という式で表されるので、摩擦係数μが大きくなれば引
抜き力Faも大きくなってしまう。
【0028】したがって上式から分かるようにテーパ角
αを増せば引抜き力Faが小さくなるので、テーパ角α
を大きくすることによって引抜き力Faを小さくし、ア
クチュエータ50の最大パワーを小さく設定できる。
【0029】ここでテーパ角αを大きくすると、パーキ
ングカム40が自然に抜けやすくなるのでスプリング4
5のバネ力を大きくしなければならない。しかしバネ力
が大きくなるとパーキングカム40が右方向に動く速
度、すなわちパーキング爪42がパーキングギヤ44に
噛込む速度(ラチェッティングスピード)が大きくな
り、それに伴ってパーキングギヤ44の回転速度が大き
くても(車速Vが高くても)パーキング爪42がパーキ
ングギヤ44に噛込んで車両の駆動系がロックされてし
まう。ところが、本発明では車速Vが所定値以上ではP
レンジへの切換えを禁止する制御を行っているので高車
速で車両の駆動系がロックすることはないのでなんら問
題はない。
【0030】また、例えばテーパ角αが小さくラチェッ
ティングスピードが小さいが故に車速Vが3km以上では
パーキング爪42がパーキングギヤ44に噛込むことが
不可能な場合、図1(B)において、V0を4kmに設定
して4km以下ではPレンジへの切換えを無条件に許可す
る制御を行っても車速Vが3kmになるまではPレンジに
切換えられない。しかし前述のようにテーパ角αが大き
くラチェッティングスピードを大きくしたものでは、車
速Vが4km以下となるとPレンジへの切換えが行われ
る。すなわち、ラチェッティングスピードを高めること
により、より高い車速でもPレンジへの切換えを行うこ
とができるようになる。
【0031】
【発明の効果】このように本発明は、車速が第1の所定
値以上でパーキングレンジの指示信号が入力されたとき
にはパーキングレンジへの切換えを禁止し、車速が第1
の所定値より低い第2の所定値以下でパーキングレンジ
の指示信号が入力されたときにはパーキングレンジへの
切換えを許可し、車速が第1の所定値以下かつ第2の所
定値以上でパーキングレンジの指示信号が入力されたと
きには警告信号を出力したあとにパーキングレンジへの
切換えを許可するように構成されているので、たとえ低
速でも発生するパーキングレンジへの切換えに伴う不意
のショックに備えさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機のシフトレンジを切換えるための電
気制御システム図である。
【図2】車両の運転席前方の一部を表した斜視図であ
る。
【図3】レンジ切換弁とそのコントロール系の概要を表
した斜視図である。
【図4】レンジインジケータの作動を表した図である。
【図5】パーキングロック機構を表した図である。
【符号の説明】
20・・・レンジ制御部 22・・・バルブ位置センサ 24・・・車速センサ 30・・・レンジ切換弁 50・・・アクチュエータ SW・・・セレクトスイッチ AT・・・自動変速機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のレンジ切換弁を駆動するア
    クチュエータと、セレクトスイッチの切換え操作による
    レンジ指示信号に基づいて前記アクチュエータを駆動制
    御するための駆動信号を出力するレンジ制御部により自
    動変速機のパーキングレンジを含むシフトレンジの切換
    えを行う自動変速機用制御機構において、 車速を検出してその車速信号を前記レンジ制御部に出力
    する車速センサを備え、前記レンジ制御部は前記レンジ
    指示信号及び前記車速信号に基づき、車速が第1の所定
    値以上で前記パーキングレンジの指示信号が入力された
    ときには前記パーキングレンジへの切換えを禁止し、車
    速が前記第1の所定値より低い第2の所定値以下で前記
    パーキングレンジの指示信号が入力されたときには前記
    パーキングレンジへの切換えを許可し、車速が前記第1
    の所定値以下かつ前記第2の所定値以上で前記パーキン
    グレンジの指示信号が入力されたときには警告信号を出
    力したあとに前記パーキングレンジへの切換えを許可す
    るように構成されていることを特徴とする自動変速機用
    制御機構の誤操作防止装置。
JP16930792A 1992-02-05 1992-06-26 自動変速機用制御機構の誤操作防止装置 Expired - Fee Related JP2943505B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-56434 1992-02-05
JP5643492 1992-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05280637A true JPH05280637A (ja) 1993-10-26
JP2943505B2 JP2943505B2 (ja) 1999-08-30

Family

ID=13026985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16930792A Expired - Fee Related JP2943505B2 (ja) 1992-02-05 1992-06-26 自動変速機用制御機構の誤操作防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2943505B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1103744A2 (en) 1999-11-25 2001-05-30 Nissan Motor Company, Limited Parking lock device and method for automatic transmission
JP2005069407A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Toyota Motor Corp 動力伝達機構の制御装置
JP2008291895A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Toyota Motor Corp 車両用制御装置
EP2000708A2 (en) 2007-06-06 2008-12-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for vehicle and parking mechanism
DE112008000048T5 (de) 2007-05-24 2009-09-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Fahrzeugsteuervorrichtung
WO2010110057A1 (en) * 2009-03-25 2010-09-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shifting control device for vehicle
JP2011080565A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
WO2011145423A1 (ja) * 2010-05-17 2011-11-24 日産自動車株式会社 車両の電源失陥時安全対策制御装置
CN102352919A (zh) * 2011-06-08 2012-02-15 重庆金美通信有限责任公司 一种变速箱档位锁定器

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6401899B1 (en) 1999-11-25 2002-06-11 Nissan Motor Co., Ltd. Parking lock device and method for automatic transmission
EP1103744A3 (en) * 1999-11-25 2004-01-02 Nissan Motor Company, Limited Parking lock device and method for automatic transmission
EP1103744A2 (en) 1999-11-25 2001-05-30 Nissan Motor Company, Limited Parking lock device and method for automatic transmission
JP2005069407A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Toyota Motor Corp 動力伝達機構の制御装置
JP2008291895A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Toyota Motor Corp 車両用制御装置
US8047963B2 (en) 2007-05-24 2011-11-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control apparatus
DE112008000048T5 (de) 2007-05-24 2009-09-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Fahrzeugsteuervorrichtung
DE112008000048B8 (de) * 2007-05-24 2019-08-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fahrzeugsteuervorrichtung
DE112008000048B4 (de) 2007-05-24 2019-05-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fahrzeugsteuervorrichtung
EP2000708A2 (en) 2007-06-06 2008-12-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for vehicle and parking mechanism
US7735619B2 (en) 2007-06-06 2010-06-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for vehicle and parking mechanism
WO2010110057A1 (en) * 2009-03-25 2010-09-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shifting control device for vehicle
CN102365482A (zh) * 2009-03-25 2012-02-29 丰田自动车株式会社 车辆换档控制装置
US8494734B2 (en) 2009-03-25 2013-07-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Shifting control device for vehicle
JP2010223392A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Toyota Motor Corp 車両用シフト制御装置
JP2011080565A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
WO2011145423A1 (ja) * 2010-05-17 2011-11-24 日産自動車株式会社 車両の電源失陥時安全対策制御装置
JP2011241869A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Nissan Motor Co Ltd 車両の電源失陥時安全対策制御装置
CN102352919A (zh) * 2011-06-08 2012-02-15 重庆金美通信有限责任公司 一种变速箱档位锁定器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2943505B2 (ja) 1999-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6542804B2 (en) Automatic transmission controller having automatic-shifting-to-neutral control
US8386141B2 (en) Vehicle control system
US6699155B2 (en) Vehicle transmission controller
EP3379370B1 (en) Shift by wire gear shift actuator
US6559764B1 (en) Automatic gearbox for motor vehicles
JPH05280637A (ja) 自動変速機用制御機構の誤操作防止装置
JPH0672296A (ja) 車両の自動パーキング装置
JP4358194B2 (ja) 自動変速機の制御装置
US5514048A (en) Interlocked control lever system with engine starting interlock circuit for an off-highway implement
JP2762834B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP4940513B2 (ja) 変速機のシフト制御装置
JPH05203036A (ja) 車両用制御装置
JPS58105828A (ja) 自動変速機の電動式レンジ切換装置
JPH05248523A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2720700B2 (ja) 車両制御装置
JP5234309B2 (ja) 変速制御装置
JPH0718065U (ja) 電動オートチェンジ
JPH10103506A (ja) 自動変速機付車両の制御装置
JP4707894B2 (ja) 自動変速機のシフトレンジ切換え制御装置
JPH0718064U (ja) 電動オートチェンジ
JP2003034159A (ja) 変速機のシフト制御装置
JPH059974Y2 (ja)
JPH0235546Y2 (ja)
JPH0560220A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH0536732Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees