JP2003166162A - ガラス不織布及び積層板 - Google Patents
ガラス不織布及び積層板Info
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- JP2003166162A JP2003166162A JP2001361676A JP2001361676A JP2003166162A JP 2003166162 A JP2003166162 A JP 2003166162A JP 2001361676 A JP2001361676 A JP 2001361676A JP 2001361676 A JP2001361676 A JP 2001361676A JP 2003166162 A JP2003166162 A JP 2003166162A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性と絶縁信頼性が向上されたガラス不織
布を提供する。 【解決手段】 ガラス繊維同士をバインダーにて接合し
たガラス不織布に関する。熱硬化性樹脂、オキサゾリン
基を含有するメタクリル系及びアクリル−スチレン系の
うちの少なくともいずれかの水性樹脂、並びにエポキシ
シランカップリング剤を含有するバインダーを用いる。
布を提供する。 【解決手段】 ガラス繊維同士をバインダーにて接合し
たガラス不織布に関する。熱硬化性樹脂、オキサゾリン
基を含有するメタクリル系及びアクリル−スチレン系の
うちの少なくともいずれかの水性樹脂、並びにエポキシ
シランカップリング剤を含有するバインダーを用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層板の基材とし
て用いられるガラス不織布、及びこのガラス不織布を基
材とする積層板に関するものである。
て用いられるガラス不織布、及びこのガラス不織布を基
材とする積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板の作製にあたって
は、ガラス繊維基材等の基材を有するプリプレグを成形
硬化することにより得られる積層板に、回路形成を施す
ことが行われている。
は、ガラス繊維基材等の基材を有するプリプレグを成形
硬化することにより得られる積層板に、回路形成を施す
ことが行われている。
【0003】近年、印刷印刷配線板の回路の高密度化や
グリーン化などが要求され、高密度実装時の基板の発熱
に対して、あるいは共晶はんだよりも高融点の鉛フリー
半田などの使用に対して、高い耐熱性をもつ積層板が必
要とされている。また、配線板用途のためには、積層板
に優れた長期絶縁信頼性が必要とされる。
グリーン化などが要求され、高密度実装時の基板の発熱
に対して、あるいは共晶はんだよりも高融点の鉛フリー
半田などの使用に対して、高い耐熱性をもつ積層板が必
要とされている。また、配線板用途のためには、積層板
に優れた長期絶縁信頼性が必要とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式で製造されたコンポジット積層板等の積層板は、高
密度実装による基板の発熱や、鉛フリー半田のような高
融点の半田を使用する際に、十分な耐熱性を有しておら
ず、また長期絶縁信頼性の不充分なものであった。
方式で製造されたコンポジット積層板等の積層板は、高
密度実装による基板の発熱や、鉛フリー半田のような高
融点の半田を使用する際に、十分な耐熱性を有しておら
ず、また長期絶縁信頼性の不充分なものであった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、耐熱性及び長期絶縁信頼性が向上されたガラス不
織布、及びこのガラス不織布を基材とすることにより耐
熱性及び長期絶縁信頼性が向上された積層板を提供する
ことを目的とするものである。
あり、耐熱性及び長期絶縁信頼性が向上されたガラス不
織布、及びこのガラス不織布を基材とすることにより耐
熱性及び長期絶縁信頼性が向上された積層板を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガラス不織
布は、ガラス繊維同士をバインダーにて接合したガラス
不織布において、熱硬化性樹脂、オキサゾリン基を含有
するメタクリル系及びアクリル−スチレン系のうちの少
なくともいずれかの水性樹脂、並びにエポキシシランカ
ップリング剤を含有するバインダーを用いて成ることを
特徴とするものである。
布は、ガラス繊維同士をバインダーにて接合したガラス
不織布において、熱硬化性樹脂、オキサゾリン基を含有
するメタクリル系及びアクリル−スチレン系のうちの少
なくともいずれかの水性樹脂、並びにエポキシシランカ
ップリング剤を含有するバインダーを用いて成ることを
特徴とするものである。
【0007】固形分量でのバインダー中の上記の熱硬化
性樹脂と水性樹脂の総量に対する、熱硬化性樹脂の含有
量は80〜95質量%とし、水性樹脂の含有量は5〜2
0質量%とすることが好ましい。
性樹脂と水性樹脂の総量に対する、熱硬化性樹脂の含有
量は80〜95質量%とし、水性樹脂の含有量は5〜2
0質量%とすることが好ましい。
【0008】また、バインダー中の上記の熱硬化性樹脂
と水性樹脂との固形分の総量に対するエポキシシランカ
ップリング剤の含有量は2〜5質量%とすることが好ま
しい。
と水性樹脂との固形分の総量に対するエポキシシランカ
ップリング剤の含有量は2〜5質量%とすることが好ま
しい。
【0009】また、エポキシシランカップリング剤とし
て、アルコキシル基変性エポキシシランカップリング剤
を用いることも好ましい。
て、アルコキシル基変性エポキシシランカップリング剤
を用いることも好ましい。
【0010】更に、ガラス不織布の総量に対するバイン
ダーの付着量を10〜20質量%とすることが好まし
い。
ダーの付着量を10〜20質量%とすることが好まし
い。
【0011】また、本発明に係る積層板は、上記のよう
なガラス不織布を基材して成ることを特徴とするもので
ある。
なガラス不織布を基材して成ることを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0013】ガラス不織布のバインダーは、熱硬化性樹
脂、水性樹脂及びエポキシシランカップリング剤を含有
するものであり、これによりガラス不織布の耐熱性が向
上される。
脂、水性樹脂及びエポキシシランカップリング剤を含有
するものであり、これによりガラス不織布の耐熱性が向
上される。
【0014】熱硬化性樹脂としては、ビスフェノールA
型、ビスフェノールF型等のビスフェノール型エポキシ
樹脂、これらのビスフェノール型エポキシ樹脂のハロゲ
ン化物、フェノールノボラック型、クレゾールノボラッ
ク型等のノボラック型エポキシ樹脂、脂肪族型エポキシ
樹脂、アミン型エポキシ樹脂、共重合型エポキシ樹脂、
脂環式エポキシ樹脂などが挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
型、ビスフェノールF型等のビスフェノール型エポキシ
樹脂、これらのビスフェノール型エポキシ樹脂のハロゲ
ン化物、フェノールノボラック型、クレゾールノボラッ
ク型等のノボラック型エポキシ樹脂、脂肪族型エポキシ
樹脂、アミン型エポキシ樹脂、共重合型エポキシ樹脂、
脂環式エポキシ樹脂などが挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0015】水性樹脂としては、メタクリル系主鎖に対
してオキサゾリン基が付与されたもの及びアクリル−ス
チレン系主鎖に対してオキサゾリン基が付与されたもの
が用いられるものであり、このうちのいずれか一方を用
い、あるいは双方共が用いられる。このオキサゾリン基
を含有するメタクリル系及びアクリル−スチレン系の水
性樹脂は、熱硬化性樹脂の架橋剤として機能する。さら
に、この水性樹脂はガラス転移点(Tg)の高いメタク
リル系とアクリル−スチレン系の樹脂のうち少なくとも
いずれかであるから、熱硬化性樹脂の架橋剤として機能
するだけでなく、熱硬化性樹脂のガラス転移点(Tg)
を一層向上させる効果を有する。このため、ガラス不織
布のバインダーとして熱硬化性樹脂と併用した場合に、
従来の架橋剤と比較してガラス不織布の耐熱性を著しく
向上させることができ、このガラス不織布を基材として
積層板を形成すると、優れた耐熱性を有する積層板が得
られる。
してオキサゾリン基が付与されたもの及びアクリル−ス
チレン系主鎖に対してオキサゾリン基が付与されたもの
が用いられるものであり、このうちのいずれか一方を用
い、あるいは双方共が用いられる。このオキサゾリン基
を含有するメタクリル系及びアクリル−スチレン系の水
性樹脂は、熱硬化性樹脂の架橋剤として機能する。さら
に、この水性樹脂はガラス転移点(Tg)の高いメタク
リル系とアクリル−スチレン系の樹脂のうち少なくとも
いずれかであるから、熱硬化性樹脂の架橋剤として機能
するだけでなく、熱硬化性樹脂のガラス転移点(Tg)
を一層向上させる効果を有する。このため、ガラス不織
布のバインダーとして熱硬化性樹脂と併用した場合に、
従来の架橋剤と比較してガラス不織布の耐熱性を著しく
向上させることができ、このガラス不織布を基材として
積層板を形成すると、優れた耐熱性を有する積層板が得
られる。
【0016】また、エポキシシランカップリング剤とし
ては適宜のものが用いられ、変性エポキシシランカップ
リング剤を用いることもできる。特にアルコキシル基変
性されたものを用いると、ガラス不織布の耐熱性を著し
く向上できる。
ては適宜のものが用いられ、変性エポキシシランカップ
リング剤を用いることもできる。特にアルコキシル基変
性されたものを用いると、ガラス不織布の耐熱性を著し
く向上できる。
【0017】また、このようなバインダーを用いて得ら
れるガラス不織布は長期絶縁信頼性が高く、このガラス
不織布を基材として積層板を形成すると、優れた長期絶
縁信頼性を有する積層板が得られる。
れるガラス不織布は長期絶縁信頼性が高く、このガラス
不織布を基材として積層板を形成すると、優れた長期絶
縁信頼性を有する積層板が得られる。
【0018】上記の成分のうち、熱硬化性樹脂と水性樹
脂の含有量は、バインダー中の熱硬化性樹脂と水性樹脂
の総量に対して、熱硬化性樹脂の含有量を80〜95質
量%とし、水性樹脂の含有量を5〜20質量%とするこ
とが好ましいものであり、この範囲において、ガラス不
織布は特に優れた耐熱性を有する。このとき、上記範囲
よりも熱硬化性樹脂の含有量が多くなる場合(すなわち
水性樹脂の含有量が少なくなる場合)、あるいは熱硬化
性樹脂の含有量が少なくなる場合(すなわち水性樹脂の
含有量が多くなる場合)には、含有量を上記範囲とした
場合ほどの耐熱性が得られないことがある。
脂の含有量は、バインダー中の熱硬化性樹脂と水性樹脂
の総量に対して、熱硬化性樹脂の含有量を80〜95質
量%とし、水性樹脂の含有量を5〜20質量%とするこ
とが好ましいものであり、この範囲において、ガラス不
織布は特に優れた耐熱性を有する。このとき、上記範囲
よりも熱硬化性樹脂の含有量が多くなる場合(すなわち
水性樹脂の含有量が少なくなる場合)、あるいは熱硬化
性樹脂の含有量が少なくなる場合(すなわち水性樹脂の
含有量が多くなる場合)には、含有量を上記範囲とした
場合ほどの耐熱性が得られないことがある。
【0019】また、エポキシシランカップリング剤の含
有量については、バインダー中の熱硬化性樹脂と水性樹
脂の総量に対して、エポキシシランカップリング剤の含
有量を2〜5質量%とすることが、ガラス不織布に優れ
た強度と耐熱性とを付与する上で好ましい。このエポキ
シシランカップリング剤の含有量が前記の範囲よりも少
なくなるとガラス繊維とバインダーとの密着性が低下し
てガラス不織布の強度が十分に得られなくなるおそれが
あり、また前記の範囲よりも多くなると、ガラス繊維と
バインダーとの間でのカップリング剤の層が厚くなりす
ぎてオイル状物(物理吸着層)が形成されてしまい、ガ
ラス繊維とバインダーとの間で化学的な結合が得られな
くなって結合力が低下し、耐熱性が低下する原因となる
場合がある。
有量については、バインダー中の熱硬化性樹脂と水性樹
脂の総量に対して、エポキシシランカップリング剤の含
有量を2〜5質量%とすることが、ガラス不織布に優れ
た強度と耐熱性とを付与する上で好ましい。このエポキ
シシランカップリング剤の含有量が前記の範囲よりも少
なくなるとガラス繊維とバインダーとの密着性が低下し
てガラス不織布の強度が十分に得られなくなるおそれが
あり、また前記の範囲よりも多くなると、ガラス繊維と
バインダーとの間でのカップリング剤の層が厚くなりす
ぎてオイル状物(物理吸着層)が形成されてしまい、ガ
ラス繊維とバインダーとの間で化学的な結合が得られな
くなって結合力が低下し、耐熱性が低下する原因となる
場合がある。
【0020】上記のような組成を有するバインダーの、
ガラス不織布における付着量は、ガラス不織布全体の総
量に対して10〜20質量%の範囲とすることが、ガラ
ス不織布に優れた強度と耐熱性とを付与する上で好まし
い。この付着量が前記の範囲よりも少ないとガラス不織
布の強度が低下する傾向があり、また前記の範囲より多
いと耐熱性が低下する傾向がある。
ガラス不織布における付着量は、ガラス不織布全体の総
量に対して10〜20質量%の範囲とすることが、ガラ
ス不織布に優れた強度と耐熱性とを付与する上で好まし
い。この付着量が前記の範囲よりも少ないとガラス不織
布の強度が低下する傾向があり、また前記の範囲より多
いと耐熱性が低下する傾向がある。
【0021】ガラス不織布は、例えばガラス繊維を水等
に分散させた繊維分散液を用いて抄紙法等によりシート
状に形成し、このシート状物に上記のバインダーを含浸
させ、加熱により樹脂成分を硬化させることにより得る
ことができる。このときの加熱条件は、加熱温度200
〜300℃、加熱時間60〜90秒間とすることが好ま
しい。
に分散させた繊維分散液を用いて抄紙法等によりシート
状に形成し、このシート状物に上記のバインダーを含浸
させ、加熱により樹脂成分を硬化させることにより得る
ことができる。このときの加熱条件は、加熱温度200
〜300℃、加熱時間60〜90秒間とすることが好ま
しい。
【0022】このようなガラス不織布を基材(補強材)
として積層板を作製すると、耐熱性に優れた積層板が得
られる。このとき積層板は、上記のようにして得たガラ
ス不織布に樹脂組成物を含浸し、これを単独で用いる
か、または樹脂組成物を含浸したガラス織布、紙等の他
の基材と組合せて重ね、更に必要に応じて片側又は両側
に銅箔等の金属箔を重ねて、加熱加圧成形することによ
り得ることができる。他の基材に樹脂組成物を含浸した
ものと組み合わせた場合にはコンポジット積層板が得ら
れる。
として積層板を作製すると、耐熱性に優れた積層板が得
られる。このとき積層板は、上記のようにして得たガラ
ス不織布に樹脂組成物を含浸し、これを単独で用いる
か、または樹脂組成物を含浸したガラス織布、紙等の他
の基材と組合せて重ね、更に必要に応じて片側又は両側
に銅箔等の金属箔を重ねて、加熱加圧成形することによ
り得ることができる。他の基材に樹脂組成物を含浸した
ものと組み合わせた場合にはコンポジット積層板が得ら
れる。
【0023】積層板の製造に用いられる樹脂組成物とし
ては、積層板用途に用いられるものであれば特に限定さ
れないが、特に連続工法で積層板を製造する場合には成
形の際に加圧力を大きく作用させることができないため
に、樹脂成分としては硬化反応の際に水分等の揮発分を
発生させないもの、例えばエポキシ樹脂や不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂などを含むものが好ま
しい。
ては、積層板用途に用いられるものであれば特に限定さ
れないが、特に連続工法で積層板を製造する場合には成
形の際に加圧力を大きく作用させることができないため
に、樹脂成分としては硬化反応の際に水分等の揮発分を
発生させないもの、例えばエポキシ樹脂や不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂などを含むものが好ま
しい。
【0024】積層板の作製は適宜の手法によってされる
ものであり、一般的に用いられているプレス工法や、特
公平6−26864号公報等に開示されているような連
続工法を適用することができる。
ものであり、一般的に用いられているプレス工法や、特
公平6−26864号公報等に開示されているような連
続工法を適用することができる。
【0025】プレス工法による積層板の作製法を具体的
に挙げると、まずガラス不織布にエポキシ樹脂等の熱硬
化性樹脂を含む樹脂組成物を含浸させ、加熱乾燥するこ
とにより樹脂組成物を半硬化状態(Bステージ状態)と
し、プリプレグを作製する。またコンポジット積層板を
作製する場合には、ガラス織布、紙等の他の基材を用い
て、同様にして他の基材からなるプリプレグを作製す
る。
に挙げると、まずガラス不織布にエポキシ樹脂等の熱硬
化性樹脂を含む樹脂組成物を含浸させ、加熱乾燥するこ
とにより樹脂組成物を半硬化状態(Bステージ状態)と
し、プリプレグを作製する。またコンポジット積層板を
作製する場合には、ガラス織布、紙等の他の基材を用い
て、同様にして他の基材からなるプリプレグを作製す
る。
【0026】次いで、このようにして得られるプリプレ
グに、必要に応じてその片面側又は両面側に銅箔等の金
属箔を重ねて、加熱加圧成形を施す。プリプレグは一枚
のみを用いても良く、必要に応じて複数枚重ね合わせて
も良い。またコンポジット積層板を作製する場合には、
上記のガラス不織布を用いて得られるプリプレグと、ガ
ラス織布、紙等の他の基材を用いて得られるプリプレグ
とを組み合わせて重ね合わせるものである。
グに、必要に応じてその片面側又は両面側に銅箔等の金
属箔を重ねて、加熱加圧成形を施す。プリプレグは一枚
のみを用いても良く、必要に応じて複数枚重ね合わせて
も良い。またコンポジット積層板を作製する場合には、
上記のガラス不織布を用いて得られるプリプレグと、ガ
ラス織布、紙等の他の基材を用いて得られるプリプレグ
とを組み合わせて重ね合わせるものである。
【0027】また積層板の作製法の他の一例を挙げると
(図1参照)、ガラス不織布1や、あるいはガラス織布
等の他の基材2としては長尺に形成されたものを用い、
このガラス不織布1や他の基材2はロール状に巻回され
たものから連続的に繰り出されて、樹脂含浸装置3を通
過することにより樹脂組成物が含浸されて長尺の樹脂含
浸基材4が得られる。樹脂含浸装置3におけるガラス不
織布1や他の基材2への樹脂組成物の含浸は、浸漬法や
接触法等任意の方法でおこなうことができる。
(図1参照)、ガラス不織布1や、あるいはガラス織布
等の他の基材2としては長尺に形成されたものを用い、
このガラス不織布1や他の基材2はロール状に巻回され
たものから連続的に繰り出されて、樹脂含浸装置3を通
過することにより樹脂組成物が含浸されて長尺の樹脂含
浸基材4が得られる。樹脂含浸装置3におけるガラス不
織布1や他の基材2への樹脂組成物の含浸は、浸漬法や
接触法等任意の方法でおこなうことができる。
【0028】このとき複数枚の樹脂含浸基材4を同時に
作製するものであり、このときガラス不織布1に含浸さ
れる樹脂組成物と、他の基材に含浸される樹脂組成物と
は、同一組成のものであっても、異なる組成のものであ
っても良い。
作製するものであり、このときガラス不織布1に含浸さ
れる樹脂組成物と、他の基材に含浸される樹脂組成物と
は、同一組成のものであっても、異なる組成のものであ
っても良い。
【0029】このようにして得られる複数枚の樹脂含浸
基材4が更に送りロール5によって一対のラミネートロ
ール6間へと連続的に送られる。
基材4が更に送りロール5によって一対のラミネートロ
ール6間へと連続的に送られる。
【0030】上記のようにして複数枚の樹脂含浸基材
4,4・・・を送りロール5で送りながら連続的にラミ
ネートロール6を通過させて複数枚の樹脂含浸基材4,
4・・・を重ねる。このとき図示の例ではガラス不織布
1からなる二枚の樹脂含浸基材4aを重ねると共に、そ
の両側にそれぞれガラス織布等の他の基材2からなる樹
脂含浸基材4bが重ねられる。尚、重ね合わされる樹脂
含浸基材4の枚数、種類、配置位置等は積層板の設計に
応じて適宜変更されるものであり、また他の基材2を用
いずにガラス不織布1からなる樹脂含浸基材4aのみを
複数枚重ね合わせてもよい。
4,4・・・を送りロール5で送りながら連続的にラミ
ネートロール6を通過させて複数枚の樹脂含浸基材4,
4・・・を重ねる。このとき図示の例ではガラス不織布
1からなる二枚の樹脂含浸基材4aを重ねると共に、そ
の両側にそれぞれガラス織布等の他の基材2からなる樹
脂含浸基材4bが重ねられる。尚、重ね合わされる樹脂
含浸基材4の枚数、種類、配置位置等は積層板の設計に
応じて適宜変更されるものであり、また他の基材2を用
いずにガラス不織布1からなる樹脂含浸基材4aのみを
複数枚重ね合わせてもよい。
【0031】また、このラミネートロール6間には、長
尺に形成される銅箔などの金属箔7が送られ、これによ
り複数枚の樹脂含浸基材4,4・・・は両側に金属箔8
を重ねながらラミネートロール6を連続的に通過して金
属箔7がラミネートされる。ここで、金属箔7を積層し
ない場合には、金属箔7の代わりにポリエチレンテレフ
タレート等の耐熱性を有する長尺の離型シートを用いて
積層させるようにするものであり、また片面金属張り積
層板を製造する場合には、金属箔7が配置されない側に
は同様に離型シートを用いて積層させるようにするもの
である。
尺に形成される銅箔などの金属箔7が送られ、これによ
り複数枚の樹脂含浸基材4,4・・・は両側に金属箔8
を重ねながらラミネートロール6を連続的に通過して金
属箔7がラミネートされる。ここで、金属箔7を積層し
ない場合には、金属箔7の代わりにポリエチレンテレフ
タレート等の耐熱性を有する長尺の離型シートを用いて
積層させるようにするものであり、また片面金属張り積
層板を製造する場合には、金属箔7が配置されない側に
は同様に離型シートを用いて積層させるようにするもの
である。
【0032】そしてこの積層物を硬化炉8等に連続的に
送って低加圧で加圧しながら加熱し、あるいは無加圧で
加熱することによって、積層板10を連続的に製造する
ことができる。このようにして得られる長尺な積層板1
0は、更にシャーカッター等の切断機9によって切断さ
れて、短尺の(枚葉状の)複数枚の積層板10が連続的
に得られる。
送って低加圧で加圧しながら加熱し、あるいは無加圧で
加熱することによって、積層板10を連続的に製造する
ことができる。このようにして得られる長尺な積層板1
0は、更にシャーカッター等の切断機9によって切断さ
れて、短尺の(枚葉状の)複数枚の積層板10が連続的
に得られる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述する。
【0034】(実施例1)繊維径9μm、繊維長13m
mのアミノ/エポキシシランカップリング剤処理された
ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製の「CS13JA
−GP177G」)を水中に分散させた繊維分散液を抄
紙機を用いて抄紙することによりシート状物を形成し
た。
mのアミノ/エポキシシランカップリング剤処理された
ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製の「CS13JA
−GP177G」)を水中に分散させた繊維分散液を抄
紙機を用いて抄紙することによりシート状物を形成し
た。
【0035】一方、ビスフェノールA型エポキシ樹脂エ
マルジョン(大日本インキ化学工業株式会社製、品番
「EN−0270」)と、メタクリル系のオキサゾリン
基含有水溶性樹脂(日本触媒社製、品番「WS−50
0」)と、エポキシシランカップリング剤(日本ユニカ
ー社製、品番「A−187」)とを配合してバインダー
を調製した。ここで、各成分の配合量は、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂エマルジョン中の固形分90質量部
に対するオキサゾリン基含有水溶性樹脂の固形分の配合
量を10質量部とし、これらの樹脂固形分の総量に対す
るエポキシシランカップリング剤の配合量を5質量%と
した。
マルジョン(大日本インキ化学工業株式会社製、品番
「EN−0270」)と、メタクリル系のオキサゾリン
基含有水溶性樹脂(日本触媒社製、品番「WS−50
0」)と、エポキシシランカップリング剤(日本ユニカ
ー社製、品番「A−187」)とを配合してバインダー
を調製した。ここで、各成分の配合量は、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂エマルジョン中の固形分90質量部
に対するオキサゾリン基含有水溶性樹脂の固形分の配合
量を10質量部とし、これらの樹脂固形分の総量に対す
るエポキシシランカップリング剤の配合量を5質量%と
した。
【0036】そして、上記のシート状物にバインダーを
含浸させ、230℃で90分間加熱することにより、バ
インダーの付着量が15質量%、坪量50g/m2のガ
ラス不織布を得た。
含浸させ、230℃で90分間加熱することにより、バ
インダーの付着量が15質量%、坪量50g/m2のガ
ラス不織布を得た。
【0037】(実施例2)エポキシシランカップリング
剤(日本ユニカー社製、品番「A−187」)の代わり
に、アルコキシル基変性エポキシシランカップリング剤
(日本ユニカー社製、品番「AZ−6204」)を用い
た以外は、実施例1と同様にして、ガラス不織布を得
た。
剤(日本ユニカー社製、品番「A−187」)の代わり
に、アルコキシル基変性エポキシシランカップリング剤
(日本ユニカー社製、品番「AZ−6204」)を用い
た以外は、実施例1と同様にして、ガラス不織布を得
た。
【0038】(実施例3)メタクリル系のオキサゾリン
基含有水溶性樹脂(日本触媒社製、品番「WS−50
0」)の代わりに、アクリル−スチレン系のオキサゾリ
ン基含有水溶性樹脂(日本触媒社製、品番「K−203
0E」)を用いた以外は、実施例1と同様にして、ガラ
ス不織布を得た。
基含有水溶性樹脂(日本触媒社製、品番「WS−50
0」)の代わりに、アクリル−スチレン系のオキサゾリ
ン基含有水溶性樹脂(日本触媒社製、品番「K−203
0E」)を用いた以外は、実施例1と同様にして、ガラ
ス不織布を得た。
【0039】(実施例4)バインダー中のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂エマルジョンの固形分75質量部に
対するオキサゾリン基含有水溶性樹脂の固形分の配合量
を25質量部とした以外は、実施例1と同様にして、ガ
ラス不織布を得た。
ルA型エポキシ樹脂エマルジョンの固形分75質量部に
対するオキサゾリン基含有水溶性樹脂の固形分の配合量
を25質量部とした以外は、実施例1と同様にして、ガ
ラス不織布を得た。
【0040】(比較例1)オキサゾリン基含有水溶性樹
脂(日本触媒社製、品番「K−2030E」)の代わり
に水溶性メラミン樹脂(大日本インキ化学工業株式会社
製、品番「ベッカミンAPM」)を用いた以外は、実施
例1と同様にして、ガラス不織布を得た。
脂(日本触媒社製、品番「K−2030E」)の代わり
に水溶性メラミン樹脂(大日本インキ化学工業株式会社
製、品番「ベッカミンAPM」)を用いた以外は、実施
例1と同様にして、ガラス不織布を得た。
【0041】(比較例2)エポキシシランカップリング
剤の代わりに、ビニルシランカップリング剤(日本ユニ
カー社製、品番「A−172」)を用いた以外は実施例
1と同様にして、ガラス不織布を得た。
剤の代わりに、ビニルシランカップリング剤(日本ユニ
カー社製、品番「A−172」)を用いた以外は実施例
1と同様にして、ガラス不織布を得た。
【0042】(比較例3)ビスフェノールA型エポキシ
樹脂エマルジョン(大日本インキ化学工業株式会社製、
品番「EN−0270」)とアミン系硬化剤(住友化学
工業株式会社製、品番「TEPA」)とエポキシシラン
カップリング剤(日本ユニカー社製、品番「A−18
7」)とを配合してバインダーを調製した。ここで、各
成分の配合量は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂エマ
ルジョン中の固形分85質量部に対するアミン系硬化剤
の配合量を15質量部とし、これらの樹脂固形分の総量
に対するエポキシシランカップリング剤の配合量を5質
量%とした。
樹脂エマルジョン(大日本インキ化学工業株式会社製、
品番「EN−0270」)とアミン系硬化剤(住友化学
工業株式会社製、品番「TEPA」)とエポキシシラン
カップリング剤(日本ユニカー社製、品番「A−18
7」)とを配合してバインダーを調製した。ここで、各
成分の配合量は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂エマ
ルジョン中の固形分85質量部に対するアミン系硬化剤
の配合量を15質量部とし、これらの樹脂固形分の総量
に対するエポキシシランカップリング剤の配合量を5質
量%とした。
【0043】それ以外は実施例1と同様にして、ガラス
不織布を得た。
不織布を得た。
【0044】(比較例4)熱可塑性アクリル樹脂エマル
ジョン(大日本インキ化学工業株式会社製、品番「IV
−3600」)とメタクリル系のオキサゾリン基含有水
溶性樹脂(日本触媒社製、品番「WS−500」)とエ
ポキシシランカップリング剤(日本ユニカー社製、品番
「A−187」)とを配合してバインダーを調製した。
ここで、各成分の配合量は、アクリル樹脂エマルジョン
中の固形分90質量部に対するオキサゾリン基含有水溶
性樹脂の固形分の配合量を10質量部とし、これらの樹
脂固形分の総量に対するエポキシシランカップリング剤
の配合量を5質量%とした。
ジョン(大日本インキ化学工業株式会社製、品番「IV
−3600」)とメタクリル系のオキサゾリン基含有水
溶性樹脂(日本触媒社製、品番「WS−500」)とエ
ポキシシランカップリング剤(日本ユニカー社製、品番
「A−187」)とを配合してバインダーを調製した。
ここで、各成分の配合量は、アクリル樹脂エマルジョン
中の固形分90質量部に対するオキサゾリン基含有水溶
性樹脂の固形分の配合量を10質量部とし、これらの樹
脂固形分の総量に対するエポキシシランカップリング剤
の配合量を5質量%とした。
【0045】それ以外は実施例1と同様にして、ガラス
不織布を得た。
不織布を得た。
【0046】(ガラス不織布のガラス転移点測定)各実
施例及び比較例にて得られたガラス不織布を幅4mm、
長さ20mmに切断し、ガラス不織布に含まれるバイン
ダーのガラス転移点(Tg)を、熱機械的分析装置(T
MA)を用いて、昇温速度10℃/min、加重50g
の条件で測定した。
施例及び比較例にて得られたガラス不織布を幅4mm、
長さ20mmに切断し、ガラス不織布に含まれるバイン
ダーのガラス転移点(Tg)を、熱機械的分析装置(T
MA)を用いて、昇温速度10℃/min、加重50g
の条件で測定した。
【0047】(積層板評価)
a.積層板の作製
各実施例及び比較例にて得られたガラス不織布1と、他
の基材2であるガラス織布(日東紡績株式会社製、品番
「WEX7628」)とを用い、図1に示すような連続
工程により積層板10を作製した。
の基材2であるガラス織布(日東紡績株式会社製、品番
「WEX7628」)とを用い、図1に示すような連続
工程により積層板10を作製した。
【0048】ここで、樹脂含浸装置3にて含浸される樹
脂組成物のうち、ガラス不織布1に含浸されるものは、
ビニルエステル樹脂(昭和高分子社製、品番「S−51
0」)100質量部と、水酸化アルミニウム(住友化学
工業社製、品番「CL−310」)130質量部とを配
合したものを用い、他の基材2(ガラス織布)に含浸さ
れるものは、ビニルエステル樹脂(昭和高分子社製、品
番「S−510」)100質量部と、硬化剤(日本油脂
社製、品番「パークミルH−80」)1質量部と、水酸
化アルミニウム(住友化学工業社製、品番「CL−31
0」)130質量部とを配合したものを用いた。
脂組成物のうち、ガラス不織布1に含浸されるものは、
ビニルエステル樹脂(昭和高分子社製、品番「S−51
0」)100質量部と、水酸化アルミニウム(住友化学
工業社製、品番「CL−310」)130質量部とを配
合したものを用い、他の基材2(ガラス織布)に含浸さ
れるものは、ビニルエステル樹脂(昭和高分子社製、品
番「S−510」)100質量部と、硬化剤(日本油脂
社製、品番「パークミルH−80」)1質量部と、水酸
化アルミニウム(住友化学工業社製、品番「CL−31
0」)130質量部とを配合したものを用いた。
【0049】またこの連続工程では、ガラス不織布1か
らなる二枚の樹脂含浸基材4aの樹脂量を60質量%、
ガラス織布(基材2)からなる樹脂含浸基材4bの樹脂
量を95質量%とし、図示のようにガラス不織布1から
なる二枚の樹脂含浸基材4aを重ねると共に、その両側
にそれぞれガラス織布(基材2)からなる樹脂含浸基材
4bが重ねるようにし、更にその両側に厚み18μmの
銅箔を重ねるようにした。
らなる二枚の樹脂含浸基材4aの樹脂量を60質量%、
ガラス織布(基材2)からなる樹脂含浸基材4bの樹脂
量を95質量%とし、図示のようにガラス不織布1から
なる二枚の樹脂含浸基材4aを重ねると共に、その両側
にそれぞれガラス織布(基材2)からなる樹脂含浸基材
4bが重ねるようにし、更にその両側に厚み18μmの
銅箔を重ねるようにした。
【0050】また加熱炉8における加熱条件は、100
℃、25分間とし、更に得られた積層板10を160℃
で30分間加熱してアフターキュアーを行った。
℃、25分間とし、更に得られた積層板10を160℃
で30分間加熱してアフターキュアーを行った。
【0051】このようにして、コンポジット両面銅張積
層板を得た。
層板を得た。
【0052】b.半田耐熱性評価
上記のように得られたコンポジット両面銅張積層板を、
25mm×25mmに切断したものを、105℃で75
分間加熱乾燥した後、300℃の半田浴に浮かべ、デラ
ミネーションが発生するまでに要した時間を測定した。
25mm×25mmに切断したものを、105℃で75
分間加熱乾燥した後、300℃の半田浴に浮かべ、デラ
ミネーションが発生するまでに要した時間を測定した。
【0053】c.PCT半田耐熱性評価
上記のコンポジット両面銅張積層板を、50mm×50
mmに切断したものに対して、エッチング処理を施すこ
とにより外層の銅箔を除去し、105℃で75分間加熱
乾燥した後、134℃、100%R.H.の雰囲気下に
90分間曝露して吸湿処理を施し、更に280℃の半田
浴中に完全に浸漬して、デラミネーションが発生するま
でに要した時間を測定した。
mmに切断したものに対して、エッチング処理を施すこ
とにより外層の銅箔を除去し、105℃で75分間加熱
乾燥した後、134℃、100%R.H.の雰囲気下に
90分間曝露して吸湿処理を施し、更に280℃の半田
浴中に完全に浸漬して、デラミネーションが発生するま
でに要した時間を測定した。
【0054】d.長期絶縁信頼性評価
上記のコンポジット両面銅張積層板にスルーホール加工
とパターン成形を施すことにより、表裏両面にそれぞれ
図2(a)(b)に示すような回路形成を行って評価用
の回路板11を形成した。ここで、スルーホール12は
孔径をφ0.5mmとして、二列に並ぶように形成し、
列内のスルーホール12の中心間の間隔を10mm、列
間のスルーホール12の中心間の間隔を1.5mmとし
た。このスルーホール12には銀ペーストを充填した。
またランド13はランド径を0.8mmとし、ランド1
3間を接続する配線14の線幅は0.75mmとし、電
極パット15の寸法は5mm×5mmとした。
とパターン成形を施すことにより、表裏両面にそれぞれ
図2(a)(b)に示すような回路形成を行って評価用
の回路板11を形成した。ここで、スルーホール12は
孔径をφ0.5mmとして、二列に並ぶように形成し、
列内のスルーホール12の中心間の間隔を10mm、列
間のスルーホール12の中心間の間隔を1.5mmとし
た。このスルーホール12には銀ペーストを充填した。
またランド13はランド径を0.8mmとし、ランド1
3間を接続する配線14の線幅は0.75mmとし、電
極パット15の寸法は5mm×5mmとした。
【0055】そして、85℃、85%RHの条件で、電
極パット15間に50Vの電圧を印加し、列間のスルー
ホール12間の抵抗値が105Ω以下となるまでの時間
を測定した。
極パット15間に50Vの電圧を印加し、列間のスルー
ホール12間の抵抗値が105Ω以下となるまでの時間
を測定した。
【0056】これらの結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】これらの結果から明らかなように、実施例
1〜5では、ガラス不織布及び積層板の耐熱性が向上
し、また優れた長期絶縁信頼性が得られるものであり、
なかでもバインダー中の各成分の配合量やバインダーの
付着量を好適な範囲とした実施例1〜3では、特に優れ
た耐熱性を有するものであった。これに対して比較例
1,2では耐熱性及び長期絶縁信頼性が不充分なもので
あり、また比較例3,4では耐熱性はあるものの長期絶
縁信頼性が不充分なものであった。
1〜5では、ガラス不織布及び積層板の耐熱性が向上
し、また優れた長期絶縁信頼性が得られるものであり、
なかでもバインダー中の各成分の配合量やバインダーの
付着量を好適な範囲とした実施例1〜3では、特に優れ
た耐熱性を有するものであった。これに対して比較例
1,2では耐熱性及び長期絶縁信頼性が不充分なもので
あり、また比較例3,4では耐熱性はあるものの長期絶
縁信頼性が不充分なものであった。
【0059】
【発明の効果】本発明に係るガラス不織布は、ガラス繊
維同士をバインダーにて接合したガラス不織布におい
て、熱硬化性樹脂、オキサゾリン基を含有するメタクリ
ル系及びアクリル−スチレン系のうちの少なくともいず
れかの水性樹脂、並びにエポキシシランカップリング剤
を含有するバインダーを用いることから、優れた耐熱性
と絶縁信頼性を有するものである。
維同士をバインダーにて接合したガラス不織布におい
て、熱硬化性樹脂、オキサゾリン基を含有するメタクリ
ル系及びアクリル−スチレン系のうちの少なくともいず
れかの水性樹脂、並びにエポキシシランカップリング剤
を含有するバインダーを用いることから、優れた耐熱性
と絶縁信頼性を有するものである。
【0060】また、固形分量でのバインダー中の上記の
熱硬化性樹脂と水性樹脂の総量に対する、熱硬化性樹脂
の含有量を80〜95質量%、水性樹脂の含有量を5〜
20質量%とすることにより、ガラス不織布の耐熱性を
更に向上することができるものである。
熱硬化性樹脂と水性樹脂の総量に対する、熱硬化性樹脂
の含有量を80〜95質量%、水性樹脂の含有量を5〜
20質量%とすることにより、ガラス不織布の耐熱性を
更に向上することができるものである。
【0061】また、バインダー中の上記の熱硬化性樹脂
と水性樹脂との固形分の総量に対するエポキシシランカ
ップリング剤の含有量を2〜5質量%とすると、ガラス
不織布に優れた耐熱性を付与すると共に高い強度を付与
することができるものである。
と水性樹脂との固形分の総量に対するエポキシシランカ
ップリング剤の含有量を2〜5質量%とすると、ガラス
不織布に優れた耐熱性を付与すると共に高い強度を付与
することができるものである。
【0062】また、エポキシシランカップリング剤とし
て、アルコキシル基変性エポキシシランカップリング剤
を用いると、ガラス不織布の耐熱性を更に向上すること
ができるものである。
て、アルコキシル基変性エポキシシランカップリング剤
を用いると、ガラス不織布の耐熱性を更に向上すること
ができるものである。
【0063】更に、ガラス不織布の総量に対するバイン
ダーの付着量を10〜20質量%とすると、ガラス不織
布に優れた耐熱性を付与すると共に高い強度を付与する
ことができるものである。
ダーの付着量を10〜20質量%とすると、ガラス不織
布に優れた耐熱性を付与すると共に高い強度を付与する
ことができるものである。
【0064】また、本発明に係る積層板は、上記のよう
なガラス不織布を基材とするため、優れた耐熱性と長期
絶縁信頼性とを有するものである。
なガラス不織布を基材とするため、優れた耐熱性と長期
絶縁信頼性とを有するものである。
【図1】積層板の連続成形工程の一例を示す概略図であ
る。
る。
【図2】長期絶縁信頼性評価において積層板に形成した
パターンを示すものであり、(a)は積層板の平面図、
(b)は底面図である。
パターンを示すものであり、(a)は積層板の平面図、
(b)は底面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
//(C08L 63/00 C08L 33:14
33:14)
(72)発明者 岡田 茂浩
大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工
株式会社内
(72)発明者 伊藤 信之
大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工
株式会社内
(72)発明者 野末 明義
大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工
株式会社内
(72)発明者 大谷 実
滋賀県野洲郡野洲町大字三上2110番地 オ
リベスト株式会社内
(72)発明者 山崎 重樹
滋賀県野洲郡野洲町大字三上2110番地 オ
リベスト株式会社内
(72)発明者 的場 正博
滋賀県野洲郡野洲町大字三上2110番地 オ
リベスト株式会社内
Fターム(参考) 4F072 AA04 AA07 AB09 AB29 AC06
AC15 AD08 AD25 AD28 AD29
AD31 AD38 AE01 AF25 AG03
AG19 AH02 AH31 AJ04 AJ11
AK05 AK14 AL13
4J002 BC072 BG072 CD011 CD041
CD051 CD061 CD131 DL006
EX067 FA046 FD342 GF00
4L047 AA05 BA16 BA21 BC09 CA05
CB05 CB10 DA00
Claims (6)
- 【請求項1】 ガラス繊維同士をバインダーにて接合し
たガラス不織布において、熱硬化性樹脂、オキサゾリン
基を含有するメタクリル系及びアクリル−スチレン系の
うちの少なくともいずれかの水性樹脂、並びにエポキシ
シランカップリング剤を含有するバインダーを用いて成
ることを特徴とするガラス不織布。 - 【請求項2】 固形分量でのバインダー中の上記の熱硬
化性樹脂と水性樹脂との総量に対する、熱硬化性樹脂の
含有量を80〜95質量%、水性樹脂の含有量を5〜2
0質量%として成ることを特徴とする請求項1に記載の
ガラス不織布。 - 【請求項3】 バインダー中の上記の熱硬化性樹脂と水
性樹脂との固形分の総量に対するエポキシシランカップ
リング剤の含有量を2〜5質量%として成ることを特徴
とする請求項1又は2に記載のガラス不織布。 - 【請求項4】 エポキシシランカップリング剤が、アル
コキシル基変性エポキシシランカップリング剤であるこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のガラ
ス不織布。 - 【請求項5】 ガラス不織布の総量に対するバインダー
の付着量が10〜20質量%であることを特徴とする請
求項1乃至4のいずれかに記載のガラス不織布。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のガラ
ス不織布を基材して成ることを特徴とする積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001361676A JP2003166162A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | ガラス不織布及び積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001361676A JP2003166162A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | ガラス不織布及び積層板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003166162A true JP2003166162A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19172289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001361676A Pending JP2003166162A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | ガラス不織布及び積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003166162A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007037260A1 (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Toray Industries, Inc. | 繊維強化熱可塑性樹脂組成物、その製造方法、及び熱可塑性樹脂用炭素繊維 |
| JP2007238778A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 透明複合シート |
| JP2011236429A (ja) * | 2004-03-04 | 2011-11-24 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | プロトン伝導性膜用補強材およびそれを用いたプロトン伝導性膜および燃料電池 |
| JP2012167230A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | プリプレグの製造方法 |
| JP2016132680A (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-25 | 王子ホールディングス株式会社 | 繊維強化プラスチック成形体用基材、繊維強化プラスチック成形体及び繊維強化プラスチック成形体用基材の製造方法 |
| WO2019103149A3 (ja) * | 2017-11-23 | 2019-07-18 | Sousei株式会社 | 住宅内向け決済及び情報通信用の住宅ネットワークシステム |
| WO2020218060A1 (ja) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 住友化学株式会社 | 硬化性組成物、硬化物層、光学積層体、及び画像表示装置 |
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-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001361676A patent/JP2003166162A/ja active Pending
Cited By (14)
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| JP2020180237A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 住友化学株式会社 | 硬化性組成物、硬化物層、光学積層体、及び画像表示装置 |
| CN113728055A (zh) * | 2019-04-26 | 2021-11-30 | 住友化学株式会社 | 固化性组合物、固化物层、光学层叠体、以及图像显示装置 |
| CN113728055B (zh) * | 2019-04-26 | 2024-02-09 | 住友化学株式会社 | 固化性组合物、固化物层、光学层叠体、以及图像显示装置 |
| JP7537862B2 (ja) | 2019-04-26 | 2024-08-21 | 住友化学株式会社 | 硬化性組成物、硬化物層、光学積層体、及び画像表示装置 |
| JP2024152794A (ja) * | 2019-04-26 | 2024-10-25 | 住友化学株式会社 | 硬化性組成物、硬化物層、光学積層体、及び画像表示装置 |
| JP7778193B2 (ja) | 2019-04-26 | 2025-12-01 | 住友化学株式会社 | 硬化性組成物、硬化物層、光学積層体、及び画像表示装置 |
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