JP2003164842A - 有機廃棄物等の炭化装置 - Google Patents

有機廃棄物等の炭化装置

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JP2003164842A
JP2003164842A JP2001368820A JP2001368820A JP2003164842A JP 2003164842 A JP2003164842 A JP 2003164842A JP 2001368820 A JP2001368820 A JP 2001368820A JP 2001368820 A JP2001368820 A JP 2001368820A JP 2003164842 A JP2003164842 A JP 2003164842A
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英昭 川野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機廃棄物や、有機汚泥等の炭化装置におい
て、炭化区間での炭化燃焼の過剰又は燃焼不足を防止し
ようとする。 【解決手段】 ロータリ炉内に供給された有機廃棄物等
の原料を燃焼しながら炭化させる炭化装置であって、こ
の炭化燃焼中の原料温度の目標炭化温度への移行の進み
又は遅れを検出し、この進み又は遅れを予め設定した目
標炭化温度に移行すべく是正する燃焼空気量制御手段を
構成する。この燃焼空気量制御手段は、外気に通じる外
気導入パイプ39〜41からの導入空気量を大小に変更
制御することによって行う構成とし、ロータリ炉内の炭
化区間Bにおける原料温度の分布を検出する温度検出手
段57〜61を設け、この検出結果に基づいて炭化燃焼
の進み又は遅れを検出し、この検出結果に基づいてロー
タリ炉14の長手方向における燃焼中原料への空気量を
増減制御すべく構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木材,籾殻,お
から,畜糞類,バカス,根菜類の残さ,かんきつ類のし
ぼりかす等の有機廃棄物や、有機汚泥等の炭化装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、有機廃棄物等を第1の領域で加熱
し、そこから気体を抜出す押出し機の形にした蒸留器へ
連続的に導き、その後次の域において一層高い温度に加
熱し、最終の域においてその内容物を冷却し残さを固体
形にして抜き出す構成とし、被処理物の供給側から終端
に至るに従い各処理を行わせ、各工程を有機的に結合し
て一連の乾留装置としたものがある(例えば、実公昭6
3−12544号公報)。
【0003】また、上記の形態では筒外部より加熱する
ため莫大な燃料費を要することとなるから、筒内に火炎
を導入して廃棄物としての籾殻の表面を燃焼させ燻製炭
を生成させる構成としたものがある(特開平11−61
143号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記前者の
構成にあっては、加熱温度の管理について配慮はある
が、内部原料の燃焼状態を直接監視する燃焼温度の管理
については配慮がなく、後者にあっても同様に籾殻の表
面を燃焼させる燃焼温度の管理について配慮がなく、ロ
ータリ炉内において必要な炭化状態を得られず、又は燃
焼過剰による灰化を惹き起こすこととなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような技術的手段を講じた。請求項1
に記載の発明は、ロータリ炉内に供給された有機廃棄物
等の原料を燃焼しながら炭化させる炭化装置であって、
この炭化燃焼中の原料温度を予め設定した目標温度とな
るよう高低に制御する燃焼制御手段を構成してなる有機
廃棄物の炭化装置の構成とする。
【0006】これによって、炭化燃焼中の原料温度は予
め設定された温度に沿うよう燃焼制御手段にて目標温度
に達するよう処理されることとなり、過剰燃焼による灰
化や燃焼不足による未炭化状態とならない。請求項2に
記載の発明は、上記において、燃焼制御手段は、燃焼装
置の燃焼量を制御する構成とし、ロータリ炉内炭化区間
における所定位置に原料の温度検出手段を設け、この検
出結果が予め設定した所定温度となるよう上記燃焼量を
大小に変更制御し又は作動・停止制御すべく構成するも
のである。
【0007】従って、炭化燃焼中の原料温度が監視さ
れ、その検出結果に基づいて燃焼装置の燃焼量が大小に
制御され、検出温度が低いときは燃焼量を大として燃焼
を促進し、又はこの検出温度が低いときは燃焼量を小と
して燃焼を抑制するものである。なお、燃焼量の制御に
は燃焼停止又は燃焼作動を含んで、特に燃焼装置を停止
して所謂自燃状態にある原料について、燃焼を促進する
場合にはこの燃焼装置を再作動することにより迅速に所
定目標温度に到達し得る。
【0008】又請求項3に記載の発明における燃焼制御
手段は、燃焼中原料への空気供給量を制御する構成と
し、ロータリ炉内炭化区間における所定位置に原料の温
度検出手段を設け、この検出結果が予め設定した所定温
度となるよう上記空気供給量を増減制御すべく構成す
る。
【0009】よって、原料の炭化温度を検出しながら、
目標温度より低いときは空気供給量を大として燃焼状態
を促進し、目標温度より高目のときは空気供給量を小に
変更して燃焼を抑制できる。更に請求項4に記載の発明
は、上記空気供給量の増減制御は、炭化用バーナの燃焼
ファンの回転数を高低制御することによって行う構成と
したものである。従って、各別の空気供給装置を構成す
る必要がなく、既存の空気量調整手段を兼用できてコス
トを低廉できる。なお、この場合には炭化用バーナは停
止状態におかれて原料は所謂自燃状態にあるときに有効
である。
【0010】ついで、請求項5に記載の発明は、上記に
おいて、空気供給量の増減制御は、外気に通じる外気導
入パイプからの導入空気量を大小に変更制御することに
よって行う構成としたもので、ロータリ炉内の必要個所
に直接作用すべく設置でき、供給空気の供給による応答
性が良い。
【0011】さらに請求項6に記載の発明は、上記にお
いて、空気供給量の増減制御は、消火筒の内側空間への
導入外気の供給停止によって行う構成としたもので、ロ
ータリ炉の外部側から導入される外気はこの消火筒の内
側を通過して炭化区間に入り、燃焼を促進する。なお、
燃焼を抑制するときは外気導入を社団するものである。
消火筒の内側空間を有効利用して外気導入をはかれるか
ら、別途導入ハ゜イフ゜を構成するに及ばない。
【0012】請求項7に記載の発明は、ロータリ炉内に
供給された有機廃棄物等の原料を燃焼しながら炭化させ
る炭化装置であって、この炭化燃焼中の原料温度の目標
炭化温度への移行の進み又は遅れを検出し、この進み又
は遅れを予め設定した目標炭化温度に移行すべく是正す
る燃焼空気量制御手段を構成してなる有機廃棄物の炭化
装置の構成とする。
【0013】これによって、ロータリ炉内において、外
部からの燃焼火炎や自燃によって原料は燃焼するが、こ
のとき所定の目標温度に達する温度変化が速い炭化燃焼
の進みや逆の温度変化が遅い遅れ現象が生じて、燃焼過
剰と成ったり逆に燃焼不足に陥るが、目標炭化温度への
進み又は遅れを検出しながら、これを是正すべく燃焼空
気量を増減制御する。
【0014】請求項8に記載の発明は、上記において、
燃焼空気量制御手段は、外気に通じる外気導入パイプか
らの導入空気量を大小に変更制御することによって行う
構成とし、ロータリ炉内の炭化区間における原料温度の
分布を検出する温度検出手段を設け、この検出結果に基
づいて炭化燃焼の進み又は遅れを検出し、この検出結果
に基づいてロータリ炉の長手方向における燃焼中原料へ
の空気量を増減制御すべく構成してなる。
【0015】これによって、ロータリ炉内の温度分布が
検出され、予め設定した標準的な温度分布との比較によ
って炭化燃焼の進み又は遅れが検出でき、外気導入パイ
プによって標準温度分布に対して低い温度分布の個所に
は外気取り入れ量を増大し、標準温度分布に対して高い
温度分布の個所には外気取り入れ量を減少又は停止し
て、目標とする温度分布を得ることができる。
【0016】また請求項9に記載の発明は、上記におい
て、燃焼空気量制御手段は、消火筒の内側端部から導入
外気を供給ロータリ炉内炭化区間へ供給する構成とし、
ロータリ炉内の炭化区間における原料温度の分布を検出
する温度検出手段を設け、この検出結果に基づいて炭化
燃焼の進み又は遅れを検出し、この検出結果に基づいて
燃焼中原料への上記内側端部からの空気量供給位置をロ
ータリ炉長手方向に変更制御すべく構成してなる。
【0017】これによって、原料温度の分布が検出さ
れ、予め設定した標準的な温度分布との比較によって炭
化燃焼の進み又は遅れが検出でき、目標温度に達しない
個所に向けて消火筒の内側端部位置を調整しながら外気
を導入し、燃焼を促進して目標の温度に近づける。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、原料温度が目
標温度となるように燃焼制御手段が制御されるから過剰
燃焼や燃焼不足を来さず、所望の炭化燃焼状態を確保で
きる。請求項2に記載の発明は、上記に加え、燃焼制御
手段が燃焼装置の燃焼量制御によるから、目標温度へ達
するまでの応答性が良い。
【0019】請求項3に記載の発明は、燃焼制御手段と
して空気供給量を制御する構成であるから、自燃状態下
での燃焼量制御に有効である。請求項4に記載の発明
は、空気導入を燃焼ファンによらせるから、各別の空気
供給装置を必要としないためコスト低廉が図れる。
【0020】請求項5に記載の発明は、外気導入パイプ
を構成するから、炭化燃焼の原料に対して極め細かく空
気量調整が行える。請求項6に記載の発明は、消火筒を
利用して外気を導入するから、各別の空気供給装置を必
要としないためコスト低廉が図れる。
【0021】請求項7に記載の発明は、標準的な温度分
布を設定し、温度検出等によって目標炭化温度への移行
の進み又は遅れを検出し、これを是正すべく燃焼空気量
を増減制御するから、過剰燃焼や燃焼不足を来さず、所
望の炭化燃焼状態を確保できる。
【0022】請求項8に記載の発明は、ロータリ炉内の
温度分布が検出され、予め設定した標準的な温度分布と
の比較によって炭化燃焼の進み又は遅れが検出でき、外
気導入パイプによって標準温度分布に対して低い温度分
布の個所には外気取り入れ量を増大し、標準温度分布に
対して高い温度分布の個所には外気取り入れ量を減少又
は停止して、目標とする温度分布を得ながら、過剰燃焼
や燃焼不足を防止する。
【0023】請求項9に記載の発明は、原料温度の分布
が検出され、予め設定した標準的な温度分布との比較に
よって炭化燃焼の進み又は遅れが検出でき、目標温度に
達しない個所に向けて消火筒の内側端部位置を調整しな
がら外気を導入し、燃焼を促進して目標の温度に近づけ
られて、目標とする温度分布を得ながら、過剰燃焼や燃
焼不足を防止する。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を図面に
基づき説明する。図1は装置全体の概要フロー図であ
り、有機性廃棄物を原料タンク1からコンベア手段2を
経て炭化装置3の投入口に供給し、炭化物は炭化装置3
終端の取出口から排出回収され別なコンベア手段4を経
て製品タンク5に貯留される。一方炭化炉3始端側から
排出される未燃焼ガスは2次燃焼炉6にて処理され煙突
7から排気される構成である。8は制御盤、9はオイル
サービスタンクである。
【0025】上記炭化装置3は、架台10に適宜固定さ
れる供給側固定筒11、排出側固定筒12、及びこれら
固定筒11,12との間に位置して駆動ローラ13,13
によって水平軸芯回りに回転自在なロータリ炉14を設
けてなる。炭化装置3の供給側端には供給タンク15を
位置させ、該タンク15の底部から上記供給側固定筒1
1に亘り供給螺旋16を設けてあり、その駆動軸17を
供給螺旋モータ18によって回転連動する構成である。
【0026】上記供給側固定筒11の上部には点検口1
9を設け、下部には粉塵取出し口20を設けている。前
記ロータリ炉14は、所定長さの炉筒単位を複数フラン
ジ接合(図例では4筒)して必要長さの炉長を確保すべ
く形成され、供給側から乾燥区間A,炭化区間B,消火
区間Cに構成される。即ち、ロータリ炉14には前後2
ケ所に燃焼用バーナ21,22を備え、うち一方が乾燥
区間Aにあって乾燥用バーナ21とされ、他方は炭化区
間Bにあって炭化用バーナ22とされる。いずれも耐火
材で構成された加熱バーナ炉23,24をロータリ炉1
4を取り巻くように架台10に固定し、このバーナ炉2
3,24の一側にバーナ21,22を挿入固定して設けて
ある。なお、これらバーナ21,22は、燃料供給バル
ブ25,26、燃料ノズル等の燃料供給装置を構成する
と共に、燃焼ファン27,28を伴って燃焼盤部に燃焼
用空気を供給できる構成である。また、ロータリ炉14
の炭化区間Bにはこのバーナ炉24の内側に対応して小
孔29,29…を穿設してなり、ロータリ炉14の内側
には該炉14の回転方向(イ)に対して遅れ角を有して
火炎導入パイプ30,30…を設けている(図8)。
【0027】上記ロータリ炉14の内側は、その全区間
に亘り非連続の羽根31,31…を螺旋状に配設して設
けると共に、乾燥区間Aには上記非連続部において炉1
4の長手方向に略沿って撹拌羽根32,32…を設けて
ある。なおこの撹拌羽根32高さhは、上記螺旋羽根3
1高さHよりも低位に形成している(図9)。
【0028】さて、前記ロータリ炉14の消火区間Cに
は、円筒状の消火筒35を前記螺旋羽根31の内周縁と
の間に若干の隙間を存した状態にして、当該螺旋羽根3
1を利用して固定板部35aを介して片持ち状でかつ着
脱自在に取り付けてなる。該消火筒35はその一端の挿
入内側端は消火区間Cの始端部位まで延長され、他端の
外側端はロータリ炉14から脱する状態にあって前記排
出側固定筒12内にのぞませてある。この消火筒35
は、固定筒12内にのぞむ部分には覆板36を備え、一
方内側端は開放状態となっている。即ち、消火区間Cで
は原料炭化物の移動する空間のみを残して、内部円筒を
もってロータリ炉14内空間を閉塞して外部空気に晒さ
れないよう構成するもので、酸素供給を可及的に少なく
して消火に至らしめる構成である。
【0029】また、前記排出側固定筒12から炭化区間
Bに延出して3本の空気導入パイプ39〜41を設け
る。該空気導入パイプ39〜41は、上記覆板36の中
心を貫通すべく設け、その外側端部を排出側固定筒12
に適宜に支持させると共に、片持ち状にして内側端は炭
化区間Bに至るように延長されて設けられている。そし
て空気導入パイプ39の先端は、炭化区間Bにおける原
料の温度が所定温度に達する始端点a付近にその吐出口
をのぞませ、次いで空気導入パイプ40は原料温度が所
定温度に達する中間点b付近に、また空気導入パイプ4
1は原料温度が所定温度に達する終端点c付近に各先端
吐出口がのぞむように配置されている。これら空気導入
パイプ39〜41の空気入口側には夫々開度調整弁42
〜44を設けると共に共通の送風ファン45を接続して
なり、後記制御部によって、外部空気を炭化区間B内所
定個所に必要量につき供給できる構成としている。な
お、該空気導入パイプ39〜41の空気供給によって炭
化区間B内局所における燃焼状態が促進される構成であ
り、逆に空気供給を抑制し又は遮断すると該燃焼状態を
抑制する構成である。開度調整弁42〜44と送風ファ
ン45との作動によって導入空気量を大小に変更制御し
うる構成である。42m〜44mは開度調整弁42〜4
4の制御用モータである。
【0030】上記排出側固定筒12の下部は排出螺旋4
6を後部側接続の排出筒47に亘って設けてなり、ロー
タリ炉14の後部端から落下する炭化物を受ける構成と
し、排出筒47先端の開口部から炭化物を機外に排出で
きる構成としている。48,49,49はシャワーで、排
出側固定筒12及び排出筒47とに都合3連に設けられ
て、移送途中の炭化物を冷却できる構成である。
【0031】前記燃焼炉6は、前記供給側固定筒11の
一側面の開口部54に排ガス取出導管50を介して接続
構成され、炉筒内部においてバーナ51火炎によって燃
焼処理できる構成であり、該燃焼炉6終端側には煙突7
を接続構成するものである。8は制御盤であり、内部に
各種演算処理を行なう実行プログラムを内蔵する制御部
55を備え、各部運転モータヘの出力制御、各バーナへ
の燃焼信号出力等を起動スイッチ類入力又は各種センサ
の検出入力等に基づいて実行させるものである。検出手
段としては、原料タンク1に設ける満量レベルセンサ5
6、炭化区間Bの前部、中部、及び後部5ケ所に配設し
た温度検出手段57〜61を備え、各部駆動手段として
は、前記供給螺旋モータ17、制御モータ42m〜44
mの他に、ロータリ炉14を回転連動する駆動モータ6
2、排出螺旋46を駆動する排出螺旋モータ63を備
え、各バーナは、その燃焼指令信号に基づき、燃料供給
量バルブ25,26制御と燃焼ファン27,28の回転数
制御とを行い、燃料供給量に応じた風量を自動的に確保
し得るよう構成している。
【0032】なお、上記温度検出手段57〜61は、い
ずれも前記空気導入パイプ39〜41の先端部を利用し
て垂下状に設けられ、ロータリ炉14内の原料温度、所
謂芯温を測定できる構成である。即ち、温度検出手段5
7は前記最高温度T0に達する始端点a付近の原料温度
Ta、温度検出手段58は同じく中間点b付近の原料温
度Tb、温度検出手段59は同じく終端点c付近の原料
温度Tcを夫々測定すると共に、温度検出手段60はこ
の最高温度T0に達する直前の温度上昇行程の所定位置
dの原料温度Td、温度検出手段61は最高温度T0か
ら下降行程の所定位置eの原料温度Teを測定するもの
である。図11におけるように、上面がやや扁平な山形
を呈する標準温度分布を元に各種制御が行なわれる構成
である。つまり、制御部55は、運転スイッチ64操作
に基づき炭化処理を行なわせ、原料タンク1が満量にな
ると供給螺旋用駆動モータ17を停止し、温度検出手段
57〜61は炭化用バーナ22の燃焼状態を所定温度範
囲になるよう燃料供給量及び燃焼ファン回転数、あるい
は空気導入パイプ39〜41からの導入空気量を増減制
御する構成である。
【0033】前記炭化区間Bにおける燃焼中原料の温度
分布状況は上記温度検出手段57〜61によって検知さ
れる。このうち温度検出手段57,58及び59は目標
最高温度T0を検知し、温度検出手段60は該目標温度
到達前の温度Tdを、温度検出手段61は該目標温度到
達後の温度Teを夫々検知しながら、予め設定した前記
標準温度分布P(図11、図12(イ))と比較し、こ
れら温度検出手段57〜61の各検出値Ta〜Teをも
って該標準温度分布P状態に近づける制御を行なう。標
準温度分布においては、温度検出手段60及び61によ
る検出値Td,Teが温度T1、温度検出手段57,5
8及び59による検出値Ta,Tb,Tcが目標の炭化
最高温度T0(>T1)にあり、該目標炭化最高温度T
0はロータリ炉14の長手方向に一定の保持範囲Lを呈
するものである。
【0034】次に、標準温度分布Pとの比較によって、
燃焼量制御や空気供給量制御を行わせ、実運転状態の温
度分布をこの標準温度分布Pに近づける燃焼制御手段に
ついて説明する。先ず、温度検出手段による検出値が、
全て上記標準温度分布Pを下回るときは(図12(イ)
点線)、次のような調整制御によって自燃を促進しなが
ら保持範囲L全体の温度を嵩上げし標準温度分布Pに近
づけるものである。炭化用バーナ22を燃焼させる
と、丁度火炎の放射し得る位置を炭化最高温度の保持範
囲Lと略一致すべく炭化用バーナ22が配設されている
ため全体の温度を上昇させることができる。炭化用バ
ーナ22の燃焼量、即ち燃料供給量及び燃焼ファン28
の回転数を増加制御する。燃焼停止中の炭化用バーナ
22の燃焼ファン28を駆動して外気を炭化区間の原料
に供給し自燃を促進する。3本の外気導入パイプ39
〜41の全部から外気導入量を増加制御する。即ち、開
度調整弁42〜44を開度大側に調整するか、送風ファ
ン45の回転数を増加制御する。〜を複合的に制
御する。
【0035】逆に、標準温度分布Pを上回るときは(図
12(イ)一点鎖線)、自燃を抑制する制御を行なう。
炭化用バーナ22の燃焼量を低下制御する。燃焼停
止中の炭化用バーナ22の燃焼ファン28回転を停止し
外気取り入れ量を低下する。3本の外気導入パイプ3
9〜41の全部から外気導入量を減少側制御する。
〜を複合的に制御する。
【0036】次いで、最高温度T0の保持範囲Lが適正
範囲より前後にずれた場合の制御は以下のように行なわ
れる。温度検出手段57〜61の検出値Tのうち、少な
くとも、 Td>T1 Ta=Tb=T0 Tc<T0 Te<T1 を呈するときは、図12(ロ)の状態の保持範囲Lが適
正範囲より前側にずれる炭化燃焼「進み」状態となって
おり、この場合には、空気導入パイプ39からの導入空
気量を絞り、又は停止すると共に、空気導入パイプ41
からの導入空気量を増加制御することにより、d点の温
度を低下し、c点、e点の温度を上昇制御させることが
できる。
【0037】また、温度検出手段57〜61の検出値T
のうち、 Td<T1 Ta<T0 Tb=Tc=T0 Te>T1 を呈するときは、図12(ハ)の状態の保持範囲Lが適
正範囲より後側にずれる炭化燃焼「遅れ」状態となって
おり、この場合には、空気導入パイプ39からの導入空
気量を増加し、空気導入パイプ41からの導入空気量を
絞り、又は停止することにより、a点、d点の温度を上
昇し、c点、e点の温度を低下させることができる。
【0038】上記の導入空気量制御は、開度調整弁42
〜44の弁開度の制御又は送風ファン45の送風量制御
によって行われる構成である。また、制御部55は給水
シャワー48,49,49のオン・オフ制御を司り、開口
部47部に配設した温度検出手段65の検出結果に基づ
いて、元来消火目的のシャワー48,49,49の給水
量を増減変更できる構成とし、炭化物の温度を調整でき
る構成としている。図例では単一の給水バルブ66にて
ソレノイド励磁によってオン、オフを行なう構成とした
が、夫々のシャワー48,49,49にバルブを構成し
てもよい。なお符号67は給水管で、二又に分岐するう
ちの一方は上記シャワー48,49,49に通じ、他方
は前記駆動ローラ13を冷却すべく該ローラ13を浸水
させる貯水部68に給水する構成である。69は前記オ
イルサービスタンク9に通じる給油管である。
【0039】上例の作用について説明する。炭化装置3
等の各部を運転状態とし、有機性廃棄物や有機物汚泥
(以下、原料)を予め水分20%〜30%程度に前処理
して原料タンク1に供給する。廃棄物原料は、供給螺旋
15の回転に伴い、供給側固定筒11を経て炭化装置3
のロータリ炉14入り口から炉内に供給される。ロータ
リ炉14の入口側の乾燥区間Aにおいては、原料はロー
タリ炉14の回転と螺旋羽根30,30…の送り作用を
受けて後方側へ移動しながらロータリ炉14を囲うよう
に設けた加熱バーナ炉23にて当該ロータリ炉14が加
熱されて(例えば約200℃〜約300℃)、内部流動
の廃棄物は乾燥される。
【0040】一方乾燥区間Aで所定に乾燥処理された原
料は、炭化区間Bに至る。ここでは、まず初期段階では
炭化用バーナ22の燃焼に伴い、小孔29,29…を通
じて加熱バーナ炉22から火炎がロータリ炉14内に達
し、原料に着火し燃焼する。やがて拡大内部燃焼状態が
行き渡ると、炭化用バーナ22の燃料供給を遮断し燃焼
を停止する。バーナ火炎の供給を断っても所謂自燃状態
に入って原料の燃焼は継続しようとする。そこで、炭化
用バーナ22は、燃料供給を絶った後にも燃焼ファン2
8の回転を維持して上記小孔29,29…に新鮮外気を
供給できる構成としてあるから、酸素供給不足を伴わ
ず、上記自燃状態を適正に継続し得るものである。こう
して原料は800℃から1200℃の火炎に晒され炭化
される。このとき、炭化物の芯温は、原料の性状状況に
もよるが、およそ300℃〜400℃であり、その温度
は、温度検出手段57〜61によって常時測定される。
【0041】上記乾燥区間A及び炭化区間Bの加温処理
に伴い、未燃焼の排ガスが発生するが、供給側固定筒1
1の排気口から排ガス導出管を経て燃焼炉6に達する。
この際原料は順次下手方向に移動するものであるから、
表面側からの加熱も相俟って乾燥速度を促進できる。
【0042】上記温度検出手段による検出値Ta〜Te
によって、予め制御部55の記憶手段に設定してなる標
準温度分布Pの各点における設定温度T0又はT1と比
較され、当該炭化処理の温度分布が理想とする標準温度
分布Pとのずれが求められる。このずれのうち、全体的
な高・低によるときは、前記〜の温度嵩上げ制御、
又は〜の温度抑制制御を行なう。
【0043】また、局部的な高低変動を来たし、最高温
度T0の保持範囲Lが適正範囲から前後にずれるとき
は、空気導入パイプ39〜41を個別に制御し、該保持
範囲Lを前後に調整し炭化燃焼の前期「遅れ」や「進
み」を是正する。上記の標準温度分布は、被処理原料の
種類、嵩比重、水分含有量等によって予め設定されるも
のである。例えば、嵩比重の大なる原料では燃焼し難い
傾向となるため、嵩比重小の原料に対して温度T0値を
高くし、その保持範囲Lも長くとる。また水分含有量の
制御は乾燥区間Aとの兼ね合いにもよるが、含有量が大
きいときは燃焼し難いため温度T0値を高く、その保持
範囲Lも長くとる。
【0044】なお、初期段階の炎供給においては、火炎
導入パイプ26を、炉14の回転方向に対して遅れ角を
有して設ける構成であるから、その吐出口は常時原料か
ら退避する方向になり火炎や新鮮空気の供給が向上し、
併せて螺旋羽根との関係で連れ回りしようとする原料を
無理に落下して移行を阻害させることもない。又、上記
小孔29数は、適宜取り扱う原料の多少やバーナ特性等
によって決定付けされるものである。
【0045】炭化区間Bで炭化処理された原料は消火区
間Cに至る。ここでは、消火筒35が存在するため、螺
旋羽根31,31…と当該消火筒35外周との間では酸
素不足の状態になってロータリ炉14の終端部に至り、
排出側固定筒12内に落下する。すなわち、消火筒35
は、排出側固定筒12の蓋体37からの通風外気をその
筒内を通過させて上記炭化区間Bに供給するものである
が、この筒外周からの通気は遮断状態にあるため、上記
消火区間Cにある原料炭化物には酸素供給が抑制される
ため、遂には消火に至ることとなる。
【0046】上記ロータリ炉14からの炭化物は、排出
側固定筒12内にて排出螺旋40で受けられつつシャワ
ー48の給水を受け、未だ赤熱状態の原料炭化物を消火
できる。排出螺旋46の回転で炭化物は移送され開口部
70から機外に排出される。この移送工程中においても
別のシャワー49,49で消火作用が継続されている。
【0047】なお、シャワー48,49,49の給水量
を夫々バルブ48a,49a,49bを設けて変更制御
可能に構成し、前記温度検出手段65の検出結果に基づ
いて、バルブを制御する構成とすれば、炭化物のきめ細
かい温度管理が可能となり、直後の搬出にも温度による
弊害をなくして容易化がはかれる。
【0048】上記のようにして回収された炭化物は、高
温で蒸し焼きされた状態であるから有機物はなくアルカ
リ性となり、多孔質で表面積も多く、空気や水を保持し
やすい性質を有し、土壌改良材、水質改良材等多くの用
途がある。なお、上記の乾燥区間Aや炭化区間Bで発生
する未燃焼ガスは、上流側へ移動しながら順次移動する
原料を乾燥作用させながら、排ガス取出導管50を経て
燃焼炉6に入り、高温で燃焼処理される構成である。
【0049】図13、図14は消化筒35を利用した外
気導入構成を示すもので、蓋体70に中央を外して適宜
に開口71,72を形成し、また、この開口71,72
の開度状態を変更できかつ、閉塞状態にも設定可能な開
度調整弁73を設けてなる。即ち、開口71,72と同
形状の開口74,75をもって、重合する上記開度調整
弁73を中心部まわりに回動調整することにより、炭化
区間B終端部への空気(酸素)供給を所定に行なわせる
ことができ、特に零の状態(図14点線)も可能である
から、酸素の供給を遮断する状態をも可能である。従っ
て、蓋体70の開口71,72からの通気量は開度調整
弁73の開度調整によって大小に設定変更し得るもので
あるから、炭化区間Bの自燃状況等に応じてその開度を
調整するとよい。また、この開度調整弁73は通気を遮
断できる構成であるから、上記自燃状況によって当該遮
断を選択することもできる。
【0050】上記の消化筒35利用の場合には、炭化区
間Bの最終地点への外気導入が可能であるが、以下のよ
うに改良することにより、自燃状態のロータリ炉14長
手方向への空気量供給をなし得る。すなわち、消火筒3
5に第2筒76を接続する。その接続構成は、消化筒3
5本体に対して前後に摺動可能に設け、その摺動量を任
意に調整可能に構成している。第2筒76の突出量によ
って、炭化区間Bにおける外気供給位置を前後に変更で
きるため、前記温度検出手段57〜61の検出結果に基
づいて、前部・中央・後部のいずれの位置を指示しなが
ら自燃状態を制御しうるものである。消火筒35の内側
端と第2筒76との間に図外摺動作動手段を構成し、前
記温度検出手段の検出結果から温度分布を入力した制御
部は、この摺動作動手段を摺動動作させて、相対的に温
度の低い箇所に外気を導入すべくなす。次いで、全体的
な温度の高低具合を入力した温度検出データに基づいて
判定し、全体的に温度が高いときは開度調整弁73を回
転制御する制御モータ(図示せず)に回転出力して入り
口からの空気導入量を少なくする。逆に、全体的に温度
が低いときは開度調整弁73を全開近くに当該モータで
設定して外気の取り込み量を増加する。このように、一
端山形の温度分布を確保した後、全体的な温度の嵩上げ
や低下を行わせて標準の温度分布に接近させる。
【0051】前記実施例における温度検出手段は、ロー
タリ炉14内に5個の温度センサを設ける構成とした
が、個数はこれに限定されるものでなく、種々に変更で
ききる。また、センサ手段自体も実施例のように直接炭
化原料に接触する構成のみならず、ロータリ炉14の外
部に非接触の例えば赤外線温度センサを構成して監視す
るものとしてもよい。また、接触型にあって、ロータリ
炉14と一体に回転する温度検出手段を構成する場合に
は、1回転の途中で、原料温度雰囲気温度、燃焼中温
度、排出ガス中の温度等種々の状態下での温度測定を行
うから、原料温度以外をカット処理して温度分布を検出
するように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】炭化施設全体の概要図である
【図2】炭化装置及び燃焼炉装置の概要説明図である
【図3】炭化装置の側面図である
【図4】炭化装置の平面図である
【図5】一部断面した炭化装置の側面図である
【図6】ロータリ炉の断面図である
【図7】ロータリ炉の背面図である
【図8】ロータリ炉の炭化区間の断面図である
【図9】ロータリ炉内側斜視図である
【図10】ロータリ炉後部の側断面図である
【図11】標準温度分布を示すグラフである
【図12】(イ)(ロ)(ハ)は温度分布を示すグラフ
である
【図13】別実施例の消火筒部断面図である
【図14】開度調整弁の作用説明図である
【図15】制御ブロック図である
【符号の説明】
1…原料タンク、2…コンベア手段、3…炭化装置、4
…コンベア手段、5…製品タンク、6…燃焼炉、8…制
御盤、10…架台、11…供給側固定筒、12…排出側
固定筒、13…駆動ローラ、14…ロータリ炉、16…
供給螺旋、18…供給螺旋モータ、21…乾燥用バー
ナ、22…炭化用バーナ、23,24…加熱バーナ炉、
25,26…燃料供給バルブ、27,28…燃焼ファ
ン、29…小孔、30…火炎導入パイプ、31…螺旋羽
根、32…撹拌羽根、35…消火筒、36…蓋体、39
〜41…外気導入パイプ、42〜44…調節バルブ、5
5…制御部、57〜61…温度検出手段、
フロントページの続き (72)発明者 松岡 信夫 高知県中村市横瀬2480番地の1 有限会社 ソイル技研内 Fターム(参考) 3K061 AA07 AB02 AC02 AC11 AC12 AC17 BA02 CA01 FA03 FA12 FA21 FA27 KA02 KA05 KA16 KA21 KA28 3K062 AA07 AB02 AC02 AC11 AC12 AC17 BA02 CA01 CB03 DA01 DB06 4D004 AA02 AA03 AA04 AA12 AC05 CA26 CA42 CB09 CB34 CC02 DA01 DA02 DA06 DA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリ炉内に供給された有機廃棄物等
    の原料を燃焼しながら炭化させる炭化装置であって、こ
    の炭化燃焼中の原料温度を予め設定した目標温度となる
    よう高低に制御する燃焼制御手段を構成してなる有機廃
    棄物の炭化装置。
  2. 【請求項2】 燃焼制御手段は、燃焼装置の燃焼量を制
    御する構成とし、ロータリ炉内炭化区間における所定位
    置に原料の温度検出手段を設け、この検出結果が予め設
    定した所定温度となるよう上記燃焼量を大小に変更し又
    は作動・停止制御すべく構成してなる請求項1に記載の
    有機廃棄物の炭化装置。
  3. 【請求項3】 燃焼制御手段は、燃焼中原料への空気供
    給量を制御する構成とし、ロータリ炉内炭化区間におけ
    る所定位置に原料の温度検出手段を設け、この検出結果
    が予め設定した所定温度となるよう上記空気供給量を増
    減制御すべく構成してなる請求項1に記載の有機廃棄物
    の炭化装置。
  4. 【請求項4】 空気供給量の増減制御は、炭化用バーナ
    の燃焼ファンの回転数を高低制御することによって行う
    構成とした請求項3に記載の有機廃棄物の炭化装置。
  5. 【請求項5】 空気供給量の増減制御は、外気に通じる
    外気導入パイプからの導入空気量を大小に変更制御する
    ことによって行う構成とした請求項3に記載の有機廃棄
    物の炭化装置。
  6. 【請求項6】 空気供給量の増減制御は、消火筒の内側
    空間への導入外気の供給停止によって行う構成とした請
    求項3に記載の有機廃棄物の炭化装置。
  7. 【請求項7】 ロータリ炉内に供給された有機廃棄物等
    の原料を燃焼しながら炭化させる炭化装置であって、こ
    の炭化燃焼中の原料温度の目標炭化温度への移行の進み
    又は遅れを検出し、この進み又は遅れを予め設定した目
    標炭化温度に移行すべく是正する燃焼空気量制御手段を
    構成してなる有機廃棄物の炭化装置。
  8. 【請求項8】 燃焼空気量制御手段は、外気に通じる外
    気導入パイプからの導入空気量を大小に変更制御するこ
    とによって行う構成とし、ロータリ炉内の炭化区間にお
    ける原料温度の分布を検出する温度検出手段を設け、こ
    の検出結果に基づいて炭化燃焼の進み又は遅れを検出
    し、この検出結果に基づいてロータリ炉の長手方向にお
    ける燃焼中原料への空気量を増減制御すべく構成してな
    る請求項7に記載の有機廃棄物の炭化装置。
  9. 【請求項9】 燃焼空気量制御手段は、消火筒の内側端
    部から導入外気を供給ロータリ炉内炭化区間へ供給する
    構成とし、ロータリ炉内の炭化区間における原料温度の
    分布を検出する温度検出手段を設け、この検出結果に基
    づいて炭化燃焼の進み又は遅れを検出し、この検出結果
    に基づいて燃焼中原料への上記内側端部からの空気量供
    給位置をロータリ炉長手方向に変更制御すべく構成して
    なる請求項7に記載の有機廃棄物の炭化装置。
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