JP2003164656A - 遊技システム - Google Patents

遊技システム

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JP2003164656A
JP2003164656A JP2001364296A JP2001364296A JP2003164656A JP 2003164656 A JP2003164656 A JP 2003164656A JP 2001364296 A JP2001364296 A JP 2001364296A JP 2001364296 A JP2001364296 A JP 2001364296A JP 2003164656 A JP2003164656 A JP 2003164656A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技店毎に設定した様々な営業形態に柔軟に
対応し、遊技店の売り上げを増大させること。 【解決手段】 予めカード発行機40のメンテナンス処
理において、遊技店の手数料負担を伴わない現金決済お
よび再プレイ決済に関しては指示可能となる最低金額を
1000円に設定する一方、遊技店の手数料負担を伴う
デビット決済に関しては、指示可能となる最低金額を2
000円に設定しておき、遊技客がカード発行機40に
おいてプリペイドカードMC,PCに対する度数の加算
処理、もしくは一般カードPCの発行処理を行う場合
に、決済方法に応じて有効化する選択スイッチ407を
変更するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、関連付け操作が行
われた場合に、指示額に応じて遊技媒体の貸出基準とな
る有価価値の記録媒体への関連付けに関わる処理、具体
的には新たな記録媒体の発行や、既に記録媒体に関連付
けられている有価価値の加算処理に関わる処理を実施す
る遊技システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やパチスロ機等の遊技機を設
置する遊技店にあっては、遊技客を如何に多く集められ
るかが、売り上げを維持・増大させる上できわめて重要
となる。このため、多くの遊技店では、積極的に会員制
を導入し、あるいは現金が不要となる新たな遊技システ
ムの導入を検討することにより、遊技客を定着させるよ
うに努めている。
【0003】会員制とは、予め住所や氏名、年齢、性別
等の個人情報を登録した遊技客を会員として特別に取り
扱うようにしたものである。具体的には、会員に対して
専用の会員カードを発行し、この会員カードを用いて遊
技を行った場合に各種の特典を付与したり、遊技機毎の
遊技情報、例えば大当たり回数やスタート回数を提示し
たりする等、一般の遊技客では得ることのできないサー
ビスを提供するようにしている。
【0004】こうした会員制を導入した場合には、一般
遊技客に対して会員となった遊技客の遊技意欲を高め、
当該会員の遊技店への定着化、さらには遊技店の売り上
げ増大を期待することができるようになる。
【0005】一方、現金が不要となる新たな遊技システ
ムとは、デビットカードやクレジットカードといった現
金以外の決済方法によってプリペイドカードの発行や有
価価値の加算処理を実行できるようにしたものが考えら
れる。例えば、カード発行機にデビットカードやクレジ
ットカードを処理する機器を付設し、該機器を通じて実
施されたデビットカードやクレジットカードによる決済
が正常終了した場合に、カード発行機からプリペイドカ
ードを発行したり、プリペイドカードに対する有価価値
の加算処理を行うようにするものである。
【0006】こうした新たな遊技システムが導入できれ
ば、遊技を行う場合に現金が必要なくなるため、例え
ば、手持ちの現金が無く、しかも持ち玉が少なくなった
状態でパチンコ機に大当たりが発生したとしても、銀行
に出向くことなく新たなプリペイドカードの発行が可能
となるため、みすみすチャンスを逃す虞れがなく、遊技
客の利便性が著しく向上するとともに、遊技意欲を高め
ることができるようになる。また、遊技店にとっても遊
技機の稼働率が大幅に向上することを期待することが可
能になる。さらには、遊技店での現金の取り扱いが減少
するため、貨幣の回収や釣り銭の補給といった作業の省
力化を図ることができるとともに、防犯の観点からも好
ましいものになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状の
会員制にあっては、会員に対する特典の多くが、遊技機
を離れたところで得られるものであり、遊技機に向かっ
て遊技を行う際に得られるものではない。つまり、遊技
機に直結した操作においては、会員であるか否かに関わ
らず、入金操作を行って有価価値のプリペイドカードへ
の関連付けを行うこと、並びにこのプリペイドカードを
使用して遊技媒体の払出操作を行うことに何等の変わり
がない。この結果、わざわざ個人情報を登録してまで会
員になることに魅力を感じない遊技客も多くあり、会員
制の導入が必ずしも遊技客の定着化、さらには遊技店の
売り上げを増大するに至っていないのが実情である。
【0008】一方、上述した新たな遊技システムにあっ
ては、デビットカードおよびクレジットカードの使用に
際していずれも手数料が発生する。こうした手数料に関
しては、現在のところデビットカード取扱店舗がその全
額を負担するのが一般的であるが、デビットカードやク
レジットカードを使った決済が増加すれば、特に、少額
決済が増えた場合、その分だけ遊技店の負担増を招くこ
とになる。かといって手数料を一方的に遊技客に負担さ
せた場合には、いくらデビットカードやクレジットカー
ドによって利便性が向上するとはいえ、遊技客の遊技意
欲を損なうことにもなりかねず、遊技店の売り上げに多
大な影響を及ぼす虞れがある。結局のところ、現状にあ
っては、デビットカードやクレジットカードの使用に対
応した遊技システムを導入することが遊技店にとって必
ずしも好ましい選択とは言い切れないところもあり、そ
の具現化が遅々として進まず、遊技店の売り上げ増大も
実現できていないのが実情である。
【0009】このように、現状にあっては、必ずしも遊
技店の要求を十分に満足できる遊技システムが提供され
ているとは言い切れず、遊技店の売り上げに関しても現
状を維持することさえままならない場合が多い。また、
遊技店の要求は、遊技店毎に設定した営業形態によって
様々であり、これらすべての要求を満足できる遊技シス
テムを構築することも困難である。
【0010】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
ので、遊技店毎に設定した様々な営業形態に柔軟に対応
し、遊技店の売り上げを増大させることのできる遊技シ
ステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
遊技システムは、関連付け操作が行われた場合に、指示
額に応じて遊技媒体の貸出基準となる有価価値の記録媒
体への関連付けに関わる処理を実施する遊技システムに
おいて、記録媒体に対する有価価値関連付けの可否条件
を設定する可否条件設定手段を設け、関連付け操作が行
われた場合に前記可否条件に従って記録媒体に対する有
価価値関連付けに制限を加えることを特徴とする。
【0012】また、請求項2に係る遊技システムは、請
求項1において、前記可否条件設定手段が、複数種類の
指示額に対してそれぞれ関連付け可能な決済方法を設定
するものであることを特徴とする。
【0013】また、請求項3に係る遊技システムは、請
求項2において、遊技店の手数料負担を伴う決済方法に
関しては、手数料負担を伴わない決済方法よりも関連付
け可能となる指示額の最低値を高く設定したことを特徴
とする。
【0014】また、請求項4に係る遊技システムは、請
求項1において、前記可否条件設定手段が、複数種類の
指示額に対してそれぞれ関連付け可能な遊技客の種別を
設定するものであることを特徴とする。
【0015】また、請求項5に係る遊技システムは、請
求項4において、遊技店に個人情報を登録した遊技客に
対して発行される会員用記録媒体と、一般遊技客に対し
て発行される一般用記録媒体とを挿入対象とし、前記会
員用記録媒体が挿入された状態で関連付け操作が行われ
た場合には、前記一般用記録媒体が挿入された状態で関
連付け操作が行われた場合、あるいは記録媒体の挿入を
伴うことなく関連付け操作が行われた場合よりも、有利
となる条件で関連付け可能な指示額を設定したことを特
徴とする。
【0016】また、請求項6に係る遊技システムは、関
連付け操作が行われた場合に、指示額に応じて遊技媒体
の貸出基準となる有価価値の記録媒体への関連付けに関
わる処理を実施する遊技システムにおいて、複数種類の
指示額に対してそれぞれ関連付け可能な決済方法を設定
する可否条件設定手段と、関連付け操作が行われた場合
に、その決済方法を特定する決済方法特定手段と、前記
決済方法特定手段によって特定された決済方法と前記可
否条件設定手段に設定した可否条件とに基づいて、記録
媒体に対する有価価値関連付けに制限を加える制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0017】また、請求項7に係る遊技システムは、請
求項6において、前記決済方法特定手段が、決済方法が
遊技店の手数料負担を伴うものであるか否かを判定する
ものであり、該決済方法特定手段によって特定された決
済方法が遊技店の手数料負担を伴うものであった場合、
前記制御手段の制御により、手数料負担を伴わない決済
方法よりも関連付け可能となる指示額の最低値を高く設
定することを特徴とする。
【0018】また、請求項8に係る遊技システムは、関
連付け操作が行われた場合に、指示額に応じて遊技媒体
の貸出基準となる有価価値の記録媒体への関連付けに関
わる処理を実施する遊技システムにおいて、複数種類の
指示額に対してそれぞれ関連付け可能な遊技客の種別を
設定する可否条件設定手段と、関連付け操作に伴って記
録媒体が挿入された場合に、該記録媒体に記録された情
報に基づいて遊技客の種別を特定する種別特定手段と、
前記種別特定手段によって特定された遊技客の種別と前
記可否条件設定手段に設定した可否条件とに基づいて、
関連付け操作の際に選択可能な指示額に制限を加える制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0019】また、請求項9に係る遊技システムは、請
求項8において、前記種別特定手段が、挿入された記録
媒体に基づいて遊技客が遊技店に個人情報を登録してい
る会員であるか非会員であるか否かを判定するものであ
り、該種別特定手段によって特定された遊技客が会員で
ある場合、前記制御手段の制御により、非会員が行う関
連付け操作よりも有利となる条件で関連付け可能な指示
額を設定することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る遊技システムの好適な実施の形態を詳細に説
明する。なお、本実施の形態では、主として本発明をパ
チンコ遊技に適用した場合を示す。
【0021】図1は、本発明の実施の形態であるパチン
コ遊技システムの概略構成を示したブロック図である。
ここで例示するパチンコ遊技システムでは、記録媒体と
してプリペイドカード、具体的には会員カードMC、並
びに一般カードPCを適用する。
【0022】会員カードMCは、住所や氏名等の会員情
報を登録した会員である遊技客に対して遊技店が発行す
る合成樹脂製のカード(JIS2)であり、各種カード
情報が磁気記録および印字してある。具体的には、発行
店の識別情報や会員コード等の会員識別情報が磁気記録
してあるとともに、発行した店コード、会員コード等の
情報が目視可能に記録してある。
【0023】これに対して一般カードPCは、任意の一
般遊技客に対して遊技店が都度発行する紙製の磁気カー
ドであり、各種カード情報が磁気記録および印字してあ
る。具体的には、発行店の識別情報、カード固有の識別
コード、発行金額、カード種別等が磁気記録してあると
ともに、発行店名、カード固有識別コード(例えばカー
ド発行機番号+連番)、発行金額および有効期限等が目
視できるように印字してある。
【0024】これらの会員カードMCおよび一般カード
PCは、その材質や板厚および記録内容が相違するもの
の、縦横の寸法が同一であるとともに、各種カード情報
を磁気記録するための磁気ストライプも同一の位置に設
けてあり、当該磁気記録した各種カード情報を共通の読
取装置で読み取ることが可能である。
【0025】また、会員カードMCおよび一般カードP
Cには、それぞれパチンコ玉を借り受ける際の基準とな
る有価価値、具体的には「度数」と称される有価価値を
付与してある。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の
貸出処理単位であり、所定のレートで設定してある。一
般的には、1度数が100円に対応し、1度数でパチン
コ玉を25個だけ貸し出すことができるように設定して
ある。本実施の形態の場合、それぞれの度数は、個々の
プリペイドカードには記録せず、後述するターミナルコ
ントローラ10に記憶させてある。
【0026】図1に示すように、本実施の形態のパチン
コ遊技システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグルー
プごとに複数のパチンコ機20およびカード処理ユニッ
ト30が並設してあるとともに、各島にカード発行機4
0やカード精算機50等の記録媒体処理装置、並びに玉
計数機60が適宜設けてある。パチンコ機20は、パチ
ンコ玉を遊技領域21に発射して遊技客が遊技を行う部
分である。カード処理ユニット30は、会員カードMC
や一般カードPCに関連付けられた残度数を上限とする
パチンコ玉の貸し出し処理を主機能とするものである。
このカード処理ユニット30は、遊技店に設置された複
数のパチンコ機20それぞれに対して1台ずつペアとな
るように用意され、パチンコ機20の相互間に挟まれる
形で設置してある。カード発行機40は、一般カードP
Cの発行処理、並びに一般カードPCおよび会員カード
MCに関連付けられたそれぞれの度数に対する加算処理
を主機能とするものであり、遊技店に数台ずつ設置して
ある。各カード発行機40には、それぞれ後述するデビ
ット子機70が付設してある。カード精算機50は、会
員カードMCや一般カードPCに関連付けられた度数を
現金として払い戻す処理を主機能とするもので、遊技店
に数台ずつ設置してある。玉計数機60は、遊技客が獲
得したパチンコ玉(主に賞球)の計数処理を主機能とす
るもので、遊技店に数台ずつ設置してある。
【0027】これらのパチンコ機20、カード処理ユニ
ット30、カード発行機40、カード精算機50および
玉計数機60は、各島に設けた島コントローラ80を通
じてターミナルコントローラ10と称される管理装置の
制御下にある。ターミナルコントローラ10は、遊技店
に少なくとも1台設置してあり、設置した遊技店の統括
管理、例えばプリペイドカードMC,PCの管理、会員
の管理、売り上げ管理等を行うとともに、上述したよう
に、会員カードMCおよび一般カードPC個々の有価価
値である度数に関する情報を記憶管理する部分である。
【0028】図2は、ターミナルコントローラ10の内
部構成を示すブロック図である。ターミナルコントロー
ラ10のRAM11は、度数管理テーブルDTM,DT
P等の各種管理情報を格納する部分である。
【0029】度数管理テーブルDTM,DTPには、図
3(a)および図3(b)に示すように、プリペイドカ
ードMC,PCの種別毎に、カードの識別情報と、その
度数情報とを対応付けて格納してある。度数管理テーブ
ルDTM,DTPのカード識別情報とは、会員カードM
Cの場合に会員コードに相当し、一般カードPCの場合
にそれぞれの固有識別コードに相当する。度数管理テー
ブルDTM,DTPの度数情報には、購入した度数、使
用した度数および残度数を格納してある。さらに、会員
カードMCの度数管理テーブルDTMには、後述の貯玉
数に関する貯玉情報もカード識別情報に関連付けて格納
してある。
【0030】これら度数管理テーブルDTM,DTPに
格納されたそれぞれの度数情報および貯玉情報は、通信
インターフェース(I/F)部12を通じて読み出し要
求があった場合、CPU13によって都度RAM11か
ら読み出される一方、減算更新や加算更新等の要求があ
った場合、CPU13によって適宜更新されることにな
る。また、上記通信インターフェース部12は、公衆回
線網1000を通じてカード会社センタ90との間も接
続しており、当該カード会社センタ90とターミナルコ
ントローラ10との間において必要となる情報の送受信
を行うことが可能である。
【0031】上述したCPU13は、予めROM14に
格納されたプログラムやデータに基づいて上述した各種
処理を実現するように構成してある。なお、図中の符号
15は、上述した各種管理情報を表示するための表示
部、また符号16は、オペレータが設定を行う際に操作
する入出力部である。
【0032】図4は、本実施の形態で適用するパチンコ
機20およびカード処理ユニット30の外観を示した正
面図、図5は、カード処理ユニット30の内部構成を示
すブロック図である。以下、これらの図を参照しなが
ら、パチンコ機20およびカード処理ユニット30につ
いて説明する。
【0033】カード処理ユニット30は、外見上縦長に
構成してあり、その前面パネル301にカードランプ3
02、現金ランプ303、紙幣投入口304、硬貨投入
口305、返却レバー306、種別ランプ307、金額
表示部308、金額設定スイッチ309、端数設定スイ
ッチ310、硬貨返却口311およびカード挿入口31
2を備えている。
【0034】カードランプ302および現金ランプ30
3は、貸出制御部313からの制御信号に基づいて点灯
し、プリペイドカードMC,PCおよび現金の受け付け
可能状態を遊技客に報知するためのものである。
【0035】紙幣投入口304は、紙幣を受け入れてこ
れをビルバリ(BV)ユニット部314に取り込むため
の開口である。ビルバリユニット部314は、取り込ま
れた紙幣の金種を識別し、この識別結果を貸出制御部3
13に与えるとともに、取り込んだ紙幣を島端回収ボッ
クスに搬出させるべく紙幣搬送路315へ導出する部分
である。
【0036】硬貨投入口305は、硬貨を受け入れてこ
れをコインセレクタ部316に取り込むための開口であ
る。コインセレクタ部316は、取り込んだ硬貨の金種
を識別し、この識別結果を貸出制御部313に与えると
ともに、取り込んだ硬貨を島端回収ボックスに搬出させ
るべく硬貨搬送路317へ導出する部分である。
【0037】返却レバー306は、投入した貨幣を返却
するためのものである。この返却レバー306が操作さ
れた場合、返却紙幣はそのまま紙幣投入口304から遊
技客に返却される一方、返却硬貨は硬貨返却口311か
ら遊技客に返却される。
【0038】種別ランプ307は、貸し出す遊技媒体の
種類、つまりパチンコ玉およびメダルのいずれを貸し出
すかを点灯表示するためのものである。
【0039】金額設定スイッチ309は、後述するパチ
ンコ機20の貸出スイッチ22を1回操作する毎に貸し
出されるパチンコ玉の金額(貸し出し単位)を遊技客が
設定するためのものである。
【0040】カード挿入口312は、プリペイドカード
MC,PCを受け入れてこれをプリペイドカード処理部
318に取り込むための開口である。プリペイドカード
処理部318は、取り込んだプリペイドカードMC,P
Cの記録情報を読み取り、その読み取り結果を貸出制御
部313に与える処理を行う部分である。
【0041】一方、遊技機であるパチンコ機20には、
図4に示すように、遊技領域21の下方に設けた上皿2
3の前面に度数表示部24、貸出スイッチ22および返
却スイッチ25を設けてある。
【0042】度数表示部24は、上述したカード処理ユ
ニット30のプリペイドカード処理部318にプリペイ
ドカードMC,PCが取り込まれた場合、このプリペイ
ドカードMC,PCに関連付けられた残度数を数値表示
するための部分である。
【0043】貸出スイッチ22は、パチンコ玉を借り受
ける際に遊技客がON操作するスイッチである。返却ス
イッチ25は、ON操作した場合に、プリペイドカード
処理部318に取り込まれたプリペイドカードMC,P
Cを遊技客に返却するスイッチである。これら貸出スイ
ッチ22および返却スイッチ25のON操作検出信号
は、それぞれカード処理ユニット30の貸出制御部31
3に与えられることになる。
【0044】また、上記パチンコ機20には、その内部
に玉投出手段26が設けてある。玉投出手段26は、カ
ード処理ユニット30の貸出制御部313から打球投出
要求が与えられた場合には打球として、またパチンコ機
20の図示せぬ制御手段から賞球投出要求が与えられた
場合には賞球として、それぞれパチンコ機20の上皿2
3に所定数のパチンコ玉を投出する部分である。
【0045】貸出制御部313は、予め与えられたプロ
グラムやプリペイドカード処理部318、コインセレク
タ部316、ビルバリユニット部314、操作入力部3
06,309から与えられた情報に基づいて各部の制御
を行うための部分である。この貸出制御部313は、第
1通信インターフェース(I/F)部319および第2
通信インターフェース(I/F)部320を通じて外部
と適宜情報交換することが可能である。本実施の形態で
は、第1通信インターフェース部319が島コントロー
ラ80を介してターミナルコントローラ10に接続して
ある一方、第2通信インターフェース部320が対応す
るパチンコ機20に接続してある。
【0046】以下、上記カード処理ユニット30の動作
について簡単に説明する。まず、貸出待機状態において
カード挿入口312にプリペイドカードMC,PCが挿
入されると、貸出制御部313は、プリペイドカード処
理部318を通じて当該プリペイドカードMC,PCに
磁気記録されたカード識別情報を読み取り、このカード
識別情報を含めてターミナルコントローラ10に残度数
の問い合わせ要求を行った後、回答の受信待機状態とな
る。
【0047】この間、カード処理ユニット30からの問
い合わせ要求を受信したターミナルコントローラ10で
は、カード識別情報に基づいてRAM11の度数管理テ
ーブルDTM,DTPから対応するプリペイドカードM
C,PCの残度数を読み出し、これをカード処理ユニッ
ト30に転送する。
【0048】ターミナルコントローラ10から残度数を
受信したカード処理ユニット30の貸出制御部313
は、これをメモリ321に格納するとともに、パチンコ
機20の度数表示部24を通じてその表示を行った後、
操作待機状態となる。
【0049】操作待機状態において遊技客が貸出スイッ
チ22をON操作すると、貸出制御部313は、金額設
定スイッチ309で設定された金額分のパチンコ玉を投
出させるべく、パチンコ機20の玉投出手段26に対し
て打球投出要求を与える。その後、メモリ321に格納
した残度数を設定金額に応じて減算更新するとともに、
カード識別情報を含めてターミナルコントローラ10
に、設定金額に応じた残度数の減算更新要求を行う。
【0050】一方、上記操作待機状態において遊技客が
硬貨もしくは紙幣を投入すると、貸出制御部313は、
コインセレクタ部316、あるいはビルバリユニット部
314を通じてその入金額を取得し、メモリ321に格
納した残度数を入金額に応じて加算更新するとともに、
カード識別情報を含めてターミナルコントローラ10
に、入金額に応じた残度数の加算更新要求を行う。
【0051】これら残度数の減算更新要求や加算更新要
求を受信したターミナルコントローラ10では、上述し
たように、CPU13によって対応する度数情報が適宜
更新されることになる。つまり、貸出スイッチ22の操
作によってパチンコ玉を投出した場合には残度数が減る
ことになる一方、入金操作を行った場合には残度数を増
やすことができるようになる。
【0052】以下、上述した動作が繰り返し行われるこ
とにより、プリペイドカードMC,PCに関連付けられ
た残度数を上限とするパチンコ玉の貸し出しが行われ、
当該パチンコ玉によって遊技客のパチンコ遊技が可能に
なる。なお、上述した処理の間において返却スイッチ2
5をON操作すれば、それぞれの処理が中断され、プリ
ペイドカードMC,PCや貨幣が遊技客に返却されるこ
とになる。また、上述したパチンコ遊技システムでは、
カード処理ユニット30においても残度数の加算更新お
よび減算更新を行うようにしているが、パチンコ玉の貸
出情報や貨幣の入金情報をターミナルコントローラ10
に直接送出し、該ターミナルコントローラ10のみが加
算更新や減算更新を行うように構成してももちろんよ
い。
【0053】次に、玉計数機60について説明する。図
6は、本実施の形態で適用する玉計数機60の外観を示
す斜視図、図7は、玉計数機60の内部構造を示したブ
ロック図である。図6に示すように、玉計数機60は、
玉投入口601、表示部602、確認スイッチ603、
会員カード挿入/返却口604およびレシート排出口6
05を備えている。
【0054】玉投入口601は、遊技客が獲得したパチ
ンコ玉を受け入れてこれを計数部606に導入するため
の開口である。計数部606は、玉投入口601から受
け入れられたパチンコ玉を計数し、その計数値を計数制
御部607に与える部分である。計数部606によって
計数された後のパチンコ玉は、玉排出口608を通じて
玉回収機構へ排出されることになる。
【0055】表示部602は、計数制御部607から与
えられた計数値を遊技客に対して数値表示する部分であ
り、例えば液晶表示器によって構成してある。
【0056】確認スイッチ603は、外部操作入力部と
して設けたもので、遊技客によってON操作された場合
に検出信号を計数制御部607に与える部分である。
【0057】会員カード挿入/返却口604は、会員カ
ードMCを受け入れてこれを会員カード処理部609に
取り込む一方、会員カード処理部609において所望の
処理を施した後の会員カードMCを返却するための開口
である。会員カード処理部609は、取り込んだ会員カ
ードMCに磁気記録されている会員識別情報を読み取
り、その読み取り結果を計数制御部607に与える部分
である。
【0058】レシート排出口605は、印字部610に
おいて印字処理されたレシートRCを排出するための開
口である。印字部610は、計数制御部607から与え
られた計数情報をレシートRCとして印字出力するため
の部分である。
【0059】計数制御部607は、予め与えられたプロ
グラムや計数部606、確認スイッチ603、会員カー
ド処理部609から与えられた情報に基づいて各部の制
御を行うための部分である。この計数制御部607は、
通信インターフェース(I/F)部611および島コン
トローラ80を介してターミナルコントローラ10に接
続してあり、該ターミナルコントローラ10との間にお
いて適宜情報交換することが可能である。
【0060】以下、上記玉計数機60の動作について簡
単に説明する。まず、計数待機状態において玉投入口6
01にパチンコ玉が投入されると、計数制御部607
は、計数部606を通じてパチンコ玉の計数値を逐次取
得するとともに、表示部602を通じて遊技客に計数値
を表示する。
【0061】すべてのパチンコ玉の計数が終了すると、
計数制御部607は、会員カード処理部609と通じて
会員カードMCの挿入を監視するとともに、確認スイッ
チ603がON操作されたか否かを監視する。
【0062】上述した状態において、会員カードMCの
挿入を伴うことなく確認スイッチ603がON操作され
た場合、上記計数制御部607は、印字部610に対し
て最終的な計数値を計数情報として出力する。この結
果、印字部610において計数結果がレシートRCとし
て印字出力されることになるため、遊技客は、レシート
RCをホールカウンターに提示することにより、計数結
果に応じた景品を得ることができるようになる。
【0063】一方、上述した状態において会員カードM
Cが挿入された後に確認スイッチ603がON操作され
ると、上記計数制御部607は、会員カード処理部60
9を通じて当該会員カードMCに磁気記録されたカード
識別情報を読み取り、このカード識別情報を含めてター
ミナルコントローラ10に貯玉数の加算要求を行った
後、回答の受信待機状態となる。
【0064】この間、玉計数機60からの貯玉数の加算
要求を受信したターミナルコントローラ10では、カー
ド識別情報に基づいて対応する会員カードMCの貯玉数
情報を取得し、該取得した貯玉数に対して今回玉計数機
60から送信された貯玉数の加算処理を実行する。さら
に、実行した加算処理結果を該当する会員カードMCの
貯玉数情報として度数管理テーブルDTMに格納すると
ともに、加算処理結果を玉計数機60に転送する。
【0065】ターミナルコントローラ10から加算結果
を受信した玉計数機60の計数制御部607は、印字部
610に対して加算処理結果を計数情報として出力し、
この結果、印字部610において加算処理結果がレシー
トRCとして印字出力されることになる。
【0066】このように、会員カードMCを所有してい
ない一般の遊技客は、計数結果をレシートRCとして出
力させ、これを景品に交換することのみが可能である
が、会員カードMCを所有する遊技客、つまり会員は、
上述した一般遊技客と同様の操作の他、会員カードMC
を挿入することにより、獲得したパチンコ玉を貯玉とし
て遊技店に預け入れておくことが可能となる。
【0067】次に、カード発行機40およびこれに付設
されるデビット子機70について説明する。図8は、本
実施の形態で適用するカード発行機40およびデビット
子機70の外観を示した正面図、図9は、これらカード
発行機40およびデビット子機70の内部構成を示すブ
ロック図である。本実施の形態では、図8に示すよう
に、カード発行機40およびデビット子機70を、それ
ぞれ個別の筐体401,701に別々のユニットとして
設けてある。カード発行機40の筐体401およびデビ
ット子機70の筐体701は、それぞれの前面に開閉可
能な扉体402,702を備えて構成してある。各扉体
402,702は、筐体401,701との間に主錠手
段403,703が設けてあり、閉成した状態で施錠す
ることが可能である。
【0068】カード発行機40は、筐体401の前面に
設けた扉体402に会員カード挿入/返却口404、一
般カード挿入/発行・返却口405、紙幣挿入/返却口
406、複数(本実施の形態では5つ)の選択スイッチ
407、テンキースイッチ408、取消スイッチ40
9、表示部410、プレミア球投出口411およびハン
ディ収容凹部412を備えている。
【0069】会員カード挿入/返却口404は、会員カ
ードMCを受け入れてこれを会員カード処理部413に
取り込む一方、会員カード処理部413において所望の
処理を施した後の会員カードMCを返却するための開口
である。会員カード処理部413は、取り込んだ会員カ
ードMCに磁気記録されている会員識別情報を読み取
り、その読み取り結果を発行制御部414に与える部分
である。
【0070】一般カード挿入/発行・返却口405は、
一般カードPCを受入れてこれを一般カード処理部41
5に取り込む一方、一般カード処理部415において所
望の処理を施した後の一般カードPCを返却、あるいは
一般カード処理部415で発行処理した一般カードPC
を発行するための開口である。一般カード処理部415
は、取り込んだ一般カードPCに磁気記録されているカ
ード固有識別コードを読み取り、その読み取り結果を発
行制御部414に与える処理、並びに一般カードPCの
発行処理を行う部分である。一般カードPCの発行処理
では、例えば、予め装填されたロール紙(図示せず)を
適宜切断・印字・データ処理し、これを一般カードPC
として発行するようにしている。
【0071】紙幣挿入/返却口406は、紙幣を受け入
れてこれを紙幣処理部416に取り込む部分である。紙
幣処理部416は、取り込まれた紙幣の金種を識別して
その識別結果を発行制御部414に与えるとともに、識
別可能な紙幣を金種別に分類して紙幣回収箱417に収
納する一方、識別不能な紙幣を返却するための部分であ
る。
【0072】選択スイッチ407、テンキースイッチ4
08および取消スイッチ409は、それぞれ外部操作入
力部として設けたもので、遊技客によってON操作され
た場合に個別の検出信号を発行制御部414に与える部
分である。
【0073】表示部410は、発行制御部414から与
えられた入力ガイダンスや設定入力ガイダンス等の各種
情報を表示するための部分であり、例えば液晶表示器に
よって構成してある。
【0074】プレミア球投出口411は、プレミア球投
出部418から排出されたパチンコ玉を遊技客に払い出
すための開口である。プレミア球投出部418は、発行
制御部414から与えられた制御信号に基づいて予め設
定した数のパチンコ玉をプレミア球として排出する部分
である。
【0075】ハンディ収容凹部412は、補助扉体41
9によって開閉可能、かつ扉体402の主錠手段403
とは別個の補助錠手段420によって施錠可能な凹所で
ある。この補助錠手段420には、施錠状態にあるか否
かを検出するとともに、その検出結果を常時発行制御部
414に与える施錠検出センサ421を設けてある。
【0076】また、上記ハンディ収容凹部412には、
ハンディ端末入力機422を収容してある。ハンディ端
末入力機422は、各種機能スイッチやテンキースイッ
チを備えて構成したもので、内部操作入力部として機能
する。このハンディ端末入力機422の各種機能スイッ
チやテンキースイッチがON操作された場合には、上述
した選択スイッチ407や取消スイッチ409と同様
に、それぞれ個別の検出信号が発行制御部414に与え
られることになる。
【0077】発行制御部414は、予め与えられたプロ
グラムや会員カード処理部413、一般カード処理部4
15、紙幣処理部416、選択スイッチ407、テンキ
ースイッチ408、取消スイッチ409、施錠検出セン
サ421およびハンディ端末入力機422から与えられ
た情報に基づいて各部の制御を行うための部分である。
この発行制御部414は、第1通信インターフェース
(I/F)部423および第2通信インターフェース
(I/F)部424を通じて外部と適宜情報交換するこ
とが可能である。本実施の形態では、第1通信インター
フェース部423が、島コントローラ80を介してター
ミナルコントローラ10に接続してある一方、第2通信
インターフェース部424が、デビット子機70の第1
通信インターフェース部712を介してデビット制御部
710に接続してある。
【0078】なお、図中の符号425は、売り上げ情報
を印字するための印字部であり、扉体402を開成させ
た場合に外部に露出する部分に設けてある。
【0079】デビット子機70は、筐体701の前面に
設けた扉体702にデビットカード挿入/返却口70
4、レシート排出口705、表示部706および外部操
作入力部707を備えているとともに、扉体702を開
成した場合に露出する部分に内部操作入力部708を備
えている。
【0080】デビットカード挿入/返却口704は、デ
ビットカードDCを受け入れてこれをデビットカード処
理部709に取り込む一方、デビットカード処理部70
9において所望の処理を施した後のデビットカードDC
を返却するための開口である。デビットカード処理部7
09は、取り込んだデビットカードDCに磁気記録され
ている情報を読み取り、その読み取り結果をデビット制
御部710に与える部分である。
【0081】レシート排出口705は、印字部711に
おいて印字処理されたレシートRCを排出するための開
口である。印字部711は、デビット制御部710から
与えられた決済情報をレシートRCとして印字出力する
ための部分である。
【0082】表示部706は、デビット制御部710か
ら与えられた入力ガイダンス等の各種情報を表示するた
めの部分であり、例えば液晶表示器によって構成してあ
る。
【0083】外部操作入力部707は、確認スイッチや
取消スイッチ等の各種機能スイッチ、さらにはデビット
カードDCの暗証番号等、数値を入力するためのテンキ
ースイッチを備えて構成したものである。内部操作入力
部708は、係員モードスイッチを備えて構成したもの
である。これら外部操作入力部707および内部操作入
力部708がON操作された場合には、それぞれ個別の
検出信号がデビット制御部710に与えられることにな
る。
【0084】デビット制御部710は、デビットカード
処理部709、外部操作入力部707および内部操作入
力部708から与えられた情報に基づいて各部の制御を
行う部分である。このデビット制御部710は、第1通
信インターフェース(I/F)部712および第2通信
インターフェース(I/F)部713を通じて外部と適
宜情報交換することが可能である。本実施の形態では、
第1通信インターフェース部712が、カード発行機4
0の第2通信インターフェース部424を介して発行制
御部414に接続してある一方、第2通信インターフェ
ース部713が、公衆回線網1000を通じてデビット
カードシステムの情報処理センタ1001に接続され、
さらには図1に示すように、クリアリングセンタ100
2を含むCAFIS(Credit and Finance Information
System)ネットワーク1003、並びに遊技客の口座
を有するデビットカード発行銀行1004および情報処
理センタ1001の口座を有する加盟店銀行1005に
接続されている。
【0085】図10は、デビット子機70のデビット制
御部710で実施される処理の内容を示すフローチャー
ト、図11は、カード発行機40の発行制御部414で
実施される処理の内容を示すフローチャートである。以
下、これらのフローチャートに従って、本実施の形態の
デビット子機70およびカード発行機40の動作につい
て説明する。
【0086】まず、デビット子機70のデビット制御部
710は、図10に示すように、係員モードスイッチ7
08がONされているか否かを判断する(ステップS1
0)。係員モードスイッチ708がONされている場
合、つまり、遊技店の係員が解錠して扉体702を開成
し、係員モードスイッチ708をON操作した場合には
係員モードとなり、遊技店の係員による係員モード処理
を実行することが可能になる(ステップS100)。
【0087】これに対して、ステップS10において係
員モードスイッチ708がONされていない場合には、
取扱待機モードとなり、遊技客によるデビットカードD
Cの取扱処理が可能となる(ステップS200)。
【0088】上述したこれらの処理は、デビット子機7
0の稼働中において所定の周期で繰り返し実行されるも
のである。つまり、上記デビット子機70においては、
係員モードスイッチ708がONされているか否かに応
じて係員モードと取扱待機モードとが切り替わるように
なっている。
【0089】デビット子機70のステップS100で実
施される係員モード処理では、外部操作入力部707の
機能スイッチやテンキースイッチを通じてキー入力があ
ると、このキー入力に対応した係員モード処理を適宜実
行する処理が行われることになる。この係員モード処理
には、例えばデビットカードDCによる入金額の集計を
レシート出力する処理などが含まれる。
【0090】一方、カード発行機40の発行制御部41
4は、図11に示すように、施錠検出センサ421から
の検出信号を通じて補助扉体419が開放状態にあるか
否かを判断する(ステップS20)。遊技店の係員によ
って補助錠手段420が開錠され、ステップS20にお
いて補助扉体419が開放状態であると判断した場合に
は、メンテナンスモードへ移行するための暗証番号入力
待ちとなる(ステップS21)。ここで要求する暗証番
号とは、遊技店が設定した暗証番号である。
【0091】ステップS22において入力された暗証番
号が正しいものであると判断すると、発行制御部414
は、メンテナンスモードに移行し、メンテナンス処理を
実行する(ステップS300)。このメンテナンスモー
ドでは、ハンディ収容凹部412に収納したハンディ端
末入力機422を操作することが可能となるため、例え
ば表示部410を通じてメンテナンス作業者である遊技
店の係員に対してメンテナンスに必要となる各種情報を
報知することが好ましい。なお、ステップS22におい
て入力された暗証番号が正しいものでないと判断した場
合には、メンテナンスモードに移行することなく今回の
処理を終了する。
【0092】これに対して、補助扉体419が閉成され
ていると判断した場合、つまり補助錠手段420の施錠
によりハンディ収容凹部412に収納したハンディ端末
入力機422を操作することができない場合には、通常
の販売待機モードとなり、カード発行・加算処理を実行
する(ステップS400)。この販売待機モードでは、
例えば表示部410を通じて遊技客に対して販売待機状
態であり、プリペイドカードMC,PCや紙幣の挿入が
可能であることを報知することが好ましい。
【0093】上述した処理は、カード発行機40の稼働
中において所定の周期で繰り返し実行されるものであ
る。つまり、上記カード発行機40においては、補助扉
体419の開閉に応じて販売待機モードとメンテナンス
モードとが切り替わるようになっている。
【0094】図12は、カード発行機40においてステ
ップS300で実施されるメンテナンス処理の詳細を示
すフローチャートである。このメンテナンス処理では、
まず、発行制御部414からの制御信号により、表示部
410に設定入力画面の表示を行い(ステップS30
1)、その後、設定入力待ちとなる(ステップS30
2)。この設定入力要求の表示中に遊技店の係員によっ
てハンディ端末入力機422の各種機能スイッチやテン
キースイッチから設定入力があると、この設定入力情報
を表示部410に表示するとともに、該設定入力情報を
図示せぬ自己のメモリに格納する(ステップS30
3)。その後、補助扉体419が閉成されるまでの間、
上述した動作を繰り返し実行し(ステップS304)、
補助扉体419が閉成された時点で今回の処理を終了す
る。
【0095】図13は、上記カード発行機40におい
て、ステップS301,ステップS302で実施される
設定入力の画面表示例を示したもので、可否条件の設定
入力画面を示している。同図からも明らかなように、本
実施の形態では、可否条件の設定入力において、上述し
た複数の選択スイッチ407に対してそれぞれ指示金額
と、該指示金額を指定可能な決済方法とを設定すること
が可能である。
【0096】すなわち、このメンテナンスモードでは、
設定すべき選択スイッチ407の番号を入力すると、図
13に示すような設定入力画面が表示され、当該選択ス
イッチ407に関してその指示金額と、該支持金額を指
定可能な決済方法とを設定することができる。決済方法
としては、現金決済、デビット決済および再プレイ決済
の3種類についてそれぞれの可否を入力できるようにな
っている。これらの決済方法のうち、再プレイ決済と
は、上述した会員カードMCの貯玉を決済方法とするも
ので、現金やデビットカードDCを用いる必要がない。
また、デビット決済に関しては、クリアリングセンタ1
002や情報処理センタ1001に対して支払うべきセ
ンタ手数料の全額を遊技店が負担するものとしてある。
【0097】図13に示した具体例では、NO.1の選
択スイッチ407に対して1000円の指示金額を設定
し、この1000円を指示可能な決済方法として現金決
済および再プレイ決済を設定してある。以降、NO.2
選択スイッチ407、NO.3選択スイッチ407、N
O.4選択スイッチ407、NO.5選択スイッチ40
7に対しても同様の操作を行い、それぞれの指示金額と
指示可能な決済方法とを設定する。なお、本実施の形態
では、便宜上、図8において正面向かって左端の選択ス
イッチ407をNO.1とし、以降、右側に行くに従っ
て、NO.2、NO.3、NO.4、NO.5と称して
いる。
【0098】図14は、選択スイッチ407に設定した
可否条件の具体例を示すものである。この具体例に示す
可否条件では、唯一NO.1選択スイッチ407に設定
された1000円の場合のみ、デビット決済ができない
ように設定してある。つまり、遊技店の手数料負担が伴
うデビット決済に関しては、指示金額の最低値が200
0円であり、他の手数料負担を伴わない決済方法よりも
高く設定してある。
【0099】上記のようにして設定した可否条件は、発
行制御部414のメモリに格納され、後述する関連付け
操作が行われる度に都度読み出されるようになる。な
お、可否条件に関する設定は、必ずしもカード発行機4
0で行う必要はなく、デビット子機70で行うようにし
てもよい。また、ターミナルコントローラ10によって
一括設定し、該設定した内容をそれぞれのカード発行機
40やデビット子機70に与えるようにしても構わな
い。特に、ターミナルコントローラ10において可否条
件を一括設定するように構成すれば、遊技店に多数のカ
ード発行機40やデビット子機70を設置している場合
にも、該可否条件の設定作業がきわめて容易になる。し
かも、多数のカード発行機40やデビット子機70にお
いて互いに設定内容が異なるといった事態が発生するこ
とがなく、遊技客に対して不必要に不信感や猜疑心を抱
かせる虞れがなくなる。
【0100】図15(a)および図16(a)は、カー
ド発行機40のステップS400で実施されるカード発
行・加算処理の詳細を示すフローチャート、図15
(b)および図16(b)は、デビット子機70のステ
ップS200で実施されるデビットカード取扱処理の詳
細を示すフローチャートである。以下、これらの図を参
照しながら、カード発行機40およびデビット子機70
の動作について説明する。
【0101】まず、カード発行機40の発行制御部41
4は、図15(a)に示すように、メモリに格納した設
定の読み出しを実施する(ステップS401)。このス
テップS401において読み出されるのは、先のステッ
プS302で設定した可否条件である。
【0102】可否条件を読み出した発行制御部414
は、デビット子機70に対して取り引きが可能である旨
の通知を送信し(ステップS402)、さらに、表示部
410を通じて取引待機中である旨の表示を行った後
(ステップS403)、遊技客の操作入力待ちとなる。
具体的には、会員カードMCが挿入されたか否か(ステ
ップS404)、取消スイッチ409がONされたか否
か(ステップS405)、紙幣が投入されたか否か(ス
テップS406)およびデビット子機70からデビット
カード挿入通知を受信したか否か(ステップS407)
をそれぞれ判断する。
【0103】この操作入力待ちにおいてカード発行機4
0に会員カードMCが挿入されると、上記発行制御部4
14は、会員カード処理部413を通じて会員カードM
Cに記録されているカード識別情報を読み取り、該読み
取ったカード識別情報に基づいて当該会員カードMCに
貯玉が存在するか否かの判断を行う(ステップS40
8)。すなわち、読み取ったカード識別情報とともにタ
ーミナルコントローラ10に対して貯玉数の問い合わせ
を行い、その回答結果から当該会員カードMCに関連付
けられている貯玉数が0を超えているか否かを判断す
る。
【0104】会員カードMCに関連付けられた貯玉数が
0を超えていた場合には、デビット子機70に対して取
引不可通知を送信し(ステップS409)、その後、後
述する再プレイ処理を実施して(ステップS500)、
手順をステップS402にリターンさせる。
【0105】また、上記操作入力待ちにおいてカード発
行機40の取消スイッチ409がONされた場合には、
手順をステップS411に進めてプリペイドカードM
C,PCが挿入されている状態か否かを判断し、さらに
挿入されている場合にこれを返却し(ステップS41
2)、その後に手順をステップS402にリターンさせ
て今回の処理を終了する。
【0106】一方、上記操作入力待ちにおいてカード発
行機40に紙幣が投入された場合には、デビット子機7
0に対して取引不可通知を送信し(ステップS41
3)、その後、後述する現金取扱処理を実施して(ステ
ップS600)、手順をステップS402にリターンさ
せる。
【0107】さらに、上記操作入力待ちにおいてカード
発行機40が、後述するデビット子機70からのデビッ
トカード挿入通知(ステップS205より)を受信する
と、当該操作入力待ちを解除してデビット子機70から
の選択入力要求の受信待ちとなる(ステップS415、
ステップS416)。
【0108】上述したカード発行機40での処理の間、
デビット子機70では、図15(b)に示すように、デ
ビットカード取扱処理において取引可能通知の受信待ち
となっており(ステップS201)、カード発行機40
から取引可能通知(ステップS402より)を受信する
と、表示部706を通じて取引待機中である旨の表示を
行い(ステップS202)、その後、デビットカードD
Cの挿入待ちとなる(ステップS203、ステップS2
04)。
【0109】この間、カード発行機40に貯玉数が0を
超えている会員カードMCが挿入され、あるいは紙幣が
投入され、該カード発行機40から送信された取引不可
通知(ステップS409もしくはステップS413よ
り)を受信した場合には、一旦取引不可状態となり、再
び、カード発行機40からの取引可能通知の受信待ちと
なる(ステップS201)。
【0110】上述した状態においてデビット子機70に
デビットカードDCが挿入されると、カード発行機40
に対してデビットカードDCが挿入された旨の通知を送
信し(ステップS205)、表示部706に暗証番号入
力要求表示を行った後(ステップS206)、暗証番号
の入力待ちとなる(ステップS207、ステップS20
8)。ここで要求する暗証番号とは、デビットカードD
Cを発行する際に設定した暗証番号である。
【0111】この間、外部操作入力部707の取消スイ
ッチがONされると、カード発行機40に対して取消通
知を送信し(ステップS209)、その後、デビットカ
ードDCを返却して(ステップS210)、手順をステ
ップS201にリターンさせる。
【0112】これに対して外部操作入力部707のテン
キースイッチを通じて遊技客が暗証番号を入力すると、
デビット制御部710は、カード発行機40に対して選
択入力要求を送信し(ステップS211)、その後、カ
ード発行機40からの選択スイッチ407を通じた指示
金額の受信待ちとなる(ステップS212、ステップS
213)。この間、後述するカード発行機40からの取
消通知(ステップS420より)を受信すると、デビッ
トカードDCを返却して(ステップS210)、手順を
ステップS201へリターンさせる。
【0113】一方、図15(a)に示すように、カード
発行機40において上述した選択入力要求受信待ちの
間、デビット子機70から取消通知(ステップS209
より)を受信すると、手順をステップS411に進めて
プリペイドカードMC,PCが挿入されている状態か否
かを判断し、さらに挿入されている場合にこれを返却し
(ステップS412)、その後に手順をステップS40
2にリターンさせて今回の処理を終了する。
【0114】これに対してデビット子機70から選択入
力要求(ステップS211より)を受信すると、発行制
御部414は、複数の選択スイッチ407の中から上述
した可否条件に合致するものを有効化し(ステップS4
17)、その後、有効化した選択スイッチ407がON
されたか否かを監視する(ステップS418、ステップ
S419)。選択スイッチ407を有効化した場合に
は、当該有効化した選択スイッチ407を発光させ、さ
らには表示部410を通じて遊技客に選択スイッチ40
7の操作を促す表示を行うことが好ましい。
【0115】ここで、ステップS417において有効化
される選択スイッチ407は、その決済方法が遊技店の
手数料負担を伴うデビット決済であるため、図17に示
すように、2000円、3000円、5000円および
10000円に対応するもののみとなり、カード発行機
40に設定された本来の最低金額である1000円に対
応する選択スイッチ407は有効化されない。つまり、
デビット決済を行う遊技客としては、少なくとも200
0円以上の金額を指示せざるを得ないこととなる。この
結果、遊技店としては、1000円という少額の決済に
対して都度手数料を負担する事態が発生しないため、デ
ビットカードDCの取り扱いが増えたとしてもその手数
料負担が売り上げに著しく影響を及ぼす虞れがない。し
かも、遊技客に対して手数料負担を強いるわけではない
ため、遊技意欲を損なう事態を招来する虞れもなく、上
述した可否条件の設定が、遊技店の売り上げに多大な影
響を及ぼすこともない。さらに、上述した可否条件は、
先に示したメンテナンスモードにおいて遊技店毎に独自
に設定することが可能である。従って、例えばデビット
決済の場合には、2000円以下の決済ができないよう
にする等、任意に変更可能であり、遊技店の営業形態に
応じて柔軟に対応することができる。
【0116】さて、上述した選択スイッチ407の操作
状態を監視している間に取消スイッチ409がONされ
ると、デビット子機70に対して取消通知を送信し(ス
テップS420)、手順をステップS411に進めてプ
リペイドカードMC,PCが挿入されているか否かを判
断し、さらに挿入されている場合にこれを返却し(ステ
ップS412)、その後に手順をステップS402にリ
ターンさせて今回の処理を終了する。
【0117】これに対して有効化した選択スイッチ40
7がONされると、当該選択スイッチ407に対応した
金額の情報をデビット子機70に対して送信し(ステッ
プS421)、その後、図16(a)に示すように、デ
ビット子機70からの取引金額受信待ちとなる(ステッ
プS422)。
【0118】カード発行機40から選択スイッチ407
を通じて指示金額を受信したデビット子機70は、図1
6(b)に示すように、当該指示金額を取引金額に設定
する(ステップS214)。取引金額を設定したデビッ
ト子機70は、当該取引金額をカード発行機40に送信
し(ステップS215)、さらに表示部706を通じて
遊技客に取引の確認要求表示を行い(ステップS21
6)、その後、取消スイッチおよび確認スイッチのいず
れが操作されるかを監視する(ステップS217、ステ
ップS218)。
【0119】上述した状態において取消スイッチがON
された場合には、カード発行機40に対して取消通知を
送信し(ステップS219)、その後、デビットカード
DCを遊技客に返却し(ステップS220)、手順をス
テップS201にリターンさせる。
【0120】これに対して遊技客が確認スイッチをON
した場合、デビット制御部710は、表示部706に情
報処理センタ1001との交信画面を表示し(ステップ
S221)、その後、公衆回線網1000を通じて情報
処理センタ1001にアクセスして決済処理を行う(ス
テップS222)。
【0121】これらの処理の間、図16(a)に示すよ
うに、デビット子機70からの取引金額を受信したカー
ド発行機40は、当該取引金額を表示部410に表示し
(ステップS423)、その後、決済終了結果の受信待
ちとなる(ステップS424、ステップS425)。決
済終了結果を受信する以前にデビット子機70から取消
通知(ステップS219より)を受信した場合には、手
順をステップS411(図15(a))に進めてプリペ
イドカードMC,PCが挿入されているか否かを判断
し、さらに挿入されている場合にこれを返却し(ステッ
プS412)、その後に手順をステップS402にリタ
ーンさせて今回の処理を終了する。
【0122】上述したデビット制御部710による決済
処理は、例えば以下の手順で実現することができる。す
なわち、上記デビット制御部710は、カード発行機4
0から受信した指示金額の情報と、それまでに取得した
デビットカードDCの読み取り情報および暗証番号とを
含む決済代行・通信代行(決済要求)を情報処理センタ
1001に送出し、該情報処理センタ1001からの決
済処理終了通知を待つ(ステップS223)。
【0123】決済要求を受信した情報処理センタ100
1は、当該決済要求に含まれる各種情報に基づいてCA
FISネットワーク1003のクリアリングセンタ10
02に決済処理を依頼する。
【0124】依頼を受けたクリアリングセンタ1002
は、デビットカード発行銀行1004(遊技客の口座を
有する銀行)および加盟店銀行1005(情報処理セン
タ1001の口座を有する銀行)の間で決済処理を行
う。この決済処理には、即時実行が必要な処理と、予め
設定した期間(例えば3営業日)の経過後に実施される
処理とがある。
【0125】即時実行が必要な処理としては、例えば、
今回の決済要求に応じた金額をデビットカード発行銀行
1004において遊技客の口座から引き落とす処理があ
る。この即時実行処理が終了すると、クリアリングセン
タ1002は、直ちに情報処理センタ1001に対して
処理が終了した旨の通知を行う。通知を受けた情報処理
センタ1001は、この通知に基づき、決済要求を送出
したデビット子機70に対して決済終了通知を送信す
る。
【0126】予め決められた期間の経過後に実施される
即時実行分以外の決済処理は、次の通りである。上述し
たクリアリングセンタ1002や情報処理センタ100
1のセンタ手数料を差し引いた代金が、○○銀行100
6が有するカード会社センタ90の口座に振り込まれ
る。さらにその後、カード会社と遊技店との取り決めに
従い、○○銀行1006におけるカード会社センタ90
の口座から△△銀行1007が有する遊技店の口座に対
して、最終的に、プリペイドカードMC,PCの使用度
数および上述した設定入力情報に基づいて算出される代
金が振り込まれることになる。
【0127】さて、上述したステップS223において
情報処理センタ1001から決済終了通知を受信したデ
ビット子機70は、図16(b)に示すように、当該決
済の終了結果を発行制御部414に転送する(ステップ
S224)。その後、デビット決済が正常決済であった
か否かを判断し(ステップS225)、正常決済でなか
った場合には、表示部706において決済が不可であっ
た理由を表示するとともに、図18(b)に示すよう
に、不可理由を記載したレシートRCを遊技客に発行し
(ステップS226)、さらにデビットカードDCを返
却した後(ステップS227)、手順をステップS20
1にリターンして今回の処理を終了する。
【0128】これに対してステップS223において情
報処理センタ1001から受信した決済終了通知が正常
決済であった場合には、表示部706において決済が正
常に終了した旨を表示するとともに、図18(a)に示
すように、デビットカード発行銀行1004の遊技客口
座から今回のデビット決済に応じた引き落としの確認書
となるレシートRCを遊技客に発行する(ステップS2
28)。その後、デビットカードDCの抜き取り確認を
行い(ステップS229)、抜き取りを確認した場合に
カード発行機40にカード抜き取り通知を送信し(ステ
ップS230)、取引終了通知の受信待ちとなる(ステ
ップS231)。
【0129】一方、デビット子機70から決済終了結果
を受信したカード発行機40は、これが正常決済である
か否かを判断し(ステップS426)、正常決済でない
場合、手順をステップS411(図15(a))に進め
てプリペイドカードMC,PCが挿入されているか否か
を判断し、さらに挿入されている場合にこれを返却し
(ステップS412)、その後に手順をステップS40
2にリターンさせて今回の処理を終了する。
【0130】これに対してデビット子機70から受信し
た決済終了結果が正常決済であった場合には、現在プリ
ペイドカードMC,PCが挿入された状態か否かを判断
する(ステップS427)。
【0131】プリペイドカードMC,PCが挿入されて
いる状態においては、選択された選択スイッチ407に
対応する指示金額の加算要求をカード識別情報とともに
ターミナルコントローラ10に対して送信する(ステッ
プS428)。この結果、ターミナルコントローラ10
に格納された度数管理テーブルDTM,DTPにおいて
カード識別情報に対応付けた残度数が加算処理されるこ
とになる。従って、このプリペイドカードMC,PCを
カード処理ユニット30に挿入すれば、加算処理された
残度数を上限としたパチンコ玉の貸し出しが可能にな
る。
【0132】一方、プリペイドカードMC,PCが挿入
されていない状態においては、選択された選択スイッチ
407に対応する指示金額の一般カード発行要求をター
ミナルコントローラ10に対して送信する(ステップS
429)。この場合には、ターミナルコントローラ10
からの発行許可に応じて発行制御部414が一般カード
処理部415に発行処理信号を送出し、該一般カード処
理部415において新たな一般カードPCの発行処理が
実施されるようになる。
【0133】その後、カード発行機40の発行制御部4
14は、デビット子機70からのカード抜き取り通知の
受信待ちとなり(ステップS430)、先のステップS
230で送信されたカード抜き取り通知を受信した後、
プリペイドカードMC,PCを返却、あるいは発行する
(ステップS431)。さらに、デビット子機70に対
して取引終了通知を送信し(ステップS432)、その
後、手順をステップS402にリターンさせて今回の処
理を終了する。
【0134】カード発行機40から取引終了通知を受信
したデビット子機70は、手順をステップS201にリ
ターンさせ、今回の処理を終了する。
【0135】図19は、カード発行・加算処理のステッ
プS500で実施される再プレイ処理の詳細を示すフロ
ーチャート、図20は、カード発行・加算処理のステッ
プS600で実施される現金取扱処理の詳細を示すフロ
ーチャートである。以下、これらの図を参照しながら、
再プレイ処理および現金取扱処理について説明する。
【0136】まず、再プレイ処理においてカード発行機
40の発行制御部414は、図19に示すように、暗証
番号入力要求表示を行い(ステップS501)、その
後、暗証番号の入力待ちとなる(ステップS502、ス
テップS503)。ここで要求する暗証番号とは、会員
カードMCを発行する際に設定した暗証番号である。
【0137】上述した状態において取消スイッチ409
がONされた場合には、会員カードMCを返却し(ステ
ップS504)、その後、手順をリターンさせる。
【0138】これに対してテンキースイッチ408を通
じて遊技客が暗証番号を入力すると、発行制御部414
は、複数の選択スイッチ407の中から上述した可否条
件に合致するものを有効化し(ステップS505)、そ
の後、有効化した選択スイッチ407がONされたか否
かを監視する(ステップS506、ステップS50
7)。選択スイッチ407を有効化した場合には、当該
有効化した選択スイッチ407を発光させ、さらには表
示部410を通じて遊技客に選択スイッチ407の操作
を促す表示を行うことが好ましい。
【0139】ここで、ステップS505において有効化
される選択スイッチ407は、その決済方法が再プレイ
決済であり、遊技店の手数料負担を伴うものではないた
め、可否条件のみから判断した場合、すべての選択スイ
ッチ407が有効化されることになる。しかしながら、
当該再プレイ決済は、ターミナルコントローラ10の度
数管理テーブルDTMに格納された貯玉数を上限とする
ものである。従って、例えば会員カードMCに関連付け
られた貯玉数が2500個未満であるとすると、図21
に示すように、1000円、2000円、3000円お
よび5000円に対応する選択スイッチ407のみが有
効化され、10000円に対応する選択スイッチ407
は有効化されない。もちろん、貯玉数が2500個以上
あれば、すべての選択スイッチ407が有効化されるこ
とになる。また、上述したデビット決済の時と同様、可
否条件は、先に示したメンテナンスモードにおいて遊技
店毎に独自に設定することが可能である。従って、例え
ば再プレイ決済の場合には、3000円以上の決済がで
きないようにする等、任意に変更可能であり、遊技店の
営業形態に応じて柔軟に対応することができる。
【0140】上述した選択スイッチ407の操作状態を
監視している間に取消スイッチ409がONされると、
会員カードMCを返却し(ステップS504)、その
後、手順をリターンさせる。
【0141】これに対して有効化されている選択スイッ
チ407のいずれかがONされると、発行制御部414
は、先に取得したカード識別情報とともに、当該選択ス
イッチ407に対応した指示金額に相当する貯玉数を残
度数に移行させる要求をターミナルコントローラ10に
対して送信する(ステップS508)。この結果、ター
ミナルコントローラ10に格納された度数管理テーブル
DTMにおいてカード識別情報に対応付けた貯玉数のう
ち、選択指示された金額に対応したものが度数に置き換
えられ、その後、この置き換えた度数が残度数に加算処
理されることになる。従って、その後、当該会員カード
MCをカード処理ユニット30に挿入すれば、加算処理
された残度数を上限としたパチンコ玉の貸し出しが可能
になる。
【0142】なお、移行要求を送信した発行制御部41
4は、その後、会員カードMCを返却し(ステップS5
09)、手順をリターンさせる。
【0143】一方、現金取扱処理において発行制御部4
14は、図20に示すように、複数の選択スイッチ40
7の中から上述した可否条件に合致するものを有効化し
(ステップS601)、その後、有効化した選択スイッ
チ407がONされたか否かを監視する(ステップS6
02、ステップS603)。選択スイッチ407を有効
化した場合には、当該有効化した選択スイッチ407を
発光させ、さらには表示部410を通じて遊技客に選択
スイッチ407の操作を促す表示を行うことが好まし
い。
【0144】ここで、ステップS601において有効化
される選択スイッチ407は、その決済方法が現金決済
であり、遊技店の手数料負担を伴うものではないため、
可否条件のみから判断した場合、すべての選択スイッチ
407が有効化されることになる。しかしながら、当該
現金決済は、投入された紙幣の金額を上限とするもので
ある。従って、例えば投入された紙幣が5000円札で
あるとすると、図21に示すように、1000円、20
00円、3000円および5000円に対応する選択ス
イッチ407のみが有効化され、10000円に対応す
る選択スイッチ407は有効化されない。もちろん、投
入紙幣が10000円であれば、すべての選択スイッチ
407が有効化されることになる。なお、上述した可否
条件は、先に示したメンテナンスモードにおいて遊技店
毎に独自に設定することが可能であり、遊技店の営業形
態に応じて任意に変更することができるのは、先に示し
たデビット決済および再プレイ決済と同様である。
【0145】上述した選択スイッチ407の操作状態を
監視している間に取消スイッチ409がONされると、
プリペイドカードMC,PCが挿入中であるか否かを判
断し(ステップS604)、さらに挿入されている場合
にこれを返却し(ステップS605)、その後、投入さ
れた紙幣を返却して(ステップS612)、手順をリタ
ーンさせる。
【0146】これに対して有効化されている選択スイッ
チ407のいずれかがONされると、発行制御部414
は、現在プリペイドカードMC,PCが挿入された状態
か否かを判断する(ステップS606)。
【0147】プリペイドカードMC,PCが挿入されて
いる状態においては、選択された選択スイッチ407に
対応する指示金額の加算要求をカード識別情報とともに
ターミナルコントローラ10に対して送信する(ステッ
プS607)。この結果、ターミナルコントローラ10
に格納された度数管理テーブルDTM,DTPにおいて
カード識別情報に対応付けた残度数が加算処理されるこ
とになる。従って、このプリペイドカードMC,PCを
カード処理ユニット30に挿入すれば、加算処理された
残度数を上限としたパチンコ玉の貸し出しが可能にな
る。
【0148】一方、プリペイドカードMC,PCが挿入
されていない状態においては、選択された選択スイッチ
407に対応する指示金額の一般カード発行要求をター
ミナルコントローラ10に対して送信する(ステップS
608)。この場合には、ターミナルコントローラ10
からの発行許可に応じて発行制御部414が一般カード
処理部415に発行処理信号を送出し、該一般カード処
理部415において新たな一般カードPCの発行処理が
実施されるようになる。
【0149】その後、カード発行機40の発行制御部4
14は、遊技客に対してプリペイドカードMC,PCを
返却、あるいは発行する(ステップS431)。この場
合、選択スイッチ407による指示金額が高額であった
場合、例えば指示金額が10000円であった場合、発
行制御部414からプレミア球投出部418に対して制
御信号を送出し、予め設定した個数のパチンコ玉をプレ
ミア球としてプレミア球投出口411から遊技客に払い
出すようにしてもよい。さらに、発行制御部414は、
今回の処理において釣り銭があるか否かを判断し(ステ
ップS610)、投入金額に対して指示金額が小さい場
合には釣り銭を返却する一方(ステップS611)、投
入金額と指示金額とが一致する場合には釣り銭を返却す
ることなく、それぞれ手順をリターンさせる。
【0150】以上説明したように、上述したパチンコ遊
技システムにおいては、予め設定した可否条件に基づい
てプリペイドカードMC,PCに対する度数の関連付け
(会員カードMCおよび一般カードPCに対する度数の
加算処理、並びに一般カードPCの発行)に決済方法の
制限を与えるようにしている。従って、遊技店の手数料
負担を伴うデビット決済の場合には、少額決済を禁止で
きる等、遊技店の手数料負担を軽減して売り上げ増大を
期待することができるようになる。しかも、遊技客に対
して手数料負担を強いるものでもないため、遊技意欲を
損なう虞れもなく、上述した可否条件の設定が、遊技店
の売り上げに多大な影響を及ぼすことはない。さらに、
上述した可否条件は、先に示したメンテナンスモードに
おいて遊技店毎に独自に設定することが可能である。従
って、例えばデビット決済の場合には、2000円以下
の決済ができないようにする、再プレイ決済の場合に
は、3000円以上の決済ができないようにする等、任
意に変更可能であり、遊技店の営業形態に応じて柔軟に
対応することができる。
【0151】これらの結果、デビットカードDCの使用
に対応したパチンコ遊技システムを構築した場合の遊技
店のメリットが増えるばかりか、売り上げの増大を期待
できるようになり、その具現化を図ることが可能にな
る。
【0152】なお、上述した実施の形態では、遊技店の
手数料負担を伴う決済方法としてデビットカードDCに
よるもののみを例示しているが、クレジットカードによ
る決済方法等、遊技店の手数料負担を伴うものであれ
ば、その他の決済方法についても同様に適用することが
可能である。この場合においても、遊技店の手数料負担
を伴うクレジット決済の場合には、少額決済を禁止する
ように設定すれば、遊技店の手数料負担を軽減して売り
上げ増大を期待することができるようになる。しかも、
遊技客に対して手数料負担を強いるものでもないため、
遊技意欲を損なう虞れもなく、上述した可否条件の設定
が、遊技店の売り上げに多大な影響を及ぼすことはな
い。
【0153】また、上述した実施の形態では、再プレイ
決済において、会員カードMCに関連付けられた貯玉数
を度数に移行して加算処理するようにしているが、指示
額に対応した度数を有する新たな記録媒体(再プレイカ
ード)を発行するようにしてもよい。
【0154】さらに、上述した実施の形態では、可否条
件として複数種類の指示額に対して関連付け可能な決済
方法を設定したものを例示しているが、その他の可否条
件を設定するようにしてもよい。
【0155】図22および図23は、可否条件の他の実
施の形態を示したものである。すなわち、この実施の形
態では、可否条件として複数種類の指示額に対してそれ
ぞれ関連付け可能な遊技客の種別、つまり会員/非会員
を設定するようにしている。例えば、図22に示した具
体例では、NO.5選択スイッチ407に対して100
00円の指示金額を設定し、この1000円を指示可能
な遊技客として会員のみを設定してある。以降、NO.
1選択スイッチ407、NO.2選択スイッチ407、
NO.3選択スイッチ407、NO.4選択スイッチ4
07に対しても同様の操作を行い、それぞれの指示金額
と指示可能な遊技客の種別とを設定する。
【0156】図23は、選択スイッチ407に設定した
可否条件の具体例を示すものである。この具体例に示す
可否条件では、会員であればすべての指示金額を指示可
能であるのに対して、非会員の場合、指示可能な指示金
額が1000円にのみ限られるように設定してある。
【0157】上記のような可否条件を設定した場合に
は、遊技機に向かって実際に遊技を行う際に、会員に対
して大きな利益を与えることができるようになる。つま
り、非会員の場合には、カード処理ユニット30に対し
て最大1000円分の度数が関連付けられた一般カード
PCしか挿入することができない。これに対して遊技店
に登録した会員の場合には、1000円はもちろん、2
000円、3000円、5000円および10000円
の中から任意に選択した金額分の度数が関連付けられた
会員カードMCを挿入して遊技を行うことが可能にな
る。従って、例えば10000円分の度数が関連付けら
れた会員カードMCを所有した会員は、単純計算で非会
員が一般カードPCを10回購入する間に、遊技機に向
かって連続した遊技が可能となり、大当たりを逃す確率
が大幅に減少する等、遊技に直結した部分で有利な条件
を得ることができるようになる。
【0158】この結果、会員に対しては、一般遊技客に
対する優越感を抱かせるようになる一方、当該会員の利
便性を認識した一般遊技客に対しては、会員になること
に大きな魅力を感じさせることになり、会員の定着化、
ひいては会員数の大幅な増大を期待できるようになる。
【0159】上述した可否条件を適用する場合に、カー
ド発行機40において関連付け操作を行った遊技客が会
員であるか否かを判断するには、会員カードMCの挿入
を監視すればよい。つまり、会員カードMCが挿入され
た状態で関連付け操作が行われた場合には、遊技客を会
員であると判断する一方、一般カードPCが挿入された
状態、あるいはプリペイドカードMC,PCの挿入を伴
うことなく関連付け操作が行われた場合には、遊技客を
非会員であると判断すればよい。
【0160】なお、上述した実施の形態では、記録媒体
として会員カードおよび一般カードといったプリペイド
カードを例示しているが、その他の磁気カードやICカ
ード、ICコイン等であっても構わない。また、適用対
象もパチンコ遊技システムに限らず、パチスロ機等にも
適用可能である。さらに、カード発行機に再プレイ決済
の機能を付加するようにしているが、再プレイ子機の機
能は上述したデビット子機のように、カード発行機とは
個別の専用子機として設けてもよい。逆に、デビット決
済の機能を個別の専用子機として設けるようにしている
が、カード発行機にデビット決済の機能を付加するよう
にしても構わない。
【0161】また、上述した実施の形態では、指示額を
入力するための手段としてボタンスイッチからなるもの
を例示しているが、例えば、液晶表示器としてタッチパ
ネル式のものを適用し、該液晶表示器に表示されたボタ
ンに触れることによって指示額を入力するようにしても
よい。この場合には、必ずしも設定したすべての金額の
ボタンを表示する必要はなく、選択可能な指示金額に対
応したボタンを表示させれば十分である。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、記録媒体に対する有価価値関連付けの可否
条件を設定する可否条件設定手段を設け、関連付け操作
が行われた場合に前記可否条件に従って記録媒体に対す
る有価価値関連付けに制限を加えるようにしている。従
って、可否条件設定手段によって可否条件を任意に設定
することにより、遊技店毎に設定した様々な営業形態に
対して柔軟に対応することができ、その売り上げ増大を
図ることができるようになる。
【0163】また、請求項2に係る発明によれば、複数
種類の指示額に対してそれぞれ関連付け可能な決済方法
を設定するようにしているため、決済方法に応じて関連
付け操作に制限を加えることができるようになる。
【0164】また、請求項3に係る発明によれば、遊技
店の手数料負担を伴う決済方法に関しては、手数料負担
を伴わない決済方法よりも関連付け可能となる指示額の
最低値を高く設定しているため、遊技店の手数料負担を
伴う少額決済を制限することが可能になり、遊技客に手
数料を強いることなく遊技店の負担を低減し、売り上げ
の増大を図ることができるようになる。
【0165】また、請求項4に係る発明によれば、複数
種類の指示額に対してそれぞれ関連付け可能な遊技客の
種別を設定するようにしているため、遊技客の種別に応
じて関連付け操作に制限を加えることができるようにな
る。
【0166】また、請求項5に係る発明によれば、遊技
店に個人情報を登録した遊技客に対して発行される会員
用記録媒体と、一般遊技客に対して発行される一般用記
録媒体とを挿入対象とし、前記会員用記録媒体が挿入さ
れた状態で関連付け操作が行われた場合には、前記一般
用記録媒体が挿入された状態で関連付け操作が行われた
場合、あるいは記録媒体の挿入を伴うことなく関連付け
操作が行われた場合よりも、有利となる条件で関連付け
可能な指示額を設定しているため、会員に対しては非会
員よりも有利な条件で関連付け操作を行うことができる
ようなる。この結果、会員登録をより魅力的なものとす
ることができ、会員数の増大から遊技店の売り上げ増大
を期待することができるようになる。
【0167】また、請求項6に係る発明によれば、複数
種類の指示額に対してそれぞれ関連付け可能な決済方法
を設定する可否条件設定手段と、関連付け操作が行われ
た場合に、その決済方法を特定する決済方法特定手段
と、前記決済方法特定手段によって特定された決済方法
と前記可否条件設定手段に設定した可否条件とに基づい
て、関連付け操作の際に選択可能な指示額に制限を加え
る制御手段とを備えるようにしているため、決済方法に
応じて関連付け操作に制限を加えることができるように
なる。
【0168】また、請求項7に係る発明によれば、前記
決済方法特定手段によって決済方法が遊技店の手数料負
担を伴うものであるか否かを判定し、該決済方法特定手
段によって特定された決済方法が手数料負担を伴うもの
であった場合、前記制御手段の制御により、手数料負担
を伴わない決済方法よりも関連付け可能となる指示額の
最低値を高く設定しているため、遊技客に手数料を強い
ることなく遊技店の負担を低減し、売り上げの増大を図
ることができるようになる。
【0169】また、請求項8に係る発明によれば、複数
種類の指示額に対してそれぞれ関連付け可能な遊技客の
種別を設定する可否条件設定手段と、関連付け操作に伴
って記録媒体が挿入された場合に、該記録媒体に記録さ
れた情報に基づいて遊技客の種別を特定する種別特定手
段と、前記種別特定手段によって特定された遊技客の種
別と前記可否条件設定手段に設定した可否条件とに基づ
いて、関連付け操作の際に選択可能な指示額に制限を加
える制御手段とを備えるようにしているため、遊技客の
種別に応じて関連付け操作に制限を加えることができる
ようになる。
【0170】また、請求項9に係る発明によれば、前記
種別特定手段により、挿入された記録媒体に基づいて遊
技客が遊技店に個人情報を登録している会員であるか非
会員であるか否かを判定し、該種別特定手段によって特
定された遊技客が会員である場合、前記制御手段の制御
により、非会員が行う関連付け操作よりも有利となる条
件で関連付け可能な指示額を設定しているため、会員登
録をより魅力的なものとすることができ、会員数の増大
から遊技店の売り上げ増大を期待することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるパチンコ遊技システ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】ターミナルコントローラの内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】ターミナルコントローラに格納された度数管理
テーブルを例示するもので、(a)は会員用の度数管理
テーブルを示す図表、(b)は一般遊技客用の度数管理
テーブルを示す図表である。
【図4】本実施の形態で適用するパチンコ機およびカー
ド処理ユニットの外観を示した正面図である。
【図5】カード処理ユニットの内部構成を示すブロック
図である。
【図6】本実施の形態で適用する玉計数機の外観を示す
斜視図である。
【図7】玉計数機の内部構造を示すブロック図である。
【図8】本実施の形態で適用するカード発行機およびデ
ビット子機の外観を示した正面図である。
【図9】カード発行機およびデビット子機の内部構成を
示すブロック図である。
【図10】デビット子機のデビット制御部で実施される
処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】カード発行機の発行制御部で実施される処理
の内容を示すフローチャートである。
【図12】カード発行機において実施されるメンテナン
ス処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】カード発行機において実施される設定入力画
面の表示例を示した図である。
【図14】可否条件の具体的な例を示す図表である。
【図15】(a)は、カード発行機で実施されるカード
発行・加算処理の詳細を示すフローチャート、(b)
は、デビット子機で実施されるデビットカード取扱処理
の詳細を示すフローチャートである。
【図16】(a)は、図15(a)に引き続いて実施さ
れるカード発行・加算処理の詳細を示すフローチャー
ト、(b)は、図15(b)に引き続いて実施されるデ
ビットカード取扱処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図17】可否条件に従った選択スイッチの有効化例を
示した概念図である。
【図18】(a)および(b)は、デビット子機から発
行されるレシートの例を示した概念図である。
【図19】カード発行機で実施される再プレイ処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図20】カード発行機で実施される現金取扱処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図21】可否条件に従った選択スイッチの有効化例を
示した概念図である。
【図22】カード発行機において実施される設定入力画
面の他の表示例を示した図である。
【図23】可否条件の他の例を示す図表である。
【符号の説明】
10 ターミナルコントローラ 11 RAM 12 通信インターフェース部 13 CPU 14 ROM 20 パチンコ機 21 遊技領域 22 貸出スイッチ 23 上皿 24 度数表示部 25 返却スイッチ 26 玉投出手段 30 カード処理ユニット 40 カード発行機 50 カード精算機 60 玉計数機 70 デビット子機 80 島コントローラ 90 カード会社センタ 301 前面パネル 302 カードランプ 303 現金ランプ 304 紙幣投入口 305 硬貨投入口 306 返却レバー 307 種別ランプ 308 金額表示部 309 金額設定スイッチ 310 端数設定スイッチ 311 硬貨返却口 312 カード挿入口 313 貸出制御部 314 ビルバリユニット部 315 紙幣搬送路 316 コインセレクタ部 317 硬貨搬送路 318 プリペイドカード処理部 319 第1通信インターフェース部 320 第2通信インターフェース部 321 メモリ 401 筐体 402 扉体 403 主錠手段 404 会員カード挿入/返却口 405 一般カード挿入/発行・返却口 406 紙幣挿入/返却口 407 選択スイッチ 408 テンキースイッチ 409 取消スイッチ 410 表示部 411 プレミア球投出口 412 ハンディ収容凹部 413 会員カード処理部 414 発行制御部 415 一般カード処理部 416 紙幣処理部 417 紙幣回収箱 418 プレミア球投出部 419 補助扉体 420 補助錠手段 421 施錠検出センサ 422 ハンディ端末入力機 423 第1通信インターフェース部 424 第2通信インターフェース部 601 玉投入口 602 表示部 603 確認スイッチ 604 会員カード挿入/返却口 605 レシート排出口 606 計数部 607 計数制御部 608 玉排出口 609 会員カード処理部 610 印字部 611 通信インターフェース部 701 筐体 702 扉体 703 主錠手段 704 デビットカード挿入/返却口 705 レシート排出口 706 表示部 707 外部操作入力部 708 係員モードスイッチ(内部操作入力部) 709 デビットカード処理部 710 デビット制御部 711 印字部 712 第1通信インターフェース部 713 第2通信インターフェース部 1000 公衆回線網 1001 情報処理センタ 1002 クリアリングセンタ 1003 CAFISネットワーク 1004 デビットカード発行銀行 1005 加盟店銀行 1006 ○○銀行 1007 △△銀行 DC デビットカード DTM,DTP 度数管理テーブル MC 会員カード PC 一般カード RC レシート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 関連付け操作が行われた場合に、指示額
    に応じて遊技媒体の貸出基準となる有価価値の記録媒体
    への関連付けに関わる処理を実施する遊技システムにお
    いて、 記録媒体に対する有価価値関連付けの可否条件を設定す
    る可否条件設定手段を設け、関連付け操作が行われた場
    合に前記可否条件に従って記録媒体に対する有価価値関
    連付けに制限を加えることを特徴とする遊技システム。
  2. 【請求項2】 前記可否条件設定手段は、複数種類の指
    示額に対してそれぞれ関連付け可能な決済方法を設定す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 遊技店の手数料負担を伴う決済方法に関
    しては、手数料負担を伴わない決済方法よりも関連付け
    可能となる指示額の最低値を高く設定したことを特徴と
    する請求項2に記載の遊技システム。
  4. 【請求項4】 前記可否条件設定手段は、複数種類の指
    示額に対してそれぞれ関連付け可能な遊技客の種別を設
    定するものであることを特徴とする請求項1に記載の遊
    技システム。
  5. 【請求項5】 遊技店に個人情報を登録した遊技客に対
    して発行される会員用記録媒体と、一般遊技客に対して
    発行される一般用記録媒体とを挿入対象とし、前記会員
    用記録媒体が挿入された状態で関連付け操作が行われた
    場合には、前記一般用記録媒体が挿入された状態で関連
    付け操作が行われた場合、あるいは記録媒体の挿入を伴
    うことなく関連付け操作が行われた場合よりも、有利と
    なる条件で関連付け可能な指示額を設定したことを特徴
    とする請求項4に記載の遊技システム。
  6. 【請求項6】 関連付け操作が行われた場合に、指示額
    に応じて遊技媒体の貸出基準となる有価価値の記録媒体
    への関連付けに関わる処理を実施する遊技システムにお
    いて、 複数種類の指示額に対してそれぞれ関連付け可能な決済
    方法を設定する可否条件設定手段と、 関連付け操作が行われた場合に、その決済方法を特定す
    る決済方法特定手段と、 前記決済方法特定手段によって特定された決済方法と前
    記可否条件設定手段に設定した可否条件とに基づいて、
    関連付け操作の際に選択可能な指示額に制限を加える制
    御手段とを備えることを特徴とする遊技システム。
  7. 【請求項7】 前記決済方法特定手段は、決済方法が遊
    技店の手数料負担を伴うものであるか否かを判定するも
    のであり、該決済方法特定手段によって特定された決済
    方法が手数料負担を伴うものであった場合、前記制御手
    段の制御により、手数料負担を伴わない決済方法よりも
    関連付け可能となる指示額の最低値を高く設定すること
    を特徴とする請求項6に記載の遊技システム。
  8. 【請求項8】 関連付け操作が行われた場合に、指示額
    に応じて遊技媒体の貸出基準となる有価価値の記録媒体
    への関連付けに関わる処理を実施する遊技システムにお
    いて、 複数種類の指示額に対してそれぞれ関連付け可能な遊技
    客の種別を設定する可否条件設定手段と、 関連付け操作に伴って記録媒体が挿入された場合に、該
    記録媒体に記録された情報に基づいて遊技客の種別を特
    定する種別特定手段と、 前記種別特定手段によって特定された遊技客の種別と前
    記可否条件設定手段に設定した可否条件とに基づいて、
    関連付け操作の際に選択可能な指示額に制限を加える制
    御手段とを備えることを特徴とする遊技システム。
  9. 【請求項9】 前記種別特定手段は、挿入された記録媒
    体に基づいて遊技客が遊技店に個人情報を登録している
    会員であるか非会員であるか否かを判定するものであ
    り、該種別特定手段によって特定された遊技客が会員で
    ある場合、前記制御手段の制御により、非会員が行う関
    連付け操作よりも有利となる条件で関連付け可能な指示
    額を設定することを特徴とする請求項8に記載の遊技シ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015029835A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 グローリー株式会社 遊技システム及び遊技媒体異常判定方法

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