JP2003164206A - 粉粒体吐出機 - Google Patents
粉粒体吐出機Info
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Abstract
けられた粉粒体繰出機における粉粒体繰出部の支持構造
及び粉粒体繰出部への伝動構成の適正化。 【解決手段】 粉粒体繰出部61の前方又は後方に当該
粉粒体繰出部を支持する左右方向に長いフレーム85を
設け、当該粉粒体繰出部を駆動するための動力を、前記
フレーム85の粉粒体繰出部61とは前後反対側を通っ
て上向きに伝達してから、同フレーム85の上側を通っ
て粉粒体繰出部61に伝達する。粉粒体繰出部61はフ
レーム85よりも高い位置に配置する。粉粒体繰出部6
1の前後両側に左右方向に長いフレーム68,85をそ
れぞれ設け、これら前後両側のフレーム68,85より
も高い位置に粉粒体繰出部61を配置する。
Description
部を左右方向に配列して設けた粉粒体吐出機に関する。
粒体ホッパの粉粒体を繰り出す複数の粉粒体繰出部とを
設け、走行車体で移動しながら圃場に複数条づつ粉粒体
の散布を行う粉粒体吐出機がある。この種の粉粒体吐出
機にあっては、前記複数の粉粒体繰出部が左右方向に配
列されるとともに、走行車体からの動力で各粉粒体繰出
部が駆動されるようになっている。
記粉粒体吐出機における各粉粒体繰出部の有効な支持構
造と伝動構成とを提案することにある。
が採用した技術的手段は次のとおりである。すなわち、
請求項1に記載の粉粒体吐出機は、複数の粉粒体繰出部
を左右方向に配列して設けた粉粒体吐出機において、前
記粉粒体繰出部の前方又は後方に当該粉粒体繰出部を支
持する左右方向に長いフレームを設けるとともに、当該
粉粒体繰出部を駆動するための動力を、前記フレームの
粉粒体繰出部とは前後反対側を通って上向きに伝達して
から、同フレームの上側を通って粉粒体繰出部に伝達す
る構成としたことを特徴としている。
1の記載の内容に加えて、前記動力の入切を切り替える
動力入切部を前記フレームの上方に位置する伝動経路上
に設けた。
複数の粉粒体繰出部を左右方向に配列して設けた粉粒体
吐出機において、前記粉粒体繰出部の前後両側に左右方
向に長いフレームをそれぞれ設け、これら前後両側のフ
レームよりも高い位置に粉粒体繰出部を配置させたこと
を特徴としている。粉粒体繰出部の前後両側の左右方向
に長いフレームを、粉粒体繰出部から繰り出された粉粒
体を圃場などへ送る圧風を供給するためのエアチャンバ
や、粉粒体ホッパや粉粒体繰出部の内部に残った粉粒体
を回収するための回収管として利用できる。
ると、複数の粉粒体繰出部を支持する左右方向に長いフ
レームと各粉粒体繰出部との距離を近づけることがで
き、各粉粒体繰出部の支持が安定するとともに、走行車
体から各粉粒体繰出部への伝動系統を無理なく配置する
ことができる。
記フレームの上方のスペースを有効利用して粉粒体繰出
部を駆動するための動力の入切を切り替える動力入切部
が設けられるので、各粉粒体繰出部の間に空間が確保さ
れ、粉粒体繰出部のメンテナンスが容易になるという効
果を奏する。
粒体繰出部の前後両側に設けた左右方向に長いフレーム
によって各粉粒体繰出部が支持されるので、粉粒体繰出
部の支持が安定するとともに、粉粒体繰出部を上下に分
割してその上側部分を上方に外すことができるので、粉
粒体繰出部のメンテナンスが容易になる。
ましい実施の形態について説明する。図1及び図2は本
発明による粉粒体吐出機の一例である施肥田植機を表し
ている。この施肥田植機1は、走行車体2の後側に昇降
リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着さ
れ、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設
けられている。
前輪10,10及び後輪11,11を備えた四輪駆動車
両であって、機体の前部にミッションケース12が配置
され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファ
イナルケース13,13が設けられ、該前輪ファイナル
ケースの変向可能な前輪支持部から外向きに突出する前
輪車軸に前輪10,10が取り付けられている。また、
ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の
前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後
端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支
点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に
支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに
突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられてい
る。
搭載されており、該エンジンの回転動力が、第一ベルト
伝動装置21及び第二ベルト伝動装置23を介してミッ
ションケース12に伝達される。ミッションケース12
に伝達された回転動力は、該ケース内のトランスミッシ
ョンにて変速された後、走行動力と外部取出動力に分離
して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪フ
ァイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10
を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に
伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出
動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース
25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植
付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構27によっ
て施肥装置5へ伝動される。
で覆われており、その上に座席31が設置されている。
座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカ
バー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作
するハンドル34が設けられている。エンジンカバー3
0及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフ
ロアステップ35になっている。フロアステップ35の
後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっ
ている。また、走行車体2の前部左右両側には、補給用
の苗を載せておく予備苗載台38,38が機体よりも側
方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に
設けられている。
て、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,4
1を備えている。これらリンク40,41,41は、そ
の基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面
視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付
けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。
そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在
に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を
中心として苗植付部4がローリング自在に連結されてい
る。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク
40に一体形成したスイングアーム45の先端部との間
に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ
を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に
回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し
苗を一株分づつ各条の苗取出口51a,…に供給すると
ともに横一列分の苗を全て苗取出口51a,…に供給す
ると苗送りベルト51b,…により苗を下方に移送する
苗載台51、苗取出口51a,…に供給された苗を苗植
付具52aで圃場に植付ける苗植付装置52,…、次行
程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線
引きマーカ53,53等を備えている。苗植付部4の下
部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサ
イドフロート56,56がそれぞれ設けられている。こ
れらフロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進
行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走し、その
整地跡に苗植付装置52,…により苗が植付けられる。
各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じ
て前端側が上下動するように回動自在に取り付けられて
おり、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上
下動が上下動検出機構57により検出され、その検出結
果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バル
ブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗
の植付深さを常に一定に維持する。
ている粒状の肥料を繰出部61,…によって一定量づつ
繰り出し、その肥料を施肥ホース62,…でフロート5
5,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド6
3,…まで導き、施肥ガイド63,…の前側に設けた作
溝体64,…によって苗植付条の側部近傍に形成される
施肥溝内に落とし込むようになっている。モータ66で
駆動のブロア67で発生させたエアが、左右方向に長い
エアチャンバ68を経由して施肥ホース62,…に吹き
込まれ、施肥ホース62,…内の肥料を風圧で強制的に
搬送するようになっている。
の各部の構成について説明する。肥料ホッパ60は各条
共用で、上部に開閉可能な蓋60aが取り付けられてい
る。肥料ホッパ60の下部は施肥条数分に分岐して漏斗
状になっており、その下部が繰出部61,…の上端に接
続されている。肥料ホッパ60は、左右方向に長い施肥
フレーム70に支持された左右2箇所の回動アーム71
に取り付けられていて、この回動アーム71の下端部を
支点に後方に回動させて繰出部61,…から分離させら
れるようになっている。回動アーム71は外側から1条
目の繰出部と2条目の繰出部との間に配置されている。
肥料ホッパ60の下部を肥料繰出部61,…の上端に接
続した通常位置では、係止具72により肥料ホッパ60
を固定しておく。
下方に繰り出す2個の繰出ロール73A,73Bを内蔵
している。これらの繰出ロール73A,73Bは、外周
部に溝状の凹部74,…が形成された回転体で、左右方
向に設けた共通の繰出軸75の角軸部75a(図示例は
四角軸)にそれぞれ一体回転するように嵌合している。
繰出ロール73A,73Bが図7の矢印方向に回転する
ことにより、肥料ホッパ60から落下供給される肥料が
凹部74に収容されて下方に繰り出される。両繰出ロー
ル73A,73Bにより繰り出された肥料は、下端の吐
出口61aから吐出される。
の数は6個であり、両者の凹部の位相が異ならせてあ
る。このため、両繰出ロール73A,73Bの凹部が交
互に肥料を繰り出すこととなり、吐出口61aから吐出
される肥料の量が時間的に均等化されている。いずれか
の繰出ロールを繰出軸75から外し位相を適当に変更し
て付け直すことにより、両繰出ロール73A,73Bの
凹部の位相を等しくすることもできる。これで、圃場に
点状に肥料を散布する場合に適用可能となる。
下方に移動する側(前側)の繰出ロール73の外周面に
摺接するブラシ76が着脱自在に設けられている。この
ブラシ76によって繰出ロール73A,73Bの凹部7
4に肥料が摺り切り状態で収容され、繰出ロール73
A,73Bによる肥料繰出量が一定に保たれる。
ル73A,73Bの上方に突出して肥料ホッパ60から
繰出部61に肥料が落下供給されなくする繰出停止シャ
ッタ77A,77Bが設けられている。繰出停止シャッ
タ77A,77Bは、繰出部ケース78のスライド支持
部79にスライド自在に支持されていて、ケース外の前
端部に形成された把手77aをつかんでスライドさせる
ようになっている。
に連通する接続管80が接続されている。そして、この
接続管80の後端部に施肥ホース62が接続されてい
る。施肥ホース62の外周螺旋溝に施肥フレーム70の
下端部が係合しているので、施肥ホース62が接続管8
0から抜けにくい。一方、各条の接続管80の前端部は
エアチャンバ68の背面部に挿入連結されている。エア
チャンバ68の左端部はエア切替管81を介してブロア
67に接続されており、該ブロアからのエアがエアチャ
ンバ68を経由し接続管80から施肥ホース62に吹き
込まれるようになっている。
けられたゴム管68aと、中間部分の樹脂管68bとを
交互に繋ぎ合わせて構成されている。この構成とする
と、エアチャンバ68を簡単に分解、組み立てできるの
で、繰出部61を一体的に取り外してのメンテナンスが
容易である。ゴム管68aの長さを一対の繰出部の間隔
よりも長くしておくと、樹脂管68bからゴム管68a
を抜きやすい。
料ホッパ内の肥料を取り出すための肥料排出口83が形
成されている。この肥料排出口83には、上端側を支点
にして開閉自在な排出シャッタ84が取り付けられてい
る。各繰出部の肥料排出口83は、繰出部61の後方に
設けた左右方向に長い肥料回収管85に接続されてい
る。肥料回収管85の左端部は、前記エア切替管81を
介してブロア67に接続されている。エア切替管81は
二股状の管であって、一方にエアチャンバ68が接続さ
れ、他方に肥料回収管85が接続されている。エア切替
管81にはエア切替シャッタ86が設けられ、ブロア6
7から吹き出されるエアをエアチャンバ側に供給する状
態と肥料回収管側に供給する状態とに切り替えられよう
になっている。肥料回収管85の右端部は肥料回収口8
7になっている。
閉機構を示す図である。肥料回収口87の近傍に肥料回
収レバー90が回動自在に設けられている。この肥料回
収レバー90の回動支点軸90aと同軸上に、繰出部6
1の前側に配置された左右方向に長いシャッタ開閉伝達
軸91が設けられている。シャッタ開閉伝達軸91には
扇形プレート92が取り付けられており、この扇形プレ
ート92に形成された円弧状の長穴92aに、肥料回収
レバー90に固着されたピン90bが遊嵌している。シ
ャッタ開閉伝達軸91には各繰出部ごとに開閉ギヤ93
が取り付けられ、該ギヤが排出シャッタ84の回動軸8
4aに取り付けた半円形ギヤ94と噛み合っている。な
お、半円形ギヤ94の端部には当該ギヤの歯よりも径の
大きいストッパ部94aが形成されているので、両ギヤ
の噛み合いが外れることはない。また、肥料回収レバー
90には、エア切替ワイヤ95の一端が繋がれている。
エア切替ワイヤ95の他端は、エア切替シャッタ86の
回動軸86aに取り付けたアーム96に引張りスプリン
グ97を介して繋がれている。
ア切替ワイヤ95が引かれてエア切替シャッタ86を切
り替え、ブロア67から引き出されるエアが肥料回収管
85に供給されるようになる。肥料回収レバー90の回
動操作量が少ないうちは、ピン90bが長穴92aの中
を移動するだけにすぎないので、シャッタ開閉伝達軸9
1は回動しない。しかしながら、肥料回収レバー90を
一定量以上回動操作すると、ピン90bが扇形プレート
92に係合し、シャッタ開閉伝達軸91が回動する。こ
れにより、排出シャッタ84,…が開き、肥料ホッパ6
0内の肥料が肥料回収管85に排出される。つまり、1
本のレバー操作だけでエア切替シャッタ86及び排出シ
ャッタ84,…を操作することができるのである。しか
も、必然的に、始めにエアが肥料回収管85に供給さ
れ、その後で肥料が肥料回収管85に排出されるのであ
る。このため、肥料回収管85での肥料の搬送が円滑に
行われ、肥料回収管85での肥料詰まりが生じない。ま
た、肥料回収レバー90が肥料回収口87の近傍に設け
られているので、肥料回収容器等を肥料回収口87の下
側に容易に確保でき、さらに肥料回収の状況を確認しな
がら作業を行え好都合である。
沿って回動操作するようになっている。このレバーガイ
ド98にはガイド穴98a,98bが形成されており、
肥料回収レバー90の撓みを利用して肥料回収レバー9
0の係合部(図示せず)をガイド穴98a,98bに係
合させることにより、肥料回収レバー90をエア切替シ
ャッタ86だけが切り替えられる位置P1と、エア切替
シャッタ86及び排出シャッタ84,…の両方が切り替
えられる位置P2とに固定することができるようになっ
ている。
傾斜した分割面F−Fで、下側の固定部分78aと上側
の離脱部分78bとに分割されている。繰出ロール73
A,73B及び排出シャッタ84(肥料排出口83)は
固定部分78aに設けられている。一方、ブラシ76及
び繰出停止シャッタ77は離脱部分78bに設けられて
いる。肥料ホッパ60が接続される上部開口部及び吐出
口61aは分割されていないので、両者の気密性が良好
に保たれる。
と、側面視で前記離脱部分78bを離脱させる方向に投
影した区域外に肥料ホッパが位置するようになってい
る。このため、離脱部分78bを無理なく離脱させられ
る。また、分割面F−Fの延長先はエアチャンバ68の
上端よりも下側に位置するとともに、側面視で離脱部分
78bを離脱させる方向に投影した区域外にエアチャン
バ68が位置している。このため、離脱部分78bを取
り外した状態で、走行車体2上から繰出ロール73A,
73Bのメンテナンスを行いやすい。
る。前記植付クラッチケース25から、施肥動力が上向
きに取り出される。その施肥動力が、リングコーン式の
無段変速装置100を経由して、粉粒体繰出部を駆動す
るための動力の入切を切り替える動力入切部としての繰
出伝動ケース101に伝達される。繰出伝動ケース10
1には、伝動方向を前向きに変更する第一ベベルギヤ機
構102と、クラッチピン103aで伝動入切操作する
施肥クラッチ103と、前後方向のクラッチ軸103b
の回転を左右方向の繰出駆動軸105に伝動する第二ベ
ベルギヤ機構104とが設けられている。繰出駆動軸1
05に伝達された施肥動力は、施肥畦クラッチ106を
介して繰出駆動軸105に回転自在に外嵌する筒軸10
7に伝動され、さらに一対の繰出伝動ギヤ108を介し
て筒軸107から繰出軸75へ伝動される。無段変速装
置100を調節操作して繰出軸105の回転速度を変更
することにより、繰出部61の肥料繰出量が変わる。ま
た、無段変速装置100のリングコーンに駆動力が
「0」となる位置を設定しておけば、無段変速装置10
0を操作するだけで簡単に施肥を停止させられる。無段
変速装置100はリヤステップ36よりも上に突出して
いるので、走行車体2上からの無段変速装置100のメ
ンテナンスが容易である。
一体化されていて、共通の施肥畦クラッチ106Lで伝
動入切するようになっている。この施肥畦クラッチ10
6Lを操作する畦クラッチレバー110Lは左から2・
3条目の繰出部間に配置されている。また、左から3・
4条目の筒軸107,107も一体化されていて、共通
の施肥畦クラッチ106Cで伝動入切するようになって
いる。この施肥畦クラッチ106Cを操作する畦クラッ
チレバー110Cも左から2・3条目の繰出部間に配置
されている。一方、左から5・6条目の筒軸107,1
07は互いに独立していて、別々の施肥畦クラッチ10
6R1,106R2でそれぞれ伝動入切するようになっ
ている。両施肥畦クラッチ106R1,106R2は、
左から5・6条目の繰出部間に配置された共通の畦クラ
ッチレバー110Rで操作される。
バーの操作機構を表している。なお、左から3・4条目
用畦クラッチレバーの操作部は図11と左右対称にな
る。施肥畦クラッチ106Lのシフタ111が軸112
回りに回動自在に設けられている。シフタ111のクラ
ッチ操作部と反対側の端部はカム受け部111aになっ
ている。一方、畦クラッチレバー110Lは、回動軸1
13と一体回転するカムプレート114に取り付けられ
ている。カムプレート114の一側面にはシフタ操作用
の凸部114aが形成されており、畦クラッチレバー1
10Lを回動操作すると、カムプレートの凸部114a
がカム受け部111aを押し上げることにより、圧縮ス
プリング115の張力に抗してシフタ111が軸112
回りに回動し、施肥畦クラッチ106Lが切操作され
る。
バーの操作部を表している。施肥畦クラッチ106R
1,106R2(施肥畦クラッチ106R2は図示省
略)のシフタ111,111はそれぞれ軸112,11
2回りに回動自在で、両シフタ111のクラッチ操作部
と反対側の端部同士がロッド116を介して連結されて
いる。5条目のシフタ111と一体回動する入力アーム
117が設けられ、この入力アームの先端部にカム受け
部117aが形成されている。畦クラッチレバー110
Rは、1・2条目と同様に、回動軸113と一体回転す
るカムプレート114に取り付けられている。畦クラッ
チレバー110Rを回動操作すると、カムプレートの凸
部114aがカム受け部117aを押し上げることによ
り、圧縮スプリング115,115の張力に抗してシフ
タ111,111が軸112,112回りに回動し、両
施肥畦クラッチ106R1,106R2が切操作され
る。
0C,110Rには、苗植付装置52及び苗送りベルト
51bの駆動を2条単位で入切するためのワイヤ120
が繋がれている。このワイヤ120は先端側で2本に分
岐し、一方120aの先端部は植付畦クラッチ121の
シフタ121aに繋がれ(図14参照)、他方120b
の先端部は苗送りベルトの従動ローラ軸に繋がれている
(図15参照)。
へ伝動される回転動力は、左右方向の植付駆動軸123
からチェーン124を介して苗植付装置52へ伝動され
る。植付駆動軸123とチェーン124との伝動連結部
に植付畦クラッチ121が設けられている。畦クラッチ
レバー110L,110C,110Rを操作して施肥畦
クラッチ106L,106C,106R1,106R2
を「切」にすると、それに連動して植付畦クラッチ12
1も「切」になり、対応する2条の苗植付装置52が駆
動停止になる。
125と従動ローラ126とに掛けられている。従動ロ
ーラ126は駆動ローラ125に対して遠近方向に移動
させられるようになっており、従動ローラ126を駆動
ローラ125に近づけることにより、苗送りベルト51
bが弛んで苗送り停止状態になる。畦クラッチレバー1
10L,110C,110Rを操作して施肥畦クラッチ
106L,106C,106R1,106R2が「切」
にすると、それに連動して対応する2条の苗送りベルト
51bが苗送り停止状態になる。
す内部構造になっている。入力軸130から植付クラッ
チ軸131へ、株間変速ギヤ132,…,133,…を
介して回転動力が伝達される。駆動側の株間変速ギヤ1
32,…はそれぞれ独立に入力軸130に回転自在に嵌
合し、シフタキー134を介していずれか一つだけが入
力軸130と一体化されている。一方、従動側の株間変
速ギヤ133,…は互いに一体に形成されており、クラ
ッチピン135aで操作される植付クラッチ135を介
して伝動入切自在に植付クラッチ軸131と連結されて
いる。シフトロッド134aでシフタキー134をスラ
イドさせると、有効な株間変速ギヤ132,133の組
み合わせが変更される。これにより、入力軸130から
から植付クラッチ軸131への伝動比を4段階に調節す
ることができる。
37が設けられている。そして、植付クラッチ軸131
から施肥クラッチ軸137へ一対の偏心ギヤ138,1
39によって伝動される。施肥クラッチ軸137にはク
ラッチピン140aで操作される施肥クラッチ140が
設けられ、この施肥クラッチ140から一対のベベルギ
ヤ141,142を介して施肥出力軸143へ伝動され
る。また、施肥クラッチ軸137の回転動力の一部は、
一対の等速ギヤ145,146を介して植付出力軸14
7へ伝動される。偏心ギヤ138,139及び等速ギヤ
145,146を株間変速ギヤ132,…,133,…
と同列にまとめて配置することにより、植付クラッチケ
ース25をコンパクト化することができる。
aが描く移動軌跡Tの下死点付近で最も速く苗植付具5
2aが作動するように組み合わされている。これによ
り、苗植付具52aが土壌内で引きずられて形成される
植付跡をなるべく小さくするとともに、苗取出口51a
から苗を取り出すときの苗載台51の左右移動速度を遅
くしている。また、株間変速した動力で苗植付部4及び
施肥装置5を駆動するので、株間に適正に施肥を行うこ
とができる。
ベースフレーム42の上端部に固定した施肥フレーム7
0に支持されている。詳しくは、施肥フレーム70の上
に各条の繰出部61,…をスペーサ150を介してボル
ト151で取り付けるとともに、前述のように、施肥フ
レーム70に取り付けた左右2箇所の回動アーム71に
よって肥料ホッパ60を後方に回動自在に支持してい
る。繰出部61は上下に分割可能であるが、場合によっ
てはボルト151を抜いて繰出部61を一体的に取り外
すこともできる。施肥フレーム70の前後にはエアチャ
ンバ68及び肥料回収管85が設けられ、これらがフレ
ームとしての役割をなし、全体強度の向上に貢献してい
る。側面視で肥料回収管85の後方を通る伝動経路で繰
出部61を伝動する構成とすることにより、繰出部6
1,…と肥料回収管85を近接させることが可能にな
り、繰出部の支持強度向上に役立っている。
ある。
る。
機構の(a)平面図、及び(b)側面図である。
機構の(a)正面図、及び(b)側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の粉粒体繰出部を左右方向に配列し
て設けた粉粒体吐出機において、前記粉粒体繰出部の前
方又は後方に当該粉粒体繰出部を支持する左右方向に長
いフレームを設けるとともに、当該粉粒体繰出部を駆動
するための動力を、前記フレームの粉粒体繰出部とは前
後反対側を通って上向きに伝達してから、同フレームの
上側を通って粉粒体繰出部に伝達する構成としたことを
特徴とする粉粒体吐出機。 - 【請求項2】 前記動力の入切を切り替える動力入切部
を前記フレームの上方に位置する伝動経路上に設けた請
求項1に記載の粉粒体吐出機。 - 【請求項3】 複数の粉粒体繰出部を左右方向に配列し
て設けた粉粒体吐出機において、前記粉粒体繰出部の前
後両側に左右方向に長いフレームをそれぞれ設け、これ
ら前後両側のフレームよりも高い位置に粉粒体繰出部を
配置させたことを特徴とする粉粒体吐出機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367792A JP3843822B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 粉粒体吐出機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001367792A JP3843822B2 (ja) | 2001-11-30 | 2001-11-30 | 粉粒体吐出機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003164206A true JP2003164206A (ja) | 2003-06-10 |
JP3843822B2 JP3843822B2 (ja) | 2006-11-08 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3843822B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015202074A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-16 | 株式会社クボタ | 水田作業機 |
-
2001
- 2001-11-30 JP JP2001367792A patent/JP3843822B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3843822B2 (ja) | 2006-11-08 |
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