JP2003164046A - 装柱金具 - Google Patents

装柱金具

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JP2003164046A
JP2003164046A JP2001363280A JP2001363280A JP2003164046A JP 2003164046 A JP2003164046 A JP 2003164046A JP 2001363280 A JP2001363280 A JP 2001363280A JP 2001363280 A JP2001363280 A JP 2001363280A JP 2003164046 A JP2003164046 A JP 2003164046A
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wire
hook
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JP2001363280A
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Katsuya Hirano
克弥 平野
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基地局を短時間に電柱に設置する。 【解決手段】この装柱取付金具は、電柱5に固定用ベル
ト51で取付けられる取付本体部1と、取付本体部1の
滑車用回転軸13に取付けられる滑車部2と、滑車部2
のワイヤ23の一方の先端に取付けられる吊り上げ部3
と、基地局が取付けられるフック部4とから構成され、
取付本体部1は、上面のほぼ中央に滑車本体21の中心
穴22に通す軸13が先端に取付けられた、滑車本体2
1を支える支柱12が取付けられた取付板16と、フッ
ク部4を支えて固定するフック受け部15とを有し、フ
ック受け部15の両端にあるベルト通し穴11に固定用
ベルト51を通して電柱5に取付板16が固定される構
造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装柱金具に関し、特
に、小型無線基地局装置又はアンテナを電柱又は壁面等
に設置する場合の取付用の装柱金具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術について、図面を参
照して説明する。
【0003】図5は従来の無線通信機器用の装柱取付金
具の第1の例を示す斜視図である。
【0004】図5において、この第1の従来例は、登録
実用新案公報第3039023号の開示内容を示し、電
柱Pに巻き付けて固定される固定バンド101に、長さ
方向の両端部が開口した筒状アーム102を水平に取り
付け、この筒状アーム102に、無線通信機の基地局取
付用の取付孔13が複数形成された取付プレート3を設
けた無線通信機の基地局取付金具である。固定バンド1
01を電柱Pに取り付けて固定し、取付プレート103
に無線通信用基地局をとりつけると、基地局が水平状態
で支持される構造になっている。
【0005】図6は従来の無線通信機器用の装柱取付金
具の第2の例を示し、(a)はその吊り上げアームを示
す正面図、(b)はPHSアンテナユニットの吊り上げ
状態を示す図である。
【0006】図6の(a),(b)において、この第2
の従来例は、特許公報第2762260号の開示内容を
示し、このPHSアンテナユニットの電柱用吊り上げ工
具は、電柱Pへの取付台D、該取付台Dに連結される吊
り上げアーム201と、PHSアンテナユニットUを水
平に保って吊り上げる3点吊りロープ204と、それに
掛けて引き上げる引き上げロープ208とから成る。取
付台Dは基台211に電柱への取付手段12を設けてな
る。取付手段(固定ベルト)212は、細幅織ベルトの
一端にフックを設け、他端は基台211に接続されてラ
チェットバックルに挿通して成る。吊り上げアーム20
1は角パイプより成る突出アーム213の基端部寄りを
軸214により、上下方向回動自在に取付台Dと軸止し
て連結し、基台211中央部に設けた貫通孔215と突
出アーム213基端部に円弧状に設けた複数の孔216
に回動止めピン217を貫通して突出アーム213を所
定角度で固定可能とする。突出アーム213の中央部上
辺には丸棒等をコ字状に折曲したハンドル19を溶着し
て設け、該ハンドル219に、一端にフック221を設
けた安全ロープ220を設ける。突出アーム213の先
端部には滑車218を吊支して設けた構造である。
【0007】3点吊りロープ204は、所定長の三つ打
ちロープ222の両端部にフック223を設け、O環2
05に挿通し、両側へ折曲して2等分状態で使用される
吊りロープ202と、一端にフックを設けた所定長の十
二打ちロープをO環205に挿通し、一端を折返して重
合した箇所に熱収縮チユープを一定長嵌挿し、ロープの
他端を引くことによりO環205とフック間の長さを調
節可能とする調節ロープ203とから成るものである。
以上の2本のロープを組み合わせて、アンテナユニット
Uが水平を維持できるよう調節するものである。
【0008】尚、吊り上げられたアンテナユニットU
は、それが取付けられているT型アームの先端部が電柱
Pに取付けられている取付手段(固定ベルト)212b
に取付けられることによって取付作業が完了することに
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この第1の従来例にお
いては、筒型アーム102に取付けられた取付プレート
103に基地局が設置されているので、基地局の初期の
設置、保守点検、障害修理等の場合にバケット車等を使
用して作業をせねばならないので作業工数がかかるとい
う問題点がある。
【0010】次に、第2の従来例には、アンテナユニッ
トの取付け作業における作業者の疲労を軽減することが
できるが、アンテナユニットUが設置されているT型ア
ームAが、電柱Pに取付手段(固定ベルト)212bに
取付けられているので、アンテナユニットUの初期の設
置、保守点検、障害修理をするためには、バケット車等
を使用しての取付作業及びT型アームAを取付手段(固
定ベルト)212bを取り外す作業が必要であるという
問題点がある。また、第2の従来例においては、現在の
小型軽量化している基地局ユニットに対して、重量感の
ある複雑な構造の取付金具となっているので、経済的に
問題点がある。
【0011】(発明の目的)本発明は、上記問題点を鑑
み、電柱に無線基地局等のユニットの初期の設置作業及
び保守点検、障害修理等の場合に、従来より経済的で簡
単な操作で取付け、取外しができる無線通信機器用の装
柱金具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の装柱金具は、滑
車が回転するための軸、基地局が取付けられる取付部を
保持する保持手段及び前記軸並びに前記保持手段を電柱
又は壁に固定する固定手段とを含む取付本体部と、前記
軸に取付けられる前記滑車と、この滑車に掛けられたワ
イヤの一方の先端に取付けられて前記取付部を引掛けて
吊り上げるための吊り上げ部と、前記吊り上げ部が引掛
けることができる引掛け手段及び前記保持手段によって
受け止められて保持される構造の嵌合手段を含む前記取
付部とを備えている。
【0013】本発明の装柱金具は、電柱又は壁にベルト
で取付けられ嵌合手段でフック部を設置する取付本体部
と、この取付本体部にある回転軸に取付けられワイヤが
掛った滑車本体を含む滑車部と、基地局が取付けられる
前記フック部と、前記ワイヤの一方の先端に取付けられ
前記フック部を引掛けて吊り上げるための吊り上げ部と
を備え、前記吊り上げ部に前記フック部を引掛けて、前
記ワイヤの他方を引っ張り、前記フック部を前記取付本
体部の近傍の上部に吊り上げた後に前記嵌合手段で前記
フック部を前記取付本体部に設置し、前記取付本体部
は、上面のほぼ中央に前記滑車本体の中心穴に通す前記
回転軸が先端に取付けられて前記滑車本体を支える支柱
が取付けられた取付板と、前記フック部を前記嵌合手段
で支えて固定するフック受け部とを有し、前記フック受
け部の前記取付板の両端にあるベルト通し穴に前記ベル
トを通して前記電柱又は壁に前記取付板を固定する構造
になっており、前記吊り上げ部は前記ワイヤが接続され
るワイヤ接続部と、一方の先端がひんじ部で前記ワイヤ
接続部とほぼL字型に接続され内部の第1のばね部によ
って長さが可変するアーム部と、前記ワイヤ接続部と前
記アーム部とがほぼL字型に接続し且つその角度を広げ
ることができるスプリングを有し、また、前記第1のば
ね部及び下記に示す第2のばね部を元の位置にリリーす
る機構を有する前記ひんじ部と、前記アーム部の他方の
先端上部に前記滑車本体の円周上にある歯車状に嵌合す
る形状の突起部と前記アーム部の他方の先端に前記フッ
ク部のハンドル部を固定するストッパ部と、このストッ
パ部に荷重が印加されている間前記ハンドル部を保持す
るための凸部を突起させて前記ストッパ部を保持させる
前記第2のばね部とを有し、前記滑車本体は、円周に前
記ワイヤが通る溝を有し、その溝の外側の円周上は前記
ワイヤの一方に取付けられる前記吊り上げ部の前記可変
長アーム部上の前記突起部が引掛けられるようにするた
め歯車状になっておいて、前記ワイヤの他方を引っ張っ
て前記突起部が前記歯車上に引掛けた後に、なお前記ワ
イヤの他方を引っ張ることによって前記可変長アーム部
を伸ばすことができ、前記フック部は、上面に前記吊り
上げ部が引掛けられている前記ハンドル部と、前記基地
局を取付けるための複数の取付孔を有した取付面と、こ
の取付面の反対側の面とによって前記フック受け部に嵌
合する前記嵌合手段とを有している。
【0014】本発明の装柱金具は、電柱又は壁にベルト
で取付けられ嵌合手段でフック部を設置する取付本体部
と、この取付本体部にある回転軸に取付られ巻き上げ状
にのワイヤが掛った第1の滑車本体及びこの第1の滑車
本体に一面が接続されエンドレス状の第2のワイヤの一
方が掛った第2の滑車本体を含む滑車部と、基地局が取
付けられる前記フック部と、前記ワイヤの先端に取付け
られ前記フック部を引掛けて吊り上げるための吊り上げ
部とを備え、前記吊り上げ部に前記フック部を引掛け
て、前記第2のワイヤの他方にモータの回転軸に取付け
られた滑車に引掛けて、前記モータを駆動させることに
よって、前記ワイヤを巻き上げ、前記フック部を前記取
付本体部の近傍の上部まで吊り上げて前記モータの駆動
を停止させて、前記嵌合手段で前記フック部を前記取付
本体部に設置し、前記取付本体部は、上面のほぼ中央に
前記滑車本体の中心穴に通す前記回転軸が先端に取付け
られ、前記滑車本体を支える支柱が取付けられた取付板
と、前記フック部を前記嵌合手段で支えて固定するフッ
ク受け部とを有し、前記フック受け部の前記取付板の両
端にあるベルト通し穴に前記ベルトを通して前記電柱又
は壁に前記取付板を固定する構造になっており、前記吊
り上げ部は前記ワイヤ又は第1のワイヤが接続されるワ
イヤ接続部と、一方の先端がひんじ部で前記ワイヤ接続
部とほぼL字型に接続され内部の第1のばね部によって
長さが可変するアーム部と、前記ワイヤ接続部と前記ア
ーム部とがほぼL字型に接続し且つその角度を広げるこ
とができるスプリングを有し、また、前記第1のばね部
及び下記に示す第2のばね部を元の位置にリリーする機
構を有する前記ひんじ部と、前記アーム部の他方の先端
上部に前記滑車本体の円周上にある歯車状に嵌合する形
状の突起部と前記アーム部の他方の先端に前記フック部
のハンドル部を固定するストッパ部と、このストッパ部
に荷重が印加されている間前記ハンドル部を保持するた
めの凸部を突起させて前記ストッパ部を保持させる前記
第2のばね部とを有し、前記滑車本体又は前記第2の滑
車本体は、それぞれの円周に前記ワイヤ又は第2のワイ
ヤのが通る溝を有し、前記滑車本体の溝の外側の円周上
は前記ワイヤの一方に取付けられる前記吊り上げ部の前
記可変長アーム部上の前記突起部が引掛けられるように
するため歯車状になっておいて、前記モータの駆動によ
る前記ワイヤの他方を引っ張ることによって前記可変長
アーム部を伸ばすことができ、前記フック部は、上面に
前記吊り上げ部が引掛けられている前記ハンドル部と、
前記基地局を取付けるための複数の取付孔を有した取付
面と、この取付面の反対側の面とによって前記フック受
け部に嵌合する前記嵌合手段とを有している。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態の装柱金具を
示す分解斜視図、図2は本実施の形態の中の吊り上げ部
の構成を示す図である。
【0017】図1において、本実施の形態の装柱金具
は、電柱5に固定用ベルト51で取付けられる取付本体
部1と、取付本体部1の滑車用回転軸13に取付けられ
る滑車部2と、滑車部2のワイヤ3の一方の先端に取付
けられフック部4を引掛けて吊り上げるための吊り上げ
部3と、基地局(図示省略)が取付けられるフック部4
とから構成されている。
【0018】取付本体部1は、上面のほぼ中央に、滑車
本体21の中心穴22に通す回転軸13が先端に取付け
られ、滑車本体21を支える支柱12が取付けられた取
付板16と、フック部4を与えて固定するフック受け部
15とを有し、フック受け部15の取付板16側の両端
にあるベルト通し穴11に固定用ベルト51を通して電
柱5に取付板16が固定される構造になっている。
【0019】滑車部2の滑車本体21は、円周にワイヤ
23が通る溝を有し、その溝の外側の円周上は、吊り上
げ部3の可変長アーム部31の突起部32が引掛けるよ
うにするために歯車状になっている。また、溝を通る一
方のワイヤ23の先端にはフック部4を引掛けるための
吊り上げ部3が取付けられている。
【0020】フック部4は、上面に吊り上げ部3が引掛
けられるハンドル41と、基地局(図示省略)を取付け
る取付孔43〜46を有した取付面47と、この取付面
47の反対側の面とによってフック受け部15に嵌合す
る嵌合部42とを有している。
【0021】図2において、吊り上げ部3はワイヤ23
が接続されるワイヤ接続部37と、一方の先端がひんじ
部36でワイヤ接続部37とほぼL字形に接続され内部
のばね部33によって長さが可変するアーム部25と、
ワイヤ接続部37とアーム部25とがほぼ角度が90度
の位置から約100度の角度まで広げられるスプリング
を有して、また、伸びたばね部33,35を元の位置に
リリースする機構を有するひんじ部36と、アーム部2
5の他方の先端上部に滑車本体1の円周上にある歯車状
に嵌合する形状の突起部32と、アーム部25の先端に
被吊り上げ物が取付けられたフック部4のハンドル部4
1を固定するストッパ部34と、ストッパ部34にある
荷重(基地局の重量)が印加されている間、フック部4
のハンドル部41を保持するために凸部34−1を突起
させてストッパ部34を保持させるばね部35とを有し
ている。
【0022】図3は本実施の形態の動作を示す模式図
で、(a)はフック部がワイヤによって吊り上げられた
状態を示す図、(b)はフック部が上昇し吊り上げ部の
先端が滑車に接触するまで吊り上げられた状態を示す
図、(c)は吊り上げ部のワイヤ接続部が滑車の円周上
の接線上に傾いた状態を示す図、(d)はアーム部が最
大伸びた状態を示す図、(e)は図3の(d)のA部の
拡大図である。
【0023】次に、本実施の形態の動作について図1〜
図3を参照して説明する。
【0024】図3−(a)において、先ず取付本体部1
には滑車用回転軸13に滑車本体21の回転用中心穴2
2が通されて、ナット14によって、外れないように取
付けられる。
【0025】次に、取付本体1のベルト通し穴11に固
定用ベルト5が通されて、電柱5に固定される。
【0026】次に、電柱5の下の地面(図示省略)にあ
るアンテナ61が接続された基地局6が取付けられたフ
ック部4のハンドル部41に、滑車本体21の溝にかけ
られたワイヤ23の一方の先端に取付けられている吊り
上げ部3のアーム部31を通して、ワイヤ23の他方の
先端を引き、フック部4を吊り上げる。
【0027】次に、図3−(b)において、フック部4
が吊り上げ部3とともに上昇し、ワイヤ接続部37がほ
ぼ垂直状で滑車本体21の円周上に接触する状態とな
る。
【0028】次に、図3−(c)において、フック部4
のワイヤ接続部37が滑車本体21と接触した後に、ワ
イヤ23の他方を引っ張り続けると、ワイヤ接続部37
は垂直状態から傾いた状態となる。
【0029】次に、図3−(d)及び(e)において、
アーム部31の突起部32が滑車本体21の円周上の歯
24と歯24の間の溝24に入った状態となり、ワイヤ
23をなお引っ張りつづけると、アーム部31は伸び、
フック部41の嵌合部42が取付本体1のフック受け部
15の内側にほぼ入る位置でワイヤ23の引っ張りを止
めると、ワイヤ接続部37側の一方のワイヤ23の緊張
解除による、ひんじ部36内のリリース作用によってス
トッパ部34内のばね部35が解除されて凸部34−1
が引き下げられ、その結果フック部4はアーム部31か
らすべり落ち、フック受け部15に嵌合する。
【0030】以上に示した操作手順によって、基地局6
を電柱5の高い位置に設置することができる。
【0031】尚、基地局6の定期的な保守点検や障害修
理を考えた場合には、フック部4を吊り上げ部3に取付
けた状態にしておいて、いつでも、フック部4を吊り下
すことができるようにしてもよい。
【0032】図5は他の実施の形態における滑車部及び
モータ部を示す模式図である。
【0033】図1、図5において、以上の実施の形態に
おいては、ワイヤ23によって、フック部4を人力で吊
り上げることができる装柱金具について説明したが、他
の実施の形態としては滑車部2aに、滑車本体21aの
側面に同一回転軸を持った第2の滑車本体21bを備
え、その第2の滑車本体21bに第2のワイヤ23bを
ループ状に掛け、かつその第2のワイヤ23bを電柱5
の下に一時的に設置したモータ部7内のモータ71で回
転する第3の滑車72に掛け、地上でのモータ71のオ
ン/オフ及び正/逆回転の制御によって基地局6を吊り
上げさせて設置させ、また、設置された基地局6を吊り
下すことができる。
【0034】尚、この他の実施の形態においては、常時
第2の滑車72に掛けたループ状の第2のワイヤ23b
を電柱5の下まで伸ばしておく必要があるが、モータ部
7は必要の場合のみ現場に設置すればよい。
【0035】また、滑車本体21aには巻き上げ状のワ
イヤ23aにし、一方の先に吊り上げ部3を取付ければ
よい。
【0036】尚また、上記実施の形態及び他の実施の形
態におけるワイヤ23及びワイヤ23a,23bは悪用
されないための特別な手段が必要であることは云うまで
もない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、滑車を回
転させるための軸、小型の基地局が取付けられる取付部
を保持する保持手段及び前記軸並びに保持手段を電柱に
固定する固定手段とを含む取付本体部と、軸に取付けら
れる滑車と、この滑車に掛けられたワイヤの一方の先端
に取付けられて取付部を引掛けて吊り上げるための吊り
上げ部と、吊り上げ部が引掛けることができる引掛け手
段及び保持手段によって受け止められて保持される構造
の嵌合手段を含む取付部とを備えることにより、次に示
す効果を有することができる。
【0038】第1に基地局等を電柱等の高所に設置する
場合に、バケット車等を使用することなく、簡単に従来
より短時間に設置作業をすることができる効果がある。
【0039】第2に、基地局等が取付けられた取付部が
取付本体部に嵌合して取付けられるので、取付作業の効
率を図ることができる効果がある。
【0040】第3に、基地局等の保守、修理のために、
バケット車等を使用することなく、簡単に、基地局等を
高所から吊り下し、また、吊り上げることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の装柱金具を示す分解斜
視図である。
【図2】本実施の形態の中の吊り上げ部の構成を示す図
である。
【図3】本実施の形態の動作を示す模式図で、(a)は
フック部がワイヤにより吊り上げられた状態を示す図、
(b)はフック部が上昇し、吊り上げ部の先端が滑車と
接触するまで吊り上げられた状態を示す図、(c)は吊
り上げ部のワイヤ接続部が滑車の円周上の接線上に傾い
た状態を示す図、(d)はアーム部が最大限伸びた状態
を示す図、(e)は図3の(d)のA部の拡大図であ
る。
【図4】他の実施の形態における滑車部及びモータ部を
示す模式図である。
【図5】従来の無線通信機器用の装柱取付金具の第1の
例を示す斜視図である。
【図6】従来の無線通信機器用の装柱取付金具の第2の
例を示し、(a)はその吊り上げアームを示す正面図、
(b)はPHSアンテナユニットの吊り上げ状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 取付本体部 2,2a 滑車部 3 吊り上げ部 4 フック部 5 電柱 6 基地局 7 モータ部 11 ベルト通し穴 12 支柱 13 滑車用回転軸 14 ナット 15 フック受け部 16 取付板 21,21a,21b 滑車本体 22 回転用中心穴 23 ワイヤ 24 歯 31 アーム部 32 突起部 33 ばね部 34 ストッパ部 35 ばね部 36 ひんじ部 37 ワイヤ接続部 41 ハンドル部 42 嵌合部 43〜46 取付孔 47 取付面 51 固定用ベルト 61 アンテナ 71 モータ 72 滑車

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑車が回転するための軸、基地局が取付
    けられる取付部を保持する保持手段及び前記軸並びに前
    記保持手段を電柱又は壁に固定する固定手段を含む取付
    本体部と、前記軸に取付けられる前記滑車と、この滑車
    に掛けられたワイヤの一方の先端に取付けられて前記取
    付部を引掛けて吊り上げるための吊り上げ部と、前記吊
    り上げ部が引掛けることができる引掛け手段及び前記保
    持手段によって受け止められて保持される構造の嵌合手
    段を含む前記取付部とを備えることを特徴とする装柱金
    具。
  2. 【請求項2】 電柱又は壁にベルトで取付けられ嵌合手
    段でフック部を設置する取付本体部と、この取付本体部
    にある回転軸に取付けられワイヤが掛った滑車本体を含
    む滑車部と、基地局が取付けられる前記フック部と、前
    記ワイヤの一方の先端に取付けられ前記フック部を引掛
    けて吊り上げるための吊り上げ部とを備え、前記吊り上
    げ部に前記フック部を引掛けて、前記ワイヤの他方を引
    っ張り、前記フック部を前記取付本体部の近傍の上部に
    吊り上げた後に前記嵌合手段で前記フック部を前記取付
    本体部に設置することを特徴とする装柱金具。
  3. 【請求項3】 電柱又は壁にベルトで取付けられ嵌合手
    段でフック部を設置する取付本体部と、この取付本体部
    にある回転軸に取付られ巻き上げ状にワイヤが掛った第
    1の滑車本体及びこの第1の滑車本体に一面が接続され
    エンドレス状の第2のワイヤの一方が掛った第2の滑車
    本体を含む滑車部と、基地局が取付けられる前記フック
    部と、前記ワイヤの先端に取付けられ前記フック部を引
    掛けて吊り上げるための吊り上げ部とを備え、前記吊り
    上げ部に前記フック部を引掛けて、前記第2のワイヤの
    他方にモータの回転軸に取付けられた滑車に引掛けて、
    前記モータを駆動させることによって、前記ワイヤを巻
    き上げ、前記フック部を前記取付本体部の近傍の上部ま
    で吊り上げて前記モータの駆動を停止させて、前記嵌合
    手段で前記フック部を前記取付本体部に設置することを
    特徴とする装柱金具。
  4. 【請求項4】 前記取付本体部は、上面のほぼ中央に前
    記滑車本体の中心穴に通す前記回転軸が先端に取付けら
    れて前記滑車本体を支える支柱が取付けられた取付板
    と、前記フック部を前記嵌合手段で支えて固定するフッ
    ク受け部とを有し、前記フック受け部の前記取付板の両
    端にあるベルト通し穴に前記ベルトを通して前記電柱又
    は壁に前記取付板を固定する構造になっていることを特
    徴とする請求項2,3記載の装柱金具。
  5. 【請求項5】 前記吊り上げ部は前記ワイヤが接続され
    るワイヤ接続部と、一方の先端がひんじ部で前記ワイヤ
    接続部とほぼL字型に接続され内部の第1のばね部によ
    って長さが可変するアーム部と、前記ワイヤ接続部と前
    記アーム部とがほぼL字型に接続し且つその角度を広げ
    ることができるスプリングを有し、また、前記第1のば
    ね部及び下記に示す第2のばね部を元の位置にリリーす
    る機構を有する前記ひんじ部と、前記アーム部の他方の
    先端上部に前記滑車本体の円周上にある歯車状に嵌合す
    る形状の突起部と前記アーム部の他方の先端に前記フッ
    ク部のハンドル部を固定するストッパ部と、このストッ
    パ部に荷重が印加されている間前記ハンドル部を保持す
    るための凸部を突起させて前記ストッパ部を保持させる
    前記第2のばね部とを有することを特徴とする請求項
    2,3記載の装柱金具。
  6. 【請求項6】 前記滑車本体又は前記第2の滑車本体
    は、それぞれ円周に前記ワイヤ又は第2のワイヤが通る
    溝を有し、前記滑車本体の溝の外側の円周上は前記ワイ
    ヤの一方に取付けられる前記吊り上げ部の前記可変長ア
    ーム部上の前記突起部が引掛けられるようにするため歯
    車状になっておいて、前記ワイヤの他方を引っ張って前
    記突起部が前記歯車上に引掛けた後になお、前記ワイヤ
    の他方を引っ張ることによって又は前記モータの駆動に
    よって前記可変長アーム部を伸ばすことができることを
    特徴とする請求項2,3,5記載の装柱金具。
  7. 【請求項7】 前記フック部は、上面に前記吊り上げ部
    が引掛けられる前記ハンドル部と、前記基地局を取付け
    るための複数の取付孔を有した取付面と、この取付面の
    反対側の面とによって前記フック受け部に嵌合する前記
    嵌合手段とを有することを特徴とする請求2,3記載の
    装柱金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020022080A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 株式会社ウイル アンテナ取付装置、取付方法及び保守点検方法

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