JP2003163596A - デルタシグマ型adコンバータ - Google Patents

デルタシグマ型adコンバータ

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JP2003163596A
JP2003163596A JP2001359900A JP2001359900A JP2003163596A JP 2003163596 A JP2003163596 A JP 2003163596A JP 2001359900 A JP2001359900 A JP 2001359900A JP 2001359900 A JP2001359900 A JP 2001359900A JP 2003163596 A JP2003163596 A JP 2003163596A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力アナログ信号をオーバーサンプリング
し、量子化データに変換するデルタシグマ変調部23
と、前記デルタシグマ変調部からの量子化データを周波
数帯域が制限されたデジタル出力に変換するデジタルフ
ィルタ部23とを有するデルタシグマ型A/Dコンバー
タ21において、SNや歪みなどのADコンバータの特
性を劣化させることなく、前記入力アナログ信号が動作
点付近のレベルとなる無入力時や微弱信号入力時に発生
するトーン性のノイズを除去する。 【解決手段】 前記ノイズはデルタシグマ変調部23で
の何らかの微小なオフセットなどによって発生し、該オ
フセットなどが小さくなる程、周波数が低くなるるの
で、参照電圧発生回路25からの参照電圧Vref1に
一層のオフセットを与えて加算器31の前記動作点を変
移させ、前記トーン性のノイズを前記デジタルフィルタ
部24の周波数帯域外に押出し、除去させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デルタシグマ変調
型のADコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、典型的な従来技術のデルタシグ
マ変調型のADコンバータ1の電気的構成を示すブロッ
ク図である。このADコンバータ1は、大略的に、電流
−電圧変換等、前段のアナログ回路とのマッチングを図
るための前段アンプ2と、前記前段アンプ2からの入力
アナログ信号を所望とするデジタル出力の周波数よりも
高い周波数でオーバーサンプリングして量子化データに
変換するデルタシグマ変調部3と、前記デルタシグマ変
調部3からの量子化データの周波数帯域を制限して出力
することで、量子化ノイズを前記デジタル出力の周波数
から除去するデジタルフィルタ部4と、参照電圧発生回
路5とを備えて構成されている。
【0003】前記前段アンプ2からデルタシグマ変調部
3に入力されたアナログ信号は、入力抵抗r1を介して
加算器11の反転入力端に与えられる。この加算器11
の非反転入力端には、参照電圧発生回路5から、1ビッ
トの出力デジタル信号(PDM信号)における「H」と
「L」との密度を等しくするレベルである参照電圧vr
ef1が入力されている。前記参照電圧発生回路5は、
電源電圧VCCを分圧する抵抗r11,r12およびそ
の分圧された電圧のボルテージホロア回路12とを備え
て構成されており、前記参照電圧vref1は前記前段
アンプ2にも与えられる。
【0004】前記加算器11の反転入力端にはまた、後
述する帰還回路(1bitDA変換部)13から、量子
化結果のフィードバック値が入力される。したがって、
加算器11は、前記入力アナログ信号と前記フィードバ
ック値との加算値と、前記参照電圧vref1との差分
に対応した出力を導出する。前記出力は、積分器14に
おいて積分された後、1ビット量子化器15において、
基準電圧源16からの量子化の基準電圧vref2とレ
ベル弁別されることで量子化される。
【0005】前記1ビット量子化器15での量子化結果
であるPDM信号は、遅延器17に入力され、図示しな
いクロック信号源からのサンプリングクロックに応答し
て、前記デジタルフィルタ部4および帰還回路13へ出
力される。この遅延器17での遅延時間の最大値は、た
とえばサンプリング周波数を5.3MHzとすると、そ
の1サンプリング周期である189nsecである。前
記デジタルフィルタ部4にも同様に前記サンプリングク
ロックが入力されており、したがって前記1ビット量子
化器15からのPDM信号は、遅延器17において、該
デジタルフィルタ部4の取込みタイミングに合わせて出
力される。
【0006】前記帰還回路13は帰還抵抗r2などから
成り、該帰還回路13、前記加算器11および1ビット
量子化器15などによって、前記遅延器17からのPD
M信号は平均化されて負帰還される。こうして、遅延器
17から出力されるPDM信号の平均値電圧が常に入力
アナログ信号に追従するようなフィードバック回路が形
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
るADコンバータ1において、一般に、単一電源の場合
には電源電圧の1/2(=VCC/2)、±電源系は0
V(=GND)が、該ADコンバータ1におけるダイナ
ミックレンジの中心であり、入力動作点として使用され
る(図9の場合はVCC/2)。アナログ入力が、この
動作点のレベルとなる無入力時および微弱信号入力時で
ある場合は、前記PDM信号は、「H」と「L」との密
度が1対1で、かつ交互に出現する連続パターン状態と
なっている。この状態では、ADコンバータ1は非常に
敏感であり、入力アナログ信号に微小なDC成分ΔVが
含まれていると、前記1対1の連続パターンが崩れてト
ーン性のノイズを発生し、SNが顕著に悪化するという
問題がある。
【0008】たとえば、VCC=3V、サンプリング周
波数fs=6MHzとすると、PDM信号の1パルス当
りの重みは、 3/(6×106 )=0.5μV …(1) となり、ΔV=10mVとすると、 (10×10-3)/(0.5×10-6)=20000 …(2) となる。
【0009】すなわち、「H」または「L」のパルスの
何れか一方が20000個多くなり、これがフィードバ
ックによって分散し、1/20000の間隔で、前記
「H」または「L」のパルスの何れか一方が多くなる。
したがって、20kHzのトーン成分が発生することに
なる。
【0010】図10は上述のADコンバータ1の前記無
入力時におけるノイズスペクトラム波形を示すグラフで
あり、図11は微弱信号入力時におけるノイズスペクト
ラム波形を示すグラフである。図11では、3.2kH
z程度で、−40dBの微弱信号を入力している。これ
らの図10および図11から明らかなように、前記オフ
セットによる量子化誤差が繰返しのフィードバックによ
って、前記無入力時や微弱信号入力時には特定のピーク
成分となって現れている。特に図11の微弱信号入力で
は、前記3.2kHzの各高調波が現れている。
【0011】なお、前記PDM信号のパルス幅は、前記
サンプリングクロックによる前記デジタルフィルタ部4
内の図示しないDフリップフロップの状態で変化するの
で、1:1,2:1,3:1…または1:2,1:3,
…のように、前記サンプリングクロック単位で変化す
る。そして、PDM信号のパルス幅が前記2:1や1:
2等の近辺でも前記トーン性のノイズが発生するけれど
も、AC信号の場合は入力レベルが大きいのでノイズの
割合は相対的に小さくなり、SNはあまり問題にはなら
ない。
【0012】そこで、前記トーン性のノイズの影響をな
くす手法として、入力アナログ信号に疑似ランダム波形
のディザを加算し、前記DC成分による量子化データを
ランダム化することが考えられる。しかしながら、この
手法では、入力アナログ信号にノイズを加算することに
なり、SNが悪化するという問題がある。
【0013】また、前記トーン性のノイズの影響をなく
す他の手法として、量子化器15を2ビット以上の多ビ
ット化して、量子化ステップを小さくすることが考えら
れる。しかしながら、この手法では、複数の閾値レベル
で量子化を行うので、その閾値レベルの誤差が歪みとな
って現れるという問題がある。
【0014】本発明の目的は、ADコンバータの特性を
劣化させることなく、トーン性のノイズを除去すること
ができるデルタシグマ型ADコンバータを提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のデルタシグマ型
ADコンバータは、入力アナログ信号をオーバーサンプ
リングし、量子化データに変換するデルタシグマ変調部
と、前記デルタシグマ変調部からの量子化データを周波
数帯域が制限されたデジタル出力に変換するデジタルフ
ィルタ部とを有するデルタシグマ型A/Dコンバータに
おいて、出力デジタル信号に含まれるトーン性のノイズ
が前記デジタルフィルタ部の周波数帯域外になるように
前記デルタシグマ変調部の加算器の動作点を移動させる
変移手段を含むことを特徴とする。
【0016】上記の構成によれば、入力アナログ信号
が、1ビットの出力デジタル信号(PDM信号)におけ
る「H」と「L」との密度が等しくなるレベルである動
作点付近のレベルとなる無入力時および微弱信号入力時
である場合は、デルタシグマ変調部での何らかの微小な
オフセットなどによって、出力デジタル信号には、特定
の周波数やその高調波の成分によるトーン性のノイズが
現れることがあり、そのノイズは前記オフセットなどが
小さくなる程、周波数が低くなるるので、変移手段が、
前記入力アナログ信号に一層のオフセットを与えるなど
して、量子化結果のフィードバック値を前記入力アナロ
グ信号に加算する加算器の前記動作点を変移させ、前記
トーン性のノイズを前記デジタルフィルタ部の周波数帯
域外に押出し、除去させる。
【0017】したがって、SNや歪みなどのADコンバ
ータの特性を劣化させることなく、トーン性のノイズを
除去することができる。
【0018】また、本発明のデルタシグマ型ADコンバ
ータは、前記変移手段を、前記デルタシグマ変調部にお
いて、前記量子化結果のフィードバック値を前記入力ア
ナログ信号に加算する加算器に対する参照電圧を、出力
デジタル信号における「H」と「L」との密度が等しく
なる電圧からずれた電圧とすることで実現することを特
徴とする。
【0019】上記の構成によれば、デルタシグマ変調部
での量子化結果のフィードバック値を前記入力アナログ
信号に加算する加算器において、その加算された信号
と、出力デジタル信号における「H」と「L」との密度
が等しくなるような参照電圧との差分を求めるにあたっ
て、前記参照電圧にオフセットを持たせることで、加算
器の動作点を移動させ、前記トーン性のノイズを前記デ
ジタルフィルタ部の周波数帯域外に押出させる。
【0020】したがって、前記参照電圧を調整するだけ
で、ADコンバータの構成自体には、既存の構成に何ら
の変更無く実現することができる。
【0021】さらにまた、本発明のデルタシグマ型AD
コンバータは、前記変移手段を、前記デルタシグマ変調
部での量子化結果をデジタルフィルタ部の取込みタイミ
ングに合わせて出力する遅延器と、前記加算器とを相互
に異なる電源電圧で動作させることで実現することを特
徴とする。
【0022】上記の構成によれば、デルタシグマ変調部
での量子化結果をデジタルフィルタ部の取込みタイミン
グに合わせて出力する遅延器と、前記量子化結果のフィ
ードバック値を前記入力アナログ信号に加算する加算器
とを相互に異なる電源電圧で動作させることで、加算器
の動作点を移動させ、前記トーン性のノイズを前記デジ
タルフィルタ部の周波数帯域外に押出させる。
【0023】したがって、たとえばデジタル回路用とア
ナログ回路用とのように、相互に異なる電源電圧を有す
る構成であれば、各回路の電源への接続の変更だけで、
容易に実現することができる。
【0024】また、本発明のデルタシグマ型ADコンバ
ータは、前記変移手段を、前記デルタシグマ変調部にお
ける遅延器から前記デジタルフィルタ部への出力電圧を
非対称とすることで実現することを特徴とする。
【0025】上記の構成によれば、デルタシグマ変調部
での量子化結果をデジタルフィルタ部の取込みタイミン
グに合わせて出力する遅延器の出力電圧を、本来の中心
電圧から、「H」出力に対応したハイレベル側の電圧
と、「L」出力に対応したローレベル側の電圧とを非対
称とすることで、加算器の動作点を移動させ、前記トー
ン性のノイズを前記デジタルフィルタ部の周波数帯域外
に押出させる。
【0026】したがって、前記遅延器の出力段の抵抗等
の調整だけで対応することができ、容易に対応すること
ができる。また、前記参照電圧の変更が無いので、シス
テム上の制約が少なく実現することができる。
【0027】さらにまた、本発明のデルタシグマ型AD
コンバータは、前記デジタルフィルタ部に補正手段を備
え、前記デルタシグマ変調部の動作点と、該デジタルフ
ィルタ部からのデジタル出力の動作点とを一致させるこ
とを特徴とする。
【0028】上記の構成によれば、入力アナログ信号に
一層のオフセットを与えるなどして、加算器の動作点を
移動させることでトーン性のノイズをデジタルフィルタ
部の周波数帯域外に押出しているけれども、それによっ
て量子化結果に前記オフセット分の僅かな誤差を生じ
る。そこで、補正手段によってデルタシグマ変調部の動
作点と、デジタルフィルタ部からのデジタル出力の動作
点とを一致させることで、前記誤差をなくし、前記ダイ
ナミックレンジの中心付近におけるSNを改善しつつ、
高精度なAD変換を行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図4に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0030】図1は、本発明の実施の一形態のデルタシ
グマ変調型のADコンバータ21の電気的構成を示すブ
ロック図である。このADコンバータ21は、大略的
に、電流−電圧変換等、前段のアナログ回路とのマッチ
ングを図るための前段アンプ22と、前記前段アンプ2
2からの入力アナログ信号を所望とするデジタル出力の
周波数よりも高い周波数でオーバーサンプリングして量
子化データに変換するデルタシグマ変調部23と、前記
デルタシグマ変調部23からの量子化データの周波数帯
域を制限して出力することで、量子化ノイズを前記デジ
タル出力の周波数から除去するデジタルフィルタ部24
と、参照電圧発生回路25とを備えて構成されている。
【0031】前記前段アンプ22からデルタシグマ変調
部23に入力されたアナログ信号は、後述するスイッチ
SW1から入力抵抗R1を介して加算器31の反転入力
端に与えられる。この加算器31の非反転入力端には、
参照電圧発生回路25から、後述する参照電圧Vref
1が入力されている。前記参照電圧発生回路25は、電
源電圧VCCを分圧する抵抗R11,R12およびその
分圧された電圧のボルテージホロア回路32とを備えて
構成されており、前記参照電圧Vref1は前記前段ア
ンプ22にも与えられる。
【0032】前記加算器31の反転入力端にはまた、後
述する帰還回路(1bitDA変換部)33から、量子
化結果のフィードバック値が入力される。したがって、
加算器31は、前記入力アナログ信号と前記フィードバ
ック値との加算値と、前記参照電圧Vref1との差分
に対応した出力を導出する。前記出力は、積分器34に
おいて積分された後、1ビット量子化器35において、
基準電圧源36からの量子化の基準電圧Vref2とレ
ベル弁別されることで量子化される。
【0033】前記1ビット量子化器15での量子化結果
であるPDM信号は、遅延器37に入力され、図示しな
いクロック信号源からのサンプリングクロックに応答し
て、前記デジタルフィルタ部24および帰還回路33へ
出力される。この遅延器37での遅延時間の最大値は、
たとえばサンプリング周波数を5.3MHzとすると、
その1サンプリング周期である180nsecである。
前記デジタルフィルタ部24にも同様に前記サンプリン
グクロックが入力されており、したがって前記1ビット
量子化器35からのPDM信号は、遅延器37におい
て、該デジタルフィルタ部24の取込みタイミングに合
わせて出力される。
【0034】前記デジタルフィルタ部24は、前記PD
M信号の高周波成分を取除き、必要な帯域成分のみを取
り出す帯域制限機能と、1ビットデジタル信号をマルチ
ビットデジタル信号に変換する機能とを有する。
【0035】前記帰還回路33は帰還抵抗R2などから
成り、該帰還回路33、前記加算器31および1ビット
量子化器35などによって、前記遅延器37からのPD
M信号は平均化されて負帰還される。こうして、遅延器
37から出力されるPDM信号の平均値電圧が常に入力
アナログ信号に追従するようなフィードバック回路が形
成されている。
【0036】図2は、上述のように構成されるADコン
バータ21の具体的構成を示すブロック図であり、特に
前記加算器31、積分器34、1ビット量子化器35お
よび遅延器37の構成を示す。前記加算器31と積分器
34とは、オペアンプ26で兼用されている。また、前
記1ビット量子化器35と遅延器37とは、Dフリップ
フロップ27で兼用されている。
【0037】前記オペアンプ26の非反転入力端には、
前記参照電圧発生回路25からの参照電圧Vref1
が、コンデンサC1で安定化されて入力されている。一
方、加算器31の反転入力端には、入力抵抗R1を介す
る入力アナログ信号と、前記帰還回路33を構成する帰
還抵抗R2を介する前記フィードバック値とが加算され
て入力されるとともに、該オペアンプ26の出力がコン
デンサC2,C3を介して負帰還される。前記コンデン
サC2,C3の接続点は抵抗R3を介して接地されてい
る。したがって、該オペアンプ26は、前記コンデンサ
C2,C3および抵抗R3によって2次の積分器を形成
する。
【0038】前記オペアンプ26の積分出力は、前記D
フリップフロップ27のデータ入力端Dに与えられる。
このDフリップフロップ27は、前記サンプリングクロ
ックのタイミングで前記データ入力端Dのレベルを取込
んで、前記電源電圧VCCを分圧するなどして作成され
る前記基準電圧Vref2でレベル弁別する。したがっ
て、量子化結果は前記サンプリングクロックのタイミン
グで更新されて、すなわちデジタルフィルタ部24の取
込みタイミングまで遅延されて出力される。
【0039】上述のように構成されるADコンバータ2
1において、注目すべきは、参照電圧発生回路25は従
来の参照電圧発生回路5と同様に構成されるけれども、
前記参照電圧発生回路5からの参照電圧vref1が、
1ビットの出力デジタル信号(PDM信号)における
「H」と「L」との密度を等しくするレベル、すなわち
vref1=PVavg50%であったのに対して、該
参照電圧発生回路25からの参照電圧Vref1は、前
記「H」と「L」との密度を等しくするレベルからずれ
て、すなわちVref1≠PVavg50%に選ばれて
いることである。
【0040】具体的には、前記参照電圧Vref1は、
出力デジタル信号に含まれるトーン性のノイズを前記デ
ジタルフィルタ部24の周波数帯域外に変移することが
できる電圧を±ΔVとするとき、VCC/2±ΔVに選
ばれる。すなわち、前述の式1,2から理解されるよう
に、ΔVが前記VCC/2に近付く程、トーン成分の周
波数が低くなるので、たとえば前記式1,2と同様に、
VCC=3V、fs=6MHzとし、デジタルフィルタ
部24のカットオフ周波数を100kHzとするとき、 ΔV=(100×103 )×(0.5×10-6)=50mV …(3) とすることで、トーン性のノイズをデジタルフィルタ部
24の周波数帯域外に変移することができる。
【0041】したがって、デルタシグマ変調部23での
量子化結果のフィードバック値を前記入力アナログ信号
に加算する加算器31において、その加算された信号
と、出力デジタル信号における「H」と「L」との密度
が等しくなるような参照電圧Vref1との差分を求め
るにあたって、前記参照電圧Vref1に±ΔVのオフ
セットを持たせることで、該加算器31の動作点を移動
させ、トーン性のノイズを前記デジタルフィルタ部24
の周波数帯域外に押出させることができる。こうして、
SNや歪みなどのADコンバータの特性を劣化させるこ
となく、トーン性のノイズを除去することができる。
【0042】また、前記トーン性のノイズの除去を、前
記抵抗R11,R12によって前記参照電圧Vref1
を調整するだけで、該ADコンバータ21の構成自体に
は、既存の構成に何らの変更無く実現することができ
る。
【0043】さらにまた、前記デジタルフィルタ部24
は、フィルタ38と、オフセットレジスタ39と、減算
器40とスイッチSW2とを備えて構成される。これに
対応して、前記デルタシグマ変調部23には前記スイッ
チSW1が設けられている。これらのスイッチSW1,
SW2は、図示しない制御回路からのオフセットキャン
セル制御信号によって、相互に連動して切換え制御され
る。
【0044】上述のように、デルタシグマ変調部23に
おける加算器31の動作点は前記参照電圧Vref1で
あるのに対して、デジタルフィルタ部24の基準電圧は
該参照電圧Vref1とはずれて構成されるので、量子
化結果には前記±ΔVのオフセット電圧成分が含まれて
いる。そこで、このような誤差成分を除去するためにキ
ャリブレーションが実行される。
【0045】すなわち、キャリブレーション動作時に
は、加算器31にはスイッチSW1によって前記参照電
圧発生回路25からの参照電圧Vref1が与えられ、
スイッチSW2によってフィルタ38からのデジタル出
力はオフセットレジスタ39に入力される。したがっ
て、上述のように参照電圧Vref1に与えられたオフ
セットによってデジタル出力に生じた前記誤差成分がオ
フセットレジスタ39に記憶されることになる。
【0046】一方、通常動作のノーマルモードでは、加
算器31にはスイッチSW1によって前記前段アンプ2
2から入力アナログ信号が与えられ、スイッチSW2に
よってフィルタ38からのデジタル出力は減算器40に
入力される。減算器40では、前記フィルタ38からの
デジタル出力から、前記オフセットレジスタ39に記憶
されている誤差分が減算されて出力される。こうして、
無入力時のデジタル出力が「0」に較正される。
【0047】したがって、上述のように加算器31の前
記動作点を移動させることでトーン性のノイズを除去す
ることによって生じる僅かな誤差を補償することがで
き、高精度なAD変換を行うことができる。
【0048】前記キャリブレーション動作は、電源投入
時等の任意のタイミングで行われればよい。また、DC
のオフセットがあっても問題ない場合は、上述のような
オフセットキャンセル機能は省略されてもよい。
【0049】図3は上述のように構成されるADコンバ
ータ21の無入力時におけるノイズスペクトラム波形を
示すグラフであり、図4は微弱信号入力時におけるノイ
ズスペクトラム波形を示すグラフである。前記図10お
よび図11とそれぞれ比較して明らかなように、特定の
周波数に現れていたピーク成分が解消されていることが
理解される。
【0050】本発明の実施の他の形態について、図5に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0051】図5は、本発明の実施の他の形態のデルタ
シグマ変調型のADコンバータ41の電気的構成を示す
ブロック図である。このADコンバータ41は、前述の
ADコンバータ21に類似し、対応する部分には同一の
参照符号を付して、その説明を省略する。注目すべき
は、このADコンバータ21では、参照電圧発生回路4
5は、従来の参照電圧発生回路5と同様に、抵抗R11
a,R12aによって、1ビットの出力デジタル信号に
おける「H」と「L」との密度を等しくするレベル、す
なわちvref1=PVavg50%を作成しており、
これに対してデルタシグマ変調部43では、加算器31
と遅延器37とが、相互に異なる電源電圧VCC1,V
CC2で動作されることである。
【0052】前記積分器34、1ビット量子化器35お
よび参照電圧発生回路45のアナログ回路は、前記加算
器31と同様の電源電圧VCC1で動作され、前記デジ
タルフィルタ部24は、前記遅延器37と同様の電源電
圧VCC2で動作される。そして、前記電圧±ΔVに対
して、 |ΔV|=(VCC1/2)−(VCC2/2) …(4) を満足すればよい。
【0053】したがって、このようにアナログ回路用と
デジタル回路用との相互に異なる電源電圧VCC1,V
CC2を有し、上式を満足する構成であれば、各回路の
電源への接続の変更だけで、前述のように加算器31の
動作点を移動させ、前記トーン性のノイズの除去を容易
に実現することができる。
【0054】本発明の実施のさらに他の形態について、
図6〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0055】図6は、本発明の実施のさらに他の形態の
デルタシグマ変調型のADコンバータ51の電気的構成
を示すブロック図である。このADコンバータ51は、
前述のADコンバータ21,41に類似し、対応する部
分には同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
注目すべきは、このADコンバータ21では、従来のA
Dコンバータ1と同様に、1ビットの出力デジタル信号
における「H」と「L」との密度を等しくする参照電圧
vref1を用いるとともに、単一の電源電圧VCCを
用い、しかしながらデルタシグマ変調部53では遅延器
57の出力電圧を、図7で示すように、本来の中心電圧
(VCC/2)から、「H」出力に対応したハイレベル
側の電圧と、「L」出力に対応したローレベル側の電圧
とで非対称とすることで、加算器31の動作点を移動さ
せ、前記トーン性のノイズを前記デジタルフィルタ部2
4の周波数帯域外に押出させることである。
【0056】図8は、その遅延器57の出力段をFET
モデルで説明する電気回路図である。vref1=VC
C/2の条件で説明している。前記出力段は、プッシュ
プルのFETQ1,Q2とそれらの内部抵抗ROH,R
OLとが、前記電源電圧VCCの電源ラインとGNDラ
インとの間に直列に介在されて構成されている。また、
前記帰還抵抗R2から加算器31の入力段およびデジタ
ルフィルタ部24のフィルタ38などが負荷RLH,R
LLとなる。
【0057】したがって、ハイ側出力の場合はP型のF
ETQ1がONし、該FETQ1および内部抵抗ROH
から電流IOHが出力され、その電流IOHと、負荷抵
抗RLHを流れる電流IROHとによって、ハイ側の出
力電圧VOHが決定される。同様に、ロー側出力の場合
はN型のFETQ2がONし、該FETQ2および内部
抵抗ROLに電流IOLが吸込まれる。その電流IOL
と、負荷抵抗RLLを流れる電流IROLとによって、
ロー側の出力電圧VOLが決定される。
【0058】すなわち、 VOH=RLL(IOH+IROH) …(5) VOL=VCC−RLH(IOL+IROL) …(6) となり、また、前記出力電圧VOHの電源電圧VCCか
らの降下分ΔVHは、 ΔVH=VCC−VOH=VCC−RLL(IOH+IROH) …(7) となる。
【0059】したがって、ΔVH=VOL、すなわちR
LL=RLH、かつROH=ROLであれば、PVav
g50%=VCC/2=vref1となり、トーン性の
ノイズが発生する。このため、PVavg50%≠VC
C/2とならないように、ROH/RLLおよびROL
/RLLの関係を変え、△VH≠VOLの条件にならな
いようにすればよい。このようにしてもまた、トーン性
のノイズの発生帯域をデジタルフィルタ部24の周波数
帯域外へ変移させることができる。また、負荷抵抗RL
H,RLL等の調整だけで対応することができ、容易に
対応することができる。さらにまた、前記参照電圧vr
ef1の変更が無いので、システム上の制約が少なく実
現することができる。
【0060】なお、前記各ADコンバータ21,41,
51における手法は、何れもVref≠PVavg50
%を満足するもので、周辺回路の構成等に適応して、こ
れらの手法が1つまたは任意に組合わせて使用されても
よい。また、積分器34の次数とは関係ないので、3次
以上のデルタシグマ型ADコンバーターでも応用するこ
とが可能である。
【0061】ここで、特開平7−143006号公報に
は、積分器の入力側に、前記入力アナログ信号のDC成
分よりも大きなDCオフセット電圧を加えることで、前
記トーン性のノイズをデジタルフィルタの帯域外に移動
させ、該トーン性のノイズがデジタル出力に現れないよ
うにすることが記載されている。しかしながら、この従
来技術では、新たに、前記DCオフセット電圧の印加手
段が必要になる。
【0062】
【発明の効果】本発明のデルタシグマ型ADコンバータ
は、以上のように、入力アナログ信号が、1ビットの出
力デジタル信号(PDM信号)における「H」と「L」
との密度が等しくなるレベルである動作点付近のレベル
となる無入力時および微弱信号入力時である場合は、デ
ルタシグマ変調部での何らかの微小なオフセットなどに
よって、出力デジタル信号には、特定の周波数やその高
調波の成分によるトーン性のノイズが現れることがあ
り、そのノイズは前記オフセットなどが小さくなる程、
周波数が低くなるるので、変移手段が、前記入力アナロ
グ信号に一層のオフセットを与えるなどして、量子化結
果のフィードバック値を前記入力アナログ信号に加算す
る加算器の前記動作点を変移させ、前記トーン性のノイ
ズを前記デジタルフィルタ部の周波数帯域外に押出し、
除去させる。
【0063】それゆえ、SNや歪みなどのADコンバー
タの特性を劣化させることなく、トーン性のノイズを除
去することができる。
【0064】また、本発明のデルタシグマ型ADコンバ
ータは、以上のように、前記変移手段を、デルタシグマ
変調部における加算器の参照電圧にオフセットを持たせ
ることで実現する。
【0065】それゆえ、前記参照電圧を調整するだけ
で、ADコンバータの構成自体には、既存の構成に何ら
の変更無く実現することができる。
【0066】さらにまた、本発明のデルタシグマ型AD
コンバータは、以上のように、前記変移手段を、デルタ
シグマ変調部での量子化結果をデジタルフィルタ部の取
込みタイミングに合わせて出力する遅延器と、前記加算
器とを相互に異なる電源電圧で動作させることで実現す
る。
【0067】それゆえ、たとえばデジタル回路用とアナ
ログ回路用とのように、相互に異なる電源電圧を有する
構成であれば、各回路の電源への接続の変更だけで、容
易に実現することができる。
【0068】また、本発明のデルタシグマ型ADコンバ
ータは、以上のように、前記変移手段を、デルタシグマ
変調部における遅延器からデジタルフィルタ部への出力
電圧を非対称とすることで実現する。
【0069】それゆえ、前記遅延器の出力段の抵抗等の
調整だけで対応することができ、容易に対応することが
できる。また、前記参照電圧の変更が無いので、システ
ム上の制約が少なく実現することができる。
【0070】さらにまた、本発明のデルタシグマ型AD
コンバータは、以上のように、入力アナログ信号に一層
のオフセットを与えるなどして、加算器の動作点を移動
させることでトーン性のノイズをデジタルフィルタ部の
周波数帯域外に押出しているので、それによって量子化
結果に生じる前記オフセット分の僅かな誤差を、補正手
段がデルタシグマ変調部の動作点とデジタルフィルタ部
からのデジタル出力の動作点とを一致させることで除去
する。
【0071】それゆえ、前記ダイナミックレンジの中心
付近におけるSNを改善しつつ、高精度なAD変換を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のデルタシグマ変調型の
ADコンバータの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示すADコンバータの具体的構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1のADコンバータの無入力時におけるノイ
ズスペクトラム波形を示すグラフである。
【図4】図1のADコンバータの微弱信号入力時におけ
るノイズスペクトラム波形を示すグラフである。
【図5】本発明の実施の他の形態のデルタシグマ変調型
のADコンバータの電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態のデルタシグマ
変調型のADコンバータの電気的構成を示すブロック図
である。
【図7】図6で示すADコンバータの出力信号レベルを
説明するための波形図である。
【図8】図6で示すADコンバータにおける遅延器の出
力段をFETモデルで説明する電気回路図である。
【図9】典型的な従来技術のデルタシグマ変調型のAD
コンバータの電気的構成を示すブロック図である。
【図10】図9のADコンバータの無入力時におけるノ
イズスペクトラム波形を示すグラフである。
【図11】図9のADコンバータの微弱信号入力時にお
けるノイズスペクトラム波形を示すグラフである。
【符号の説明】
21,41,51 ADコンバータ 22 前段アンプ 23,43,53 デルタシグマ変調部 24 デジタルフィルタ部 25,45 参照電圧発生回路 26 オペアンプ 27 Dフリップフロップ 31 加算器 32 ボルテージホロア回路 33 帰還回路 34 積分器 35 1ビット量子化器 36 基準電圧源 37,57 遅延器 38 フィルタ 39 オフセットレジスタ 40 減算器 Q1,Q2 FET R1 入力抵抗 R2 帰還抵抗 R11,R12 抵抗 R11a,R12a 抵抗 RLH,RLL 負荷抵抗 ROH,ROL 内部抵抗 SW1,SW2 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力アナログ信号をオーバーサンプリング
    し、量子化データに変換するデルタシグマ変調部と、前
    記デルタシグマ変調部からの量子化データを周波数帯域
    が制限されたデジタル出力に変換するデジタルフィルタ
    部とを有するデルタシグマ型A/Dコンバータにおい
    て、 出力デジタル信号に含まれるトーン性のノイズが前記デ
    ジタルフィルタ部の周波数帯域外になるように前記デル
    タシグマ変調部の加算器の動作点を移動させる変移手段
    を含むことを特徴とするデルタシグマ型ADコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】前記変移手段を、前記デルタシグマ変調部
    において、前記量子化結果のフィードバック値を前記入
    力アナログ信号に加算する加算器に対する参照電圧を、
    出力デジタル信号における「H」と「L」との密度が等
    しくなる電圧からずれた電圧とすることで実現すること
    を特徴とする請求項1記載のデルタシグマ型ADコンバ
    ータ。
  3. 【請求項3】前記変移手段を、前記デルタシグマ変調部
    での量子化結果をデジタルフィルタ部の取込みタイミン
    グに合わせて出力する遅延器と、前記加算器とを相互に
    異なる電源電圧で動作させることで実現することを特徴
    とする請求項1記載のデルタシグマ型ADコンバータ。
  4. 【請求項4】前記変移手段を、前記デルタシグマ変調部
    における遅延器から前記デジタルフィルタ部への出力電
    圧を非対称とすることで実現することを特徴とする請求
    項1記載のデルタシグマ型ADコンバータ。
  5. 【請求項5】前記デジタルフィルタ部に補正手段を備
    え、前記デルタシグマ変調部の動作点と、該デジタルフ
    ィルタ部からのデジタル出力の動作点とを一致させるこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のデルタシ
    グマ型ADコンバータ。
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