JP2003163098A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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JP2003163098A
JP2003163098A JP2002250536A JP2002250536A JP2003163098A JP 2003163098 A JP2003163098 A JP 2003163098A JP 2002250536 A JP2002250536 A JP 2002250536A JP 2002250536 A JP2002250536 A JP 2002250536A JP 2003163098 A JP2003163098 A JP 2003163098A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビームの焦点形成に対する電圧変動の影
響を抑制することができるX線発生装置を提供するこ
と。 【解決手段】 X線発生装置は、カソード電極15と、
このカソード電極15が発生した電子ビームeを制御す
るグリッド電極17と、電子ビームeを集束するフォー
カス電極18と、電子ビームeの衝突によりX線を放出
する陽極ターゲット14とを具備する。カソード電極1
5およびグリッド電極17間にはバイアス電圧発生部2
0からバイアス電圧Vbが印加される。陽極ターゲット
13には管電圧発生部19から管電圧Vtが印加され
る。分圧部31は管電圧Vtを分圧してフォーカス電圧
Vfを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線管などを備えた
X線発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線発生装置は、X線を放出するX線管
を組み込んだ装置であり、医療用あるいは工業用の診断
装置などに数多く利用されている。X線管についても、
X線発生装置の用途に応じて種々のものが実用化されて
いる。例えば、X線で検査対象物の微細構造などを検査
する際には、X線の発生領域である陽極ターゲット上の
電子ビームの焦点寸法を数μmから数10μm程度としたX
線管、いわゆるマイクロフォーカスX線管が用いられて
いる(例えば特開2001-273860号公報参照)。
【0003】上述したマイクロフォーカスX線管は、例
えばX線を放出する陽極ターゲットと陰極をそれぞれ真
空容器内に配置した構造を有している。陰極はヒータに
よる加熱で電子ビームを発生するカソード電極、管電流
を制御するグリッド電極、陽極ターゲット上における電
子ビームの焦点寸法を制御するフォーカス電極などから
構成されている。
【0004】このような構成を有するX線管では、例え
ばカソード電極、陽極ターゲット、あるいはグリッド電
極を接地電位に設定し、陽極ターゲットに所定の管電圧
を印加することが一般的である。X線管の動作状態は、
例えばフォーカス電極やグリッド電極に印加する電圧を
制御することにより調整される。フォーカス電極に印加
する電圧を制御する場合、管電圧を生成する陽極ターゲ
ット用電源とは別に、フォーカス電極に印加するフォー
カス電圧を生成するためのフォーカス電極用電源が用い
られる。
【0005】しかし、フォーカス電圧を制御する方式で
は、陽極ターゲットに印加する管電圧やフォーカス電極
に印加するフォーカス電圧に脈動などの変動があると、
電子ビームの焦点形状に影響を与え、微小焦点の形成が
困難になる。すなわち、電子ビームの焦点形状を最小に
する場合、例えば図7の符号Pで示すような管電圧とフ
ォーカス電圧との間の比例関係を維持することが重要で
ある。管電圧やフォーカス電圧が変動すると、図7のよ
うな比例関係が保たれず、微小焦点の形成が困難にな
る。本発明者の実験によれば、管電圧とフォーカス電圧
との比が0.15%変動すると、焦点径に大きく影響するこ
とが確認されている。
【0006】上述したような点に対して、例えば特開平
7-29532号公報には、フォーカス電極を接地電位に設定
すると共に、陽極ターゲットに印加する電圧の変化に連
動させて、一定の比率でカソード電極に印加する電圧を
変化させるX線発生装置が記載されている。このような
従来のX線発生装置によれば、フォーカス電極は接地電
位を保持して変動することがないため、陽極ターゲット
に印加する電圧に脈動などが生じても、微小焦点を安定
に保つことができる。
【0007】しかしながら、上記公報に記載されたX線
発生装置はフォーカス電極を接地電位に設定する必要が
あることから、装置構成上の制約が大きい。例えば、従
来のX線発生装置では陽極ターゲットやグリッド電極を
接地電位に設定することが一般的であるが、このような
X線発生装置には上記公報に記載された微小焦点の形成
方法を適用することはできない。このようなことから、
陽極ターゲットやグリッド電極を接地電位に設定する場
合においても、電子ビームの微小焦点の形成に対して電
圧変動が影響することを抑制し得る技術が求められてい
る。
【0008】また、マイクロフォーカスX線管において
は、カソード電極とグリッド電極との間にバイアス電圧
を印加し、このバイアス電圧でX線を発生させる電子ビ
ームの電流(管電流)を制御している。このような管電
流の制御方式を適用する場合には、バイアス電圧を生成
するための電源を独立して設けることが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た管電流の制御方式ではバイアス電圧用の電源が故障し
た場合などにおいて、X線管内に過大な管電流が流れて
しまう。このような過大な管電流は陽極ターゲットの溶
融などの原因となることから、X線管の特性劣化、さら
には破壊などを招いてしまう。そこで、管電流をカソー
ド電極に印加するバイアス電圧で制御する場合におい
て、その信頼性や安全性を高めることが望まれている。
【0010】本発明の目的は、陽極ターゲットやグリッ
ド電極を接地電位に設定する場合においても、電子ビー
ムの焦点形成に対して電圧変動の影響を抑制することを
可能にしたX線発生装置を提供することにある。本発明
の他の目的は、管電流をカソード電極に印加するバイア
ス電圧で制御する場合において、過大な管電流が流れる
ことを防ぐことによって、信頼性や安全性を高めたX線
発生装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明における第1のX
線発生装置は、電子ビームを発生するカソード電極と、
前記カソード電極が発生した前記電子ビームの流れを制
御するグリッド電極と、前記電子ビームを集束するフォ
ーカス電極と、前記フォーカス電極で集束された前記電
子ビームの衝突によりX線を放出する陽極ターゲット
と、前記カソード電極および前記グリッド電極間に印加
するバイアス電圧を生成するバイアス電圧発生部と、前
記陽極ターゲットに印加する管電圧を生成する管電圧発
生部と、前記管電圧を分圧してフォーカス電圧を生成
し、このフォーカス電圧を前記フォーカス電極に印加す
る分圧部とを具備することを特徴としている。
【0012】本発明のX線発生装置においては、管電圧
を分圧してフォーカス電圧を生成しているため、管電圧
に脈動などの変動があっても管電圧とフォーカス電圧の
比例関係を維持することができる。従って、管電圧の変
動が電子ビームの焦点寸法に与える影響が抑制され、そ
の結果として電子ビームの微小焦点を再現性よく形成す
ることが可能となる。
【0013】第1のX線発生装置は、さらに分圧部でフ
ォーカス電圧を分圧してカソード電圧を生成し、このカ
ソード電圧とバイアス電圧発生部が生成するバイアス電
圧とを合成することを特徴としている。このような場合
において、分圧部で生成するカソード電圧は、これと同
じ大きさの電圧がカソード電極およびグリッド電極間に
印加された場合に管電流が流れない大きさに設定され
る。これによって、X線発生装置の安全性を高めること
が可能となる。
【0014】本発明における第2のX線発生装置は、電
子ビームを発生するカソード電極と、前記カソード電極
が発生した前記電子ビームの流れを制御するグリッド電
極と、前記電子ビームを集束するフォーカス電極と、前
記フォーカス電極で集束された前記電子ビームの衝突に
よりX線を放出する陽極ターゲットと、前記陽極ターゲ
ットに印加する管電圧を生成する管電圧発生部と、前記
フォーカス電極に印加するフォーカス電圧を生成するフ
ォーカス電圧発生部と、前記カソード電極および前記グ
リッド電極間に印加するバイアス電圧を生成するバイア
ス電圧発生部と、前記フォーカス電圧を分圧してカソー
ド電圧を生成し、このカソード電圧を前記バイアス電圧
と合成して前記カソード電極に印加する分圧部とを具備
することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施形態によるX線
発生装置の構成を示す図である。同図に示すX線発生装
置は、マイクロフォーカスX線管10を有している。マ
イクロフォーカスX線管10は全体が真空容器11で構
成されており、真空容器11内の一方の側には陰極12
が配置され、また他方の側には陽極13が配置されてい
る。陽極13は陽極ターゲット14を有している。
【0017】陰極12は、例えば電子ビームeを発生す
るカソード電極15と、カソード電極15を加熱するヒ
ータ16と、電子ビームeの流れ(例えば管電流)を制
御するグリッド電極17と、電子ビームeを集束して陽
極ターゲット14上に形成される電子ビームの焦点形状
を制御するフォーカス電極18とから構成されている。
【0018】この実施形態のX線発生装置では、グリッ
ド電極17が接地電位Gとされている。陽極ターゲット
14と接地電位Gとの間には出力可変の管電圧発生部1
9が接続されており、陽極ターゲット14にはグリッド
電極17に対して正の管電圧Vtが印加される。管電圧
Vtは所定の値に制御されている。
【0019】また、カソード電極15と接地電位Gとの
間には出力可変のバイアス電圧発生部20が接続されて
おり、カソード電極15にはグリッド電極17に対して
正のバイアス電圧Vbが印加される。このカソード電極
15とグリッド電極17との間のバイアス電圧Vbによ
って、X線管10の管電流が制御される。ヒータ16に
はヒータ電圧発生部21からDCあるいはACの所定電
力が供給される。
【0020】管電圧発生部19の両端には、分圧部31
が並列に接続されている。分圧部31は2個の抵抗R1
2により構成されている。これら2個の抵抗R1、R2
直列に接続されており、例えば管電圧発生部19の電位
の高い側から順に、第1の抵抗R1および第2の抵抗R2
とされている。第1の抵抗R1と第2の抵抗R2との接続
点aはフォーカス電極18に接続されており、第2の抵
抗R2の両端の電圧がフォーカス電圧Vfを形成してい
る。
【0021】すなわち、分圧部31は管電圧Vtを第1
の抵抗R1および第2の抵抗R2に基づいて分圧し、第2
の抵抗R2の両端にフォーカス電圧Vfを生成するもので
ある。そして、フォーカス電極18と接地電位Gとの間
には、分圧部31で管電圧Vtを分圧することにより生
成したフォーカス電圧Vfが印加される。フォーカス電
極18にはグリッド電極17に対して正のフォーカス電
圧Vfが印加されている。
【0022】上記構成を有するX線発生装置において、
カソード電極15で発生した電子ビームeはグリッド電
極17で管電流が制御され、さらにフォーカス電極18
で集束されて陽極ターゲット14上に衝突する。陽極タ
ーゲット14への電子ビームeの衝突によって、陽極タ
ーゲット14から例えば矢印Y方向にX線が放出され
る。この際、フォーカス電極18に印加されるフォーカ
ス電圧Vfは、管電圧Vtとの関係において、 Vf=Vt×R2/(R1+R2) ……(1) となる。
【0023】(1)式から分かるように、フォーカス電圧
Vfと管電圧Vtは図7に示したような比例関係を有して
いる。このフォーカス電圧Vfと管電圧Vtの比例関係
は、基本的に管電圧Vtに脈動などの変動があっても維
持されるため、管電圧Vtの変動が電子ビームの焦点径
に与える影響を小さくすることができる。その結果とし
て、陽極ターゲット14上に電子ビームの微小焦点を再
現性よく形成することが可能となる。
【0024】このように、第1の実施形態のX線発生装
置によれば、電子ビームの焦点形成に対して電圧変動の
影響を少なくすることができ、それによって陽極ターゲ
ット14上に電子ビームの微小焦点を再現性よく形成す
ることが可能となる。さらに、分圧部31で管電圧Vt
を分圧してフォーカス電圧Vfを生成しているため、従
来のX線発生装置のようにフォーカス電圧発生部を管電
圧発生部19とは別途に設ける必要がなく、X線発生装
置の装置構成を簡易化することが可能となる。なお、こ
の実施形態ではグリッド電極17を接地電位Gに設定し
たが、例えば陽極ターゲット14を接地電位に設定した
場合も同様の動作となる。
【0025】次に、本発明の第2の実施形態によるX線
発生装置について、図2を参照して説明する。図2は本
発明の第2の実施形態によるX線発生装置の構成を示す
図である。なお、図2において、図1と対応する部分に
は同一符号を付し、重複する説明を一部省略する。
【0026】図2に示すX線発生装置においては、上述
した第1の実施形態と同様に、管電圧発生部19の両端
に分圧部31が並列に接続されている。ただし、この分
圧部31は3個の抵抗R1、R21、R22により構成されて
いる。これら3個の抵抗R1、R21、R22は直列に接続さ
れており、例えば管電圧発生部19の電位の高い側から
順に、第1の抵抗R1、第2の抵抗R21および第3の抵
抗R22とされている。
【0027】そして、第1の抵抗R1と第2の抵抗R21
との接続点aは、第1の実施形態と同様にフォーカス電
極18に接続されており、2つの抵抗R21、R22の両端
の電圧がフォーカス電圧Vfとして、フォーカス電極1
8と接地電位Gとの間に印加されている。フォーカス電
圧Vfはグリッド電極17に対して正の電圧である。
【0028】第2の実施形態のX線発生装置において、
フォーカス電圧Vfの生成に関する分圧部31の働きは
第1の実施形態と同様であり、フォーカス電圧Vfは管
電圧Vtに対して比例関係を有している。すなわち、フ
ォーカス電圧Vfは管電圧Vtとの関係において、 Vf=Vt×(R21+R22)/(R1+R21+R22) ……(2) となる。このように、フォーカス電圧Vfと管電圧Vtは
図7に示したような比例関係を有しており、管電圧Vt
の変動が電子ビームの焦点径に与える影響を小さくする
ことができる。
【0029】この第2の実施形態のX線発生装置では、
さらに分圧部31における第2の抵抗R21と第3の抵抗
22の接続点bが、バイアス電圧発生部20を介してカ
ソード電極15に接続されている。すなわち、分圧部3
1はフォーカス電圧Vfを第2の抵抗R21と第3の抵抗
22に基づいて分圧し、第3の抵抗R22の両端にグリッ
ド電極17に対してカソード電極15が正電圧となるカ
ソード電圧Vc(図示せず)を生成している。この第3
の抵抗R22の両端に生成されるカソード電圧Vcは、バ
イアス電圧発生部20の出力電圧と合成される。
【0030】ここで、図2におけるバイアス電圧発生部
20は、グリッド電極17に対してカソード電極15が
負電圧となるように接続されており、カソード電極15
に負の出力電圧Vb′(図示せず)を印加している。そ
して、第2の抵抗R21と第3の抵抗R22の接続点bはバ
イアス電圧発生部20の正の端子に接続されているた
め、カソード電極15には第3の抵抗R22の両端の電圧
(カソード電圧)Vcとバイアス電圧発生部20の出力
電圧Vb′の差が供給される。
【0031】ところで、マイクロフォーカスX線管にお
いては、前述したようにカソード電極15とグリッド電
極17との間のバイアス電圧Vbによって管電流が制御
される。さらに、バイアス電圧Vbとフォーカス電圧Vf
との間には図3の符号Qで示したような関係がある。図
3の横軸はフォーカス電圧[V]、縦軸はバイアス電圧
[V]、直線Qは管電流遮断バイアス電圧を示している。
【0032】図3に示すように、管電流遮断バイアス電
圧Qを境にして、その上方は管電流が流れない領域、下
方は管電流が流れる領域となる。言い換えると、あるフ
ォーカス電圧Vfに対して管電流遮断バイアス電圧Qよ
り小さいバイアス電圧Vbでなければ、管電流は流れな
い。なお、符号Q1は管電流が40μAの場合を示してい
る。
【0033】また、図7の関係から分かるように、管電
圧Vtの動作範囲が例えば0〜80kVの場合、フォーカス電
圧Vfの調整範囲は0〜2000Vとなる。この場合、図3の
関係から、管電流が流れるバイアス電圧Vbの調整範囲
は例えば0〜150Vとなる。図1に示した第1の実施形態
においては、このような範囲(例えば0〜150V)のバイ
アス電圧Vbを、グリッド電極17に対してカソード電
極15が正の電圧となるように接続したバイアス電圧発
生部20の出力電圧で直接的に調整している。
【0034】一方、図2に示した第2の実施形態の分圧
部31において、第3の抵抗R22の両端に生成される電
圧(カソード電圧)Vcは、フォーカス電圧Vfに比例す
る。すなわち、第2の抵抗R21と第3の抵抗R22の接続
点bにおける電圧(第3の抵抗R22の両端の電圧Vc)
は、 Vc=Vf×R21/(R21+R22) ……(3) となり、フォーカス電圧Vfに比例していることが分か
る。また、フォーカス電圧Vfは管電圧Vtに比例してい
るため、カソード電圧Vcと管電圧Vtは比例関係にあ
る。
【0035】そこで、第2の実施形態のX線発生装置に
おいては、第3の抵抗R22の両端に生成されるカソード
電圧Vcを、これと同じ大きさの電圧がカソード電極1
5およびグリッド電極17間に印加された場合に管電流
が流れない大きさ、すなわち図3に示した管電流遮断バ
イアス電圧Qに設定し、この管電流遮断カソード電圧V
cとバイアス電圧発生部20の発生電圧Vb′とを合成
してカソード電極15に印加している。この場合、管電
流遮断カソード電圧Vcは、例えば管電流遮断バイアス
電圧Q(図3)の直線に沿って変化する。
【0036】さらに、図3に示した関係から分かるよう
に、管電流を流す場合にはバイアス電圧発生部20の発
生電圧Vb′は管電流遮断カソード電圧Vcを下げる方
向のみに制御すればよい。すなわち、正の電圧である管
電流遮断カソード電圧Vcと負の電圧であるバイアス電
圧発生部20の発生電圧Vb′とを合成し、これらの差
をカソード電極15にバイアス電圧Vb(=Vc−V
b′)として印加して管電流を制御している。
【0037】このため、管電流の制御に必要なバイアス
電圧発生部20の発生電圧Vb′を、例えば0〜30Vとい
うような範囲とすることができる。このような狭い範囲
の発生電圧Vb′で、管電流を十分に制御することがで
きる。よって、バイアス電圧発生部20の構成や制御を
簡素化することが可能となる。さらに、バイアス電圧発
生部20が故障した場合においても、カソード電極15
には管電流遮断カソード電圧Vcが分圧部31から印加
されるため、過大な管電流が流れて陽極ターゲット14
が溶融するような事故の発生を防ぐことができる。
【0038】ここで、フォーカス電圧Vfを変えた場合
の管電流とバイアス電圧発生部20の発生電圧Vb′と
の関係について、図4を参照して説明する。図4の縦軸
は管電流[μA]、横軸はバイアス電圧発生部20の発生
電圧Vb′[V]であり、符号V1はフォーカス電圧Vfが4
00Vの場合、符号V2はフォーカス電圧が1000Vの場合で
ある。このように、バイアス電圧発生部20の発生電圧
Vb′の範囲が例えば0〜30Vの狭い範囲であっても、管
電流を必要な範囲に制御することできる。
【0039】上述した第2の実施形態のX線発生装置に
よれば、分圧部31で管電圧Vtを分圧してフォーカス
電圧Vfを生成しているため、電子ビームの焦点形成に
対して電圧変動の影響を少なくすることができる。ま
た、分圧部31で生成した管電流遮断カソード電圧Vc
とバイアス電圧発生部20の発生電圧Vb′との差を、
バイアス電圧Vbとしてカソード電極15に印加してい
るため、バイアス電圧発生部20の構成や制御を簡素化
することができる。
【0040】加えて、バイアス電圧発生部20が故障し
た場合においても、カソード電極15には管電流遮断カ
ソード電圧Vcが分圧部31から印加されるため、過大
な管電流によるX線管10の特性劣化や破壊を防ぐこと
が可能となる。すなわち、X線発生装置の信頼性や安全
性を大幅に高めることができる。なお、この実施形態で
はグリッド電極17を接地電位Gに設定した場合につい
て説明したが、例えば陽極ターゲット14を接地電位に
設定した場合も同様の動作となる。
【0041】次に、本発明の第3の実施形態によるX線
発生装置について、図5を参照して説明する。図5は本
発明の第3の実施形態によるX線発生装置の構成を示す
図である。なお、図5において、図1および図2と対応
する部分には同一符号を付し、重複する説明を一部省略
する。
【0042】第3の実施形態のX線発生装置は、陽極タ
ーゲット14すなわちアノード12が接地Gされてい
る。また、マイクロフォーカスX線管10に供給する電
源電圧を発生する高電圧発生部22、およびこの高電圧
発生部22を制御する制御部30などが設けられ、高電
圧発生部22は例えば絶縁物に収納されている。分圧部
31の働きは前述した第2の実施形態と同様である。
【0043】この第3の実施形態においては、管電圧発
生部19で発生した負電圧がグリッド電極17に印加さ
れている。また、管電圧発生部19の出力電圧が管電圧
検出部32で検出される。管電圧検出部32で検出され
た管電圧値V1と設定された管電圧設定値V0とが、管電
圧比較部33で比較される。この比較データが管電圧制
御部34に送られ、管電圧制御部34によって管電圧値
V1と管電圧設定値V0が等しくなるように管電圧発生部
19が制御される。
【0044】また、カソード電極15および陽極ターゲ
ット14間を流れる管電流I1は管電流検出部35で検
出される。管電流検出部35で検出された管電流値I1
と設定された管電流設定値I0とが、管電流比較部36
で比較される。この比較データがバイアス電圧制御部3
7に送られ、バイアス電圧制御部37によって管電流値
I1と管電流設定値I0が等しくなるようにバイアス電圧
発生部20が制御される。ヒータ電圧発生部21はヒー
タ電圧制御部38によって制御される。
【0045】上記した構成を有するX線発生装置におい
て、ヒータ16による加熱でカソード電極15から電子
eが放出して管電流が流れる。カソード電極15から放
出された電子ビームeは、グリッド電極17で管電流が
制御され、さらにフォーカス電極18で集束されて陽極
ターゲット14上に衝突し、陽極ターゲット14から矢
印Y方向にX線が放出される。
【0046】上述した第3の実施形態のX線発生装置に
よれば、陽極ターゲット14の電圧が脈動などによって
変化しても、フォーカス電極18に最適なフォーカス電
圧を印加することができる。これによって、陽極ターゲ
ット14上に電子ビームの微小焦点を再現性よく形成す
ることが可能となる。また、前述した第2の実施形態と
同様に、バイアス電圧の制御範囲を小さくすることがで
き、簡単な制御回路で高分解能の管電流を安定に制御す
ることが可能となる。
【0047】次に、本発明の第4の実施形態によるX線
発生装置について、図6を参照して説明する。図6は本
発明の第4の実施形態によるX線発生装置の構成を示す
図である。なお、図6において、図1および図2と対応
する部分には同一符号を付し、重複する説明を一部省略
する。
【0048】この第4の実施形態のX線発生装置は、グ
リッド電極17が接地電位Gとされている。陽極ターゲ
ット14と接地電位Gとの間には出力可変の管電圧発生
部19が接続されており、陽極ターゲット14にはグリ
ッド電極17に対して正の管電圧Vtが印加される。フ
ォーカス電極18と接地電位Gとの間には出力可変のフ
ォーカス電圧発生部23が接続されており、フォーカス
電極18にはグリッド電極17に対して正のフォーカス
電圧Vfが印加される。バイアス電圧発生部20はカソ
ード電極15に負の電圧(出力電圧Vb′(図示せ
ず))を印加するように、カソード電極15と接地電位
Gとの間に接続されている。
【0049】フォーカス電圧発生部23の両端には、分
圧部41が並列に接続されている。この分圧部41は2
個の抵抗R21、R22により構成されている。これら2個
の抵抗R21、R22は直列に接続されており、例えばフォ
ーカス電圧Vf23の電位の高い側から順に、第1の抵
抗R21および第2の抵抗R22とされている。そして、分
圧部41における第1の抵抗R21と第2の抵抗R22の接
続点bが、バイアス電圧発生部20を介してカソード電
極15に接続されている。
【0050】すなわち、分圧部41はフォーカス電圧V
fを第1の抵抗R21と第2の抵抗R2 2に基づいて分圧
し、第2の抵抗R22の両端にグリッド電極17に対して
カソード電極15が正の電圧となるカソード電圧Vc
(図示せず)を生成している。この第2の抵抗R22の両
端に生成されるカソード電圧Vcは、バイアス電圧発生
部20の出力電圧Vb′と合成される。第1の抵抗R21
と第2の抵抗R22の接続点bはバイアス電圧発生部20
の正の端子に接続されているため、カソード電極15に
は第2の抵抗R22の両端の電圧(カソード電圧)Vcと
バイアス電圧発生部20の出力電圧Vb′の差が供給さ
れる。
【0051】この第4の実施形態のX線発生装置におい
ては、前述した第2の実施形態と同様に、第2の抵抗R
22の両端に生成されるカソード電圧Vcを、これと同じ
大きさの電圧がカソード電極15およびグリッド電極1
7間に印加された場合に管電流が流れない大きさに設定
している。カソード電極15には、管電流遮断カソード
電圧(正電圧)Vcとバイアス電圧発生部20の発生電
圧(負電圧)Vb′との差(Vc−Vb′)がバイアス
電圧Vbとして印加され、このバイアス電圧Vb(=Vc
−Vb′)によって管電流を制御している。
【0052】このように、第4の実施形態のX線発生装
置によれば、第2の実施形態と同様に、管電流の制御に
必要なバイアス電圧発生部20の調整範囲を狭くするこ
とができる。これによって、バイアス電圧発生部20の
構成や制御を簡素化することが可能となる。さらに、バ
イアス電圧発生部20が故障した場合においても、カソ
ード電極15には管電流遮断カソード電圧Vcが分圧部
31から印加されるため、過大な管電流によるX線管1
0の特性劣化や破壊を防ぐことが可能となる。すなわ
ち、X線発生装置の信頼性や安全性を大幅に高めること
ができる。
【0053】なお、この実施形態ではグリッド電極17
を接地電位Gに設定した場合について説明したが、例え
ば陽極ターゲット14を接地電位に設定した場合も同様
の動作となる。
【0054】
【発明の効果】本発明のX線発生装置によれば、電子ビ
ームの焦点形成に対する電圧変動の影響を抑制すること
ができる。よって、陽極ターゲット上に電子ビームの微
小焦点を再現性よく形成することが可能となる。さら
に、X線発生装置の信頼性や安全性を高めることができ
る。このような本発明のX線発生装置が、医療用や工業
用の診断装置などとして有効に利用されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるX線発生装置の
概略構成および回路構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態によるX線発生装置の
概略構成および回路構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態におけるX線発生装置の管電
圧とフォーカス電圧との関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるX線発生装置
のバイアス電圧発生部の出力電圧と管電流との関係を示
す特性図である。
【図5】本発明の第3の実施形態によるX線発生装置の
概略構成および回路構成を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態によるX線発生装置の
概略構成および回路構成を示す図である。
【図7】X線発生装置における管電圧とフォーカス電圧
との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
10・・・マイクロフォーカスX線管 11・・・真空容器 12・・・陰極 13・・・陽極 14・・・陽極ターゲット 15・・・カソード電極 16・・・ヒータ 17・・・グリッド電極 18・・・フォーカス電極 19・・・管電圧発生部 20・・・バイアス電圧発生部 31、41・・・分圧部 e・・・電子ビーム Vt・・・管電圧 Vf・・・フォーカス電圧 Vb・・・バイアス電圧 R1、2、21、22・・・分圧部の抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05G 1/34 H05G 1/34 E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームを発生するカソード電極と、 前記カソード電極が発生した前記電子ビームの流れを制
    御するグリッド電極と、 前記電子ビームを集束するフォーカス電極と、 前記フォーカス電極で集束された前記電子ビームの衝突
    によりX線を放出する陽極ターゲットと、 前記カソード電極および前記グリッド電極間に印加する
    バイアス電圧を生成するバイアス電圧発生部と、 前記陽極ターゲットに印加する管電圧を生成する管電圧
    発生部と、 前記管電圧を分圧してフォーカス電圧を生成し、このフ
    ォーカス電圧を前記フォーカス電極に印加する分圧部と
    を具備することを特徴とするX線発生装置。
  2. 【請求項2】 前記分圧部で前記フォーカス電圧を分圧
    してカソード電圧を生成し、このカソード電圧と前記バ
    イアス電圧発生部が生成する前記バイアス電圧とを合成
    することを特徴とする請求項1記載のX線発生装置。
  3. 【請求項3】 前記分圧部で生成する前記カソード電圧
    は、これと同じ大きさの電圧が前記カソード電極および
    前記グリッド電極間に印加された場合に管電流が流れな
    い大きさに設定されている請求項2記載のX線発生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記分圧部は前記管電圧発生部に対して
    並列に接続されている請求項1記載のX線発生装置。
  5. 【請求項5】 前記分圧部は前記管電圧発生部の電位の
    高い側から順に第1の抵抗、第2の抵抗および第3の抵
    抗が直列に接続されて構成されており、前記第1の抵抗
    と前記第2の抵抗との接続点がフォーカス電極に接続さ
    れ、前記第2の抵抗と前記第3の抵抗との接続点がバイ
    アス電圧発生部に接続されている請求項2記載のX線発
    生装置。
  6. 【請求項6】 電子ビームを発生するカソード電極と、
    前記カソード電極が発生した電子ビームの流れを制御す
    るグリッド電極と、前記電子ビームを集束するフォーカ
    ス電極と、前記フォーカス電極で集束された電子ビーム
    の衝突によりX線を放出する陽極ターゲットとを有する
    X線管と、 前記カソード電極および前記グリッド電極間に印加する
    バイアス電圧を生成するバイアス電圧発生部と、 前記X線管に流れる管電流を検出し、検出した前記管電
    流と基準値を比較して、前記バイアス電圧発生部が生成
    する前記バイアス電圧を制御するバイアス電圧制御部
    と、 前記陽極ターゲットに印加する管電圧を生成する管電圧
    発生部と、 前記管電圧発生部が生成する前記管電圧を検出し、検出
    した前記管電圧と基準値を比較して、前記管電圧を制御
    する管電圧制御部と、 前記管電圧を分圧してフォーカス電圧を生成し、このフ
    ォーカス電圧を前記フォーカス電極に印加する分圧部と
    を具備することを特徴とするX線発生装置。
  7. 【請求項7】 前記分圧部で前記フォーカス電圧を分圧
    してカソード電圧を生成し、このカソード電圧と前記バ
    イアス電圧発生部が生成する前記バイアス電圧とを合成
    することを特徴とする請求項6記載のX線発生装置。
  8. 【請求項8】 前記分圧部で生成する前記カソード電圧
    は、これと同じ大きさの電圧が前記カソード電極および
    前記グリッド電極間に印加された場合に管電流が流れな
    い大きさに設定されている請求項7記載のX線発生装
    置。
  9. 【請求項9】 電子ビームを発生するカソード電極と、 前記カソード電極が発生した前記電子ビームの流れを制
    御するグリッド電極と、 前記電子ビームを集束するフォーカス電極と、 前記フォーカス電極で集束された前記電子ビームの衝突
    によりX線を放出する陽極ターゲットと、 前記陽極ターゲットに印加する管電圧を生成する管電圧
    発生部と、 前記フォーカス電極に印加するフォーカス電圧を生成す
    るフォーカス電圧発生部と、 前記カソード電極および前記グリッド電極間に印加する
    バイアス電圧を生成するバイアス電圧発生部と、 前記フォーカス電圧を分圧してカソード電圧を生成し、
    このカソード電圧を前記バイアス電圧発生部が生成する
    前記バイアス電圧と合成して前記カソード電極に印加す
    る分圧部とを具備することを特徴とするX線発生装置。
  10. 【請求項10】 前記分圧部で生成する前記カソード電
    圧は、これと同じ大きさの電圧が前記カソード電極およ
    び前記グリッド電極間に印加された場合に管電流が流れ
    ない大きさに設定されている請求項9記載のX線発生装
    置。
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