JP2003162009A - 写真フィルムの画像コマ位置決め装置 - Google Patents
写真フィルムの画像コマ位置決め装置Info
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Abstract
且つ効率良く行うことができる写真フィルムの画像コマ
位置決め装置を提供する。 【解決手段】 写真フィルムに対して相対移動すること
により、写真フィルムの長手方向に沿って形成された複
数の画像コマを読み取るラインセンサと、ラインセンサ
で読み取った複数の画像コマから、各画像コマの先端エ
ッジ及び後端エッジを検出し、当該検出した両エッジ間
の距離を算出する信号処理手段とを備え、信号処理手段
は、算出した距離が予め設定した範囲より小さい場合、
正常な画像コマであると判定し、算出した距離が予め設
定した範囲内である場合、隣接する2つの画像コマが重
なり合っていると判定し、算出した距離が予め設定した
範囲より大きい場合、隣接する2つの画像コマが接合し
ていると判定し、それぞれ検出したエッジに基づいて画
像コマの位置を決定する。
Description
手方向に沿って形成された複数の画像コマを読み取る画
像読取装置に適用され、読み取った各画像コマの位置決
めを精度良く且つ効率良く行うことができる、写真フィ
ルムの画像コマ位置決め装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、写真フィルムの一例である現
像済みのネガフィルムの画像コマを読み取り、これをデ
ジタル化する画像読取装置が知られている。デジタル化
された画像コマは、例えば、デジタル露光装置におい
て、印画紙等の写真感光材料に露光するための露光デー
タとして使用される。画像読取装置では、画像コマの情
報をデジタル化するために、いわゆるラインセンサが用
いられ、当該ラインセンサと、ネガフィルムとを相対移
動させることによって、画像コマを読み取ることができ
る。ここで、画像コマの読み取り(スキャニング)は、
読み取った画像コマをデジタル露光装置に適用する場
合、いわゆるプレスキャンと、本スキャン(実際にデジ
タル露光装置の露光データとして使用するための読み取
りであり、プレスキャンよりも高分解能で読み取る)の
2回行われるのが一般的である。 【0003】プレスキャンにおいては、ネガフィルムの
長手方向に沿って形成された複数の画像コマが読み取ら
れ、読み取られた各画像コマの先端エッジ及び後端エッ
ジが検出された後、検出された両エッジによって区画さ
れた画像コマが識別可能にモニタ表示される(例えば、
両エッジによって区画され、一つの画像コマであると認
識された領域に枠線がオーバレイ表示される)。ここ
で、ネガフィルム上に現像された各画像コマは、長手方
向に沿って数mm程度の隙間を隔てて形成されており、
当該隙間領域と画像コマ領域とでは、読み取ったデータ
の濃淡が異なるものとなるため、この濃淡差を利用する
ことで、各画像コマの先端エッジ及び後端エッジが検出
される(例えば、短手方向の平均濃淡値を長手方向に微
分し、微分値が急変した箇所がエッジとして検出され
る)。オペレータは、前記表示された画像コマを見て、
必要に応じて、色や濃淡の補正情報を入力して記憶する
他、区画された画像コマの位置を微調整(例えば、前記
枠線の位置を動かすことによって調整する)し、その補
正位置を記憶させる。このようにして記憶されたプレス
キャンによる補正情報は、本スキャンにおける各画像コ
マの読み取りの際に利用される。 【0004】しかし、ネガフィルムに被写体を撮影する
カメラにおいて、フィルムの巻き上げ系が故障している
場合には、ネガフィルムの画像コマ間に隙間が形成され
ず、先に撮影した画像コマの一部に、後に撮影した画像
コマが重なる場合がある。また、カメラが故障していな
くても、フィルムの巻き上げ操作時に巻き戻しボタンを
誤って押した場合や、24枚撮用フィルムで25枚の撮
影を強引に行ったような場合には、同じように、隣接す
る2つの画像コマが重なり合う場合が生じる。このよう
に2つの画像コマが重なり合った部分を有するネガフィ
ルムに対してプレスキャンを行った場合、重なり合った
部分のエッジは検出されず、検出された先端エッジ及び
後端エッジによって区画された画像コマの長さが規定外
となるため、本スキャンの対象から一律に除外したり、
或いは、オペレータがモニタを見ながら、重なり合った
部分を本スキャンの対象から除外する等、本スキャンで
読み取るべき各画像コマの位置を補正する必要がある。 【0005】これは、例えば、2つの画像コマが隙間な
く接合している場合や、重なりが僅少であるような場合
でも同様であり、両画像コマの本来の正確な両エッジを
検出できないために、規定外の長さを有する一つの画像
コマとして認識され、本スキャンの対象から一律に除外
したり、或いは、オペレータがモニタを見ながら、本来
の各画像コマの位置をそれぞれ設定しなければならない
という手間を要していた。 【0006】なお、以上の内容は、特に、プレスキャン
における問題として説明したが、これに限らず、写真フ
ィルムの長手方向に沿って形成された複数の画像コマを
読み取り、読み取った複数の画像コマから検出したエッ
ジに基づいて各画像コマの位置決めをする種々の場合に
おいて、同様に内在する問題である。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる従来
技術の問題点を解決するべくなされたものであり、写真
フィルムの長手方向に沿って形成された複数の画像コマ
を読み取る画像読取装置に適用され、読み取った各画像
コマの位置決めを精度良く且つ効率良く行うことができ
る、写真フィルムの画像コマ位置決め装置を提供するこ
とを課題とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】斯かる課題を解決するべ
く、本発明は、写真フィルムに対して相対移動すること
により、当該写真フィルムの長手方向に沿って形成され
た複数の画像コマを読み取るラインセンサと、前記ライ
ンセンサで読み取った複数の画像コマから、各画像コマ
の先端エッジ及び後端エッジを検出し、当該検出した両
エッジ間の距離を算出する信号処理手段とを備え、前記
信号処理手段は、前記算出した距離が予め設定した範囲
より小さい場合、正常な画像コマであると判定し、前記
検出した先端エッジ及び後端エッジに基づいて、当該画
像コマの位置を決定し、前記算出した距離が予め設定し
た範囲内である場合、隣接する2つの画像コマが重なり
合っていると判定し、前記検出した先端エッジに基づい
て一方の画像コマの位置を決定し、前記検出した後端エ
ッジに基づいて他方の画像コマの位置を決定し、前記算
出した距離が予め設定した範囲より大きい場合、隣接す
る2つの画像コマが接合していると判定し、前記検出し
た先端エッジに基づいて一方の画像コマの位置を決定
し、前記検出した後端エッジに基づいて他方の画像コマ
の位置を決定することを特徴とする写真フィルムの画像
コマ位置決め装置を提供するものである。 【0009】斯かる発明によれば、検出した先端エッジ
及び後端エッジ間の距離の大小に応じて、(1)正常な
画像コマ、(2)2つの画像コマが重なり合っている、
(3)2つの画像コマが接合している、のいずれの状態
であるかが判定される。ここで、先端エッジ及び後端エ
ッジとは、各画像コマを区画する両エッジの内、イメー
ジセンサで先に読み取ったエッジ及び後に読み取ったエ
ッジをそれぞれ意味するものとして使用する。 【0010】上記(1)の場合には、従来と同様に、先
端エッジ及び後端エッジに基づいて画像コマの位置が決
定される。つまり、両エッジで区画される領域が当該画
像コマの位置であると決定されることになる。 【0011】また、上記(2)又は(3)の場合には、
正確に検出された先端エッジに基づいて、重なり合った
(又は接合された)一方の画像コマの位置が決定される
(例えば、当該先端エッジから後端側に規定長を有する
領域が、一方の画像コマの位置であると決定される)。
また、正確に検出された後端エッジに基づいて、重なり
合った(又は接合された)他方の画像コマの位置が決定
される(例えば、当該後端エッジから先端側に規定長を
有する領域が、他方の画像コマの位置であると決定され
る)。従って、従来のように、規定外の長さを有する一
つの画像コマとして認識されてしまうために、本スキャ
ンの対象等から一律に除外されたり、或いは、本来の各
画像コマの位置をモニタを見ながらそれぞれ設定しなけ
ればならないといった問題を解消することができ、読み
取った各画像コマの位置決めを精度良く且つ効率良く行
うことができる。 【0012】また、本発明によれば、上記(2)又は
(3)の場合が特に区別されなかった従来技術と異な
り、いずれの場合であるかによって、隣接する2つの画
像コマがそれぞれ別の状態であると判定される。従っ
て、本発明に係る位置決め装置を、例えば、前述したよ
うなプレスキャンに適用し、各画像コマの位置を決定し
た後の処理を、(2)の場合と(3)の場合とで異なる
ものにすることも可能である。例えば、(2)の場合に
は、重なり合った2つの画像コマのそれぞれの位置は前
述のようにして決定されるものの、決定された位置を補
正(重なり合った部分が、露光データとして使用し難い
ような状態の場合には、当該部分が本スキャンの対象か
ら除外されるように補正する等)するか否かをオペレー
タに確認させる処理とすることが可能である。一方、
(3)の場合((1)の場合も同様)には、各画像コマ
の位置が正常に決定されたとし、当該決定された位置通
りの各画像コマを本スキャンで読み取ることにして、オ
ペレータの確認を不要にする処理とすることが可能であ
る。これにより、上記(2)又は(3)の場合の区別が
なされないために、どちらの場合であってもオペレータ
に補正の要否を確認させる処理とする場合に比べ、作業
性が向上し、効率良く画像コマの読み取りが可能であ
る。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の
一実施形態に係る画像コマ位置決め装置を適用したプレ
スキャン及び本スキャンの両機能を有する画像読取装置
のブロック構成図である。図1において、画像コマ位置
決め装置は、ラインセンサ9と、信号処理手段としての
画面エッジ検出部30及びシステム制御部20とから構
成される。以下、斯かる画像位置決め装置を適用した画
像読取装置Sについて説明する。 【0014】本実施形態に係る画像読取装置Sは、写真
フィルムの一例であるネガフィルム1がセットされ搬送
されるフィルム搬送ユニット2を備えている。フィルム
搬送ユニット2は、ネガフィルム1を位置決めするネガ
マスク3と、ネガフィルム1を搬送する搬送ローラ対4
と、搬送ローラ対4を駆動するパルスモータ5とを備え
ている。 【0015】また、画像読取装置Sは、ネガフィルム1
と直交する光軸に沿って光源7と、レンズ8と、画像読
取用のラインセンサ9とを備えている。ラインセンサ9
は、CCDがネガフィルム1の幅方向に沿って1列に多
数個配列され、ネガフィルム1の幅方向寸法をカバーで
きるように構成されている。ラインセンサ9により、主
走査方向のスキャニングが行われ、ラインセンサ9に対
してネガフィルム1を搬送移動させることにより副走査
方向のスキャニングが行われる。 【0016】また、画像読取装置Sは、装置全体の制御
を統括するシステム制御部20を備え、システム制御部
20により各部の制御が行われる。搬送制御部21は、
フィルム搬送ユニット2の搬送系や走査系の駆動制御を
行うものであり、ラインセンサドライバ22によりライ
ンセンサ9を駆動し、モータ制御部23により、パルス
モータ5を駆動制御する。また、搬送制御部21は、光
源7の制御も行う。モータ制御部23は、パルスモータ
5から出力されるパルスと基準パルスとを比較し、安定
した回転数制御を行う。 【0017】さらに、画像読取装置Sは、画像処理部2
5を備えている。画像処理部25には、ラインセンサ9
によって読み取られたネガフィルム1の画像データが、
A/D変換部24によってデジタル化されて入力され
る。画像処理部25に入力された画像データは、対数圧
縮変換等の処理を施された後に出力され、モニタ駆動部
26を介してモニタ27に表示される。また、画像処理
部25から出力された画像データは、画面エッジ検出部
30にも入力され、画像データの中から各画像コマの先
端エッジ及び後端エッジが検出される。なお、画面エッ
ジ検出部30は、入力された画像データの短手方向の平
均濃淡値を長手方向に微分し、当該微分値が所定のしき
い値以上になった箇所をエッジとして検出する。 【0018】ここで、前述したシステム制御部20は、
カウンタ32とデータ記憶部33とを備えている。カウ
ンタ32には、画面エッジ検出部30で検出した先端エ
ッジ及び後端エッジ検出信号と、モータ制御部23から
のモータ駆動パルス信号が入力される。カウンタ32
は、前記入力された各信号に基づき、検出した両エッジ
間の距離(駆動パルス数に換算した値)を算出し、その
値をデータ記憶部33に記憶する。データ記憶部33に
は、予め設定された基準値(駆動パルス数に換算した
値)も記憶されており、システム制御部20は、前記算
出した両エッジ間の距離と前記基準値とを比較する。 【0019】ここで、ネガフィルム1が所謂35ミリフ
ィルムである場合を例にとって説明すれば、図2に示す
ように、前記基準値(図2ではミリ単位で示す)とし
て、(a)35〜38mm、(b)38〜68mm、
(c)68〜76mmの3種が予め設定されており、シ
ステム制御部20は、検出した両エッジ間の距離が前記
3種のいずれに適合するか判断し、各画像コマがどのよ
うな状態であるかを判定する。すなわち、図2に示す例
では、(a)に適合する場合、正常な画像コマであると
判定し、(b)に適合する場合、隣接する2つの画像コ
マが重なり合っていると判定し、(c)に適合する場
合、隣接する2つの画像コマが接合していると判定す
る。 【0020】さらに、システム制御部20は、上記判定
結果に基づき、各画像コマの位置を決定する。図2に示
す例では、(a)に適合する場合、検出した先端エッジ
及び後端エッジに基づいて、当該画像コマの位置を決定
し、両エッジの位置情報等をデータ記憶部30に記憶す
る。また、(b)に適合する場合、検出した先端エッジ
から後端側に規定長(35〜38mmの範囲で任意に設
定可能)を有する領域が一方の画像コマの位置であると
決定し、当該一方の画像コマの両エッジの位置情報等を
データ記憶部30に記憶する。また、検出した後端エッ
ジから先端側に規定長(35〜38mmの範囲で設定可
能)を有する領域が他方の画像コマの位置であると決定
し、当該他方の画像コマの両エッジの位置情報等をデー
タ記憶部30に記憶する。(c)に適合する場合も
(b)に適合する場合と同様である。 【0021】ただし、(b)に適合する場合、つまり隣
接する2つの画像コマが重なり合っていると判定された
場合には、モニタ27に、決定した画像コマの位置情報
がポップアップ表示される。図3は、斯かる場合におけ
るモニタ27の表示画面例である。図3に示すように、
2つの画像コマA、Bが重なり合っていると判定した場
合には、当該2つの画像コマA、Bの画像データと共
に、決定したいずれか一方の画像コマの位置情報が識別
可能に表示される(図3では、一つの画像コマAである
と認識された領域に枠線a1、a2がオーバレイ表示さ
れている)。オペレータは、決定された位置(枠線a
1、a2)を必要に応じて補正することが可能(枠線a
1、a2の位置をカーソル271で移動することにより
補正可能)とされており、補正後に確定した位置情報等
がデータ記憶部30に上書きして記憶される。 【0022】なお、本実施形態では、(b)に適合する
場合にのみ、上記ポップアップ表示を行って、位置情報
を補正するか否かをオペレータに確認させ、(a)又は
(c)に適合する場合には、決定された画像コマの位置
情報をそのまま使用する構成とすることにより、オペレ
ータの作業効率を高めている。また、本実施形態では、
(a)〜(c)の3種を基準値として予め設定する構成
としているが、本発明は、これに限るものではなく、中
間の基準値(図2の例では(b)の場合が相当する)だ
けを予め設定しておき、算出したエッジ間距離が、前記
基準値の範囲より小さい場合、前記基準値の範囲内にあ
る場合、前記基準値の範囲より大きい場合のそれぞれで
処理が異なるように構成することも可能である。また、
基準値の値は、搬送されるフィルムの種類等に応じて選
択し得るように、テーブル形式で記憶させておくことも
可能である。 【0023】以上に説明した画像読取装置Sによってプ
レスキャンを行う場合には、画像読取装置Sが具備する
キーボード34からプレスキャン開始の指令キーを操作
することにより、ネガフィルム1が図1の矢符Aの方向
に移動する。移動開始と同時にラインセンサ9によって
ネガフィルム1全体の画像が読み取られた後、前述した
ように各画像コマの位置(補正を行った場合は補正後の
位置)が決定され、当該位置情報等がデータ記憶部33
に記憶される。次に、画像読取装置Sによって本スキャ
ンを行う場合には、画像読取装置Sが具備するキーボー
ド34から本スキャン開始の指令キーを操作することに
より、ネガフィルム1が図1の矢符Aと逆方向(或いは
プレスキャン開始位置まで戻されてから再び矢符Aの方
向)に移動する。本スキャンにおいてもラインセンサ9
によってネガフィルム1の画像が読み取られるが、本ス
キャンで読み取られるのは、プレスキャンで決定された
各画像コマ毎の画像データであり、この際、プレスキャ
ンにより決定され記憶部33に記憶された各画像コマの
位置情報等が読み出されて位置決めに供される。本スキ
ャンで読み取られた画像コマは、デジタル露光装置の露
光データとして利用可能である。 【0024】なお、本実施形態では、プレスキャン及び
本スキャンの機能を有する画像読取装置に適用する場合
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものでは
なく、本スキャン機能のみを有する画像読取装置におい
て画像コマの位置決めを行う場合にも無論適用可能であ
る。また、位置決め後に読み取られた画像コマがデジタ
ル露光装置に適用される場合を例に挙げて説明したが、
これ以外にもパーソナルコンピュータのモニタ等におい
て表示させたり、感光紙以外のプリンタ用紙に出力した
り等、デジタル画像を利用し得る種々の用途に適用可能
である。 【0025】 【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像位置決
め装置によれば、検出した先端エッジ及び後端エッジ間
の距離の大小に応じて、(1)正常な画像コマ、(2)
2つの画像コマが重なり合っている、(3)2つの画像
コマが接合している、のいずれの状態であるかが判定さ
れる。上記(1)の場合には、従来と同様に、先端エッ
ジ及び後端エッジに基づいて画像コマの位置が決定され
る。また、上記(2)又は(3)の場合には、正確に検
出された先端エッジに基づいて、重なり合った(又は接
合された)一方の画像コマの位置が決定され、正確に検
出された後端エッジに基づいて、重なり合った(又は接
合された)他方の画像コマの位置が決定される。従っ
て、従来のように、規定外の長さを有する一つの画像コ
マとして認識されてしまうために、本スキャンの対象等
から一律に除外されたり、或いは、本来の各画像コマの
位置をモニタを見ながらそれぞれ設定しなければならな
いといった問題を解消することができ、読み取った各画
像コマの位置決めを精度良く且つ効率良く行うことがで
きる。
位置決め装置を適用した画像読取装置のブロック構成図
である。 【図2】 図2は、図1に示すシステム制御部(信号処
理手段)における判定内容を説明する説明図である。 【図3】 図3は、図1に示すモニタの表示画面例であ
る。 【符号の説明】 9 ラインセンサ 20 システム制御部(信号処理手段) 30 画面エッジ検出部(信号処理手段)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 写真フィルムに対して相対移動すること
により、当該写真フィルムの長手方向に沿って形成され
た複数の画像コマを読み取るラインセンサと、 前記ラインセンサで読み取った複数の画像コマから、各
画像コマの先端エッジ及び後端エッジを検出し、当該検
出した両エッジ間の距離を算出する信号処理手段とを備
え、 前記信号処理手段は、 前記算出した距離が予め設定した範囲より小さい場合、
正常な画像コマであると判定し、前記検出した先端エッ
ジ及び後端エッジに基づいて、当該画像コマの位置を決
定し、 前記算出した距離が予め設定した範囲内である場合、隣
接する2つの画像コマが重なり合っていると判定し、前
記検出した先端エッジに基づいて一方の画像コマの位置
を決定し、前記検出した後端エッジに基づいて他方の画
像コマの位置を決定し、 前記算出した距離が予め設定した範囲より大きい場合、
隣接する2つの画像コマが接合していると判定し、前記
検出した先端エッジに基づいて一方の画像コマの位置を
決定し、前記検出した後端エッジに基づいて他方の画像
コマの位置を決定することを特徴とする写真フィルムの
画像コマ位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001359152A JP4106648B2 (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 写真フィルムの画像コマ位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001359152A JP4106648B2 (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 写真フィルムの画像コマ位置決め装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003162009A true JP2003162009A (ja) | 2003-06-06 |
JP4106648B2 JP4106648B2 (ja) | 2008-06-25 |
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JP2001359152A Expired - Lifetime JP4106648B2 (ja) | 2001-11-26 | 2001-11-26 | 写真フィルムの画像コマ位置決め装置 |
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- 2001-11-26 JP JP2001359152A patent/JP4106648B2/ja not_active Expired - Lifetime
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