JP2003161293A - ファンモータの防振装置 - Google Patents
ファンモータの防振装置Info
- Publication number
- JP2003161293A JP2003161293A JP2001357264A JP2001357264A JP2003161293A JP 2003161293 A JP2003161293 A JP 2003161293A JP 2001357264 A JP2001357264 A JP 2001357264A JP 2001357264 A JP2001357264 A JP 2001357264A JP 2003161293 A JP2003161293 A JP 2003161293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- rubber washer
- tubular rib
- washer
- rotor shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、石油ファンヒータやルームエア
コンなどの機器に使用されるファンモータの防振装置を
得ることを目的とする。 【解決手段】 モータ9のロータ軸10に、固定台座1
1、第1のゴム製ワッシャー12、第2のゴム製ワッシ
ャー13、金属製固定板14が順次重合状態に嵌め込ま
れ、第1のゴム製ワッシャー12と第2のゴム製ワッシ
ャー13との間にプロペラファン15を挟持状態に保持
し、このプロペラファン15を含む全部品をロータ軸1
0に袋状締付けナット16をねじ込むことで固定板14
を介して固定している。
コンなどの機器に使用されるファンモータの防振装置を
得ることを目的とする。 【解決手段】 モータ9のロータ軸10に、固定台座1
1、第1のゴム製ワッシャー12、第2のゴム製ワッシ
ャー13、金属製固定板14が順次重合状態に嵌め込ま
れ、第1のゴム製ワッシャー12と第2のゴム製ワッシ
ャー13との間にプロペラファン15を挟持状態に保持
し、このプロペラファン15を含む全部品をロータ軸1
0に袋状締付けナット16をねじ込むことで固定板14
を介して固定している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石油ファンヒータや
ルームエアコンなどの機器に使用されるファンモータの
防振装置に関するものである。
ルームエアコンなどの機器に使用されるファンモータの
防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、一般的な防振装置付きファンモ
ータの概略構造図を示す。図8において、1はモータ、
2はモータ1のロータ軸であって、その軸には固定台座
3,下部防振用ゴム製ワッシャー4,上部防振用ゴム製
ワッシャー5,固定用ワッシャー6が順次積層状態に嵌
め込まれる。7は2枚のゴム製ワッシャー4、5との間
に挟持状態に取付けられたプロペラファンで、固定用ワ
ッシャー6の上からナット8で各構成部品とともに締め
付け固定される。このような構成において、ロータ軸2
の回転によりプロペラファン7が回転すると、このとき
ロータ軸2に発生する振動を各ゴム製ワッシャーによっ
て吸収することでプロペラファン7への伝達を防ぎ、安
定して回転するようにしている。
ータの概略構造図を示す。図8において、1はモータ、
2はモータ1のロータ軸であって、その軸には固定台座
3,下部防振用ゴム製ワッシャー4,上部防振用ゴム製
ワッシャー5,固定用ワッシャー6が順次積層状態に嵌
め込まれる。7は2枚のゴム製ワッシャー4、5との間
に挟持状態に取付けられたプロペラファンで、固定用ワ
ッシャー6の上からナット8で各構成部品とともに締め
付け固定される。このような構成において、ロータ軸2
の回転によりプロペラファン7が回転すると、このとき
ロータ軸2に発生する振動を各ゴム製ワッシャーによっ
て吸収することでプロペラファン7への伝達を防ぎ、安
定して回転するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、製品組込みの
ファンモータは、省エネルギーの観点から常時回転する
のではなく、必要なときに必要なだけ回転する等の制御
を行っている。このような制御の仕方は正弦波駆動とは
異なり、モータに大きな電力をある時間だけ瞬間的に供
給するようになるため、瞬間的な入力信号の波形がモー
タの振動の変動を大きくし、この振動に伴う騒音が発生
していた。しかしながら、上述した従来の構造によれ
ば、ファンは2枚のワッシャーで挟持状態に取付けられ
ているため、ロータ軸からの振動はファンに伝播し難い
が、ファン回転時におけるファンの振れが発生し、アン
バランス回転に伴う送風量の変動を起こすなどの問題点
が生じていた。
ファンモータは、省エネルギーの観点から常時回転する
のではなく、必要なときに必要なだけ回転する等の制御
を行っている。このような制御の仕方は正弦波駆動とは
異なり、モータに大きな電力をある時間だけ瞬間的に供
給するようになるため、瞬間的な入力信号の波形がモー
タの振動の変動を大きくし、この振動に伴う騒音が発生
していた。しかしながら、上述した従来の構造によれ
ば、ファンは2枚のワッシャーで挟持状態に取付けられ
ているため、ロータ軸からの振動はファンに伝播し難い
が、ファン回転時におけるファンの振れが発生し、アン
バランス回転に伴う送風量の変動を起こすなどの問題点
が生じていた。
【0004】この発明は、前述の問題点を解決するため
になされたもので、ロータ軸の回転に伴うファンの振動
を吸収するとともに、ファン自体の触れや取付け時の変
形を防止して、送風量が得られるようにしたファンモー
タの防振装置を提供するものである。
になされたもので、ロータ軸の回転に伴うファンの振動
を吸収するとともに、ファン自体の触れや取付け時の変
形を防止して、送風量が得られるようにしたファンモー
タの防振装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のファンモータ
の防振装置は、モータのロータ軸が貫挿される透孔を有
するボス部が上面に形成された固定台座を設け、固定台
座の少なくとも上面に重合状態に配置され該ボス部の外
周面に嵌め込まれる管状リブを一体に形成したゴム製ワ
ッシャーを設け、ゴム製ワッシャーの上面に重合して配
置され管状リブの外周面に嵌合される軸孔を有するファ
ンを設け、ファンの上面に重合されファンをゴム製ワッ
シャーとの間で挟持状態に保持する固定用ワッシャーを
設けるようにしたものである。
の防振装置は、モータのロータ軸が貫挿される透孔を有
するボス部が上面に形成された固定台座を設け、固定台
座の少なくとも上面に重合状態に配置され該ボス部の外
周面に嵌め込まれる管状リブを一体に形成したゴム製ワ
ッシャーを設け、ゴム製ワッシャーの上面に重合して配
置され管状リブの外周面に嵌合される軸孔を有するファ
ンを設け、ファンの上面に重合されファンをゴム製ワッ
シャーとの間で挟持状態に保持する固定用ワッシャーを
設けるようにしたものである。
【0006】また、ファンの軸孔の周縁部に管状リブを
一体に形成し、管状リブの内周面をゴム製ワッシャーの
管状リブ外周面に接触させるようにしたものである。
一体に形成し、管状リブの内周面をゴム製ワッシャーの
管状リブ外周面に接触させるようにしたものである。
【0007】また、固定台座のボス部およびファンの管
状リブの高さをいずれもゴム製ワッシャーの管状リブの
高さより低くし、固定用ワッシャーをゴム製ワッシャー
の管状リブの端面に当接させるようにしたものである。
状リブの高さをいずれもゴム製ワッシャーの管状リブの
高さより低くし、固定用ワッシャーをゴム製ワッシャー
の管状リブの端面に当接させるようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
よるファンモータの防振装置の概略構造図、図2から図
5は同じく各構成部品の斜視図、図6は同じく分解斜視
図、図7は同じく要部の拡大断面図を示す。図1におい
て、先端部を所定長さに亙ってDカットしたモータ9の
ロータ軸10に、固定台座11、第1のゴム製ワッシャ
ー12、第2のゴム製ワッシャー13および金属製固定
板14が順次重合状態に嵌め込まれ、第1のゴム製ワッ
シャー12と第2のゴム製ワッシャー13との間にプロ
ペラファン15を挟持状態に保持し、このプロペラファ
ン15を含む全部品をロータ軸10に袋状締付けナット
16をねじ込むことで固定板14を介して固定してい
る。図2〜図5は前述した各部品の斜視図を示す。すな
わち、固定台座11は図2に示すように、中央部に外周
面がDカットされたボス部17が一体に設けられ、この
ボス部17の中央部にロータ軸10のDカット部分が貫
挿される同じくD字形状をした透孔18を形成してい
る。
よるファンモータの防振装置の概略構造図、図2から図
5は同じく各構成部品の斜視図、図6は同じく分解斜視
図、図7は同じく要部の拡大断面図を示す。図1におい
て、先端部を所定長さに亙ってDカットしたモータ9の
ロータ軸10に、固定台座11、第1のゴム製ワッシャ
ー12、第2のゴム製ワッシャー13および金属製固定
板14が順次重合状態に嵌め込まれ、第1のゴム製ワッ
シャー12と第2のゴム製ワッシャー13との間にプロ
ペラファン15を挟持状態に保持し、このプロペラファ
ン15を含む全部品をロータ軸10に袋状締付けナット
16をねじ込むことで固定板14を介して固定してい
る。図2〜図5は前述した各部品の斜視図を示す。すな
わち、固定台座11は図2に示すように、中央部に外周
面がDカットされたボス部17が一体に設けられ、この
ボス部17の中央部にロータ軸10のDカット部分が貫
挿される同じくD字形状をした透孔18を形成してい
る。
【0009】また、固定台座11の上面に重合状態に配
置される第1のゴム製ワッシャー12は、図3に示すよ
うに固定台座11との重合面にボス部17に嵌合される
断面D字形状でかつ所定高さの管状リブ19が形成さ
れ、この管状リブ19の内側は貫通孔20とし、ボス部
17とは嵌合状態でその内外周面を互いに接触させてい
る。プロペラファン15は、図4に示すように中央部に
第1のゴム製ワッシャー12の管状リブ19の外周面に
接触状態に嵌め込まれるD字形状の軸孔21が形成され
る。さらに、このプロペラファン15の表面には軸孔2
1の周縁部に所定高さを有する管状リブ22が一体に形
成される。また、図5は第2のゴム製ワッシャー13を
示し、中央部にロータ軸10の先端であるDカット部分
が貫挿されるD字形状の透孔23が形成され、裏面には
プロペラファン15の管状リブ22の外周面に嵌合さ
れ、その内外周面が互いに接触する凹部(図5のa部)
が形成されている。なお、第1のゴム製ワッシャー12
および第2のゴム製ワッシャーは、熱伝導性が小さく例
えばシリコン、フッ素樹脂系材料の何れかの素材が使用
される。
置される第1のゴム製ワッシャー12は、図3に示すよ
うに固定台座11との重合面にボス部17に嵌合される
断面D字形状でかつ所定高さの管状リブ19が形成さ
れ、この管状リブ19の内側は貫通孔20とし、ボス部
17とは嵌合状態でその内外周面を互いに接触させてい
る。プロペラファン15は、図4に示すように中央部に
第1のゴム製ワッシャー12の管状リブ19の外周面に
接触状態に嵌め込まれるD字形状の軸孔21が形成され
る。さらに、このプロペラファン15の表面には軸孔2
1の周縁部に所定高さを有する管状リブ22が一体に形
成される。また、図5は第2のゴム製ワッシャー13を
示し、中央部にロータ軸10の先端であるDカット部分
が貫挿されるD字形状の透孔23が形成され、裏面には
プロペラファン15の管状リブ22の外周面に嵌合さ
れ、その内外周面が互いに接触する凹部(図5のa部)
が形成されている。なお、第1のゴム製ワッシャー12
および第2のゴム製ワッシャーは、熱伝導性が小さく例
えばシリコン、フッ素樹脂系材料の何れかの素材が使用
される。
【0010】なお、固定台座11のボス部17、第1の
ゴム製ワッシャー12の管状リブ19、プロペラファン
15の管状リブ22は、図7に示すようにそれぞれをロ
ータ軸10に取付けた状態で、第1のゴム製ワッシャー
12の管状リブ19の高さがボス部17および管状リブ
22の高さよりも高くなるよう形成されている。
ゴム製ワッシャー12の管状リブ19、プロペラファン
15の管状リブ22は、図7に示すようにそれぞれをロ
ータ軸10に取付けた状態で、第1のゴム製ワッシャー
12の管状リブ19の高さがボス部17および管状リブ
22の高さよりも高くなるよう形成されている。
【0011】以下本実施の形態の動作を説明すると、モ
ータ9のロータ軸10が回転すると、固定台座11も一
緒になって回転し、この回転力は固定台座11のボス部
17に嵌合された管状リブ19を介して第1のゴム製ワ
ッシャー12に伝えられ、このゴム製ワッシャー12の
管状リブ19に嵌め込まれたプロペラファン15を回転
する。ここで、プロペラファン15の軸孔21を第1の
ゴム製ワッシャー12の管状リブ19の外周面に嵌め込
む理由は、ロータ軸10が回転する際の第1のゴムワッ
シャー12とプロペラファン15との間の接触安定性を
保つと同時にロータ軸10の回転力をプロペラファン1
5へ確実に伝達するためである。
ータ9のロータ軸10が回転すると、固定台座11も一
緒になって回転し、この回転力は固定台座11のボス部
17に嵌合された管状リブ19を介して第1のゴム製ワ
ッシャー12に伝えられ、このゴム製ワッシャー12の
管状リブ19に嵌め込まれたプロペラファン15を回転
する。ここで、プロペラファン15の軸孔21を第1の
ゴム製ワッシャー12の管状リブ19の外周面に嵌め込
む理由は、ロータ軸10が回転する際の第1のゴムワッ
シャー12とプロペラファン15との間の接触安定性を
保つと同時にロータ軸10の回転力をプロペラファン1
5へ確実に伝達するためである。
【0012】図7の要部断面図に示すようにロータ軸1
0の回転に伴う軸方向の振動(図7の矢印Y)を、第1
のゴム製ワッシャー12の平面部(図7のa部)とプロ
ペラファン15との接触面で吸収し、ロータ軸10の径
方向、即ち回転方向の振動(図7の矢印X)を、第1の
ゴム製ワッシャー12の管状リブ19とプロペラファン
15の管状リブ22との接触面、ロータ軸10と第2の
ゴム製ワッシャー13の側面部(図7のb部)との接触
面で吸収する。この結果、プロペラファン15の回転状
態を安定に保って回転アンバランスを無くし、回転によ
る送風量の変動を抑えることができる。ここで、第1の
ゴム製ワッシャー12の管状リブ19の高さを、固定台
座11のボス部17およびプロペラファン15の管状リ
ブ22よりも1〜2mmだけ高く設定したことにより、
第1のゴム製ワッシャー12の管状リブ19に当接する
第2のゴム製ワッシャー13の凹部内側と固定台座11
のボス部17の上面との間、更には第2のゴム製ワッシ
ャー13の凹部内側とプロペラファン15の管状リブ2
2との間にそれぞれ空隙を形成している。
0の回転に伴う軸方向の振動(図7の矢印Y)を、第1
のゴム製ワッシャー12の平面部(図7のa部)とプロ
ペラファン15との接触面で吸収し、ロータ軸10の径
方向、即ち回転方向の振動(図7の矢印X)を、第1の
ゴム製ワッシャー12の管状リブ19とプロペラファン
15の管状リブ22との接触面、ロータ軸10と第2の
ゴム製ワッシャー13の側面部(図7のb部)との接触
面で吸収する。この結果、プロペラファン15の回転状
態を安定に保って回転アンバランスを無くし、回転によ
る送風量の変動を抑えることができる。ここで、第1の
ゴム製ワッシャー12の管状リブ19の高さを、固定台
座11のボス部17およびプロペラファン15の管状リ
ブ22よりも1〜2mmだけ高く設定したことにより、
第1のゴム製ワッシャー12の管状リブ19に当接する
第2のゴム製ワッシャー13の凹部内側と固定台座11
のボス部17の上面との間、更には第2のゴム製ワッシ
ャー13の凹部内側とプロペラファン15の管状リブ2
2との間にそれぞれ空隙を形成している。
【0013】こうした構成により、ロータ軸10にプロ
ペラファン15を含む各構成部品を取付けた後、金属製
固定板14を介して袋状締付けナット16を締め付けた
際に、第2のゴム製ワッシャー13の所定個所即ち袋状
締付けナット16の下方に位置する部分(図7のc部)
は強度が弱いので、締付け力で撓みを起こし易い。そし
て、第2のゴム製ワッシャー12の撓み分は空隙内に移
動する。これにより、第2のゴム製ワッシャー13の所
定個所は締付け力で圧縮されることがなく、弾力性能が
極端に低下することを防止できる。したがって、第2の
ゴム製ワッシャー13は袋状締付けナット16による締
付け力を受けた場合でもその弾力性能を向上維持でき、
ロータ軸10の回転方向の振動を効率良く吸収してロー
タ軸10に対するプロペラファン7の取付け状態が正し
く保持され、ロータ軸10の回転でプロペラファン15
をバランスよく回転させることができる。
ペラファン15を含む各構成部品を取付けた後、金属製
固定板14を介して袋状締付けナット16を締め付けた
際に、第2のゴム製ワッシャー13の所定個所即ち袋状
締付けナット16の下方に位置する部分(図7のc部)
は強度が弱いので、締付け力で撓みを起こし易い。そし
て、第2のゴム製ワッシャー12の撓み分は空隙内に移
動する。これにより、第2のゴム製ワッシャー13の所
定個所は締付け力で圧縮されることがなく、弾力性能が
極端に低下することを防止できる。したがって、第2の
ゴム製ワッシャー13は袋状締付けナット16による締
付け力を受けた場合でもその弾力性能を向上維持でき、
ロータ軸10の回転方向の振動を効率良く吸収してロー
タ軸10に対するプロペラファン7の取付け状態が正し
く保持され、ロータ軸10の回転でプロペラファン15
をバランスよく回転させることができる。
【0014】なお、プロペラファン15を用いたファン
モータへ適用する他に、シロッコファンモータやライン
フローファンなどに適用しても同様の防振効果を得るこ
とができる。
モータへ適用する他に、シロッコファンモータやライン
フローファンなどに適用しても同様の防振効果を得るこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので以下に記載されるような効果を奏する。
るので以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】この発明に係わるファンモータの防振装置
は、モータのロータ軸が貫挿される透孔を有するボス部
が上面に形成された固定台座を設け、固定台座の少なく
とも上面に重合状態に配置され該ボス部の外周面に嵌め
込まれる管状リブを一体に形成したゴム製ワッシャーを
設け、ゴム製ワッシャーの上面に重合して配置され管状
リブの外周面に嵌合される軸孔を有するファンを設け、
ファンの上面に重合されファンをゴム製ワッシャーとの
間で挟持状態に保持する固定用ワッシャーを設けるよう
にしたので、ロータ軸の回転に伴う軸方向、径方向方向
のいずれの振動もゴム製ワッシャーで効率良く吸収で
き、ファンの振動音の発生やアンバランス回転による送
風量の変動などを未然に防止することができる。
は、モータのロータ軸が貫挿される透孔を有するボス部
が上面に形成された固定台座を設け、固定台座の少なく
とも上面に重合状態に配置され該ボス部の外周面に嵌め
込まれる管状リブを一体に形成したゴム製ワッシャーを
設け、ゴム製ワッシャーの上面に重合して配置され管状
リブの外周面に嵌合される軸孔を有するファンを設け、
ファンの上面に重合されファンをゴム製ワッシャーとの
間で挟持状態に保持する固定用ワッシャーを設けるよう
にしたので、ロータ軸の回転に伴う軸方向、径方向方向
のいずれの振動もゴム製ワッシャーで効率良く吸収で
き、ファンの振動音の発生やアンバランス回転による送
風量の変動などを未然に防止することができる。
【0017】また、ファンの軸孔の周縁部に管状リブを
一体に形成し、管状リブの内周面をゴム製ワッシャーの
管状リブ外周面に接触させるようにしたので、ファンを
ゴム製ワッシャーに確実に取付けることができ、ファン
を安定して回転させることができる。
一体に形成し、管状リブの内周面をゴム製ワッシャーの
管状リブ外周面に接触させるようにしたので、ファンを
ゴム製ワッシャーに確実に取付けることができ、ファン
を安定して回転させることができる。
【0018】また、固定台座のボス部およびファンの管
状リブの高さをいずれもゴム製ワッシャーの管状リブの
高さより低くし、固定用ワッシャーをゴム製ワッシャー
の管状リブの端面に当接させるようにしたので、ロータ
軸に対するプロペラファンの取付け状態が正しく保持さ
れ、安定よくファンの回転させてアンバランス回転によ
る送風量の変動を抑えることができる。
状リブの高さをいずれもゴム製ワッシャーの管状リブの
高さより低くし、固定用ワッシャーをゴム製ワッシャー
の管状リブの端面に当接させるようにしたので、ロータ
軸に対するプロペラファンの取付け状態が正しく保持さ
れ、安定よくファンの回転させてアンバランス回転によ
る送風量の変動を抑えることができる。
【0019】
【図1】 この発明の防振装置付きファンモータの概略
構造図である。
構造図である。
【図2】 防振装置を構成する固定台座の斜視図を示
す。
す。
【図3】 防振装置を構成する第1のゴム製ワッシャー
の斜視図を示す。
の斜視図を示す。
【図4】 プロペラファンの斜視図を示す。
【図5】 防振装置を構成する第2のゴム製ワッシャー
の斜視図を示す。
の斜視図を示す。
【図6】 防振装置付きのファンモータの分解斜視図を
示す。
示す。
【図7】 防振装置の要部断面図を示す
【図8】 従来の防振装置付きファンベクトルモータを
示す概略構造図である。
示す概略構造図である。
1 モータ、2 ロータ軸、3 固定台座、4 下部防
振用ゴム製ワッシャー、5 上部防振用ゴム製ワッシャ
ー、6 固定用ワッシャー、7 プロペラファン、8
ナット、9 モータ、10 ロータ軸、11 固定台
座、12 第1のゴム製ワッシャー、13 第2のゴム
製ワッシャー、14 金属製固定板、15プロペラファ
ン、16 袋状締付けナット、17 ボス部、18 透
孔、19管状リブ、20 貫通孔、21 D字形状の軸
孔、22 管状リブ、23 透孔。
振用ゴム製ワッシャー、5 上部防振用ゴム製ワッシャ
ー、6 固定用ワッシャー、7 プロペラファン、8
ナット、9 モータ、10 ロータ軸、11 固定台
座、12 第1のゴム製ワッシャー、13 第2のゴム
製ワッシャー、14 金属製固定板、15プロペラファ
ン、16 袋状締付けナット、17 ボス部、18 透
孔、19管状リブ、20 貫通孔、21 D字形状の軸
孔、22 管状リブ、23 透孔。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F16F 15/126 F16D 1/06 P
S
Claims (3)
- 【請求項1】 モータのロータ軸が貫挿される透孔を有
するボス部が上面に形成された固定台座と、この固定台
座の少なくとも上面に重合状態に配置され該ボス部の外
周面に嵌め込まれる管状リブを一体に形成したゴム製ワ
ッシャーと、このゴム製ワッシャーの上面に重合して配
置され該管状リブの外周面に嵌合される軸孔を有するフ
ァンと、このファンの上面に重合され該ファンを前記ゴ
ム製ワッシャーとの間で挟持状態に保持する固定用ワッ
シャーとを具備したことを特徴とするファンモータの防
振装置。 - 【請求項2】 前記ファンの軸孔の周縁部に管状リブを
一体に形成し、この管状リブの内周面を前記ゴム製ワッ
シャーの管状リブ外周面に接触させたことを特徴とする
請求項1記載のファンモータの防振装置。 - 【請求項3】 前記固定台座のボス部および前記ファン
の管状リブの高さをいずれも前記ゴム製ワッシャーの管
状リブの高さより低くし、前記固定用ワッシャーを該ゴ
ム製ワッシャーの管状リブの端面に当接させたことを特
徴とする請求項2記載のファンモータの防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357264A JP2003161293A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | ファンモータの防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357264A JP2003161293A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | ファンモータの防振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003161293A true JP2003161293A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19168633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001357264A Pending JP2003161293A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | ファンモータの防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003161293A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009057918A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Max Co Ltd | 送風装置 |
JP2013502540A (ja) * | 2009-08-21 | 2013-01-24 | ダス・ヴェルク・ピーティーワイ・リミテッド | ローターカップリング |
JP2013174205A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Fujitsu General Ltd | プロペラファン |
WO2014034397A1 (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-06 | 株式会社 ニュー・サンワ | 回転伝達部材、及びターンテーブル |
WO2019059155A1 (ja) * | 2017-09-22 | 2019-03-28 | 臼井国際産業株式会社 | ファンクラッチ |
CN110998102A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-10 | 三菱电机株式会社 | 风扇和具备风扇的空调装置的室内机 |
KR102642426B1 (ko) * | 2022-11-03 | 2024-03-04 | 오텍캐리어 주식회사 | 송풍 팬과 모터 축의 조립 구조 |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001357264A patent/JP2003161293A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009057918A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Max Co Ltd | 送風装置 |
JP2013502540A (ja) * | 2009-08-21 | 2013-01-24 | ダス・ヴェルク・ピーティーワイ・リミテッド | ローターカップリング |
JP2013174205A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Fujitsu General Ltd | プロペラファン |
WO2014034397A1 (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-06 | 株式会社 ニュー・サンワ | 回転伝達部材、及びターンテーブル |
CN110998102A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-10 | 三菱电机株式会社 | 风扇和具备风扇的空调装置的室内机 |
CN110998102B (zh) * | 2017-07-31 | 2021-04-02 | 三菱电机株式会社 | 风扇和具备风扇的空调装置的室内机 |
WO2019059155A1 (ja) * | 2017-09-22 | 2019-03-28 | 臼井国際産業株式会社 | ファンクラッチ |
KR102642426B1 (ko) * | 2022-11-03 | 2024-03-04 | 오텍캐리어 주식회사 | 송풍 팬과 모터 축의 조립 구조 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8030820B2 (en) | Electric motor | |
JP4871993B2 (ja) | ファンユニットの取付構造 | |
JP2003161293A (ja) | ファンモータの防振装置 | |
JP4791107B2 (ja) | 軸流ファンモータ、ブロア、oa・it機器及び家電製品 | |
JP3055393B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2000240718A (ja) | 圧縮機の振動減衰装置 | |
JP2009052837A (ja) | 空気調和機の室外機防振装置 | |
JP2002242831A (ja) | 機械装置の据付機構 | |
CN101389196B (zh) | 风扇框架的固定结构 | |
JP2003269381A (ja) | 送風機及びファンの支持機構及び空気調和機 | |
JPH10339295A (ja) | 送風装置 | |
WO2021012341A1 (zh) | 轴流风机、空调室外机及空调器 | |
JPH07167216A (ja) | 回転体の振動緩和装置 | |
JP2017057907A (ja) | 防振ゴム | |
JPH10159792A (ja) | 送風機 | |
KR100526113B1 (ko) | 모터용 댐퍼 | |
JP2002078293A (ja) | 回転電機 | |
JPH1061593A (ja) | モータのファン支持構造 | |
CN219041538U (zh) | 一种减震降噪装置以及空气净化器 | |
KR20090097626A (ko) | 모터 방진구조 | |
JP2003232296A (ja) | 送風ファン | |
JPH05264055A (ja) | 空気調和機のファンモータ固定装置 | |
JP2021023016A (ja) | モータ取付け構造、これを備えた送風装置および給湯装置 | |
JPH0329594Y2 (ja) | ||
JP4945524B2 (ja) | 空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040705 |