JP2003160056A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
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- JP2003160056A JP2003160056A JP2001359600A JP2001359600A JP2003160056A JP 2003160056 A JP2003160056 A JP 2003160056A JP 2001359600 A JP2001359600 A JP 2001359600A JP 2001359600 A JP2001359600 A JP 2001359600A JP 2003160056 A JP2003160056 A JP 2003160056A
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Abstract
パワーステアリング装置を提供することである。 【解決手段】 パワーシリンダ8と、このパワーシリン
ダ8へ供給する流量を制御するステアリングバルブ9
と、このステアリングバルブ9に供給する流量を制御す
る油圧制御機構Yと、操舵角および操舵角速度などの運
転状況や、車速などの走行状況に応じて上記油圧制御機
構Yを制御するコントローラCとを備え、上記コントロ
ーラCは、運転状況や走行状況に基づいて、設定した省
エネ状態に該当すると判断したときに、油圧制御機構Y
からパワーシリンダ8に供給される流量を少なくするパ
ワーステアリング装置において、上記コントローラCに
は、伝達機構20を接続し、この伝達機構20は、コン
トローラCが省エネ状態と判断したときに、その旨を表
示したり、音を鳴らしたりすることを特徴とする。
Description
や走行状況に基づいて、パワーシリンダに供給する流量
を制御するパワーステアリング装置に関する。
ング装置を示す。図5に示すように、油圧制御機構Y
は、その流量制御弁Vのスプール1の一端を一方のパイ
ロット室2に臨ませ、他端を他方のパイロット室3に臨
ませている。上記一方のパイロット室2は、ポンプポー
ト4を介してポンプPに常時連通している。また、他方
のパイロット室3にはスプリング5を介在させている。
このようにした両パイロット室2,3は、可変オリフィ
スaを介して互いに連通している。この可変オリフィス
aの開度は、弁体13の位置によって決まり、この弁体
13の位置は、ソレノイドSOLの励磁電流Aによって
制御するようにしている。つまり、ソレノイドSOLの
励磁電流Aによって、可変オリフィスaの開度を制御す
るようにしている。
変オリフィスa→流路7を経由してパワーシリンダ8を
制御するステアリングバルブ9の流入側に連通してい
る。また、他方のパイロット室3は、流路10および流
路7を介してステアリングバルブ9の流入側に連通して
いる。したがって、上記両パイロット室2、3は、可変
オリフィスaを介して連通することになり、可変オリフ
ィスaの上流側の圧力が一方のパイロット室2に作用
し、下流側の圧力が他方のパイロット室3に作用するこ
とになる。
室2の作用力と、他方のパイロット室3の作用力および
スプリング5で発生する作用力の合計とがバランスした
位置を保つが、そのバランス位置において、前記ポンプ
ポート4とタンクポート11との開度が決められる。上
記のようにした流量制御弁Vは、エンジン等からなるポ
ンプ駆動源12が停止していると、ポンプポート4に圧
油が供給されない。ポンプポート4に圧油が供給されな
ければ、両パイロット室2、3には圧力が発生しないの
で、スプール1はスプリング5の作用で図示のノーマル
位置を保つ。
て、ポンプPから吐出された圧油がポンプポート4に供
給されると、可変オリフィスaに流れができるので、そ
こに差圧が発生する。この差圧の作用で、両パイロット
室2、3に圧力差が発生し、この圧力差に応じてスプー
ル1がスプリング5に抗して移動し、上記したようにバ
ランスを保つ。このようにスプール1がスプリング5に
抗して移動することによって、タンクポート11の開度
を大きくするが、このときのタンクポート11の開度に
応じて、ステアリングバルブ9側に導かれる制御流量Q
Pと、タンクTあるいはポンプPに還流される戻り流量
QTの分配比が決まる。言い換えれば、タンクポート1
1の開度に応じて制御流量QPが決まることになる。
の移動位置で決まるタンクポート11の開度に応じて制
御されるということは、結局は、可変オリフィスaの開
度に応じて制御流量QPが決まることになる。なぜな
ら、スプール1の移動位置は、両パイロット室2、3の
圧力差で決まるとともに、この圧力差を決めているのが
可変オリフィスaの開度だからである。したがって、車
速や操舵状況に応じて、制御流量QPを制御するために
は、可変オリフィスaの開度を制御するソレノイドSO
Lの励磁電流を制御すればよい。
していないステアリングホィールの入力トルク(操舵ト
ルク)に応じて、パワーシリンダ8への供給流量を制御
するものである。例えば、操舵トルクが大きければ、ス
テアリングバルブ9の切り換え量も多くなり、流路7と
パワーシリンダ8との連通開度が大きくなる。そのた
め、パワーシリンダ8に大流量が供給されてアシスト力
も大きくなる。これに対して操舵トルクが小さければ、
ステアリングバルブ9の切り換え量も少なくなり、流路
7とパワーシリンダ8との連通開度が小さくなる。その
ため、パワーシリンダ8に供給される流量も少なくなり
アシスト力も小さくなる。なお、上記操舵トルクとステ
アリングバルブ9の切り換え量との関係は、図示してい
ないトーションバーなどのねじれ反力によって決めるよ
うにしている。
ワーシリンダ8の必要(要求)流量QMと、流量制御弁
Vによって決まる制御流量QPとを、なるべく等しくす
れば、ポンプP側のエネルギー損失を低く抑えることが
できる。なぜなら、ポンプP側のエネルギー損失は、制
御流量QPとパワーシリンダ8の要求流量QMとの差に
よって発生するからである。そして、制御流量QPを、
パワーシリンダ8の要求流量QMにできるだけ近づける
ために、可変オリフィスaの開度を制御するのがソレノ
イドSOLに対する励磁電流であり、この励磁電流を制
御するのが、コントローラCである。
6と車速センサ17を接続し、これら両センサの出力信
号に基づいて、ソレノイドSOLの励磁電流を制御する
ようにしている。また、このコントローラCとソレノイ
ドSOLとの間には、ソレノイドSOLの駆動装置19
を接続している。図6は、上記コントローラCの制御シ
ステムを示した図である。コントローラCは、操舵角セ
ンサ16からの操舵角信号と車速センサ17からの車速
信号とが入力されると、操舵角信号から操舵角θと操舵
角速度ωとを演算して求める。
舵角θからソレノイド電流指令値Iθを求める。このソ
レノイド電流指令値Iθは、操舵角θと制御流量QPと
の関係がリニアな特性になる理論値を基にして決めてい
る。また、操舵角速度ωからソレノイド電流指令値Iω
を求める。このソレノイド電流指令値Iωも、操舵角速
度ωと制御流量QPとの関係がリニアな特性になる理論
値を基にして決めている。
が、ある設定値以上にならなければ、上記指令値Iθお
よびIωのいずれもゼロを出力するようにしている。つ
まり、ステアリングホィールが中立あるいはその近傍に
あるときには、上記ソレノイド電流指令値IθもIωも
ゼロになるようにしている。なお、上記操舵角θによる
ソレノイド電流指令値Iθおよび操舵角速度ωによるソ
レノイド電流指令値Iωは、テーブル値としてコントロ
ーラCにあらかじめ記憶させておいてもよいし、操舵角
θあるいは操舵角速度ωを基にして、その都度、コント
ローラCに演算させて求めるようにしてもよい。
ノイド電流指令値Iθを決定し、操舵角速度ωを基にし
てソレノイド電流指令値Iωを決定したら、これら両者
を加算する。この加算値(Iθ+Iω)に、今度は車速
信号に基づいたソレノイド電流指令値Ivを乗算する。
ここで、上記ソレノイド電流指令値Ivは、車速が低速
域では1を出力し、高速域ではゼロを出力する。そし
て、低速域から高速域までの間の中速域では、1からゼ
ロまでの小数点以下の値を出力する。
車速信号に基づいたソレノイド電流指令値Ivを乗算す
れば、低速域では(Iθ+Iω)がそのまま出力され、
高速域では(Iθ+Iω)がゼロになる。そして、中速
域では速度が上がるにつれて、反比例した値が出力され
ることになる。上記のようにして、(Iθ+Iω)×I
vが決まったら、それにスタンバイソレノイド電流指令
値Isを加算する。つまり、{(Iθ+Iω)×Iv}
+Is=I(ソレノイド電流指令値)として、コントロ
ーラCから出力させる。なお、上記ソレノイド電流指令
値Iθ、Iω、Ivは、電流値そのものではなく、特に
単位を持たない電流指令値である。そのため、これらソ
レノイド電流指令値Iθ、Iω、Ivは、所定の特性に
なっている限り、そのレベルは問わない。
は、所定の電流が可変オリフィスaのソレノイドSOL
に常に供給されるようにするためのものである。スタン
バイソレノイド電流指令値Isが供給された可変オリフ
ィスaは、操舵角θ、操舵角速度ωおよび車速vを基に
したソレノイド電流指令値Ivがゼロとしても、その開
度を一定に保つ。そのため、一定のスタンバイ流量が、
常にステアリングバルブ9に供給される。このようにス
タンバイ流量QSを確保するようにしたのは、以下の理
由からである。
程度の油を循環させると、冷却効果が発揮されて、それ
によって装置の焼き付きを防止できるからである。ま
た、タイヤにキックバック等の外乱や、セルフアライニ
ングトルク等による抗力が作用すると、それがパワーシ
リンダ8のロッドに作用するが、このような場合であっ
ても、スタンバイ流量を確保しておけば、タイヤのふら
つきを防止できるからである。さらに、スタンバイ流量
を確保しておけば、それが全然ないときよりも、目的の
制御流量に到達する時間が短くてすむ。そして、この時
間差が応答性になるので、スタンバイ流量を確保した方
が、応答性を向上させることができるからである。
端には、スリット18を形成している。このスリット1
8は、スプール1の先端がスプリング5の弾性力によっ
て押し付けられている場合でも、一方のパイロット室2
と流路6とを連通させるものである。このようにすれ
ば、スリット18を介して微少流量がステアリングバル
ブ9側に常に供給されるので、この微少流量によって
も、装置の焼き付きやキックバック等の外乱を防止で
き、また、応答性も確保することができる。
ば、車速が低速域にある状態において、操舵すると、コ
ントローラCが、そのときの操舵角θと操舵角速度ωに
よって、ソレノイド電流指令値IθとIωとを決める。
そして、これら指令値を加算するとともに、この加算値
(Iθ+Iω)に車速に応じたソレノイド電流指令値I
v=1を乗算する。その乗算値である(Iθ+Iω)
に、スタンバイ流量を確保するためのソレノイド電流指
令値Isをさらに加算する。そのため、低速域では、ソ
レノイド電流指令値Iが、I=Iθ+Iω+Isとな
る。そして、このソレノイド電流指令値Iに応じた開度
をオリフィスaが保ち、それによって必要な流量が制御
流量QPとしてステアリングバルブ9側に供給されるこ
とになる。
において、直進走行のようにハンドルを操舵しない場合
には、操舵角θおよび操舵角速度ωが0となる。このよ
うに操舵角θおよび操舵角速度ωが0になると、ソレノ
イド電流指令値IがI=Isとなり、それによってオリ
フィスaの開度が小さくなる。このようにオリフィスa
の開度が小さくなると、制御流量QPがスタンバイ流量
になる。制御流量QPをスタンバイ流量にすれば、ポン
プPを駆動するトルクも小さくなるので、それによって
消費エネルギーも小さくなる。つまり、低速域であって
も、操舵していない場合には、コントローラCが省エネ
状態と判断して、ステアリングバルブ9に供給する制御
流量QPを少なくすることで、省エネ効果が発揮される
ようにしている。
によるソレノイド電流指令値Ivがゼロになる。このよ
うに電流指令値Ivがゼロになれば、ソレノイド電流指
令値Iが(Iθ+Iω)×Iv=0となるため、制御流
量QPがスタンバイ流量QSに等しくなる。したがっ
て、ポンプPを駆動するトルクも小さくなり、それによ
ってエネルギーのロスを防止する。
車速に応じてソレノイド電流指令値Ivが小さくなって
いくので、それにともなって制御流量QPも小さくな
る。そのため、車速の上昇に応じてパワーアシスト力も
徐々に小さくなっていく。つまり、高速域に近づくにつ
れて、操舵時に必要とされるパワーアシスト力も小さく
なるため、車速に反比例して制御流量QPを徐々に減ら
すことで、エネルギーロスを防止するようにしている。
以上のように、従来の装置は、流量制御弁Vのオリフィ
スaの開度をコントローラCによって制御することによ
り、エネルギーロスを防止して、省エネ効果が発揮され
るようにしている。
コントローラCが所定の省エネ状態に該当すると判断し
たときに、油圧制御機構Yからステアリングバルブ9に
供給される流量を減らすことにより、エネルギーロスを
防止するようにしている。ところが、省エネ状態になっ
ていても、そのことがドライバーにはわからないため、
そのドライバーの運転の癖によって、省エネ機能が十分
に発揮されないことがあった。例えば、ドライバーに、
ハンドルを絶えず動かす癖がある場合には、省エネ機能
があまり発揮されない。そのため、車両に省エネ機構が
付いているにもかかわらず、エネルギーロスを効果的に
低減できないという問題があった。この発明の目的は、
省エネ効果を十分に発揮させて、エネルギーロスを効果
的に低減できるパワーステアリング装置を提供すること
である。
リンダと、このパワーシリンダへ供給する流量を制御す
るステアリングバルブと、このステアリングバルブに供
給する流量を制御する油圧制御機構と、操舵角および操
舵角速度などの運転状況や、車速などの走行状況に応じ
て上記油圧制御機構を制御するコントローラとを備え、
上記コントローラは、運転状況や走行状況に基づいて、
設定した省エネ状態に該当すると判断したときに、油圧
制御機構からパワーシリンダに供給される流量を少なく
するパワーステアリング装置において、上記コントロー
ラには、伝達機構を接続し、この伝達機構は、コントロ
ーラが省エネ状態と判断したときに、その旨を表示した
り、音を鳴らしたりすることを特徴とする。
ワーシリンダへ供給する流量を制御するステアリングバ
ルブと、このステアリングバルブに供給する流量を制御
する油圧制御機構と、操舵角および操舵角速度などの運
転状況や、車速などの走行状況に応じて上記油圧制御機
構を制御するコントローラとを備え、上記コントローラ
は、運転状況や走行状況に基づいて、設定した省エネ状
態に該当すると判断したときに、油圧制御機構からパワ
ーシリンダに供給される流量を少なくするパワーステア
リング装置において、上記油圧制御機構には、ステアリ
ングバルブに供給する流量を制御する可変オリフィス
と、この可変オリフィスの開度を調節する弁体と、この
弁体の位置を検出する位置センサーとを設ける一方、上
記コントローラには伝達機構を接続し、この伝達機構
は、上記弁体が所定の位置に移動したときに、省エネ状
態である旨を表示したり、音を鳴らしたりすることを特
徴とする。
ントローラCに伝達機構20を接続した点に特徴を有
し、その他の構成、すなわちパワーシリンダ8や油圧制
御機構Yの構成については、前記従来と同じである。し
たがって、以下では、伝達機構20を中心に説明し、従
来と同じ構成要素については同じ符号を付して、その詳
細な説明を省略する。
した伝達機構20は、省エネ状態のときに、その旨をド
ライバーに知らせるものである。この伝達機構20は、
図3に示すように、車両のコントロールパネル25に設
けたランプ22によって構成している。そして、このラ
ンプ22を、省エネ状態のときにのみ、点灯させるよう
にしている。
すように、判定機構21を接続している。この判定機構
21は、ソレノイド電流指令値Iに基づいて、省エネ状
態か否かを判断するものであり、具体的には、ソレノイ
ド電流指令値Iが所定の値よりも小さい場合に、省エネ
状態と判断するようにしている。例えば、低速域で走行
しているときに、ステアリングホィールを中立位置近傍
に保っている場合には、ソレノイド電流指令値Iが小さ
くなる。このようにソレノイド電流指令値Iが所定の値
よりも小さくなったときに、判定機構21が省エネ状態
であると判断する。そして、所定の信号を伝達機構20
に出力する。
が出力されると、伝達機構20であるランプ22が点灯
する。このようにランプ22が点灯することによって、
ドライバーに省エネ状態であることを認識させる。この
ようにして、省エネ状態であることをランプ22の点灯
によってその都度ドライバーに認識させていると、どの
ような運転状況において省エネ機能が発揮されるのか、
ということをドライバーも理解してくる。省エネ機能が
発揮される運転状態を理解してくると、このドライバー
は、省エネ機能が発揮されるように意識して運転するこ
とができる。言い換えれば、省エネ機能が十分に発揮さ
れるような運転を、ドライバーにさせることができる。
そして、ドライバーに省エネ機能が十分に発揮させるよ
うな運転をさせることによって、エネルギーロスを効果
的に低減させることができる。
Iに基づいて、判定機構21が省エネ状態であるか否か
を判断するようにしているが、可変オリフィスaの開度
を調節する弁体13の位置に基づいて、省エネ状態であ
るか否かを判断するようにしてもよい。すなわち、上記
制御流量QPというのは、オリフィスaの開度に応じて
決まるので、このオリフィスaの開度を決める弁体13
の位置が分かれば、省エネ状態であるか否かを判断する
ことができる。具体的には、弁体13の位置を検出する
位置センサーを設けて、この位置センサーによって検出
した弁体13の位置信号に基づいて、コントローラCが
省エネ状態か否かを判断する。そして、コントローラC
が、省エネ状態と判断した場合には、伝達機構20であ
るランプ22が点灯し、それによって省エネ状態である
ことをドライバーに認識させる。
してランプ22を用いたが、この伝達機構20は、図4
に示すようなメータ23であってもよい。このメータ2
3は、ソレノイド電流指令値Iの大きさや、弁体13の
移動量に比例してその針24が動くようにしたものであ
り、例えば、ソレノイド電流指令値Iが最大となった場
合や、弁体13の移動量が最大となった場合、すなわち
オリフィスaの開度が最大となった場合に、その針24
が最大に振れるように設定している。このようにメータ
23によって、省エネ状態を段階的に表示すれば、ドラ
イバーに、より具体的に省エネ状態を認識させることが
できる。
に、上記メータ23に代えて、複数のランプを設けて、
これら複数のランプを、ソレノイド電流指令値Iや弁体
13の移動量に比例した数だけ点灯するようにしてもよ
い。また、円グラフや棒グラフによって、省エネ状態を
段階的に表示するようにしてもよい。さらに、ディスプ
レイに省エネ状態の度合いを、数字によって表示するよ
うにしてもよい。例えば、省エネ状態の度合いが最大の
ときを「10」として、省エネ状態の度合いが小さくな
るにつれて、数字を段階的に減らすようにすればよい。
いてもよい。すなわち、このスピーカーによって省エネ
状態のときに、音を鳴らすようにしてもよい。また、音
声で省エネ状態である旨をドライバーに知らせるように
してもいい。いずれにしても、上記伝達機構20は、ド
ライバーに省エネ状態であることを認識させるものであ
れば、どのような手段でもよい。
伝達機構20によってその旨をドライバーに認識させて
いるが、この機能によって、本システムが正常に作動し
ているか否かも判断することができる。すなわち、省エ
ネ状態に該当していることが明らかであるにもかかわら
ず、伝達機構20が省エネ状態を表示していないときに
は、システムが故障しているおそれがある。また、伝達
機構20が、省エネ状態を常に表示している場合には、
システムに異常があるおそれがある。前記従来例では、
このシステムの故障や異常を判定することができなかっ
た。仮に、システムの故障や異常を判定する装置を取り
付けた場合には、それによって装置全体のコストが高く
なるという不都合があった。
ネ状態に該当していることが明らかであるにもかかわら
ず、伝達機構20が省エネ状態を表示していないときに
は、システムが故障していると判断できる。また、伝達
機構20が、省エネ状態を常に表示している場合には、
システムに異常があると判断できる。つまり、この実施
形態によれば、コストアップをせずに、システムの故障
や異常も判断することができる。
に、伝達機構がその旨をドライバーに認識させることが
できるので、ドライバーに省エネ機能が十分に発揮され
るような運転をさせることが可能になる。そして、ドラ
イバーが省エネ機能を意識した運転をすることによっ
て、エネルギーロスを効果的に低減することができる。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 パワーシリンダと、このパワーシリンダ
へ供給する流量を制御するステアリングバルブと、この
ステアリングバルブに供給する流量を制御する油圧制御
機構と、操舵角および操舵角速度などの運転状況や、車
速などの走行状況に応じて上記油圧制御機構を制御する
コントローラとを備え、上記コントローラは、運転状況
や走行状況に基づいて、設定した省エネ状態に該当する
と判断したときに、油圧制御機構からパワーシリンダに
供給される流量を少なくするパワーステアリング装置に
おいて、上記コントローラには、伝達機構を接続し、こ
の伝達機構は、コントローラが省エネ状態と判断したと
きに、その旨を表示したり、音を鳴らしたりすることを
特徴とするパワーステアリング装置。 - 【請求項2】 パワーシリンダと、このパワーシリンダ
へ供給する流量を制御するステアリングバルブと、この
ステアリングバルブに供給する流量を制御する油圧制御
機構と、操舵角および操舵角速度などの運転状況や、車
速などの走行状況に応じて上記油圧制御機構を制御する
コントローラとを備え、上記コントローラは、運転状況
や走行状況に基づいて、設定した省エネ状態に該当する
と判断したときに、油圧制御機構からパワーシリンダに
供給される流量を少なくするパワーステアリング装置に
おいて、上記油圧制御機構には、ステアリングバルブに
供給する流量を制御する可変オリフィスと、この可変オ
リフィスの開度を調節する弁体と、この弁体の位置を検
出する位置センサーとを設ける一方、上記コントローラ
には伝達機構を接続し、この伝達機構は、上記弁体が所
定の位置に移動したときに、省エネ状態である旨を表示
したり、音を鳴らしたりすることを特徴とするパワース
テアリング装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-11-26 JP JP2001359600A patent/JP3860997B2/ja not_active Expired - Fee Related
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