JP2003159975A - 容器ホルダー - Google Patents

容器ホルダー

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JP2003159975A JP2001358043A JP2001358043A JP2003159975A JP 2003159975 A JP2003159975 A JP 2003159975A JP 2001358043 A JP2001358043 A JP 2001358043A JP 2001358043 A JP2001358043 A JP 2001358043A JP 2003159975 A JP2003159975 A JP 2003159975A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレーに載置された容器を確実に保持するこ
とができ、かつ、容器の形状に関係なくスムーズに容器
の出入ができる容器ホルダーを得る。 【解決手段】 トレー18及びアジャストアーム24を
ホルダー86毎に対応して車幅方向の左右に独立して設
け、サブアーム22を揺動させ、ホルダー86と共に容
器16を保持するアジャストプレート112及びアジャ
ストアーム24をホルダー86毎に独立して動作させる
ことで、各トレー18にそれぞれ載置された容器16の
大きさが異なっていたとしても、容器16の大きさに合
わせてトレー18毎にホルダー86とアジャストプレー
ト112とで容器16を確実に保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内に収納可能
に設けられ、容器を保持する容器ホルダーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的に、車室内には容器を保持する容
器ホルダーが収納可能に配設されている。図24に示す
容器ホルダー400では、トレー402に載置された容
器を保持する半円形状のホルダー404と、ホルダー4
04と対向して配置されホルダー404と共に容器を保
持する半円形状の支持アーム406と、が備えられてい
る。
【0003】支持アーム406は連結部材408を介し
てスライダー410に連結されており、このスライダー
410はモータ412の駆動軸414に螺合し、モータ
412の駆動によって駆動軸414の軸方向に沿って移
動可能となっている。これにより、連結部材408を介
して支持アーム406がピン415を中心に回動してホ
ルダー404に対して開閉するようになっている。
【0004】このような構成により、トレー402に容
器を載置すると、トレー402に形成された貫通穴40
2Aから露出するスイッチ416が容器の底面に押圧さ
れONとなり、モータ412が駆動し、スライダー41
0が駆動軸414の軸方向に沿って移動して、連結部材
408を介して支持アーム406が閉止する。このた
め、トレー402に載置された容器は、支持アーム40
6及びホルダー404に挟持され安定した状態で保持さ
れる。
【0005】また、トレー402に載置された容器を取
り出すと、容器の底面がスイッチ416から離れスイッ
チ416はOFFとなりモータ412が逆転駆動する。
これにより、スライダー410が駆動軸414の軸方向
に沿って移動し、連結部材408を介して支持アーム4
06が開放する。このため、トレー402に容器を載置
するときに、支持アーム406が邪魔になることはな
い。
【0006】しかしながら、モータ412で一つのスラ
イダー410を移動させることで左右の支持アーム40
6が同時に開閉されるため、例えば、右側のトレー40
2に容器を載置させ、支持アーム406を閉止させる
と、左側の支持アーム406も閉止するため、左側のト
レー402に容器を載置させる場合、支持アーム406
が邪魔になってトレー402上に容器を載置できない場
合が生じる。
【0007】また、左右のトレー402に容器が載置さ
れた状態で、右側のトレー402から容器を取り出して
も、左側のトレー402には容器が載置されているた
め、支持アーム406は開放しない。このため、取り出
した容器を再度右側のトレー402に載置させるときに
載置し難い。
【0008】さらに、例えばコーラのビンなどの様に外
周にくびれ部が形成された容器(図示省略)において、
トレー402に載置された容器を上へ取り出す場合、ス
イッチ416がOFFになる前に、容器の外周が支持ア
ーム406に引っ掛かると、容器が取出しできない恐れ
が生じる。
【0009】また、容器の底面が凹設している場合、容
器の底面がトレー402に設けられたスイッチ416に
当接しない場合もあり、トレー402に容器を載置して
いるにも拘らず、支持アーム406が閉止しないことも
懸念される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、トレーに載置された容器を確実に保持することが
でき、かつ、容器の形状に関係なくスムーズに容器の出
入ができる容器ホルダーを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、メインアームには容器の受部が車幅方向の左右に形
成されている。また、メインアームは第1の駆動手段に
よって車室内外へ出没可能となっており、受部毎に対応
して車幅方向の左右に独立して設けられたトレーが連動
する。
【0012】一方、受部毎に対応して車幅方向の左右に
独立して設けられたアジャスト部材は、受部と共にトレ
ーに載置された容器を保持する。また、アジャスト部材
は、第2の駆動手段によってトレーに載置された容器へ
向かって移動可能となっている。
【0013】このように、トレー及びアジャスト部材を
受部毎に対応して車幅方向の左右に独立して設けること
で、例えば、右側のトレーに容器を載置した場合、右側
のアジャスト部材が容器へ向かって移動して受け部と共
に容器を保持する。一方、左側のアジャスト部材は移動
しないため、左側のトレーには容器をスムーズに載置さ
せることができる。
【0014】また、左右のトレーに容器が載置された状
態で、右側のトレーから容器を取り出すと、左側のトレ
ーは容器が載置されているため、左側のアジャスト部材
は移動しないが、右側のアジャスト部材は容器から離間
する方向へ移動するため、取り出した容器を再度右側の
トレーに載置させるとき、載置し易い。
【0015】さらに、アジャスト部材を移動させて受部
と共に容器を保持することで、単にばね等の付勢力によ
り容器を保持する場合と異なり、容器の大きさに拘らず
略同一の保持力で容器を確実に保持することができる。
【0016】また、各トレーにそれぞれ載置された容器
の大きさが異なっていたとしても、容器の大きさに合わ
せてトレー毎に受部とアジャスト部材とで容器を確実に
保持することができる。
【0017】請求項2に記載の発明では、メインアーム
にはサブアームが揺動可能に支持されており、このサブ
アームはアジャストアームの移動と共に揺動する。これ
により、容器がトレーに載置されていない状態ではサブ
アームを開放させ、トレーに容器を載置すると、アジャ
スト部材の移動に伴って、サブアームが揺動して閉止さ
れるようにする。
【0018】従って、例えば、左右のトレーに容器が載
置された状態で、右側のトレーから容器を取り出すと、
左側のトレーは容器が載置されているため、左側のアジ
ャスト部材は移動することなく、サブアームは閉止され
た状態であるが、右側のアジャスト部材は容器から離間
する方向へ移動し、サブアームが揺動して開放される。
このため、取り出した容器を再度右側のトレーに載置さ
せるとき、サブアームが開放されているので、載置し易
い。
【0019】請求項3に記載の発明では、トレーに容器
を載置させると、トレーの移動によりトレースイッチが
操作される。このトレースイッチがONされると、制御
手段によって第2の駆動手段が駆動してサブアームを閉
止し、OFFされるとサブアームを開放させる。
【0020】このように、トレーの移動によりトレース
イッチを操作することで、トレーに容器が載置されたか
否かは、容器の自重によって判断されるため、容器の載
置の有無を確実に感知することができる。
【0021】請求項4に記載の発明では、サブアームを
閉じる方向へ付勢する付勢手段を設け、サブアームが閉
止された状態で付勢手段の付勢力の抗する方向へサブア
ームを揺動可能としている。
【0022】このため、トレーに載置された容器が、例
えばコーラのビンなどの様に外周にくびれ部が形成され
た形状であったとしても、サブアームを付勢力の抗する
方向へ揺動させ開放させることで、簡単に容器を取出す
ことができる。
【0023】請求項5に記載の発明では、アジャスト部
材が閉じて容器に当接すると、制御手段がアジャスト部
材を所定量戻している。これにより、受部とアジャスト
部材とで保持された容器との間に僅かな隙間を設け、容
器を取り出し易くしている。
【0024】請求項6に記載の発明では、制御手段によ
って、メインアームが車室内の所定位置へ移動するまで
の間に第1の駆動手段に所定値以上のトルクが負荷され
ると、メインアームを収納させるようにしている。これ
により、車室内の所定位置への移動途中でメインアーム
が停止した状態のまま放置されることがないため、安全
である。
【0025】請求項7に記載の発明では、制御手段によ
って、メインアームが車室内の所定位置へ移動するまで
の間に第1の駆動手段に所定値以上のトルクが2回以上
負荷されると、メインアームを停止させるようにしてい
る。
【0026】これにより、第1の駆動手段に所定値以上
のトルクが負荷されているにも拘らず、無理にメインア
ームが車室内側へ押し出されることはないので、安全で
あり、第1の駆動手段に必要以上のトルクが負荷される
こともない。
【0027】請求項8に記載の発明では、トレースイッ
チがONされた状態では、メインアームを不動としてい
る。これにより、例えば、トレーに容器が保持されてい
るにも拘らず、第1の駆動手段を駆動させるメインスイ
ッチを誤って押圧した場合でも、メインアームが回動す
ることはないので、載置された容器が転倒することはな
い。
【0028】請求項9に記載の発明では、第1の駆動手
段には、メインアームに固定された第1の遊星ギアが備
えられている。この第1の遊星ギアは第1のモータによ
って回転力が付与されるようになっており、第1のモー
タにより回転力が付与されると、第1の遊星ギアが第1
の固定ギア周りを旋回し、メインアームが回動する。
【0029】一方、第2の駆動手段には、アジャスト部
材に固定された第2の遊星ギアが備えられている。この
第2の遊星ギアは第2のモータによって回転力が付与さ
れるようになっており、第2のモータにより回転力が付
与されると、第2の遊星ギヤが、メインアームに固定さ
れメインアームと一体に回転可能な第2のギア周りを旋
回する。
【0030】これにより、第1のモータを駆動させる
と、第1の遊星ギアが第1の固定ギア周りを旋回してメ
インアームが回動すると共に、メインアームを介して第
2のギアが回転し、この第2のギアと噛み合う第2の遊
星ギアを旋回させて、アジャスト部材を回動させる。ま
た、第1のモータを駆動停止させた状態で第2のモータ
を駆動させると、回動停止したメインアームを介して停
止する第2のギア周りを遊星ギアが旋回してアジャスト
部材が回動する。
【0031】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、本発明の実施
の形態に係る容器ホルダー10が示されている。この容
器ホルダー10は車両の運転席と助手席との間に配置さ
れたコンソールボックス12の収納部14(図8参照)
内に収納可能に配設されている。
【0032】容器ホルダー10は、容器16を載置する
トレー18と、トレー18に載置された容器16を保持
するメインアーム20と、メインアーム20に揺動可能
に支持されたサブアーム22と、サブアーム22を揺動
させると共に、メインアーム20と共に容器16を保持
するアジャストアーム24と、に大別されている。
【0033】図2及び図6に示すように、メインアーム
20は断面が略円弧状を成しており、円弧を描きながら
車室内外を出没する。このメインアーム20の後端部に
は、断面が略L字状のメインベースプレート26が連結
されている。
【0034】このメインベースプレート26には、図3
に示すように、メインモータ28が配設されており、メ
インベースプレート26に設けられたウォーム30に直
結して、メインモータ28からの回転力がウォーム30
に伝達されるようになっている。
【0035】ウォーム30に伝達された回転力は、図示
しないウォームギアを介して回転軸方向が変換され、メ
インベースプレート26に設けられたギア32、34に
伝達される(なお、ここで、同軸上に配置されたギアに
ついて、大径のギアによって隠蔽された小径のギアにつ
いては図示を省略する)。そして、ギア34に伝達され
た回転力は、トルクリミッタ36を介してギア38に回
転力が伝達される。
【0036】ここで、ギア32、34等によって構成さ
れたギア列40において、所定値以上のトルクが負荷さ
れると、トルクリミッタ36がスリップしてギア38に
回転力を伝達しないようにしている。これにより、メイ
ンモータ28に必要以上のトルクが負荷されないように
している。
【0037】トルクリミッタ36を介して回転力が伝達
されたギア38は、かさ歯車42によって、再度回転軸
方向を変換しかさ歯車42と一体に形成された遊星ギア
50に回転力を伝達する。
【0038】一方、図3及び図4に示すように、収納部
14(図8参照)内に配置されたベースボックス52の
両側板52Aには、固定軸80が固定されており、ベー
スボックス52から張り出す支持板54によって固定軸
80の中央部が支持されている。
【0039】支持板54には固定ギア56が固定されて
いる。固定ギア56には遊星ギア50が噛み合ってお
り、メインモータ28の回転により、遊星ギア50に回
転力が伝達されると、遊星ギア50が固定ギア56の周
りを旋回する。これにより、遊星ギア50を介して固定
軸80を中心にメインベースプレート26が回動する。
【0040】このため、メインモータ28を正転或いは
逆転駆動させると、固定ギア56周りを旋回する遊星ギ
ア50を介して、メインベースプレート26がメインア
ーム20を車室内側へ出現或いは没入(収納)する方向
へ回動させる。
【0041】一方、図2及び図7に示すように、アジャ
ストアーム24は断面が略円弧状を成しており、車幅方
向の左右に配置され、円弧を描きながら車室内外をそれ
ぞれ出没する。このアジャストアーム24の後端部に
は、断面が略L字状のアジャストベースプレート58が
それぞれ連結されている。
【0042】図3及び図4に示すように、各アジャスト
ベースプレート58にはアジャストモータ60が配設さ
れており、それぞれ独立してアジャストモータ60の回
転力が伝達される。このアジャストモータ60にはアジ
ャストベースプレート58に設けられたウォーム62が
直結しており、アジャストモータ60からの回転力が伝
達されるようになっている。
【0043】ウォーム62に伝達された回転力は、図示
しないウォームギアを介して、アジャストベースプレー
ト58に設けられたギア64、66に伝達され(なお、
ここで、同軸上に配置されたギアについて、大径のギア
によって隠蔽された小径のギアについては図示を省略す
る)、トルクリミッタ68を介してギア70に回転力が
伝達される。
【0044】ここで、このギア列72において、所定値
以上のトルクが負荷されると、トルクリミッタ68がス
リップしてギア70に回転力を伝達しないようにしてい
る。これにより、アジャストモータ60に必要以上のト
ルクが負荷されないようにしている。そして、トルクリ
ミッタ68を介して回転力が伝達されたギア70は、か
さ歯車74と一体に形成された遊星ギア78に回転力を
伝達する。
【0045】この遊星ギア78はベースボックス52に
固定された固定軸80に対して回転可能に挿通されたア
ジャストギア82と噛み合っており、アジャストギア8
2が回転不能の状態(後述する)において、遊星ギア7
8がアジャストギア82周りを旋回して、固定軸80を
中心にベースボックス52内でアジャストベースプレー
ト58を回動させる。
【0046】ところで、メインベースプレート26の基
部の両側には、固定軸80に対して回転可能に挿通され
たローラ84がそれぞれ固定されており、メインベース
プレート26の回動と共に固定軸80を中心に回転す
る。このローラ84にはそれぞれアジャストギア82が
一体に形成されており、メインベースプレート26と一
体に回転する。
【0047】このため、メインモータ28が駆動し、ギ
ア列40を経て遊星ギア50が回転して固定ギア56周
りを旋回し、メインベースプレート26が回動すると、
アジャストギア82が回転し、アジャストギア82と噛
み合う遊星ギア78が旋回する。これにより、固定軸8
0を中心にベースボックス52内で左右のアジャストベ
ースプレート58がそれぞれ回動する。
【0048】また、メインモータ28が駆動停止して、
メインベースプレート26が回動停止すると、メインベ
ースプレート26に固定されたローラ84及びアジャス
トギア82は回転不能となる。この状態で、アジャスト
モータ60が駆動すると、ギア列72を経て遊星ギア7
8が回転し、これにより、遊星ギア78がアジャストギ
ア82周りを旋回して、アジャストベースプレート58
が回動する。
【0049】すなわち、メインモータ28を駆動させる
と、メインベースプレート26及び左右のアジャストベ
ースプレート58が回動し、メインモータ28を駆動停
止させた状態でアジャストモータ60を駆動させると、
アジャストベースプレート58が回動する。
【0050】ところで、図2、図5及び図6に示すよう
に、メインアーム20には車幅方向の左右にホルダー8
6が設けられている。このホルダー86は平面視にて円
弧状に形成されており、メインアーム20の幅方向の両
サイドが開口となっている。また、メインアーム20の
後端部の両サイドには、サブアーム22が支持されてお
り、メインアーム20の幅方向に沿って開口をそれぞれ
揺動可能としている。
【0051】一方、コンソールボックス12には通過口
88が形成されており、この通過口88を通過して、メ
インアーム20及びサブアーム22が車室内側に出現す
ることとなる。このとき、サブアーム22は閉止された
状態で通過口88を通過し、通過口88を通過後、開放
されるようになっている(後述する)。
【0052】ここで、メインアーム20の先端部には、
化粧板90が装着されており、この化粧板90によって
通過口88が閉塞可能となっている。化粧板90にはメ
インスイッチ92が配設されており、このメインスイッ
チ92を押圧すると、メインモータ28(図3参照)が
駆動するようになっている。
【0053】また、図3及び図6に示すように、メイン
モータ28によって回動するメインベースプレート26
には、アシストプレート94が取り付け可能となってい
る。このアシストプレート94は平板状の台座94Aか
ら一対の翼部94Bが対面して張り出しており、この翼
部94Bの先端部がメインベースプレート26の幅方向
の左右に固定される。
【0054】これにより、アシストプレート94はメイ
ンベースプレート26と一体となって回動する。また、
台座94Aにはメインベースプレート26の左右に配置
されたアジャストベースプレート58の裏面がそれぞれ
当接可能となっている(図8参照)。
【0055】このため、前述したように、メインモータ
28を駆動させると、メインベースプレート26及び左
右のアジャストベースプレート58が回動可能となる
が、アジャストベースプレート58はアシストプレート
94によってサポートされる。
【0056】一方、図6及び図8に示すように、ベース
ボックス52には、アシストプレート94の移動軌跡上
にクローズスイッチ96が配設されており、容器ホルダ
ー10が収納部14内に収納された状態で、アシストプ
レート94が当接可能となっている。
【0057】また、アシストプレート94の台座94A
の左右には、略長方形状の平板である一対のサブアシス
トプレート98が固定されており、アシストプレート9
4を介してメインベースプレート26と一体に回動する
ようになっている。このサブアシストプレート98には
シャフト100が固定されており、トレー18が回動可
能に軸支されている。
【0058】ここで、トレー18はホルダー86毎に左
右に独立して設けられており(図2及び図5参照)、ト
レー18の基部には、図示しないトレー用トーションバ
ネがそれぞれ装着され、トレー18をメインアーム20
側へ付勢している。
【0059】また、トレー18の基部からは、それぞれ
当接片102が張り出しており、トレー18が所定角度
回動すると、図10及び図11に示すように、ベースボ
ックス52に形成された突出片104に当接して、メイ
ンベースプレート26の回動によって、トレー18がト
レー用トーションバネの付勢力の抗する方向へ突出片1
04を基準としてシャフト100を中心に回転すること
となる。
【0060】これにより、トレー18がメインアーム2
0の下方に配置され、容器16を載置可能となる。但
し、この状態ではトレー18はコンソールボックス12
の上面12Aと平行には配置されておらず、トレー用ト
ーションバネの付勢力によってコンソールボックス12
の上面12Aとトレー18の先端部に突設された当接部
106の間には隙間が生じており、図13に示すよう
に、容器16を載置させた状態で、トレー18の当接部
106がコンソールボックス12の上面12Aに当接す
る(水平状態)。
【0061】一方、図9〜図11に示すように、メイン
ベースプレート26の上面には、オープンスイッチ10
8が配設されており、メインベースプレート26が所定
角度回動した状態でベースボックス52の天井面52B
に当接してオープンスイッチ108が押圧されるように
している。
【0062】図11に示すように、このオープンスイッ
チ108がONされると、メインモータ28が駆動停止
して、メインベースプレート26を介して、メインアー
ム20、サブアーム22、トレー18、アジャストベー
スプレート58及びアジャストアーム24が回動停止す
る(この状態を以下、「スタンバイ1状態」という)と
共に、2つのアジャストモータ60が駆動して、アシス
トプレート94との当接状態が解除される。
【0063】ところで、図16に示すように、サブアー
ム22の基部にはトーションバネ110の一端部が装着
されており、トーションバネ110の他端部がメインア
ーム20に装着され、サブアーム22は閉止される方向
へ向かって付勢されている。
【0064】ここで、図7に示すように、アジャストベ
ースプレート58に連結されたアジャストアーム24の
先端部には、車室内の所定位置に出現した状態で下方が
開口となる断面が略コ字状のアジャストプレート112
がアジャストアーム24の上方向に対して回動可能に取
り付けられている。
【0065】一方、図16に示すように、サブアーム2
2の基部には、係合部114が形成されており、アジャ
ストアーム24の回動によって、アジャストプレート1
12に形成された壁部116に案内され、アジャストア
ーム24の先端部に形成されたガイド壁117に当接し
た後、ガイド壁117に案内されてカム壁118と係合
する。これにより、図17に示すように、サブアーム2
2が閉止された状態から開放された状態へ揺動する。
【0066】ところで、アジャストベースプレート58
に取り付けられた調整プレート120の移動軌跡上に
は、ベースボックス52の内壁に固定されたアジャスト
アームスイッチ122が配置されている。
【0067】サブアーム22が全開となった状態では、
図2及び図12に示すように、調整プレート120が、
アジャストアームスイッチ122に当接するようになっ
ており、このアジャストアームスイッチ122がONさ
れると、アジャストモータ60(図3参照)が停止し、
トレー18に容器16が載置可能な状態となる(この状
態を以下、「スタンバイ2状態」という)。
【0068】ここで、トレー18はホルダー86に対応
して互いに独立して設けられているため、スタンバイ2
状態において、トレー18に容器16を載置すると、図
13に示すように、容器16の自重により容器16が載
置された側のトレー18のみが沈み、トレー18の当接
部106がコンソールボックス12の上面12Aに当接
してトレー18が水平状態となる。
【0069】このように、容器16の自重により、トレ
ー18を移動させてトレースイッチ124を操作するこ
とで、トレー18に容器16が載置されたか否かが判断
されるため、容器16の載置の有無を確実に感知するこ
とができる。
【0070】一方、メインベースプレート26には各ト
レー18に対応してトレースイッチ124がそれぞれ配
設されており、トレー18が水平に配置された状態で、
該トレー18側に設けられた当接片102がトレースイ
ッチ124を押圧するようにしている。
【0071】このトレースイッチ124がONされる
と、アジャストモータ60(図3参照)がさらに正転駆
動する。これにより、図18に示すように、アジャスト
アーム24が回動してサブアーム22の係合部114が
カム壁118に案内され、サブアーム22が閉止方向へ
揺動し、図2及び図14に示すように、ホルダー86、
アジャストプレート112及びサブアーム22によって
容器16が保持される(この状態を以下、「保持状態」
という)。
【0072】このように、トレー18及びアジャストア
ーム24をホルダー86毎に対応して車幅方向の左右に
独立して設けることで、例えば、図2に示すように、左
側のトレー18に容器16を載置した場合、左側のアジ
ャストアーム24が回動して、左側のサブアーム22が
揺動して閉止される。
【0073】一方、右側のアジャストアーム24は回動
しないため、右側のサブアーム22は揺動することなく
開放された状態(実線)のままである。従って、右側の
トレー18には、容器16をスムーズに載置させること
ができる。
【0074】また、左右のトレー18に容器16が載置
された状態で、右側のトレー18から容器16を取り出
すと、右側のアジャストアーム24が回動し、サブアー
ム22が揺動して開放される。
【0075】一方、左側のトレー18は容器16が載置
されているため、サブアーム22は閉止された状態であ
る。このため、取り出した容器16を再度右側のトレー
18に載置させるとき、サブアーム22が開放されてい
るので、載置し易い。
【0076】さらに、各トレー18にそれぞれ載置され
た容器16の大きさが異なっていたとしても、容器16
の大きさに合わせてトレー18毎にホルダー86とアジ
ャストプレート112とで容器16を確実に保持するこ
とができる。
【0077】また、アジャストアーム24によってサブ
アーム22を揺動させると共に、アジャストプレート1
12がサブアーム22と協働して容器16を保持するこ
とで、ばね等の付勢力により容器16を保持する場合と
異なり、容器16の大きさに拘らず略同一の保持力で容
器16を保持することができる(後述する)。
【0078】ここで、サブアーム22が閉止された状態
で、図19に示すように、サブアーム22の係合部11
4がカム壁118に沿ってトーションバネ110の付勢
力に抗する方向へ揺動できるようにしており、サブアー
ム22を所定量開放させることができる。
【0079】これにより、例えばコーラなどの様に外周
にくびれが形成された容器(図示省略)であったとして
も、サブアーム22をトーションバネ110の付勢力に
抗する方向へ揺動することで、簡単に容器を取り出すこ
とができる。
【0080】また、アジャストプレート112の先端部
は、アジャストアーム24に対して上方へ回動可能とな
っている。これにより、コーラの容器等の場合、サブア
ーム22の揺動だけでなく、アジャストプレート112
の回動によっても、容器を取出し易くすることができ
る。
【0081】一方、図14に示すように、アジャストア
ーム24の先端部に取り付けられたアジャストプレート
112は、容器16の周壁に当接可能となっている。こ
のため、アジャストベースプレート58を介してアジャ
ストアーム24及びアジャストプレート112が回動す
るときに、容器16をホルダー86に当接させる。
【0082】ところで、カム壁118(図16参照)
は、アジャストアーム24の僅かなストロークに対して
サブアーム22が素早く開閉できるようにしている。こ
れにより、保持状態において、サブアーム22を素早く
閉止させることで、トレー18に載置された容器16が
アジャストプレート112によってホルダー86に押し
付けられるときに、サブアーム22によってホルダー8
6との間で容器16を保持することで容器16の移動を
補助し、容器16が横転しないようにしている。
【0083】また、保持状態では、メインスイッチ92
を押圧しても、メインモータ28が駆動しないように制
御されており、トレー18に容器16が載置されている
にも拘らず、誤ってメインスイッチ92を押圧した場合
に、メインアーム20を回動させて容器16が横転する
ということがないようにしている。
【0084】一方、容器ホルダー10を収納するとき
は、容器ホルダー10から容器16を取り出し、トレー
18を元の状態に戻す。図15に示すように、トレース
イッチ124からトレー18の当接片102が離れ、ト
レースイッチ124がOFFとなる。
【0085】これにより、図2及び図12に示すよう
に、アジャストモータ60(図3参照)が逆転駆動し
て、サブアーム22は開放方向へ揺動すると共に、調整
プレート120がアジャストアームスイッチ122から
離れ、アジャストアームスイッチ122がOFFにな
り、スタンバイ2状態と同様、トレー18に容器16が
載置可能となる(この状態を以下、「再スタンバイ2状
態」という)。
【0086】この再スタンバイ2状態において、メイン
スイッチ92を押圧すると、まず、アジャストモータ6
0(図3参照)が逆転駆動して、図2及び図11に示す
ように、容器16を取り出したことで開放されたサブア
ーム22を閉止させる。
【0087】ここで、アジャストベースプレート58が
回動することで、アジャストベースプレート58がアシ
ストプレート94の台座94Aへ接近する。アジャスト
ベースプレート58の裏面には、アーム位置決めスイッ
チ126が設けられており、アジャストベースプレート
58が台座94Aに当接した状態で、この台座94Aに
よってアーム位置決めスイッチ126が押圧されるよう
にしている。このアーム位置決めスイッチ126がON
されると、アジャストモータ60が停止する(この状態
を以下、「収納スタンバイ状態」という)。
【0088】次に、メインモータ28(図3参照)が逆
転駆動して、図9に示すように、メインベースプレート
26及び左右のアジャストベースプレート58が収納部
14内へ収納される方向へ回動する。
【0089】図8に示すように、容器ホルダー10が収
納部14内に収納されると、メインアーム20の先端部
に装着された化粧板90によって通過口88が閉塞され
ると共に、アシストプレート94がクローズスイッチ9
6に当接して、クローズスイッチ96がONされる。こ
れにより、メインモータ28が駆動停止する。
【0090】次に、図3を参照して図20〜図23で示
すフローチャートに従って本形態に係る容器ホルダーの
動作説明を行う。
【0091】図8に示すように、まず、車室内側に配置
された化粧板90に設けられたメインスイッチ92を押
圧すると、図示しない制御装置により、ステップ200
において、メインスイッチ92がONされたことが認識
される。
【0092】これにより、ステップ202において、メ
インモータ28が正転駆動する。このため、図4に示す
遊星ギア50が固定ギア56周りを旋回して、メインベ
ースプレート26が回動すると共に、メインベースプレ
ート26を介してアジャストギア82によって遊星ギア
78が旋回してアジャストベースプレート58が回動
し、図10に示すように、メインアーム20、トレー1
8及びアジャストアーム24が回動して車室内側に出現
する。
【0093】次に、ステップ204において、ギア列4
0に所定値以上のトルクが負荷されたか否かが判断さ
れ、メインアーム20の移動軌跡上に障害物などがあっ
た場合等、メインアーム20及びメインベースプレート
26を介してギア列40に所定値以上のトルクが負荷さ
れた場合、ステップ206において、ステップ200〜
ステップ204までの過程でギア列40に所定値以上の
トルクが負荷された回数が1回目(本実施例では1回目
としたが、回数は自由に設定できる。)であるか否かが
判断される。
【0094】ステップ200〜ステップ204までの過
程でギア列40に所定値以上のトルクが負荷された回数
が1回目である場合、ステップ208において、メイン
モータ28が空転して、メインベースプレート26を介
してメインアーム20が回動停止する。そして、ステッ
プ210において、所定時間が経過したと判断される
と、ステップ216において、メインモータ28が逆転
駆動する。
【0095】これにより、メインベースプレート26を
介してメインアーム20、トレー18、アジャストベー
スプレート58及びアジャストアーム24が収納方向へ
回動し、メインアーム20等で構成された容器ホルダー
10が収納され(図8参照)、アシストプレート94に
よってベースボックス52に配設されたクローズスイッ
チ96が押圧される。
【0096】そして、ステップ218において、クロー
ズスイッチ96がONされたことが認識されると、ステ
ップ220において、メインモータ28が駆動停止し、
動作が終了する。
【0097】一方、ステップ200〜ステップ204ま
での過程でギア列40に所定値以上のトルクが負荷され
た回数が2回目である場合、ステップ212において、
メインモータ28が駆動停止する。これにより、メイン
ベースプレート26を介して容器ホルダー10が回動停
止する。
【0098】この状態で、メインスイッチ92を押圧し
て、ステップ214において、メインスイッチ92がO
Nされたことが認識されると、ステップ216において
メインモータ28が逆転駆動し、ステップ218におい
て、クローズスイッチ96がONされたことが認識され
ると、容器ホルダー10が収納される(図8参照)。こ
こで、ステップ218において、クローズスイッチ96
がONされたことが認識されない場合は、ステップ21
2からの動作に移行される。
【0099】一方、図8に示す収納状態となる前に、ス
テップ211において、所定値以上のトルクがギア列4
0に負荷された場合、ステップ213において、メイン
モータ28が空転する。これにより、メインベースプレ
ート26を介してメインアーム20等が回動停止する。
【0100】そして、ステップ215において、所定時
間が経過したと判断されると、ステップ217におい
て、メインモータ28が停止する。この状態で、メイン
スイッチ92を押圧すると、ステップ219において、
メインスイッチ92がONされたことが認識され、図1
1に示す収納スタンバイ状態となる。そして、ステップ
216からの動作に移行され、容器ホルダー10が収納
部14内に収納される(図8参照)。
【0101】ところで、メインモータ28が正転駆動し
ているときに、ギア列40に所定値以上のトルクが負荷
されることなく、正常に動作が行われた場合、メインベ
ースプレート26を介してメインアーム20、トレー1
8、アジャストベースプレート58及びアジャストアー
ム24が回動する過程において、トレー18の基部側に
形成された当接片102がベースボックス52の突出片
104に当接する。
【0102】これにより、図11に示すように、サブア
シストプレート98の回動と共にトレー18がシャフト
100を中心に回転し、車室内に配置された状態でトレ
ー18がメインアーム20の下方に配置され、容器16
が載置可能となる。
【0103】このとき、メインベースプレート26の上
面に配設されたオープンスイッチ108が、ベースボッ
クス52の天井面52Bに当接して押圧される。このオ
ープンスイッチ108が押圧され、ステップ222にお
いて、ONになったことが認識されると、ステップ22
4において、メインモータ28が駆動停止する。
【0104】これにより、メインベースプレート26を
介してメインアーム20、トレー18、アジャストベー
スプレート58及びアジャストアーム24が回動停止す
る。この状態で、容器ホルダー10は車室内の所定位置
に配置される。また、このとき、サブアーム22は閉止
した状態である(スタンバイ1状態)。
【0105】次に、ステップ226において、アジャス
トモータ60が正転駆動する。これにより、図12、図
16及び図17に示すように、アジャストベースプレー
ト58が回動し、アジャストアーム24に形成されたカ
ム壁118によってサブアーム22を開放方向へ揺動さ
せる。
【0106】そして、ステップ228において、ギア列
72に所定値以上のトルクが負荷されたか否かが判断さ
れ、アジャストアーム24を介してギア列72に所定値
以上のトルクが負荷された場合、ステップ230におい
て、ステップ226〜ステップ228までの過程でギア
列72に所定値以上のトルクが負荷された回数が1回目
(本実施例では1回目であるが、回数は自由に設定でき
る。)であるか否かが判断される。
【0107】ステップ226〜ステップ228までの過
程でギア列72に所定値以上のトルクが負荷された回数
が1回目である場合、ステップ232において、アジャ
ストモータ60が空転し、アジャストベースプレート5
8及びアジャストアーム24を介してサブアーム22が
揺動停止する。
【0108】そして、ステップ234において、所定時
間が経過したと判断されると、ステップ236におい
て、アジャストモータ60が逆転駆動して、サブアーム
22を閉止方向へ揺動させる。
【0109】次に、ステップ238において、所定時間
が経過したと判断されると、ステップ240においてア
ジャストモータ60が停止し、サブアーム22が揺動停
止して、スタンバイ1状態に戻る(図11参照)。これ
により、再度、ステップ226からの動作が行われる。
【0110】一方、ステップ226〜ステップ228ま
での過程でギア列72に所定値以上のトルクが負荷され
た回数が2回目である場合、ステップ242において、
アジャストモータ60が駆動停止する。
【0111】これにより、アジャストベースプレート5
8及びアジャストアーム24を介してサブアーム22が
揺動停止する。この状態で、メインスイッチ92を押圧
すると、ステップ244において、メインスイッチ92
がONされたことが認識され、ステップ246で、アジ
ャストモータ60が逆転駆動し、サブアーム22が閉止
方向へ揺動する。
【0112】ここで、スタンバイ1状態(図11参照)
において、仮にメインアーム20を収納させる方向へ押
圧した場合、メインアーム20を介してメインベースプ
レート26が収納方向へ若干揺動可能となっており、こ
れにより、メインベースプレート26の上面に配設され
たオープンスイッチ108がベースボックス52の天井
面52Bから離れ、オープンスイッチ108がOFFに
なる場合もある。
【0113】このため、ステップ244において、メイ
ンスイッチ92がONされたことが認識される以外に
も、オープンスイッチ108がOFFになったことが認
識されると、ステップ246において、アジャストモー
タ60が逆転駆動して、サブアーム22が閉止方向へ揺
動する。
【0114】次に、ステップ248において、所定時間
が経過したと判断されると、ステップ250において、
アジャストモータ60が駆動停止し、サブアーム22が
揺動停止して、一旦スタンバイ1状態に戻る(図11参
照)。
【0115】次に、ステップ252において、メインモ
ータ28が逆転駆動し、メインベースプレート26を介
してメインアーム20、トレー18、アジャストベース
プレート58及びアジャストアーム24が収納方向へ回
動する。
【0116】これにより、図8に示すように、容器ホル
ダー10が収納され、アシストプレート94によってク
ローズスイッチ96が押圧され、ステップ254におい
て、クローズスイッチ96がONされたことが認識され
ると、ステップ256において、メインモータ28が駆
動停止し、動作が終了する。
【0117】ここで、収納状態となる前に、ステップ2
41において、所定値以上のトルクがギア列40に負荷
された場合、ステップ243において、メインモータ2
8が空転する。これにより、メインベースプレート26
を介してメインアーム20等が回動停止する。
【0118】そして、ステップ245において、所定時
間が経過したと判断されると、ステップ247におい
て、メインモータ28が停止する。この状態で、メイン
スイッチ92を押圧すると、ステップ249において、
メインスイッチ92がONされたことが認識され、図1
1に示す収納スタンバイ状態となり、ステップ252か
らの動作に移行され、容器ホルダー10が収納部14内
に収納される(図8参照)。
【0119】ここで、ステップ254において、クロー
ズスイッチ96がONされたことが認識されない場合
は、ステップ247によって、メインモータ28が停止
し、ステップ249によってクローズスイッチ96がO
Nされたことが認識されると、ステップ252からの動
作に移行される。
【0120】一方、アジャストモータ60が正転駆動し
ているときに、ギア列72に所定値以上のトルクが負荷
されることなく、正常に動作が行われた場合、図12及
び図17に示すように、アジャストベースプレート58
及びアジャストアーム24を介してサブアーム22が全
開となり、アジャストベースプレート58に取り付けら
れた調整プレート120が、ベースボックス52の内壁
に固定されたアジャストアームスイッチ122に当接す
る。
【0121】そして、ステップ258において、このア
ジャストアームスイッチ122がONされたことが認識
されると、ステップ260において、アジャストモータ
60が駆動停止し、サブアーム22が全開した状態で揺
動停止する(この状態を以下、「スタンバイ2状態」と
いう)。
【0122】次に、図13に示すように、トレー18に
容器16を載置すると、容器16の自重によりトレー1
8が沈み、沈んだトレー18側に配置された当接片10
2によって、メインベースプレート26に配設されたト
レースイッチ124が押圧される。
【0123】そして、ステップ262によって、トレー
スイッチ124がONされたことが認識されると、ステ
ップ264において、アジャストモータ60がさらに正
転駆動する(図14参照)。
【0124】これにより、図4に示す遊星ギア78がメ
インベースプレート26を介して回転停止しているアジ
ャストギア82周りを旋回し、遊星ギア78が固定され
たアジャストベースプレート58を介してアジャストア
ーム24が回動し、サブアーム22が閉止方向へ揺動す
る(図18参照)。
【0125】そして、ステップ266において、ステッ
プ262〜ステップ266までの過程で、アジャストア
ーム24の先端部に取り付けられたアジャストプレート
112がトレー18に載置された容器16に当接した場
合等、ギア列72に所定値以上のトルクが負荷された場
合、ステップ268において、アジャストモータ60が
空転し、アジャストベースプレート58及びアジャスト
アーム24を介してサブアーム22が揺動停止する。
【0126】次に、ステップ270において、所定時間
が経過したと判断されると、ステップ272において、
アジャストモータ60が駆動停止し、ステップ278に
おいて、アジャストモータ60が僅かに逆転駆動する。
【0127】これにより、サブアーム22が僅かに開放
方向へ揺動すると共に、アジャストアーム24が僅かに
収納方向へ戻る。ステップ280において、所定時間が
経過したと判断されると、ステップ282においてアジ
ャストモータ60が駆動停止し、サブアーム22が揺動
停止すると共に、アジャストアーム24が回動停止する
(保持状態)。
【0128】ここで、ステップ278において、アジャ
ストモータ60を僅かに逆転駆動させ、アジャストアー
ム24を僅かに収納方向へ戻すことで、ホルダー86と
アジャストプレート112とで保持された容器16を取
り出す際に取り出し易くしている。
【0129】また、保持状態では、トレー18に容器1
6が保持されているにも拘らず、メインスイッチ92を
誤って押圧した場合、メインモータ28が駆動しないよ
うに制御されており、このため、メインアーム20が回
動することはなく、載置された容器16は転倒しない。
【0130】一方、アジャストモータ60が正転駆動し
ているときに、ギア列72に所定値以上のトルクが負荷
されることなく、正常に動作が行われた場合、ステップ
274において、所定時間が経過したと判断されると、
ステップ276において、アジャストモータ60が駆動
停止し、サブアーム22が揺動停止すると共にアジャス
トアーム24が回動停止する。そして、ステップ278
〜ステップ282を経て容器ホルダー10が保持状態と
なる。
【0131】ここで、ステップ274における所定時間
は、この容器ホルダー10で保持する容器16のうち一
番細い外径寸法を有する容器(図示省略)を想定し、こ
の容器16に当接するまでの時間を設定している。
【0132】そして、この容器よりも太い容器(図示省
略)の場合、アジャストプレート112が容器に当接す
ると、ステップ266において、アジャストプレート1
12を介して所定値以上のトルクがギア列72に負荷さ
れることとなる。これにより、容器16をホルダー86
及びアジャストプレート112によって挟持する力を略
同一としている。
【0133】次に、図15に示すように、トレー18に
載置された容器16を取り出すと、ステップ284にお
いて、トレースイッチ124がOFFになったことが認
識され、ステップ286において、アジャストモータ6
0が逆転駆動する。これにより、図12及び図17に示
すように、アジャストベースプレート58及びアジャス
トアーム24を介してサブアーム22が開放方向へ揺動
する。
【0134】そして、ステップ288において、ステッ
プ286からステップ288までの過程で所定値以上の
トルクがギア列72に負荷されたか否かが判断され、所
定値以上のトルクがギア列72に負荷されることなく、
正常に動作が行われた場合、アジャストベースプレート
58に取り付けられた調整プレート120がベースボッ
クス52に固定されたアジャストアームスイッチ122
から離れ、アジャストアームスイッチ122がOFFに
なる。
【0135】次に、ステップ290において、アジャス
トアームスイッチ122がOFFになったことが認識さ
れると、ステップ292において、アジャストモータ6
0が駆動停止し、サブアーム22が揺動停止する(再ス
タンバイ2状態)。
【0136】この再スタンバイ2状態において(図13
及び図14参照)、トレー18に再度容器16を載置す
ると、当接片102によってトレースイッチ124が押
圧され、ステップ294によってトレースイッチ124
がONされたことが認識されると、ステップ264から
の動作へ移行する。
【0137】一方、再スタンバイ2状態において、トレ
ー18に容器16が載置されない場合は、トレースイッ
チ124はOFFとなるため、ステップ294におい
て、トレースイッチ124がONではないと認識され
る。
【0138】この状態で、メインスイッチ92を押圧
し、ステップ296によってメインスイッチ92がON
されたことが認識されると、ステップ298において、
アジャストモータ60が逆転駆動する。これにより、図
11に示すように、アジャストアーム24の回動と共に
サブアーム22が閉止方向へ揺動する。
【0139】ここで、再スタンバイ2状態においても、
スタンバイ1状態と同様、メインアーム20を収納させ
る方向へ押圧すると、オープンスイッチ108がOFF
になる場合もある。このため、ステップ296におい
て、メインスイッチ92がONされたことが認識される
以外にも、オープンスイッチ108がOFFになったこ
とが認識されると、ステップ298において、アジャス
トモータ60が逆転駆動して、サブアーム22が閉止方
向へ揺動する。
【0140】そして、ステップ300において、所定値
以上のトルクがギア列72に負荷されたか否かが判断さ
れ、所定値以上のトルクがギア列72に負荷されること
なく、正常に動作が行われた場合、図11に示すよう
に、アジャストベースプレート58に設けられたアーム
位置決めスイッチ126がアシストプレート94の台座
94Aによって押圧される。
【0141】これにより、ステップ302によってアー
ム位置決めスイッチ126がONされたことが認識され
ると、ステップ304において、アジャストモータ60
が停止する(収納スタンバイ状態)。
【0142】そして、ステップ306において、メイン
モータ28が逆転駆動し、図9に示すように、メインベ
ースプレート26を介してメインアーム20、トレー1
8、アジャストベースプレート58及びアジャストアー
ム24が収納方向へ回動する。
【0143】このとき、ステップ308において、所定
値以上のトルクがギア列40に負荷されたか否かが判断
され、所定値以上のトルクがギア列40に負荷されるこ
となく、正常に動作が行われた場合、図8に示すよう
に、容器ホルダー10が収納され、アシストプレート9
4によってクローズスイッチ96が押圧される。
【0144】次に、ステップ310において、クローズ
スイッチ96がONされたことが認識されると、ステッ
プ312において、メインモータ28が駆動停止し、動
作が終了する。ここで、ステップ310において、クロ
ーズスイッチ96がONされたことが認識されない場合
は、ステップ330によって、メインモータ28が停止
し、ステップ332によってクローズスイッチ96がO
Nされたことが認識されると、ステップ306からの動
作に移行される。
【0145】一方、ステップ288において、図15に
示すように、トレー18に載置された容器16を取り出
した後、所定値以上のトルクがギア列72に負荷された
場合、ステップ314において、アジャストモータ60
が空転し、サブアーム22が開放方向への揺動を停止す
る。
【0146】そして、ステップ315において、所定時
間が経過したと判断されると、ステップ317におい
て、アジャストモータ60が駆動停止する。この状態で
メインスイッチ92を押圧し、ステップ316におい
て、メインスイッチ92がONされたことが認識される
と、ステップ319において、アジャストモータ60が
逆転駆動する。これにより、図12及び図17に示すよ
うに、アジャストベースプレート58及びアジャストア
ーム24を介してサブアーム22が開放方向へ揺動す
る。
【0147】また、図11に示す収納スタンバイ状態と
なる前に、ステップ300において、所定値以上のトル
クがギア列72に負荷された場合、ステップ318にお
いて、アジャストモータ60が空転し、サブアーム22
が閉止方向への揺動を停止する。そして、ステップ32
0において、所定時間が経過したと判断されると、ステ
ップ322において、アジャストモータ60が駆動停止
する。
【0148】この状態でメインスイッチ92を押圧し、
ステップ324において、メインスイッチ92がONさ
れたことが認識されると、収納スタンバイ状態となり、
ステップ298からの動作に移行される。
【0149】さらに、図8に示す収納状態となる前に、
ステップ308において、所定値以上のトルクがギア列
40に負荷された場合、ステップ326において、メイ
ンモータ28が空転する。これにより、メインベースプ
レート26を介してメインアーム20等が回動停止す
る。
【0150】そして、ステップ328において、所定時
間が経過したと判断されると、ステップ330におい
て、メインモータ28が停止する。この状態で、メイン
スイッチ92を押圧すると、ステップ332において、
メインスイッチ92がONされたことが認識され、図1
1に示す収納スタンバイ状態となり、ステップ306か
らの動作に移行され、容器ホルダー10が収納部14内
に収納される(図8参照)。
【0151】以上のような構成により、各動作毎にギア
列40、72に所定値以上のトルクが負荷されたか否か
を判断するように制御することで、容器ホルダー10を
無理に押し出せないようにして安全を確保している。ま
た、このように、ギア列40、72に必要以上のトルク
を負荷しないことで、容器ホルダー10の故障を防止
し、寿命を長くすることができる。
【0152】また、制御装置によって、メインアーム2
0が車室内の所定位置へ移動するまでの間にギア列40
に所定値以上のトルクが2回以上負荷されると、メイン
アーム20を停止させるように制御することで、第1の
駆動手段としてのメインモータ28が回転し続けること
を防止する。
【0153】なお、ここでは、ギア列40及びギア列7
2に所定値以上のトルクが負荷されたか否かを判断した
が、ギア列72については、必ずしも所定値以上のトル
クが負荷されたか否かを判断しなくても良い。
【0154】また、本発明では、車幅方向の左右に設け
られたホルダー86毎に容器16を載置するトレー18
を独立して設け、また、ホルダー86と共に容器16を
保持するアジャスト部材(ここでは、アジャストプレー
ト112及びアジャストアーム24)をホルダー86毎
に独立して動作させることができれば良いため、本実施
例に限るものではない。
【0155】このため、メインアーム20、アジャスト
プレート112及びアジャストアーム24の移動も回動
移動に限るものではない。また、本形態ではアジャスト
アーム24の移動と共に揺動するサブアーム22を用い
たが、アジャストプレート112の形状によってはサブ
アーム22がない場合も考えられる。
【0156】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、請求項
1又は請求項2に記載の発明では、トレー毎にそれぞれ
独立してアジャスト部材が移動するため、容器を確実に
保持或いはスムーズに載置可能である。また、さらに、
アジャスト部材を移動させて受部と共に容器を保持する
ことで、単にばね等の付勢力により容器を保持する場合
と異なり、容器の大きさに拘らず略同一の保持力で容器
を確実に保持することができる。また、各トレーにそれ
ぞれ載置された容器の大きさが異なっていたとしても、
容器の大きさに合わせてトレー毎に受部とアジャスト部
材とで容器を確実に保持することができる。
【0157】請求項3に記載の発明では、トレーの移動
によりトレースイッチを操作することで、トレーに容器
が載置されたか否かは、容器の自重によって判断される
ため、容器の載置の有無を確実に感知することができ
る。請求項4に記載の発明では、トレーに載置された容
器が、例えばコーラのビンなどの様に外周にくびれ部が
形成された形状であったとしても、サブアームを付勢力
の抗する方向へ揺動させ開放させることで、簡単に容器
を取出すことができる。
【0158】請求項5に記載の発明では、受部とアジャ
スト部材とで保持された容器との間に僅かな隙間を設
け、容器を取り出し易くしている。請求項6に記載の発
明では、車室内の所定位置への移動途中でメインアーム
が停止した状態のまま放置されることがないため、安全
である。
【0159】請求項7に記載の発明では、第1の駆動手
段に所定値以上のトルクが負荷されているにも拘らず、
無理にメインアームが車室内側へ押し出されることはな
いので、安全であり、第1の駆動手段に必要以上のトル
クが負荷されることもない。請求項8に記載の発明で
は、トレーに容器が保持されているにも拘らず、第1の
駆動手段を駆動させるメインスイッチを誤って押圧した
場合でも、メインアームが回動することはないので、載
置された容器が転倒することはない。
【0160】請求項9に記載の発明では、第1のモータ
を駆動させると、第1の遊星ギアが第1の固定ギア周り
を旋回してメインアームが回動すると共に、メインアー
ムを介して第2のギアが回転し、この第2のギアと噛み
合う第2の遊星ギアを旋回させて、アジャスト部材を回
動させる。また、第1のモータを駆動停止させた状態で
第2のモータを駆動させると、回動停止したメインアー
ムを介して停止する第2のギア周りを遊星ギアが旋回し
てアジャスト部材が回動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの車室
内での配置を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーが車室
内に出現した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの駆動
系を示す裏面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの駆動
系の一部を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーが車室
内に出現した状態を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーを構成
するメインベースプレート及びメインベースプレートを
介して回動するメインアーム、サブアーム、トレー、ア
シストプレート及びサブアシストプレートを示す説明図
である。
【図7】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーを構成
するアジャストベースプレート及びアジャストベースプ
レートを介して回動するアジャストアーム及びアジャス
トプレートを示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動作
を示す概略断面図であり、容器ホルダーが収納された状
態を示している。
【図9】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動作
を示す概略断面図であり、容器ホルダーが車室内へ出現
或いは収納される途中の状態を示している。
【図10】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示す概略断面図であり、容器ホルダーが車室内へ出
現或いは収納される途中の状態を示している。
【図11】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示す概略断面図であり、スタンバイ1状態を示して
いる
【図12】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示す概略断面図であり、スタンバイ2状態を示して
いる
【図13】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示す概略断面図であり、トレーに容器が載置された
状態を示している
【図14】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示す概略断面図であり、保持状態を示している
【図15】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示す概略断面図であり、トレーに載置された容器を
取り出している状態を示している
【図16】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーのサ
ブアームの動作を示す裏面図であり、サブアームが閉止
された状態を示している。
【図17】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーのサ
ブアームの動作を示す裏面図であり、サブアームが開放
された状態を示している。
【図18】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーのサ
ブアームの動作を示す裏面図であり、サブアームが閉止
された状態を示している。
【図19】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーのサ
ブアームの動作を示す裏面図であり、トーションバネの
付勢力に抗してサブアームが開放された状態を示してい
る。
【図20】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示すフローチャートである。
【図22】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示すフローチャートである。
【図23】本発明の実施の形態に係る容器ホルダーの動
作を示すフローチャートである。
【図24】従来の容器ホルダーを示す説明図である。
【符号の説明】
10 容器ホルダー 18 トレー 20 メインアーム 22 サブアーム 24 アジャストアーム(アジャスト部材) 26 メインベースプレート(メインアーム) 28 メインモータ(第1のモータ、第1の駆動手
段) 50 遊星ギア(第1の遊星ギア、第1の駆動手段) 56 固定ギア(第1の固定ギア、第1の駆動手段) 58 アジャストベースプレート(アジャスト部材) 60 アジャストモータ(第2のモータ、第2の駆動
手段) 78 遊星ギア(第2の遊星ギア、第2の駆動手段) 82 アジャストギア(第2のギア、第2の駆動手
段) 110 トーションバネ(付勢手段) 112 アジャストプレート(アジャスト部材) 124 トレースイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の受部が車幅方向の左右に形成され
    たメインアームと、 前記メインアームを車室内外へ出没させる第1の駆動手
    段と、 前記メインアームと連動して車室内外へ出没し、前記受
    部毎に対応して車幅方向の左右に独立して設けられたト
    レーと、 前記受部毎に対応して車幅方向の左右に独立して設けら
    れ、受部と共に前記トレーに載置された容器を保持する
    アジャスト部材と、 前記アジャスト部材を前記トレーに載置された容器へ向
    かって移動させる第2の駆動手段と、 を有することを特徴とする容器ホルダー。
  2. 【請求項2】 前記メインアームに揺動可能に支持さ
    れ、前記アジャストアームの移動と共に揺動するサブア
    ームを設けたことを特徴とする請求項1に記載の容器ホ
    ルダー。
  3. 【請求項3】 前記トレーに容器を載置させると、トレ
    ーの移動により操作されるトレースイッチと、 前記トレースイッチがONされると前記第2の駆動手段
    を駆動させて前記サブアームを閉止させ、OFFされる
    とサブアームを開放させる制御手段と、 を有することを特徴とする請求項2に記載の容器ホルダ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記サブアームを閉じる方向へ付勢する
    付勢手段を設け、サブアームが閉止された状態で前記付
    勢手段の付勢力の抗する方向へサブアームを揺動可能と
    したことを特徴とする請求項2又は3に記載の容器ホル
    ダー。
  5. 【請求項5】 前記アジャスト部材が閉じて容器に当接
    すると、前記制御手段がアジャストアームを所定量戻す
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の容器ホ
    ルダー。
  6. 【請求項6】 前記制御手段によって、前記メインアー
    ムが車室内の所定位置へ移動するまでの間に前記第1の
    駆動手段に所定値以上のトルクが負荷されると、メイン
    アームを収納させることを特徴とする請求項1〜5の何
    れかに記載の容器ホルダー。
  7. 【請求項7】 前記制御手段によって、前記メインアー
    ムが車室内の所定位置へ移動するまでの間に前記第1の
    駆動手段に所定値以上のトルクが2回以上負荷される
    と、メインアームを停止させることを特徴とする請求項
    1〜6の何れかに記載の容器ホルダー。
  8. 【請求項8】 前記トレースイッチがONされた状態で
    は、前記メインアームが不動であることを特徴とする請
    求項1〜7の何れかに記載の容器ホルダー。
  9. 【請求項9】 前記第1の駆動手段が、 前記メインアームに固定され、第1の固定ギア周りを旋
    回する第1の遊星ギアと、 前記第1の遊星ギアに回転力を付与する第1のモータ
    と、 で構成され、 前記第2の駆動手段が、 前記アジャスト部材に固定され、前記メインアームに固
    定されてメインアームと一体に回転可能な第2のギア周
    りを旋回する第2の遊星ギアと、 前記第2の遊星ギアに回転力を付与する第2のモータ
    と、 で構成されたことを特徴とする請求項1〜8の何れかに
    記載の容器ホルダー。
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