JP2007307938A - 化粧用ミラー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用していないときには化粧用ミラーが露出せず、かつ、サンバイザの使用状態にかかわらず化粧用ミラーを使用することができる化粧用ミラー装置を提供することを課題とする。
【解決手段】化粧用ミラー装置16には、車室RM内の天井部10の収納位置から取出位置18Eにまで出し入れ移動が可能なミラー保持板18と、ミラー保持板18に保持された化粧用ミラー20と、が設けられている。更に、化粧用ミラー装置16には、ミラー保持板18の後部18Bを回動中心とした回転角度θを調整できるヒンジ機構26が設けられている。ミラー保持板18が収納位置から取出位置18Eに出た状態では、このヒンジ機構26の摩擦力によって回転角度θが調整可能になっている。
【選択図】図2
【解決手段】化粧用ミラー装置16には、車室RM内の天井部10の収納位置から取出位置18Eにまで出し入れ移動が可能なミラー保持板18と、ミラー保持板18に保持された化粧用ミラー20と、が設けられている。更に、化粧用ミラー装置16には、ミラー保持板18の後部18Bを回動中心とした回転角度θを調整できるヒンジ機構26が設けられている。ミラー保持板18が収納位置から取出位置18Eに出た状態では、このヒンジ機構26の摩擦力によって回転角度θが調整可能になっている。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に設けられる化粧用ミラー装置に関する。
自動車などの車両には、通常、日除けのためのサンバイザが設けられている。このサンバイザの裏面側には化粧用ミラーが取付けられていることが多い。
しかし、日除けとして用いるときのサンバイザの位置と、化粧用ミラーを用いるときのサンバイザの位置とが異なるため、サンバイザを日除けとして使用しているときには化粧用ミラーを使用することができない。
この対策として、例えば特許文献1に開示されているように、サンバイザと化粧用ミラーとを分離して室内天井面に化粧用ミラーを取付けることが考えられる。しかし、この対策では、化粧用ミラーは、使用していないときに乗員から見えない位置に収納される構造にはできない。従って、使用していないときであっても化粧用ミラーは車室内に露出しており、見栄えが良くない。
また、特許文献2には、車両の室内天井を形成している天井基材と車両の外面を形成しているルーフパネルとの間に収納空間を形成し、この収納空間にスライド移動によって出し入れ可能なようにサンバイザを設けることが提案されている。上記問題の解決策として、このスライド式のサンバイザの裏面側(乗員側)に化粧用ミラー(バニティミラー)を取付け、サンバイザを使用しているときに化粧用ミラーを使用できる構造にすることが考えられる。しかし、サンバイザの収納スペースを小さくする観点、サンバイザをスムーズに移動させる観点、及び、乗員がサンバイザから圧迫感を受けないようにする観点から、薄くて軽いサンバイザを設けることが好ましい。このため、化粧用ミラーをサンバイザに取付けた構成にすることは困難である。
特開平7−81483号公報
特開2006−21729号公報
本発明は、上記事実を考慮して、使用していないときには化粧用ミラーが露出せず、かつ、サンバイザの使用状態にかかわらず化粧用ミラーを使用することができる化粧用ミラー装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、車両天井部に収納される格納位置から車室内へ配置される取出位置まで出し入れ移動が可能なミラー保持板と、前記ミラー保持板に保持された化粧用ミラーと、前記取出位置において前記ミラー保持板の回動角度を調整可能とする角度調整機構と、が設けられた、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、乗員が化粧用ミラーを使用する際、ミラー保持板が格納位置から取出位置まで出される。この状態では、角度調整機構により、ミラー保持板の回動角度を調整することが可能である。乗員は化粧用ミラーが乗員に向くようにこの回動角度を調整する。角度調整機構は、乗員が手動で回動角度を調整する機構であってもよいし、電動で調整する機構であってもよい。また、センサーなどが設けられていて、自動的に化粧用ミラーが乗員の顔を向くようにされていてもよい。
このように、請求項1に記載の発明では、化粧用ミラーが車両天井部に収納されていても、このようにして乗員は化粧用ミラーを使用することができ、また、使用後に化粧用ミラーを車両天井部に収納することができる。従って、使用していないときには化粧用ミラーが露出しない。しかも、化粧用ミラーがサンバイザには取付けられていないので、サンバイザの使用状態にかかわらず乗員が化粧用ミラーを使用することができる。
請求項2に記載の発明は、車両天井部内を移動する移動部材が設けられ、該移動部材の車両前方部には前記角度調整機構としての軸支部を介して前記ミラー保持板が取付けられ、前記移動部材の移動により前記ミラー保持板が前記格納位置から前記取出位置にまで移動可能とされている、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、移動部材が車両天井部内で移動するとミラー保持板は車両天井部から取出位置へと移動し、取出位置でもミラー保持板は移動部材を介して車両天井部へ確実に支持されている。
請求項3に記載の発明は、前記格納位置におけるミラー保持板の室内側を覆い閉まる方向に常時付勢されている蓋部材が設けられ、前記ミラー保持板が前記格納位置から前記取出位置へ向けて移動することによって、前記ミラー保持板が前記蓋部材に当接して前記蓋部材の位置が前記ミラー保持板の移動軌跡から外れる、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、蓋部材はミラー保持板の格納位置でミラー保持板を塞いで室内へ露出しないようにしており、ミラー保持板を格納位置から取出位置に向けて移動させることに伴って蓋部材が自動的に開かれる。
請求項4に記載の発明は、前記蓋部材は、車室内を照らす照明部を備えており、前記取出位置へ移動した前記ミラー保持板の回動に連動して前記蓋部材が回動されて照明位置が調整される、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、ミラー保持板を取出位置へ移動させて回動角度を調整すると、蓋部材が連動して回動し、照明位置が調整される。従って、照明部の照明位置を化粧用ミラーを使用する上で好都合の照明位置に調整することが可能になる。
請求項5に記載の発明は、前記ミラー保持板よりも車両外側の軌道を描いて車両天井部から車両前方側に移動可能なサンバイザが設けられている、ことを特徴とする。
これにより、車両天井部に出し入れ可能なスライド式のサンバイザを設けたにもかかわらず、狭い収納空間にミラー保持板とサンバイザとを収納することが可能になり、天井部を薄肉にして車内空間を拡大することが可能になる。
本発明によれば、使用していないときには化粧用ミラーが露出せず、かつ、サンバイザの使用状態にかかわらず化粧用ミラーを使用することができる化粧用ミラー装置とすることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態では、車両室内の天井部10を形成している天井基材13と車両の外面を形成しているルーフパネル12との間に収納空間14が形成されている。
本実施形態では、この車両には、収納空間14から車両前方側へ出し入れ可能なスライド式のサンバイザ15が設けられている。このサンバイザ15の出し入れは、モータ等の駆動力によって、又は、手動によって行われる。
図1〜図5に示すように、本実施形態に係る化粧用ミラー装置16は、この収納空間14から車両前方側へ出し入れ移動が可能(出没可能)なミラー保持板18と、ミラー保持板18に保持された化粧用ミラー20と、を備えている。化粧用ミラー20は、収納空間14内における格納位置18C(図1参照)、及び、収納空間14から車室RM内へ取り出された取出位置18E(図2、図3参照)ではミラー保持板18の下面側に位置するように、ミラー保持板18の凹部17内に保持されている。なお、格納位置18Cとは収納空間14内に収納されている位置であり、取出位置18Eとは、格納位置18Cから車両前方側へ移動して車室RM内に出た状態の位置である。
本実施形態では、サンバイザ15及びミラー保持板18は、車両横方向に平行で同一の仮想的な回動中心線Cの回りに、同心円状に車両前後方向に移動するように案内されている。サンバイザ15はミラー保持板18の軌道よりも車両外側の軌道を描いて収納空間14から車両前方側に出入りできるように、ミラー保持板18はサンバイザ15よりも回動中心線Cに近い側の位置(回動中心線Cの側へオフセットされた位置)に配置されている。このような構成によって、ミラー保持板18をサンバイザ15とは別体に収納空間14内へ設けるにも拘らず、収納空間14の上下高さを小さくして車室RMを広くすることができる。
図6、図7に示すように、ミラー保持板18の後部18Bには、車両幅方向両端部から後方側にそれぞれ延び出す回動用凸部19G、19Hが形成されている。
これらの回動用凸部19G、19Hは、ミラー保持板18よりも車両後方側に位置する移動部材22と対応している。この移動部材22は車両幅方向に細長い部材であって、車両前方側に2個の延出し部23G、23Hを備えている。これらの延出し部23G、23Hは、それぞれ、回動用凸部19G、19Hの車両幅方向内側に位置するように形成位置が設定されている。
これらの延出し部23G、23Hには、何れも、車両幅方向に沿った貫通孔が形成されており、この貫通孔には、それぞれ回動ピン24G、24Hが挿入されている。そして、回動用凸部19G、19Hにもそれぞれ貫通孔が形成され、これらの回動ピン24G、24Hがそれぞれ挿入されている。この構成により、ミラー保持板18が移動部材22に対して回動ピン24G、24Hの回りに回動可能となるように移動部材22を保持するヒンジ機構26が形成されている。
このヒンジ機構26は、回動ピン24G、24Hと貫通孔との間に作用する摩擦力によって、ミラー保持板18の後部18Bを回動中心とした任意の回動位置でミラー保持板18を保持する構造になっている。従って、ヒンジ機構26は、取出位置18Eからの回転角度θ(図2、図3参照)を調整可能な角度調整機構としての役割を果たしている。
また、移動部材22には、車両後方向へ突出したブラケット27を介して回動軸28が軸支され、車両幅方向にこの回動軸28の軸心が向いている。この回動軸28の両端には回動軸ギア30が固着されており、移動部材22へ取り付けられたモータ31の駆動力で回動軸28が回動される。モータ31は、乗員が図示しないスイッチを操作することにより正逆回転する。
更に、化粧用ミラー装置16は、移動部材22が収納空間14内を車両前後方向に移動可能なように移動部材22を下方側から支える支持部材32を備えている。支持部材32には、回動軸ギア30の下側に位置するラックギア34と、ラックギア34の車両幅方向両外側に立てられたブラケット部35と、を備えている。
ラックギア34のピッチ円は回動中心線Cを中心にした円弧を描いている。回動軸ギア30はこのラックギア34に噛み合っている。
ブラケット部35は、収納空間14に沿って車両前後方向に細長い形状にされている。このブラケット部35には、移動部材22の車両幅方向両端部22Sが挿入される案内孔36が形成されている。案内孔36の長手方向は、回動中心線Cを中心にした円弧を描いており、ラックギア34に沿って形成されている。
更に、図7に示すように、化粧用ミラー装置16は、支持部材32の一部を下方から支えていて天井基材13(図1参照)へ連結されている天井基材部40と、支持部材32の下方側に配置された蓋部材42と、を備えている。天井基材部40及び蓋部材42は、何れも、室内天井面の一部を形成し、収納空間14と車室RMとを区画している。
蓋部材42は、車両横方向に向けられた蓋部材回動軸44の回りに回動可能となるように天井基材部40に保持されていて、収納空間14の車両前下方側を覆う(すなわち、格納位置18Cにおけるミラー保持板18の車両前下方側を覆う)ように設けられている。そして、この蓋部材42は、収納空間14の車両前方側を閉止位置(図1参照)から開放位置(図2、図3参照)まで開閉する部材として設けられており、しかも、図8に示すように、蓋部材回動軸44に取付けられるねじりコイルバネ45の付勢力によって、閉まる方向(図2、図3のP方向)に向けて、すなわち閉止位置に向けて常時付勢されている。この蓋部材42は、ねじりコイルバネ45等の付勢手段による付勢力で回転させられる他に、その自重で閉止位置に向けて付勢回転するように重心位置を定めて付勢手段としてもよい。
この構成により、ミラー保持板18は、格納位置18Cから取出位置18Eへの移動時に収納空間14から蓋部材42を押し開くように出てくることが可能で、しかも、ミラー保持板18が収納空間14に戻ると、蓋部材42は、上記の付勢によって化粧用ミラー20の使用前と同じ閉止位置へ戻される。
また、蓋部材42は、室内照明用の照明部48を下面側に備えている。照明部48には、車室RM内を照らすランプが内蔵されている。図1に示すように、蓋部材42が閉止位置で閉じているときの照明部48の照明位置は、光軸L1に示されるようにほぼ真下に向き、乗員が地図を見る位置や読書をする位置となっている。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以下、本実施形態の作用及び効果について説明する。
乗員が化粧用ミラー20を使用するには、車室RM内の操作ボタン(図示せず)を操作することにより、車両電源がモータ31へと通電され、上記駆動部を駆動させる。この結果、モータ31が回転して回動軸28が回転し、回動軸ギア30も回転する。ラックギア34と噛み合っている回動軸ギア30の回転によって回動軸ギア30には車両前方側へ移動する力が発生するため、移動部材22が車両前方側へ移動することによってミラー保持板18が格納位置18Cから車両前方側へ移動する。そして、ミラー保持板18の先端部18Fが蓋部材42の先端部42Fに当接し、更に、ミラー保持板18によって閉止位置の蓋部材42が収納空間14の内側から押し開かれる。そして、更にミラー保持板18が車両前方側に移動することにより、蓋部材42はミラー保持板18の移動軌跡から外れる(すなわち蓋部材42はミラー保持板18の移動を妨げない位置にまで回動移動する)。そして、ミラー保持板18は、車両前方側へ更に押し出され車両前方側の取出位置18Eにまで出されると、リミットスイッチ(図示せず)に当接し、モータ31への通電が遮断されてミラー保持板18の移動が停止する(図2、図3参照)。
乗員は、取出位置18Eで角度が不適切な場合には、図2、図3に示すように、ミラー保持板18に手をかけてR方向に回転させ、化粧用ミラー20で顔が見える位置となるようにヒンジ機構26による回転角度θを手動で調整して使用位置18Uにまで移動させた後、ミラー保持板18から手を離す。この状態では、ヒンジ機構26の摩擦力によって、ミラー保持板18の回転角度θが維持される。
図2、図3に示すように、ミラー保持板18の取出位置18Eでは、ミラー保持板18の後部18Bのうち化粧用ミラー20を保持している乗員側が蓋部材42の先端部42Fに当接している。そしてミラー保持板18がR方向に回転移動することにより、蓋部材42は、ミラー保持板18の後部18Bから回転力を受けて蓋部材回動軸44の回りにQ方向に回転移動する。この結果、光軸L2に示されるように、ミラー保持板18の回転に連動して照明位置が乗員側に移動し、顔が自動的に照らされるようになる。
なお、化粧用ミラー20で顔が見えるようにミラー保持板18の回転角度θを調整する際、図2に示すように座高の高い乗員の場合では回転角度θが大きくなるので照明部48の回転角度αが大きくなり、図3に示すように座高の低い乗員では回転角度θが小さくなるので照明部48の回転角度αが小さくなる。本実施形態では、これらの何れの場合であっても、照明部48が乗員の顔を照らすように、蓋部材回動軸44の位置、及び、蓋部材42の寸法が予め設定されている。
乗員は、化粧用ミラー20を使用した後、操作ボタン(図示せず)を操作する。この結果、モータ31の逆回転によって移動部材22が車両後方側へ移動してミラー保持板18が格納位置18Cに収納され、リミットスイッチ(図示せず)がこれを検知しモータ31が停止する。その際、蓋部材42は付勢力によってQ方向とは逆のP方向に回転し、閉止位置に戻る(図1、図4参照)。本実施形態では、図2、図3の実線で示されるようにミラー保持板18が使用位置18Uに位置している状態で移動部材22が車両後方へ移動させられると、この移動力でミラー保持板18は使用位置18Uから取出位置18Eに自動的に戻されるが、乗員は手動で取出位置18Eの状態となるようにミラー保持板18を矢印R方向と逆方向に回転させた後に操作ボタンを操作して移動部材22を移動させてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、化粧用ミラー20が格納位置18Cに収納されていても、乗員は、操作ボタンを押すことにより化粧用ミラー20を取出位置18Eにまで自動的に移動させ、ミラー保持板18の回動角度θを調整して使用することができる。そして、使用後、化粧用ミラー20を取出位置18Eにまで戻し、操作ボタンを押すことにより自動的に化粧用ミラー20を格納位置18Cに収納させることができる。従って、化粧用ミラー20を使用していないときには、ミラー保持板18及び化粧用ミラー20が収納空間14内に収納されていて乗員からは見えないので車室RM内の見栄えが良く、また、ミラー保持板18と室内部品等とが当接することもない。なお、ミラー保持板18の出し入れは、モータによる駆動力を用いることなく手動で行うようにしてもよい。
また、化粧用ミラー20がサンバイザ15に取付けられていないので、サンバイザ15の使用状態にかかわらず化粧用ミラー20を使用することができ、しかも、化粧用ミラー20の寸法を大きくすることが可能である。
また、サンバイザ15が収納空間14から出し入れ可能になっていて、サンバイザ15がミラー保持板18の軌道よりも車両外側の軌道を描いて収納空間14から車両前方側に出入りできるように、ミラー保持板18はサンバイザ15よりも回動中心線Cの側の位置(回動中心線Cの側へオフセットされた位置)に配置されている。これにより、サンバイザ15を使用していないときには乗員からサンバイザ15が見えないので車室RM内の見栄えが良く、また、ミラー保持板18と室内部品等とが当接することもない。
更に、サンバイザ15とミラー保持板18とが同心的に回動するように設置されており、収納空間14内にサンバイザ15及びミラー保持板18が収納された状態では、サンバイザ15とミラー保持板18とは上下方向に重なり合う位置に配置されている。従って、収納空間14を形成する上で必要な隙間d(図1参照)を小さくすることができる。
また、ヒンジ機構26を用いて、ミラー保持板18の後部18Bを移動部材22に回動可能に保持させ、しかも、回転角度θを任意の角度に調整することができる。そして、移動部材22に回動軸28及び回動軸ギア30を設けるとともにこの回動軸ギア30が噛み合うラックギア34を支持部材32に設け、回動軸ギア30を回転させることで移動部材22及びミラー保持板18を車両前後方向に移動させている。従って、化粧用ミラー装置16の構成が簡素であっても、乗員の座高の高さや姿勢に合わせてミラー角度が調整可能である。
更に、回動軸28を回転させるモータ31を移動部材22に設けており、車室RM内の操作ボタンを操作することによってミラー保持板18を格納位置18Cから取出位置18Eにまで電動で出し入れ移動させることができる。従って、ミラー保持板18の出し入れを行う際に乗員が行う操作が著しく簡単である。
また、ミラー保持板18の出し入れに伴って蓋部材42が自動的に開閉する。従って、化粧用ミラー20の使用では蓋部材42を乗員が手動で開閉させる必要がない。
更に、ミラー保持板18が収納空間14から出された後、ミラー保持板18の回転角度θに連動して蓋部材42の回転角度αが自動的に適切な角度となり、照明部48の照明光によって乗員の顔を照らして化粧用ミラー20で見ることができるようになる。従って、夜間やトンネル内などの暗い状態であっても、ミラー保持板18を回動させることによって、化粧用ミラー20を使用する上で最適な照明位置にすることができ、書物や地図を見るための照明部と化粧用ミラー使用のための照明部との2個の照明部を設ける必要がない。
なお、化粧用ミラー20を使用するために操作ボタンを押すと、照明部48のランプが自動的に点灯するようになっていてもよい。これにより、化粧用ミラー20を使用する際、室内が暗い状態であっても照明部48のランプを点灯させる作業が不要になる。また、蓋部材42を摩擦力等で任意の回転角度αで停止できるようにして、照明位置を任意の位置に変えられるようにしてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 天井部
15 サンバイザ
16 化粧用ミラー装置
18 ミラー保持板
20 化粧用ミラー
26 ヒンジ機構(角度調整機構)
24G 回動ピン(軸支部)
24H 回動ピン(軸支部)
42 蓋部材
48 照明部
C 格納位置
E 取出位置
θ 回転角度(回動角度)
RM 車室
15 サンバイザ
16 化粧用ミラー装置
18 ミラー保持板
20 化粧用ミラー
26 ヒンジ機構(角度調整機構)
24G 回動ピン(軸支部)
24H 回動ピン(軸支部)
42 蓋部材
48 照明部
C 格納位置
E 取出位置
θ 回転角度(回動角度)
RM 車室
Claims (5)
- 車両天井部に収納される格納位置から車室内へ配置される取出位置まで出し入れ移動が可能なミラー保持板と、
前記ミラー保持板に保持された化粧用ミラーと、
前記取出位置において前記ミラー保持板の回動角度を調整可能とする角度調整機構と、
が設けられた、ことを特徴とする化粧用ミラー装置。 - 車両天井部内を移動する移動部材が設けられ、
該移動部材の車両前方部には前記角度調整機構としての軸支部を介して前記ミラー保持板が取付けられ、
前記移動部材の移動により前記ミラー保持板が前記格納位置から前記取出位置にまで移動可能とされている、ことを特徴とする請求項1に記載の化粧用ミラー装置。 - 前記格納位置におけるミラー保持板の室内側を覆い閉まる方向に常時付勢されている蓋部材が設けられ、
前記ミラー保持板が前記格納位置から前記取出位置へ向けて移動することによって、前記ミラー保持板が前記蓋部材に当接して前記蓋部材の位置が前記ミラー保持板の移動軌跡から外れる、ことを特徴とする請求項2に記載の化粧用ミラー装置。 - 前記蓋部材は、車室内を照らす照明部を備えており、
前記取出位置へ移動した前記ミラー保持板の回動に連動して前記蓋部材が回動されて照明位置が調整される、ことを特徴とする請求項3に記載の化粧用ミラー装置。 - 前記ミラー保持板よりも車両外側の軌道を描いて車両天井部から車両前方側に移動可能なサンバイザが設けられている、ことを特徴とする請求項1〜4のうち何れか1項に記載の化粧用ミラー装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2006-05-16 JP JP2006136542A patent/JP2007307938A/ja active Pending
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