JP2003159726A - バルブ温度制御装置 - Google Patents
バルブ温度制御装置Info
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Abstract
れ、溶融原料が供給されるマニホールド1にマニホール
ド温度センサ13を設ける。マニホールド1に設けられ
るバルブ2のマニホールド1側の基部2aには基部ヒー
ター17と基部温度センサ18とを設け、先端部2bに
は先端部ヒーター19と先端部温度センサ20とを設け
る。各センサの測定値に基づいて各ヒーター及びバルブ
2の動作を制御する制御装置21を設ける。制御装置2
1を、マニホールド温度センサ13の測定値が第一の基
準温度A以上になると基部ヒーター16の電源を投入
し、基部温度センサ18の測定値が第二の基準温度B以
上になると先端部ヒーター19の電源を投入し、先端部
ヒーター19の測定値が第三の基準温度C以上になると
計時装置22による計時を開始させて、基準時間Dを計
時後にバルブ2の開放操作を許容する構成とする。
Description
熱可塑性原料を溶融させて金型のキャビティ内に射出す
ることで所望の形状に成形する射出成形機において、金
型への溶融原料の射出を制御するバルブの温度制御装置
に関する。
型のキャビティ内への溶融原料の射出方式としては、プ
ランジャから金型までの間に、マニホールドヒーターに
よって加熱されるマニホールドを設けて、金型の直前ま
で常に原料を溶融させた状態としておくホットランナ方
式と呼ばれる方式がある。
が設けられており、このバルブを開閉することでキャビ
ティ内への溶融原料の射出を制御している。これらマニ
ホールド及びバルブは、内部の原料を溶融状態に維持す
るためにそれぞれマニホールドヒーター、バルブヒータ
ーによって加熱されるようになっている。そして、射出
成形機を立ち上げて初回の射出成形動作を行う前には、
マニホールド及びバルブ内の原料を溶融させるために、
マニホールドヒーター、バルブヒーターによるマニホー
ルド及びバルブの予熱が行われる。
ールドヒーター、バルブヒーターの電源を同時に投入し
た場合、マニホールドの方がバルブに比べて体積が大き
く加熱に時間がかかるため、マニホールドが十分に加熱
されるまでの間、バルブヒーターによって加熱されてい
るバルブからマニホールドに熱が奪われることになる。
バルブヒーターはバルブの加熱に要求される程度の出力
しか有していないが、このようにバルブからマニホール
ドに熱が奪われることで、間接的にマニホールドの加熱
も行うことになり、常に最大出力で駆動されることとな
ってバルブヒーターには多大な負荷が加わってしまう。
このような使用を繰り返すことで、バルブヒーターの故
障を招くこととなる。また、予熱を開始してからマニホ
ールドが十分加熱されるまでの間、バルブ内の原料はバ
ルブ内に留まった状態でバルブヒーターによって加熱さ
れ続けているので、場合によってはバルブ内で原料が焼
けてしまう恐れがある。さらに、バルブは、マニホール
ドよりも先に所望の温度に達するので、バルブが所望の
温度に達してからマニホールドが十分加熱されるまでの
間は、バルブヒーターによって電力が浪費されているこ
ととなる。
もので、予熱時におけるバルブヒーターの負荷を低減す
ることができるバルブ温度制御装置を提供することを目
的としている。
のような目的を達成するために、本発明は、以下の構成
を採用した。本発明にかかるバルブ温度制御装置は、ヒ
ーターによって加熱されてプランジャから溶融した原料
が射出されるマニホールドと金型との間に設けられて前
記マニホールドからの前記金型のキャビティ内への原料
の射出を制御するバルブの温度制御を行うバルブ温度制
御装置であって、前記マニホールドの温度を測定するマ
ニホールド温度センサと、前記バルブを加熱するバルブ
ヒーターと、前記マニホールド温度センサの測定値に基
づいて前記バルブヒーターの動作を制御する制御装置と
を有し、前記制御装置は、前記マニホールド温度センサ
の測定値が第一の基準温度A以上になったことを条件と
して前記バルブヒーターの電源を投入することを特徴と
している。
は、射出成形機を立ち上げて初回の射出成形動作を行う
前のマニホールド及びバルブの予熱作業においてバルブ
の温度制御に用いられる。前記予熱作業においては、ま
ずマニホールドヒーターの電源が投入されてマニホール
ドの加熱が行われる。このマニホールドの温度はマニホ
ールド温度センサによって測定されており、制御装置
は、マニホールド温度センサの測定値に基づいてマニホ
ールドの温度が第一の基準温度A以上に達したことを検
出すると、バルブヒーターの電源を投入する。これによ
って、マニホールドがある程度まで加熱された状態でバ
ルブの予熱作業が行われることとなる。
ルドに接しているためにマニホールドによって熱を奪わ
れることによる温度低下が先端部よりも顕著となる。ま
た、先端部は金型へ溶融原料を射出するノズルをなすも
のであって基部よりも小径とされているので、基部より
も加熱による温度上昇が生じやすい。そこで、このバル
ブ温度制御装置において、バルブヒーターとして、バル
ブにおいてマニホールド側に位置する基部を加熱する基
部ヒーターと、バルブにおいて金型側に位置する先端部
を加熱する先端部ヒーターとを有し、バルブの基部の温
度を測定する基部温度センサと、バルブの先端部の温度
を測定する先端部温度センサとを有し、制御装置は、マ
ニホールド温度センサの測定値が第一の基準温度A以上
になったことを条件として基部ヒーターの電源を投入
し、基部温度センサの測定値が第二の基準温度B以上に
なったことを条件として先端部ヒーターの電源を投入す
る構成としてもよい。
ールド及びバルブの予熱作業において、制御装置は、マ
ニホールドの温度が第一の基準温度A以上に達したこと
を検出すると、基部ヒーターの電源を投入するので、バ
ルブの基部の加熱が行われる。そして、基部の温度は基
部温度センサによって測定されており、制御装置は、基
部温度センサの測定値に基づいて基部の温度が第二の基
準温度B以上になったことを検出すると、先端部ヒータ
ーの電源を投入するので、先端部の加熱が開始される。
これによって、マニホールドがある程度まで加熱された
状態でバルブの基部の予熱が行われ、バルブの基部があ
る程度まで加熱された状態でバルブの先端部の予熱が行
われることとなる。
ブが所望の温度まで達した直後は、まだこれらの内部に
ある溶融原料全体が均一な温度に加熱されていない場合
がある。このように溶融原料の温度にむらがある状態
で、または溶融原料の一部が所望の温度まで達していな
い状態でキャビティ内への溶融原料の射出を行うと、製
品に不良が生じてしまう。そこで、このバルブ温度制御
装置において、制御装置によって動作を制御されて基準
時間Dを計時する計時装置を設けて、制御装置が、全て
のヒーターの電源が投入されて全ての温度センサの測定
値が各基準温度以上になってから計時装置による計時を
開始させて、基準時間Dが経過したことを信号として受
けるまではバルブの開放動作を規制する構成としてもよ
い。この場合には、マニホールド及びバルブが所望の温
度に加熱されてから、マニホールド及びバルブ内の溶融
原料全体が所望の温度になるのに要する基準時間Dが経
過するまではバルブを開くことができないので、溶融原
料全体が所望の温度になっていない状態で誤操作等によ
ってキャビティ内へ溶融原料の射出が行われてしまうこ
とがない。
調整装置の一実施形態について、図1及び図2を用いて
説明する。図1は、本実施形態にかかるバルブ温度調整
装置の構成を示す縦断面図、図2は本実施形態にかかる
バルブ温度調整装置の動作を示すフローチャートであ
る。まず、本実施の形態によるバルブ温度調整装置が設
けられる射出成形機の構成について説明する。ここで、
この射出成形機は、原料として熱可塑性樹脂を用いるも
のに限らず、低融点金属等の他の熱可塑性材料を射出成
形するものであってもよい。この射出成形機は、図示せ
ぬプランジャによって溶融した原料が供給されるマニホ
ールド1と、マニホールド1を介して溶融原料をキャビ
ティ内に射出される金型(図示せず)とを有しており、
マニホールド1と金型との間には、マニホールド1から
の金型のキャビティ内への原料の射出を制御するバルブ
2が設けられている。
の内部には、プランジャが接続されるスプルーブッシュ
から延びるスプルーから分岐するランナー6が形成され
ている。そして、ランナー6の最終分岐路は、マニホー
ルド1の下端に開口しており、この開口端にバルブ2が
設けられている。
ナー6に沿うように溝7、8がそれぞれ形成されてお
り、各溝7、8の底部には、シースヒーター9、10
(マニホールドヒーター)がそれぞれ収容され、さらに
各溝7、8には断熱材としてのサーモセメント11、1
2がそれぞれ充填されている。また、マニホールド1に
は、その温度を測定するためのマニホールド温度センサ
13が設けられている。本実施の形態では、シースヒー
ター9、10の出力を800Wとしている。
結合される比較的大径の円筒状の基部2aと、基部2a
の金型側に基部2aと同軸にして設けられる比較的小径
の円筒状の先端部2bとを有しており、これら基部2a
及び先端部2b内には、先端部2bの先端側の開口を閉
塞するバルブピン16が、バルブ2の軸線方向に沿って
移動可能にして挿通されている。バルブ2は、図示せぬ
駆動装置によってバルブピン16をバルブ2の軸線方向
に移動させることで、バルブピン16の先端16aによ
る先端部2bの開口の閉塞、開放が制御されるものであ
る。
なる基部ヒーター17と、基部温度センサ18とが設け
られている。また、先端部2bの外周には、先端部ヒー
ター19及び先端部温度センサ20が埋め込まれてい
る。本実施の形態では、基部ヒーター17の出力を35
0W、先端部ヒーター19の出力を300Wとしてい
る。ここで、本実施の形態では、前記マニホールド温度
センサ13、基部温度センサ18、先端部温度センサ2
0を、熱電対によって構成しているが、これに限らず他
の任意の構成としてもよい。
7、先端部ヒーター19、並びにマニホールド温度セン
サ13、基部温度センサ18、先端部温度センサ20
は、制御装置21に接続されており、シースヒーター
9、10、基部ヒーター17、及び先端部ヒーター19
は、制御装置21によってその動作を制御されるように
なっている。
0、基部ヒーター17、先端部ヒーター19、及びバル
ブピン16を駆動する駆動装置の動作を制御するもので
ある。また、制御装置21は、基準時間Dを計時するタ
イマー等の計時装置22と接続されている。本実施形態
にかかるバルブ温度制御装置23は、前記のマニホール
ド温度センサ13、基部ヒーター17、基部温度センサ
18、先端部ヒーター19、先端部温度センサ20、制
御装置21及び計時装置22とによって構成されてい
る。
23を用いた射出成形機の予熱作業について、図2のフ
ローチャートを用いて説明する。ここで、初期状態で
は、シースヒーター9、10、基部ヒーター17、先端
部ヒーター19の電源はOFFとされており、バルブ2
のバルブピン16は、先端部2bの開口を閉塞する位置
にあってバルブ2が閉じられている。本実施の形態で
は、射出成形に用いる熱可塑性原料として、熱可塑性樹
脂(融点160°C〜340°C)を用いている。バル
ブ温度制御装置23を作動させると、まず、制御装置2
1によってシースヒーター9、10の電源が投入される
(ステップS1)。
9、10によってマニホールド1が加熱されて、マニホ
ールド温度センサ13の測定値が第一の基準温度A以上
になったことを検出すると(ステップS2)、これに基
づいて基部ヒーター17の電源を投入する(ステップS
3)。本実施の形態では、第一の基準温度Aは、200
°Cから400°Cの範囲内とされている。これによ
り、基部ヒーター17は、マニホールド1がある程度予
熱された状態でバルブ2の基部2aの加熱を開始するこ
とになり、基部ヒーター17の熱がマニホールド1に逃
げにくくなる。
7によってバルブ2の基部2aが加熱されて、基部温度
センサ18の測定値が第二の基準温度B以上になったこ
とを検出すると(ステップS4)、これに基づいて先端
部ヒーター19の電源を投入する(ステップS5)。本
実施の形態では、第二の基準温度Bは、200°Cから
400°Cの範囲内とされている。これにより、先端部
ヒーター19は、バルブ2の基部2aがある程度予熱さ
れた状態で先端部2bの加熱を行うことになり、バルブ
2において基部2a内の原料が加熱される時間よりも先
端部2b内の原料が加熱される時間が短くなる。
19の測定値が第三の基準温度C以上になったことを検
出すると(ステップS6)、これに基づいて計時装置2
2による計時を開始させる(ステップS7)。本実施の
形態では、第三の基準温度Cは、200°Cから400
°Cの範囲内とされている。これにより、マニホールド
1及びバルブ2内の溶融原料がさらに加熱されて、全体
が射出成形に適した温度以上の均一の温度に加熱され
る。ここで、本実施の形態では、基準時間Dを5分に設
定している。そして、制御装置21は、計時装置22が
基準時間Dを計時したことを検出すると(ステップS
8)、バルブピン16を駆動する駆動装置の動作を許容
し、これによって以降はバルブ2の開放操作が許容され
る(ステップS9)。このようにしてマニホールド1、
バルブ2、及びこれらの内部にある溶融原料が所望の温
度に予熱されたのちに、射出成形動作が可能となる。
バルブ温度制御装置23によれば、射出成形機を立ち上
げて初回の射出成形動作を行う前のマニホールド1及び
バルブ2の予熱作業において、まずシースヒーター9、
10によってマニホールド1が加熱されてその温度が第
一の基準温度A以上に達したのちにバルブ2の予熱作業
が行われることとなるので、バルブ2の熱がマニホール
ド1に奪われずに済み、バルブヒーターである基部ヒー
ター17、先端部ヒーター19の負荷を低減することが
できる。そして、予熱作業の際に、バルブ2が加熱され
る時間を最小限にすることができるので、バルブ2内の
溶融原料の焼けを防止することができ、また基部ヒータ
ー17、先端部ヒーター19による電力の消費量を低減
することができる。
ホールド1に熱を奪われやすい基部2aの予熱を、基部
2aよりも加熱による温度上昇が生じやすい先端部2b
の予熱よりも先に行って、基部2aの温度が第二の基準
温度B以上になったことをもって先端部2bの加熱が行
われるので、先端部2bが加熱される時間を最小限にし
て、先端部2b内の溶融原料の焼けを防止することがで
きる。
全てのヒーターの電源が投入されて全ての温度センサの
測定値が各基準温度以上になってから、計時装置22よ
り基準時間Dが経過したことを信号として受けるまでは
バルブの開放動作を規制する構成としており、マニホー
ルド1及びバルブ2が所望の温度に加熱されてからこれ
らの内部の溶融原料全体が所望の温度になるのに要する
基準時間Dが経過するまではバルブ2を開くことができ
ないので、溶融原料全体が所望の温度になっていない状
態で誤操作等によってキャビティ内への溶融原料の射出
が行われることが防止されて、誤操作等によって不良品
が製造されてしまうことがなくなる。
1には計時装置22を接続した例を示したが、全ての温
度センサの測定値が各基準温度以上となった直後でもマ
ニホールド1及びバルブ2内の溶融原料の温度むら等が
許容範囲内にある場合には、必ずしも計時装置22を設
けなくてもよい。また、上記実施の形態では、バルブ2
の基部2aには基部ヒーター17及び基部温度センサ1
8を、また先端部2bには先端部ヒーター19及び先端
部温度センサ20を設けた例を示したが、これに限られ
ることなく、基部ヒーター17及び基部温度センサ18
のみを設けた構成としてもよく、さらに計時装置22を
設けない場合には、基部ヒーター17のみを設けた構成
としてもよい。
ルブ温度制御装置によれば、射出成形機を立ち上げて初
回の射出成形動作を行う前のマニホールド及びバルブの
予熱作業において、まずマニホールドヒーターによる加
熱によってマニホールドの温度が第一の基準温度A以上
に達したのちにバルブの予熱作業が行われることとな
る。このようにマニホールドが十分に加熱された状態で
バルブの加熱が行われることで、バルブの熱がマニホー
ルドに奪われずに済むので、バルブヒーターの負荷を低
減することができる。そして、予熱作業の際に、バルブ
が加熱される時間を最小限にすることができるので、バ
ルブ内の溶融原料の焼けを防止することができ、またバ
ルブヒーターによる電力の消費量を低減することができ
る。
ールドに熱を奪われやすい基部の予熱を、基部よりも加
熱による温度上昇が生じやすい先端部の予熱よりも先に
行って、基部の温度が第二の基準温度B以上になったこ
とをもって先端部の加熱が行われる構成とすることで、
先端部が加熱される時間を最小限にして、先端部内の溶
融原料の焼けを防止することができる。
のヒーターの電源が投入されて全ての温度センサの測定
値が各基準温度以上になってから計時装置による計時を
開始させて、基準時間Dが経過したことを信号として受
けるまではバルブの開放動作を規制する構成とすること
で、マニホールド及びバルブが所望の温度に加熱されて
からマニホールド及びバルブ内の溶融原料全体が所望の
温度になるのに要する基準時間Dが経過するまではバル
ブを開くことができない。これにより、溶融原料全体が
所望の温度になっていない状態で誤操作等によってキャ
ビティ内への溶融原料の射出が行われることが防止され
て、誤操作等によって不良品が製造されてしまうことが
なくなる。
装置の構成を示す縦断面図である。
作を示すフローチャートである。
部 9、10 シースヒーター 13 マニ
ホールド温度センサ 17 基部ヒーター(バルブヒーター) 18 基部
温度センサ 19 先端部ヒーター(バルブヒーター) 20 先端
部温度センサ 21 制御装置 22 計時
装置 23 バルブ温度制御装置
Claims (3)
- 【請求項1】 ヒーターによって加熱されてプランジャ
から溶融した原料が供給されるマニホールドと金型との
間に設けられて前記マニホールドからの前記金型のキャ
ビティ内への原料の射出を制御するバルブの温度制御を
行うバルブ温度制御装置であって、 前記マニホールドの温度を測定するマニホールド温度セ
ンサと、 前記バルブを加熱するバルブヒーターと、 前記マニホールド温度センサの測定値に基づいて前記バ
ルブヒーターの動作を制御する制御装置とを有し、 前記制御装置は、前記マニホールド温度センサの測定値
が第一の基準温度A以上になったことを条件として前記
バルブヒーターの電源を投入することを特徴とするバル
ブ温度制御装置。 - 【請求項2】 前記バルブヒーターとして、前記バルブ
においてマニホールド側に位置する基部を加熱する基部
ヒーターと、前記バルブにおいて前記金型側に位置する
先端部を加熱する先端部ヒーターとを有し、 前記バルブの基部の温度を測定する基部温度センサと、 前記バルブの先端部の温度を測定する先端部温度センサ
とを有し、 前記制御装置は、前記マニホールド温度センサの測定値
が第一の基準温度A以上になったことを条件として前記
基部ヒーターの電源を投入し、 前記基部温度センサの測定値が第二の基準温度B以上に
なったことを条件として前記先端部ヒーターの電源を投
入することを特徴とする請求項1記載のバルブ温度制御
装置。 - 【請求項3】 前記制御装置によって動作を制御されて
基準時間Dを計時する計時装置を有し、 前記制御装置は、前記全てのヒーターの電源が投入され
て前記全ての温度センサの測定値がそれぞれ予め設定さ
れた基準温度以上になってから前記計時装置による計時
を開始させて、前記基準時間Dが経過したことを信号と
して受けるまでは前記バルブの開放動作を規制すること
を特徴とする請求項1または2に記載のバルブ温度制御
装置。
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