JPH05336Y2 - - Google Patents

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JPH05336Y2
JPH05336Y2 JP1988033240U JP3324088U JPH05336Y2 JP H05336 Y2 JPH05336 Y2 JP H05336Y2 JP 1988033240 U JP1988033240 U JP 1988033240U JP 3324088 U JP3324088 U JP 3324088U JP H05336 Y2 JPH05336 Y2 JP H05336Y2
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heating cylinder
screw
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temperature
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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、射出成形機、押出成形機等のプラス
チツク成形機の可塑化装置に係り、更に詳しく
は、加熱シリンダ内に可塑化スクリユーを備えた
プラスチツク原料の可塑化装置に関する。
〔従来の技術〕
スクリユー形式の原料可塑化装置は、プランジ
ヤ形式のそれに比して、スクリユーの混練作用に
よつて加熱シリンダからの熱が有効に伝達される
と共に、混練される際のせん断作用によつて原料
が内部発熱し、速やかに且つ均一に可塑化される
等の長所をもつている。
第3図は斯る従来の射出成形機におけるスクリ
ユー方式の可塑化装置の要部断面図である。
同図において、1は加熱シリンダで、図面では
その後部ゾーン(ホツパー近傍部)が示されてい
る。2はスクリユーで、上記加熱シリンダ1内に
回転自在に収納されており、駆動軸3によつて回
転駆動される。4はヘツドストツクで、前記加熱
シリンダ1の後部外周を保持するようになつてお
り、加熱シリンダ1の鍔部1bに当接するように
取付けナツト5で加熱シリンダ1と一体化され
る。4aは、上記ヘツドストツク4に穿設された
供給口で、ホツパー6から原料7が投入・供給さ
れる。1aは、上記供給口4aと連通する前記加
熱シリンダ1の開口で、該開口1aから原料7が
前記スクリユー2に供給される。8は、前記加熱
シリンダ1の外周に巻回されたバンドヒータで、
加熱シリンダ1の前記後部ゾーンにおいては、こ
の部位を約200℃に加熱するようになつている。
9は、この加熱シリンダ1の後部ゾーンの温度を
モニタするための温度センサ(例えば熱電対)で
ある。10は、前記ヘツドストツク4に内蔵され
た冷却管で、原料7の投入部近傍の温度を水冷に
よつて減温し、供給口4a内やスクリユー2の後
部ゾーンで原料7が溶けることを防止するために
設けられていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構成において、前記加熱シリンダ1へ
の原料投入部近傍を上述したように冷却する所以
は、前記供給口4a内やスクリユー2の後部ゾー
ンの原料7までが溶け始め、前記スクリユー2へ
の原料7の食込みが悪くなることを防止するため
である。
しかしながら、斯様な従来構成にあつては、前
記加熱シリンダ1の後部ゾーンの温度調節器の設
定温度を約200℃に設定しても、水冷されている
部位に近い部分、換言するならヘツドストツク4
に密着している加熱シリンダ1の部位(C部)の
温度が40〜50℃であるので、この影響で前記温度
センサ9による測温部位(B部)の測定温度は
200℃を下回つてしまう。しかし温度調節器は、
B部の温度が200℃となるまで前記バンドヒータ
8をして加熱を続けることになるので、前記加熱
シリンダ1内部の後部ゾーンの図示A部の温度
が、200℃を大きく超えて、温度勾配曲線は第4
図点線図示の如きものとなり、肝心のA部がオー
バヒートして樹脂(原料7)焼け等の不良が生じ
易いという問題があつた。更に、一部を冷却水で
冷しながら加熱するので、電気エネルギーに無駄
を生じることになる上、そもそも水冷装置を必要
とするという問題もあつた。
従つて、本考案の解決すべき技術的課題は上記
従来技術のもつ問題点を解消するにあり、その目
的とするところは、原料投入部近傍の冷却装置を
排することができ、温度センサによる測温部位と
加熱シリンダ内部との温度勾配を可及的に小さく
できる、プラスチツク成形機の可塑化装置を提供
するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、原料を加熱
するための加熱シリンダと、原料を混練・可塑化
するための前記加熱シリンダ内のスクリユーと、
前記加熱シリンダの後端側を支持すると共に原料
を前記スクリユーの後部ゾーンへ供給するための
供給口を穿設されたヘツドストツクとを備えた構
成において、前記加熱シリンダの後端側の長さを
前記供給口に達しない長さに設定すると共に、前
記加熱シリンダの後端面全体と前記ヘツドストツ
クとの間に断熱材を介在させ、この断熱材によつ
て前記加熱シリンダと前記スクリユー後部への原
料供給部近傍との間を熱的に分離するように、構
成される。
〔作用〕
上記の如く、加熱シリンダの後端側の長さを供
給口に達しない長さに設定すると共に、加熱シリ
ンダの後端面全体と前記ヘツドストツクとの間に
断熱材を介在させ、この断熱材によつて加熱シリ
ンダとスクリユー後部への原料供給部近傍との間
を熱的に分離するようにしているので、高温の加
熱シリンダと低温が要求されるスクリユー後部へ
の原料供給部近傍との間の熱伝導は可及的に抑止
される。従つて、加熱シリンダの熱によつてヘツ
ドストツクの供給口内及びスクリユー後部ゾーン
の原料が溶ける虞はなく、また、低温側のヘツド
ストツクによつて加熱シリンダが不要に減温され
ることもない。このため、ヘツドストツク部の水
冷装置が不要となる上、加熱シリンダ外周の測温
部位と加熱シリンダ内部との温度勾配もごく小さ
なものとなる。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図に示した1実施例によつ
て説明する。なお、第1図において前記第2図の
従来構成と均等の部材、部位には同一符号を付
し、その説明は重複を避けるため省略する。
図において、11は、前記加熱シリンダ1の後
部と前記ヘツドストツク4との間に介在した断熱
材で、前記スクリユー2の後部ゾーンを内包する
と共に前記ヘツドストツク4の内周に密着した円
筒部11aと、前記加熱シリンダ1の後部のフラ
ンジ部1cとヘツドストツク4の端面との間に密
着・挟持されたフランジ部11bとを備えてお
り、この断熱材11は、該実施例においてはガラ
ス繊維を含有したフエノール系樹脂よりなつてい
るが、適宜樹脂材料、セラミツク等を用いること
が出来る。上記断熱材11の円筒部11aには、
前記ヘツドストツク4の供給口4aと連通する開
口11cが穿設されていて、前記ホツパー6から
前記原料7が、供給口4a、開口11cを介し
て、スクリユー2の後部ゾーンに供給される。ま
た、前記断熱材11のフランジ部11bには、凹
部11dが設けられ、該凹部11dには加熱シリ
ンダ1のフランジ部1cの突部1dが嵌つてい
る。なお、同図において、12は、加熱シリンダ
1、断熱材11、ヘツドストツク4を一体に固着
するための取付けネジである。
該実施例は上記の如くなつているので、高温の
加熱シリンダ1と低温のヘツドストツク4とは前
記断熱材11によつて熱的に分離され、ヘツドス
トツク4を水冷しなくても加熱シリンダ1側から
ヘツドストツク4へ熱が伝わることはなく、従つ
てヘツドストツク4の前記供給口4a内及びスク
リユー2の後部ゾーンの前記原料7が溶ける虞は
全くない。また、低温側のヘツドストツク4の影
響で、前記した温度センサ9による加熱シリンダ
1外周の測温部位たる前記B部の温度が低下する
こともなく、温度調節器がB部の温度を200℃に
コントロールした場合、前記したA,B部の温度
勾配曲線は第4図実線図示のように極めてなだら
かなものになることが確認された。即ち、加熱シ
リンダ1の外周のB部(測温部位)と加熱シリン
ダ1内のA部の温度勾配は水平に近いごく小さな
ものとなつて、A部が不要にオーバーヒートする
ことなく所期の温度に保たれることが確認でき
た。また、従前のように水冷しながら加熱してい
ないので、電気エネルギーを節減することもでき
た。
よつて、該実施例構成においては、前記原料7
は前記スクリユー2の後部ゾーンへ円滑に供給さ
れ、スクリユー2は、投入された原料7を前方へ
移動させながら予熱し、次にせん断作用と外部加
熱によつて樹脂を溶触させ、更に溶融樹脂を完全
に混練して均一化して成形金型へ確実に供給する
ことができる。
なお、前記断熱材11の形状、取付け手段等は
本考案の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が考
えられることは勿論で、例えば第2図示のよう
に、断熱材11′を板状のものとし、加熱シリン
ダ1の後端面とヘツドストツク4の端面との間に
密着・挟持するようにしても良い。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、原料投入部近傍
の冷却装置を排することが出来て、加熱エネルギ
ーの省エネルギー化と装置の簡略化が計れ、且
つ、温度センサにより測温部位と加熱シリンダ内
部との温度勾配を可及的に小さく出来、加熱シリ
ンダ内部を所期の温度に正しく保持できるプラス
チツク成形機の可塑化装置を提供でき、この種成
形機にあつてその実用的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例に係るプラスチツク
成形機の可塑化装置を示す要部断面図、第2図は
本考案の他の実施例に係る可塑化装置の要部断面
図、第3図は従来例の構成を示す要部断面図、第
4図は本考案の1実施例と従来例の温度勾配曲線
を示すグラフ図である。 1……加熱シリンダ、2……スクリユー、3…
…駆動軸、4……ヘツドストツク、4a……供給
口、5……取付けナツト、6……ホツパー、7…
…原料、8……バンドヒータ、9……温度セン
サ、10……冷却管、11,11′……断熱材、
12……取付けネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原料を加熱するための加熱シリンダと、原料を
    混練・可塑化するための前記加熱シリンダ内のス
    クリユーと、前記加熱シリンダの後端側を支持す
    ると共に原料を前記スクリユーの後部ゾーンへ供
    給するための供給口を穿設されたヘツドストツク
    とを備えた構成において、前記加熱シリンダの後
    端側の長さを前記供給口に達しない長さに設定す
    ると共に、前記加熱シリンダの後端面全体と前記
    ヘツドストツクとの間に断熱材を介在させ、この
    断熱材によつて前記加熱シリンダと前記スクリユ
    ー後部への原料供給部近傍との間を熱的に分離す
    るようにしたことを特徴とするプラスチツク成形
    機の可塑化装置。
JP1988033240U 1988-03-15 1988-03-15 Expired - Lifetime JPH05336Y2 (ja)

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JP1988033240U JPH05336Y2 (ja) 1988-03-15 1988-03-15

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JPH01141020U JPH01141020U (ja) 1989-09-27
JPH05336Y2 true JPH05336Y2 (ja) 1993-01-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5859345B2 (ja) * 2012-03-08 2016-02-10 住友重機械工業株式会社 射出成形機
JP6352036B2 (ja) * 2014-04-24 2018-07-04 キヤノン電子株式会社 材料供給装置、及び射出成形機

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