JPH0234017Y2 - - Google Patents

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JPH0234017Y2
JPH0234017Y2 JP1985074260U JP7426085U JPH0234017Y2 JP H0234017 Y2 JPH0234017 Y2 JP H0234017Y2 JP 1985074260 U JP1985074260 U JP 1985074260U JP 7426085 U JP7426085 U JP 7426085U JP H0234017 Y2 JPH0234017 Y2 JP H0234017Y2
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waveguide
cylinder
microwave
inner waveguide
microwave oscillation
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、温油、温水にて加熱されているシリ
ンダーの先端すなわちノズルの周囲にマイクロウ
エーブ誘電加熱部を取付け、該誘電加熱部にマイ
クロウエーブ発振部材から発生したマイクロウエ
ーブを導波管を介して加えることにより該ノズル
内を通過する被加熱物を瞬間的に加熱せしむる射
出成形機に関する。
「従来の技術」 従来の射出成形機特にゴム材料を原料とするも
のは、硫黄あるいは過酸化物や金属酸化物を適宜
配合したゴムをスクリユーにより練り合わせると
共にスクリユーを後退せしめつゝ蓄積計量し、所
定計量値に達すると前進し、金型に射出せしめて
加硫成形している。
通常の温度でもつて加熱成形するため、長時間
要すると同時に温度調整が困難である。
また、加硫時間を短くするために加硫温度を高
くすると、加硫もどりの如き好ましくない現象が
生じ易い。
また、射出成形機のシリンダの先端と金型との
間に管状ヒータを配設することによつて、該管状
ヒータ内を通過する可塑材料を加熱せしむる加熱
手段が知られている(特公昭58−45944号公報参
照)。
ところが、この加熱手段では可塑材料を瞬間的
に加熱することはきわめて難しいものとされてい
る。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案はこれらの問題点に鑑みてなされたもの
で、ノズルの中間にセツトすることによつて被加
熱物例えばゴム材料を均一にしてかつ急速加熱
し、加硫成形時間を短縮することができ、これに
より高品質の製品を得ると同時に導波管を可動側
と固定側に分割し、該可動側に内方導波管を配
し、固定側には外方導波管を配することによつ
て、射出装置の移動すなわち、加熱シリンダの上
昇・下降に対し、マイクロウエーブ発振部材に振
動が伝わるのを未然に防止することが本考案の技
術的課題とするものである。
「問題点を解決するための手段」 温油または温水にて加熱され、かつ移動可能な
加熱シリンダーの先端中空部の外周にマイクロウ
エーブ誘電加熱部を取付け、該誘電加熱部にマイ
クロウエーブを伝送する内方導波管が一体的に設
けられ、そして該内方導波管の両端が開放され、
該内方導波管の両端に連結する外方導波管が固定
側ダイプレートに固定され、前記シリンダーの後
退時にはマイクロウエーブの発振が停止されると
共に外方導波管より内方導波管が分離され、また
該シリンダーの前進後には該内方導波管の両端が
外方導波管に連結され、マイクロウエーブの発振
が開始されることを特徴とする瞬間加熱装置を備
えた射出成形機を提供することにある。
「作用」 ノズルを通過するゴム材料は誘電加熱部を通過
するマイクロウエーブによりゴム材料の中に浸透
し、熱エネルギーに交換するため、熱伝導に要す
る時間は不要となり、数秒位にてゴム材料は加硫
温度にまで昇温し、ついで金型内に射出されるの
で、ゴム材料の加硫が促進され、均一な製品を得
ると同時に導波管を可動側と固定側に分割し、該
可動側に内方導波管を配し、固定側に外方導波管
を配することによつて、射出装置の移動すなわ
ち、加熱シリンダーの上昇・下降に対し、マイク
ロウエーブ発振部材に振動が伝わるのを未然に防
止することができる。
「実施例」 以下図に基いて本考案の好適例を説明する。
第1図および第2図は竪型スクリユー式射出成
形機を示す。
10は内部にスクリユー11を収納し、高圧が
十分に耐えられる加熱シリンダーで、該加熱シリ
ンダー10の外周には温油または温水の通すダク
ト12が取付られ、これにより内部のゴム材料が
未加硫の状態に保持される。
該加熱シリンダー10はスクリユー11の先端
111付近とノズル13間を上下2分割し、上部
シリンダー101と下部シリンダー102を形成
するとともに前記ノズル13と上部シリンダー1
01間に中空部14が形成され、該上下部シリン
ダー101,102はボルト・ナツトの如き締結
部材15を介して固定されると共に上記中空部1
4の外周にはマイクロウエーブ発振部材21のマ
グネトロンにて発生したマイクロウエーブを伝送
するマイクロウエーブ用内方導波管16と、該内
方導波管16と一体のマイクロウエーブ誘電加熱
部17が設けられている。
該マイクロウエーブ用内方導波管16,16は
開放タイプにして両端が開口されており、該開口
端にそれぞれ連結し、あるいは分離可能な外方導
波管18,18を固定側ダイプレート19に固定
し、該外方導波管18の一方には短絡板20を設
け、他方の外方導波管18とマイクロウエーブ発
振部材21間には反射電力を減衰させてマグネト
ロンを保護するアイソレータ(図示せず)、マイ
クロウエーブ誘電加熱部17への入射電力を表示
するパワーモニタ22を有する。
23は前記固定側ダイプレート19の開口部2
3に固定した固定側金型で、該固定側金型23の
中央にはスプールブツシユ24が形成されてい
る。
図面中符号25は可動側金型、26は金型間に
形成されるキヤビテイ、27,28は内外導波管
16,18の開口端に形成されたフランジ、29
はタイバーである。
「考案の効果」 まず、金型23,25よりノズル13が後退す
る前にマイクロウエーブ発振部材21の作動を止
め、これによりマイクロウエーブ電力の発振が停
止され、この状態でゴム材料を練り合わせると同
時にスクリユー11が後退し、ゴム材料の計量が
開始される。
所定量に達すると、第2図に示す如くシリンダ
ー10は降下し、ノズル13の先端が金型23の
スプールブツシユ24に当接され、次いで小型シ
リンダ(図示せず)を使用して外方導波管18を
前進せしめ、内外方導波管16,18のフランジ
27,28が接続される。
該接続後マイクロウエーブ発振部材21の作動
によりマイクロウエーブ電力はアイソレータ、パ
ワーモニタ22をへて誘電加熱部17すなわち加
熱部に伝送される。
該誘電加熱部17にて包囲されているノズルの
中空部14内を流動するゴム材料は照射されるマ
イクロウエーブによつて、ゴム材料自体の発熱に
より表面と内部が均一にしてしかも瞬間的に加硫
温度まで上昇される。
最適の加硫温度までに昇温されたゴム材料は金
型のキヤビテイ内へ射出される。
要するに、瞬間的に加硫温度を高めることがで
きるので、ゴム材料の加硫時間を短くすることが
でき、かつ、加硫もどり現象を防ぐことができま
す。
また、ゴム材料の各部が同時発熱するので、内
外面温度差を少なく加熱することができ、均一加
熱が可能なため、良い製品が得られる。
また、導波管を可動側と固定側に分割し、該可
動側に内方導波管を配し、固定側には外方導波管
を配することによつて、射出装置の移動(ノズル
の前進・後退)に対し、マイクロウエーブ発振部
材に振動が伝わるのを未然に防止することができ
るなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はノズル後退とマイクロウエーブ発振の
停止状態を示す本考案射出成形機の断面図、第2
図はノズル前進、マイクロウエーブ発振し射出開
始状態を示す本考案射出成形機の断面図である。 符号の説明、10:加熱シリンダー、17:マ
イクロウエーブ誘電加熱部、21:マイクロウエ
ーブ発振部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温油または温水にて加熱され、かつ移動可能な
    加熱シリンダー10の先端中空部14の外周にマ
    イクロウエーブ誘電加熱部17を取付け、該誘電
    加熱部17にマイクロウエーブを伝送する内方導
    波管16が一体的に設けられ、そして該内方導波
    管16の両端が開放され、該内方導波管16の両
    端に連結する外方導波管18,18が固定側ダイ
    プレート19に固定されると共に該外方導波管1
    8に一端にマイクロウエーブ発振部材21が設け
    られ、前記シリンダー10の後退時にはマイクロ
    ウエーブの発振が停止されると共に外方導波管1
    8,18より内方導波管16が分離され、また該
    シリンダーの前進後には該内方導波管16の両端
    が外方導波管18に連結され、マイクロウエーブ
    の発振が開始されることを特徴とする瞬間加熱装
    置を備えた射出成形機。
JP1985074260U 1985-05-21 1985-05-21 Expired JPH0234017Y2 (ja)

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JPS61191207U JPS61191207U (ja) 1986-11-28
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JPS63281823A (ja) * 1987-05-15 1988-11-18 Micro Denshi Kk 加熱制御装置
JP5037299B2 (ja) * 2007-10-23 2012-09-26 山本ビニター株式会社 樹脂成形機および押出成形方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845944A (ja) * 1981-09-02 1983-03-17 ダブリユ−・ア−ル・グレイス・アンド・カンパニ− シ−ト状防水材料

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