JPH0347855Y2 - - Google Patents

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JPH0347855Y2
JPH0347855Y2 JP2496590U JP2496590U JPH0347855Y2 JP H0347855 Y2 JPH0347855 Y2 JP H0347855Y2 JP 2496590 U JP2496590 U JP 2496590U JP 2496590 U JP2496590 U JP 2496590U JP H0347855 Y2 JPH0347855 Y2 JP H0347855Y2
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heater
hot runner
stepped
conical
tip
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、合成樹脂成形用ホツトランナーの
チツプ加熱装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の合成樹脂成形用ホツトランナー
のチツプ加熱装置は、第6図に示す構成を備え
る。図面について説明すれば、1は円錐状部2と
筒状胴部3とを備えかつ内部にボデイヒータ4を
内蔵した略々砲弾型を有するホツトランナー本
体、5は前記円錐状部2の尖鋭端に突出して形成
されるチツプヒータを示す。そして、このチツプ
ヒータ5は、略々半円形のヒータ線を180度折返
して絶縁処理6を施した特殊な構造を備えてお
り、図示しないコントローラの働きによつて熱可
塑性合成樹脂射出成形操作の都度、このチツプヒ
ータ5を発熱させて金型のキヤビテイに通ずるゲ
ート部の合成樹脂を溶融させてゲートを開いて射
出成形操作を可能とし、ついで射出成形操作終了
の際チツプヒータ5の発熱を停止または温度を降
下させてゲート部の合成樹脂を冷却固化させてゲ
ートを閉じるように働かせている。
したがつて、ランナー部内を流通する溶融樹脂
は、ボデイヒータ4によつて筒状胴部3の外周方
向において絶えず加熱されて冷却固化する虞れが
なく、チツプヒータ5の前述した働きにより所謂
スピアシステム成形方法と呼ばれるランナーレス
射出成形方法を有効に実施できる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のこのホツトランナーは、
チツプヒータ5が円錐状部2の先端において外部
に向つて突出して設けてあるので、溶融樹脂の射
出流通の際、樹脂の連続した摺擦作用を受け、比
較的強度の低いチツプヒータ5を用いる時は往々
にして磨滅磨損し長期の使用に堪えられなくなる
という問題点があつた。
この考案は叙上の点に着目して成されたもの
で、チツプヒータを外部に露出させることなく流
通する溶融樹脂の摺擦作用を防ぎヒータ機能の寿
命の延長を期待すると共にことにフイラーとかガ
ラス繊維などを配合した特殊な熱可塑性樹脂の射
出成形操作用として好適な合成樹脂成形用ホツト
ランナーのチツプ加熱装置を提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
このため、この考案に係る合成樹脂成形用ホツ
トランナーのチツプ加熱装置は、円錐状部に続い
た円筒胴部を備え、内部にヒータを内蔵した略々
砲弾型を有するホツトランナー本体の前記円錐状
部内側に、段階的に径を細かくした互いに左右対
称の多段階の断面半円形状を備えたヒータ材料の
最も断面積の小さい中央部分で折返し、折返しに
より重なる面に絶縁材料を介在させて形成した段
付ヒータを配設して円錐状部のチツプを加熱する
ようにしたことを特徴とする構成によつて、前記
目的を達成しようとするものである。
〔作用〕
以上の構成により、段付ヒータは、折返し部分
である先端部の断面積が最も小さいのでホツトラ
ンナー本体の円錐状部の内部奥深く先端部まで挿
入して配設することができ、しかも先端部は断面
積が小さいので抵抗値が大きく発熱が集中する。
このため、ホツトランナー本体の先端部の発熱・
温度上昇を敏速に制御することができる。
そして、ホツトランナー本体の先端部によつて
キヤビテイのゲート部分の合成樹脂を容易に加熱
溶融してゲートを開き、また加熱を中止して合成
樹脂を硬化させてゲートを閉鎖することができ
る。
しかも、段付ヒータの先端部は直接に合成樹脂
に接触することがないので、摩耗や損傷すること
がない。
〔実施例〕
以下に、この考案の実施例を図面と共に説明す
る。
なお、従来例と同一または相当個処は同一符号
で表わし、その説明の詳細は省く。
7は円錐状部2aの内側に沿つて配設される段
付ヒータを示し、ホツトランナー本体1の中心軸
方向に設けた穴構造の中空部8の前方に連設した
小径部9に配設してある。
この段付ヒータ7は、断面半円形状のヒータ材
料Hを三段階a,b,cを以つて漸次と断面積を
減少させて電気抵抗を変化させると共に最も断面
積の小さい部分Cの先端で折返されて全体を断面
円形状の槍型に重ね合わされ、しかもそその重ね
合わせ個処には絶縁材料Rを介装させて、全体を
円錐状部2aの小径部9内に挿入配設し円錐状部
2aの先端深くに臨ませたものである。
Sは必要に応じて設けられる温度センサ、lは
ボデイヒータ4の一方のリード線で、他方はホツ
トランナー本体1を経てボデイアースしている。
10は段付ヒータ7のリード線をそれぞれ示す。
叙上の構成に成るので、ホツトランナー本体1
は、ボデイヒータ4によつて筒状胴部3を経て円
周方向に有効な熱の供給が行われると共に金型の
ゲート部近傍の円錐状部2aが臨まれる方向に
は、段付ヒータ7よりの熱が円錐状部2aの周面
に伝達して、きわめて有効に作用して熱供給が行
われる。
ことに、ゲート部というきわめて狭小な個処に
先端を臨ませる円錐状部2aには、段付ヒータ7
が段階的な大きさの下に内設され、そして先端部
分が断面積が最も小さく抵抗値が大であるので、
同一電流の流れる他の部分よりも発熱量が多く、
ホツトランナー本体の先端部への熱の供給を、き
わめて迅速かつ有効に行うことができる。そし
て、周囲を流通する熱溶融樹脂によつて段付ヒー
タ7が直接摺擦を受けないので、磨損、磨耗など
の不都合がなく長期の使用に堪え得る作用と効果
とを有する。
つぎに、第4図および第5図に示す金型内に設
置した場合の構成と作用について説明する。
図面において、11は射出成形機構(図示せ
ず)により射出される溶融樹脂のデイストリビユ
ータ孔、12は前記ホツトランナー本体1が縦装
されるランナー部、13はキヤビテイCのゲー
ト、14はランナー部12の前部に設けた振れ止
めピンであり縦装されるホツトランナー本体1の
前部を保持し、基部1aを固持するホツトランナ
ー本体1が射出成形操作の際、ランナー部12で
振動する不都合を軽減させている。
ところで、ホツトランナー本体1のボデイヒー
タ4は、ニクロム線hの捲回状態を位置によつて
疎密にし、これにより筒状胴部3に供給される熱
の高低をコントロールしている。
すなわち、前記振れ止めピン14に当接する個
処P1には、ニクロム線hの捲数を大きくして該
ピン14を通つて逃避する熱エネルギーを考慮し
て該ピン14部の溶融樹脂に対しても必要な熱量
が供給できるように配慮してある。また、前記デ
イストリビユータ孔11に近い個処P2にも、デ
イストリビユータ孔11に臨まれる必要以上の大
量の溶融樹脂の溶融維持のためにニクロム線hの
捲数を大きくしている。
このニクロム線hの捲数の疎密構成のうち、こ
とに振れ止めピン14に対応した個処P1に変化
を持たせて有効な熱の供給を図つているが、円錐
状部2に対する熱の十分な供給は、単一のボデイ
ヒータ4のみでは不可能である。何故ならば円錐
状部2の先端まで十分な熱の供給を図るために
は、振れ止めピン14側への熱の供給も必要であ
るため、過度の捲回が必要となり、そのため溶融
樹脂を焼損する程の高い温度が発生して円滑な樹
脂のランナーレス射出成形が不能となるからであ
る。
この実施例では、前記構成と作用・効果を有す
る段付ヒータ7をボデイヒータ4とは別個に独立
して設けてあるので、この段付ヒータ7によつて
ゲート部近傍の脂脂を集中的に温度コントロール
でき、キヤビテイのゲートを開閉することができ
る。
〔考案の効果〕
この考案によれば、ホツトランナー本体の円錐
状部に設けられる段付ヒータは、外部に露出する
ことなく内部に配設してあるので溶融樹脂に直接
振れることなく、したがつて長期の使用に堪える
と共にガラス繊維などの固形物を配合した熱可塑
性合成樹脂の成形加工に好適であり、しかも円錐
状部の内側には多段構造で先端部の断面積が最も
小さい段付ヒータが、ホツトランナー本体の円錐
状部の内部奥深く先端部まで挿入して配設されて
おり、しかも先端部の断面積が最も小さく抵抗値
が最も大きいので発熱が集中するので、ホツトラ
ンナー本体の先端部の発熱・温度上昇を敏速容易
に制御することができる。
そして、ホツトランナー本体の先端部によつて
キヤビテイのゲート部分の合成樹脂を迅速容易に
加熱溶融してゲートを開き、また加熱を中止して
合成樹脂を硬化させてゲートを閉鎖することがで
きる。
また、段付ヒータは段階的に円筒部が形成され
ているので、ホツトランナー本体の内部の所望の
位置に容易に正確に配設することができ、前記ゲ
ートを開閉する効果を有効に発揮することができ
る合成樹脂成形用ホツトランナーのチツプ加熱装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るチツプ加熱装置を施
した合成樹脂成形用ホツトランナーの一実施例を
示す縦断側面図、第2図は同上段付ヒータの拡大
断面図、第3図は同上の正面図、第4図は合成樹
脂成形のための金型に組込んだ場合の要部構成を
示す縦断説明図、第5図は同上の振れ止めピン部
分の断面説明図、第6図は従来例の縦断側面図で
ある。 1……円錐状部2,2aと筒状胴部3とを備え
たホツトランナー本体、4……ボデイヒータ、5
……チツプヒータ、7……段付ヒータ、8……中
空部、12……ランナー部、14……振れ止めピ
ン、R……絶縁材料、S……センサー、h……ヒ
ータ線、H……ヒータ材料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円錐状部に続いた円筒胴部を備え、内部にヒー
    タを内蔵した略々砲弾型を有するホツトランナー
    本体の前記円錐状部内側に、階段的に径を細くし
    た互いに左右対称の多段階の断面半円形状を備え
    たヒータ材料の最も断面積の小さい中央部分で折
    返し、折返しにより重なる面に絶縁材料を介在さ
    せて形成した段付ヒータを前記折返し部分を先端
    側にして配設して円錐状部のチツプを加熱するよ
    うにした合成樹脂成形用ホツトランナーのチツプ
    加熱装置。
JP2496590U 1990-03-14 1990-03-14 Expired JPH0347855Y2 (ja)

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JP2496590U JPH0347855Y2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14

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JP2496590U JPH0347855Y2 (ja) 1990-03-14 1990-03-14

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JPH02121217U JPH02121217U (ja) 1990-10-02
JPH0347855Y2 true JPH0347855Y2 (ja) 1991-10-14

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JPH02121217U (ja) 1990-10-02

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