JP2003158995A - 新規抗菌漬物の素とその製造方法 - Google Patents
新規抗菌漬物の素とその製造方法Info
- Publication number
- JP2003158995A JP2003158995A JP2001401746A JP2001401746A JP2003158995A JP 2003158995 A JP2003158995 A JP 2003158995A JP 2001401746 A JP2001401746 A JP 2001401746A JP 2001401746 A JP2001401746 A JP 2001401746A JP 2003158995 A JP2003158995 A JP 2003158995A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lightly pickled
- seasoning
- pickling
- new antimicrobial
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/90—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation
Landscapes
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は、ヒトに安全に浅漬けの新規抗
菌剤を提供する事にある。 【解決手段】柑橘類種子抽出物(殺菌作用を保有する脂
肪酸フラボノイド)を0.02〜2%、好ましくは0.
1〜0.3%そしてポリリジンを0.03〜3%、好ま
しくは0.1〜0.5%、クエン酸もしくは酢酸でpH
を6から8.7に調製したものを浅漬け中に含浸するこ
とを特徴とする新規抗菌浅漬けの素。
菌剤を提供する事にある。 【解決手段】柑橘類種子抽出物(殺菌作用を保有する脂
肪酸フラボノイド)を0.02〜2%、好ましくは0.
1〜0.3%そしてポリリジンを0.03〜3%、好ま
しくは0.1〜0.5%、クエン酸もしくは酢酸でpH
を6から8.7に調製したものを浅漬け中に含浸するこ
とを特徴とする新規抗菌浅漬けの素。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漬物を長持ちさせ
るために使用する新規の抗菌浅漬けの素およびその製造
方法に関する。
るために使用する新規の抗菌浅漬けの素およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術】近年、塩分の多い漬物がきらわれ、浅漬け
等の塩分の少ない漬物が好まれる傾向にある。しかしな
がら浅漬け等の漬物は塩分が少なくなって且つ漬け込み
期間も短くなっているため、細菌が繁殖しやすい。細菌
中には一定の塩分を好んで繁殖するものがいるが、これ
らの細菌が繁殖されたものを商品として提供するような
ことがあると食中毒の危険さえある。しかしながら、浅
漬けのような漬物に対して安全に使用することのできる
殺菌剤はこれまで報告されていなかった。ただ本発明者
等によってワサビ中の細菌増殖抑制成分であるアリルイ
ソチオシアネートを用いた新規漬物は報告している。た
だし前記方法は細菌の増殖抑制であって殺菌作用ではな
い。また、アリルイソチオシアネートは強い刺激臭を有
している。
等の塩分の少ない漬物が好まれる傾向にある。しかしな
がら浅漬け等の漬物は塩分が少なくなって且つ漬け込み
期間も短くなっているため、細菌が繁殖しやすい。細菌
中には一定の塩分を好んで繁殖するものがいるが、これ
らの細菌が繁殖されたものを商品として提供するような
ことがあると食中毒の危険さえある。しかしながら、浅
漬けのような漬物に対して安全に使用することのできる
殺菌剤はこれまで報告されていなかった。ただ本発明者
等によってワサビ中の細菌増殖抑制成分であるアリルイ
ソチオシアネートを用いた新規漬物は報告している。た
だし前記方法は細菌の増殖抑制であって殺菌作用ではな
い。また、アリルイソチオシアネートは強い刺激臭を有
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、浅漬け等に使用できる安全性の高い新規抗菌浅漬け
の素を提供することにある。
は、浅漬け等に使用できる安全性の高い新規抗菌浅漬け
の素を提供することにある。
【0004】
【課題を解決する手段】上記課題を解決する為、鋭意努
力した結果、柑橘類種子抽出物(殺菌作用を保有する脂
肪酸フラボノイド)を0.02〜2%、好ましくは0.
1〜0.3%そしてポリリジンを0.03〜3%、好ま
しくは0.1〜0.5%、クエン酸もしくは酢酸でpH
を6から8.7に調製したものを浅漬け中に含浸するこ
とを特徴とする新規抗菌浅漬けの素を提供することで常
温で24時間細菌増殖を抑えることができ本発明を完成
させた。本発明の溶液は、前記濃度で浅漬け中に含浸さ
せて新規抗菌浅漬けの素を含有した浅漬けとして提供し
ても良いし、5倍から30倍の濃い濃度で作製して新規
抗菌浅漬けの素として提供し使用時に浅漬け中に添加し
て使用しても良い。
力した結果、柑橘類種子抽出物(殺菌作用を保有する脂
肪酸フラボノイド)を0.02〜2%、好ましくは0.
1〜0.3%そしてポリリジンを0.03〜3%、好ま
しくは0.1〜0.5%、クエン酸もしくは酢酸でpH
を6から8.7に調製したものを浅漬け中に含浸するこ
とを特徴とする新規抗菌浅漬けの素を提供することで常
温で24時間細菌増殖を抑えることができ本発明を完成
させた。本発明の溶液は、前記濃度で浅漬け中に含浸さ
せて新規抗菌浅漬けの素を含有した浅漬けとして提供し
ても良いし、5倍から30倍の濃い濃度で作製して新規
抗菌浅漬けの素として提供し使用時に浅漬け中に添加し
て使用しても良い。
【0005】
【発明の実施の態様】グレープフルーツ種子抽出物(カ
ルファAP、食品添加物)を0.2%そしてポリリジン
を0.3%、クエン酸もしくは酢酸でpHを6から8.
7に調製した新規抗菌浅漬けの素である。そして本発明
品を浅漬け中に含浸すると、24時間後の一般生菌数が
1/1000以下に抑えられた。本発明の溶液は、前記
濃度で浅漬け中に含浸させて新規抗菌浅漬けの素を含有
した浅漬けとして提供しても良いし、200倍の濃い濃
度で作製して新規抗菌浅漬けの素として提供し使用時に
浅漬け中に添加して使用しても良い。
ルファAP、食品添加物)を0.2%そしてポリリジン
を0.3%、クエン酸もしくは酢酸でpHを6から8.
7に調製した新規抗菌浅漬けの素である。そして本発明
品を浅漬け中に含浸すると、24時間後の一般生菌数が
1/1000以下に抑えられた。本発明の溶液は、前記
濃度で浅漬け中に含浸させて新規抗菌浅漬けの素を含有
した浅漬けとして提供しても良いし、200倍の濃い濃
度で作製して新規抗菌浅漬けの素として提供し使用時に
浅漬け中に添加して使用しても良い。
【0006】
【実施例】以下に実施例を示すが本発明はこれに限定さ
れるものではない。 実施例 グレープフルーツ種子抽出物(カルファAP、食品添加
物)を4.0%そしてポリリジンを6.0%、クエン酸
の1.2%でpHを6.8に調製し新規抗菌浅漬けの素
である。前記本発明品を新規抗菌浅漬けの素として用意
し、使用時その、浅漬けの容積の1/20量を添加して
25度中に24時間放置すると一般生菌数は、前記を添
加していないものが8.3×105に増殖したのに対
し、6.1×102と1/1000以下に抑えられた。
れるものではない。 実施例 グレープフルーツ種子抽出物(カルファAP、食品添加
物)を4.0%そしてポリリジンを6.0%、クエン酸
の1.2%でpHを6.8に調製し新規抗菌浅漬けの素
である。前記本発明品を新規抗菌浅漬けの素として用意
し、使用時その、浅漬けの容積の1/20量を添加して
25度中に24時間放置すると一般生菌数は、前記を添
加していないものが8.3×105に増殖したのに対
し、6.1×102と1/1000以下に抑えられた。
【0007】
【発明の効果】新規抗菌浅漬けの素を用いることによっ
て安全に細菌の増殖を防ぐことができた。
て安全に細菌の増殖を防ぐことができた。
Claims (3)
- 【請求項1】柑橘類種子抽出物(殺菌作用を保有する脂
肪酸フラボノイド)を0.02〜2%、好ましくは0.
1〜0.3%そしてポリリジンを0.03〜3%、好ま
しくは0.1〜0.5%、クエン酸もしくは酢酸でpH
を6から8.7に調製したものを浅漬け中に含浸するこ
とを特徴とする新規抗菌浅漬けの素。 - 【請求項2】グレープフルーツ種子抽出物(カルファA
P、食品添加物)を0.2%そしてポリリジンを0.3
%、クエン酸もしくは酢酸でpHを6から8.7に調製
したことを特徴とする新規抗菌浅漬けの素。 - 【請求項3】請求項1または2を5から30倍、好まし
くは10から20倍の濃度のものを作製し使用時に浅漬
けに添加して使用することを特徴とする新規抗菌浅漬け
の素。 【請求項3】請求項1および/または2および/または
3の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001401746A JP2003158995A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 新規抗菌漬物の素とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001401746A JP2003158995A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 新規抗菌漬物の素とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003158995A true JP2003158995A (ja) | 2003-06-03 |
JP2003158995A5 JP2003158995A5 (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=19189842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001401746A Pending JP2003158995A (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | 新規抗菌漬物の素とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003158995A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005320301A (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Gc Corp | 根管洗浄液 |
JP2008517620A (ja) * | 2004-11-19 | 2008-05-29 | シージェイ チェイルジェダン コーポレーション | 混合蔬菜の製造方法 |
CN114303749A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-04-12 | 西南科技大学 | 采用酸性电解水对葡萄表面微生物进行抑菌的方法 |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001401746A patent/JP2003158995A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005320301A (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Gc Corp | 根管洗浄液 |
JP4582572B2 (ja) * | 2004-05-11 | 2010-11-17 | 株式会社ジーシー | 根管洗浄液 |
JP2008517620A (ja) * | 2004-11-19 | 2008-05-29 | シージェイ チェイルジェダン コーポレーション | 混合蔬菜の製造方法 |
CN114303749A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-04-12 | 西南科技大学 | 采用酸性电解水对葡萄表面微生物进行抑菌的方法 |
CN114303749B (zh) * | 2022-01-06 | 2022-12-09 | 西南科技大学 | 采用酸性电解水对葡萄表面微生物进行抑菌的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101928965B1 (ko) | 생선 및 육류의 냄새 제거용 소스 조성물 | |
JP5346851B2 (ja) | 収穫物の成熟を遅延させる方法 | |
JP4669198B2 (ja) | 漬物の製造方法および抗微生物性組成物 | |
JP6684567B2 (ja) | 殺菌された緑色野菜の製造方法 | |
JP2012161310A (ja) | 食中毒を減少させるための溶液及びシステム | |
KR101049837B1 (ko) | 항균활성 기능이 구비된 신선도 유지제 | |
JP2003158995A (ja) | 新規抗菌漬物の素とその製造方法 | |
JPH02222645A (ja) | 野菜類、果実類の鮮度保持剤 | |
JPH0558702B2 (ja) | ||
JPH05168449A (ja) | 食品保存剤及び食品保存方法 | |
JP4073119B2 (ja) | 食品保存剤 | |
JP2000086414A (ja) | 制菌、抗菌性に優れた抗菌剤 | |
KR101184914B1 (ko) | 블루베리를 이용한 생선 가공방법 및 그 가공방법에 의해 제조된 간생선, 간고등어 | |
JPH06217749A (ja) | 食品用保存剤 | |
KR20010027073A (ko) | 수용성 키토산을 함유한 김치 영양강화제 및 이의 사용방법 | |
JP7277992B1 (ja) | 水煮加工食品の製造方法 | |
JPH11139949A (ja) | 抗菌抗かび剤 | |
JP2005137262A (ja) | 生野菜浸漬液 | |
JP3989803B2 (ja) | 食品腐敗菌の増殖抑制方法 | |
JP2011139637A (ja) | 保存性に優れた食品 | |
JPS63269942A (ja) | 食品のチロシナ−ゼ抑制剤 | |
JP2004173612A (ja) | 辛味を除去又は削減した大根浅漬の製造方法 | |
JP2018042546A (ja) | アボカド果実加工品の変色防止剤および変色防止方法ならびにアボカド果実加工品の製造方法 | |
JPS6322138A (ja) | 植物の鮮度保持方法 | |
KR20000027584A (ko) | 토하 갓김치의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060407 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060718 |