JP2000086414A - 制菌、抗菌性に優れた抗菌剤 - Google Patents

制菌、抗菌性に優れた抗菌剤

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JP2000086414A
JP2000086414A JP10250820A JP25082098A JP2000086414A JP 2000086414 A JP2000086414 A JP 2000086414A JP 10250820 A JP10250820 A JP 10250820A JP 25082098 A JP25082098 A JP 25082098A JP 2000086414 A JP2000086414 A JP 2000086414A
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Toshihiko Osawa
俊彦 大澤
Kojiro Morimitsu
康次郎 森光
Goro Inoue
五郎 井上
Yuuji Ukai
優慈 鵜飼
Misae Mizuno
みさえ 水野
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KINJIRUSHI WASABI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 わさびの香気成分を有効成分として含有する
抗菌剤であって、特に、カビ類から細菌類までの広範囲
の抗菌スペクトルを示すとともに、極微量の香気成分含
有量で強力な制菌、抗菌効果を呈する。 【構成】 わさびの香気成分n−メチルスルフオニルア
ルキルイソチオシアネートを有効成分として含有し、さ
らに、この成分にn−メチルチオアルキルイソチオシア
ネート、n−メチルスルフイニルアルキルイソチオシア
ネートおよびアリルイソチオシアネートの群から選択さ
れたわさびの香気成分の一種または一種以上を有効成分
として含有して構成される。さらに、わさびの香気成分
n−メチルチオアルキルイソチオシアネートおよびn−
メチルスルフイニルアルキルイソチオシアネートを有効
成分として含有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はわさびの香気成分を
有効成分として含有する抗菌剤に係り、特に、カビ類か
ら細菌類までの広範囲の抗菌スペクトルを示すととも
に、極微量の香気成分含有量で強力な制菌、抗菌効果を
呈する、制菌、抗菌性に優れた抗菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】わさびの香気成分であるアリルイソチオ
シアネートが優れた制菌、殺菌効果および鮮度保持効果
を示すことは以前より知られており、この成分を利用し
た各種抗菌製品が市場で販売されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記アリルイ
ソチオシアネートはカビ、酵母等の真菌類、大腸菌、腸
炎ピプリオ、ブドウ球菌等の細菌類に対しては強い抗菌
性を呈するが、乳酸菌等のグラム陽性菌類に対しては抗
菌性が弱い。
【0004】このようなグラム陽性菌類に対しても高抗
菌性を呈するためには、アリルイソチオシアネートを制
菌ないしは殺菌すべき対象物に相当に高濃度で作用させ
なければならず、この場合、対象物にアリルイソチオシ
アネート特有の辛味の刺激臭が移ってしまう。また、ア
リルイソチオシアネートは高反応性を呈するために不快
臭に変化しやすい。したがって、アリルイソチオシアネ
ートを用いた抗菌製品は上述の刺激臭や不快臭をいかに
して減少させ、あるいは消滅させるかが大きな課題であ
った。
【0005】そこで、本発明の目的は人体に悪影響を及
ぼすことなくカビ類から細菌類までの広範囲の抗菌スペ
クトルを示すとともに、極微量の香気成分含有量で強力
な制菌抗菌効果を呈し、上述の公知技術に存する欠点を
改良した制菌、抗菌性に優れた抗菌剤を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によれば、わさびの香気成分n−メチルスル
フオニルアルキルイソチオシアネートを有効成分として
含有することを特徴とする。ただし、前記成分中、nは
3〜8の整数である。(以下、抗菌剤Aという。)
【0007】さらに、上述の目的を達成するため、本発
明によれば、わさびの香気成分n−メチルスルフオニル
アルキルイソチオシアネートを主成分とし、これにn−
メチルチオアルキルイソチオシアネート、n−メチルス
ルフイニルアルキルイソチオシアネートおよびアリルイ
ソチオシアネートの群から選択された一種または一種以
上を有効成分として含有することを特徴とする。ただ
し、これら各成分中nはそれぞれ3〜8の整数である。
(以下、抗菌剤Bという。)
【0008】さらにまた、上述の目的を達成するため、
本発明によれば、わさびの香気成分n−メチルチオアル
キルイソチオシアネートおよびn−メチルスルフイニル
アルキルイソチオシアネートを有効成分として含有する
ことを特徴とする。ただし、これら各成分中、nは3〜
8の整数である。(以下、抗菌剤Cという。)
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に詳述す
る。
【0010】本発明にかかる抗菌剤は上述のとおり、抗
菌剤A、抗菌剤Bおよび抗菌剤Cからなる。これら各抗
菌剤について以下のとおりに詳述する。
【0011】(1)抗菌剤A 抗菌剤Aは上述のとおり、わさびの香気成分n−メチル
スルフオニルアルキルイソチオシアネートを有効成分と
して含有する。ここで、nは3〜8の整数であるが、特
にnが6である6−メチルスルフオニルヘキシルイソチ
オシアネートが好ましい。
【0012】上述の抗菌剤Aにおいて、香気成分n−メ
チルスルフオニルアルキルイソチオシアネートの含有量
は全抗菌剤中、0.004〜4重量%の範囲である。この
含有量が4重量%よりも多いと、前記わさび香気成分特
有の味や刺激臭が対象物に移ったり、あるいは不快臭に
変化したり等の現象が起こって好ましくない。また、0.
004重量%よりも少ないと、制菌、抗菌効果が充分で
ない。
【0013】(2)抗菌剤B 抗菌剤Bは上述のとおり、わさびの香気成分n−メチル
スルフオニルアルキルイソチオシアネートを主成分と
し、これにn−メチルチオアルキルイソチオシアネー
ト、n−メチルスルフイニルアルキルイソチオシアネー
トおよびアリルイソチオシアネートの中の一種または複
数種を含有せしめてなるものである。
【0014】上述のn−メチルスルフオニルアルキルイ
ソチオシアネートとしてはnが3〜8のものが用いられ
るが、特に、上述と同様、nが6である6−メチルスル
フオニルヘキシルイソチオシアネートが好ましい。
【0015】また、上述のn−メチルチオアルキルイソ
チオシアネートとしてはnが3〜8のものが用いられる
が、特に、nが6である6−メチルチオヘキシルイソチ
オシアネートが好ましい。
【0016】さらにまた、上述のn−メチルスルフイニ
ルアルキルイソチオシアネートとしてはnが3〜8のも
のが用いられるが、特に、nが6である6−メチルスル
フイニルヘキシルイソチオシアネートが好ましい。
【0017】上述の抗菌剤Bにおいて、各成分の合計含
有量は全抗菌剤中、0.002〜2.0重量%である。この
含有量が2.0重量%よりも多いと、前述と同様、わさび
香辛成分特有の刺激臭が対象物に移ったり、あるいは不
快臭に変化したり等の現象が起こって好ましくない。ま
た、0.002重量%よりも少ないと、制菌、抗菌効果が
充分でなくなる。
【0018】(3)抗菌剤C 抗菌剤Cは上述のとおり、わさびの香気成分n−メチル
チオアルキルイソチオシアネートおよびn−メチルスル
フイニルアルキルイソチオシアネートを有効成分として
含有してなる。
【0019】上述のn−メチルチオアルキルイソチオシ
アネートとしてはnが3〜8のものであるが、特に、n
が6である6−メチルチオヘキシルイソチオシアネート
が好ましい。
【0020】さらに、上述のn−メチルスルフイニルア
ルキルイソチオシアネートとしては、nが3〜8のもの
が用いられるが、特に、nが6である6−メチルスルフ
イニルヘキシルイソチオシアネートが好ましい。
【0021】なお、抗菌剤Cでは、上述二成分に加え
て、さらに、わさびの香気成分であるアリルイソチオシ
アネートを含有せしめることもできる。
【0022】上述の抗菌剤Cにおいて、各成分の合計含
有量が全抗菌剤中、0.002〜2.0重量%である。この
含有量が2.0重量%よりも多いと、前述と同様、わさび
香辛成分特有の刺激臭が対象物に移ったり、あるいは、
不快臭に変化したり等の現象が起こって好ましくない。
また、0.002重量%よりも少ないと、制菌、抗菌効果
が充分でなくなる。
【0023】本発明にかかる抗菌剤A、BおよびCに用
いられる各種香気成分はわさびの葉、茎あるいは根茎を
ヘキサン、エーテル等の有機溶媒に浸漬して香気成分を
抽出し、残渣を分離して抽出液を得、これを蒸留または
減圧処理し、溶媒を留去して得られるが、人工的に合成
することもでき、その他いかなる方法を用いて製造して
もよい。
【0024】上述のようにして得られる本発明にかかる
抗菌剤A、BおよびCはいずれも、Aspergillus niger,
Saccharomyces cerevisiae, Candida albicans 等のカ
ビ、酵母等の真菌類をはじめ、Staphylococcus aureus,
Bacillus subtilis等のグラム陽性菌、Escherichia co
li等グラム陰性菌、さらに、Enterococcus faecalis,La
ctococcus lactis等の乳酸菌に及ぶ、広い抗菌スペクト
ルを示す。
【0025】このような本発明抗菌剤は粉体、錠剤、ス
プレー、シート、カプセル、ゲル等の各種形態に既知の
方法で調製され、厨房の衛生管理製品として、あるいは
ペット、鑑賞魚等の抗菌剤、消臭剤として、また、園芸
用抗菌剤として、さらには、生活用品の衛生的維持・管
理製品として広範囲に利用される。
【0026】
【発明の実施例】以下、本発明を実施例により詳述する
が、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではな
い。
【0027】実施例 1 わさびの香気成分として、6−メチルスルフオニルヘキ
シルイソチオシアネートを0.06重量%溶解させた20
%エタノール溶液(抗菌剤A)を得た。この溶液10ml
を不織布0.2m2に吸収させ、試料1とした。
【0028】さらに、比較のために、わさびの香気成分
としてアリルイソチオシアネートを0.05重量%溶解さ
せた20%エタノール溶液10mlを上述と同種の不織布
0.2m2に吸収させ、試料2とした。
【0029】さらにまた、比較のために、わさびの香気
成分を含まない20%エタノール溶液10mlを上述と同
様に不織布0.2m2に吸収させ、試料3とした。
【0030】上述の試料1、2および3を用いてそれぞ
れ、豆腐製造工場の床1m2を拭き、10分後に、滅菌ス
タンプ瓶(栄研器材(株)製)によりこれら試料1、2
および3にそれぞれ10個所づつスタンプし、生菌数を
測定し、結果を表1に示した。
【0031】表1に用いられた記号は次の意味を有する
ものである。 細菌の生育は認められなかった − 細菌の生育がわずかに認められた ± 細菌の生育が認められた + 顕著な細菌の生育が認められた ++
【0032】
【表1】
【0033】表1から、本発明にかかる抗菌剤Aは試料
No.1に示されるように、いずれの菌に対しても優れた抗
菌効果を呈することがわかる。
【0034】これに対して、アリルイソチオシアネート
にかかる試料No.2は大腸菌群やカビについては抗菌効果
を有するが、一般生菌については細菌の生育がわずかに
認められ、カビや乳酸菌については抗菌効果は全く認め
られなかった。さらに、エタノールのみの試料No.3で
は、いずれの菌に対しても抗菌効果は認められなかっ
た。
【0035】実施例 2 80%エタノールに、わさびの香気成分として6−メチ
ルスルフオニルヘキシルイソチオシアネートおよび6−
メチルチオヘキシルイソチオシアネートをそれぞれ0.0
2重量%づつ溶解し、プロペラントとして炭酸ガスを用
いて噴霧機中に噴霧剤を作成し、試料No.4とした。この
噴霧強さは噴霧口から水平距離で20cm離れた垂直面に
対して直径20cmのスプレーパターンを示す強さであっ
て、噴霧量は約0.68ml/秒である。
【0036】また、80%エタノールに、わさびの香気
成分として6−メチルスルフオニルヘキシルイソチオシ
アネートおよび6−メチルスルフイニルヘキシルイソチ
オシアネートをそれぞれ0.02重量%づつ溶解し、上述
と同様の条件下で噴霧剤を作成し、試料No.5とした。
【0037】さらに、80%エタノールに、6−メチル
スルフオニルヘキシルイソチオシアネートおよびアリル
イソチオシアネートをそれぞれ0.02重量%づつ溶解
し、上述と同様の条件下で噴霧剤を作成し、試料No.6と
した。
【0038】同様にして、80%エタノールに、6−メ
チルスルフオニルヘキシルイソチオシアネート、6−メ
チルチオヘキシルイソチオシアネートおよび6−メチル
スルフイニルヘキシルイソチオシアネートをそれぞれ0.
01重量%づつ溶解し、噴霧剤を作成して試料No.7とし
た。
【0039】さらに、同様にして、80%エタノール
に、6−メチルスルフオニルヘキシルイソチオシアネー
ト、6−メチルチオヘキシルイソチオシアネートおよび
アリルイソチオシアネートをそれぞれ0.01重量%づつ
溶解し、噴霧剤を作成して試料No.8とした。
【0040】さらに、同様にして、80%エタノール
に、6−メチルスルフオニルヘキシルイソチオシアネー
ト、6−メチルスルフイニルヘキシルイソチオシアネー
トおよびアリルイソチオシアネートをそれぞれ0.01重
量%づつ溶解し、噴霧剤を作成して試料No.9とした。
【0041】さらに、同様にして、80%エタノール
に、6−メチルスルフオニルヘキシルイソチオシアネー
ト、6−メチルチオヘキシルイソチオシアネート、6−
メチルスルフイニルヘキシルイソチオシアネートおよび
アリルイソチオシアネートをそれぞれ0.005重量%づ
つ溶解し、噴霧剤を作成して試料No.10とした。
【0042】比較のために、80%エタノールに、アリ
ルイソチオシアネートを0.05重量%溶解し、上述と同
様にして噴霧剤を作成し、試料No.11とした。
【0043】さらに、比較のために、80%エタノール
のみを用いて上述と同様にして噴霧剤を作成し、試料N
o.12とした。
【0044】上述の試料No.4〜12をそれぞれ、鮮魚加
工所のまな板に約3秒間噴霧し、10分後に100cm2
の枠内を上述と同様の滅菌スタンプ瓶を用いて拭き取
り、その後の生菌数を測定し、結果を表2に示した。評
価は実施例1と同様である。
【0045】
【表2】
【0046】表2の試料No.4〜10はいずれも本発明に
かかる抗菌剤Bである。表2から、本発明にかかる試料
No.4〜10の抗菌剤Bはいずれも、すべての菌に対して
優れた抗菌効果を呈していることがわかる。
【0047】表2の試料No.11は表1の試料No.2と同様
に、アリルイソチオシアネートのみを含む試料であり、
試料No.12は表1の試料No.3と同様に、エタノールのみ
の試料である。表2から、試料No.11および12はほぼ
表1と同様の結果を示し、抗菌効果は認められなかっ
た。
【0048】実施例 3 プロピレングリコール10mlに、わさびの香気成分とし
て6−メチルチオヘキシルイソチオシアネートおよび6
−メチルスルフイニルヘキシルイソチオシアネートをそ
れぞれ2.0重量%づつ溶解し、次いでこれに蒸留水90
mlを添加混合した後、高吸水性樹脂に吸収させてゲル状
にし、試料No.13とした。
【0049】比較のため、プロピレングリコール10ml
にアリルイソチオシアネート4.0重量%溶解し、次い
で、これに蒸留水90mlを添加混合の後、上述と同様の
高吸水性樹脂に吸収させてゲル状にし、試料No.14とし
た。さらに、プロピレングリコール10mlに蒸留水90
mlを添加混合後、同様の高吸水性樹脂に吸収させてゲル
状にし、試料No.15とした。
【0050】上述の各試料No.13〜15のゲル各20g
をそれぞれ水180mlとともに花瓶に入れ、次いで、各
花瓶にカーネーションを5本づつ挿入し、5日間経過後
に各花瓶の水中生菌数を測定し、結果を表3に示した。
評価は実施例1と同様である。
【0051】
【表3】
【0052】表3の試料No.13は本発明にかかる抗菌剤
Cである。表3から、本発明にかかる試料No.13の抗菌
剤Cはすべての菌に対して優れた抗菌効果を呈している
ことがわかる。
【0053】表3の試料No.14は表1の試料No.2と同様
に、アリルイソチオシアネートのみを含む試料であり、
試料No.15はプロピレングリコールのみの試料である。
表3から、試料No.14および15は表1の試料No.2およ
び3と同様の結果を示し、抗菌効果は認められなかっ
た。
【0054】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は抗菌剤A、Bお
よびCのいずれも極微量の香気成分含有量であるにもか
かわらず、広範囲な抗菌スペクトルを有し、かつ優れた
制菌、抗菌性を呈するものである。さらに、これらは乳
酸菌に対しても抗菌効果を呈するのみならず、公知のア
リルイソチオシアネートのような刺激臭もなく、かつ、
反応性が弱く、人体への悪影響もなく、安定性にも優れ
ており、実用上有用な発明である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜飼 優慈 愛知県春日井市角先町92−1 勝川パー ク・ホームズ202号室 (72)発明者 水野 みさえ 愛知県安城市山崎町境33 Fターム(参考) 4B021 LA17 MC01 MK01 MK02 MK05 MK24 MP03 MP05 4H011 AA02 AA03 BA01 BB11 BB22 BC11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 わさびの香気成分n−メチルスルフオニ
    ルアルキルイソチオシアネートを有効成分として含有す
    ることを特徴とする制菌、抗菌性に優れた抗菌剤。ただ
    し、前記成分中、nは3〜8の整数である。
  2. 【請求項2】 請求項1の抗菌剤において、n−メチル
    スルフオニルアルキルイソチオシアネートが6−メチル
    スルフオニルヘキシルイソチオシアネートである請求項
    1に記載の抗菌剤。
  3. 【請求項3】 請求項1の抗菌剤において、わさびの香
    気成分の含有量が全抗菌剤中、0.004〜4重量パーセ
    ントである請求項1に記載の抗菌剤。
  4. 【請求項4】 わさびの香気成分n−メチルスルフオニ
    ルアルキルイソチオシアネートを主成分とし、これにn
    −メチルチオアルキルイソチオシアネート、n−メチル
    スルフイニルアルキルイソチオシアネートおよびアリル
    イソチオシアネートの群から選択された一種または一種
    以上を有効成分として含有することを特徴とする制菌、
    抗菌性に優れた抗菌剤。ただし、これら各成分中nはそ
    れぞれ3〜8の整数である。
  5. 【請求項5】 請求項4の抗菌剤において、n−メチル
    スルフオニルアルキルイソチオシアネートが6−メチル
    スルフオニルヘキシルイソチオシアネートである請求項
    4に記載の抗菌剤。
  6. 【請求項6】 請求項4の抗菌剤において、n−メチル
    チオアルキルイソチオシアネートが6−メチルチオヘキ
    シルイソチオシアネートである請求項4に記載の抗菌
    剤。
  7. 【請求項7】 請求項4の抗菌剤において、n−メチル
    スルフイニルアルキルイソチオシアネートが6−メチル
    スルフイニルヘキシルイソチオシアネートである請求項
    4に記載の抗菌剤。
  8. 【請求項8】 請求項4の抗菌剤において、各成分の合
    計含有量が全抗菌剤中、0.002〜2.0重量パーセント
    である請求項4に記載の抗菌剤。
  9. 【請求項9】 わさびの香気成分n−メチルチオアルキ
    ルイソチオシアネートおよびn−メチルスルフイニルア
    ルキルイソチオシアネートを有効成分として含有するこ
    とを特徴とする制菌、抗菌性に優れた抗菌剤。ただし、
    これら各成分中、nは3〜8の整数である。
  10. 【請求項10】 請求項9の抗菌剤において、n−メチ
    ルチオアルキルイソチオシアネートが6−メチルチオヘ
    キシルイソチオシアネートである請求項9に記載の抗菌
    剤。
  11. 【請求項11】 請求項9の抗菌剤において、n−メチ
    ルスルフイニルアルキルイソチオシアネートが6−メチ
    ルスルフイニルヘキシルイソチオシアネートである請求
    項9に記載の抗菌剤。
  12. 【請求項12】 請求項9の抗菌剤において、さらに、
    わさびの香気成分アリルイソチオシアネートを有効成分
    として含有する請求項9に記載の抗菌剤。
  13. 【請求項13】 請求項9の抗菌剤において、各成分の
    合計含有量が全抗菌剤中、0.002〜2.0重量パーセン
    トである請求項9に記載の抗菌剤。
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