JP3950206B2 - 消臭剤 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばアガリクスキノコの抽出物とマッシュル−ムの抽出物とを有効成分とし、飲食して用いる消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、身体にまつわる口臭や体臭に関する関心が高まり、飲食してから体内で発生する悪臭例えばニンニク料理やニラ料理、魚料理等を飲食した後の口臭や、飲酒後の尿臭、肉食後の糞便臭を軽減あるいは除去したいという要望が高まりつつある。
【0003】
ここで口臭を予防あるいは除去するためには、口腔内を漱ぐための種々の洗口液が提案されており、また飲食できる消臭剤として、例えばシソエキス、柿エキス等の食品中の成分を利用したものや、ジメチルアミノスルホネ−トやグルコサミン、サイクロデキストリン等を有効成分とするものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上述の洗口液は飲食に適さない成分を含有するものが多くて飲食できないため、口腔内の消臭に用途が限定されてしまう。一方上述のシソエキス等を有効成分とする消臭剤は飲食できるものの、飲食してから体内で発生する悪臭例えばニンニク料理等を飲食した後の口臭や、飲酒後の尿臭等の軽減あるいは防止に効果があるというものではない。
【0005】
本発明は、このような背景の下になされたものであり、飲食して用いることにより、口腔内の消臭のみならず、飲食後の尿臭等の防止に有効な消臭剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本発明の消臭剤は、アガリクスキノコの抽出物とマッシュル−ムの抽出物と霊芝の抽出物とを含み、飲食して用いられることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、生体代謝に関与するという観点から茸類に着目して、それらの消臭効果について研究した結果、マッシュル−ムや霊芝が消臭作用を有することを確認した。そこでマッシュル−ムと同じハラタケ科に属するアガリクスキノコの消臭性に着目し、研究を重ねたところ、アガリクスキノコも消臭作用を有し、さらにこれらの茸の組み合わせによって優れた消臭効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
以下に本発明の実施の形態について説明する。先ずアガリクスキノコの抽出物について説明すると、アガリクスキノコとはハラタケ科に属するAgaricus blazeiをいい、この抽出物とはアガリクスキノコ子実体から抽出したエキスをいう。
【0009】
アガリクスキノコのエキスは常用されている方法、例えば子実体をスライスして熱い溶媒により抽出することにより得られる。抽出溶媒としては、水、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロピルアルコ−ルやアセトンあるいはこれらの混合溶媒等の親水性溶媒を使用することができるが、本実施の形態では飲食に適する水、エタノ−ル又はアセトンが用いることが好ましい。
【0010】
抽出溶媒は一般にアガリクスキノコ1に対し重量比で2〜10倍添加すればよく、抽出温度や時間は、抽出溶媒として水を用いた場合には、90℃で30分以上、80℃で120分以上が適当である。またエキスの形態としては、液状であるエキスをそのまま用いてもよいし、例えばデキストリン等に担持させて、スプレ−ドライあるいはフリ−ズドライして得た粉末状のものを用いてもよい。市販されているもので入手可能なアガリクスキノコのエキスとしては、例えば協和エンジニアリング社の協和アガリクス茸がある。
【0011】
マッシュル−ムの抽出物とはマッシュル−ム子実体から抽出したエキスをいう。マッシュル−ムとしてはホワイトマッシュル−ム、ブラウンマッシュル−ム等の種々のものを用いることができ、これらは単独でも混合物でも用いることができる。またマッシュル−ムの使用部位や成熟度も限定されないが、マッシュル−ム子実体は成熟度や部位により成分が異なるため、エキスを得るためにはマッシュル−ム子実体の成熟度や部位によって抽出方法を選択することが好ましい。
【0012】
例えば傘の開かない生長途中のマッシュル−ム子実体に対しては、子実体をスライスして熱い抽出溶媒により抽出することが望ましい。抽出溶媒としては、アガリクスキノコと同様に、水、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロピルアルコ−ルやアセトンあるいはこれらの混合溶媒等の親水性溶媒を使用することができるが、飲食に適する水、エタノ−ル又はアセトンを用いることが好ましい。
【0013】
抽出溶媒は一般にマッシュル−ム子実体1に対し重量比で2〜10倍添加すればよく、抽出温度や時間は、抽出溶媒として水を用いた場合には、90℃で30分以上、80℃で2時間以上が適当である。また抽出溶媒には、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、アスコルビン酸等の有機酸や果糖、グルコ−ス、ショ糖、マルト−ス等を添加してもよい。さらに水にセルラ−ゼあるいはアミラ−ゼを添加して細胞壁や蛋白質を分解してから抽出するようにしてもよい。
【0014】
一方傘の開いた成熟したマッシュル−ムに対しては、冷水に10分〜1時間浸漬することにより、形成された胞子やひだから有効成分を抽出することが望ましい。またマッシュル−ムのエキスの形態としては、アガリクスキノコと同様に液状でも粉末状でもよく、市販されているもので入手可能なマッシュル−ムのエキスとしては、例えばリコム社のBio−M(商標)がある。
【0015】
霊芝の抽出物(エキス)を得るためには常用されている方法で行なえばよく、例えば霊芝を粉砕して熱い抽出溶媒に浸漬することにより抽出される。抽出溶媒としては、アガリクスキノコと同様に水、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロピルアルコ−ルやアセトンあるいはこれらの混合溶媒等の親水性溶媒を使用することができるが、飲食に適する水、エタノ−ル又はアセトンを用いることが好ましい。
【0016】
抽出溶媒は一般に霊芝1に対し重量比で2〜10倍添加すればよく、抽出温度や時間は、抽出溶媒として水を用いた場合には、90℃で30分以上、80℃で2時間以上が適当である。またエキスの形態としては、アガリクスキノコのエキスと同様に液状でも粉末状でもよい。
【0017】
続いて消臭剤の加工方法について説明する。消臭剤が例えばドリンク剤等の液状である場合には、アガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスとを混合し、これに所定のブドウ糖や果糖、フレ−バ−、精製水等を添加して所定の製品を製造する。また消臭剤が錠剤や顆粒状である場合には、アガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスとを混合した後、これらを粉体化して所定の形状に加工してもよいし、アガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスとを夫々粉体化した後、混合して所定の形状に加工してもよい。アガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝とを有効成分とする消臭剤の場合も同様である。
【0018】
ここで消臭剤中のアガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスの量は各エキスの濃度によって変化するが、1日当りの消臭剤中に例えばアガリクスキノコのエキスを1g程度以上、マッシュル−ムのエキスを1g程度以上含有させることが望ましい。またアガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝とを含む消臭剤の場合には、1日当りの消臭剤中に例えばアガリクスキノコのエキスを0.7g程度以上、マッシュル−ムのエキスを0.7g程度以上、霊芝のエキスを0.7g程度以上含有させることが望ましい。
【0019】
このような消臭剤はアガリクスキノコとマッシュル−ム(又はアガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝)とを有効成分としているため飲食することができる。このため後述する実施例からも明らかなように、生体代謝に関与して飲食してから体内で生じる悪臭例えばニンニク料理等を飲食した後の口臭や、飲酒後の尿臭、肉食後の糞便臭等を軽減し、あるいは防止することができる。
【0020】
このように本発明の消臭剤が口臭等の発生防止に有効であることのメカニズムは明らかではないが、一般に菌しん類には微量で特異的な生理活性を有する多糖類等が多く含まれていることが知られおり、アガリクスキノコとマッシュル−ムとの組み合わせ又はアガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝との組み合わせにより、アルコ−ルの肝代謝、あるいは腸内細菌に影響して体内の悪臭発生を防止しているものと考えられる。
【0021】
またアガリクスキノコや霊芝を含む消臭剤では、本消臭剤を飲食することにより薬理効果を得ることもできる。すなわちアガリクスキノコや霊芝はビタミンやミネラルを豊富に含み、制ガン作用、抗高血圧作用、抗高脂血症作用等を有する優れた薬用菌類であることが知られており、消臭剤を飲食することによってこのような効能をも同時に得ることができ、これにより消臭剤の付加価値が増大する。
【0022】
以上において、消臭剤の形態は、上述のドリンク剤や錠剤、顆粒状の健康食品の他、チュ−イングガムやキャンディ等の食品に配合するものでもよいし、歯磨や入歯洗浄剤等の口腔組成物に配合するものであってもよい。
【0023】
【実施例】
1.霊芝のエキスの製造例
(霊芝のエキスの製造)
霊芝の子実体5kgを粉砕して水50kgにて95℃で30分抽出し、100メッシュフィルタ−で濾過して、18kgの褐色のエキスを得た。
(霊芝のエキスの粉体化)
上述の霊芝のエキス18kgにデキストリン30kgを溶かし、入口温度190℃、出口温度100℃のスプレ−ドライヤ−により、黄褐色の抽出粉末27kgを得た。
【0024】
2.実施例
(実施例1,2)
アガリクスキノコの粉末状エキス(協和エンジニアリング社製 協和アガリクス茸)とマッシュル−ムのエキス(リコム社製 Bio−M BX−5)とを用いて、図1に示す成分のドリンク剤を製造した(実施例1)。比較例としてアガリクスキノコのエキスのみを添加したドリンク剤(比較例1)と、マッシュル−ムのエキスのみを添加したドリンク剤(比較例2)とを製造した。
また前記アガリクスキノコの粉末状エキスと前記マッシュル−ムのエキスと上述の霊芝のエキスとを用いて、同じく図1に示す成分のドリンク剤を製造し(実施例2)、比較例として霊芝のエキスのみを添加したドリンク剤(比較例3)と、アガリクスキノコ、マッシュル−ム及び霊芝のいずれのエキスも添加しないドリンク剤(比較例4)とを製造した。
【0025】
(実施例3,4)
前記アガリクスキノコの粉末状エキス(以下「抽出粉体」という)とマッシュル−ムの抽出粉体(リコム社製 Bio−M BX50FPD)とを用いて、図2に示す成分のチュ−イングガムを製造した(実施例3)。比較例としてアガリクスキノコの抽出粉体のみを添加したチュ−イングガム(比較例5)と、マッシュル−ムの抽出粉体のみを添加したチュ−イングガム(比較例6)とを製造した。ここで抽出粉体とはエキスを粉体化したものをいう。
また前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体と前記霊芝の抽出粉体とを用いて、同じく図2に示す成分のチュ−イングガムを製造し(実施例4)、比較例として霊芝の抽出粉体のみを添加したチュ−イングガム(比較例7)と、アガリクスキノコ、マッシュル−ム及び霊芝のいずれの抽出粉体も添加しないチュ−イングガム(比較例8)とを製造した。
【0026】
(実施例5,6)
前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体とを用いて、図3に示す成分のキャンディを製造した(実施例5)。比較例としてアガリクスキノコの抽出粉体のみを添加したキャンディ(比較例9)と、マッシュル−ムの抽出粉体のみを添加したキャンディ(比較例10)とを製造した。
また前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体と前記霊芝の抽出粉体とを用いて、同じく図3に示す成分のキャンディを製造し(実施例6)、比較例として霊芝の抽出粉体のみを添加したキャンディ(比較例11)と、アガリクスキノコ、マッシュル−ム及び霊芝のいずれの抽出粉体も添加しないキャンディ(比較例12)とを製造した。
【0027】
(実施例7,8)
前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体とを用いて、図4に示す成分の錠剤を製造した(実施例7)。比較例としてアガリクスキノコの抽出粉体のみを添加した錠剤(比較例13)と、マッシュル−ムの抽出粉体のみを添加した錠剤(比較例14)とを製造した。
また前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体と前記霊芝の抽出粉体とを用いて、同じく図4に示す成分の錠剤を製造し(実施例8)、比較例として霊芝の抽出粉体のみを添加した錠剤(比較例15)と、アガリクスキノコ、マッシュル−ム及び霊芝のいずれの抽出粉体も添加しない錠剤(比較例16)とを製造した。
【0028】
4.各種消臭剤の消臭効果の確認のための実験例
(実験例1)
前記ドリンク剤、チュ−イングガム、キャンディ、錠剤の形態の各種の消臭剤について口臭除去効果の官能評価を行った。人工口臭液としてメチルメルカプタン10mgを1000mlの精製水に溶解したメルカプタン液を作成し、その20mlで1分間うがいを行った後、実施例1〜8の消臭剤を飲食して10分後の呼気を2名の検査員によって調べた)。評価はA:強烈な臭い、B:強い臭い、C:直ぐ感知できるほどの臭い、D:やっと感知できるほどの臭い、E:ほとんど感知できない臭いの5段階で行なった。また比較例1〜16を飲食した場合についても同様の評価を行ない、パネラ−は各実施例と各比較例に4名づつ用いた。
【0029】
さらに評価項目として、ニンニク臭(1つにニンニクを0.5g含むギョウザを4個食べ、5分後に消臭剤を飲食して10分後の呼気を調べる)、魚臭(アジの焼魚1匹を食べ、5分後に消臭剤を飲食して10分後の呼気を調べる)、タバコ臭(タバコ3本をフィルタ−の根元2cmまで5分間喫煙し、5分後に消臭剤を飲食して10分後の呼気を調べる)についても同様の評価を行なった。この結果を、メルカプタン臭、ニンニク臭については図5に、魚臭、タバコ臭については図6に夫々示す。
【0030】
(実験例2)
前記ドリンク剤、チュ−イングガム、キャンディ、錠剤の形態の各種の消臭剤について飲酒後の尿臭防止効果の官能評価を行った。633mlのビ−ル1本を飲んだ後、10分後に実施例1〜8の消臭剤を飲食して就寝し、次の日の朝一番の尿を採集して、臭いを評価した。評価は実験例1と同様に5段階で行ない、比較例1〜16を飲食した場合についても同様の評価を行なった。この結果を図7に示す。
【0031】
これら実験例から、アガリクスキノコとマッシュル−ムとを有効成分とする消臭剤(実施例1、3、5、7)、アガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝とを有効成分とする消臭剤(実施例2、4、6、8)は共に、アガリクスキノコのみを含む消臭剤(比較例1、5、9、13)、マッシュル−ムのみを含む消臭剤(比較例2、6、10、14)、霊芝のみを含む消臭剤(比較例3、7、11、15)に比べて、口臭の除去効果や飲酒後の尿臭の軽減効果が高いことが認められた。
【0032】
これによりアガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスとの組合わせ及びアガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスと霊芝のエキスとの組み合わせが、メルカプタン臭、ニンニク臭、魚臭、タバコ臭を原因とする口臭の除去や飲酒後の尿臭の軽減に有効であることが確認された。
【0033】
【発明の効果】
本発明の消臭剤は、飲食して用いることにより、口腔内の消臭のみならず、飲食後の体内で発生する悪臭を軽減あるいは防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消臭剤をドリンク剤の形態に加工した場合の実施例と比較例の成分表である。
【図2】本発明の消臭剤をチュ−イングガムの形態に加工した場合の実施例と比較例の成分表である。
【図3】本発明の消臭剤をキャンディの形態に加工した場合の実施例と比較例の成分表である。
【図4】本発明の消臭剤を錠剤の形態に加工した場合の実施例と比較例の成分表である。
【図5】本発明の消臭剤の消臭効果の試験結果を示す表である。
【図6】本発明の消臭剤の消臭効果の試験結果を示す表である。
【図7】本発明の消臭剤の消臭効果の試験結果を示す表である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばアガリクスキノコの抽出物とマッシュル−ムの抽出物とを有効成分とし、飲食して用いる消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、身体にまつわる口臭や体臭に関する関心が高まり、飲食してから体内で発生する悪臭例えばニンニク料理やニラ料理、魚料理等を飲食した後の口臭や、飲酒後の尿臭、肉食後の糞便臭を軽減あるいは除去したいという要望が高まりつつある。
【0003】
ここで口臭を予防あるいは除去するためには、口腔内を漱ぐための種々の洗口液が提案されており、また飲食できる消臭剤として、例えばシソエキス、柿エキス等の食品中の成分を利用したものや、ジメチルアミノスルホネ−トやグルコサミン、サイクロデキストリン等を有効成分とするものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上述の洗口液は飲食に適さない成分を含有するものが多くて飲食できないため、口腔内の消臭に用途が限定されてしまう。一方上述のシソエキス等を有効成分とする消臭剤は飲食できるものの、飲食してから体内で発生する悪臭例えばニンニク料理等を飲食した後の口臭や、飲酒後の尿臭等の軽減あるいは防止に効果があるというものではない。
【0005】
本発明は、このような背景の下になされたものであり、飲食して用いることにより、口腔内の消臭のみならず、飲食後の尿臭等の防止に有効な消臭剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため本発明の消臭剤は、アガリクスキノコの抽出物とマッシュル−ムの抽出物と霊芝の抽出物とを含み、飲食して用いられることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、生体代謝に関与するという観点から茸類に着目して、それらの消臭効果について研究した結果、マッシュル−ムや霊芝が消臭作用を有することを確認した。そこでマッシュル−ムと同じハラタケ科に属するアガリクスキノコの消臭性に着目し、研究を重ねたところ、アガリクスキノコも消臭作用を有し、さらにこれらの茸の組み合わせによって優れた消臭効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
以下に本発明の実施の形態について説明する。先ずアガリクスキノコの抽出物について説明すると、アガリクスキノコとはハラタケ科に属するAgaricus blazeiをいい、この抽出物とはアガリクスキノコ子実体から抽出したエキスをいう。
【0009】
アガリクスキノコのエキスは常用されている方法、例えば子実体をスライスして熱い溶媒により抽出することにより得られる。抽出溶媒としては、水、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロピルアルコ−ルやアセトンあるいはこれらの混合溶媒等の親水性溶媒を使用することができるが、本実施の形態では飲食に適する水、エタノ−ル又はアセトンが用いることが好ましい。
【0010】
抽出溶媒は一般にアガリクスキノコ1に対し重量比で2〜10倍添加すればよく、抽出温度や時間は、抽出溶媒として水を用いた場合には、90℃で30分以上、80℃で120分以上が適当である。またエキスの形態としては、液状であるエキスをそのまま用いてもよいし、例えばデキストリン等に担持させて、スプレ−ドライあるいはフリ−ズドライして得た粉末状のものを用いてもよい。市販されているもので入手可能なアガリクスキノコのエキスとしては、例えば協和エンジニアリング社の協和アガリクス茸がある。
【0011】
マッシュル−ムの抽出物とはマッシュル−ム子実体から抽出したエキスをいう。マッシュル−ムとしてはホワイトマッシュル−ム、ブラウンマッシュル−ム等の種々のものを用いることができ、これらは単独でも混合物でも用いることができる。またマッシュル−ムの使用部位や成熟度も限定されないが、マッシュル−ム子実体は成熟度や部位により成分が異なるため、エキスを得るためにはマッシュル−ム子実体の成熟度や部位によって抽出方法を選択することが好ましい。
【0012】
例えば傘の開かない生長途中のマッシュル−ム子実体に対しては、子実体をスライスして熱い抽出溶媒により抽出することが望ましい。抽出溶媒としては、アガリクスキノコと同様に、水、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロピルアルコ−ルやアセトンあるいはこれらの混合溶媒等の親水性溶媒を使用することができるが、飲食に適する水、エタノ−ル又はアセトンを用いることが好ましい。
【0013】
抽出溶媒は一般にマッシュル−ム子実体1に対し重量比で2〜10倍添加すればよく、抽出温度や時間は、抽出溶媒として水を用いた場合には、90℃で30分以上、80℃で2時間以上が適当である。また抽出溶媒には、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、アスコルビン酸等の有機酸や果糖、グルコ−ス、ショ糖、マルト−ス等を添加してもよい。さらに水にセルラ−ゼあるいはアミラ−ゼを添加して細胞壁や蛋白質を分解してから抽出するようにしてもよい。
【0014】
一方傘の開いた成熟したマッシュル−ムに対しては、冷水に10分〜1時間浸漬することにより、形成された胞子やひだから有効成分を抽出することが望ましい。またマッシュル−ムのエキスの形態としては、アガリクスキノコと同様に液状でも粉末状でもよく、市販されているもので入手可能なマッシュル−ムのエキスとしては、例えばリコム社のBio−M(商標)がある。
【0015】
霊芝の抽出物(エキス)を得るためには常用されている方法で行なえばよく、例えば霊芝を粉砕して熱い抽出溶媒に浸漬することにより抽出される。抽出溶媒としては、アガリクスキノコと同様に水、メタノ−ル、エタノ−ル、イソプロピルアルコ−ルやアセトンあるいはこれらの混合溶媒等の親水性溶媒を使用することができるが、飲食に適する水、エタノ−ル又はアセトンを用いることが好ましい。
【0016】
抽出溶媒は一般に霊芝1に対し重量比で2〜10倍添加すればよく、抽出温度や時間は、抽出溶媒として水を用いた場合には、90℃で30分以上、80℃で2時間以上が適当である。またエキスの形態としては、アガリクスキノコのエキスと同様に液状でも粉末状でもよい。
【0017】
続いて消臭剤の加工方法について説明する。消臭剤が例えばドリンク剤等の液状である場合には、アガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスとを混合し、これに所定のブドウ糖や果糖、フレ−バ−、精製水等を添加して所定の製品を製造する。また消臭剤が錠剤や顆粒状である場合には、アガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスとを混合した後、これらを粉体化して所定の形状に加工してもよいし、アガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスとを夫々粉体化した後、混合して所定の形状に加工してもよい。アガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝とを有効成分とする消臭剤の場合も同様である。
【0018】
ここで消臭剤中のアガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスの量は各エキスの濃度によって変化するが、1日当りの消臭剤中に例えばアガリクスキノコのエキスを1g程度以上、マッシュル−ムのエキスを1g程度以上含有させることが望ましい。またアガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝とを含む消臭剤の場合には、1日当りの消臭剤中に例えばアガリクスキノコのエキスを0.7g程度以上、マッシュル−ムのエキスを0.7g程度以上、霊芝のエキスを0.7g程度以上含有させることが望ましい。
【0019】
このような消臭剤はアガリクスキノコとマッシュル−ム(又はアガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝)とを有効成分としているため飲食することができる。このため後述する実施例からも明らかなように、生体代謝に関与して飲食してから体内で生じる悪臭例えばニンニク料理等を飲食した後の口臭や、飲酒後の尿臭、肉食後の糞便臭等を軽減し、あるいは防止することができる。
【0020】
このように本発明の消臭剤が口臭等の発生防止に有効であることのメカニズムは明らかではないが、一般に菌しん類には微量で特異的な生理活性を有する多糖類等が多く含まれていることが知られおり、アガリクスキノコとマッシュル−ムとの組み合わせ又はアガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝との組み合わせにより、アルコ−ルの肝代謝、あるいは腸内細菌に影響して体内の悪臭発生を防止しているものと考えられる。
【0021】
またアガリクスキノコや霊芝を含む消臭剤では、本消臭剤を飲食することにより薬理効果を得ることもできる。すなわちアガリクスキノコや霊芝はビタミンやミネラルを豊富に含み、制ガン作用、抗高血圧作用、抗高脂血症作用等を有する優れた薬用菌類であることが知られており、消臭剤を飲食することによってこのような効能をも同時に得ることができ、これにより消臭剤の付加価値が増大する。
【0022】
以上において、消臭剤の形態は、上述のドリンク剤や錠剤、顆粒状の健康食品の他、チュ−イングガムやキャンディ等の食品に配合するものでもよいし、歯磨や入歯洗浄剤等の口腔組成物に配合するものであってもよい。
【0023】
【実施例】
1.霊芝のエキスの製造例
(霊芝のエキスの製造)
霊芝の子実体5kgを粉砕して水50kgにて95℃で30分抽出し、100メッシュフィルタ−で濾過して、18kgの褐色のエキスを得た。
(霊芝のエキスの粉体化)
上述の霊芝のエキス18kgにデキストリン30kgを溶かし、入口温度190℃、出口温度100℃のスプレ−ドライヤ−により、黄褐色の抽出粉末27kgを得た。
【0024】
2.実施例
(実施例1,2)
アガリクスキノコの粉末状エキス(協和エンジニアリング社製 協和アガリクス茸)とマッシュル−ムのエキス(リコム社製 Bio−M BX−5)とを用いて、図1に示す成分のドリンク剤を製造した(実施例1)。比較例としてアガリクスキノコのエキスのみを添加したドリンク剤(比較例1)と、マッシュル−ムのエキスのみを添加したドリンク剤(比較例2)とを製造した。
また前記アガリクスキノコの粉末状エキスと前記マッシュル−ムのエキスと上述の霊芝のエキスとを用いて、同じく図1に示す成分のドリンク剤を製造し(実施例2)、比較例として霊芝のエキスのみを添加したドリンク剤(比較例3)と、アガリクスキノコ、マッシュル−ム及び霊芝のいずれのエキスも添加しないドリンク剤(比較例4)とを製造した。
【0025】
(実施例3,4)
前記アガリクスキノコの粉末状エキス(以下「抽出粉体」という)とマッシュル−ムの抽出粉体(リコム社製 Bio−M BX50FPD)とを用いて、図2に示す成分のチュ−イングガムを製造した(実施例3)。比較例としてアガリクスキノコの抽出粉体のみを添加したチュ−イングガム(比較例5)と、マッシュル−ムの抽出粉体のみを添加したチュ−イングガム(比較例6)とを製造した。ここで抽出粉体とはエキスを粉体化したものをいう。
また前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体と前記霊芝の抽出粉体とを用いて、同じく図2に示す成分のチュ−イングガムを製造し(実施例4)、比較例として霊芝の抽出粉体のみを添加したチュ−イングガム(比較例7)と、アガリクスキノコ、マッシュル−ム及び霊芝のいずれの抽出粉体も添加しないチュ−イングガム(比較例8)とを製造した。
【0026】
(実施例5,6)
前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体とを用いて、図3に示す成分のキャンディを製造した(実施例5)。比較例としてアガリクスキノコの抽出粉体のみを添加したキャンディ(比較例9)と、マッシュル−ムの抽出粉体のみを添加したキャンディ(比較例10)とを製造した。
また前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体と前記霊芝の抽出粉体とを用いて、同じく図3に示す成分のキャンディを製造し(実施例6)、比較例として霊芝の抽出粉体のみを添加したキャンディ(比較例11)と、アガリクスキノコ、マッシュル−ム及び霊芝のいずれの抽出粉体も添加しないキャンディ(比較例12)とを製造した。
【0027】
(実施例7,8)
前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体とを用いて、図4に示す成分の錠剤を製造した(実施例7)。比較例としてアガリクスキノコの抽出粉体のみを添加した錠剤(比較例13)と、マッシュル−ムの抽出粉体のみを添加した錠剤(比較例14)とを製造した。
また前記アガリクスキノコの抽出粉体と前記マッシュル−ムの抽出粉体と前記霊芝の抽出粉体とを用いて、同じく図4に示す成分の錠剤を製造し(実施例8)、比較例として霊芝の抽出粉体のみを添加した錠剤(比較例15)と、アガリクスキノコ、マッシュル−ム及び霊芝のいずれの抽出粉体も添加しない錠剤(比較例16)とを製造した。
【0028】
4.各種消臭剤の消臭効果の確認のための実験例
(実験例1)
前記ドリンク剤、チュ−イングガム、キャンディ、錠剤の形態の各種の消臭剤について口臭除去効果の官能評価を行った。人工口臭液としてメチルメルカプタン10mgを1000mlの精製水に溶解したメルカプタン液を作成し、その20mlで1分間うがいを行った後、実施例1〜8の消臭剤を飲食して10分後の呼気を2名の検査員によって調べた)。評価はA:強烈な臭い、B:強い臭い、C:直ぐ感知できるほどの臭い、D:やっと感知できるほどの臭い、E:ほとんど感知できない臭いの5段階で行なった。また比較例1〜16を飲食した場合についても同様の評価を行ない、パネラ−は各実施例と各比較例に4名づつ用いた。
【0029】
さらに評価項目として、ニンニク臭(1つにニンニクを0.5g含むギョウザを4個食べ、5分後に消臭剤を飲食して10分後の呼気を調べる)、魚臭(アジの焼魚1匹を食べ、5分後に消臭剤を飲食して10分後の呼気を調べる)、タバコ臭(タバコ3本をフィルタ−の根元2cmまで5分間喫煙し、5分後に消臭剤を飲食して10分後の呼気を調べる)についても同様の評価を行なった。この結果を、メルカプタン臭、ニンニク臭については図5に、魚臭、タバコ臭については図6に夫々示す。
【0030】
(実験例2)
前記ドリンク剤、チュ−イングガム、キャンディ、錠剤の形態の各種の消臭剤について飲酒後の尿臭防止効果の官能評価を行った。633mlのビ−ル1本を飲んだ後、10分後に実施例1〜8の消臭剤を飲食して就寝し、次の日の朝一番の尿を採集して、臭いを評価した。評価は実験例1と同様に5段階で行ない、比較例1〜16を飲食した場合についても同様の評価を行なった。この結果を図7に示す。
【0031】
これら実験例から、アガリクスキノコとマッシュル−ムとを有効成分とする消臭剤(実施例1、3、5、7)、アガリクスキノコとマッシュル−ムと霊芝とを有効成分とする消臭剤(実施例2、4、6、8)は共に、アガリクスキノコのみを含む消臭剤(比較例1、5、9、13)、マッシュル−ムのみを含む消臭剤(比較例2、6、10、14)、霊芝のみを含む消臭剤(比較例3、7、11、15)に比べて、口臭の除去効果や飲酒後の尿臭の軽減効果が高いことが認められた。
【0032】
これによりアガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスとの組合わせ及びアガリクスキノコのエキスとマッシュル−ムのエキスと霊芝のエキスとの組み合わせが、メルカプタン臭、ニンニク臭、魚臭、タバコ臭を原因とする口臭の除去や飲酒後の尿臭の軽減に有効であることが確認された。
【0033】
【発明の効果】
本発明の消臭剤は、飲食して用いることにより、口腔内の消臭のみならず、飲食後の体内で発生する悪臭を軽減あるいは防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消臭剤をドリンク剤の形態に加工した場合の実施例と比較例の成分表である。
【図2】本発明の消臭剤をチュ−イングガムの形態に加工した場合の実施例と比較例の成分表である。
【図3】本発明の消臭剤をキャンディの形態に加工した場合の実施例と比較例の成分表である。
【図4】本発明の消臭剤を錠剤の形態に加工した場合の実施例と比較例の成分表である。
【図5】本発明の消臭剤の消臭効果の試験結果を示す表である。
【図6】本発明の消臭剤の消臭効果の試験結果を示す表である。
【図7】本発明の消臭剤の消臭効果の試験結果を示す表である。
Claims (1)
- アガリクスキノコの抽出物と、マッシュル−ムの抽出物と、霊芝の抽出物とを含み、飲食して用いられることを特徴とする消臭剤。
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