JP2003158943A - 養殖貝用洗浄選別装置 - Google Patents

養殖貝用洗浄選別装置

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JP2003158943A JP2001364148A JP2001364148A JP2003158943A JP 2003158943 A JP2003158943 A JP 2003158943A JP 2001364148 A JP2001364148 A JP 2001364148A JP 2001364148 A JP2001364148 A JP 2001364148A JP 2003158943 A JP2003158943 A JP 2003158943A
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船舶への搭載が可能である上、小人数による
運搬、組み立ておよび撤去が可能で、しかも洗浄と同時
に成育寸法を基準とする選別作業を並行して行うことが
できる新規な構造からなる養殖貝用洗浄選別装置を提供
する。 【解決手段】 多数の選別孔13,13,……を穿孔
し、投入端から送出端に向けて螺旋状の搬送用ブレード
14が突設された円筒状の洗浄ドラム1を、投入用ホッ
パ23と送出口26とを設けてなる下部枠本体2に対し
て、水平軸心回りに回転可能且つ脱着自在に横設する一
方、その上部には、横設した洗浄ドラム1の上方を包囲
すると共に、洗浄水を放出可能とする送水パイプ31を
付設した上部カバー枠3を脱着自在に装着してなる養殖
貝用洗浄選別装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、収穫の際に養殖貝を吊り綱
から分離し、貝表面の汚れや付着生物を洗浄する自動洗
浄装置に関するものであって、特に、船舶への搭載が可
能である上、小人数による運搬、組み立ておよび撤去が
可能で、しかも洗浄と同時に成育寸法を基準とする選別
作業を並行して行うことができる新規な構造からなる養
殖貝用洗浄選別装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】我が国における帆立貝の養殖は、稚貝の
時期に所定数量毎を養殖籠に収容し、海中に吊るして一
年間程度育成した後に、2個の帆立貝の耳と呼ばれる部
分の夫々に孔を空けてピンや天蚕糸等で結び合わせ、1
5m程度の吊り綱に約12cm置き毎に繋着したもの
を、300〜480m程度の幹綱に、約30cm間隔で
結び付けて海中に吊り下げる所謂、耳吊り養殖を二年間
程行って出荷可能な大きさまで育成させるのが一般的な
養殖法となっている。
【0003】耳吊り養殖によって成長した帆立貝は、そ
の表面にムラサキイガイや群体ボヤ等の海中生物が付着
してしまうことが多く、そのままでは帆立貝商品になら
ないことから、海中から引き上げた後、例えば特開20
01−161217号公報に開示されているような船舶
に搭載可能なホタテ洗浄装置を使用し、帆立貝養殖場で
ある海上において吊り綱から帆立貝を分離した上、充分
に洗浄しながら収穫するのが作業効率や経費の面からも
秀れているとされている。
【0004】このように養殖帆立の収穫を効率的に行う
ことのできるホタテ洗浄装置は、船舶の甲板に設置する
際に、クレーンによる積込み作業が必要となる上、駆動
源となる機関室に近接させて設置し、しかも船体の側方
から吊り綱を引き上げるので装置本体の全長方向を船体
幅方向に向けて設置しなければならず、一旦船上に設置
してしまうと取り外しや移動に多大な労力を要するもの
となっていた。
【0005】養殖帆立の収穫は、例年6〜9月の期間に
行われるので、それ以外の約8ヵ月間はホタテ洗浄装置
を使用しないこととなるが、上記したとおり、その構造
上の理由から撤去や移動が困難なために、それらの期間
中も設置したままで船舶をその他の漁に利用せざるを得
なくなってしまっているが、ホタテ洗浄装置の船体左右
側に開口する貝の投入口や送出口には、収穫作業を効率
化する投入用ホッパや送出用ホッパが突出した構造とな
っていて、帆立収穫以外の漁の最中、船上を頻繁に移動
する漁師の船上作業を妨げてしまう外、他の漁具を破損
したり、装置そのものを変形、破損する等といった不都
合が付きまとい、帆立養殖に従事する漁師からは、さら
なる改良が望まれてきた。
【0006】この発明は、以上のように、従前から採用
されてきている船上設置型のホタテ洗浄装置が、船上へ
の撤去や移動等の取扱い作業性や、船上における配置上
等の点で問題を抱えながら、それら課題がこれまで長期
に渡って解決されないままとなってきている事情に疑問
を抱き、漁業用具に係わるものの一人として、それら従
前からの課題を解決し、帆立収穫作業のみならずそれ以
外の漁の作業についても、その効率化と安全性の向上と
を実現することはできないものかとの判断から、逸速く
その開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の
試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な
構造の養殖貝用洗浄選別装置を実現化することに成功し
たものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表す
る実施例と共に、その構成を詳述することとする。
【0007】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明に包含される養
殖貝用洗浄選別装置は、基本的に次のような構成から成
り立っている。即ち、周壁面の略全面に肉厚方向に収穫
寸法未満の養殖貝を通過可能な開口寸法に設定された多
数の選別孔を穿孔し、その内周壁面には、投入端から送
出端に向けて螺旋状の搬送用ブレードが突設されてなる
円筒状の洗浄ドラムを、その投入端の対応箇所に投入用
ホッパが配され、同送出端に対応する箇所に開閉蓋を有
する送出口を設けてなる下部枠本体に対し、外部駆動源
によって水平軸心回りに回転駆動可能且つ脱着自在に横
設する一方、当該下部枠本体の上部には、横設した洗浄
ドラムの上方を包囲すると共に、当該洗浄ドラムの略全
長に渡り、上側斜め方向から洗浄水を放出可能とする送
水パイプを付設した上部カバー枠が脱着自在に装着され
てなるようにした構成を要旨とする養殖貝用洗浄選別装
置である。
【0008】この基本的な構成からなる養殖貝用洗浄選
別装置を、他の表現で示せば、一端側を投入端、他端側
を送出端とする所定直径の円筒状であって、その周壁面
の略全面に肉厚方向に収穫寸法未満の養殖貝を通過可能
な開口寸法に設定された多数の選別孔を穿孔し、その内
周壁面には、投入端から送出端に向けて連続するか、あ
るいは一部不連続にするかした螺旋状の搬送用ブレード
が当該円筒形の中心に向けて突設されてなる洗浄ドラム
を、その投入端の対応箇所に投入用ホッパが配され、同
送出端に対応する箇所に開閉蓋を有する送出口を設けて
なる下部枠本体に対し、外部駆動源によって水平軸心回
りに回転駆動可能且つ脱着自在に横設する一方、当該下
部枠本体の上部には、洗浄ドラムの上方を包囲すると共
に、洗浄ドラムの略全長に渡り、上側斜め方向から洗浄
水を放出可能とする送水パイプを横設した上部カバー枠
が脱着自在に装着されてなる構成の養殖貝用洗浄選別装
置ということができる。
【0009】この発明に包含される養殖貝用洗浄選別装
置を、より具体的な表現のものとして示すならば、一端
側を投入端、他端側を送出端とする所定直径の円筒状で
あって、その周壁面の略全面に肉厚方向に収穫寸法未満
の養殖貝を通過可能な開口寸法に設定された多数の選別
孔を穿孔し、その内周壁面には、投入端から送出端に向
けて連続するか、あるいは一部不連続にするかした螺旋
状の搬送用ブレードが当該円筒形の中心に向けて突設さ
れてなる洗浄ドラムを、その投入端の対応箇所に、吊り
綱から養殖貝を離脱する分離金具、および吊り綱を巻き
取る巻取り機構を有する投入用ホッパが脱着自在に配さ
れ、同送出端に対応する箇所に開閉蓋を有する送出口を
設けてなる下部枠本体に対し、外部駆動源からの駆動力
を適所に巻掛けたベルトによって水平軸心回りに回転駆
動可能とし、且つ脱着自在になるようにして横設する一
方、当該下部枠本体の上部には、洗浄ドラムの上方を包
囲すると共に、洗浄ドラムの略全長に渡り、上側斜め方
向から洗浄水を放出可能とする送水パイプを横設した上
部カバー枠が脱着自在に装着されてなる構成とした養殖
貝用洗浄選別装置であるということになる。
【0010】更に具体的には、一端側を投入端、他端側
を送出端とする直径が720mm前後の円筒状であっ
て、その周壁面の略全面に肉厚方向に収穫寸法未満の養
殖貝を通過可能な開口寸法に設定された多数の選別孔を
穿孔し、その内周壁面には、投入端から送出端に向け、
一部不連続とした螺旋状配置の搬送用ブレードが当該円
筒形の中心に向けて突設されてなる全長1200mm程
度の洗浄ドラムを、その投入端の対応箇所に、吊り綱か
ら養殖貝を離脱する分離金具、および吊り綱を巻き取る
巻取り機構を有する投入用ホッパが脱着自在に配され、
同送出端に対応する箇所に開閉蓋を有する送出口を設け
ると共に、船舶甲板上に左右横長状に設置可能とするよ
うにした下部枠本体に対し外部駆動源からの駆動力を適
所に巻掛けたベルトによって水平軸心回りに回転駆動可
能とし、且つ脱着自在になるようにして横設する一方、
当該下部枠本体の上部には、洗浄ドラムの上方を包囲す
ると共に、洗浄ドラムの略全長に渡り、上側斜め方向か
ら洗浄水を放出可能とする送水パイプを横設した上部カ
バー枠が脱着自在に装着されてなるようにした養殖貝用
洗浄選別装置であるということができる。
【0011】洗浄ドラムは、一端側の投入端から投入さ
れる多数個の養殖貝を、自らが水平軸心回りに回転運動
しながら連続的に収容し、外部から供給される洗浄水を
肉厚方向に通過可能として揉み洗い状の洗浄を加えると
共に、洗浄を終えた養殖貝を他端側の送出端から順次、
連続的に送出する機能を発揮するものであり、周壁面の
略全面に収穫寸法未満の養殖貝を通過可能な開口寸法に
設定した多数の選別孔を穿孔したものとしなければなら
ず、帆立貝の収穫基準となる58mm、65mm、70
mmの夫々の選別孔開口寸法に設定した3機の洗浄ドラ
ムを準備して、養殖貝の成育状況に応じて選択、使用で
きるようにすることも可能である外、選別孔の開口寸法
が、投入端側で58mm未満、その中間付近で65mm
前後、送出端側で70mm程度と、投入端側から送出端
側に至る筒体全長を区分して、送出端側の区分帯程その
開口寸法を拡大するよう規制して形成されてなるものと
することもできる。
【0012】また、洗浄ドラムは、直径が720mm前
後、全長1200mm程度の円筒形状に形成して、二人
の作業員で容易に運搬可能な程度の寸法および重量に設
定するのが望ましく、外周面あるいは両端側縁部等に運
搬用の把手を設けることも可能であり、内周壁面には、
投入端から送出端に向けて連続するか、あるいは一部不
連続にするかした螺旋状の搬送用ブレードを、円筒形の
中心に向けて突設し、回転運動を養殖貝の搬送力に変換
し得るだけではなく、その搬送過程において多数の養殖
貝相互が密集状となって擦れ合い、芋荒い状になって表
面に付着した海中生物やゴミ等をできる限り除去してし
まうようにした構成のものとしなければならない。
【0013】そのため、螺旋ピッチを投入端側から送出
端側まで一定に設定したり、投入端側で狭く、送出端側
で広くなるよう寸法設定して、投入直後に多数の養殖貝
が密集状となって擦れ合い、送出端側へ向かうに従って
疎らに送出されるよう形成したり、逆に螺旋ピッチを投
入端側で広く寸法設定した上、養殖貝投入量を加減して
投入端側における養殖貝の回転滞留時間が長くなるよう
にし、その間に付着物の除去が集中的に進行するように
したものとすることが可能である外、螺旋形状の一部を
養殖貝の多くが通過可能な程度の間隔を隔てて不連続状
に形成し、養殖貝がドラム内に長く留まって、反復的に
洗浄が加えられるようにしたりすることも可能であり、
さらに望ましくは、搬送用ブレードが、洗浄ドラム投入
端付近の突出高さを最も高く設定し、送出端側に向かう
に従って次第に低くなり、送出端付近では、最も高い部
分の高さ寸法の凡そ1/2程度の突出高さとなるよう規
制した上、螺旋ピッチも前記したように工夫を凝らした
ものとすることにより、ドラム内における養殖貝滞留時
間を長くし、より効果的な反復洗浄が実施されるように
したものとすべきである。
【0014】下部枠本体は、洗浄ドラムを所定高さ位置
に水平軸心回りに回転自在、且つ脱着自在に横設可能と
する機能を果たすものであっり、洗浄ドラムの投入端に
対応する位置には投入用ホッパを、同洗浄ドラムの送出
端に対応する位置には開閉蓋を有する送出口を設けたも
のとしなければならず、二人の作業員が容易に運搬でき
る程度の寸法および重量に設定すべきであって、適所に
運搬用の把手を設けたり、接地部分にキャスターを設け
ることが可能であり、作業性を考慮した高さ調節機能を
有する脚部を設けたものとするのが望ましく、船舶の甲
板上に設置した際に、投入用ホッパや送出口の外側に装
着した送出用ホッパを、船上での移動に邪魔にならない
ように脱着可能に装着してなるものとすることができ
る。
【0015】投入用ホッパは、水中から引き上げられた
多数の養殖貝を、洗浄ドラムの投入端へ向けて、取り零
すことのないよう供給可能とする機能を果たすものであ
って、回転駆動されている洗浄ドラムの下側内周面上
に、滑落状に供給可能とするよう下り勾配をもった漏斗
状や樋状に形成し、ボルト、蝶ネジ等による取付け構造
や、嵌合状の挿込み構造等によって下部枠本体に脱着可
能に設けたり、あるいは折畳み可能な構造とすることが
できる。
【0016】分離金具は、吊り養殖された養殖貝を吊り
綱から自動的に分離する機能を果たすものであって、養
殖貝を吊り綱に繋ぐピンや天蚕糸を自動的に切断してし
まうものであり、養殖貝が通過しない程度の寸法に設定
された隙間に吊り綱を通して牽引し、養殖貝が隙間に塞
き止められることによってピンや天蚕糸を引張り破断さ
せるものとするのが望ましく、吊り綱から外れた養殖貝
が、投入用ホッパに落下するよう配置すべきであって、
隣接する位置には、電動モータに吊り綱を巻き取るプー
リを設けたり、あるいは船舶の機関室から延伸された出
力軸に吊り綱巻取り用のプーリを設けた巻取り機構を設
置するのが望ましい。
【0017】送出口は、洗浄ドラムから搬出される洗浄
後の養殖貝を、送出および塞き止め可能とする機能を果
たすものであり、洗浄ドラム送出端の少なくとも下側半
径部分に対峙するよう形成しなければならず、閉鎖して
養殖貝を洗浄ドラム内に留め、開放して洗浄後の養殖貝
を洗浄ドラム外に放出可能とする開閉蓋を設けたものと
すべきであり、一旦洗浄ドラム外に送出された養殖貝
を、逆送しない水平樋状あるいは該側に向けて下り勾配
となる傾斜樋状の送出用ホッパを、前記投入用ホッパと
同様にボルト、蝶ネジ等による取付け構造や、嵌合状の
挿込み構造等によって下部枠本体に脱着可能に連結した
り、あるいは折畳み可能な構造とすることができる。
【0018】上部カバー枠は、下部枠本体に装着された
洗浄ドラムの、露出状となっている上側部を包囲すると
共に、洗浄ドラム内に向けて洗浄水を供給する送水パイ
プを支持する機能を果たすものであり、下部枠本体に対
してボルト、蝶ネジ等による取付け構造や、嵌合状の挿
込み構造等によって脱着可能に連結したり、あるいは折
畳み可能な構造とすることが可能であり、洗浄ドラムの
回転運動を妨げない型枠形状としなければならず、洗浄
ドラムの投入端および送出端の夫々対峙する部分には閉
鎖用の壁面を形成し、同洗浄ドラムの外周壁面に対峙す
る壁面を開口して軽量化し、二人の作業員によって容易
に運搬可能な寸法および重量に設定した上、適所に運搬
用の把手を設けたものとするのが望ましい。
【0019】送水パイプは、回転する洗浄ドラムの外周
側上方から、洗浄ドラム内へ向けて海水、浄水あるいは
洗浄液等の液体を連続的に供給する機能を果たすもので
あって、洗浄ドラムの上側に平行状に横設され、浄水や
汲み上げた海水を洗浄ドラムの多数の選別孔を通して自
然落下状に供給するものとしたり、洗浄ドラムに対峙す
る周壁面の所定角度位置に多数の噴水ノズルまたは噴水
孔を設けたものとして、浄水や汲み上げた海水等を所定
の噴出圧力で、選別孔を通じて噴射するものとすること
が可能であり、さらに、周壁面の所定角度位置に沿って
複数の噴水孔が穿孔され、洗浄ドラムに対する噴水孔の
洗浄水放出角度を任意に変更可能とするよう、当該パイ
プ周方向に回動、調節可能とする噴水角度調節機構が設
けられてなるものとすることができる。以下では、図面
に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造につ
いて詳述することとする。
【0020】
【実施例】図1の分解された養殖貝用洗浄選別装置の斜
視図、図2の洗浄ドラムの斜視図、図3の組み立てられ
た養殖貝用洗浄選別装置の斜視図、図4の船上に搭載さ
れた養殖貝用洗浄選別装置の平面図、図5の養殖貝用洗
浄選別装置の側面図、および図6の洗浄選別作業中の養
殖貝用洗浄選別装置の斜視図に示される事例は、洗浄ド
ラムの回転軸端部に船舶の機関室から延伸された出力軸
のベルトを巻き掛け可能なプーリを設けて船上での養殖
貝の洗浄、選別作業を可能とした上、投入用ホッパを脱
着可能に装着した基本的構成からなるこの発明に包含さ
れる養殖貝用洗浄選別装置における代表的な一実施例を
示すものである。
【0021】当該養殖貝用洗浄選別装置は、直径が72
0mm前後、長さが1200mm程度の円筒形に形成さ
れ、その中心に同心状に配置された、長さ1400mm
前後の回転軸15を、同回転軸15の適所から遠心状に
延びる複数本の連結杆を介して一体化して、送出端12
から露出状に延伸された端部に従動用プーリ16を設け
たものとし、さらに、円筒形周壁面の略全面に渡って直
径が65mmの円形の選別孔13,13,……を多数個
(380〜400個程度)穿設した上、投入端11から
送出端12に向けて3〜5回転程度の螺旋状であって、
中途部の複数適所を分断して不連続状に形成した上、投
入端11側を最も高い150mmとし、送出端12側へ
向かう程次第に低くなり、送出端部12付近では、最高
部位の凡そ1/2の60〜70mm程度の高さとなるよ
う寸法設定した搬送用ブレード14,14,……を、該
回転軸15に向けて立設、一体化したものに形成した洗
浄ドラム1を有している。
【0022】そして、該洗浄ドラム1の下側半分を包囲
可能な矩形枠状に組み立てられ、平面四角部の夫々に脚
部22,22,……を設けてなり、洗浄ドラム1の回転
軸15両端側の対応箇所に、同回転軸15両端側を回転
自在に軸支可能、且つ上側部をU型に開放し脱着可能と
した軸受21,21を設け、洗浄ドラム1を横設状に支
持可能とし、該洗浄ドラム投入端11および送出端12
の夫々に対峙する側面のみに壁面を設けて隠蔽状とな
し、洗浄ドラム投入端11に対応する範囲を開口すると
共に、投入用ホッパ23を図示しない複数の蝶ネジによ
って脱着自在に装着し、その上側には2枚の板を近接、
配置して吊り綱61のみが通過可能な程度の隙間を形成
してなる分離金具24を設けた上、該分離金具24に隣
接する外側には電動モータの駆動軸に吊り綱61を巻き
取り可能とするプーリを装着した巻取り機構25を設け
たものとする。
【0023】一方、洗浄ドラム送出端12に対応する範
囲に、開閉蓋27を有する送出口26を形成し、該送出
口26には送出用ホッパ29を蝶ネジによって脱着自在
に装着したものとし、図5中に示すように開閉蓋27を
閉鎖状態に仮固定する止め金具ピン28を、送出用ホッ
パ29の肉厚部分に下向き貫通状に装着可能としてなる
下部枠本体2を設け、さらに、該下部枠本体2上には、
下部枠本体2に横設された洗浄ドラム1の上側露出部分
を包囲可能な骨格枠状に組み立てられ、同洗浄ドラム1
の投入端11および送出端12に対峙する側面のみを壁
面で覆い、洗浄ドラム1の上側外周壁面に対峙する上側
隅には、その軸心方向に沿った所定角度位置に等間隔配
置となるよう多数の噴水孔32,32,……が穿孔され
た送水パイプ31が、該洗浄ドラム1の全長に渡って平
行状に横設され、その軸心回りに回動可能として噴水角
度調節機構33を形成した、上部カバー枠3を組合せ
て、適宜複数箇所を蝶ネジ、またはその外の連結金具を
用いる等して前記下部枠本体2に一体的に取り付け可能
としたものである。
【0024】
【作用】以上のとおりの構成からなるこの発明の養殖貝
用洗浄選別装置は、図4中に示すように、船舶4の機関
室42付近の甲板41上に、組み立て設置することが可
能であり、その際には、図1に示したように、所定位置
に下部枠本体2を設置し、同下部枠本体2の軸受21,
21間に掛け渡し状となるよう洗浄ドラム1を横設する
と共に、上部カバー枠3で洗浄ドラム1上側を覆うよう
に装着して、蝶ネジや各種金具等を用いて下部枠本体2
と上部カバー枠3とを一体化した上、該下部枠本体2の
洗浄ドラム投入端11に対応する箇所には、投入用ホッ
パ23を、また、送出端12に対応する送出口26には
送出用ホッパ29を、夫々蝶ネジを用いて装着して図3
に示すように組み立てられるものであり、これら洗浄ド
ラム1、下部枠本体2、上部カバー枠3の何れもが、二
人の作業員によって容易に運搬して組み立て作業するこ
とが可能な寸法および重量となっている。
【0025】船舶甲板41上に設置された養殖貝用洗浄
選別装置は、図4および図5に示すように、洗浄ドラム
1回転軸15の従動用プーリ16に対して、機関室42
内の外部駆動源としてのエンジン5から延伸された出力
軸プーリ51に巻き掛けられたベルト52を巻き掛け
て、洗浄ドラム1が毎分50〜60回転程度の速度で回
転駆動されるよう回転数を制御しながら運転を行い、送
水パイプ31に汲み上げた海水を圧送しながら、海上に
引き上げられた吊り綱61を図4および図6に示すよう
に投入用ホッパ23上に引き寄せて、分離金具24を通
過させるようにして巻取り機構25の回転するプーリに
巻き掛けながら手繰り寄せれば、吊り綱61が分離金具
24を通過する際に、養殖貝6を繋いでいるピンや天蚕
糸等が破断し、分離された養殖貝6,6,……が、投入
用ホッパ23に落下、供給される。
【0026】投入用ホッパ23に投入された養殖貝6,
6,……は、図2に示す洗浄ドラム1内の投入端11側
搬送用ブレード14に掻き寄せられ、回転する洗浄ドラ
ム1の内周壁面や選別孔13,13,……の開口縁部、
搬送用ブレード14,14,……、および養殖貝6,
6,……同士で擦れ合い、養殖貝6,6,……表面の汚
れやムラサキイガイ、郡体ボヤ等の付着生物等が強制的
に剥がし取られて、送水パイプ31の噴水孔32,3
2,……から噴射、供給される海水によって洗い流され
ることとなり、複数箇所が分断された搬送用ブレード1
4,14,……が形成する隙間部分が、養殖貝6,6,
……の速やかな送出を妨げて、充分に洗浄されるまで洗
浄ドラム1内に停滞させるものとなり、攪拌状に洗浄が
繰り返されている間に、収穫寸法の70mm前後に満た
ない65mm未満の養殖貝(半生貝)6,6,……は、
図6に示すように、選別孔13,13,……を通過して
洗浄ドラム1下方に排出される。
【0027】養殖貝6,6,……は搬送を遅延されなが
らも、搬送用ブレード14,14,……によって次第に
送出端12に向けて移送され、図5中の止め金具ピン2
8を抜き取って開閉蓋27を開放すると、図示しない洗
浄後の養殖貝6,6,……が送出用ホッパ29上に放出
されるものとなる。
【0028】また、図4に示すように、船舶4の甲板4
1上に横置き設置された養殖貝用洗浄選別装置から、投
入用ホッパ23ならびに送出用ホッパ29を取り外せ
ば、作業員の通路を広く確保することが可能となり、さ
らに、前記洗浄ドラム1の外に、選別孔13,13,…
…の開口径を58mmに設定したものと、70mmに設
定したものとの合計3機の洗浄ドラム1,1,1を準備
すれば、養殖帆立貝の成育状況に応じて適宜交換して、
開口径58mmのもので半生貝のみを排除し、65mm
のもので半生貝および新貝を排除し、70mmのもので
古貝のみを選別するのに夫々使用することが可能とな
る。
【0029】
【効果】以上のとおり、この発明の養殖貝用洗浄選別装
置によれば、装置全体を下部枠本体、洗浄ドラム、上部
カバー枠の複数の主要部品に分解および組み立て可能と
したことにより、船舶への搬入や設置および撤去移動等
の作業を小人数の作業員で行うことができるようになる
ので、クレーン作業を不要として養殖貝の収穫期間にの
み甲板上に設置し、その期間が過ぎれば容易に移動、撤
去可能なものとなり、従前まで養殖貝の収穫期以外は、
甲板上での作業の邪魔ものとなっていたが、こうした問
題を解決して船上作業の効率化と安全性の向上を図るこ
とができる上、船体左右側に配置された投入用ホッパや
送出用ホッパを脱着可能とすれば、収穫期に甲板上に設
置した際にも作業員の船上移動を円滑にすることができ
るので、大幅な経費削減と作業効率のアップを実現する
ことができるという秀れた特徴が得られるものである。
【0030】特に、実施例に説明した養殖貝用洗浄選別
装置は、上記した特徴に加え、洗浄ドラム1の直径を7
20mm、全長を1200mm前後に設定したことによ
り、洗浄ドラム1、下部枠本体2、上部カバー枠3の夫
々に分解すれば、最少二人の作業員によって容易に運搬
できるものとなり、洗浄ドラム1内に設けられた螺旋状
の搬送用ブレード14,14,……を複数に分断したも
のとすることにより、洗浄ドラム1内での養殖貝6,
6,……の滞留時間を遅延させて、寸法的には比較的短
いドラム長であっても充分な洗浄時間を確保できると共
に、養殖貝6,6,……が選別孔13,13,……に接
する頻度を高めて、より正確な選別を実現し、搬送用ブ
レード14,14,……の突出寸法を、投入端11側で
最も高く、送出端12側で最も低くするよう寸法設定す
れば、洗浄ドラム1に投入された初期段階において大量
の養殖貝6,6,……を洗浄ドラム1内に誘導すること
ができる上、送出端12側へ向かうに従い搬送量が減少
されて、充分な洗浄、選別を実現可能とするものとな
り、さらにまた、送水パイプ31に噴水角度調節機構3
3を設けたことにより、洗浄水の供給量や養殖貝6,
6,……の投入量および洗浄ドラム1の回転速度等の各
種条件に応じて噴水角度を最適な状態に調節することが
可能となり、さらに高い洗浄性能を得ることができる。
【0031】さらにまた、洗浄ドラム1の選別孔13,
13,……の開口寸法を、投入端11側で58mm未
満、中間付近で65mm前後、送出端12側で70mm
程度とすることにより、洗浄ドラム1の搬送過程中に、
帆立貝の成長度合いに応じた選別が可能となる外、選別
孔13,13,……の開口寸法が58mm、65mm、
70mmの夫々に設定された3機の洗浄ドラム1を準備
して、養殖帆立の成育状況に応じて選択した洗浄ドラム
1を組み込んで使用できるようにすれば、従前までの構
造では不可能とされてきた木目細かな選別を実現、可能
とすることができるという秀れた効果を発揮する。
【0032】叙述の如く、この発明の養殖貝用洗浄選別
装置は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成
可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前から
の養殖貝洗浄装置と略同等の価格で提供可能である上、
設置や移動、撤去作業を容易にして養殖貝の収穫作業以
外での船舶の実用範囲を広げることができることから、
遥かに経済的なものとすることができる上、船上での作
業員の移動を円滑にして作業効率自体を大幅に高めるこ
とができることとなって、費用の削減と安全性の向上と
を確実に達成可能にするものであり、経費節減と収益の
向上が強く求められる養殖漁業およびそれに関連する水
産業界において高く評価され、広範に渡って利用、普及
していくものになると予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の養殖貝用洗浄選別装置の技術的思想
を具現化した代表的な実施例を示すものである。
【図1】養殖貝用洗浄選別装置の組み立て作業を示す斜
視図である。
【図2】洗浄ドラムの構造を示す斜視図である。
【図3】養殖貝用洗浄選別装置を示す斜視図である。
【図4】船舶に搭載した養殖貝用洗浄選別装置を示す平
面図である。
【図5】船舶に搭載した養殖貝用洗浄選別装置を示す側
面図である。
【図6】洗浄選別作業を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 洗浄ドラム 11 同 投入端 12 同 送出端 13 同 選別孔 14 同 搬送用ブレード 15 同 回転軸 16 同 従動用プーリ 2 下部枠本体 21 同 軸受 22 同 脚部 23 同 投入用ホッパ 24 同 分離金具 25 同 巻取り機構 26 同 送出口 27 同 開閉蓋 28 同 止め金具ピン 29 同 送出用ホッパ 3 上部カバー枠 31 同 送水パイプ 32 同 噴水孔 33 同 噴水角度調節機構 4 船舶 41 同 甲板 42 同 機関室 5 外部駆動源 51 同 出力軸プーリ 52 同 ベルト 6 養殖貝 61 同 吊り綱

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁面の略全面に肉厚方向に収穫寸法未
    満の養殖貝を通過可能な開口寸法に設定された多数の選
    別孔を穿孔し、その内周壁面には、投入端から送出端に
    向けて螺旋状の搬送用ブレードが突設されてなる円筒状
    の洗浄ドラムを、その投入端の対応箇所に投入用ホッパ
    が配され、同送出端に対応する箇所に開閉蓋を有する送
    出口を設けてなる下部枠本体に対し、外部駆動源によっ
    て水平軸心回りに回転駆動可能且つ脱着自在に横設する
    一方、当該下部枠本体の上部には、横設した洗浄ドラム
    の上方を包囲すると共に、当該洗浄ドラムの略全長に渡
    り、上側斜め方向から洗浄水を放出可能とする送水パイ
    プを付設した上部カバー枠が脱着自在に装着されてなる
    ものとしたことを特徴とする養殖貝用洗浄選別装置。
  2. 【請求項2】 一端側を投入端、他端側を送出端とする
    所定直径の円筒状であって、その周壁面の略全面に肉厚
    方向に収穫寸法未満の養殖貝を通過可能な開口寸法に設
    定された多数の選別孔を穿孔し、その内周壁面には、投
    入端から送出端に向けて連続するか、あるいは一部不連
    続にするかした螺旋状の搬送用ブレードが当該円筒形の
    中心に向けて突設されてなる洗浄ドラムを、その投入端
    の対応箇所に投入用ホッパが配され、同送出端に対応す
    る箇所に開閉蓋を有する送出口を設けてなる下部枠本体
    に対し、外部駆動源によって水平軸心回りに回転駆動可
    能且つ脱着自在に横設する一方、当該下部枠本体の上部
    には、洗浄ドラムの上方を包囲すると共に、洗浄ドラム
    の略全長に渡り、上側斜め方向から洗浄水を放出可能と
    する送水パイプを横設した上部カバー枠が脱着自在に装
    着されてなるものとしたことを特徴とする養殖貝用洗浄
    選別装置。
  3. 【請求項3】 一端側を投入端、他端側を送出端とする
    所定直径の円筒状であって、その周壁面の略全面に肉厚
    方向に収穫寸法未満の養殖貝を通過可能な開口寸法に設
    定された多数の選別孔を穿孔し、その内周壁面には、投
    入端から送出端に向けて連続するか、あるいは一部不連
    続にするかした螺旋状の搬送用ブレードが当該円筒形の
    中心に向けて突設されてなる洗浄ドラムを、その投入端
    の対応箇所に、吊り綱から養殖貝を離脱する分離金具、
    および吊り綱を巻き取る巻取り機構を有する投入用ホッ
    パが脱着自在に配され、同送出端に対応する箇所に開閉
    蓋を有する送出口を設けてなる下部枠本体に対し、外部
    駆動源からの駆動力を適所に巻掛けたベルトによって水
    平軸心回りに回転駆動可能とし、且つ脱着自在になるよ
    うにして横設する一方、当該下部枠本体の上部には、洗
    浄ドラムの上方を包囲すると共に、洗浄ドラムの略全長
    に渡り、上側斜め方向から洗浄水を放出可能とする送水
    パイプを横設した上部カバー枠が脱着自在に装着されて
    なるものとしたことを特徴とする養殖貝用洗浄選別装
    置。
  4. 【請求項4】 一端側を投入端、他端側を送出端とする
    直径が720mm前後の円筒状であって、その周壁面の
    略全面に肉厚方向に収穫寸法未満の養殖貝を通過可能な
    開口寸法に設定された多数の選別孔を穿孔し、その内周
    壁面には、投入端から送出端に向け、一部不連続とした
    螺旋状配置の搬送用ブレードが当該円筒形の中心に向け
    て突設されてなる全長1200mm程度の洗浄ドラム
    を、その投入端の対応箇所に、吊り綱から養殖貝を離脱
    する分離金具、および吊り綱を巻き取る巻取り機構を有
    する投入用ホッパが脱着自在に配され、同送出端に対応
    する箇所に開閉蓋を有する送出口を設けると共に、船舶
    甲板上に左右横長状に設置可能とするようにした下部枠
    本体に対し外部駆動源からの駆動力を適所に巻掛けたベ
    ルトによって水平軸心回りに回転駆動可能とし、且つ脱
    着自在になるようにして横設する一方、当該下部枠本体
    の上部には、洗浄ドラムの上方を包囲すると共に、洗浄
    ドラムの略全長に渡り、上側斜め方向から洗浄水を放出
    可能とする送水パイプを横設した上部カバー枠が脱着自
    在に装着されてなるものとしたことを特徴とする養殖貝
    用洗浄選別装置。
  5. 【請求項5】 搬送用ブレードが、洗浄ドラム投入端付
    近の突出高さを最も高く設定し、送出端側に向かうに従
    って次第に低くなり、送出端付近では、最も高い寸法の
    凡そ1/2程度の突出高さとなるよう規制されてなるも
    のとした、請求項1ないし4何れか記載の養殖貝用洗浄
    選別装置。
  6. 【請求項6】 下部枠本体が、送出口の外側に送出用ホ
    ッパを脱着可能に装着してなるものとした、請求項1な
    いし5何れか記載の養殖貝用洗浄選別装置。
  7. 【請求項7】 送水パイプは、周壁面の所定角度位置に
    沿って複数の噴水孔が穿孔され、洗浄ドラムに対する噴
    水孔の洗浄水放出角度を任意に変更可能とするよう、当
    該パイプ周方向に回動、調節可能とする噴水角度調節機
    構が設けられてなるものとした、請求項1ないし6何れ
    か記載の養殖貝用洗浄選別装置。
  8. 【請求項8】 洗浄ドラムは、選別孔の開口寸法が、投
    入端側で58mm未満、その中間付近で65mm前後、
    送出端側で70mm程度と、投入端側から送出端側に至
    る筒体全長を区分して、送出端側の区分帯程その開口寸
    法を拡大するよう規制して形成されてなるものとした、
    請求項1ないし7何れか記載の養殖貝用洗浄選別装置。
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