JP2003158283A - 太陽電池の製造方法 - Google Patents

太陽電池の製造方法

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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はシリコンからなる基板はシリコンを含
む基板、例えばウエハ又はフィルムの基板上に水素含有
シリコンを含む層を形成して半導体素子を製造する方法
に関し、良好な光学的性質のほかに基板の良好な表面不
動態化も体積不動態化も可能なように太陽電池の製造方
法を改良することを課題とする。 【解決手段】良好な表面及び体積不動態化を得るため
に、SiNxy(0<x≦1.5及び0≦y≦2)の形
のシリコン含有層を形成するときに、単数又は複数の触
媒作用ドーピング物質を目的に応じて選択的に混入する
ことを提案する。ドーピング物質はSiNxy層から水
素を放出する。ドーピング物質の濃度Cは、1x1014
cm−3≦C≦1x1021cm−3である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野及び発明が解決しようとする課
題】本発明はシリコンからなる基板又はシリコンを含む
基板、例えばウエハ又はフィルムの基板上に不動態化層
ないしは反射防止層として水素含有シリコンを含む層を
形成して行う太陽電池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在す
べての太陽電池の80%以上が、チョクラルスキー法又
はインゴットにより製造された結晶質シリコンウエハか
ら作られる。その場合、円柱又は大きな直方体の形のシ
リコン溶融物を結晶させ、その上で個々のウエハにのこ
引きする。多くの製造元が新技術よりも長年にわたり実
証済みの結晶質シリコンウエハに基づく製造技術を選ぶ
から、おそらく今後新規な製造能力によりこの割合が高
くなり著しく増加するであろう。
【0003】シリコンウエハ(代表的な厚さは約300
μm)の太陽電池の将来の代案として現在薄膜太陽電池
が論議されている。薄膜太陽電池は結晶質シリコンウエ
ハの太陽電池と比較して著しく少ない半導体材料で済む
(厚さ約1−10μm)。この電池は様々な方法で大き
なガラス面に直接被着することができるから、顕著なコ
スト節減の可能性を保証する。6−8%の範囲の効率を
有する無定形(アモルファス)シリコン薄膜太陽電池が
すでに市販されている。化合物半導体、例えばCdTe
又はCuInS2によってさらに高い効率が得られる。
この材料による太陽電池は現在パイロット製造ラインの
範囲内で検証されている(A.Abkenら、Pro
c.16.EPVSEC,2000年;D.Cunni
nghamら、Proc.16.EPVSEC,200
0年)。これらの材料は一部が有毒であり又は少量しか
入手できないので、長期的に成功を収めることができる
か否かは現在まだ不明である。シリコンは環境にやさし
く、無限に入手可能であるから、材料節約式の結晶質シ
リコン薄膜太陽電池に大きな期待が寄せられている。し
かしこの電池はまだごく初期の段階にある(R.Bre
bdelら、Proc.14.EPVSEC,1997
年、1354頁;K.Fejdrappら、Proc.
16.EPVSEC,2000年)。
【0004】結晶質シリコンによる在来の太陽電池製造
の第2の代案はシリコンフィルムの使用である。その場
合シリコンはフィルムとして、太陽電池に必要な厚さに
直接結晶される。これは旧来のインゴット法又はチョク
ラルスキー法の多大な切断損失を回避する。質的に極め
て高級なシリコンフルムの製造を可能にするいわゆる
dge−defined ilm−fed row
th法(EFG法)がすでに工業的に応用されている。
最近の開発はフィルム厚さを約100μmに減少するこ
とを目指す。インゴット法又はチョクラルスキー法と対
照的に、フィルム法によって製造コストの著しい節減が
可能である。この場合はウエハが薄くなるので切断損失
とウエハ体積の比が増加しないからである。従ってシリ
コンフィルムは場合によっては既存のウエハ技術から薄
膜技術への長期間の移行期に市場を支配するかもしれな
い。
【0005】シリコン太陽電池の中心的数値は光によっ
て結晶内に発生されたキャリヤの有効寿命である。なる
べくすべてのキャリヤが金属接点に拡散して、接続され
た電流回路に到達するには、寿命が十分に高くなければ
ならない。このことは現在優勢なインゴット及びチョク
ラルスキー・ウエハや中期的におそらく使用が増えると
思われるシリコンフィルムにも、場合によって将来可能
な結晶質シリコン薄膜太陽電池にも当てはまる。
【0006】結晶質シリコンの有効キャリヤ寿命は結晶
欠陥(転位又は格子欠陥)、結晶不純物(とりわけ金属
原子)及び結晶表面の性状(例えば不飽和結合)によっ
て制限される。すでに結晶及びウエハの製造時に結晶欠
陥や不純物を十分に回避し、理想的な表面を作製するこ
とは、技術的障害に基づき又は経済的理由から不可能で
ある。そこでシリコンウエハの元来しばしば不良なキャ
リヤ寿命を後置の太陽電池製造工程で改善しようとす
る。
【0007】これは以下の方法により可能である。即
ち、不純物を後で減少すること(Gettern ゲッテル
ン)(L.J.Caballeroら、Proc.1
6.EPVSEC、2000年)、結晶に原子水素を入
れて結晶欠陥を電子的に「緩和」すること(水素による
体積不動態化)(B.L.Soporiら、Solar
En.Mat.&Solar Cell 41/4
2,1996年、159頁)及び表面のキャリヤ再結合
を防止するために表面被覆を被着すること(電子的表面
不動態化)(A.Aberle,R.Hezel,Pr
ogr.in PV5,1997年29頁)などの方法
である。これに関するプロセスは良好な太陽電池効率の
ために決定的に重要であるから、種々の実施方法がすで
に工業的に応用されている。
【0008】シリコン太陽電池の水素体積不動態化につ
いては、とりわけ水素プラズマ、化成ガス中の熱処理及
び水素を含む窒化ケイ素表層(SiN)からの水素の拡
散の諸方法が周知である。電子的表面不動態化について
は、とりわけシリコン表面酸化法(S.Wenham
ら、Solar En.Mat.& Solar C−
ells 65,2001年、377頁)及び水素を含
む窒化ケイ素表層の被着法(A.A−berle,R.
Hezel,Progr.in PV 5,1997
年、29頁)が周知である。すべての公知の方法の中で
水素を含むSiN表層の適用は、2つのプロセスを同時
に実現できる唯一の方法である。この理由からSiN層
を太陽電池の製造に採用する太陽電池メーカーが増えて
いる。SiN表面被覆のもう一つの利点は、不動態化特
性に加えて、優れた光学的パラメータを有するので効果
的な反射防止被覆として使用できることである。
【0009】SiN表面被覆による水素体積不動態化は
2つのプロセス段階で行われる。まず水素を含むSiN
層をシリコンウエハの表面に被着する。そのときすでに
僅かな割合の原子水素がシリコンウエハの表面に近い領
域に侵入する。次に700℃以上の温度で高温処理が行
われる。この高い温度で比較的多量の原子水素が表層で
遊離し、シリコン結晶内に深く拡散する(B.L.So
poriら、Sol−ar En.Mat.& Sol
ar Cells 41/42,1996年、159
頁;J.Jeongら、J.Appl.Phys.87
(10)、2000年、7551ページ)。SiN表面
被覆による電子的表面不動態化は2つの効果によって行
われる。第1に層に含まれる水素がシリコン表面に蓄積
され、シリコン不飽和結合を不動態化するから、これが
電子的に不活性になる。第2に層に安定した絶縁体電荷
が発生し、静電誘導によりシリコンに電界を生じ、この
電界が電子的不動態化効果を強化する(キャリヤが表面
から遠ざけられるから、そこで失われることがない)
(A.G.Aberleら、Solar En.Ma
t.& Solar Cells 29、1993
年 175頁)。太陽電池に応用するために知られてい
るSiN表面被覆の作製方法は次の通りである。
【0010】a)平行板プラズマ この方法ではケイ素含有及び窒素含有プロセスガス、と
りわけシラン及びアンモニアを低圧設備でプラズマ放電
により励起して反応させる。プラズマ放電は2枚の平行
な板の間で交流電圧を印加して発生する。これは代表的
には電圧100ないし1000VでkHz又はMHz周
波数範囲である(R.Reif:Ha−ndbook
of Plasma Processinng Tec
hno−logy(プラズマ処理技術便覧),Noye
s,New Yersey,1990年、269頁)。
【0011】b)遠隔マイクロ波プラズマ アンモニア又は窒素を被覆処理室の仕切られた区域の外
又は中で低圧プラズマで励起し、次に基板に導く。その
途中でケイ素含有プロセスガス(通常はシラン)を添加
する。そのとき励起された窒素含有ガスがケイ素含有ガ
スと反応して、基板上に層を析出する。
【0012】c)LPCVD 窒素含有及びケイ素含有プロセスガスを低圧設備で70
0℃を超える温度で熱反応させる。この方法は高い温度
が必要なため幾つかの欠点が伴う。とりわけ温度に敏感
な基板を処理することができず、この温度で大部分の水
素が層から噴散するのでSiN層の水素含量が少ない。
【0013】水素体積不動態化及び電子的表面不動態化
でSiNで太陽電池の表面を被覆するために、これまで
もっぱら平行板によるSiN層と遠隔マイクロ波による
SiN層が使われている(A.G.Aberle,So
lar En.Mat.&Solar Cells 6
5,2001年、239頁)。2つの方法は、SiN層
の効果が層組成と析出パラメータに大きく左右される欠
点がある(T.La−uingerら、J.Vac.S
ci.Technol.A16(2),1998年、5
30ページ)。このため次の問題が生じる。
【0014】−使用される層が水素体積不動態化及び電
子的表面不動態化ための可能な潜在力を汲み尽していな
いので、太陽電池の効率が不十分である。−プロセスの
導入に当たって、可能なパラメータ領域を決定するため
に費用のかかる最適化実験が必要になる。−層の不変の
品質を可能にするために、作業中に費用のかかるプロセ
ス管理が必要である。−良好な体積不動態化が可能なパ
ラメータ領域が狭いため、層の作製の変動の可能性が限
られているから、層を反射防止及び不動態化の品質に関
して同時に最適化することができない。−全体として方
法が敏感であり管理費用が高いため、経済性の潜在力が
汲み尽くされない。
【0015】半導体素子のシリコン表面窒化法(ULS
I)がAppl.Phys.Le−tt.71(1
0),1371,1372頁、Izumi,Matsu
mara,“Low−temperature nit
ridation of sil−icon surf
ace NH3−decomposed specie
sin a catalytic chemical
vapor depos−ition system
(触媒化学蒸着系でのシリコン表面アンモニア分解化学
種の低温窒化)”により周知である。表面に形成される
SiNxy層は最大厚さ4.8nmでSi:N:Oの数
量比=1:0.9:0.3である。層は、触媒としてタ
ングステン線を使用してCAT−CVD法で作製され
る。測定が明らかにしたところでは、タングステンに原
因するSiNxOy層の不純物は無視することができる。
太陽電池のために同様な窒化を利用することは、SiN
xyの層厚が小さいため不適当である。
【0016】太陽電池用の光起電活性層を形成するため
に、ポリシリコンをCAT−CVD法で析出することが
できる(Solar Energy Material
s& Solar Cells 69(2001年)1
07−114,Niiraら、“Thin film
Poly−Si formation for s−o
lar cells by Flux method
and Cat−CVD method(フラックス法
及びCat−CVD法による太陽電池用薄膜ポリシリコ
ンの生成”)。ポリシリコン層に2x1014cm3ないし
2x1018cm3の濃度の金属不純物が現われる。
【0017】Solar Energy Materi
als & Solar Cel−ls、69巻、54
1−547頁、Schroppら、“Poly−sil
ic−on films with low impu
rity concentr−ation made
by hot wire chemical vap−
or deposition(熱線化学蒸着で製造した
低不純物濃度のポリシリコン膜)”にポリシリコンがH
WCVDにより析出されることが記載されている。10
16cm3の濃度のタングステン不純物を検出することが
できた。
【0018】半導体基板上の不動態化層の触媒析出法が
米国特許第6,225,241号明細書で周知である。
【0019】本発明の根底にあるのは、良好な光学的性
質のほかに基板の良好な表面不動態化も体積不動態化も
可能なように、太陽電池の製造方法を改良する課題であ
る。その場合良好な再現性で経済的な製造が可能でなけ
ればならない。特に所望の反射防止層又は表面不動態化
層を同時に得るために、広いパラメータ領域で良好な体
積不動態化を行うことができなければならない。
【0020】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明に
基づきこの問題はおおむね次のようにして解決される。
即ち0<x≦1.5及び0≦y≦2であるSiNxy
形のシリコン含有層を形成するときに、濃度Cが、1x
1014cm−3≦C≦1021cm−3の範囲の単数又は
複数の触媒作用ドーピング物質を混入するのである。ド
ーピング物質はSiNxy層から水素を遊離し、ないし
は層がより多くの水素を放出することができるように層
の構造に影響を与える。特に層厚に関する平均値が0.
1<x<1.5及び0.01<y<2のSiNxy層を
形成する。
【0021】濃度Cは1016cm−3ないし1019cm
−3であることが好ましい。
【0022】単数又は複数のドーピング物質はとりわけ
周期律表第V族及び第VI族又は耐熱金属系列に由来
し、又はこれを含む。なお、好ましいドーピング物質と
してモリブデン、タンタル、タングステン、白金ないし
はレニウムが挙げられる。
【0023】その場合ドーピング物質として、原子タン
グステンないしはWOx(0≦x≦4)を特筆し得る。
これらは成長するSiNxy層の構造に対して核形成に
より特に好ましい影響を及ぼし、層に含まれる水素を触
媒作用により活性化させるから、シリコンからなる基板
又はシリコンを含む基板の体積不動態化も表面不動態化
も希望どおりに行われる。
【0024】本発明によれば成長時又は熱処理の際に水
素を放出する水素含有SiNxy層が選ばれる。層は単
数又は複数のドーピング物質を備えており、これが層の
成長時に水素の構造的とりこみを改善し、水素含有分子
又は分子水素から原子水素(プロトン)を分解し、又は
層の熱処理時に層の原子団から原子水素を分解する。
【0025】太陽電池の基板の表面被覆の際に表面又は
体積不動態化と平行して、反射防止層が形成される。
【0026】従来支配的な意見と異なり、太陽電池のS
iNxy層の形成のときに特に金属ドーピング物質が目
的に応じ選択的に混入される。このドーピング物質は他
の場合には汚染として評価され、半導体素子の製造で品
質の劣化を招くものである。意外なことに本発明に基づ
き、即ち単数又は複数の耐熱金属からなるドーピング物
質を故意に混入することにより、水素による体積不動態
化でも表面不動態化でも太陽電池の性質の改善が生じ
る。その場合には簡単なプロセス管理が可能であり、再
現性又は品質に関する損失を我慢しないでよいことが判
明した。
【0027】また良好な表面及び体積不動態化が可能な
広いパラメータ領域という利点が生まれるから、層の作
製の変動の可能性が制限されず、反射防止及び表面不動
態化の品質に関して層を同時に最適化することが可能に
なる。
【0028】水素を含む窒化ケイ素層の構造と厚さない
しは単数又は複数のドーピング物質のドープ濃度の層厚
に関する勾配によって、ドーピング物質のドーピング効
果を調節することができる。
【0029】SiNxy層が均質に形成されていれば、
50nmないし110nmの範囲の層厚で数量(stoich
iometry)xは0.1ないし1.5である。
【0030】ところが均質な表層を実現することはしば
しば問題を生じる。特に基板と表層の接合部で基板表面
の影響により表層の組織変化が起こるからである。そこ
で本発明の1つの改良は、層厚に関してxが0.1ない
し1.5及び/又はyが0ないし2.0の範囲で変動す
るように、SiNxy層の数量を故意に変化するもので
ある。その場合xは層厚とともに0.6ないし1.3の
範囲で増加し、yは層厚とともに0.1ないし1.0の
範囲で増加することが好ましい。
【0031】上述のようにドーピング物質の均質なドー
プを選択することができるが、層厚に関して勾配を形成
することも可能であり、その場合特にドーピング物質濃
度が層厚の増加とともに1x1015cm-3ないし1x1
18cm-3の範囲で増加する。
【0032】大きな勾配と可変の厚さを有する表層を目
的に応じ選択的に形成することは、とりわけ窒化ケイ素
層の反射防止特性の改善という利点がある。
【0033】本発明においては、あらゆる種類の表層、
即ち勾配があり、あるいはない、種々の厚さの表層に対
して実現することができる。前述のように層厚に関して
勾配のあるドープ濃度を作り出すことが可能であるか
ら、様々な表層系に適応させることもできる。
【0034】耐熱金属によるSiNxOy層のドーピング
のための1つの可能な方法は、低圧設備で水素を含むケ
イ素及び窒素化合物、例えばシラン、ジシラン、アンモ
ニア、水素又はヒドラジンガスを平形金属又は針金の形
の高温の耐熱金属例えばタンタル、モリブデン、タング
ステン、レニウム、白金ないしはニオブで励起して行う
窒化ケイ素の触媒析出法である。
【0035】同様な方法をダイアモンド膜の析出のため
に使用することは周知である。また太陽電池のための無
定形(アモルファス)シリコンの析出法及び集積形半導
体素子のための化学的機械的不動態化層即ち保護層とし
ての窒化ケイ素の析出法も周知である。しかし半導体素
子のための当該の保護層を形成する場合は、金属による
汚染をなくすことに注意が払われた。さもなければ半導
体素子の品質に悪影響が及ぶからである(H.Mats
umura,Jpn.J.Appl.Phys.37,
1998年、3175頁)。
【0036】特に本発明は、水素を含むドープ表層を大
きなシリコン基板の上に析出するものである。その場合
大きなシリコン基板を薄いシリコン層としてベース材料
の上に被着することができる。ベース材料としてガラス
板、セラミックプレート、金属板又はポリマーフィルム
が考えられる。シリコン基板自体は微結晶、無定形(ア
モルファス)又は多結晶の結晶構造を有する。
【0037】また大きなシリコン基板を単結晶又は多結
晶シリコンウエハ又はシリコン膜から形成することも可
能である。特にシリコン膜として、EFG法(Fdge
−defined Film−fed Growth)
で作製される膜が考えられる。このことにかかわりな
く、大きなシリコン基板はpn接合を持つことができ
る。
【0038】被覆処理のパラメータ、例えば圧力、ドー
ピング物質−金属の温度、ガス組成、酸素分圧、基板温
度、金属と基板の間隔及び金属の幾何学的形状を調整す
ることによって、ドーピング物質、特に耐熱金属による
SiNxy層の所望のドーピングを行うことができる。
特に析出パラメータは次の範囲内でなければならない。 圧力P: 0.1≦P≦1000Pa 金属温度T: 1500℃≦T≦2500℃ ガス組成(ケイ素含有反応ガスと窒素含有反応ガスの
比):0.001−1.0 酸素分圧: 0−20Pa 基板温度: 20℃−600℃ 金属−基板の間隔: 1−100mm 金属の幾何学的形状: 棒、針金又は板
【0039】ドーピング物質を選択的にドープしたSi
xy層を形成するために、連続式又は静止式操作を行
うことができる。第1の操作は、高温の金属とガス供給
部及び排出部からなる被覆供給源を遮断して基板を被覆
処理区域に入れ、静止する基板で層の形成が行われるこ
とを意味する。代案として間欠的に被覆処理することが
可能である。つまり被覆供給源を操作しつつ基板を被覆
処理区域に入れ、そこで被覆処理し、次に再び取り出す
のである。最後に、基板を被覆処理区域に連続的に送入
し、この区域に通し、かつこの区域から取り出す連続通
過プロセスが可能である。
【0040】特にガス組成、圧力、金属温度及び全ガス
流量等のパラメータの変更によって窒化ケイ素層の組成
の数量(stoichiometry)を変えることができる。その
場合、数量が0.1と1.5の間で変動させられる。ガ
ス組成、圧力、金属温度及び全ガス流量等のパラメータ
の静止式被覆処理時の時間的変化により層組成の数量を
層厚に関して変化することも可能である。またガス組
成、圧力、金属温度、金属の幾何学的形状及び全ガス流
量等のパラメータの被覆処理区間に沿った空間的変化に
よって所期の数量調整が可能である。流動しないプロセ
スガス(Closed−Chamber−Deposi
tion)の組成は析出の反応速度で調整することがで
きる。
【0041】本発明に基づいて得られる利点を下記の表
で明らかにする。水素を含むSiN xy表層を備えたE
FG太陽電池の製造で、意外なことに太陽電池の効率
(Eta)とSiNxy層のドーピング物質としてのタ
ングステンの含量との間に相関が認められた。
【0042】
【表1】
【0043】表が示すように、すべてのグループは同等
のシリコン、窒素及び水素濃度を有する。酸素、鉄及び
タングステン濃度に有意な変動が観察される。SiN層
の高い酸素濃度(グループ5)も高い鉄濃度(グループ
3)も、不純物含量が低い対照グループと比較して太陽
電池効率の改善をもたらさない。これらのグループはす
べて13.34%ないし13.50%の効率を有する。
これに対してグループ4で検出された高いタングステン
濃度は、明らかに14.04%という絶対的に0.6%
高い太陽電池効率と関連がある。
【0044】グループ4でタングステン濃度が約10
19cm−3だとすれば、水素が大変よく拡散すること
ができ、このため僅かな不純物原子が多数の活性化水素
原子をもたらすので、極めて低い濃度ですでに効果が現
われることを認めねばならない。不純物ドーピングの効
果の下限は1014ないし1015cm−3の程度であると
思われる。
【0045】WドープSiNxy層を有する太陽電池の
優れた効率の原因はおそらく3つの機構に基づく。第1
にタングステン原子は層の作製時に触媒として作用し、
このため進行中の成長反応に肯定的な影響を及ぼすこと
ができる。例えば、タングステンの存在で分子水素、N
−H結合又はSi−H結合の分解により高い濃度の原子
水素が生じると考えられる。このことは特に電子的表面
不動態化の改善をもたらす。
【0046】第2にタングステン原子は後置の高温処理
時にやはり触媒として、分子水素、N−H結合又はSi
−H結合の分解により高濃度の原子水素をもたらし、そ
れによって特に水素体積不動態化を助長する。
【0047】第3にタングステン原子は層が成長すると
きに結晶質窒化ケイ素の核形成をもたらし、それによっ
て全層の肯定的な構造変化を生じる。
【0048】水素を含む表面被覆のタングステンドーピ
ングに基づき、体積及び表面不動態化のために水素の補
足的活性化が行われる。タングステンの代わりに、特に
同様な化学的性質を有するすべての耐熱金属、例えばモ
リブデン、タンタル、白金又はレニウムも考えられる。
またタングステンのように水素の補足的活性化を生じる
すべての不純物原子又は不純物分子が適している。一例
として特に炭素が挙げられる。しかし酸素と水素は、表
面及び体積不動態化を生じさせる本発明の意味の不純物
原子ではない。
【0049】太陽電池の製造のために、水素を含むドー
プ表層を太陽電池の種類に応じて様々なシリコン基板の
上に大きく析出しなければならない。そのために被着層
に所望の不純物原子を析出する適当な添加ガスを利用す
る場合は、工業的規模で利用可能な平行板技術を使用す
ることができる。様々な種類の基板のためのこの被覆法
ないしコーティング法がすでに開発されているから、こ
の種のすべての基板、さらにはこのベース材料を利用す
るシリコン薄膜からなる太陽電池にもドープ層の析出が
可能である。その場合ベース材料としてガラス板、セラ
ミックプレート、金属板又はポリマーフィルムが考えら
れる。基板に左右されない被覆法、例えば遠隔マイクロ
波プラズマ法又はLPCVD技術によれば、水素を含む
ドープ層を原則としてすべての種類の基板に析出するこ
とができる。
【0050】こうして本発明においては、すべての種類
の大型の半導体素子、特にベース材料上のフィルム(例
えばEFG)、ウエハ又は薄膜の形の微晶質、無定形又
は多結晶質結晶構造を有するシリコン太陽電池に適して
いる。特に大型のpn接合の不動態化に適合する。
【0051】次に実施例に基づいて発明を詳述する。
【0052】
【発明の実施の形態】
【実施例1】出発材料は厚さ300μm、導電率約5Ω
cm、エミッタ層抵抗約40Ω/sqで片側にリンを拡
散した100mmx100mmの大きさのホウ素ドープ
・シリコンウエハである。
【0053】このウエハを真空室に入れて、5x10
−3mbar未満の圧力下で300℃に熱する。このウ
エハは真空室内で電熱コイル付きの水平の特殊鋼板の上
にある。ウエハの約100mm上方に真空室の隔壁を垂
直に貫通する直径20mmの石英ガラス管がある。
【0054】ウエハを加熱した後、石英ガラス管を通っ
てアンモニアが室内に導入される。石英ガラス管の約2
0mm側方に別のガス入口があり、これを通って分配ノ
ズルによりシランが室内に導入される。ガスの混合比は
1:2(シラン:アンモニア)である。室内の圧力はガ
ス出口の調整弁で3x10−2mbarに調整される。
【0055】石英ガラス管は真空室の外でマイクロ波共
振器により取囲まれている。ここで120Wのマイクロ
波電力(周波数2.54GHZ)が入力され、それによ
ってガラス管内にアンモニアプラズマが形成される。石
英ガラス管の出口に直接に白金コイルがあり、約190
0℃に加熱され、石英ガラス管の中で励起されたアンモ
ニアが白金コイルからあふれ出る。
【0056】励起されたアンモニアはシランと反応して
窒化ケイ素を生じる。窒化ケイ素はシリコンウエハの上
に析出する。熱した白金コイルから白金原子が蒸発し、
シリコン層に取り込まれ、こうして本発明に基づき層の
ドーピングが行われる。窒化ケイ素層の厚さが75nm
になるまで被覆処理が行われる。
【0057】こうして被覆したウエハを太陽電池に再加
工すれば14.5%を超える効率が生じる。
【0058】
【実施例2】出発材料は厚さ300μm、導電率約5Ω
cm、エミッタ層抵抗約40Ω/sqで片側にリンを拡
散した100mmx100mmの大きさのホウ素ドープ
・シリコンウエハである。
【0059】このウエハを真空室に入れ、5x10−3
mbar未満の圧力下で300℃に加熱する。ウエハは
真空室内で電熱コイル付きの水平の直径300mmの円
形特殊鋼板の上にある。ウエハの約20mm上方に直径
300mmの円形の特殊鋼板があり、均一に分布した直
径0.5mmのガス出口を備えている。
【0060】シリコンウエハを加熱した後、上側の特殊
鋼板を経てアンモニア、シラン及びメタンが導入され
る。ガスの混合比は1:2:0.001(シラン:アン
モニア:メタン)である。室内の圧力はガス出口の調整
弁で5x10−2mbarに調整される。
【0061】下側と上側の特殊鋼板の間に700V(周
波数100kHZ)の交流電圧が印加され、2枚の板の
間にプラズマが形成される。
【0062】励起されたアンモニアはシランと反応して
窒化ケイ素を生じる。窒化ケイ素がシリコンウエハの上
に析出する。メタン分子はプラズマ・ラジカルと反応し
て、炭素がシリコン層に取り込まれ、こうして本発明に
基づき層のドーピングが行われる。窒化ケイ素層の厚さ
が75nmになるまで、被覆処理を行う。
【0063】こうして被覆したウエハを太陽電池に再加
工すれば14.6%を超える効率が生じる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 インゴ・シュビルツリッヒ ドイツ連邦共和国、63987 ミルテンベル ク、ヨセフ−ビルス−シュトラーセ 36 (72)発明者 イエンス・モシュナー ドイツ連邦共和国、27404 ツエベン、バ ウエラー・ベーク 19 Fターム(参考) 4K030 AA06 AA13 AA17 AA20 BA40 BA44 BB05 CA04 CA05 CA06 CA07 CA12 FA03 JA01 JA06 JA09 JA10 LA16 5F051 AA05 AA16 BA11 CA15 CA16 CA35 CA36 CA40 DA20 GA04

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコンからなる基板又はシリコンを含む
    基板、例えばウエハ又はフィルムの基板上に不動態化層
    ないしは反射防止層として水素含有シリコンを含む層を
    形成して行う太陽電池の製造方法において、0<x≦
    1.5及び0≦y≦2である、SiNxyの形のシリコ
    ン含有層を形成するときに、濃度Cが、1x1014cm
    −3≦C≦1x1021cm−3の範囲の単数又は複数の触
    媒作用ドーピング物質を選択的に混入することを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】層厚に関する平均値が0.1<x≦1.5
    及び0.01≦y≦2のSiNxy層を形成することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】濃度Cが、1x1016cm−3≦C≦1x
    1019cm−3の範囲の単数又は複数のドーピング物質
    を混入することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】単数又は複数のドーピング物質をSiNx
    y層の厚さに関して勾配をつけて混入し、特に単数又
    は複数のドーピング物質の濃度Cが層厚の増加とともに
    1x1014cm−3ないし1x1019cm−3の範囲内で
    増加することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】単数又は複数のドーピング物質をSiNx
    y層に均質に分布するように混入することを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】単数又は複数のドーピング物質として耐熱
    金属系列の原子又はこれを含む物質を使用することを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】ドーピング物質としてモリブデン、タンタ
    ル、タングステン、白金、レニウム又は炭素もしくはこ
    れらの化合物を使用することを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】基板をガラス板、セラミックプレート、金
    属板又はポリマーフィルム上に被着することを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】シリコンからなる基板が微結晶、無定形又
    は多結晶の結晶構造を有することを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】基板が単結晶又は多結晶シリコンウエハ
    又はシリコンフィルムからなることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  11. 【請求項11】シリコンフィルムとしてEFG法により
    製造されたフィルムを使用することを特徴とする請求項
    10に記載の方法。
  12. 【請求項12】ドーピング物質としてタングステンない
    しはWOx(0≦x≦3)を使用することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】ドーピング物質として、SiNxy層の
    形成のために使用されるガス、例えばシラン、ジシラ
    ン、水素、アンモニウム又はヒドラジンを接触分解する
    物質を使用することを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】水素を含むSiNxy層が無定形水素化
    窒化ケイ素からなることを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  15. 【請求項15】SiNxy層を均質に形成することを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】SiNxy層がその厚さに関連して変化
    し、xが0.6ないし1.3の範囲で、yが0.1ない
    し1.0の範囲で層厚とともに増加することを特徴とす
    る請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】厚さが30nmないし150nmの範
    囲、特に50nmないし110nmの範囲内であるよう
    にSiNxy層を形成することを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  18. 【請求項18】ガス状の水素含有ケイ素及び窒素化合
    物、とりわけシラン、ジシラン、水素、アンモニア及び
    ヒドラジンを高温の耐熱金属で励起することにより水素
    含有SiNxy層を形成することを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  19. 【請求項19】圧力P(0.1Pa≦P≦1000P
    a)が支配する反応室でSiNxy層を形成することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  20. 【請求項20】反応室の圧力Pを、1Pa≦P≦200
    Paに調整することを特徴とする請求項19に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】水素含有SiNxy層の厚さを被覆パラ
    メータ、例えば圧力、金属温度、ガス組成、酸素分圧、
    基板温度、金属と基板の間隔ないしは金属の幾何学的形
    状により調整することを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  22. 【請求項22】単数又は複数のドーピング物質をなす金
    属を1500℃ないし2500℃の温度に調整すること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  23. 【請求項23】ケイ素含有反応ガスと窒素含有反応ガス
    の比が0.001ないし1.0になるようにガス組成を
    調整することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】酸素分圧を0<p≦20Paの値に調整
    することを特徴とする請求項21に記載の方法。
  25. 【請求項25】基板を20℃ないし600℃の温度に調
    整することを特徴とうする請求項21に記載の方法。
  26. 【請求項26】金属と基板の間隔を1mmないし100
    mmに調整することを特徴とする請求項21に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】金属として棒、針金ないしは板の幾何学
    的形状を有する金属を使用することを特徴とする請求項
    21に記載の方法。
  28. 【請求項28】水素含有SiNxy層を静止式被覆操作
    で形成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  29. 【請求項29】水素含有SiNxy層を間欠的被覆操作
    で基板上に形成することを特徴とする請求項1に記載の
    方法。
  30. 【請求項30】SiNxOy層を連続通過式被覆操作で
    基板上に形成することを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】流動しないプロセスガスの組成を析出の
    反応速度により調整することを特徴とする請求項21に
    記載の方法。
  32. 【請求項32】パラメータ即ちガス組成、圧力、金属温
    度ないしは全ガス流量を変えることによってSiNxy
    層の数量的組成を調整することを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  33. 【請求項33】静止被覆処理時のパラメータ、即ちガス
    組成、圧力、金属温度ないしは全ガス流量の時間的変化
    によりSiNxy層の厚さに関する層組成の数量的変化
    を調整することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  34. 【請求項34】被覆処理区間のパラメータ即ちガス組
    成、圧力、金属温度、金属の幾何学的形状ないしは全ガ
    ス流量の空間的変化によってSiNxy層の層厚に関す
    る層組成の数量的変化を調整することを特徴とする請求
    項16に記載の方法。
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