JP2003156648A - 偏波ファイバおよびその製造方法、並びにこれを用いたリボンファイバおよび光導波路デバイス、光ファイバアレイとその製造方法 - Google Patents

偏波ファイバおよびその製造方法、並びにこれを用いたリボンファイバおよび光導波路デバイス、光ファイバアレイとその製造方法

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JP2003156648A JP2001355727A JP2001355727A JP2003156648A JP 2003156648 A JP2003156648 A JP 2003156648A JP 2001355727 A JP2001355727 A JP 2001355727A JP 2001355727 A JP2001355727 A JP 2001355727A JP 2003156648 A JP2003156648 A JP 2003156648A
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polarization
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Akira Matsumoto
明 松本
Nobutsugu Fukuyama
暢嗣 福山
Tadashi Sagara
忠司 相良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多心のリボンファイバや光ファイバアレイを
簡便に作製することができるとともに、作業効率及び歩
留まりを向上することができる偏波ファイバおよびその
製造方法、並びにこれを用いたリボンファイバおよび光
導波路デバイス、光ファイバアレイとその製造方法を提
供する。 【解決手段】 偏波方向を規定する手段を、裸ファイバ
部10又はファイバ被覆部11に設けてなり、且つ偏波
方向を規定する手段が、裸ファイバ部10又はファイバ
被覆部11に、直接樹脂を用いて形成された位置決め部
材50の一面からなる偏波ファイバ20である。この偏
波ファイバ20は、偏波ファイバの端面を所定の偏波面
になるように、裸ファイバ部10又はファイバ被覆部1
1を、型枠内で回転調整した後、樹脂を流し込み、硬化
させ、型枠を取り外すことにより、偏波方向を規定する
手段を形成させることにより製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、偏波ファイバお
よびその製造方法、並びにこれを用いたリボンファイバ
および光導波路デバイス、光ファイバアレイとその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 光導波路に偏波依存性がある場合や、
WDM通信において四波混合を防止するために、特殊な
AWGを用いる場合には、偏波ファイバを使用し、単一
偏波を導波路に入光させることが行われている。尚、上
記偏波ファイバとは、偏波保持ファイバ・円偏波ファイ
バ・単一偏波ファイバ等の複屈折ファイバである。この
とき、導波路に入光させる偏波は、必要な偏波の向きが
決まっているため、例えば、図15に示すように、光フ
ァイバアレイ中の偏波ファイバの端面をこの偏波の向き
に調整することが必要であり、特に、多心の場合、複数
の偏波ファイバの偏光面を調整して接着固定することが
非常に困難であった。
【0003】 現在使用されているシングルモード光フ
ァイバアレイ(通信用多心光デバイス)は、通常、シン
グルモードリボンファイバのピッチが250μmである
ことから250μmピッチが標準的であり、偏波ファイ
バ自体も、通常は250μmのUV被覆されたファイバ
(以下、素線ともいう)が一般的である。
【0004】 このとき、上記素線を用いて250μm
ピッチの光ファイバアレイを作製する場合、偏波ファイ
バの偏波の向きを回転調整する際、回転治具側と光ファ
イバアレイ端部側において偏波ファイバに多少のよじれ
が発生するとともに、回転調整後の偏波ファイバが回転
治具側のみで固定されているため、未調整の偏波ファイ
バを調整しているうちに、光ファイバアレイ端部側の偏
波ファイバが回転してしまうという問題点があった。
【0005】 また、偏波ファイバの偏波の向きを回転
調整する際、隣り合う偏波ファイバ同士が接触してしま
うため、ある偏波ファイバを回転させると隣の偏波ファ
イバが干渉して回転してしまうという問題点があった。
これらの問題点を解消するため、通常、偏波ファイバの
再微調整作業が行われているが、全ての偏波ファイバに
対して繰り返し調整する必要があるため、多心になれば
なる程、非常に工数の掛かる作業となるだけでなく、調
整精度にも限界があった。
【0006】 更に、上記素線を用いて250μmピッ
チの光ファイバアレイを作製する場合、偏波ファイバの
偏波の向きを回転調整する前に、あらかじめV溝基板と
偏波ファイバ間には潤滑を目的として、樹脂を塗布して
から回転調整作業が行われるが、多心になればなるほ
ど、調整時間が長くなるため、樹脂がV溝部以外の部分
に流れ込む場合があった。
【0007】 通常、V溝以外の部分は、V溝部のよう
に押さえ板がなく上部が開放されているため、流れ込ん
だ樹脂が一ヶ所に溜まって偏波ファイバを取り囲んでし
まうと、偏波ファイバに大きな応力がかかり、クロスト
ークなどの特性に悪影響を及ぼし、場合によっては断線
することもあるため、信頼性の上からも問題があった。
【0008】 また、偏波ファイバの偏波の向きを回転
調整した後、V溝部の樹脂をUV照射して硬化させる
が、回転調整時は角度が合っている場合でも、樹脂の硬
化収縮等で偏波ファイバが回転してしまう場合があっ
た。
【0009】 更に、上記素線を用いて250μmピッ
チの光ファイバアレイを作製する場合、偏波ファイバの
回転調整作業に不具合が発生すると、V溝基板も含めて
部品自体が不良となって使用できなくなるという問題点
があった。例えば、40chの光ファイバアレイを作製
しようとした場合、回転調整が40本の偏波ファイバの
内1本でも不具合が生じると不良となる。この発生確率
が1%だとすると、V溝基板上でこの作業を実施する
と、40本の偏波ファイバを回転調整する必要があるた
め、不具合の発生確率は33.1%となるだけでなく、
V溝基板も含めて部品自体が使用できなくなってしま
う。
【0010】 以上のことから、上記のような光ファイ
バアレイの作製方法では、特にAWGの場合、チャンネ
ル数が40ch規模になるので、40本の偏波ファイバ
を全て決まった向きに偏波ファイバを回転調整させるこ
とが至難の業であるため、工業的に成功した例は無かっ
た。
【0011】 また、光ファイバアレイの作製方法とし
ては、偏波ファイバの偏波の向きを調整した後、1本ず
つ固定しておくことも考えられるが、250μmという
狭い間隔で偏波ファイバが並んでいるので、1本ずつ接
着固定するのは困難であるし、光ファイバアレイの外側
に治具を設け仮固定しておくことも、多心になればなる
ほど複雑・大型化が必要で、250μmという狭い間隔
で偏波ファイバを並べる光ファイバアレイにおいては、
実現は困難であった。
【0012】 特開平8−146242号公報におい
て、オリエンテーションフラット付のキャピラリで偏波
方向を規定する手段があるが、これ自身を接続部品とし
て使用する概念しか示されておらず、かつ、これをV溝
にて多心に整列しようとした場合、キャピラリと裸ファ
イバの間に空間が存在するため、キャピラリの外形中心
と実際のファイバのコアの中心が偏在している可能性が
生じるので、精度的に劣るという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、このよう
な従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、偏波ファイバの偏波の向きを
正確且つ短時間に精度良く規定することができるため、
多心のリボンファイバや光ファイバアレイを簡便に作製
することができるとともに、作業効率及び歩留まりを向
上することができる偏波ファイバおよびその製造方法、
並びにこれを用いたリボンファイバおよび光導波路デバ
イス、光ファイバアレイとその製造方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】 即ち、本発明によれ
ば、偏波方向を規定する手段を、裸ファイバ部又はファ
イバ被覆部に設けてなり、且つ偏波方向を規定する手段
が、裸ファイバ部又はファイバ被覆部に、直接樹脂を用
いて形成された位置決め部材の一面からなることを特徴
とする偏波ファイバが提供される。
【0015】 このとき、本発明の偏波ファイバ(第1
の例)は、位置決め部材が、以下に示す形態であること
が好ましい。裸ファイバ部又はファイバ被覆部の端面
から2〜40mmの長さを有する。多角形状であり、
より好ましくは、三角形状である。樹脂からなるもの
であり、より好ましくは、その樹脂が、ウレタンアクリ
レート樹脂又はエポキシ樹脂である。
【0016】 尚、本発明で用いる樹脂は、10000
cP以下の粘度を有することが好ましく、その樹脂が、
ウレタンアクリレート系UV樹脂またはエポキシ系UV
樹脂であることがより好ましい。
【0017】 また、本発明では、偏波方向を規定する
手段を、裸ファイバ部又はファイバ被覆部に設けてな
り、且つ偏波方向を規定する手段が、裸ファイバ部又は
ファイバ被覆部を直接加工して得られたものであること
を特徴とする偏波ファイバが提供される。
【0018】 尚、本発明の偏波ファイバ(第2の例)
は、偏波方向を示す平面が、オリエンテーションフラッ
トであることが好ましく、また、偏波方向を示す平面
が、裸ファイバ部又はファイバ被覆部の端面から2〜4
0mmの長さを有することが好ましい。
【0019】 更に、本発明では、偏波方向を規定する
手段を、裸ファイバ部に設けてなり、且つ偏波方向を規
定する手段が、裸ファイバ部の径方向に、少なくとも2
つ以上設けた偏波方向を示す凹部からなることを特徴と
する偏波ファイバが提供される。
【0020】 尚、本発明の偏波ファイバ(第3の例)
は、偏波方向を示す凹部が、偏波ファイバの端面から所
定の長さの応力付与部を除去することにより形成されて
いることが好ましく、また、偏波方向を示す凹部が、偏
波ファイバの端面から3〜20mmの深さを有すること
が好ましい。
【0021】 以上、本発明の偏波ファイバ(第1〜3
の例)は、リボンファイバ、光導波路デバイス又は光フ
ァイバアレイに好適に用いることができる。
【0022】 次に、本発明によれば、偏波ファイバの
端面を所定の偏波面になるように、裸ファイバ部又はフ
ァイバ被覆部を、型枠内で回転調整した後、樹脂を流し
込み、硬化させ、該型枠を取り外すことにより、偏波方
向を規定する手段を形成させることを特徴とする偏波フ
ァイバの製造方法が提供される。このとき、本発明の偏
波ファイバ(第1の例)の製造方法は、偏波方向を規定
する手段が、偏波方向を示す平面を有する位置決め部材
であることが好ましい。
【0023】 このとき、本発明で用いる樹脂は、10
000cP以下の粘度を有することが好ましく、その樹
脂が、ウレタンアクリレート系UV樹脂またはエポキシ
系UV樹脂であることがより好ましい。
【0024】 また、本発明によれば、偏波ファイバの
端面を所定の偏波面になるように回転調整した後、裸フ
ァイバ部又はファイバ被覆部を直接加工することによ
り、偏波方向を規定する手段を形成させることを特徴と
する偏波ファイバの製造方法が提供される。このとき、
本発明の偏波ファイバ(第2の例)の製造方法は、偏波
方向を規定する手段が、偏波方向を示す平面であること
が好ましく、偏波方向を示す平面が、オリエンテーショ
ンフラットであることがより好ましい。
【0025】 更に、本発明によれば、偏波ファイバの
端面を所定の偏波面になるように回転調整した後、偏波
ファイバの径方向を加工することにより、偏波方向を示
す凹部を少なくとも2つ以上形成させることを特徴とす
る偏波ファイバの製造方法が提供される。尚、上記加工
手段としては、エッチング、研削などが好ましい。この
とき、本発明の偏波ファイバ(第3の例)の製造方法
は、偏波方向を示す凹部が、偏波ファイバの端面から所
定の長さの応力付与部を除去することにより形成されて
いることが好ましい。
【0026】 次に、本発明によれば、上基板と、V溝
が形成された下基板とを備え、該V溝上に偏波ファイバ
を挿入、配置し、次いで該上基板と該下基板とを樹脂で
固化して該偏波ファイバをV溝に固定して整列させる光
ファイバアレイの製造方法であって、偏波方向を示す平
面を裸ファイバ部又はファイバ被覆部に有する偏波ファ
イバを、偏波方向を示す平面で押圧することにより、複
数本の偏波ファイバを所定の偏波面に一括して整列させ
ることを特徴とする光ファイバアレイの製造方法が提供
される。
【0027】 このとき、本発明では、偏波方向を示す
平面が、裸ファイバ部又はファイバ被覆部に、直接樹
脂を用いて形成された位置決め部材の一面、又は、裸
ファイバ部又はファイバ被覆部を直接加工して得られた
オリエンテーションフラットであることが好ましい。
【0028】 また、本発明によれば、上基板と、V溝
が形成された下基板とを備え、該V溝上に偏波ファイバ
を挿入、配置し、次いで該上基板と該下基板とを樹脂で
固化して該偏波ファイバをV溝に固定して整列させる光
ファイバアレイの製造方法であって、偏波方向を示す位
置決め部材を裸ファイバ部又はファイバ被覆部に有する
偏波ファイバと、該位置決め部材を所定の位置に保持す
る保持部を有する上基板又は下基板を用いることによ
り、ファイバアレイ内で複数本の偏波ファイバを所定の
偏波面に一括して整列させることを特徴とする光ファイ
バアレイの製造方法が提供される。このとき、本発明で
は、位置決め部材が、裸ファイバ部又はファイバ被覆部
に、直接樹脂を用いて形成されたものであることが好ま
しい。
【0029】 更に、本発明によれば、上基板と、V溝
が形成された下基板とを備え、該V溝上に偏波ファイバ
を挿入、配置し、次いで該上基板と該下基板とを樹脂で
固化して該偏波ファイバをV溝に固定して整列させる光
ファイバアレイの製造方法であって、裸ファイバ部の径
方向に、少なくとも2つ以上設けた偏波方向を示す凹部
からなる偏波ファイバと、該偏波方向を示す凹部に回転
調整治具を差し込み、偏波ファイバを所定の偏波面にな
るように回転させながら調整することにより、複数本の
偏波ファイバを所定の偏波面に一括して整列させること
を特徴とする光ファイバアレイの製造方法が提供され
る。
【0030】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1〜2は本発明の偏波
ファイバ(第1の例)の各例を示す概略斜視図である。
図1〜2に示すように、本発明の偏波ファイバ(第1の
例)は、偏波方向を規定する手段を、裸ファイバ部10
又はファイバ被覆部11に設けてなり、且つ偏波方向を
規定する手段が、裸ファイバ部10又はファイバ被覆部
11に、直接樹脂を用いて形成された位置決め部材50
の一面からなるものである。
【0031】 このとき、本発明の偏波ファイバ(第1
の例)は、位置決め部材50の長さaが、裸ファイバ部
10又はファイバ被覆部11の端面から2〜40mm
(より好ましくは、3〜30mm)であることが好まし
い。これは、位置決め部材50の長さaが2mm未満で
ある場合、偏波ファイバの回転方向を十分に規制するこ
とが困難であり、一方、位置決め部材50の長さaが4
0mmを超過する場合、作業性が悪くなったり、偏波フ
ァイバの自重で偏波ファイバの折れ等の不具合が発生し
やすくなるからである。尚、位置決め部材50の偏波方
向を規定する手段は、位置決め部材50全体に配しても
よいし、その少なくとも一部でもよい。
【0032】 また、位置決め部材50は、偏波ファイ
バの回転方向が制限される形状であれば、特に限定され
ないが、偏波方向の位置決め精度や製造の観点から、そ
の断面形状の少なくとも一部が二等辺三角形(図1〜2
参照)や長方形であることが好ましい。尚、その断面形
状は、位置決め部材の全面にわたり二等辺三角形や長方
形であってもよい。更に、位置決め部材の断面形状が三
角形状である場合、裸ファイバ部又はファイバ被覆部の
円形断面に、その三角形の少なくともV溝基板に接する
二辺と接することが好ましく、三辺とも接することがな
お好ましい。これにより、本発明の偏波ファイバは、位
置決め部材の位置決め手段の精度が、そのままファイバ
の位置精度に反映され、従って、非常に精度良く、例え
ばV溝基板に配設することが可能となる。
【0033】 また、位置決め部材50は、偏波方向の
位置決め精度を確保するため、その形状を維持できる硬
度を有し、且つ偏波ファイバが折れないように、軽量の
材質であることが好ましいため、樹脂からなるものであ
ることが好ましく、更にその樹脂が、ウレタンアクリレ
ート樹脂又はエポキシ樹脂であることが、より好まし
い。
【0034】 以下、図1に示す偏波ファイバの製造方
法の一例を図3に従って説明する。先ず、偏波ファイバ
素線12の先端被覆を除去し、CCDカメラで観察でき
る様に裸ファイバ部10の端面をファイバカッターでカ
ットする()。型枠の下型(V溝基板)70に配設さ
れたV溝に裸ファイバ部10を配置した後、型枠の上型
(押さえ基板)72をのせ、荷重をかけながら裸ファイ
バ部10を仮固定する()。このとき、型枠の上型
(押さえ基板)72は、UV光を透過するものを使用す
る。
【0035】 次に、偏波ファイバ素線12のファイバ
被覆部11に回転治具80をセットし()、V溝基板
70のV溝に、樹脂36を流し込み()、CCDカメ
ラで裸ファイバ部10の端面を観察しながら、所定の偏
波方向になるように回転調整を行う()。尚、回転調
整の基準は、各偏波ファイバ素線12の中心点から求め
た回帰基準線であるが、V溝基板70のV溝両脇平面部
を基準線として扱える。
【0036】 最後に、UV照射することにより、樹脂
36を硬化させて()、位置決め部材50を形成させ
た後()、押さえ基板72、回転治具80及びV溝基
板70(,)を取り外すことにより、図1に示す偏
波ファイバ20を得ることができる。尚、図2に示す偏
波ファイバも、上記とほぼ同様な方法で製造することが
できる。
【0037】 ここで、本発明で用いる樹脂36は、短
時間の固化が可能であり、且つ10000cP以下の粘
度を有することが好ましい。これは、樹脂の硬化に時間
がかかると、調整ファイバ角がずれる危険があるだけで
なく、作業性が低下してしまうからである。このため、
少なくとも10分以内で硬化する樹脂が好ましい。UV
樹脂を用いれば、5分以下と非常に短時間の硬化が可能
であり、且つ熱硬化型樹脂を用いた場合に懸念される加
熱中の樹脂の粘度変化による調整ファイバ角への悪影響
が無いため、より好ましい。尚、UV樹脂は、湿度や温
度が変動しても、偏波ファイバの整列精度が狂わない様
に偏波ファイバをしっかり固定させるため、比較的固め
のものが用いられる。
【0038】 即ち、本発明で用いる樹脂は、偏波ファ
イバの回転調整後に、速やかに偏波ファイバを固着、被
覆することが好ましいため、短時間で硬化が可能である
UV樹脂であることが好ましく、特に、通常の被覆であ
るウレタンアクリレート樹脂又はエポキシ樹脂を使用す
ることがより好ましい。このとき、樹脂の硬度(注:粘
度ではない)の点からはウレタンアクリレートよりエポ
キシの方がよい。あまり柔かいと、偏波方向を規定する
精度が悪くなるためである。但し被覆上はウレタンアク
リレート樹脂が好ましい。これは、被覆そのものがウレ
タンアクリレート系樹脂であり、同系統の樹脂を使用し
た方が、親和性などの点で好ましいし、被覆部に設けた
偏波方向を規定する部分は、ファイバアレイに組みこん
だ後もそのまま残るため、被覆と異なる材料を用いた場
合、品質上問題発生が懸念されるからである。尚、裸フ
ァイバ上は上記問題がないので精度の点からエポキシ樹
脂が好ましい。
【0039】 次に、本発明で用いる樹脂は、偏波ファ
イバの回転調整時に、V溝基板と偏波ファイバ素線間で
潤滑剤として働かせるため、粘度を10000cP以下
にすることが好ましい。以上の条件を満たす樹脂として
は、例えば、3000cPの粘度を有するウレタンアク
リレート系UV樹脂又はエポキシ系UV樹脂が挙げられ
る。
【0040】 尚、本発明で用いる型枠の内表面は、樹
脂が接着しないように、剥離効果のある材質を用いる
か、離型材を表面に塗布又はコーティングしておくこと
が好ましい。例えば、UVが透過する様に、型枠をガラ
ス製とし、内表面にUV透過を妨害しない程度の薄いポ
リテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂のコーティン
グを施しておくことが好ましい。
【0041】 また、図4〜5は本発明の偏波ファイバ
(第2の例)の各例を示す概略斜視図である。図4〜5
に示すように、本発明の偏波ファイバ(第2の例)は、
偏波方向を規定する手段を、裸ファイバ部又はファイバ
被覆部に設けてなり、且つ偏波方向を規定する手段が、
裸ファイバ部又はファイバ被覆部を直接加工して得られ
たものである。このとき、偏波方向を示す平面40は、
オリエンテーションフラット42であることが好まし
い。
【0042】 また、本発明の偏波ファイバ(第2の
例)は、偏波方向を示す平面40(オリエンテーション
フラット42)の長さbが、ファイバ被覆部11又は裸
ファイバ部10の端面から2〜40mm(より好ましく
は、3〜30mm)であることが好ましい。これは、偏
波方向を示す平面40の長さbが2mm未満である場
合、偏波ファイバの回転方向を十分に規制することが困
難であり、一方、偏波方向を示す平面40の長さaが4
0mmを超過する場合、作業性が悪くなったり、偏波フ
ァイバの自重で偏波ファイバの折れ等の不具合が発生し
やすくなるからである。
【0043】 尚、本発明の偏波ファイバ(第2の例)
は、偏波ファイバの端面を所定の偏波面になるように回
転調整した後、裸ファイバ部又はファイバ被覆部を直接
加工することにより、偏波方向を規定する手段を形成さ
せることにより得ることができる。ここで、直接加工と
は、例えば、研削、プレス、熱処理プレス等が挙げられ
る。しかしながら、裸ファイバ部の直接加工は、偏波特
性に影響を与える恐れのない研削であることが好まし
い。
【0044】 更に、図6は本発明の偏波ファイバ(第
3の例)の各例を示す概略斜視図である。図6に示すよ
うに、本発明の偏波ファイバ(第3の例)は、偏波方向
を規定する手段を、裸ファイバ部10に設けてなり、偏
波方向を規定する手段が、偏波ファイバ素線12の径方
向に、少なくとも2つ以上設けた偏波方向を示す凹部4
4からなるものである。
【0045】 このとき、本発明の偏波ファイバ(第3
の例)は、偏波方向を示す凹部44が、偏波ファイバの
端面から所定の長さの応力付与部14を除去することに
より形成されていることが好ましい。
【0046】 また、本発明の偏波ファイバ(第3の
例)は、偏波方向を示す凹部44の深さcが、裸ファイ
バ部10又はファイバ被覆部11の端面から3〜20m
mであることが好ましい。これは、偏波方向を示す凹部
44の深さcが3mm未満である場合、偏波ファイバの
回転方向を十分に規制することが困難であり、一方、偏
波方向を示す凹部44の深さcが20mmを超過する場
合、作業性が悪くなったり、偏波ファイバの自重で偏波
ファイバの折れ等の不具合が発生しやすくなるからであ
る。
【0047】 尚、本発明の偏波ファイバ(第3の例)
は、偏波ファイバの端面を所定の偏波面になるように回
転調整した後、偏波ファイバの径方向を加工することに
より、偏波方向を示す凹部を少なくとも2つ以上形成さ
せることにより、作製することができる。このとき、加
工する手段としては、エッチング、研削などが好まし
い。
【0048】 以上のことから、本発明の偏波ファイバ
は、偏波方向を示す平面(図1〜2[第1の例],図4
〜5[第2の例]参照)や偏波ファイバの偏波方向を示
す凹部(図6参照[第3の例])が設けられているた
め、複数本の偏波ファイバの回転方向への位置決めを一
括して行うことができることが最大の特徴である。これ
により、本発明の偏波ファイバは、隣同士の偏波ファイ
バの干渉による回転ずれがなくなり、再微調整作業が必
要なく、且つ偏波ファイバの回転方向の調整精度を格段
に向上させることができる。
【0049】 ここで、本発明の偏波ファイバは、偏波
方向を規定する手段が、偏波ファイバの裸ファイバ部又
はファイバ被覆部に直接樹脂を用いて位置決め部材の一
面に形成される点(第1の例)、偏波ファイバの裸ファ
イバ部又はファイバ被覆部を直接加工して得られる点
(第2の例)及び偏波ファイバの径方向に、少なくとも
2つ以上の偏波方向を示す凹部として得られる点(第3
の例)で、従来の偏波ファイバ(オリエンテーションフ
ラット付のキャピラリを偏波ファイバの端部に樹脂で固
着して取り付けられたもの[特開平8−146242号
公報参照])とは大きく異なる。これにより、従来の偏
波ファイバの場合、裸ファイバとキャピラリとの間に樹
脂層が介在するため、ファイバ精度が劣るという問題点
があったが、本発明の偏波ファイバの場合、偏波を規定
する手段の精度がそのままファイバ精度になるという利
点がある。
【0050】 次に、本発明の偏波ファイバは、例え
ば、光ファイバアレイの作製時に、樹脂を流し込んでか
らUV照射までの時間が、従来の方法よりも圧倒的に短
く、V溝部以外に樹脂が流れ込むことがない。これによ
り、偏波ファイバに大きな応力がかかる心配がなく、ク
ロストークや断線などの信頼性を向上することができ
る。
【0051】 また、本発明の偏波ファイバは、複数本
の偏波ファイバの回転方向への位置決めを一括して行う
際(例えば、リボンファイバや光ファイバアレイの作製
時)に、例えば、整列治具60(図13〜14参照)
で、偏波ファイバの偏波の向きを固定したまま、V溝部
の樹脂をUV照射して硬化できるため、樹脂の硬化収縮
等で偏波ファイバが回転する等の不具合を大幅に抑制す
ることができる。
【0052】 更に、本発明の偏波ファイバは、例え
ば、40chの光ファイバアレイを作製しようとした場
合、回転調整作業の不具合の発生は本発明の偏波ファイ
バ作製時にのみ起こるため、偏波ファイバのみの損失で
済み、光ファイバアレイの損失を防ぐことができるた
め、非常に経済的である。
【0053】 以上のことから、本発明の偏波ファイバ
は、偏波光ファイバアレイの作製時に、偏波ファイバを
所定の偏波面になるように回転調整する必要がないた
め、リボンファイバ、光導波路デバイス及び光ファイバ
アレイを容易に作製することができるとともに、作業効
率及び歩留まりを向上することができる。
【0054】 次に、本発明の偏波ファイバの適用例に
ついてそれぞれ説明する。まず、本発明の偏波ファイバ
を適用したリボンファイバを製造する場合、例えば、図
13〜14に示すように、(a)偏波ファイバの裸ファ
イバ部10を収容するV溝基板62に、複数本(図13
〜14では、6本)の裸ファイバ部10を所定の位置に
それぞれ配置した後、(b)偏波ファイバの偏波方向を
示す平面40を、ファイバ押さえ板64で押圧すること
により、複数本の偏波ファイバの回転方向への位置決め
を一括して行うことができる。これにより、本発明の偏
波ファイバを適用したリボンファイバは、樹脂の硬化収
縮等で偏波ファイバが回転する等の不具合を大幅に抑制
することができるため、高品質のリボンファイバを歩留
まり良く製造することができる。尚、図13〜14はV
溝ピッチを広めにとった例であり、偏波方向を規定する
手段の形状を適宜設定することにより、狭いピッチ、例
えばハーフピッチなどに対応できることはいうまでもな
い。
【0055】 また、本発明の偏波ファイバを適用した
光導波路デバイスは、例えば、図7に示すように、本発
明の偏波ファイバ20が光導波路92の両端に配置され
てなるものである。このとき、本発明の偏波ファイバ2
0は、偏波方向を規定する手段40が設けられているた
め、従来の偏波ファイバのように回転調整する作業が不
要であり、光導波路92の両端に容易に配置することが
できる。また、本発明の偏波ファイバ20は、偏波方向
を規定する手段が、偏波方向を示す平面であるため、基
板94にV溝を設けることなく、基板94に載置するだ
けで光導波路デバイス90を容易に製造することができ
る。
【0056】 更に、本発明の偏波ファイバを適用した
光ファイバアレイは、例えば、図8に示すように、上基
板32,33と、V溝34が形成された下基板31とを
備え、V溝34上に偏波ファイバ20を挿入、配置し
(図10参照)、次いで上基板32と下基板31とを樹
脂36で固化して偏波ファイバ20をV溝34に固定し
て整列させてなるものである。このとき、上記光ファイ
バアレイを製造する場合、図13〜14に示すように、
偏波ファイバの裸ファイバ部10を収容するV溝基板6
2に、複数本(図13〜14では、6本)の裸ファイバ
部10を所定の位置に配置した後(図13〜14の
(a))、偏波ファイバの偏波方向を示す平面40を、
ファイバ押さえ板64で押圧することにより、複数本の
偏波ファイバの回転方向への位置決めを一括して行うこ
とができる(図13〜14の(b))。
【0057】 更に、上記光ファイバアレイを製造する
場合、図9(a),図9(b)に示す整列治具60を適
宜用いることにより、偏波ファイバ20の偏波面の再微
調整作業が不要であるとともに、偏波ファイバ20の回
転方向の調整精度も大幅に向上することができる。これ
は、例えば図9(a)においては、光ファイバアレイ3
0端側Aにおける偏波ファイバの偏波方向が整列治具6
0で固定され、且つその反対側Bを開放することによ
り、偏波ファイバのよじれによる光ファイバアレイ端部
の回転ずれを防止することができるからである。なお、
図9(b)でも同様なことがいえるのはいうまでもな
い。
【0058】 また、上記光ファイバアレイを製造する
場合、図11に示すように、ファイバアレイ内で本発明
の偏波ファイバ20を回転方向について整列できる構造
(位置決め部材50を所定の位置に保持する保持部、例
えば、図11の場合、位置決め部材50と嵌合するV溝
部)を持たせたり、図12に示すように、裸ファイバ部
10の径方向に、少なくとも2つ以上設けた偏波方向を
示す凹部44からなる偏波ファイバ(図6参照)と、偏
波方向を示す凹部44に回転調整治具66を差し込み、
偏波ファイバ20を所定の偏波面になるように回転させ
ながら調整することにより、偏波ファイバ20の偏波面
の再微調整作業が不要であるとともに、偏波ファイバ2
0の回転方向の調整精度も大幅に向上することができ
る。
【0059】 尚、裸ファイバを整列する治具を用いた
場合、治具で整列した部分の全部又は一部、あるいはフ
ァイバアレイ端部から突出した部分の一部を含め、適宜
切断してもよいし切断せずに治具を取り外した状態で使
用してもよい。また、本発明の第3の例にかかる偏波フ
ァイバでは、ファイバの信頼性を考慮すると治具で整列
した後、切断することが好ましいが、より好ましくは、
切断後ファイバアレイの端面とファイバ端面が面一にな
ることである。
【0060】 以上のことから、本発明の偏波ファイバ
を適用した光ファイバアレイは、 樹脂の硬化収縮等で
偏波ファイバが回転する等の不具合を大幅に抑制するこ
とができるため、高品質の光ファイバアレイを歩留まり
良く作製することができる。
【0061】
【実施例】 以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 (実施例)ファイバ直径125μm、被覆径250μm
の偏波ファイバ素線(PANDAファイバ)を、図3に
示すように、各素線の先端被覆を除去した後、CCDで
観察できるように、偏波ファイバ素線12の端面をファ
イバカッターでカットした()。カット後、型枠の下
型(V溝基板)70に配設されたV溝に裸ファイバ部1
0を配置した後、型枠の上型(押さえ基板)72をの
せ、荷重をかけながら裸ファイバ部10を仮固定した
()。
【0062】 仮固定後、偏波ファイバ素線12のファ
イバ被覆部11に回転治具80をセットし()、V溝
基板70のV溝(θ=70゜)に、3000cPのエポ
キシ系UV樹脂(樹脂36)を流し込み()、CCD
カメラで裸ファイバ部10の端面を観察しながら、所定
の偏波方向になるように回転調整を行った()。
【0063】 回転調整後、UV照射することにより、
3000cPのエポキシ系UV樹脂(樹脂36)をUV
(150mW×1分)で硬化させて()、位置決め部
材50を形成させた後()、押さえ基板72、回転治
具80及びV溝基板70(,)を取り外すことによ
り、図1に示す偏波ファイバ20(偏波方向を示す平面
40[長さa:30mm]を有する偏波ファイバ素線1
2)を得ることができた。
【0064】 次に、図1に示す偏波ファイバ20を4
0本用意し、図9(a)に示すように、40本の偏波フ
ァイバ20を下基板31及びV溝基板62に挿入、配置
した後、裸ファイバ部10の偏波方向を示す平面を、フ
ァイバ押さえ板64で押圧することにより、40本の偏
波ファイバの回転方向への位置決めを一括して行った
(図10及び図13(a)(b)参照)。
【0065】 位置決め後、上基板32と下基板31と
を樹脂36で固化して偏波ファイバ20をV溝34に固
定して整列させることにより、図8に示す光ファイバア
レイを作製した。
【0066】 この光ファイバアレイの端面を研磨後、
角度ずれと偏波クロストーク特性を評価した結果、40
心とも全てのchで、角度ずれが±3゜以下であり、ク
ロストークが−20dB以下と良好な特性であった。
【0067】
【発明の効果】 以上の通り、本発明によれば、偏波フ
ァイバの偏波の向きを正確且つ短時間に精度良く規定す
ることができるため、多心のリボンファイバや光ファイ
バアレイを簡便に作製することができるとともに、作業
効率及び歩留まりを向上することができる偏波ファイバ
およびその製造方法、並びにこれを用いたリボンファイ
バおよび光導波路デバイス、光ファイバアレイとその製
造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の偏波ファイバの一例を示す概略斜視
図である。
【図2】 本発明の偏波ファイバの他の例を示す概略斜
視図である。
【図3】 本発明の偏波ファイバの製造方法の一例を示
す説明図である。
【図4】 本発明の偏波ファイバの更に他の例を示す概
略斜視図である。
【図5】 本発明の偏波ファイバの別の例を示す概略斜
視図である。
【図6】 本発明の偏波ファイバの更に別の例を示す概
略斜視図である。
【図7】 本発明の実施の形態の一例(光導波路デバイ
ス)を示す概略斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態の他の例(光ファイバア
レイ)を示すものであり、(a)は左側面図、(b)は
正面図、(c)は右側面図である。
【図9】 (a),(b)は、光ファイバアレイの作製
時における偏波ファイバを整列治具を用いて整列させる
方法を示す説明図である。
【図10】 本発明の光ファイバアレイの組立時の一例
を示す斜視透視図である。
【図11】 本発明の光ファイバアレイの組立時の他の
例を示す斜視透視図である。
【図12】 本発明の光ファイバアレイの組立時の別の
例を示す斜視透視図である。
【図13】 本発明の偏波ファイバの整列方法の一例で
あり、(a)は回転調整前、(b)は回転調整後の状態
を示す模式図である。
【図14】 本発明の偏波ファイバの整列方法の他の例
であり、(a)は回転調整前、(b)は回転調整後の状
態を示す模式図である。
【図15】 偏波ファイバのV溝部における整列状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
10…裸ファイバ部、11…ファイバ被覆部、12…偏
波ファイバ素線、14…コア、16…応力付与部、18
…クラッド、20…本発明の偏波ファイバ、30…ファ
イバアレイ、31…下基板、32,33…上基板、34
…V溝、36…樹脂、37…自由緩衝部、38…ファイ
バ支持部、39…開放部、40…偏波方向を示す平面、
42…オリエンテーションフラット、44…凹部、50
…位置決め部材、60…整列治具、62…V溝基板、6
4…ファイバ押さえ板、66…回転調整治具、70…下
型(V溝基板)、72…上型(押さえ基板)、80…回
転治具、82…UVランプ、90…光導波路デバイス、
92…光導波路、94…基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相良 忠司 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 2H036 JA03 LA03 QA23 QA24 2H037 AA01 BA24 CA03 DA04 DA06 DA13 2H050 AC44 AC90

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏波方向を規定する手段を、裸ファイバ
    部又はファイバ被覆部に設けてなり、且つ偏波方向を規
    定する手段が、裸ファイバ部又はファイバ被覆部に、直
    接樹脂を用いて形成された位置決め部材の一面からなる
    ことを特徴とする偏波ファイバ。
  2. 【請求項2】 位置決め部材が、裸ファイバ部又はファ
    イバ被覆部の端面から2〜40mmの長さを有する請求
    項1に記載の偏波ファイバ。
  3. 【請求項3】 位置決め部材の断面形状が、多角形状で
    ある請求項1又は2に記載の偏波ファイバ。
  4. 【請求項4】 位置決め部材の断面形状が、三角形状で
    ある請求項3に記載の偏波ファイバ。
  5. 【請求項5】 位置決め部材が、樹脂からなる請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の偏波ファイバ。
  6. 【請求項6】 樹脂が、ウレタンアクリレート樹脂又は
    エポキシ樹脂である請求項5に記載の偏波ファイバ。
  7. 【請求項7】 樹脂が、10000cP以下の粘度を有
    する請求項1〜6のいずれか1項に記載の偏波ファイ
    バ。
  8. 【請求項8】 樹脂が、ウレタンアクリレート系UV樹
    脂又はエポキシ系UV樹脂である請求項7に記載の偏波
    ファイバ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の偏
    波ファイバを用いて作製されてなることを特徴とするリ
    ボンファイバ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    偏波ファイバを用いて作製されてなることを特徴とする
    光導波路デバイス。
  11. 【請求項11】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    偏波ファイバを用いて作製されてなることを特徴とする
    光ファイバアレイ。
  12. 【請求項12】 偏波方向を規定する手段を、裸ファイ
    バ部又はファイバ被覆部に設けてなり、且つ偏波方向を
    規定する手段が、裸ファイバ部又はファイバ被覆部を直
    接加工して得られたものであることを特徴とする偏波フ
    ァイバ。
  13. 【請求項13】 偏波方向を規定する手段が、オリエン
    テーションフラットである請求項12に記載の偏波ファ
    イバ。
  14. 【請求項14】 偏波方向を規定する手段が、裸ファイ
    バ部又はファイバ被覆部の端面から2〜40mmの長さ
    を有する請求項12又は13に記載の偏波ファイバ。
  15. 【請求項15】 請求項12〜14のいずれか1項に記
    載の偏波ファイバを用いて作製されてなることを特徴と
    するリボンファイバ。
  16. 【請求項16】 請求項12〜14のいずれか1項に記
    載の偏波ファイバを用いて作製されてなることを特徴と
    する光導波路デバイス。
  17. 【請求項17】 請求項12〜14のいずれか1項に記
    載の偏波ファイバを用いて作製されてなることを特徴と
    する光ファイバアレイ。
  18. 【請求項18】 偏波方向を規定する手段を、裸ファイ
    バ部に設けてなり、且つ偏波方向を規定する手段が、裸
    ファイバ部の径方向に、少なくとも2つ以上設けた偏波
    方向を示す凹部からなることを特徴とする偏波ファイ
    バ。
  19. 【請求項19】 偏波方向を示す凹部が、偏波ファイバ
    の端面から所定の長さの応力付与部を除去することによ
    り形成された請求項18に記載の偏波ファイバ。
  20. 【請求項20】 偏波方向を示す凹部が、偏波ファイバ
    の端面から3〜20mmの深さを有する請求項18又は
    19に記載の偏波ファイバ。
  21. 【請求項21】 請求項18〜20のいずれか1項に記
    載の偏波ファイバを用いて作製されてなることを特徴と
    するリボンファイバ。
  22. 【請求項22】 請求項18〜20のいずれか1項に記
    載の偏波ファイバを用いて作製されてなることを特徴と
    する光導波路デバイス。
  23. 【請求項23】 請求項18〜20のいずれか1項に記
    載の偏波ファイバを用いて作製されてなることを特徴と
    する光ファイバアレイ。
  24. 【請求項24】 偏波ファイバの端面を所定の偏波面に
    なるように、裸ファイバ部又はファイバ被覆部を、型枠
    内で回転調整した後、樹脂を流し込み、硬化させ、該型
    枠を取り外すことにより、偏波方向を規定する手段を形
    成させることを特徴とする偏波ファイバの製造方法。
  25. 【請求項25】 樹脂が、10000cP以下の粘度を
    有する請求項24に記載の偏波ファイバの製造方法。
  26. 【請求項26】 樹脂が、ウレタンアクリレート系UV
    樹脂又はエポキシ系UV樹脂である請求項25に記載の
    偏波ファイバの製造方法。
  27. 【請求項27】 偏波ファイバの端面を所定の偏波面に
    なるように回転調整した後、裸ファイバ部又はファイバ
    被覆部を直接加工することにより、偏波方向を規定する
    手段を形成させることを特徴とする偏波ファイバの製造
    方法。
  28. 【請求項28】 偏波方向を規定する手段が、オリエン
    テーションフラットである請求項27に記載の偏波ファ
    イバの製造方法。
  29. 【請求項29】 偏波ファイバの端面を所定の偏波面に
    なるように回転調整した後、裸ファイバ部の径方向を加
    工することにより、偏波方向を示す凹部を少なくとも2
    つ以上形成させることを特徴とする偏波ファイバの製造
    方法。
  30. 【請求項30】 偏波方向を示す凹部が、裸ファイバ部
    の端面から所定の長さの応力付与部を除去することによ
    り形成された請求項29に記載の偏波ファイバの製造方
    法。
  31. 【請求項31】 上基板と、V溝が形成された下基板と
    を備え、該V溝上に偏波ファイバを挿入、配置し、次い
    で該上基板と該下基板とを樹脂で固化して該偏波ファイ
    バをV溝に固定して整列させる光ファイバアレイの製造
    方法であって、偏波方向を示す平面を裸ファイバ部又は
    ファイバ被覆部に有する偏波ファイバを、偏波方向を示
    す平面で押圧することにより、複数本の偏波ファイバを
    所定の偏波面に一括して整列させることを特徴とする光
    ファイバアレイの製造方法。
  32. 【請求項32】 偏波方向を示す平面が、裸ファイバ部
    又はファイバ被覆部に、直接樹脂を用いて形成された位
    置決め部材の一面である請求項31に記載の光ファイバ
    アレイの製造方法。
  33. 【請求項33】 偏波方向を示す平面が、裸ファイバ部
    又はファイバ被覆部を直接加工して得られたオリエンテ
    ーションフラットである請求項31に記載の光ファイバ
    アレイの製造方法。
  34. 【請求項34】 上基板と、V溝が形成された下基板と
    を備え、該V溝上に偏波ファイバを挿入、配置し、次い
    で該上基板と該下基板とを樹脂で固化して該偏波ファイ
    バをV溝に固定して整列させる光ファイバアレイの製造
    方法であって、 偏波方向を示す位置決め部材を裸ファイバ部又はファイ
    バ被覆部に有する偏波ファイバと、該位置決め部材を所
    定の位置に保持する保持部を有する上基板又は下基板を
    用いることにより、ファイバアレイ内で複数本の偏波フ
    ァイバを所定の偏波面に一括して整列させることを特徴
    とする光ファイバアレイの製造方法。
  35. 【請求項35】 位置決め部材が、裸ファイバ部又はフ
    ァイバ被覆部に、直接樹脂を用いて形成されたものであ
    る請求項34に記載の光ファイバアレイの製造方法。
  36. 【請求項36】 上基板と、V溝が形成された下基板と
    を備え、該V溝上に偏波ファイバを挿入、配置し、次い
    で該上基板と該下基板とを樹脂で固化して該偏波ファイ
    バをV溝に固定して整列させる光ファイバアレイの製造
    方法であって、 裸ファイバ部の径方向に、少なくとも2つ以上設けた偏
    波方向を示す凹部からなる偏波ファイバと、該偏波方向
    を示す凹部に回転調整治具を差し込み、偏波ファイバを
    所定の偏波面になるように回転させながら調整すること
    により、複数本の偏波ファイバを所定の偏波面に一括し
    て整列させることを特徴とする光ファイバアレイの製造
    方法。
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