JP2014163946A - 光ファイバ接続方法 - Google Patents

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正俊 田中
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正義 八若
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Abstract

【課題】横断面が非円形の光ファイバ同士を短時間で簡単にコアの位置合わせを行って接続できる接続方法を提供する。
【解決手段】本発明の光ファイバ接続方法は、ファイバの横断面が略正n角形(nは5以上の整数)である光ファイバ100同士を接続する方法であって、光ファイバをnによって定まる所定の開き角度であるV溝41に載置する載置工程と、載置工程の後で、下面が平らな面である押さえ部材45を上方から光ファイバに接触させて、当該光ファイバに対して下方へ圧力をかけて光ファイバ側面とV溝の表面とを面接触させて光ファイバをV溝に固定する固定工程と、別々に固定された光ファイバを2本、互いの端面同士を向かい合わせて突き合わせ、光ファイバ同士を接続する工程とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバ接続方法に関し、特にファイバの横断面が非円形である光ファイバ接続方法に関するものである。
近年有線のデータ通信においては、光ファイバがその通信経路として一般的に用いられている。データ通信用の光ファイバは、光を通すコアと、コアを囲繞して光をコアに閉じ込めるクラッドとを有している。当初は1本の光ファイバにコアが1本だけのシングルコアファイバが用いられていたが、近頃は大量のデータを1本の光ファイバで送受信できるマルチコアファイバを使用することが検討されている。マルチコアファイバは、複数のコアがクラッドに囲繞されて1本の光ファイバを構成している光ファイバである。このようなマルチコアファイバでは、ファイバの外観によってコアの配列・位置情報が判別できるように、クラッドを非円形(例えば横断面がD形のいわゆるDシェイプ構造)とする場合がある。
また、希土類元素を添加した光ファイバによって信号光を増幅もしくはレーザ発振させるファイバ増幅器やファイバレーザでは、高出力化の要求が高まっており、その方策のひとつとして、増幅媒体である希土類添加光ファイバの導波構造を、いわゆるダブルクラッド構造やトリプルクラッド構造のような、同心円状に複数の導波構造を持つマルチクラッド構造とする方策がある。
マルチクラッド構造を有する希土類添加ファイバ(以下、希土類添加コアマルチクラッドファイバと記す。)を増幅媒体として用いる増幅やレーザ発振において、その増幅(発振)効率の制限要因の一つとして、内側クラッドを伝播する励起光のスキューモードがある(例えば、特許文献2)。スキューモードがあると、本来、コアに添加された希土類イオンに吸収されて信号光の増幅に使われるべき励起光が、コアを通過しない導波モードで内側クラッド中を伝播し、そのままファイバを通過してしまう。そのため、必要な利得を得るためには、ファイバ長を長くしなければならなくなったり、増幅効率が低下するなどの問題がある。さらに、スキューモードでは外乱(曲がりやねじれなど)の影響が大きいため、スキューモードが大きいと出力が安定しない問題もある。このスキューモード対策に関して種々の方法が提案されている。例えば、コアとクラッドの中心軸をずらしてスキューモードの影響を低減する方法(偏心コア構造、特許文献1参照)、内側クラッドの外周の一部(Dシェイプ構造、特許文献3参照)や全体(多角形構造、特許文献2及び非特許文献1参照)を非円形状とし、スキューモード自体を低減する方法などが提案されている。これらの方法の中では、多角形クラッド構造が製造性の観点からもっとも良く用いられる構造であり、効果的な手法である。
上述の光ファイバの使用に際して、光ファイバ同士を接続する場合がある。シングルコアファイバ同士を接続する場合は、コアが1つであるのでコア同士を接続するのが比較的簡単であるが、マルチコアファイバの場合は2つのファイバの全てのコア同士の位置合わせをしてから接続を行わないと接続部における損失が大きくなってしまうが、このような位置合わせは困難な作業である。また、クラッド横断面が多角形やD形などの非円形の場合も、2本のファイバの外形を合わせて接続を行うことは、同様に非常に困難である。
従来では非特許文献1に、マルチコアファイバの低損失融着接続の技術としてファイバ端面を観察する装置を用いる技術が開示されている。
特開平1−260405号公報 特表平10−503885号公報 特表平10−510104号公報
荒川ら、電子情報通信学会総合大会講演論文集2(2011)B−10−25、p348
しかしながら、ファイバ端面を観察する装置は大型で且つ高価であるという問題があった。そして非特許文献1に記載された装置を用いてファイバ端面を観察して、それからファイバの接続を行うと、非常に手間がかかりファイバ接続コストが増大してしまう。
さらにはマルチコアファイバの接続は、工事現場で一般的に行われるものであり狭い場所で接続を行う必要があるため、ファイバ側面観察を行って接続を行う現状の小型の融着装置を使用することが望まれている。希土類添加コアマルチクラッドファイバに関しても、非特許文献1の装置を用いて光ファイバ同士を接続するとコストが増大するので、既存の融着装置を使用することが望まれている。既存の融着装置では光ファイバをV溝に載置してから光ファイバの接続を行うのであるが、ファイバ横断面が多角形等の非円形であると中心軸周りの回転角をV溝によって一定にして固定することができないため、融着においてコア位置のずれが生じてしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、横断面が非円形の光ファイバ同士を短時間で簡単にコアの位置合わせを行って接続できる接続方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の光ファイバ接続方法は、ファイバの横断面が略正n角形(nは5以上の整数)である光ファイバ同士を接続する光ファイバ接続方法であって、前記光ファイバを前記nによって定まる所定の開き角度であるV溝に載置する載置工程と、前記載置工程の後で、下面が平らな面である押さえ部材を上方から前記光ファイバに接触させて、当該光ファイバに対して下方へ圧力をかけて光ファイバ側面と前記V溝の表面とを面接触させて前記光ファイバを前記V溝に固定する固定工程と、別々に固定された前記光ファイバを2本、互いの端面同士を向かい合わせて突き合わせ、前記光ファイバ同士を接続する工程とを含む構成を有している。略正n角形というのは、数学的に厳密な意味での正n角形ではなく、辺の長さや角度等に数%程度の誤差があってもよいし、角の部分が丸みを帯びていてもよいことを意味している。
ある好適な実施形態において、前記n及び所定の開き角度は、n=6と60度、n=7と128.57度、及び、n=8と90度のいずれか一組から選ばれたものである。
ある好適な実施形態において、前記固定工程の前に、前記光ファイバをファイバ中心軸に直交する2つの方向から観察して、前記ファイバの前記略正n角形の最も上側に位置する頂点をなす2つの辺のそれぞれと、前記押さえ部材の下面とがなす2つの角が異なるように、ファイバ中心軸周りに前記光ファイバを回転させる粗調整工程をさらに備えている。
本発明の第2の光ファイバ接続方法は、ファイバの横断面が円の一部を切り欠いたD形である光ファイバ同士を接続する光ファイバ接続方法であって、前記光ファイバを、円の一部を切り欠いた部分を上方に向けて、30度以上150度以下の開き角度であるV溝に載置する載置工程と、前記載置工程の後で、下面が平らな面である押さえ部材上方からを前記光ファイバに接触させて、当該光ファイバに対して下方へ圧力をかけて前記光ファイバを前記V溝に固定する固定工程と、別々に固定された前記光ファイバを2本、互いの端面同士を向かい合わせて突き合わせ、前記光ファイバ同士を接続する工程とを含む構成を有している。
本発明の光ファイバ接続方法は、横断面が略正n角形又はD形の光ファイバをV溝に載置して押さえ部材を面接触させて光ファイバをV溝に押さえつけて固定するので、光ファイバの中心軸周りの角度調整を容易に行うことができる。
実施形態に係る光ファイバ接続装置の模式的な斜視図である。 実施形態1に係る光ファイバとV溝との関係を示す模式的な図である。 実施形態1に係る光ファイバがV溝と面接触している状態を示す模式的な図である。 比較形態に係る光ファイバとV溝との関係を示す模式的な図である。 実施形態1に係る光ファイバとV溝との関係を示す別の模式的な図である。 実施形態2に係る光ファイバとV溝との関係を示す模式的な図である。 実施形態3に係る光ファイバとV溝との関係を示す模式的な図である。 実施形態4に係る光ファイバとV溝との関係を示す模式的な図である。 実施形態4に係る光ファイバとV溝との関係を示す別の模式的な図である。 実施形態4に係る光ファイバとV溝との関係を示す他の模式的な図である。 実施形態に係る光ファイバの模式的な端面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
(実施形態1)
図1に示す実施形態1に係る接続装置は、2本の光ファイバ100,100を接続する装置である。本実施形態の光ファイバ100,100は、図11に示すようにファイバ横断面が正六角形であって中心軸に1つ中心軸の周りに正六角形配置で6つ、計7つのコア10,10,をクラッド20内に備えている。
本実施形態の接続装置は、光ファイバ100,100を挟み込むクランプ30,30と、V溝41が形成されたガイド部材40,40と、押さえ部材45,45と、放電電極35,35とを備えている。V溝41は60度の開き角である。なお、光ファイバ100,100の位置・回転角調節を行うためのCCDカメラも備えているが、図が煩雑になるため省略している。CCDカメラの配置については、図5,8,9,10に示しており、後ほど説明を行う。
光ファイバ100,100のうち、クランプ30,30に挟まれる部分には被覆101が施されて保護されている。なお、光ファイバ100,100の接続を行う端部とは反対側にクランプ30,30から延びているファイバ外面には被覆101が施されている。
以下に2本の光ファイバ100,100を接続する実施形態1に係る接続方法について説明を行う。
まず先端部分の被覆101を除去した2本の光ファイバ100,100を用意する。
それから、2本の光ファイバ100,100の先端の被覆101が除去された部分をガイド部材40,40のV溝41,41に載せて、接続されるファイバの最先端の部分をV溝41,41から突き出した状態とする(載置工程)。この時点では、光ファイバ100,100とV溝41とは面接触しておらず、横断面においてV溝41の壁面と光ファイバ100,100の角とが点接触している状態であることがほとんどである。2本の光ファイバ100,100の向かい合っている先端の横には融着接続のための放電電極35,35が置かれている。
次に、押さえ部材45,45をV溝41,41に向かって上方から下ろしていく。押さえ部材45,45の下面は平らであって水平に置かれており、光ファイバ100,100に接触すると光ファイバ100,100を中心軸周りに回転させて(図2)光ファイバ100,100の側壁とV溝41,41壁面とが面接触するようになる(図3)。このとき押さえ部材45の下面は光ファイバ100の上方に存する側面と面接触している。両者が面接触し、押さえ部材45,45が下方に光ファイバ100,100を押さえることによって光ファイバ100,100がV溝41,41に固定される(固定工程)。それから、2本の光ファイバ100,100の被覆101が存している部分をクランプ30,30で挟み込んで固定をする。2つのクランプ30,30は挟み込んだファイバの中心軸方向同士がほぼ一致するように設置されているため、2本の光ファイバ100,100をクランプで固定した時点で2本の光ファイバ100,100の中心軸の方向がほぼ一致することになる。そして接続される互いの端面が向かい合って固定される。
次に、1本の光ファイバ100に対して2台のCCDカメラで観察を行って、光ファイバ100の中心軸に対して直交する面内での位置を調節する。CCDカメラについて具体的に説明すると、図5に示すようにガイド部材40の放電電極側の端面に沿って2台のCCDカメラ51,52が置かれており、V溝41に置かれた光ファイバ100をその側方から観察している。2台のCCDカメラ51,52は、ファイバ中心軸に対して直交する方向を観察方向としており、その観察方向は互いに90度の角をなしている。なお、2台のCCDカメラ51,52の観察方向がなす角は90度に限定されない。
光ファイバ100の中心軸に直交する面内での位置の具体的な調節方法は、2本の光ファイバ100,100のそれぞれの前記面内での位置をそれぞれのCCDカメラ51,52での観察から算出して、それらの位置が一致するように図1で示したX方向Y方向にクランプ30,30とガイド部材40,40とを移動させるという方法である。
2本の光ファイバ100,100の中心軸に直交する面内での位置を調節できたら、2本の光ファイバ100,100の端面同士を突き合わせて、放電電極35,35により融着接続を行う。2つのV溝41,41の底角の2等分線を平行にしておけば、固定工程において中心軸周りの回転角も2本の光ファイバ100,100において一致するので、2本の光ファイバ100,100を、互いの7本のコア10,10,…同士をずれなく当接させて接続することができる。
本実施形態において重要なのは、V溝41の角度である。図4に示す比較形態のように、V溝41aの角度が120度であっても横断面が略正六角形である光ファイバ100の側面がV溝41aの壁面に面接触することは可能である。しかしながら図4に示すように、押さえ部材45によって光ファイバ100の最上部の角が下方に押さえられることにより光ファイバ100が回転する方向R3(回転モーメントが与えられる方向)は、面接触するようになるために必要な回転方向R4とは反対の回転方向となる。そのため、光ファイバ100とV溝41aとは面接触することがなく、光ファイバ100の中心軸周りの回転角は、V溝41aに光ファイバ100を毎回置いて押さえ部材45が押さえるたびに変わってしまう。
一方、図2に示すように本実施形態では、押さえ部材45が光ファイバ100を押さえることによって光ファイバ100が回転する方向R1(回転モーメントが与えられる方向)と面接触するようになるために必要な回転方向R2とが一致しているので、押さえ部材45に押さえられることにより、光ファイバ100はV溝41と面接触するようになる。
光ファイバ100の最上部の角に押さえ部材45の下面が当たると、当該角と押さえ部材45下面とのなす2つの角のうち、大きい角度である方の角がさらに角度が大きくなるように回転モーメントがかかる。本実施形態ではV溝41の角度が60度であるためこの回転モーメント方向が面接触になる方向と一致するが、比較形態では両方向が逆方向になってしまう。
なお、図5に示すように、光ファイバ100の最上部の角と押さえ部材45の下面とがなす2つの角θ1,θ2が同じ角度になる場合がまれに生じることがある。この場合は押さえ部材45が下方に光ファイバ100を押しても光ファイバ100は中心軸周りに回転しない。このようなことを回避して、確実に光ファイバ100がV溝41に面接触するようにするため、押さえ部材45で押さえる前に光ファイバ100の中心軸周りの回転角を調整しておく粗調整工程を行ってもよい。具体的には、載置工程を終えた後に光ファイバ100の外径をCCDカメラ51,52で観察・計測して、その2つの外径(幅)が異なるように光ファイバ100を中心軸周りに回転させればよい。このように粗調整工程を行うと、常に確実に光ファイバ100がV溝41に面接触するようにできるとともに、固定工程も短時間で行うことができる。
本実施形態では、光ファイバ100をV溝41に置いて押さえ部材45によって下方に押さえるという簡単な構成・方法によって、光ファイバ100の中心軸周りの回転角を容易にかつ短時間で所定の角度に固定することができ、そのため横断面が略正六角形であるマルチコアの光ファイバ100の、各コア同士まで一致した接続を簡単に短時間で行うことができる。また、その装置も簡単な構造であり、安価に作製することが可能である。
(実施形態2)
実施形態2は、図6に示すように光ファイバ110が横断面略正八角形であって、V溝42の開き角度が90度である2つの点が実施形態1とは異なっており、その他の点は実施形態1と同じである。
光ファイバ110の横断面が略正八角形であって、V溝42の開き角度が90度であるため、正八角形の任意の辺を挟んだ2辺がV溝42の壁にぴったりと接することができ、従って光ファイバ110の2つの側面がV溝42の壁に面接触することができる。また、V溝42に対して光ファイバ110が面接触しない状態で置かれても、実施形態1と同様に押さえ部材45により光ファイバ110が下方に押されると、両者が面接触する方向に回転モーメントが与えられて光ファイバ110が中心軸周りに回転し、光ファイバ110とV溝42とが面接触するようになる。このとき押さえ部材45の下面と光ファイバ110の上側に存する側面とが面接触している状態となる。
実施形態2においても、実施形態1と同じ効果を奏する。
(実施形態3)
実施形態3は、図7に示すように光ファイバ120が横断面略正七角形であって、V溝43の開き角度が128.57度(正七角形の一つの角と同じ角度)である2つの点が実施形態1とは異なっており、その他の点は実施形態1と同じである。
光ファイバ120の横断面が略正七角形であって、V溝43の開き角度が128.57度であるため、正七角形の任意の隣り合う2辺がV溝43の壁にぴったりと接することができ、従って光ファイバ120の2つの側面がV溝43の壁に面接触することができる。また、V溝43に対して光ファイバ120が面接触しない状態で置かれても、実施形態1と同様に押さえ部材45により光ファイバ120が下方に押されると、両者が面接触する方向に回転モーメントが与えられて光ファイバ120が中心軸周りに回転し、光ファイバ120とV溝43とが面接触するようになる。このとき押さえ部材45の下面と光ファイバ120の上側に存する側面とが面接触している状態となる。
実施形態3においても、実施形態1と同じ効果を奏する。
(実施形態4)
実施形態4は、図8,9,10に示すように、光ファイバ130が、横断面が円の一部を切り欠いたD形である点が実施形態1とは異なっている。本実施形態に係る光ファイバ接続方法は実施形態1とおおむね同じであるが一部異なる点があり、その点について以下に説明をする。なお、図ではV溝44は開き角が60度である。この開き角は、30度以上150度以下の範囲内であることが好ましい。
本実施形態においては、光ファイバ130をV溝44に載せる際に図8に示すように、目視(顕微鏡観察を含む)により光ファイバ130の弦部131(切り欠いた部分)が上方を向くようにする。この場合、弦部131が水平に近いくらい(水平面とのなす角が30度未満)にしてもよいが、そのために手間がかかる場合は、弦部131と水平面とのなす角が鋭角になる程度であってもよい。このように鋭角になる程度にする場合はこの後に、光ファイバ130の外径・外形をCCDカメラ51,52で観察・計測して、弦部131がより水平に近くなるように光ファイバ130を中心軸周りに回転させる。具体的には図9に示すように、弦部131と水平面のなす角が30度未満になるようにする。このようにすることにより、押さえ部材45を下ろして光ファイバ130に接触させたときに、押さえ部材45が弦部131の端部に当たり、弦部131を水平にしようとする回転モーメントが働くようになる。
さらに押さえ部材45を下ろしていくと、図10に示すように弦部131が水平になって押さえ部材45と面接触するようになり、この状態で光ファイバ130はV溝44に押しつけられて固定される。こうして光ファイバ130の中心軸周りの回転角が常に同じになるようにV溝44に固定されるようになる。この後の工程は実施形態1と同じである。本実施形態においても実施形態1と同じ効果を奏する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態は本願発明の例示であって、本願発明はこれらの例に限定されず、これらの例に周知技術や慣用技術、公知技術を組み合わせたり、一部置き換えたりしてもよい。また当業者であれば容易に思いつく改変発明も本願発明に含まれる。
光ファイバの横断面の形状は上記の実施形態の形状以外に、略正五角形や略正九角形、略正十角形などでもよい。奇数角形の場合は、V溝の開き角が奇数角形の一つの角と同じ角度となる。偶数角形(n角形)の場合は、V溝の開き角が(180−720/n)度となる。
光ファイバはマルチコアであってもよいし、シングルコアであってもよい。ファイバの材質、被覆の種類、外径等は特に限定されない。V溝の内壁は平面であってもよいし、曲面であってもよい。光ファイバを中心軸周りに回転させるのにV溝を超音波等で振動させることによって行ってもよい。
以上説明したように、本発明に係る光ファイバ接続方法は、中心軸周りの回転角を容易に調整・固定できるので、横断面が多角形の希土類ドープコアダブルクラッドファイバ同士の接続やD形のマルチコアファイバ同士の接続方法等として有用である。
41、42,43,44 V溝
45 押さえ部材
100,110 光ファイバ
120,130 光ファイバ

Claims (4)

  1. ファイバの横断面が略正n角形(nは5以上の整数)である光ファイバ同士を接続する光ファイバ接続方法であって、
    前記光ファイバを前記nによって定まる所定の開き角度であるV溝に載置する載置工程と、
    前記載置工程の後で、下面が平らな面である押さえ部材を上方から前記光ファイバに接触させて、当該光ファイバに対して下方へ圧力をかけて光ファイバ側面と前記V溝の表面とを面接触させて前記光ファイバを前記V溝に固定する固定工程と、
    別々に固定された前記光ファイバを2本、互いの端面同士を向かい合わせて突き合わせ、前記光ファイバ同士を接続する工程と
    を含む、光ファイバ接続方法。
  2. 前記n及び所定の開き角度は、n=6と60度、n=7と128.57度、及び、n=8と90度のいずれか一組から選ばれたものである、請求項1に記載されている光ファイバ接続方法。
  3. 前記固定工程の前に、前記光ファイバをファイバ中心軸に直交する2つの方向から観察して、前記ファイバの前記略正n角形の最も上側に位置する頂点をなす2つの辺のそれぞれと、前記押さえ部材の下面とがなす2つの角が異なるように、ファイバ中心軸周りに前記光ファイバを回転させる粗調整工程をさらに備えている、請求項1又は2に記載されている光ファイバ接続方法。
  4. ファイバの横断面が円の一部を切り欠いたD形である光ファイバ同士を接続する光ファイバ接続方法であって、
    前記光ファイバを、円の一部を切り欠いた部分を上方に向けて、30度以上150度以下の開き角度であるV溝に載置する載置工程と、
    前記載置工程の後で、下面が平らな面である押さえ部材上方からを前記光ファイバに接触させて、当該光ファイバに対して下方へ圧力をかけて前記光ファイバを前記V溝に固定する固定工程と、
    別々に固定された前記光ファイバを2本、互いの端面同士を向かい合わせて突き合わせ、前記光ファイバ同士を接続する工程と
    を含む、光ファイバ接続方法。
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