JP2003156597A - 放射線像変換パネルの製造方法 - Google Patents
放射線像変換パネルの製造方法Info
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Abstract
る放射線像変換パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 蛍光体もしくはその原料を含む蒸発源を
加熱して発生する物質を基板上に蒸着させることにより
蛍光体層を形成する工程を含む放射線像変換パネルの製
造方法において、蒸着を、水分圧が7.0×10-3Pa
以下の雰囲気中でを行う。または、蒸着を、HC分圧が
1.0×10-9Pa以上、1.0×10-6Pa以下の雰
囲気中で行う。
Description
用する放射線画像記録再生方法に用いられる放射線像変
換パネルの製造方法に関するものである。
線エネルギーの一部を吸収蓄積し、そののち可視光線や
赤外線などの電磁波(励起光)の照射を受けると、蓄積
した放射線エネルギーに応じて発光を示す性質を有する
蓄積性蛍光体(輝尽発光を示す輝尽性蛍光体等)を利用
して、この蓄積性蛍光体を含有するシート状の放射線像
変換パネルに、被検体を透過したあるいは被検体から発
せられた放射線を照射して被検体の放射線画像情報を一
旦蓄積記録した後、パネルにレーザ光などの励起光を走
査して順次発光光として放出させ、そしてこの発光光を
光電的に読み取って画像信号を得ることからなる、放射
線画像記録再生方法が広く実用に共されている。読み取
りを終えたパネルは、残存する放射線エネルギーの消去
が行われた後、次の撮影のために備えられて繰り返し使
用される。
線像変換パネル(蓄積性蛍光体シートともいう)は、基
本構造として、支持体とその上に設けられた蛍光体層と
からなるものである。ただし、蛍光体層が自己支持性で
ある場合には必ずしも支持体を必要としない。また、蛍
光体層の上面(支持体に面していない側の面)には通
常、保護層が設けられていて、蛍光体層を化学的な変質
あるいは物理的な衝撃から保護している。
分散状態で含有支持する結合剤とからなるもの、蒸着法
や焼結法によって形成される結合剤を含まないで蓄積性
蛍光体の凝集体のみから構成されるもの、および蓄積性
蛍光体の凝集体の間隙に高分子物質が含浸されているも
のなどが知られている。
として特開2001−255610号公報には、従来の
蓄積性蛍光体における放射線吸収機能とエネルギー蓄積
機能とを分離して、少なくとも蓄積性蛍光体(エネルギ
ー蓄積用蛍光体)を含有する放射線像変換パネルと、放
射線を吸収して紫外乃至可視領域に発光を示す蛍光体
(放射線吸収用蛍光体)を含有する蛍光スクリーンとの
組合せを用いる放射線画像形成方法が提案されている。
この方法では、被検体を透過などした放射線をまず、該
スクリーンまたはパネルの放射線吸収用蛍光体により紫
外乃至可視領域の光に変換した後、その光をパネルのエ
ネルギー蓄積用蛍光体にて放射線画像情報として蓄積記
録する。次いで、このパネルに励起光を走査して発光光
を放出させ、この発光光を光電的に読み取って画像信号
を得るものである。このような放射線像変換パネルおよ
び蛍光スクリーンも、本発明に包含される。
像形成方法)は上述したように数々の優れた利点を有す
る方法であるが、この方法に用いられる放射線像変換パ
ネルにあっても、できる限り高感度であってかつ画質
(鮮鋭度、粒状性など)の良好な画像を与えるものであ
ることが望まれている。
て、放射線像変換パネルの蛍光体層を気相堆積法により
形成する方法が提案されている。気相堆積法には蒸着法
やスパッタ法などがあり、例えば蒸着法は、蛍光体また
はその原料からなる蒸発源を抵抗加熱器や電子線の照射
により加熱して蒸発源を蒸発、飛散させ、金属シートな
どの基板表面にその蒸発物を堆積させることにより、蛍
光体の柱状結晶からなる蛍光体層を形成するものであ
る。
結合剤を含有せず、蛍光体のみからなり、蛍光体の柱状
結晶と柱状結晶の間には空隙(クラック)が存在する。
このため、励起光の進入効率や発光光の取出し効率を上
げることができるので高感度であり、また励起光の平面
方向への散乱を防ぐことができるので高鮮鋭度の画像を
得ることができる。
発源として加圧成型された蒸発源を用いて蒸着法により
蛍光体層を形成する方法が開示されている。その公報に
は、加圧成型を減圧下および/または加熱状態で行うこ
と、あるいは加圧成型後の蒸発源に更に加熱を施すこと
は、蒸発源中に混入する空気成分や水分が少なくなるの
で好ましいと記載されている。しかしながら、蒸発源の
含水量についての具体的な記載はない。
積法において雰囲気圧力を経時的に高くして蛍光体層を
形成する方法が開示されている。また、WO20010
3156号公報には、CsX:Eu輝尽性蛍光体からな
る蛍光体層を気相堆積法により形成する方法が開示され
ている。しかしながら、いずれの公報にも、蒸着など気
相堆積時の水分圧およびハイドロカーボン分圧について
は全く記載されていない。
より蛍光体層を形成することについて検討した結果、蒸
着の際に蒸着雰囲気中の水分圧が一定値以上であると、
堆積した柱状結晶に水分が付着して得られた蒸着膜の柱
状結晶の形状が損なわれたり、またその蛍光体層全面を
励起したときに発光量が局所的に不均一になるいわゆる
「発光ムラ」が生じたりすることが分かった。このよう
な柱状結晶性の悪化や発光ムラは放射線画像の画質の低
下を引き起こす。
(HC)の分圧が一定の値以上であると、得られた蛍光
体層からの発光量が大幅に減少することが分った。すな
わち、蛍光体、特に輝尽性蛍光体等の蓄積性蛍光体は蒸
着時のHC分圧に対して非常に敏感であってその発光特
性がHC分圧に左右されやすいので、蒸着雰囲気中のH
C分圧を制御する必要があることが判明した。
発光量の均一な蛍光体層を有する放射線像変換パネルの
製造方法を提供することにある。すなわち、本発明は、
高画質の放射線画像を与える放射線像変換パネルの製造
方法を提供する。また、本発明は、高感度の放射線像変
換パネルの製造方法を提供する。さらに、本発明は、高
感度であって高画質の放射線画像を与える放射線像変換
パネルの製造方法を提供する。
もしくはその原料を含む蒸発源を加熱して発生する物質
を基板上に蒸着させることにより蛍光体層を形成する工
程を含む放射線像変換パネルの製造方法において、該蒸
着を、水分圧が7.0×10-3Pa以下の雰囲気中で行
うことを特徴とする放射線像変換パネルの製造方法にあ
る。
の原料を含む蒸発源を加熱して発生する物質を基板上に
蒸着させることにより蛍光体層を形成する工程を含む放
射線像変換パネルの製造方法において、該蒸着を、ハイ
ドロカーボンの分圧が1.0×10-9Pa以上、1.0
×10-6Pa以下の雰囲気中で行うことを特徴とする放
射線像変換パネルの製造方法にもある。
とは、amu(原子質量単位)が55の分圧を意味する。
造された放射線像変換パネルにもある。
圧が3.0×10-3Pa以下の蒸着雰囲気中で蒸着を行
うことが好ましい。ディフュージョンポンプもしくはタ
ーボ分子ポンプとコールドトラップとの組合せからなる
排気装置を用いて、蒸着雰囲気中の水分圧を下げること
が好ましい。
ベーキングすることが好ましい。そして、ディフュージ
ョンポンプもしくはターボ分子ポンプとコールドトラッ
プとの組合せからなる排気装置を用いて、蒸着雰囲気中
のハイドロカーボン分圧を下げることが好ましい。
く、特に下記基本組成式(I)を有するアルカリ金属ハ
ロゲン化物系輝尽性蛍光体であることが好ましい。そし
て、下記基本組成式(I)においてAがEuであること
が好ましい。
る群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属を表
し;MIIはBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Ni、C
u、Zn及びCdからなる群より選ばれる少なくとも一
種のアルカリ土類金属又は二価金属を表し;MIIIはS
c、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、A
l、Ga及びInからなる群より選ばれる少なくとも一
種の希土類元素又は三価金属を表し;X、X’及びX”
はそれぞれ、F、Cl、Br及びIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンを表し;AはY、Ce、
Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Lu、Na、Mg、Cu、Ag、Tl
及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土
類元素又は金属を表し;そしてa、b及びzはそれぞ
れ、0≦a<0.5、0≦b<0.5、0<z<1.0
の範囲内の数値を表す]
造方法について、蓄積性蛍光体からなる蛍光体層を形成
する場合を例にとって詳細に述べる。
像変換パネルの支持体を兼ねるものであり、従来の放射
線像変換パネルの支持体として公知の材料から任意に選
ぶことができるが、特に好ましい基板は、石英ガラスシ
ート、サファイアガラスシート;アルミニウム、鉄、ス
ズ、クロムなどからなる金属シート;アラミドなどから
なる樹脂シートである。公知の放射線像変換パネルにお
いて、パネルとしての感度もしくは画質(鮮鋭度、粒状
性)を向上させるために、二酸化チタンなどの光反射性
物質からなる光反射層、もしくはカーボンブラックなど
の光吸収性物質からなる光吸収層などを設けることが知
られている。本発明で用いられる基板についても、これ
らの各種の層を設けることができ、それらの構成は所望
の放射線像変換パネルの目的、用途などに応じて任意に
選択することができる。さらに、柱状結晶性を高める目
的で、基板の蒸着膜が形成される側の表面(支持体の蛍
光体層側の表面に下塗層(接着性付与層)、光反射層あ
るいは光吸収層などの補助層が設けられている場合に
は、それらの補助層の表面であってもよい)には微小な
凹凸が設けられていてもよい。
00nmの範囲の励起光の照射により、300〜500
nmの波長範囲に輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が好まし
い。そのような輝尽性蛍光体の例は、特公平7−845
88号、特開平2−193100号および特開平4−3
10900号の各公報に詳しく記載されている。
は特に好ましい。ただし、MIはLi、Na、K、Rb
及びCsからなる群より選ばれる少なくとも一種のアル
カリ金属を表し、MIIはBe、Mg、Ca、Sr、B
a、Ni、Cu、Zn及びCdからなる群より選ばれる
少なくとも一種のアルカリ土類金属又は二価金属を表
し、MIIIはSc、Y、La、Ce、Pr、Nd、P
m、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、Yb、Lu、Al、Ga及びInからなる群より選
ばれる少なくとも一種の希土類元素又は三価金属を表
し、そしてAはY、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、N
a、Mg、Cu、Ag、Tl及びBiからなる群より選
ばれる少なくとも一種の希土類元素又は金属を表す。
X、X’およびX”はそれぞれ、F、Cl、Br及びI
からなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンを表
す。a、bおよびzはそれぞれ、0≦a<0.5、0≦
b<0.5、0<z<1.0の範囲内の数値を表す。
なくともCsを含んでいることが好ましい。Xとしては
少なくともBrを含んでいることが好ましい。Aとして
は特にEu又はBiであることが好ましい。また、基本
組成式(I)には、必要に応じて、酸化アルミニウム、
二酸化珪素、酸化ジルコニウムなどの金属酸化物を添加
物として、MIX1モルに対して、0.5モル以下の量
で加えてもよい。
化物系輝尽性蛍光体も好ましい。ただし、MIIはBa、
Sr及びCaからなる群より選ばれる少なくとも一種の
アルカリ土類金属を表し、LnはCe、Pr、Sm、E
u、Tb、Dy、Ho、Nd、Er、Tm及びYbから
なる群より選ばれる少なくとも一種の希土類元素を表
す。Xは、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少
なくとも一種のハロゲンを表す。zは、0<z≦0.2
の範囲内の数値を表す。
Baが半分以上を占めることが好ましい。Lnとして
は、特にEu又はCeであることが好ましい。また、基
本組成式(II)では表記上F:X=1:1のように見え
るが、これはBaFX型の結晶構造を持つことを示すも
のであり、最終的な組成物の化学量論的組成を示すもの
ではない。一般に、BaFX結晶においてX-イオンの
空格子点であるF+(X-)中心が多く生成された状態
が、600〜700nmの光に対する輝尽効率を高める
上で好ましい。このとき、FはXよりもやや過剰にある
ことが多い。
るが、必要に応じて下記のような添加物を一種もしくは
二種以上を基本組成式(II)に加えてもよい。 bA, wNI, xNII, yNIII ただし、AはAl2O3、SiO2及びZrO2などの金属
酸化物を表す。MIIFX粒子同士の焼結を防止する上で
は、一次粒子の平均粒径が0.1μm以下の超微粒子で
MIIFXとの反応性が低いものを用いることが好まし
い。NIは、Li、Na、K、Rb及びCsからなる群
より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属の化合物を
表し、NIIは、Mg及び/又はBeからなるアルカリ土
類金属の化合物を表し、NIIIは、Al、Ga、In、
Tl、Sc、Y、La、Gd及びLuからなる群より選
ばれる少なくとも一種の三価金属の化合物を表す。これ
らの金属化合物としては、特開昭59−75200号公
報に記載のようなハロゲン化物を用いることが好ましい
が、それらに限定されるものではない。
FXのモル数を1としたときの仕込み添加量であり、0
≦b≦0.5、0≦w≦2、0≦x≦0.3、0≦y≦
0.3の各範囲内の数値を表す。これらの数値は、焼成
やその後の洗浄処理によって減量する添加物に関しては
最終的な組成物に含まれる元素比を表しているわけでは
ない。また、上記化合物には最終的な組成物において添
加されたままの化合物として残留するものもあれば、M
IIFXと反応する、あるいは取り込まれてしまうものも
ある。
要に応じて、特開昭55−12145号公報に記載のZ
n及びCd化合物;特開昭55−160078号公報に
記載の金属酸化物であるTiO2、BeO、MgO、C
aO、SrO、BaO、ZnO、Y2O3、La2O3、I
n2O3、GeO2、SnO2、Nb2O5、Ta2O5、Th
O2;特開昭56−116777号公報に記載のZr及
びSc化合物;特開昭57−23673号公報に記載の
B化合物;特開昭57−23675号公報に記載のAs
及びSi化合物;特開昭59−27980号公報に記載
のテトラフルオロホウ酸化合物;特開昭59−4728
9号公報に記載のヘキサフルオロケイ酸、ヘキサフルオ
ロチタン酸、及びヘキサフルオロジルコニウム酸の1価
もしくは2価の塩からなるヘキサフルオロ化合物;特開
昭59−56480号公報に記載のV、Cr、Mn、F
e、Co及びNiなどの遷移金属の化合物などを添加し
てもよい。さらに、本発明においては上述した添加物を
含む蛍光体に限らず、基本的に希土類付活アルカリ土類
金属弗化ハロゲン化物系輝尽性蛍光体とみなされる組成
を有するものであれば如何なるものであってもよい。
光体に限定されるものではなく、X線などの放射線を吸
収して紫外乃至可視領域に(瞬時)発光を示す蛍光体で
あってもよい。そのような蛍光体の例としては、LnT
aO4:(Nb,Gd)系、Ln2SiO5:Ce系、L
nOX:Tm系(Lnは希土類元素である)、CsX系
(Xはハロゲンである)、Gd2O2S:Tb、Gd2O2
S:Pr,Ce、ZnWO4、LuAlO3:Ce、Gd
3Ga5O12:Cr,Ce、HfO2等を挙げることがで
きる。
を、蒸着法の一種である電子線蒸着法を用いて以下のよ
うにして支持体上に形成する。電子線蒸着法によれば、
形状が良好で配列の整った柱状結晶が得られる。
る場合には、まず蒸発源として、上記蓄積性蛍光体の母
体成分を含むものと付活剤成分を含むものからなる少な
くとも二個の蒸発源を用意する。多元蒸着は、蛍光体の
母体成分と付活剤成分の蒸気圧が大きく異なる場合に、
その蒸発速度を各々制御することができるので好まし
い。各蒸発源は、所望とする蓄積性蛍光体の組成に応じ
て、蛍光体の母体成分および付活剤成分それぞれのみか
ら構成されていてもよいし、添加物成分などとの混合物
であってもよい。また、蒸発源は二個に限定されるもの
ではなく、例えば別に添加物成分などからなる蒸発源を
加えて三個以上としてもよい。
物それ自体であってもよいし、あるいは反応して母体化
合物となりうる二以上の原料の混合物であってもよい。
また、付活剤成分は、一般には付活剤元素を含む化合物
であり、例えば付活剤元素のハロゲン化物や酸化物が用
いられる。
Eu化合物におけるEu2+化合物のモル比が70%以上
であることが好ましい。一般に、Eu化合物にはEu2+
とEu3+が混合して含まれているが、所望とする輝尽発
光(あるいは瞬時発光であっても)はEu2+を付活剤と
する蛍光体から発せられるからである。Eu化合物はE
uBrxであることが好ましく、その場合に、xは2.
0≦x≦2.3の範囲内の数値であることが好ましい。
xは、2.0であることが望ましいが、2.0に近づけ
ようとすると酸素が混入しやすくなる。よって、実際に
はxは2.2付近でBrの比率が比較的高い状態が安定
している。
であることが好ましい。ここで、蒸発源の含水量は、実
施例にて後述するように、熱重量分析法により、温度5
0〜150℃での重量減少から算出した値である。蒸発
源となる蛍光体母体成分や付活剤成分が、例えばEuB
r、CsBrのように吸湿性である場合には特に、含水
量をこのような低い値に抑えることは突沸防止などの点
から重要である。蒸発源の脱水は、上記の各蛍光体成分
を減圧下で100〜300℃の温度範囲で加熱処理する
ことにより行うことが好ましい。100℃より低いと、
脱水が不十分となる可能性があり、一方300℃より高
いと、ハロゲンガス離脱など組成変化が生じる可能性が
ある。あるいは、各蛍光体成分を窒素ガス雰囲気などの
水分を含まない雰囲気中で、該成分の融点以上の温度で
数十分乃至数時間加熱溶融してもよい。
ることが好ましい。より好ましくは90%以上の値であ
る。ここで、相対密度とは、蛍光体またはその原料固有
の密度に対する蒸発源の実際の密度の割合を意味する。
例えば、相対密度80%以上は、CsBr≧3.5g/
cm3、EuBr2≧4.4g/cm3を意味する。蒸発
源が相対密度の低い粉体状態であると、蒸着の際に粉体
が飛散するなどの不都合が生じたり、蒸発源の表面から
均一に蒸発しないで蒸着膜の膜厚が不均一となったりす
る。よって、安定した蒸着を実現するためには蒸発源の
密度がある程度高いことが望ましい。上記相対密度とす
るには一般に、粉体を20MPa以上の圧力で加圧成形
したり、あるいは、融点以上の温度で加熱溶融して、タ
ブレット(錠剤)の形状にする。ただし、蒸発源は必ず
しもタブレットの形状である必要はない。
光体母体成分を含む蒸発源は、アルカリ金属不純物(す
なわち、蛍光体の構成元素以外アルカリ金属)の含有量
が10ppm以下であり、そしてアルカリ土類金属不純
物(すなわち、蛍光体の構成元素以外アルカリ土類金
属)の含有量が5ppm(重量)以下であることが望ま
しい。とりわけ、蛍光体が前記基本組成式(I)を有す
るアルカリ金属ハロゲン化物系輝尽性蛍光体である場合
には望ましい。このような蒸発源は、アルカリ金属やア
ルカリ土類金属など不純物の含有量の少ない原料を使用
することにより調製することができる。これによって、
不純物の混入が少ない蒸着膜を形成することができ、そ
のような蒸着膜は高い発光強度を示すことが判明した。
し、装置内を排気して1×10-5〜1×10-2Pa程度
の真空度とする。このとき、真空度をこの程度に保持し
ながら、Arガス、Neガス、N2ガスなどの不活性ガ
スを導入してもよい。
性を高め、そして発光ムラをなくすために、蒸着の際に
蒸着装置内の雰囲気中の水分圧を7.0×10-3Pa以
下にする。好ましくは、蒸着雰囲気中の水分圧を3.0
×10-3Pa以下にする。水分圧が低いほど発光量、特
に輝尽発光量が増加し、特に水分圧が3.0×10-3P
a以下であるとき、発光量が顕著に増加することが判明
した。ここで、蒸着雰囲気中の水分圧は、実施例にて後
述するように質量分析法(マスフィルタ)により算出し
た値である。
置内を排気するための排気装置として、ディフュージョ
ンポンプ(もしくはターボ分子ポンプ)とコールドトラ
ップの組合せを用いることにより達成することができ
る。コールドトラップとしては具体的には、クライオコ
イル(コイル状のパイプからなり、これを蒸着装置内に
配設してパイプ中に−150℃程度に冷却した冷媒を流
し、水分をパイプ表面に凝固させるもの)、クライオパ
ネル(パネル状のパイプからなり、これを装置内に配設
してパイプ中に−150℃程度に冷却した冷媒を流し、
水分をパイプ表面に凝固させるもの)、およびスーパー
トラップ(Heガスを利用した冷凍機であり、これを装
置とメインポンプとの間に配設して冷凍機内を−150
℃程度に冷却し、水分を凝固させるもの)がある。いず
れも、蒸着装置内の水分を選択的に排気する装置であ
る。あるいは、クライオポンプ(冷凍機であって、機内
を液体He温度まで冷却するもの)を用いることもでき
る。あるいはまた、蒸着開始前に蒸着装置の壁面にTi
などの活性な膜を蒸着またはスパッタし、この活性膜に
水分を吸着させてもよいし、あるいは予め、装置壁面を
加熱器により110〜150℃に加熱し、水分を十分に
蒸発させてから蒸着を開始してもよい。
特に輝尽発光量を高めるために、蒸着装置内の雰囲気中
のハイドロカーボン(HC)の分圧を1.0×10-9P
a以上で1.0×10-6Pa以下にする。ここで、ハイ
ドロカーボン(HC)の分圧とは、amu(原子質量単
位)=55の分圧を意味し、実施例にて後述するように
質量分析法(マスフィルタ)により算出した値である。
なお、amu=55のHC分圧を1.0×10-9Paより
低くすることは、そのために超高真空装置等の特別な装
置を必要として製造コストの増大などを招くことになる
ので、現実的ではない。
蒸着装置内を各種の溶剤で洗浄した後、基板加熱用のヒ
ータなどを用いてベーキングすることにより遂行するこ
とができる。溶剤の例としては、アセトン等のケトン
類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール
等のアルコール類、グリコールエーテル類、蒸留水、非
イオン界面活性剤及び/又は陰イオン界面活性剤の水溶
液等を挙げることができる。これらは適宜組み合わせて
使用することが望ましい。ベーキングは一般に、50〜
500℃の温度で行う。あるいは、蒸着前に上記排気装
置を用いて装置内を高真空にすることにより遂行するこ
とができる。特に、装置内の洗浄と高真空とを組み合わ
せて実施することが望ましい。
の方法に係るHC分圧の低減は、同時に達成することが
できる。
発生させて、各蒸発源に照射する。このとき、電子線の
加速電圧を1.5kV以上で、5.0kV以下に設定す
ることが望ましい。電子線の照射により、蒸発源である
蓄積性蛍光体の母体成分や付活剤成分等は加熱されて蒸
発、飛散し、そして反応を生じて蛍光体を形成するとと
もに基板表面に堆積する。この際に、各電子線の加速電
圧などを調整することにより、各蒸発源の蒸発速度を制
御してもよい。蛍光体の堆積する速度、すなわち蒸着速
度は、一般には0.1〜1000μm/分の範囲にあ
り、好ましくは1〜100μm/分の範囲にある。な
お、電子線の照射を複数回に分けて行って二層以上の蛍
光体層を形成することもできる。さらに、蒸着の際に必
要に応じて被蒸着物(基板)を冷却または加熱してもよ
いし、あるいは蒸着終了後に蛍光体層を熱処理(アニー
ル処理)してもよい。
発流に垂直な方向(基板に平行な方向)に上記蛍光体母
体成分と付活剤成分とを分離して含む一個の蒸発源を用
意することが好ましい。そして、蒸着に際しては、一つ
の電子線を用いて、蒸発源の母体成分領域および付活剤
成分領域各々に電子線を照射する時間(滞在時間)を制
御することにより、均一な組成の蓄積性蛍光体からなる
蒸着膜を形成することができる。
を用いる一元蒸着であってもよく、その場合にも、上述
のようにして含水量を0.5重量%以下としたものを用
いることが好ましい。また、蒸発源の蛍光体はアルカリ
金属不純物の含有量が10ppm以下であり、そしてア
ルカリ土類金属不純物の含有量が5ppm以下であるこ
とが望ましい。
状結晶がほぼ厚み方向に成長した層が得られる。蛍光体
層は、結合剤を含有せず、蛍光体のみからなり、蛍光体
の柱状結晶と柱状結晶の間には空隙(クラック)が存在
する。蛍光体層の層厚は、通常は50〜1000μmの
範囲にあり、好ましくは200μm〜700mmの範囲
にある。
一元蒸着いずれの場合であっても、蒸着法は電子線蒸着
法に限られるものではなく、例えば電子銃の代わりに抵
抗加熱器を用いて蒸発源を加熱蒸発させることからなる
抵抗加熱法など、他の蒸着法も利用することができる。
の支持体を兼ねる必要はなく、蒸着膜形成後、蒸着膜を
基板から引き剥がし、別に用意した支持体上に接着剤を
用いるなどして接合して、蛍光体層を設ける方法を利用
してもよい。あるいは、蛍光体層に支持体(基板)が付
設されていなくてもよい。
ネルの搬送および取扱い上の便宜や特性変化の回避のた
めに、保護層を設けることが望ましい。保護層は、励起
光の入射や発光光の出射に殆ど影響を与えないように、
透明であることが望ましく、また外部から与えられる物
理的衝撃や化学的影響から放射線像変換パネルを充分に
保護することができるように、化学的に安定で防湿性が
高く、かつ高い物理的強度を持つことが望ましい。
メチルメタクリレート、有機溶媒可溶性フッ素系樹脂な
どのような透明な有機高分子物質を適当な溶媒に溶解し
て調製した溶液を蛍光体層の上に塗布することで形成さ
れたもの、あるいはポリエチレンテレフタレートなどの
有機高分子フィルムや透明なガラス板などの保護層形成
用シートを別に形成して蛍光体層の表面に適当な接着剤
を用いて設けたもの、あるいは無機化合物を蒸着などに
よって蛍光体層上に成膜したものなどが用いられる。ま
た、保護層中には酸化マグネシウム、酸化亜鉛、二酸化
チタン、アルミナ等の光散乱性微粒子、パーフルオロオ
レフィン樹脂粉末、シリコーン樹脂粉末等の滑り剤、お
よびポリイソシアネート等の架橋剤など各種の添加剤が
分散含有されていてもよい。保護層の層厚は一般に、高
分子物質からなる場合には約0.1〜20μmの範囲に
あり、ガラス等の無機化合物からなる場合には100〜
1000μmの範囲にある。
性を高めるためにフッ素樹脂塗布層を設けてもよい。フ
ッ素樹脂塗布層は、フッ素樹脂を有機溶媒に溶解(また
は分散)させて調製したフッ素樹脂溶液を保護層の表面
に塗布し、乾燥することにより形成することができる。
フッ素樹脂は単独で使用してもよいが、通常はフッ素樹
脂と膜形成性の高い樹脂との混合物として使用する。ま
た、ポリシロキサン骨格を持つオリゴマーあるいはパー
フルオロアルキル基を持つオリゴマーを併用することも
できる。フッ素樹脂塗布層には、干渉むらを低減させて
更に放射線画像の画質を向上させるために、微粒子フィ
ラーを充填することもできる。フッ素樹脂塗布層の層厚
は通常は0.5μm乃至20μmの範囲にある。フッ素
樹脂塗布層の形成に際しては、架橋剤、硬膜剤、黄変防
止剤などのような添加成分を用いることができる。特に
架橋剤の添加は、フッ素樹脂塗布層の耐久性の向上に有
利である。
ネルが得られるが、本発明のパネルの構成は、公知の各
種のバリエーションを含むものであってもよい。たとえ
ば、得られる画像の鮮鋭度を向上させることを目的とし
て、上記の少なくともいずれかの層を、励起光を吸収し
発光光は吸収しないような着色剤によって着色してもよ
い(特公昭59−23400号公報参照)。
(H2O)分圧およびハイドロカーボン(HC)分圧
は、質量分析法に従って、残留ガスアナライザ(マスフ
ィルタ、RGA300型、STANFORD RESERCH SYSTEMS社
製)を用いて、蒸着装置内の雰囲気ガスを測定して算出
した。HC分圧はamu=55の分圧である。蒸着装置内
の真空度は、電離真空計(GI−TL3RY、日本真空
技術(株)製)を用いて測定した。
示差熱熱重量同時測定装置(TG/DTA320型、セ
イコー電子工業(株)製)を用いて、窒素フロー(200
cc/分)雰囲気中、昇温速度10℃/分で室温から3
00℃まで温度を上げて試料の重量減少を測定すること
により求めた。
r)、および純度3N以上の臭化ユーロピウム(EuB
rx、x=2.2)を使用した。各原料中の微量元素を
ICP−MS法(誘導結合高周波プラズマ分光分析−質
量分析法)により分析した結果、CsBr中のCs以外
のアルカリ金属(Li、Na、K、Rb)は各々10p
pm以下であり、アルカリ土類金属(Mg、Ca、S
r、Ba)など他の元素は2ppm以下であった。ま
た、EuBrx中のEu以外の希土類元素は各々20p
pm以下であり、他の元素は10ppm以下であった。
これらの原料は、吸湿性が高いので露点−20℃以下の
乾燥雰囲気を保ったデシケータ内で保管し、使用直前に
取り出すようにした。
(内径:25mm)に入れ、粉末金型プレス成形機(テ
ーブルプレスTB−5型、エヌピーエーシステム(株)
製)にて40kNの圧力で加圧し、タブレット(直径:
25mm、厚さ:15mm)に成形した。このとき、C
sBr粉末に掛かった圧力は約80MPaであった。得
られたタブレットの密度は4.2g/cm3、含水量は
0.6重量%であった。このタブレットを真空乾燥機に
て温度200℃で2時間真空乾燥処理した。真空乾燥処
理後のタブレットの含水量は0.3重量%であった。
末成形用ダイスに入れ、粉末金型プレス成形機にて40
kNの圧力で加圧し、タブレット(直径:25mm、厚
さ:10mm)に成形した。このとき、EuBrx粉末
に掛かった圧力は約80MPaであった。得られたタブ
レットの密度は5.1g/cm3、含水量は0.8重量
%であった。このタブレットを真空乾燥機にて温度20
0℃で2時間真空乾燥処理した。真空乾燥処理後のタブ
レットの含水量は0.5重量%であった。
PA(イソプロピルアルコール)洗浄を施した合成石英
基板を用意し、蒸着装置内の基板ホルダーに設置した。
上記CsBr蒸発源およびEuBrx蒸発源を装置内の
所定位置に配置した後、装置内を排気して1×10-3P
aの真空度とした。このとき、真空排気装置としてディ
フュージョンポンプとクライオコイルとの組合せを用い
た。次いで、基板の蒸着とは反対側に位置したシーズヒ
ータで、石英基板を200℃に加熱した。蒸発源それぞ
れに電子銃で加速電圧4.0kVの電子線を照射して、
10μm/分の速度で40分間CsBr:Eu輝尽性蛍
光体を堆積させた。このとき、各々の電子銃のエミッシ
ョン電流を調整して、輝尽性蛍光体におけるEu/Cs
モル濃度比が0.003/1となるようにした。蒸着
時、蒸着雰囲気中の水分圧は4.0×10-3Paであっ
た。
から石英基板を取り出した。この蒸着膜を有する石英基
板を石英ボートの中に置き、これをチューブ炉の炉芯に
挿入して、窒素雰囲気下、200℃の温度で2時間熱処
理した。熱処理前および熱処理中、炉芯内をロータリー
ポンプで約10Paまで真空に引いて、蒸着膜に吸着し
ている水分などを除去した。真空下で蒸着膜および石英
基板を冷却し、十分に温度が下がった時点で炉芯から取
り出した。石英基板上には、蛍光体の柱状結晶がほぼ垂
直方向に密に林立した構造の蛍光体層(層厚:約400
μm、面積10cm×10cm)が形成されていた。こ
のようにして、共蒸着により支持体と蛍光体層とからな
る本発明の放射線像変換パネルを製造した。
れた後、窒素雰囲気下、700℃の温度で30分間加熱
して溶融し、これを室温まで冷却してタブレット(直
径:25mm、厚さ:15mm)を得た。タブレットの
密度は4.4g/cm3、含水量は0.1重量%であっ
た。
気下、800℃の温度で30分間加熱して溶融し、これ
を室温まで冷却してタブレット(直径:25mm、厚
さ:10mm)を得た。タブレットの密度は5.3g/
cm3、含水量は0.3重量%であった。
がほぼ垂直方向に密に林立した構造の蛍光体層(層厚:
約400μm、面積10cm×10cm)を形成した。
このようにして、共蒸着により支持体と蛍光体層とから
なる本発明の放射線像変換パネルを製造した。
0.3重量%のタブレットを得た。
に入れ、粉末金型プレス成形機にて40kNの圧力で加
圧し、タブレット(直径:25mm、厚さ:10mm)
に成形した。このとき、EuBrx粉末に掛かった圧力
は約80MPaであった。得られたタブレットの密度は
5.1g/cm3、含水量は0.8重量%であった。
がほぼ垂直方向に密に林立した構造の蛍光体層(層厚:
約400μm、面積10cm×10cm)を形成した。
このようにして、共蒸着により支持体と蛍光体層とから
なる比較のための放射線像変換パネルを製造した。
入れ、粉末金型プレス成形機にて40kNの圧力で加圧
し、タブレット(直径:25mm、厚さ:15mm)に
成形した。このとき、CsBr粉末に掛かった圧力は約
80MPaであった。得られたタブレットの密度は4.
2g/cm3、含水量は0.6重量%であった。
0.5重量%のタブレットを得た。
がほぼ垂直方向に密に林立した構造の蛍光体層(層厚:
約400μm、面積10cm×10cm)を形成した。
このようにして、共蒸着により支持体と蛍光体層とから
なる比較のための放射線像変換パネルを製造した。
れた各放射線像変換パネルの蛍光体層の柱状結晶の形状
および発光ムラについて評価を行った。
切断し、チャージアップ防止のためにイオンスパッタに
より金(厚み:300オングストローム)で被覆した
後、走査型電子顕微鏡(JSM−5400型、日本電子
(株)製)を用いて、蛍光体層の表面および切断面を観察
した。
納し、これに管電圧80kVp、管電流16mAのX線
を照射した。次いで、パネルをカセッテから取り出した
後、パネル表面をHe−Neレーザ光(波長:633n
m)で順次走査し、パネルから放出された輝尽発光光を
フォトマルチプライヤで検出し、そして得られた信号情
報をレーザプリンタでX線フィルム上に記録し、これを
目視により評価した。得られた結果をまとめて表1に示
す。
0.5重量%以下の蒸発源を用いて蒸着膜を形成するこ
とにより製造した放射線像変換パネル(実施例1、2)
は、柱状結晶の形状が良好であって、かつ輝尽発光ムラ
が殆ど生じなかった。一方、含水量が0.5重量%を越
える蒸発源を用いて製造した放射線像変換パネル(比較
例1、2)は、柱状結晶の形状が不十分であり、輝尽発
光ムラが生じた。
ージョンポンプとクライオコイルの組合せを用いて装置
内を排気して蒸着雰囲気中の水分圧を6.7×10-3P
aとし、そして蒸着速度20μm/分で20分間蛍光体
を堆積させたこと以外は実施例1と同様にして、支持体
と蛍光体層とからなる本発明の放射線像変換パネルを製
造した。
ージョンポンプとクライオコイルの組合せを用いて装置
内を排気して5×10-4Paの真空度とし、蒸着雰囲気
中の水分圧を1.8×10-3Paとしたこと以外は実施
例1と同様にして、支持体と蛍光体層とからなる本発明
の放射線像変換パネルを製造した。
ージョンポンプとクライオコイルの組合せを用いて装置
内を排気して5×10-4Paの真空度とした後、Arガ
スを導入して1×10-3Paの真空度とし、蒸着雰囲気
中の水分圧を2.3×10-3Paとしたこと以外は実施
例1と同様にして、支持体と蛍光体層とからなる本発明
の放射線像変換パネルを製造した。
ージョンポンプのみを用いて装置内を排気して蒸着雰囲
気中の水分圧を8.0×10-3Paとしたこと以外は実
施例1と同様にして、支持体と蛍光体層とからなる比較
のための放射線像変換パネルを製造した。
ージョンポンプのみを用いて装置内を排気して蒸着雰囲
気中の水分圧を1.2×10-2Paとし、そして蒸着速
度20μm/分で蛍光体を堆積させたこと以外は実施例
1と同様にして、支持体と蛍光体層とからなる比較のた
めの放射線像変換パネルを製造した。
れた各放射線像変換パネルの蛍光体層の柱状結晶の形状
および発光ムラについて前述と同様にして評価を行っ
た。また、感度について以下のようにして評価を行っ
た。
納し、これに管電圧80kVp、管電流16mAのX線
を照射した。次いで、パネルをカセッテから取り出した
後、パネルをHe−Neレーザ光(波長:633nm)
で励起し、パネルから放出された輝尽発光光をフォトマ
ルチプライヤで検出し、その発光量により感度を評価し
た。実施例1を基準とした相対値で表した。得られた結
果をまとめて表2に示す。
方法に従って蒸着雰囲気中の水分圧を7.0×10-3P
a以下にして蒸着膜を形成することにより製造した放射
線像変換パネル(実施例1、3〜5)は、柱状結晶の形
状が良好であって、かつ輝尽発光ムラが殆ど生じなかっ
た。また、水分圧が低くなるにつれて感度が高くなっ
た。特に、水分圧が3.0×10-3Pa以下である場合
(実施例4、5)には、感度が増大した。一方、7.0
×10-3Paを越える水分圧にて製造した比較のための
放射線像変換パネル(比較例3、4)は、柱状結晶の形
状が不十分であり、輝尽発光ムラが生じた。
r)、および純度3N以上の臭化ユーロピウム(EuB
rx、x=2.2)を使用した。各原料中の微量元素を
ICP−MS法により分析した結果、表3に示すよう
に、CsBr中のCs以外のアルカリ金属(Li、N
a、K、Rb)は各々10ppm以下であり、アルカリ
土類金属(Mg、Ca、Sr、Ba)など他の元素は5
ppm以下であった。また、EuBrx中のEu以外の
希土類元素は各々20ppm以下であり、他の元素は1
0ppm以下であった。これらの原料は、吸湿性が高い
ので露点−20℃以下の乾燥雰囲気を保ったデシケータ
内で保管し、使用直前に取り出すようにした。
ブレットをそれぞれ作製した後、石英基板上にCsB
r:0.01Eu蛍光体からなる蛍光体層を形成して、共蒸
着により支持体と蛍光体層とからなる本発明の放射線像
変換パネルを製造した。蛍光体層中の不純物含有量を表
4に示す。
g(x=2.2;0.0014モル)とをミキサーで混
合した。得られた混合物を石英容器に入れ、これを電気
炉の炉芯に入れて、初期真空引き後、窒素ガスを大気圧
まで導入し、温度525℃にて1時間焼成した。次い
で、5分間中間真空引きした後、酸素を133Paまで
導入し、更に窒素ガスを導入して大気圧にした状態で、
1時間焼成を行った。焼成後、真空状態で室温まで冷却
した。得られたCsBr:0.01Eu蛍光体中の不純物含
有量は、CsBr原料と同等であった。このCsBr:
0.01Eu蛍光体を用いて、実施例1と同様にしてタブレ
ットを作製した。タブレットの密度は4.1g/cm3
であり、含水量は0.4重量%であった。
て、一元蒸着により支持体と蛍光体層とからなる本発明
の放射線像変換パネルを製造した。
Br原料として表3に示す不純物含有量のものを用いた
こと以外は実施例4と同様にして、共蒸着により支持体
と蛍光体層とからなる比較のための放射線像変換パネル
を製造した。
Br原料として表3に示す不純物含有量のものを用いた
こと以外は実施例5と同様にして、CsBr:0.01Eu
蛍光体を製造した後、一元蒸着により支持体と蛍光体層
とからなる比較のための放射線像変換パネルを製造し
た。得られたCsBr:0.01Eu蛍光体中の不純物含有
量は、CsBr原料と同等であった。
下であった。
れた各放射線像変換パネルの感度について前述と同様に
して評価を行った。実施例4を基準とした相対値で表し
た。得られた結果をまとめて表5に示す。
有量が一定以下の蒸発源を用いて蒸着膜を形成すること
により製造した放射線像変換パネル(実施例6、7)は
共蒸着、一元蒸着いずれの場合も、不純物含有量の多い
放射線像変換パネル(比較例5〜8)に比べて感度が高
かった。特に共蒸着の場合に感度の向上が顕著であっ
た。これは、一元蒸着の場合には、不純物混入よりも付
活剤Euの濃度の偏りによる影響の方が大きいためと思
われる。
れたCsBr:0.01Eu蛍光体の輝尽発光強度を、表6
に示す。
0.3重量%のタブレットを得た。
0.5重量%のタブレットを得た。
ル、蒸留水、界面活性剤(ポリオキシエチレナルキルエ
ーテル系非イオン界面活性剤)水溶液を用いて洗浄した
後、基板加熱用のシーズヒータの温度を300℃にし
て、12時間ベーキングを行った。支持体として、順に
アルカリ洗浄、純水洗浄、およびイソプロピルアルコー
ル洗浄を施した合成石英基板を用意し、装置内の基板ホ
ルダーに設置した。上記CsBr蒸発源およびEuBr
x蒸発源を装置内の所定位置に配置した後、装置内を排
気して5×10-4Paの真空度とした。このとき、真空
排気装置としてディフュージョンポンプとクライオコイ
ルとの組合せを用いた。次いで、基板の蒸着とは反対側
に位置したシーズヒータで、石英基板を200℃に加熱
した。蒸発源それぞれに電子銃で加速電圧4.0kVの
電子線を照射して、10μm/分の速度で40分間Cs
Br:Eu輝尽性蛍光体を堆積させた。このとき、各々
の電子銃のエミッション電流を調整して、輝尽性蛍光体
におけるEu/Csモル濃度比が0.003/1となる
ようにした。蒸着時、蒸着雰囲気中の水分圧は1.8×
10-3Paであり、HC分圧は8×10-7Paであっ
た。
を有する石英基板を熱処理した。石英基板上には、蛍光
体の柱状結晶がほぼ垂直方向に密に林立した構造の蛍光
体層(層厚:約400μm、面積10cm×10cm)
が形成されていた。このようにして、共蒸着により支持
体と蛍光体層とからなる本発明の放射線像変換パネルを
製造した。
排気して5×10-4Paの真空度とした後Arガスを導
入して1×10-3Paの真空度とし、蒸着雰囲気中の水
分圧を2.3×10-3Pa、HC分圧を9×10-7Pa
としたこと以外は実施例8と同様にして、支持体と蛍光
体層とからなる本発明の放射線像変換パネルを製造し
た。
排気して1×10-3Paの真空度とし、蒸着雰囲気中の
HC分圧を2×10-6Paとしたこと以外は実施例8と
同様にして、支持体と蛍光体層とからなる比較のための
放射線像変換パネルを製造した。なお、蒸着雰囲気中の
水分圧は4.0×10-3Paであった。
ンのみを用いて蒸着装置内を洗浄した後ベーキングを行
い、そして蒸着雰囲気中のHC分圧を5×10-6Paと
したこと以外は実施例8と同様にして、支持体と蛍光体
層とからなる比較のための放射線像変換パネルを製造し
た。なお、蒸着雰囲気中の水分圧は1.8×10-3Pa
であった。
れた各放射線像変換パネルの感度について前述と同様に
して評価を行った。実施例9を基準とした相対値で表し
た。得られた結果をまとめて表7に示す。
方法に従って蒸着雰囲気中のHC分圧を1.0×10-9
〜1.0×10-6Paの範囲にして蒸着膜を形成するこ
とにより製造した放射線像変換パネル(実施例8、9)
は、1.0×10-6Paを越えるHC分圧にて製造した
放射線像変換パネル(比較例9、10)に比べて、感度
が顕著に増大した。
を一定以下とすることにより、安定した蒸着を実施する
ことができ、柱状結晶性の優れた、感度の均一な放射線
像変換パネルを得ることができる。特に、水分圧を3.
0×10-3Pa以下とすることにより、高感度であっ
て、高画質の放射線画像を与える放射線像変換パネルを
得ることができる。
圧を一定の低い範囲に抑えることにより、感度の増大し
た放射線像変換パネルを得ることができる。さらに、蒸
着雰囲気中の水分圧とハイドロカーボン分圧の両方を低
レベルに制御することにより、感度が極めて高く、かつ
高画質の放射線画像を与える放射線像変換パネルを得る
ことができる。
Claims (15)
- 【請求項1】 蛍光体もしくはその原料を含む蒸発源を
加熱して発生する物質を基板上に蒸着させることにより
蛍光体層を形成する工程を含む放射線像変換パネルの製
造方法において、該蒸着を、水分圧が7.0×10-3P
a以下の雰囲気中で行うことを特徴とする放射線像変換
パネルの製造方法。 - 【請求項2】 該蒸着を、水分圧が3.0×10-3Pa
以下の雰囲気中で行う請求項1に記載の放射線像変換パ
ネルの製造方法。 - 【請求項3】 ディフュージョンポンプもしくはターボ
分子ポンプとコールドトラップとの組合せからなる排気
装置を用いて、蒸着雰囲気中の水分圧を下げる請求項1
または2に記載の放射線像変換パネルの製造方法。 - 【請求項4】 蒸着を、さらにハイドロカーボンの分圧
が1.0×10-9Pa以上、1.0×10-6Pa以下の
雰囲気中で行う請求項1乃至3のいずれかの項に記載の
放射線像変換パネルの製造方法。 - 【請求項5】 蒸着に先立って、蒸着装置内を洗浄した
のちベーキングする請求項4に記載の放射線像変換パネ
ルの製造方法。 - 【請求項6】 ディフュージョンポンプもしくはターボ
分子ポンプとコールドトラップとの組合せからなる排気
装置を用いて、蒸着雰囲気中のハイドロカーボン分圧を
下げる請求項4または5に記載の放射線像変換パネルの
製造方法。 - 【請求項7】 蛍光体が蓄積性蛍光体である請求項1乃
至6のいずれかの項に記載の放射線像変換パネルの製造
方法。 - 【請求項8】 蓄積性蛍光体が、基本組成式(I): MIX・aMIIX’2・bMIIIX”3:zA ‥‥(I) [ただし、MIはLi、Na、K、Rb及びCsからな
る群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属を表
し;MIIはBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Ni、C
u、Zn及びCdからなる群より選ばれる少なくとも一
種のアルカリ土類金属又は二価金属を表し;MIIIはS
c、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、A
l、Ga及びInからなる群より選ばれる少なくとも一
種の希土類元素又は三価金属を表し;X、X’及びX”
はそれぞれ、F、Cl、Br及びIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンを表し;AはY、Ce、
Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Lu、Na、Mg、Cu、Ag、Tl
及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土
類元素又は金属を表し;そしてa、b及びzはそれぞ
れ、0≦a<0.5、0≦b<0.5、0<z<1.0
の範囲内の数値を表す]を有するアルカリ金属ハロゲン
化物系輝尽性蛍光体である請求項7に記載の放射線像変
換パネルの製造方法。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のうちのいずれかの項に
記載の方法により製造された放射線像変換パネル。 - 【請求項10】 蛍光体もしくはその原料を含む蒸発源
を加熱して発生する物質を基板上に蒸着させることによ
り蛍光体層を形成する工程を含む放射線像変換パネルの
製造方法において、該蒸着を、ハイドロカーボンの分圧
が1.0×10-9Pa以上、1.0×10-6Pa以下の
雰囲気中で行うことを特徴とする放射線像変換パネルの
製造方法。 - 【請求項11】 蒸着に先立って、蒸着装置内を洗浄し
たのちベーキングする請求項10に記載の放射線像変換
パネルの製造方法。 - 【請求項12】 ディフュージョンポンプもしくはター
ボ分子ポンプとコールドトラップとの組合せからなる排
気装置を用いて、蒸着雰囲気中のハイドロカーボン分圧
を下げる請求項10または11に記載の放射線像変換パ
ネルの製造方法。 - 【請求項13】 蛍光体が蓄積性蛍光体である請求項1
0乃至12のいずれかの項に記載の放射線像変換パネル
の製造方法。 - 【請求項14】 蓄積性蛍光体が、基本組成式(I): MIX・aMIIX’2・bMIIIX”3:zA ‥‥(I) [ただし、MIはLi、Na、K、Rb及びCsからな
る群より選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属を表
し;MIIはBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Ni、C
u、Zn及びCdからなる群より選ばれる少なくとも一
種のアルカリ土類金属又は二価金属を表し;MIIIはS
c、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、A
l、Ga及びInからなる群より選ばれる少なくとも一
種の希土類元素又は三価金属を表し;X、X’及びX”
はそれぞれ、F、Cl、Br及びIからなる群より選ば
れる少なくとも一種のハロゲンを表し;AはY、Ce、
Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Lu、Na、Mg、Cu、Ag、Tl
及びBiからなる群より選ばれる少なくとも一種の希土
類元素又は金属を表し;そしてa、b及びzはそれぞ
れ、0≦a<0.5、0≦b<0.5、0<z<1.0
の範囲内の数値を表す]を有するアルカリ金属ハロゲン
化物系輝尽性蛍光体である請求項13に記載の放射線像
変換パネルの製造方法。 - 【請求項15】 請求項10乃至14のうちのいずれか
の項に記載の方法により製造された放射線像変換パネ
ル。
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2002
- 2002-07-30 JP JP2002221939A patent/JP2003156597A/ja active Pending
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