JP2003155511A - 転炉スラグ製品の製造方法 - Google Patents

転炉スラグ製品の製造方法

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JP2003155511A JP2001354624A JP2001354624A JP2003155511A JP 2003155511 A JP2003155511 A JP 2003155511A JP 2001354624 A JP2001354624 A JP 2001354624A JP 2001354624 A JP2001354624 A JP 2001354624A JP 2003155511 A JP2003155511 A JP 2003155511A
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Yuji Toda
祐治 遠田
Masato Mazawa
正人 真沢
Masakuni Morioka
昌邦 森岡
Tetsuji Ibaraki
哲治 茨城
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B5/00Treatment of  metallurgical  slag ; Artificial stone from molten  metallurgical  slag 
    • C04B5/06Ingredients, other than water, added to the molten slag or to the granulating medium or before remelting; Treatment with gases or gas generating compounds, e.g. to obtain porous slag

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転炉スラグ中のCaOを簡便な方法で改質す
ることにより、水和膨張を防止することができる転炉ス
ラグ製品の製造方法を提供する。 【解決手段】 溶融状態の転炉スラグに該転炉スラグ中
のCaOを固定する改質剤(好ましくは、ホウ珪酸ガラ
ス、ソーダガラス、一般廃ガラスの1または2種以上)
を投入し、かつ、前記溶融状態の転炉スラグに酸素を含
む気体を(好ましくは特定条件で)吹き付けて該転炉ス
ラグを少なくとも1回は粒径10mm以下に粒状化させ
て酸化することにより、最終製品の成分が質量%で、下
記(A)式を満足することを特徴とする転炉スラグ製品
の製造方法。 CaO −1.9SiO2 −1.1Al2 O3 −0.6Fe2 O3 −1.2P2 O5 ≦−4.5 …(A)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木資材等として
有用な転炉スラグ製品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉で製造した銑鉄は、燐、珪素、その
他の不純物を含有しているため、これらを除去するため
に、製鋼工程で、酸化カルシウムを添加する。そのた
め、この製鋼工程において、酸化カルシウム(CaO)
を含有する転炉スラグが発生し、これをいろいろな用途
に使用している。
【0003】転炉スラグ製品の用途としては、コンクリ
ート用細骨材や路盤材(砂、バランス)、透水性の骨
材、サンドパイル用砂、ケーソンの中込材等がある。
【0004】転炉スラグを固化した後に、破砕しセメン
ト原料や肥料とする場合は、問題ないが、土木資材とす
る場合には、酸化カルシウムが転炉スラグの性能に影響
を与える。多くの転炉スラグでは、塩基度(酸化カルシ
ウムと酸化珪素の質量比、CaO/SiO2)が3〜
3.5程度であり、酸化カルシウムと結合できる酸化珪
素などの酸性酸化物の量が不足している場合が多く、転
炉スラグが凝固した後には、塊の内部に他の成分から分
離したフリーCaOが生ずる。
【0005】フリーCaOは、長期間、空中や水中に放
置されると、CaOが水と反応して、水酸化カルシウム
(Ca(OH)2)が生成する。酸化カルシウムが水酸
化カルシウムに変化する際に、結晶が膨張する。このた
め、転炉スラグを道路の路盤材として用いた場合、道路
表面に亀裂や凹凸ができてしまう。
【0006】また、コンクリートセメントの骨材として
用いた場合、セメントコンクリートの塊に亀裂が入った
り、表面が剥離したりする問題が生じていた。
【0007】この問題を解決するために、転炉スラグか
ら生成したフリーCaOを水和して、ほぼ全量を水酸化
カルシウムとして、水和膨張を防止するエージング処理
が従来から行われている。
【0008】また、特開平8−2949号公報に開示さ
れているように、転炉スラグに流動性がある状態で、酸
化珪素等の酸性酸化物を添加して、酸化カルシウムを中
和することも提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来技術
に示されるように、水和膨張の問題があるフリーCaO
を中和するために、種々の方法が行われていたが、いず
れの方法においても、処理のための特別の装置が必要で
あり、また、処理費用がかかるという問題があった。
【0010】また、蒸気を用いたエージングの場合は、
長時間の処理が必要であるとともに、蒸気費用がかかる
という問題があった。
【0011】さらに、転炉スラグに流動性がある状態
で、酸性酸化物を大量に添加する場合には、転炉スラグ
の温度が下がり、事実上、均一に混合できないという問
題があった。
【0012】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
し、転炉スラグ中のCaOを簡便な方法で改質すること
により、水和膨張を防止することができる転炉スラグ製
品の製造方法を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融状態の転
炉スラグに改質材を投入し、酸素を含む気体を吹き付け
て粒状化させることにより、水和膨張を防止する簡便な
転炉スラグ製品の製造方法を提供するものであり、その
要旨とするところは、特許請求の範囲に記載した下記の
内容である。 (1)溶融状態の転炉スラグに該転炉スラグ中のCaO
を固定する改質剤を投入し、かつ、前記溶融状態の転炉
スラグに酸素を含む気体を吹き付けて該転炉スラグを少
なくとも1回は粒径10mm以下に粒状化させて酸化す
ることにより、最終製品の成分が質量%で、下記(A)
式を満足することを特徴とする転炉スラグ製品の製造方
法。
【0014】 CaO−1.9SiO2−1.1Al2O3−0.6Fe2O3−1.2P2O5≦−4.5 …(A) (2)CaOを固定する改質剤が、ホウ珪酸ガラス、ソ
ーダガラスおよび一般廃ガラスから選ばれる1種または
2種以上であることを特徴とする(1)記載の転炉スラ
グ製品の製造方法。 (3)スラグ鍋から流下させた溶融状態の転炉スラグの
後方から、下記(B)式を満足するように酸素を含む気
体を吹き付けることを特徴とする(1)または(2)の
いずれかに記載の転炉スラグ製品の製造方法。
【0015】V×S2≧640000 …(B) ここに、V:スラグ1tに吹き付ける酸素を含む気体の
量(m3)、 S:吹き出しノズル断面での流速(m/s) (4)酸素を含む気体を吹き付けて粒状化した転炉スラ
グを、傾斜した耐熱性板状部材で受け流水で冷却するこ
とを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の転
炉スラグ製品の製造方法。 (5)酸素を含む気体を吹き付けて粒状化した転炉スラ
グを、水中に落下させることを特徴とする(1)乃至
(3)のいずれかに記載の転炉スラグ製品の製造方法。 (6)酸素を含む気体を吹き付けて粒状化した転炉スラ
グが再融着してできたスラグ塊を、適度な粒度に破砕し
て篩分けすることを特徴とする(1)乃至(3)のいず
れかに記載の転炉スラグ製品の製造方法。 (7)酸素を含む気体が空気であることを特徴とする
(1)乃至(6)のいずれかに記載の転炉スラグ製品の
製造方法。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明者らは、転炉スラグの構造
を調査した。この結果、CaO単独相(フリーCaO)
は水和反応による膨張を起こすが、CaOを含んでいて
も、フリーCaO以外の結晶は常温・常圧の条件では、
水和反応による膨張を起こさないことが判った。つま
り、転炉スラグの水和反応による膨張を防止するには、
CaOと他の酸化物の化合物を生成させて、フリーCa
Oの析出を防止すれば良いことがわかった。
【0017】この調査結果に基づいて、SiO2・P2
3・Fe23・Al23などのCaOと化合物を作る酸
化物とCaOの比率を適性にすることにより、フリーC
aOの析出を防止できることを見出した。以降、これら
のCaOを固定する酸化物を酸性酸化物と称す。
【0018】理論上はCaOから、重量百分率換算で、
SiO2の1.9倍、P25の1.2倍、Fe23
0.7倍、Al23の1.1倍を引いた値を0以下とす
ることでフリーCaOをなくすことができる。しかし、
実験を行うと、Fe23は反応速度の問題からそれほど
大きく寄与せず、実際上はCaOから、質量%で、Si
2の1.9倍、P25の1.2倍、Fe23の0.6
倍、Al23の1.1倍を引いた値(以下、「M値」と
呼ぶ)を−4.5以下とする下記(A)式を満足しなけ
れば膨張が完全に抑制されないことを見出した。
【0019】CaO−1.9SiO2−1.1Al2O3−0.6Fe2O3−1.2P
2O5≦−4.5 …(A)しかしながら、実験の転炉操業で
の転炉スラグ成分は、溶鋼の精錬反応を効率良く行うこ
とで決まるものであり、必ずしも、このような成分にで
きない問題がある。したがって、通常、転炉スラグ製品
を製造する場合には、酸性酸化物の比率を増加させる必
要が生ずる。
【0020】一方、転炉スラグ中には多くのFeOが存
在する。しかし、FeOは、CaOとの化合物を形成す
ることはなく、フリーCaOの生成の防止には役立たな
い。
【0021】そこで、発明者らは詳細な実験を実施し
た。表1にその結果を示すが、溶融状態の転炉スラグに
酸素を含む気体を吹き付けて、少なくとも1回は粒径を
10mm以下に粒状化させることによりFeOを酸化さ
せ、Fe23の量を大幅に増加できることを確認した。
【0022】本発明における酸素を含む気体とは、空気
と同等以上、すなわち、酸素を20%以上含む気体であ
れば、全く問題ない。転炉スラグを酸化するのに必要な
酸素量から推定すると2%程度でも十分である。
【0023】ここで重要なことは、最終的な粒径は問題
ではなく、粒状化した転炉スラグの粒径を一旦10mm
以下として酸素に接触させることが重要で、その後は、
熱により再融着してもその効果に変化はない。
【0024】しかし、この方法のみでの場合は、必ずし
も、M値を−4.5以下にすることはできない。そこ
で、酸素によるFe23の増加を見込んでも不足する酸
性酸化物を、少量、予め溶融した転炉スラグに改質材と
して投入すれば問題ないことを見出した。改質材として
は、経済性の面からホウ珪酸ガラス、ソーダガラス等、
一般の廃ガラスを使うことが好ましい。
【0025】改質材の必要添加割合は、転炉スラグ成
分、性状、ガラスの成分、添加方法によって変化する
が、一般的な転炉スラグに改質剤としてソーダガラスを
10mm程度に粉砕して投入する場合、転炉スラグの数
%で十分である。
【0026】次に、酸素を含む大量の気体により少なく
とも1回は10mm以下に粒状化させる方法について検
討した。スラグの粒径には、気体のエネルギーが関与し
ていると考え、テストした結果、スラグを10mm以下
に微粒化させるには、一定の気体のエネルギーが必要
で、スラグ鍋から流下させた溶融スラグの後方から、ス
ラグ1tあたりの気体量(m3/t)と吹き出しノズル断
面での流速(m/s)の二乗積が640000以上とす
る下記(B)式を満足すればよいことが判明した。
【0027】V×S2≧640000 …(B) ここに、V:スラグ1tに吹き付ける酸素を含む気体の
量(m3)、 S:吹き出しノズル断面での流速(m/s) またスラグの酸化に必要であり、ノズルから供給する酸
素量は少なくともスラグ1tあたり10m3以上であれ
ば十分であることも確認した。更に、発明者らは、飛散
した粒子の回収方法について検討、機能を確認した。
【0028】酸素を含む気体を吹き付けて、粒状化した
転炉スラグは、以下のように処理することにより、再融
着を防止することができる。
【0029】すなわち、図1に示すように、酸素を含む
気体を吹き付けて粒状化した転炉スラグを、傾斜した鉄
板等の耐熱性板状部材で受け、流水で冷却しながら連続
的に移送してもよく、あるいは図2に示すように、転炉
スラグの粒子を、水を張った水槽で受けることで、粒子
をほぼ球状に保つことができる。この場合、ある程度粒
子がたまった時点で、パケットローダーにて粒子を排出
する。
【0030】また、酸素を含む気体を吹き付けて粒状化
した転炉スラグが再融着してスラグ塊となった場合は、
公知の破砕手段により適度な粒度に破砕、篩分けしても
よい。
【0031】一方、気体のエネルギーが小さい場合、微
粒化した粒子の中には、充分微粒とならなかったものが
含まれることがある。この粒子中の酸化鉄(I)は、充
分に酸化していない可能性があり出荷時、取り除くこと
が必要である。
【0032】
【表1】
【0033】
【実施例】(実施例1)表2に、実際の転炉スラグを用
いて試験した結果を示す。酸素を含む気体で粒状化をし
ない場合、大量に改質材を投入しSiO2を増加させて
も膨張性はあまり改善されない。また、粒状化のみを実
施しても、膨張性は満足するものとはならない。しかし
ながら、転炉スラグ1t当り10kg程度の少量の改質
材を添加することで膨張性は著しく改善される。しかし
ながら、粒状化が充分でない場合、膨張性は満足できる
ものとはならない。粒状化を行い、かつ少量の改質材を
添加することで、M値は−4.5以下となり、膨張しな
い製品を得ることができた。
【0034】なお、膨張性はJIS A 5015 道路
用鉄鋼スラグ(1992)の附属書2 「鉄鋼スラグの
水浸膨張試験方法」に準じて実施した。
【0035】このとき図1に示す装置を用いた。
【0036】図1は、(4)の発明を示す図である。ス
ラグ鍋1から排出される溶融スラグに、酸素を含む気体
を高圧送風機2からノズル3を経由して吹きつけて粒状
化する。
【0037】粒状化された粒子は、傾斜した面4に到達
し、ポンプ6を介して水ノズル5から供給された冷却水
により冷却され、斜面最下端部より転炉スラグ製品7と
して排出される。
【0038】
【表2】
【0039】(実施例2)表3に酸素を含んだ気体とし
て空気を使用した試験結果を示す。転炉スラグ1tに対
する風量と風速の2乗の積が640000以上あれば、
良好な粒子を得ることができ、結果として転炉スラグ製
品の膨張性も良好となった。このとき図2に示す装置を
用いた。
【0040】
【表3】
【0041】図2は(5)の発明を示す図である。粒状
化された転炉スラグ粒子は、水槽8に落下し、冷却され
る。水槽8の底部にたまった転炉スラグ製品は、適時、
ホイールローダー等で搬出する。
【0042】
【発明の効果】本発明は、溶融状態の転炉スラグに改質
材を投入し、酸素を含む気体を吹き付けて粒状化させる
ことにより、水和膨張を防止する簡便な転炉スラグ製品
の製造方法を提供することができ、産業上極めて有用な
効果を奏する。
【0043】本発明方法により製造された転炉スラグ製
品は、水和膨張しにくいため、各種の土木資材として極
めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における転炉スラグ製品の製造方法の一
実施形態を示す図である。
【図2】本発明における転炉スラグ製品の製造方法の一
実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 スラグ鍋 2 高圧送風機 3 ノズル 4 傾斜した面 5 水ノズル 6 ポンプ 7 転炉スラグ製品 8 水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 昌邦 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 茨城 哲治 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 Fターム(参考) 4G012 JB02 JC03 JC05 JC06 JD02 JE04 JE06 JF01 JF03 JG01 JG02 JG03 JH02 JH05 JH07 JK02 JK08 JL02 JM02 JM04 4K070 AB11 BC13 BC14 BC15 BC20 EA02 EA09 EA14 EA30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融状態の転炉スラグに該転炉スラグ中
    のCaOを固定する改質剤を投入し、かつ、前記溶融状
    態の転炉スラグに酸素を含む気体を吹き付けて該転炉ス
    ラグを少なくとも1回は粒径10mm以下に粒状化させ
    て酸化することにより、最終製品の成分が質量%で、下
    記(A)式を満足することを特徴とする転炉スラグ製品
    の製造方法。 CaO−1.9SiO2−1.1Al2O3−0.6Fe2O3−1.2P2O5≦−4.5 …(A)
  2. 【請求項2】 CaOを固定する改質剤が、ホウ珪酸ガ
    ラス、ソーダガラスおよび一般廃ガラスから選ばれる1
    種または2種以上であることを特徴とする請求項1記載
    の転炉スラグ製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 スラグ鍋から流下させた溶融状態の転炉
    スラグの後方から、下記(B)式を満足するように酸素
    を含む気体を吹き付けることを特徴とする請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載の転炉スラグ製品の製造方
    法。 V×S2≧640000 …(B) ここに、V:スラグ1tに吹き付ける酸素を含む気体の
    量(m3)、 S:吹き出しノズル断面での流速(m/s)
  4. 【請求項4】 酸素を含む気体を吹き付けて粒状化した
    転炉スラグを、傾斜した耐熱性板状部材で受け流水で冷
    却することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の転炉スラグ製品の製造方法。
  5. 【請求項5】 酸素を含む気体を吹き付けて粒状化した
    転炉スラグを、水中に落下させることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の転炉スラグ製品の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 酸素を含む気体を吹き付けて粒状化した
    転炉スラグが再融着してできたスラグ塊を、適度な粒度
    に破砕して篩分けすることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の転炉スラグ製品の製造方法。
  7. 【請求項7】 酸素を含む気体が空気であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の転炉ス
    ラグ製品の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015189601A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 Jfeスチール株式会社 製鋼スラグの改質方法および製鋼スラグ
JP2016033103A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 Jfeスチール株式会社 製鋼スラグの改質方法
JP2017019703A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 Jfeスチール株式会社 製鋼スラグの改質方法
JP2017141148A (ja) * 2016-01-28 2017-08-17 Jfeスチール株式会社 製鋼スラグの改質方法および製鋼スラグの製造方法

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