JP2003155272A - 有機過酸化物、その誘導体、ラジカル重合開始剤およびそれらの製造方法 - Google Patents
有機過酸化物、その誘導体、ラジカル重合開始剤およびそれらの製造方法Info
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Abstract
剤およびそれらの製造方法の提供。 【解決手段】Rf[CF2OCF(CF3)]n1C
(=O)OO(C=O)[CF(CF3)OCF2]
n2Rfで表される、長鎖ポリフルオロアルキル基含有
有機過酸化物。該有機過酸化物を用いて合成した、末端
に長鎖ポリフルオロアルキル基を含有する誘導体、また
は、該有機過酸化物と芳香族化合物とを反応させて芳香
族環にポリフルオロ−オキサ−アルキル基を導入した誘
導体。該有機過酸化物を必須成分とするラジカル重合開
始剤。
Description
物、その誘導体、ラジカル重合開始剤およびそれらの製
造方法に関する。
ノイル[F(CF2)nCO2]2がフッ素系モノマの
重合開始剤として有用であることは広く知られている。
たとえば、特開昭49−10290号公報には、テトラ
フルオロエチレンとヘキサフルオロプロペンとの共重合
における重合開始剤として、過酸化ジペルフルオロアル
カノイルを用いることが有用であると開示されている。
また、種々過酸化ジペルフルオロアルカノイルが研究開
発されており、特開平3−31253号公報において
は、エーテル結合を有するペルフルオロ−オキサ−アル
キル基含有過酸化物として、末端にC3F7を有する
[C3F7O[CF(CF3)CF2O]eCF(CF
3)CO2]2が開示されている。
ルフルオロアルキル基を有する過酸化ジペルフルオロ−
オキサ−アルカノイルについては知られていなかった。
は、新規な有機過酸化物を提供することにある。
キサ−アルキル基を有する酸ハライドと過酸化水素とを
反応させる、前記有機過酸化物の製造方法を提供するこ
とにある。
の誘導体である、長鎖ポリフルオロアルキル基が末端に
導入された新規含フッ素有機化合物を提供することにあ
る。
有効成分とするエチレン性重合基のラジカル重合開始剤
を提供することにある。
よび特殊な装置を用いず、高収率かつ容易に、長鎖ポリ
フルオロアルキル基が末端に導入された前記有機過酸化
物の誘導体を製造できる製造方法を提供することにあ
る。
題に鑑み鋭意検討した結果、新規な有機過酸化物(ポリ
フルオロ−オキサ−アルカノイルペルオキシド)を合成
し、該有機過酸化物が重合開始剤として有用であるこ
と、また、該有機過酸化物を用いて各種誘導体(ポリフ
ルオロ−オキサ−アルキル基を含有する化合物など)が
合成できること、さらに該有機過酸化物と芳香族化合物
との反応により芳香族環にポリフルオロ−オキサ−アル
キル基を導入できることを見出し、本発明を完成した。
提供する。ただし、式[I]〜式[VIII]における
記号は、以下の意味を示す。 Rf:炭素数3以上のポリフルオロアルキル基。 R1、R8:それぞれ独立に水素原子またはメチル基。 R2、R3:それぞれ独立にハロゲン原子、シアノ基、
−Si(R4)3、−CO2R5または−CONR6R
7。ただし、R4は炭素数1〜4のアルキル基またはア
ルコキシ基であり、R5、R6、R7はそれぞれ独立に
水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜6
のヒドロキシアルキル基または−CH2CH2CH2S
i(R4)3である。 Ar:ベンゼン、チオフェン、フラン、トルエン、キシ
レンまたはナフタレンの残基。 Ph:フェニレン基。 n1、n2:それぞれ独立に1以上の整数。 m1:1〜5000の整数。 m2:0〜5000の整数。 z、p、x:それぞれ独立に、n1および/またはn
2。
物。 Rf[CF2OCF(CF3)]n1C(=O)OO(C=O)[CF(CF3)OCF2]n2Rf・・・[I]。
過酸化水素とを、塩基の存在下で反応させることを特徴
とする、前記有機過酸化物[I]の製造方法。 Rf[CF2OCF(CF3)]zC(=O)X・・・[I−2]。
均分子量が500〜1,000,000である前記有機
過酸化物[I]の誘導体。 Rf[CF2OCF(CF3)]n1(CH2CR1R2)m1(CH2CR8R3)m2[CF(CF3)OCF2]n2Rf・・[II] 。
過酸化物[I]の誘導体。 Rf[CF2OCF(CF3)]n1Ar・・・[III]。
くとも1個含有する前記有機過酸化物[I]の誘導体。 −[CH2CH[Ph[CF(CF3)OCF2]xRf]]−・・・[IV ]。
とするエチレン性重合基のラジカル重合開始剤。
[V]で表される化合物とを、必要により下式[VI]
で表される化合物の添加のもとに、反応させることを特
徴とする前記誘導体[II]の製造方法。 CH2=CR1R2・・・[V]、 CH2=CR8R3・・・[VI]。
II]で表される芳香族化合物とを反応させることを特
徴とする誘導体[III]の製造方法。 Ar−H・・・[VII]。
III]で表される単位を含有する芳香族化合物とを反
応させることを特徴とする、前記式[IV]で表される
単位を少なくとも1個含有する誘導体の製造方法。 −[CH2CH(Ph−H)]−・・・[VIII]。
アルキル基(以下、Rf基と記す。)とは、基本的に炭
素原子、水素原子、フッ素原子、塩素原子からなる基で
あり、ポリフルオロ−オキサ−アルキル基とは、基本的
に炭素原子、水素原子、フッ素原子、塩素原子およびエ
ーテル性の酸素原子からなる基をいう。本発明におい
て、Rf基としては、F(CF2)n(ただし、nは3
以上の整数。)で表される基が好ましい。
ポリフルオロ(2−アルコキシプロパノイルハライド)
(以下、PAと記す。)を塩基(アルカリ性)の存在
下、過酸化水素と反応させることにより合成できる。該
PAとしては、たとえば、ペルフルオロ(2−ヘキシル
オキシプロパノイルフルオリド、ペルフルオロ(2−オ
クチルオキシプロパノイルフルオリド、ペルフルオロ
(2−デキシルオキシプロパノイルフルオリドが挙げら
れる。
第1方法または第2方法がある。第1方法は、PAを、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリ
ウムからなる群より選択される1種以上の化合物(以
下、A成分と記す。)の存在下、過酸化水素と反応させ
る方法。
過酸化カリウムおよび過酸化バリウムからなる群より選
択される1種以上の化合物(以下、B成分と記す。)と
反応させる方法。
成分の仕込モル比は、1/0.3〜20/0.3〜10
であるのが好ましく、特に1/0.5〜10/0.5〜
7であるのが好ましい。また、第2方法において、PA
/B成分の仕込モル比は、1/0.3〜20であるのが
好ましく、特に1/0.5〜15であるのが好ましい。
込モル比が20以下である場合、または同じくA成分の
仕込モル比が10以下である場合は、生成物である有機
過酸化物の収率が向上するので好ましい。また、前記仕
込モル比の過酸化水素が0.3以上の場合は、反応時間
が短くなり、生成物の収率も向上するので好ましい。ま
た第2方法で、PAに対するB成分の仕込モル比が20
以下の場合には、生成物である有機過酸化物の収率が向
上するので好ましい。また、前記仕込みモル比のB成分
が0.3以上の場合は、反応時間が短くなり、生成物の
収率も向上するので好ましい。
して用いるのが好ましい。水溶液中のA成分またはB成
分の濃度は1〜60質量%が好ましく、特に5〜30質
量%が好ましい。濃度が前記範囲にある場合は、生成物
の収率が向上し、反応効率がよく工業的に採用できるた
め好ましい。
応温度は−30℃〜+50℃が好ましく、反応時間は
0.5〜10時間であるのが好ましい。得られた反応の
粗生成物は水等を用いた洗浄等の方法により精製しても
よい。さらに、これらの反応において用いられる溶媒
は、前記PAが可溶な溶剤であれば特に限定されない。
たとえば、ハロゲン化脂肪族溶媒、ハロゲン化芳香族溶
媒などの溶媒を用いるのが好ましい。
しく挙げられる。塩化メチレン、クロロホルム、2−ク
ロロ−1,2−ジブロモ−1,1,2−トリフルオロエ
タン、1,2−ジブロモヘキサフルオロプロパン、1,
2−ジブロモテトラフルオロエタン、1,1−ジフルオ
ロテトラクロロエタン、1,2−ジフルオロテトラクロ
ロエタン、フルオロトリクロロメタン、ヘプタフルオロ
−2,3,3−トリクロロブタン、1,1,1,3−テ
トラクロロテトラフルオロプロパン、1,1,1−トリ
クロロペンタフルオロプロパン、1,1,2−トリクロ
ロトリフルオロエタン、1,1,1,2,2−ペンタフ
ルオロ−3、3−ジクロロプロパン、1,1,2,2,
3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパン、トリ
デカフルオロヘキサン、1,1,1,2,2,3,4,
5,5,5−デカフルオロペンタン、ノナフルオロブチ
ルメチルエーテル、ノナフルオロブチルエチルエーテ
ル、ヘプタフルオロシクロペンタン、ベンゾトリフルオ
リド、ヘキサフルオロキシレン、ペンタフルオロベンゼ
ン等。
ンタフルオロ−3、3−ジクロロプロパン、1,1,
2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパ
ン、トリデカフルオロヘキサン、1,1,1,2,2,
3,4,5,5,5−デカフルオロペンタン、ノナフル
オロブチルメチルエーテル、ノナフルオロブチルエチル
エーテル、ヘプタフルオロシクロペンタン、ベンゾトリ
フルオリド等の溶媒、またはこれらの溶媒が任意の割合
で混合された混合溶媒が好ましく用いられる。
フルオロ−オキサ−アルキル基を有するために、10時
間選定半減期温度が、短鎖ポリフルオロ−オキサ−アル
キル基含有有機過酸化物に比べて低く、一般のエチレン
性重合基のラジカル重合開始剤として有用である。エチ
レン性重合基を有するモノマとしては特に限定されない
が、後に例示されるモノマが好ましく挙げられる。
つは誘導体[II]であり、誘導体[II]は、有機過
酸化物[I]をラジカル重合開始剤として、エチレン性
重合基を有するモノマを重合して得られる。エチレン性
重合基を有するモノマとしては、前記化合物[V]、前
記化合物[VI]が好ましく挙げられる。
の両末端にポリフルオロ−オキサ−アルキル基があるも
のを示したが、本発明において、有機過酸化物[I]の
誘導体であるポリフルオロ−オキサ−アルキル基含有化
合物としては、ラジカル反応で生じる重合体の片末端の
みにポリフルオロ−オキサ−アルキル基が導入された誘
導体を任意の割合で含んでいてもよい。また、ラジカル
の連鎖移動による溶媒などに由来する基、またはラジカ
ル停止反応による不均化反応に由来する基が片末端に導
入された誘導体も任意に含んでいてもよい。
は、以下の化合物が好ましく挙げられる。塩化ビニル、
塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、ア
クリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪
酸ビニル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸−t−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸プロピル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチ
ルヘキシル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト,2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ト
リメトキシビニルシラン、トリエトキシビニルシラン、
ジアセチルオキシメチルビニルシラン、ジエトキシメチ
ルビニルシラン、トリアセチルオキシビニルシラン、ト
リイソプロポキシビニルシラン、トリメチルビニルシラ
ン、トリ−t−ブトキシビニルシラン、エトキシジエチ
ルビニルシラン、ジエチルメチルビニルシラン、3−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタク
リロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロ
キシプロピルジアセチルオキシメチルシラン、3−メタ
クリロキシプロピルジエトキシメチルシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリアセチルオキシシラン、3−メ
タクリロキシプロピルトリイソプロポキシシラン、3−
メタクリロキシプロピルトリメチルシラン、3−メタク
リロキシプロピルトリ−t−ブトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルエトキシジエチルシラン、3−メタ
クリロキシプロピルジエチルメチルシラン、3−アクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシ
プロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピ
ルジアセチルオキシメチルシラン、3−アクリロキシプ
ロピルジエトキシメチルシラン、3−アクリロキシプロ
ピルトリアセチルオキシシラン、3−アクリロキシプロ
ピルトリイソプロポキシシラン、3−アクリロキシプロ
ピルトリメチルシラン、3−アクリロキシプロピルトリ
−t−ブトキシシラン、3−アクリロキシプロピルエト
キシジエチルシラン、3−アクリロキシプロピルジエチ
ルメチルシラン、アクリロイルモルホリン、N−イソプ
ロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)アク
リルアミド等。
1,000,000であり、フッ素原子の特性をより顕
著に発現させるためには、700〜50,000が好ま
しい。数平均分子量が前記範囲であると製造がしやすい
ため好ましい。
物[I]と特定の原料モノマとを反応させる方法が好ま
しい。有機過酸化物[I]と、原料モノマ(化合物
[V]、化合物[VI])との反応における、化合物
[V]と化合物[VI]との混合モル比は任意の割合で
よいが、化合物[V]/化合物[VI]の割合は1/
0.01〜100が好ましい。有機過酸化物[I]/化
合物[V]と化合物[VI]の合量の仕込みモル比は、
1/0.1〜5000が好ましく、特に1/0.5〜1
000が好ましい。
ると、有機過酸化物[I]の自己分解に起因する生成物
が生成せず、目的とする誘導体[II]の収率が向上す
るため好ましい。また有機過酸化物[I]の仕込みモル
比を調節することにより、得られる誘導体の分子量を調
節できる。すなわち、有機過酸化物[I]の仕込みモル
比を原料モノマに対して多くすれば、分子量の低い誘導
体が得られ、少なくすれば分子量の高い誘導体が得られ
る。
は−20℃〜150℃が好ましく、特に0〜100℃が
好ましい。反応温度が前記範囲であると、反応時間が長
くならず、反応時の圧力が高くならず、反応操作が容易
であるので好ましい。反応時間は30分間〜20時間の
範囲が好ましく、実用的には1〜10時間になるように
条件を設定することが好ましい。
[I]と原料モノマとを種々の反応条件において反応さ
せることにより、誘導体[II]を直接1段階反応によ
り得ることができるが、反応をより円滑に行うためには
溶媒を用いることが好ましい。
ハロゲン化芳香族溶媒が好ましい。具体的には、塩化メ
チレン、クロロホルム、2−クロロ−1,2−ジブロモ
−1,1,2−トリフルオロエタン、1,2−ジブロモ
ヘキサフルオロプロパン、1,2−ジブロモテトラフル
オロエタン、1,1−ジフルオロテトラクロロエタン、
1,2−ジフルオロテトラクロロエタン、フルオロトリ
クロロメタン、ヘプタフルオロ−2,3,3−トリクロ
ロブタン、1,1,1,3−テトラクロロテトラフルオ
ロプロパン、1,1,1−トリクロロペンタフルオロプ
ロパン、1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン、
1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロ
ロプロパン、1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−
1,3−ジクロロプロパン、トリデカフルオロヘキサ
ン、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフ
ルオロペンタン、ノナフルオロブチルメチルエーテル、
ノナフルオロブチルエチルエーテル、ヘプタフルオロシ
クロペンタン、ベンゾトリフルオリド、ヘキサフルオロ
キシレン、ペンタフルオロベンゼン等を用いることがで
きる。
ンタフルオロ−3、3−ジクロロプロパン、1,1,
2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパ
ン、トリデカフルオロヘキサン、1,1,1,2,2,
3,4,5,5,5−デカフルオロペンタン、ノナフル
オロブチルメチルエーテル、ノナフルオロブチルエチル
エーテル、ヘプタフルオロシクロペンタン、ベンゾトリ
フルオリド等の溶媒、またはこれらの溶媒が任意の割合
で混合された混合溶媒を好ましく挙げることができる。
物[I]の濃度は0.1〜30質量%が好ましい。本発
明の製造方法を用いて得られる誘導体[II]は、再沈
澱法、カラムクロマトグラフィー、透析等の公知の方法
で精製できる。
[III]である。また、3つめは前記重合単位[I
V]を含有する誘導体である。
を含有する誘導体の製造方法は、有機過酸化物[I]と
特定の芳香族化合物とを反応させる方法がある。
合物[VII]または重合単位[VIII]を含有する
芳香族化合物、の仕込みモル比は、任意の割合でよく、
1/0.01〜100が好ましく、特に1/0.5〜5
0が好ましい。なお、重合単位[VIII]の場合は重
合単位に対するモル比を示す。原料の芳香族化合物の仕
込みモル比が前記範囲にあると、有機過酸化物[I]の
自己分解に起因する生成物が生成せず、未反応物が残存
しないため好ましい。
て、重合単位[IV]は1〜10000個含まれるのが
好ましく、重合単位[VIII]を10000個以下含
まれるのが好ましい。
は−50℃〜120℃が好ましく、特に−20℃〜80
℃が好ましい。反応温度が前記範囲であると、反応時間
が長くならず、反応時の圧力が高くならず、反応操作が
容易であるので好ましい。反応時間は30分間〜20時
間の範囲で行うのが好ましく、実用的には1〜10時間
になるように条件を設定することが好ましい。
物[I]と特定の芳香族化合物とを種々の反応条件で反
応させることにより、目的の誘導体を直接1段階反応に
より得ることができるが、反応をより円滑に行うために
は溶媒を用いることが好ましい。該溶媒としては、前記
のハロゲン化脂肪族溶媒、ハロゲン化芳香族溶媒が特に
好ましく挙げられる。
化物[I]の濃度が0.1〜30質量%であることが好
ましい。本発明の製造方法により得られる誘導体[II
I]または重合単位[IV]を有する誘導体は、蒸留、
再結晶、カラムクロマトグラフィー、再沈殿法、透析等
の公知の方法で精製できる。
る。 [例1]C6F13OCF(CF3)COFの48mm
olを含むAK−225溶液の367gを、水酸化ナト
リウムの99mmolおよび30%過酸化水素水の99
mmolを含む溶液110gに−5℃にて加え、撹拌し
ながら30分間反応させた。反応後、粗生成物を分液ロ
ートにより分離し、有機層を水にて2回洗浄して生成物
を得た。
たところ、[C6F13OCF(CF3)COO]2が
366.1g(収率78%)得られたことがわかった。
また、得られた生成物の赤外吸収スペクトルの測定を行
ったところ、生成物中のカルボニル基に起因する吸収が
1858および1826cm−1にそれぞれ観測され
た。
における熱分解速度をヨードメトリー法により測定(以
下、同様とする。)したところ、以下の表1に示す結果
が得られた。表1より、10時間選定半減期温度が1
2.4℃であることがわかった。
りに、モノヒドロペルフルオロヘキサン(CF3(CF
2)4CF2Hの280gを用いた以外は、例1と同様
にして、[C 6F13OCF(CF3)COO]2を2
82.4g(収率69%)得た。得られた生成物の赤外
吸収スペクトルの測定を行ったところ、生成物中のカル
ボニル基に起因する吸収が1859および1828cm
−1にそれぞれ観測された。さらに、得られた生成物の
CF3(CF2)4CF2Hにおける熱分解速度を測定
したところ、以下の表2に示す結果が得られ、10時間
選定半減期温度は14.0℃であることがわかった。
(CF3)COFの代わりに、C10F21OCF(C
F3)COFの15mmolを用いた以外は、例1と同
様にして[C1 0F21OCF(CF3)COO]2を
375.9g(収率42%)得た。得られた生成物の赤
外吸収スペクトルの測定を行ったところ、生成物中のカ
ルボニル基に起因する吸収が1855および1825c
m−1にそれぞれ観測された。さらに、得られた生成物
のAK−225中における熱分解速度の測定したとこ
ろ、以下の表3に示す結果が得られ、10時間選定半減
期温度は13.4℃であることがわかった。
13OCF(CF3)COO]2を6.2mmolを含
むAK−225溶液の120g中に、N,N−ジメチル
アクリルアミドの43mmol(4.26g)を加え、
窒素気流下、45℃にて5時間反応を行った。反応後、
得られた粗生成物をAK−225/ヘキサン系で再沈殿
により精製したところ、以下の構造で示される生成物を
5.13g得た。得られた生成物の分子量をTHF(テ
トラヒドロフラン)を展開溶剤として測定したところ、
Mn=2200(Mw/Mn=1.49)であった。 Rf'[CH2CHCON(CH3)2]uRf'(ただ
し、Rf'はCF(CF3)OC6F13である。) [例5]例4におけるN,N−ジメチルアクリルアミド
の代わりに、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチ
ル)アクリルアミドを用いた以外は例4と同様にして、
以下の生成物を8.82g得た。 Rf'[CH2CHCONHC(CH3)2CH2C
(=O)(CH3)]wRf' IR(ν/cm−1):1712,1655(C=
O),1310(CF3),1240(CF2). 得られた生成物の分子量をTHF(テトラヒドロフラ
ン)を展開溶剤として測定したところ、Mn=1930
(Mw/Mn=3.22)であった。また、得られた生
成物は、水には不溶であるが、汎用の有機溶媒には可溶
であった。
クリルアミドの代わりに、2−アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸の8.45mmol(3.82
g)および水3.92gを用いた以外は例4と同様にし
た。得られた生成物をメタノールにて充分に洗浄を行
い、残存モノマを取り除いて精製したところ、以下の生
成物を2.10g得た。 Rf'[CH2CHCONHC(CH3)2CH2SO
3H]vRf' IR(ν/cm−1):3325(OH),1651
(C=O),1310(CF3),1223(C
F2). 得られた生成物は、水、DMSOまたはDMFにおいて
ゲルを生成することがわかった。
OO]2を8.9mmol用い、N,N−ジメチルアク
リルアミドの代わりにアクリロイルモルホリンの62.
5mmolを用いた以外は、例4と同様にして、以下の
生成物を10.89g得た。
5(C=O),1310(CF3),1240(C
F2). 得られた生成物の分子量をTHF(テトラヒドロフラ
ン)を展開溶剤として測定したところ、Mn=4360
(Mw/Mn=1.77)であった。また、得られた生
成物は、水または汎用の有機溶媒に可溶であった。
OO]2を8.9mmol用い、N,N−ジメチルアク
リルアミドの代わりにアクリル酸の89.3mmolを
用いた以外は、例4と同様にして、以下の生成物を7.
59g得た。 Rf'[CH2−CHCOOH]dRf' IR(ν/cm−1):3150(OH),1717
(C=O),1365(CF3),1248(C
F2). 得られた生成物の分子量をTHF(テトラヒドロフラ
ン)を展開溶剤として測定したところ、Mn=4140
(Mw/Mn=1.34)であった。得られた生成物
は、水または汎用の極性有機溶媒に可溶であった。
OO]2の代わりに[C10F21OCF(CF3)C
OO]2の0.61mmolを用い、N,N−ジメチル
アクリルアミドの代わりにアクイロイルモルホリンの
6.1mmolを用いた以外は、例4と同様にして、目
的とする以下の生成物を1.00g得た。
COO]2を6.2mmol用い、N,N−ジメチルア
クリルアミドの代わりにアクリル酸の30mmolを用
い、AK−225の代わりにモノヒドロペルフルオロヘ
キサンを用いた以外は、例4と同様にして、以下の生成
物を3.75g得た。 Rf'[CH2−CHCOOH]gRf' 得られた生成物の分子量をTHF(テトラヒドロフラ
ン)を展開溶剤として測定したところ、Mn=5220
(Mw/Mn=1.41)であった。また、得られた生
成物は、水または汎用の極性有機溶媒に可溶であった。
COO]2を3.6mmol用い、N,N−ジメチルア
クリルアミドの代わりにアクリロイルモルホリンの2
4.9mmolを用い、AK−225の代わりにモノヒ
ドロペルフルオロヘキサンを用いた以外は、例4と同様
にして、以下の生成物を2.11g得た。得られた生成
物の分子量をTHF(テトラヒドロフラン)を展開溶剤
として測定したところ、Mn=4030(Mw/Mn=
1.34)であった。また、得られた生成物は、水また
は汎用の有機溶媒に可溶であった。
有機過酸化物である。該有機過酸化物は、種々のエチレ
ン性重合基を有するモノマの重合開始剤として、特には
フッ素原子含有モノマの重合開始剤として有用である。
化合物である。該誘導体は、ポリフルオロ−オキサ−ア
ルキル基がエステル結合ではなく、直接炭素−炭素結合
により結合されているため、フッ素原子に起因した性質
を長期間維持でき、耐候性に優れる化合物である。
剤として有用であり、また低表面張力、低屈折性、耐熱
性、耐寒性、耐油性、電気絶縁性、防曇性、防汚性、耐
薬品性等に優れた化合物として有用である。さらに、表
面処理剤、塗料、光学レンズ、プラスッチクファイバ
ー、眼鏡用レンズ、ガラス器具等の表面に前記の優れた
性能を付与できる材料として有用であり、化粧品等の原
料としても利用できる。
過酸化物またはその誘導体を、短時間で収率よくかつ容
易に、しかも反応触媒、特殊な装置等を使用せずに、1
段階反応で製造できる。
Claims (10)
- 【請求項1】下式[I]で表される有機過酸化物。 Rf[CF2OCF(CF3)]n1C(=O)OO(C=O)[CF(CF3)OCF2]n2Rf・・・[I] ただし、式[I]において、Rfは炭素数3以上のポリ
フルオロアルキル基であり、n1、n2はそれぞれ独立
に1以上の整数である。 - 【請求項2】下式[I−2]で表される化合物と過酸化
水素とを、塩基の存在下で反応させることを特徴とす
る、前記式[I]で表される有機過酸化物の製造方法。 Rf[CF2OCF(CF3)]zC(=O)X・・・[I−2] ただし、式[I−2]において、Rfは炭素数3以上の
ポリフルオロアルキル基であり、zはn1および/また
はn2であり、n1、n2はそれぞれ独立に1以上の整
数であり、Xはハロゲン原子である。 - 【請求項3】下式[II]で表され、かつ、数平均分子
量が500〜1,000,000である前記有機過酸化
物の誘導体。 Rf[CF2OCF(CF3)]n1(CH2CR1R2)m1(CH2CR8R3)m2[CF(CF3)OCF2]n2Rf・・・[II ] ただし、式[II]において、Rfは炭素数3以上のポ
リフルオロアルキル基であり、n1、n2はそれぞれ独
立に1以上の整数であり、R1、R8はそれぞれ独立に
水素原子またはメチル基であり、R2、R3はそれぞれ
独立にハロゲン原子、シアノ基、−Si(R4)3、−
CO2R5または−CONR6R7(R 4は炭素数1〜
4のアルキル基または炭素数1〜4のアルコキシ基であ
り、R5、R6、R7はそれぞれ独立に水素原子、炭素
数1〜18のアルキル基、炭素数2〜6のヒドロキシア
ルキル基または−CH2CH2CH2Si(R4)3で
ある。)であり、m1は1〜5000の整数であり、m
2は0〜5000の整数である。 - 【請求項4】下式[III]で表される前記有機過酸化
物の誘導体。 Rf[CF2OCF(CF3)]pAr・・・[III] ただし、式[III]において、pはn1および/また
はn2であり、n1、n2はそれぞれ独立に1以上の整
数であり、Arはベンゼン、チオフェン、フラン、トル
エン、キシレンまたはナフタレンの残基である。 - 【請求項5】下式[IV]で表される単位を少なくとも
1個含有する前記有機過酸化物の誘導体。 −[CH2CH[Ph[CF(CF3)OCF2]xRf]]−・・・[IV ] ただし、式[IV]において、Rfは炭素数3以上のポ
リフルオロアルキル基であり、Phはフェニレン基であ
り、xはn1および/またはn2であり、n1、n2は
それぞれ独立に1以上の整数である。 - 【請求項6】前記式[I]において、Rfが直鎖状のぺ
ルフルオロアルキル基である請求項1に記載の有機過酸
化物。 - 【請求項7】前記式[I]で表される有機過酸化物を必
須成分とするエチレン性重合基のラジカル重合開始剤。 - 【請求項8】前記式[I]で表される有機過酸化物と下
式[V]で表される化合物とを、必要により下式[V
I]で表される化合物の添加のもとに、反応させること
を特徴とする前記式[II]で表される誘導体の製造方
法。 CH2=CR1R2・・・[V] CH2=CR8R3・・・[VI] ただし、式[V]、式[VI]において、R1、R8は
それぞれ独立に水素原子またはメチル基であり、R2、
R3はそれぞれ独立にハロゲン原子、シアノ基、−Si
(R4)3、−CO2R5または−CONR6R7(R
4は炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のア
ルコキシ基であり、R5、R6、R7はそれぞれ独立に
水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜6
のヒドロキシアルキル基または−CH2CH2CH2S
i(R4)3である。)である。 - 【請求項9】前記式[I]で表される有機過酸化物と下
式[VII]で表される芳香族化合物とを反応させるこ
とを特徴とする、前記式[III]で表される誘導体の
製造方法。 Ar−H ・・・[VII] ただし、式[VII]において、Arはベンゼン、チオ
フェン、フラン、トルエン、キシレンまたはナフタレン
の残基である。 - 【請求項10】前記式[I]で表される有機過酸化物と
下式[VIII]で表される単位を含有する芳香族化合
物とを反応させることを特徴とする、前記式[IV]で
表される単位を少なくとも1個含有する誘導体の製造方
法。 −[CH2CH(Ph−H)]−・・・[VIII] ただし、式[VIII]において、Phはフェニレン基
である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001351493A JP2003155272A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 有機過酸化物、その誘導体、ラジカル重合開始剤およびそれらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001351493A Withdrawn JP2003155272A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 有機過酸化物、その誘導体、ラジカル重合開始剤およびそれらの製造方法 |
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JP (1) | JP2003155272A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010117029A1 (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-14 | 旭硝子株式会社 | ペルフルオロ有機過酸化物の製造方法 |
JP2011102280A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-05-26 | Tosoh F-Tech Inc | 含フッ素化合物からなるラジカル反応用溶剤 |
-
2001
- 2001-11-16 JP JP2001351493A patent/JP2003155272A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8759567B2 (en) | 2009-04-08 | 2014-06-24 | Asahi Glass Company, Limited | Process for producing perfluoro organic peroxide |
CN102369184B (zh) * | 2009-04-08 | 2015-07-08 | 旭硝子株式会社 | 全氟有机过氧化物的制造方法 |
JP2011102280A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-05-26 | Tosoh F-Tech Inc | 含フッ素化合物からなるラジカル反応用溶剤 |
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