JP2003155040A - 通気可能な袋 - Google Patents

通気可能な袋

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JP2003155040A
JP2003155040A JP2001353497A JP2001353497A JP2003155040A JP 2003155040 A JP2003155040 A JP 2003155040A JP 2001353497 A JP2001353497 A JP 2001353497A JP 2001353497 A JP2001353497 A JP 2001353497A JP 2003155040 A JP2003155040 A JP 2003155040A
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Norio Azuma
憲男 東
Masao Azuma
全男 東
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AZUMA SEAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な通気性を確保しながらシ−ル強度が向上
し、微細な異物が外部から侵入し難く、かつ構造が簡単
で、製造が容易であるとともに、リサイクル可能な通気
性の袋を提供する。 【解決手段】袋本体を構成している相対する2枚のシ−
トと、芯材と表面材との三層で構成されていて前記2枚
のシ−トを互いに接合させるための通気性テ−プとを同
種の材質とし、そしてこの2枚のシ−トどうしの接合部
分であるシ−ル部と、これらのシ−トとテ−プとが接合
しているテ−プ部との間に通気性の空隙を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通気可能な袋、特
に米などの穀物を入れるための脱気可能な袋に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通気を必要とする袋、例えば、主として
米などの穀物を入れる袋には、その穀物を袋に入れて封
をする場合、袋の中に空気が溜まらないように、すなわ
ちその空気を袋の外へ排出させるための通気孔が設けら
れている。この通気孔は従来、合成樹脂製の袋や紙製の
袋を構成する合成樹脂シ−トまたは紙に小さな丸孔を開
けることによって設けられていたが、このような通気孔
では、保存または運搬中に、その孔から水や湿気が袋内
に浸潤して袋の中の穀物にカビなどの微生物が繁殖した
り、あるいは埃や害虫が侵入して、その品質を損なうこ
とがあった。
【0003】そこで、例えば、米等の穀類を収納させる
ための包装袋本体の縁部に、互いに間隔を空けて第1の
貼り合わせ部と第2の貼り合わせ部とからなる二重の貼
り合わせ部を形成させ、これらの第1の貼り合わせ部と
第2の貼り合わせ部にそれぞれ空気抜き孔を設けること
によって、空気抜きのための通路を確保する一方、この
二重の貼り合わせ部によって縁部の接合強度を向上させ
る包装袋が提案されている(登録実用新案第30356
53号公報参照)が、このような包装袋は構造が複雑で
あり、したがってその製造が面倒であるという問題があ
った。
【0004】また、同じく米等の穀物を入れるための袋
の側縁または端縁の少なくとも一部に、袋本体の表面材
と裏面材との対抗する面どうしを不連続に接着させて通
気孔を形成させるとともに、その表面材と裏面材との対
抗する縁部に跨がって、不織布テ−プを袋の内側におい
てこれらの表面材と裏面材との対向する面に接着させて
通気部を設けてなる脱気可能な袋が、本発明者によって
開発されている(特開平11−180450号公報参
照)が、この袋は縁部の構造が複雑で、その製造が面倒
である上に、通気部では不織布テ−プの僅かな部分しか
利用されず、その大部分は表面材と裏面材とを互いに接
合させるため、それらに跨がった連結部分として使用さ
れる結果、製造が比較的困難で高価な不織布テ−プの大
部分が、通気性という本来の特性を無駄にして使用され
るという問題があった。
【0005】更にまた、米等の穀物を入れる袋の通気孔
に不織布テ−プ等のテ−プを入れた袋も提案されている
が、このような通気孔では、収納後に微細な異物が侵入
するのを防ぐには十分でなかった。
【0006】そして、袋本体を構成する表裏二枚のシ−
トの間に不織布テ−プのようなテ−プが介在している脱
気可能な袋においては、通常そのシ−トとテ−プとの材
質が異なっているためにこれらの材料はリサイクルして
使用することができないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の現況に鑑みて発明されたもので、十分な通気
性を確保しながらシ−ル強度を向上させ、しかも微細な
異物が外部から侵入し難い、例えば米袋の場合には、水
や湿気、あるいは埃やカビまたは害虫の卵などの微細な
汚染物の侵入が防止され、かつ構造が簡単で製造が容易
であるとともに、リサイクル可能な通気性の袋を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【発明を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の通気可能な袋は、袋本体の相対する2枚の
シ−トが互いに断続的に接合している接合部分とこの断
続的な接合部分によって形成された通気孔とを含むシ−
ル部および前記袋本体の中央部から前記シ−ル部に向か
って山形を形成するように二つ折りに折られて前記2枚
のシ−トの間に挟まれた通気性テ−プのそれぞれの片側
が前記山形の頂部を境とする両側でそれぞれ前記2枚の
シ−トと接合しているテ−プ部が形成されている縁部を
有する通気可能な袋であって、前記2枚のシ−トと前記
通気性テ−プとが同種の材質であり、かつ、前記通気性
テ−プの前記接合された二つの片面どうしの間に前記2
枚のシ−トのいずれとも接合していない通気性テ−プの
非接合部分が介在することによって前記シ−ル部と前記
テ−プ部との間に通気性の空隙が形成され、そして前記
通気性テ−プが芯材と表面材との三層で構成されてい
て、前記表面材の融点が前記芯材の融点よりも低いこと
を特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の通気可能な袋は、それの
全体が描かれている図1の平面図において符号1で示さ
れているように、相対する2つの側縁部1A,1A,底
側端縁部1Bおよび開口端縁部1Cからなる縁部を有
し、その側縁部1Aのシ−ル部1aにはポリオレフィン
系合成樹脂のような熱間シ−ル性に優れた材料からなる
シ−ト11と12とを互いに接合させた接合部分3を前
記縁部に沿って断続的に設けることによって、これらの
シ−トが互いに直接接合していない非接合部分が断続的
に通気孔2を形成しており、また、底側端縁部1Bに
は、シ−ト11と12とを連続的に接合させた接合部分
3’が形成されていて、この底側端縁部1Bは非通気性
の縁部となっている。
【0010】なお、この図では、接合部分3および3’
は一列に形成されたものとして示されているが、これら
の接合部分は二列以上の列で形成させてもよいし、ま
た、通気性の側縁部1A,1Aは、その一方を底側端縁
部1Bのように非通気性の縁部としてもよいし、更に、
通気性の側縁部1Aはその側縁部の全体にわたって通気
性でなくてその一部が通気性であってもよい。
【0011】前記側縁部1Aは、2枚のシ−ト11と1
2とが、前述のように通気性テ−プを介さないで互いに
接合している接合部分3を含むシ−ル部1a以外に、こ
れらのシ−トの間にあってこの両者を互いに結合させる
ための通気性テ−プ4が前記シ−ル部1aの内側に沿っ
て延びているテ−プ部1bを含んでいる。
【0012】通気性テ−プは、ヒ−トシ−ル時に十分な
接着性を発揮するともに、袋本体のシ−トと接合された
後でも十分な強度を保持しなければならないので、比較
的融点の高い表面材と比較的融点の低い芯材との三層構
造となっており、一般に表面材の融点が芯材の融点より
も10℃〜25℃低いのが好ましい。
【0013】本発明の袋では、袋本体を構成する前記の
シ−トおよび通気性テ−プが全て同種の材料、例えばポ
リオレフィン、好ましくはポリエチレンでできているの
で、本発明の袋はリサイクルして再使用できる袋となっ
ている。
【0014】図2は、上記シ−ル部1aにおけるシ−ト
11と12との接合状態および前記テ−プ部1bにおけ
るシ−ト11および12と通気性テ−プ4との接合状態
を、前記側縁部1Aの長さ方向に垂直な平面で切断し
て、二つ折りになっているテ−プ4が閉じている状態で
示す拡大断面図であり、そして図3は、図2に示される
ような接合状態にあるシ−ト11と12との間が40度
の角度を開けて開いている状態を示す拡大断面図であ
る。
【0015】これらの図において、側縁部1Aにおける
シ−ル部1aでシ−ト11と12とは、図で黒く塗りつ
ぶされている接合部分3において互いに接合しており、
そしてこのシ−ル部1aの内側に位置するテ−プ部1b
では、袋本体の中央部、したがってシ−ト11および1
2の中央部からシ−ル部1aに向かって山形を形成する
ように二つ折りに折られてこれらのシ−ト11と12と
の間に挟まれた通気性テ−プ4の片側4aが接合部分3
aにおいてシ−ト11に、そしてその他方の片側4bが
接合部分3bにおいてシ−ト12にそれぞれ接合してい
て、この通気性テ−プ4が差し込まれて接合したシ−ト
部分がテ−プ部1bを構成している。
【0016】前記接合部分3aと3bとの間にはシ−ト
11および12のどちらにも接合していないテ−プ4の
非接合部分5が介在することによって、前記シ−ル部1
aと前記テ−プ部1bとの間に通気性の空隙6が形成さ
れている。
【0017】図3から明らかなように、空隙6はシ−ト
11、シ−ト12およびテ−プ4で囲まれていて、この
空隙6の大きさは、シ−ト11とシ−ト12とが図3に
示されるように互いに40度の角度を開けて開いている
ときにこれらのシ−ト11とシ−ト12との接合線S
と、二つ折りになった通気性テ−プ4の稜線Tとの間隔
によって表すことができ、このように表される空隙6の
大きさが大きくなればなるほど、空隙6の通気性は益々
大きくなる。
【0018】上記のような間隔で示される空隙6の大き
さが0.1mm未満であると、この空隙6の中で空気が
十分に流れ難くなって通気、例えば脱気が円滑に進まな
くなり、一方この大きさが4mmを超えると、外部から
袋の中に湿気や埃またはカビ等の微細な異物が侵入し易
くなるばかりでなく、側縁部1Aで破袋し易くなるとこ
ろから、本発明では、前記のように表される空隙6の大
きさは一般に0.1〜8mm、特に0.5〜6mmであ
るのが好ましい。
【0019】本発明において使われる通気性テ−プ4に
は、図4の拡大平面図に示されるように、その表裏両面
の間で貫通する、例えば、円形の貫通孔7が設けられて
いてこの貫通孔7の大きさ、すなわち直径は一般に、例
えば袋の大きさ並びに袋本体を形成するためのシ−トお
よびテ−プの厚さや材質等によって変化することができ
るが、一般に0.1〜3mm、好ましくは0.2〜1.
5mmであり、また、このテ−プ4が適度な通気性を示
すならば、貫通孔7の形および配置はここに示されてい
るような円形および千鳥模様の配置ばかりでなく、その
他の適当な任意の形状および配置を採用して、この貫通
孔7を適当な密度、すなわち適当な間隔を空けて配置す
ることができる。
【0020】以上のように構成されている側縁部1Aを
有する本発明の袋においては、袋の中の空気が外部から
圧迫されるような圧力を受けると、その空気Aは、図2
および図3の中の矢印で示されるように、袋の内部から
テ−プ4を通過して空隙6の中に至った後、この空隙6
から前記通気孔2に向かって配分され、その通気孔2を
通って袋の外部に排出される。
【0021】図5のように構成されている通気性テ−プ
4は前記のような貫通孔を有するために適度の通気性を
有し、また、融点の低い熱間シ−ル性に優れた2つの表
面材4a,4aは、これらの間に挟まれている芯材4b
が熱によって強度が低下する前に既に溶融して二つのシ
−ト11および12とそれぞれ接着してしまうので、こ
のテ−プ4自体は十分な接着性と十分な強度とを兼ね備
えたものものとなっており、このようなテ−プによって
縁部が接合している本発明の袋も十分な耐久性と十分な
強度とを兼ね備えている。
【0022】本発明の袋は、例えば、袋本体を構成する
2枚の帯状シ−トの両側または片側の側縁部の間に通気
性テ−プを差し挟んでこの2枚の帯状シ−トの両側また
は片側縁部を通常のヒ−トシ−ラ−を用いる慣用のヒ−
トシ−ルによりシ−ルして、これらの2枚の帯状シ−ト
を一体の筒状のものとした後、これを所定の間隔を置い
て横方向に順次ヒ−トシ−ルすると同時に、そのヒ−ト
シ−ル端部をそれぞれ切断することによって製造され
る。
【0023】本発明の袋においては、このテ−プ4はシ
−ト11,12と同種の材質で、例えばポリエチレンで
構成されているために、本発明によれば、リサイクル可
能な袋が提供される。
【0024】本発明による袋は上述のように構成され、
そして上述のようにして製造されるので、例えば、この
袋の中に米などの穀物を入れて封をする場合には、袋の
中に残留していた空気がスム−スに袋の外へ排出され、
そして収納物が一旦袋の中に収められた後には、シ−ル
部分で2枚のシ−トがテ−プを間に挟んで一体に接合さ
れるので、シ−ル部分における袋のシ−ル強度は、その
テ−プの介在によって向上する。
【0025】また、本発明の袋では、上述のように、そ
れの通気性の縁部がテ−プの存在によって補強されて、
縁部のシ−ル強度が向上し、また、このようなことか
ら、袋本体を構成させるシ−トの厚さを薄くできるとい
う利益も得られる。
【0026】以上に述べたところでは、主に、米等の穀
物を入れるために用いられる通気可能、したがって脱気
可能な袋について本発明を説明してきたけれども、本発
明の袋はその他の製品または物品を入れるための袋とし
ても使用することができる。すなわち、例えば、化粧品
を入れるための、底側端縁部に通気孔を有するチュ−ブ
状の袋として、あるいは食品または注射針等の医療器具
を、例えば滅菌または消毒するために、袋の外部から内
部へと通気孔を通して滅菌用ガスまたは消毒用ガスを導
入して、その袋の中に収容されている食品または注射針
等の医療器具をこれらのガスに曝すための袋として、本
発明の袋を使用することもできる。
【0027】
【実施例】ついで実施例を参照して本発明を説明する
が、本発明は勿論この実施例によって限定されない。
【0028】実施例1 次のようにして、本発明の通気可能な米袋を製造した。
【0029】袋本体を構成させるためのシ−トとして、
厚さ0.04mmのポリエチレンシ−トの片面に、ヒ−
トシ−ル時に溶融して接着性を示す厚さ0.05mmの
ポリエチレンフィルムが積層されている幅360mmの
シ−トを、また、通気性テ−プとして、表面材が95℃
の融点を有するポリエチレンフィルムからなり、そして
芯材が110℃の融点を有するポリエチレンシ−トから
なる図5の断面図で示されるような三層構造となってい
て、図4の平面図で示されるような0.5mmの丸い貫
通孔が斜め方向に互いに2mmの間隔を空けて千鳥模様
に配列されている幅25mm×厚さ0.06mmの通気
性テ−プをそれぞれ用意した。
【0030】ついで、二枚の上記帯状シ−トの両側縁部
において互いに向かい合う前記ポリエチレンフィルムの
間に、二つ折りにした通気性テ−プを差し挟んで、これ
らの帯状シ−トの両側縁部を、通常のヒ−トシ−ラ−を
用いる慣用のヒ−トシ−ルにより、互いに10mmの間
隔を隔てて対になり、かつそれぞれの対が10mmずつ
の間隔を順次空けて前記側縁部に沿って二列に並んだ、
いずれも9mm×60mmの寸法を有する接合部分で接
合させることによって前記二枚の帯状シ−トを一体の筒
状のものとし、そして、これを570mmの長さの間隔
をおいて横方向に順次ヒ−トシ−ルすると同時に、その
ヒ−トシ−ル端部をそれぞれ切断することによって、幅
360mm×長さ570mmの寸法を有する容量10k
g入りの米袋を製造した。その結果、このようにして製
造された、容量10kg用の米袋は、その両側縁部に、
図1に示されるような接合部分によって前記両側縁部に
沿って断続的に形成された幅10mmの通気孔が設けら
れたものとなった。
【0031】このように製造された上記の米袋には、幅
9mm×長さ60mmの2つの接合部分が対になって連
なることによって二列の接合部分(図1に示されている
接合部分は単に一列に形成されていて対になっていな
い。)が平行して形成されているシ−ル部と、前記2枚
のシ−トが通気性テ−プと接着しているテ−プ部との間
に、前記2枚のシ−トと通気性テ−プとの非接合部分に
よって通気性の間隙、すなわち前記側縁部に沿った空気
の流通通路が形成され、そしてこの間隙の大きさは前述
の定義に従って表すと4mmであった。
【0032】この米袋は、各通気孔に連通する通気性
の空隙が前記の側縁部に沿って通気孔と袋の内部との間
に介在しているので、脱気される時の空気は各通気孔に
向かって均等に、かつ円滑に流れる結果、満足な脱気性
が発揮されるとともに、このような空隙の円滑な通気作
用が加わることによって、外部から微細な異物、例えば
水や湿気、あるいは埃やカビまたは害虫の卵等の異物の
侵入に曝される通気孔の大きさは比較的小さくすること
ができ、しかも前記通気孔と袋の内部とは直接連なって
はいないために、上記の異物がこの比較的小さい通気孔
と前記の空隙を通過して更に袋の内部まで侵入するとい
う事態は起こり難くなり、したがって袋の中にある米が
汚染されるという被害は徹底して排除される。
【0033】
【発明の効果】以上述べた説明から明らかなように、本
発明によると、本発明の通気可能な袋においては、それ
の縁部を、袋本体を構成させるための2枚のシ−トどう
しを直接接合させたシ−ル部分と、この2枚のシ−トの
間に二つ折りに差し込まれている通気性テ−プでこれら
のシ−トを接合させたテ−プ部とを有するために、袋の
シ−ル強度が高められるとともに、前記縁部には断続的
な通気孔が設けられている以外に、袋本体を構成する2
枚のシ−トの縁部を通気性のテ−プで互いに接合させる
に当たって、前記通気孔と袋の内部との間に、この両者
に通ずる通気性の空隙を前記縁部に沿って設けて通気可
能な袋を構成させているために、通気性のテ−プに設け
られる貫通孔を比較的小さくしても前記縁部では十分な
通気性が確保されるとともに、微細な汚染物、例えば水
や湿気、あるいは埃やカビまたは害虫の卵等の汚染物の
侵入を防止するのに適した、製造の容易な通気可能な袋
が提供され、また、本発明では袋本体とテ−プの材質を
同種のものとしたので、リサイクル可能な袋が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による袋の全体を示す平面図である。
【図2】膨らんでいない状態、すなわち閉じている状態
にある図1の袋の側縁部の長さ方向に垂直な平面で切断
してその側縁部を示す拡大断面図である。
【図3】図2に示されるような接合状態にある2つのシ
−トが互いに40度の角度で開いている状態を示す拡大
断面図である。
【図4】本発明で用いられる通気性テ−プの平面図であ
る。
【図5】本発明で用いられる三層構造の通気性テ−プの
表面に垂直な平面で切断して、その通気性テ−プを示す
拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・袋本体 1A・・・・・・・・・・・・・側縁部 1B・・・・・・・・・・・底側端縁部 1C・・・・・・・・・・・開口端縁部 1a・・・・・・・・・・・・シ−ル部 1b・・・・・・・・・・・・テ−プ部 11,12・・・・・・・・・・シ−ト 2・・・・・・・・・・・・・・通気孔 3,3a,3b,3’・・・・接合部分 4・・・・・・・・・・・通気性テ−プ 4a・・・・・・・・・・・・・表面材 4b・・・・・・・・・・・・・・芯材 5・・・・・・・・・・・・非接合部分 6・・・・・・・・・・・・・・・空隙 7・・・・・・・・・・・・・・貫通孔 A・・・・・・・・・・・・・・・空気 S・・・・・・・・・・・・・・接合線 T・・・・・・・・・・・・・・・稜線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋本体の相対する2枚のシ−トが互いに
    断続的に接合している接合部分とこの断続的な接合部分
    によって形成された通気孔とを含むシ−ル部および前記
    袋本体の中央部から前記シ−ル部に向かって山形を形成
    するように二つ折りに折られて前記2枚のシ−トの間に
    挟まれた通気性テ−プのそれぞれの片側が前記山形の頂
    部を境とする両側でそれぞれ前記2枚のシ−トと接合し
    ているテ−プ部が形成されている縁部を有する通気可能
    な袋であって、前記2枚のシ−トと前記通気性テ−プと
    が同種の材質であり、かつ、前記通気性テ−プの前記接
    合された二つの片面どうしの間に前記2枚のシ−トのい
    ずれとも接合していない通気性テ−プの非接合部分が介
    在することによって前記シ−ル部と前記テ−プ部との間
    に通気性の空隙が形成され、そして前記通気性テ−プが
    芯材と表面材との三層で構成されていて、前記表面材の
    融点が前記芯材の融点よりも低いことを特徴とする、前
    記通気可能な袋。
  2. 【請求項2】 前記2枚のシ−トが前記縁部において互
    いに40度の角度を開けて開いているときにこれらの2
    枚のシ−トの接合線と、二つ折りになった通気性テ−プ
    の稜線との間隔として定義される前記空隙の大きさが
    0.1〜8mmである、請求項1記載の袋。
  3. 【請求項3】 前記表面材の融点が前記芯材の融点より
    も10℃〜25℃低い、請求項1または2に記載の袋。
  4. 【請求項4】 前記2枚のシ−トおよび通気性テ−プが
    ポリエチレンからなる、請求項1ないし3のいずれかに
    記載の袋。
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