JP2003154647A - インクジェットヘッドドライバおよびそれを用いたインクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェットヘッドドライバおよびそれを用いたインクジェット記録装置Info
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- JP2003154647A JP2003154647A JP2001355629A JP2001355629A JP2003154647A JP 2003154647 A JP2003154647 A JP 2003154647A JP 2001355629 A JP2001355629 A JP 2001355629A JP 2001355629 A JP2001355629 A JP 2001355629A JP 2003154647 A JP2003154647 A JP 2003154647A
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェットヘッドドライバにおいて、異
常電流によるインクジェットヘッドドライバの破壊を防
止するとともにインクジェットヘッドが正常に復旧した
後の印字を可能にする。 【解決手段】 アクチュエータ部Bを駆動して圧電効果
によりノズル部からインクを吐出させるインクジェット
ヘッドドライバ20であって、アクチュエータ部Bに駆
動電流を給電して当該アクチュエータ部Bを変位駆動す
るスイッチング部21と、所定値以上の電流に対しては
スイッチング部21に流れる電流を制限する電流制限手
段22とを有するインクジェットヘッドドライバ20と
する。
常電流によるインクジェットヘッドドライバの破壊を防
止するとともにインクジェットヘッドが正常に復旧した
後の印字を可能にする。 【解決手段】 アクチュエータ部Bを駆動して圧電効果
によりノズル部からインクを吐出させるインクジェット
ヘッドドライバ20であって、アクチュエータ部Bに駆
動電流を給電して当該アクチュエータ部Bを変位駆動す
るスイッチング部21と、所定値以上の電流に対しては
スイッチング部21に流れる電流を制限する電流制限手
段22とを有するインクジェットヘッドドライバ20と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドドライバおよびそれを用いたインクジェット記録装
置に関し、特に過大電流に対するインクジェットヘッド
ドライバの破損防止に適用して有効な技術に関する。
ッドドライバおよびそれを用いたインクジェット記録装
置に関し、特に過大電流に対するインクジェットヘッド
ドライバの破損防止に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置のインクジェ
ットヘッドは、インク液を収容する圧力室を持つ圧力室
部品と、この圧力室からインク滴を吐出させるためのア
クチュエータ部である圧電素子(強誘電体素子)とを備
えている。圧電素子には、強誘電体膜と、この強誘電体
膜に電圧を印加して収縮及び伸張させる個別電極及び共
通電極とを備えており、強誘電体膜の圧電効果により変
位する振動板により、インク滴を圧力室のノズル孔から
吐出させるように構成されている。
ットヘッドは、インク液を収容する圧力室を持つ圧力室
部品と、この圧力室からインク滴を吐出させるためのア
クチュエータ部である圧電素子(強誘電体素子)とを備
えている。圧電素子には、強誘電体膜と、この強誘電体
膜に電圧を印加して収縮及び伸張させる個別電極及び共
通電極とを備えており、強誘電体膜の圧電効果により変
位する振動板により、インク滴を圧力室のノズル孔から
吐出させるように構成されている。
【0003】そして、このような圧電素子を駆動するた
めに、インクジェットヘッドドライバが設けられてい
る。
めに、インクジェットヘッドドライバが設けられてい
る。
【0004】インクジェットヘッドドライバは駆動電圧
波形Vampをインクジェットヘッドの各圧電素子へ供
給するもので、各圧電素子に対応した個数分のスイッチ
があり、このスイッチは通常トランジスタの組み合わせ
で構成されている。
波形Vampをインクジェットヘッドの各圧電素子へ供
給するもので、各圧電素子に対応した個数分のスイッチ
があり、このスイッチは通常トランジスタの組み合わせ
で構成されている。
【0005】そして、スイッチが導通している期間に駆
動電圧波形Vampがインクジェットヘッドの各圧電素
子に供給される。
動電圧波形Vampがインクジェットヘッドの各圧電素
子に供給される。
【0006】ここで、スイッチが導通している場合は抵
抗分(オン抵抗(Ron))を有する。
抗分(オン抵抗(Ron))を有する。
【0007】そして、スイッチのオン抵抗が電流値に関
わらず一定であると、インクジェットヘッドのPn番の
圧電素子に異常があり異常電流が流れた場合、インクジ
ェットヘッドドライバが破壊される可能性がある。
わらず一定であると、インクジェットヘッドのPn番の
圧電素子に異常があり異常電流が流れた場合、インクジ
ェットヘッドドライバが破壊される可能性がある。
【0008】インクジェットヘッドドライバの破壊を防
ぐためには、インクジェットヘッドの各圧電素子に対応
して、異常電流で溶断するヒューズをインクジェットヘ
ッドドライバとインクジェットヘッドとの間に配置する
ことが考えられる。
ぐためには、インクジェットヘッドの各圧電素子に対応
して、異常電流で溶断するヒューズをインクジェットヘ
ッドドライバとインクジェットヘッドとの間に配置する
ことが考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな技術では、異常電流のために一旦ヒューズが溶断す
ると、その後インクジェットヘッドが正常な状態に復帰
しても、溶断したヒューズに対応した圧電素子には給電
が行われないので、当該圧電素子が設けられたヘッドピ
ンからはインクが吐出されない。
うな技術では、異常電流のために一旦ヒューズが溶断す
ると、その後インクジェットヘッドが正常な状態に復帰
しても、溶断したヒューズに対応した圧電素子には給電
が行われないので、当該圧電素子が設けられたヘッドピ
ンからはインクが吐出されない。
【0010】これでは、安定して高品質な印字を行うこ
とができなくなる。
とができなくなる。
【0011】そこで、本発明は、異常電流によるインク
ジェットヘッドドライバの破壊を防止するとともにイン
クジェットヘッドが正常に復旧した後の印字が可能なイ
ンクジェットヘッドドライバおよびそれを用いたインク
ジェット記録装置を提供することを目的とする。
ジェットヘッドドライバの破壊を防止するとともにイン
クジェットヘッドが正常に復旧した後の印字が可能なイ
ンクジェットヘッドドライバおよびそれを用いたインク
ジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のインクジェットヘッドドライバは、アクチ
ュエータ部を駆動して圧電効果によりノズル部からイン
クを吐出させるインクジェットヘッドドライバであっ
て、アクチュエータ部に駆動電流を給電して当該アクチ
ュエータ部を変位駆動するスイッチング部と、所定値以
上の電流に対してはスイッチング部に流れる電流を制限
する電流制限手段とを有する構成としたものである。
に、本発明のインクジェットヘッドドライバは、アクチ
ュエータ部を駆動して圧電効果によりノズル部からイン
クを吐出させるインクジェットヘッドドライバであっ
て、アクチュエータ部に駆動電流を給電して当該アクチ
ュエータ部を変位駆動するスイッチング部と、所定値以
上の電流に対してはスイッチング部に流れる電流を制限
する電流制限手段とを有する構成としたものである。
【0013】これにより、電流制限手段によりスイッチ
ング部には異常電流が流れなくなるので、異常電流によ
るインクジェットヘッドドライバの破壊が防止されると
ともに、インクジェットヘッドが正常に復旧した後は正
常レベルの電流が給電されて正常な印字が可能になる。
ング部には異常電流が流れなくなるので、異常電流によ
るインクジェットヘッドドライバの破壊が防止されると
ともに、インクジェットヘッドが正常に復旧した後は正
常レベルの電流が給電されて正常な印字が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、アクチュエータ部を駆動して圧電効果によりノズル
部からインクを吐出させるインクジェットヘッドドライ
バであって、アクチュエータ部に駆動電流を給電して当
該アクチュエータ部を変位駆動するスイッチング部と、
所定値以上の電流に対してはスイッチング部に流れる電
流を制限する電流制限手段とを有するインクジェットヘ
ッドドライバであり、異常電流によるインクジェットヘ
ッドドライバの破壊が防止されるとともに、インクジェ
ットヘッドが正常に復旧した後は正常レベルの電流が給
電されて正常な印字が可能になるという作用を有する。
は、アクチュエータ部を駆動して圧電効果によりノズル
部からインクを吐出させるインクジェットヘッドドライ
バであって、アクチュエータ部に駆動電流を給電して当
該アクチュエータ部を変位駆動するスイッチング部と、
所定値以上の電流に対してはスイッチング部に流れる電
流を制限する電流制限手段とを有するインクジェットヘ
ッドドライバであり、異常電流によるインクジェットヘ
ッドドライバの破壊が防止されるとともに、インクジェ
ットヘッドが正常に復旧した後は正常レベルの電流が給
電されて正常な印字が可能になるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、電流制限手段により、所定値以
上の電流でオン抵抗が上昇してスイッチング部に流れる
電流を制限するインクジェットヘッドドライバであり、
異常電流によるインクジェットヘッドドライバの破壊が
防止されるとともに、インクジェットヘッドが正常に復
旧した後は正常レベルの電流が給電されて正常な印字が
可能になるという作用を有する。
1記載の発明において、電流制限手段により、所定値以
上の電流でオン抵抗が上昇してスイッチング部に流れる
電流を制限するインクジェットヘッドドライバであり、
異常電流によるインクジェットヘッドドライバの破壊が
防止されるとともに、インクジェットヘッドが正常に復
旧した後は正常レベルの電流が給電されて正常な印字が
可能になるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の発明において、電流制限手段により、アクチュ
エータ部の最大定格未満となる電流を閾値としてオン抵
抗が上昇するインクジェットヘッドドライバであり、異
常電流によるインクジェットヘッドドライバの破壊およ
びアクチュエータ部の破壊が防止されるとともに、イン
クジェットヘッドが正常に復旧した後は正常レベルの電
流が給電されて正常な印字が可能になるという作用を有
する。
2記載の発明において、電流制限手段により、アクチュ
エータ部の最大定格未満となる電流を閾値としてオン抵
抗が上昇するインクジェットヘッドドライバであり、異
常電流によるインクジェットヘッドドライバの破壊およ
びアクチュエータ部の破壊が防止されるとともに、イン
クジェットヘッドが正常に復旧した後は正常レベルの電
流が給電されて正常な印字が可能になるという作用を有
する。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2記載の発明において、電流制限手段により、当該電流
制限手段の抵抗分とスイッチング部の抵抗分に電流が流
れることで発生する損失での温度上昇がインクジェット
ヘッドドライバの動作保証温度未満となる電流を閾値と
してオン抵抗が上昇するインクジェットヘッドドライバ
であり、損失での温度上昇によるインクジェットヘッド
ドライバの破壊が防止されるという作用を有する。
2記載の発明において、電流制限手段により、当該電流
制限手段の抵抗分とスイッチング部の抵抗分に電流が流
れることで発生する損失での温度上昇がインクジェット
ヘッドドライバの動作保証温度未満となる電流を閾値と
してオン抵抗が上昇するインクジェットヘッドドライバ
であり、損失での温度上昇によるインクジェットヘッド
ドライバの破壊が防止されるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4の何れか一項に記載の発明において、スイッチン
グ部は、アクチュエータ部の放電時に導通状態となる第
1のスイッチ、および当該第1のスイッチと並列接続さ
れてアクチュエータの充電時に導通状態となる第2のス
イッチから構成されているインクジェットヘッドドライ
バであり、異常電流によるインクジェットヘッドドライ
バの破壊が防止されるとともに、インクジェットヘッド
が正常に復旧した後は正常レベルの電流が給電されて正
常な印字が可能になるという作用を有する。
1〜4の何れか一項に記載の発明において、スイッチン
グ部は、アクチュエータ部の放電時に導通状態となる第
1のスイッチ、および当該第1のスイッチと並列接続さ
れてアクチュエータの充電時に導通状態となる第2のス
イッチから構成されているインクジェットヘッドドライ
バであり、異常電流によるインクジェットヘッドドライ
バの破壊が防止されるとともに、インクジェットヘッド
が正常に復旧した後は正常レベルの電流が給電されて正
常な印字が可能になるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の発明において、電流制限手段はスイッチング部
に対して直列接続されているインクジェットヘッドドラ
イバであり、異常電流によるインクジェットヘッドドラ
イバの破壊が防止されるとともに、インクジェットヘッ
ドが正常に復旧した後は正常レベルの電流が給電されて
正常な印字が可能になるという作用を有する。
5記載の発明において、電流制限手段はスイッチング部
に対して直列接続されているインクジェットヘッドドラ
イバであり、異常電流によるインクジェットヘッドドラ
イバの破壊が防止されるとともに、インクジェットヘッ
ドが正常に復旧した後は正常レベルの電流が給電されて
正常な印字が可能になるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
5記載の発明において、電流制限手段は第2のスイッチ
と直列接続されて第1のスイッチと並列接続されている
インクジェットヘッドドライバであり、異常電流による
インクジェットヘッドドライバの破壊が防止されるとと
もに、通常動作時の損失による温度上昇が、請求項5記
載の発明の構成に比べ低減され動作保証温度に対し、余
裕度が増すという作用を有する。
5記載の発明において、電流制限手段は第2のスイッチ
と直列接続されて第1のスイッチと並列接続されている
インクジェットヘッドドライバであり、異常電流による
インクジェットヘッドドライバの破壊が防止されるとと
もに、通常動作時の損失による温度上昇が、請求項5記
載の発明の構成に比べ低減され動作保証温度に対し、余
裕度が増すという作用を有する。
【0021】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1〜7の何れか一項に記載のインクジェットヘッドドラ
イバとインクジェットヘッドと記録媒体とを相対移動さ
せる移動手段が用いられているインクジェット記録装置
であり、異常電流によるインクジェットヘッドドライバ
の破壊が防止されるとともに、インクジェットヘッドが
正常に復旧した後は正常レベルの電流が給電されて正常
な印字が可能になるという作用を有する。
1〜7の何れか一項に記載のインクジェットヘッドドラ
イバとインクジェットヘッドと記録媒体とを相対移動さ
せる移動手段が用いられているインクジェット記録装置
であり、異常電流によるインクジェットヘッドドライバ
の破壊が防止されるとともに、インクジェットヘッドが
正常に復旧した後は正常レベルの電流が給電されて正常
な印字が可能になるという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
から図8を用いて説明する。なお、これらの図面におい
て同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複
した説明は省略されている。
【0023】図1は本発明の一実施の形態である強誘電
体素子が用いられたインクジェット式記録装置の全体概
略構成を示す斜視図、図2は図1のインクジェット式記
録装置におけるインクジェットヘッドの全体構成を示す
断面図、図3は図2の要部を示す斜視図、図4は図2の
インクジェットヘッドのアクチュエータ部の構成を示す
断面図、図5は図4のアクチュエータ部を駆動するイン
クジェットヘッドドライバの構成の一例を示す説明図、
図6は図5のインクジェットヘッドドライバにおける電
流値とオン抵抗値との関係を従来との比較で示すグラ
フ、図7は図4のアクチュエータ部に印加される駆動電
圧波形とこの駆動電圧により流れる電流波形を示す説明
図、図8は図4のアクチュエータ部を駆動するインクジ
ェットヘッドドライバの構成の他の一例を示す説明図、
図9は本発明の一実施の形態における電流制限手段の構
成の一例を示す説明図である。
体素子が用いられたインクジェット式記録装置の全体概
略構成を示す斜視図、図2は図1のインクジェット式記
録装置におけるインクジェットヘッドの全体構成を示す
断面図、図3は図2の要部を示す斜視図、図4は図2の
インクジェットヘッドのアクチュエータ部の構成を示す
断面図、図5は図4のアクチュエータ部を駆動するイン
クジェットヘッドドライバの構成の一例を示す説明図、
図6は図5のインクジェットヘッドドライバにおける電
流値とオン抵抗値との関係を従来との比較で示すグラ
フ、図7は図4のアクチュエータ部に印加される駆動電
圧波形とこの駆動電圧により流れる電流波形を示す説明
図、図8は図4のアクチュエータ部を駆動するインクジ
ェットヘッドドライバの構成の他の一例を示す説明図、
図9は本発明の一実施の形態における電流制限手段の構
成の一例を示す説明図である。
【0024】図1に示すインクジェット式記録装置40
は、強誘電体素子の圧電効果を利用して記録を行う本発
明のインクジェットヘッド41を備え、このインクジェ
ットヘッド41から吐出したインク滴を紙等の記録媒体
42に着弾させて、記録媒体42に記録を行うものであ
る。インクジェットヘッド41は、主走査方向Xに配置
したキャリッジ軸43に設けられたキャリッジ44に搭
載されていて、キャリッジ44がキャリッジ軸43に沿
って往復動するのに応じて、主走査方向Xに往復動す
る。さらに、インクジェット式記録装置40は、記録媒
体42をインクジェットヘッド41の幅方向(すなわ
ち、主走査方向X)と略垂直方向の副走査方向Yに移動
させる複数個のローラ(移動手段)45を備える。
は、強誘電体素子の圧電効果を利用して記録を行う本発
明のインクジェットヘッド41を備え、このインクジェ
ットヘッド41から吐出したインク滴を紙等の記録媒体
42に着弾させて、記録媒体42に記録を行うものであ
る。インクジェットヘッド41は、主走査方向Xに配置
したキャリッジ軸43に設けられたキャリッジ44に搭
載されていて、キャリッジ44がキャリッジ軸43に沿
って往復動するのに応じて、主走査方向Xに往復動す
る。さらに、インクジェット式記録装置40は、記録媒
体42をインクジェットヘッド41の幅方向(すなわ
ち、主走査方向X)と略垂直方向の副走査方向Yに移動
させる複数個のローラ(移動手段)45を備える。
【0025】なお、ここではシリアル型のインクジェッ
ト式記録装置の構成を説明したが、本発明は、ライン型
のインクジェット式記録装置に用いるヘッド、アクチュ
エータ、強誘電体素子にも当然適用可能である。
ト式記録装置の構成を説明したが、本発明は、ライン型
のインクジェット式記録装置に用いるヘッド、アクチュ
エータ、強誘電体素子にも当然適用可能である。
【0026】図2は本発明の実施の形態のインクジェッ
トヘッド41の全体構成を示し、図3はその要部の構成
を示す。図2および図3において、Aは圧力室部品であ
って、圧力室用開口部1が形成される。Bは圧力室用開
口部1の上端開口面を覆うように配置されるアクチュエ
ータ部、Cは圧力室用開口部1の下端開口面を覆うよう
に配置されるインク液流路部品である。圧力室部品Aの
圧力室用開口部1は、その上下に位置するアクチュエー
タ部Bおよびインク液流路部品Cにより区画されて圧力
室2となる。アクチュエータ部Bには、圧力室2の上方
に位置する個別電極(第2の電極)3が配置されてい
る。これ等圧力室2および個別電極3は、図2から判る
ように、千鳥状に多数配列されている。インク液流路部
品Cには、インク液供給方向に並ぶ圧力室2間で共用す
る共通液室5と、この共通液室5を圧力室2に連通する
供給口6と、圧力室2内のインク液が流出するインク流
路7とが形成される。Dはノズル板であって、インク流
路7に連通するノズル孔8が形成されている。また、図
2において、EはICチップであって、ボンディングワ
イヤーBWを介して多数の個別電極3に対して電圧を供
給する。
トヘッド41の全体構成を示し、図3はその要部の構成
を示す。図2および図3において、Aは圧力室部品であ
って、圧力室用開口部1が形成される。Bは圧力室用開
口部1の上端開口面を覆うように配置されるアクチュエ
ータ部、Cは圧力室用開口部1の下端開口面を覆うよう
に配置されるインク液流路部品である。圧力室部品Aの
圧力室用開口部1は、その上下に位置するアクチュエー
タ部Bおよびインク液流路部品Cにより区画されて圧力
室2となる。アクチュエータ部Bには、圧力室2の上方
に位置する個別電極(第2の電極)3が配置されてい
る。これ等圧力室2および個別電極3は、図2から判る
ように、千鳥状に多数配列されている。インク液流路部
品Cには、インク液供給方向に並ぶ圧力室2間で共用す
る共通液室5と、この共通液室5を圧力室2に連通する
供給口6と、圧力室2内のインク液が流出するインク流
路7とが形成される。Dはノズル板であって、インク流
路7に連通するノズル孔8が形成されている。また、図
2において、EはICチップであって、ボンディングワ
イヤーBWを介して多数の個別電極3に対して電圧を供
給する。
【0027】次に、アクチュエータ部Bの構成を図4に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0028】同図において、アクチュエータ部Bは、図
2に示したインク液供給方向とは直交する方向の断面図
を示す。同図では、直交方向に並ぶ4個の圧力室2を持
つ圧力室部品Aが参照的に描かれている。
2に示したインク液供給方向とは直交する方向の断面図
を示す。同図では、直交方向に並ぶ4個の圧力室2を持
つ圧力室部品Aが参照的に描かれている。
【0029】このアクチュエータ部Bは、各圧力室2の
上方に位置する個別電極3、この個別電極3の直下に位
置する強誘電体膜10、この強誘電体膜10の圧電効果
により変位し振動する振動板11とを有する。振動板1
1は、導電性物質で形成されていて、各圧力室2で共通
する共通電極(第1の電極)を兼用する。さらに、アク
チュエータ部Bは、各圧力室2の相互を区画する区画壁
2aの上方に位置する縦壁13を持つ。なお、同図中、
14は圧力室部品Aとアクチュエータ部Bとを接着する
接着剤である。各縦壁13は、接着剤14を用いた接着
時に、一部の接着剤14が区画壁2aの外方にはみ出し
た場合にも、この接着剤14が振動板11に付着せず、
振動板11が所期通りの変位、振動を起こすように、圧
力室2の上面と振動板11の下面との距離を拡げる役割
を持つ。但し、振動板と共通電極は別体となっていても
よい。
上方に位置する個別電極3、この個別電極3の直下に位
置する強誘電体膜10、この強誘電体膜10の圧電効果
により変位し振動する振動板11とを有する。振動板1
1は、導電性物質で形成されていて、各圧力室2で共通
する共通電極(第1の電極)を兼用する。さらに、アク
チュエータ部Bは、各圧力室2の相互を区画する区画壁
2aの上方に位置する縦壁13を持つ。なお、同図中、
14は圧力室部品Aとアクチュエータ部Bとを接着する
接着剤である。各縦壁13は、接着剤14を用いた接着
時に、一部の接着剤14が区画壁2aの外方にはみ出し
た場合にも、この接着剤14が振動板11に付着せず、
振動板11が所期通りの変位、振動を起こすように、圧
力室2の上面と振動板11の下面との距離を拡げる役割
を持つ。但し、振動板と共通電極は別体となっていても
よい。
【0030】そして、個別電極3、強誘電体膜10およ
び共通電極11で強誘電体素子が構成されている。
び共通電極11で強誘電体素子が構成されている。
【0031】なお、個別電極3は例えばPt(白金)
で、強誘電体膜10は例えばチタン酸ジルコン酸鉛(P
ZT)で、振動板兼共通電極11は例えばCr(クロ
ム)、Mo(モリブデン)またはTa(タンタル)で、
形成されている。また、個別電極3は厚さ0.1〜0.
5μmに、強誘電体膜10は厚さ1〜6μmに、振動板
兼共通電極11は厚さ2〜15μmに、各々成膜されて
いる。
で、強誘電体膜10は例えばチタン酸ジルコン酸鉛(P
ZT)で、振動板兼共通電極11は例えばCr(クロ
ム)、Mo(モリブデン)またはTa(タンタル)で、
形成されている。また、個別電極3は厚さ0.1〜0.
5μmに、強誘電体膜10は厚さ1〜6μmに、振動板
兼共通電極11は厚さ2〜15μmに、各々成膜されて
いる。
【0032】なお、ここでは振動板は共通電極と兼用と
したが、別々の部材で構成しても構わない。その場合、
振動板は導電性の材料で形成しても、絶縁性の材料で形
成してもどちらでも構わない。また振動板側の電極を個
々の強誘電体膜に対応する個別電極とし、反対側の電極
を共通電極としてもよい。
したが、別々の部材で構成しても構わない。その場合、
振動板は導電性の材料で形成しても、絶縁性の材料で形
成してもどちらでも構わない。また振動板側の電極を個
々の強誘電体膜に対応する個別電極とし、反対側の電極
を共通電極としてもよい。
【0033】さらにアクチュエータ部Bを構成する、個
別電極3,強誘電体膜10,振動板11,共通電極(こ
こでは振動板11と兼用)は全てスパッタリングやCV
D等の真空成膜技術やゾルゲル法などで形成されること
が好ましい。これらの方法を用いることにより、各構成
部位への異物の混入を最小限に抑制することができ、電
極間の短絡等を製造方法の面からも抑制することができ
るようになり、本願発明との相乗効果により、インクジ
ェットヘッド全体の信頼性の向上が可能になる。
別電極3,強誘電体膜10,振動板11,共通電極(こ
こでは振動板11と兼用)は全てスパッタリングやCV
D等の真空成膜技術やゾルゲル法などで形成されること
が好ましい。これらの方法を用いることにより、各構成
部位への異物の混入を最小限に抑制することができ、電
極間の短絡等を製造方法の面からも抑制することができ
るようになり、本願発明との相乗効果により、インクジ
ェットヘッド全体の信頼性の向上が可能になる。
【0034】ここで、アクチュエータ部を駆動するイン
クジェットヘッドドライバの構成を図5に示す。
クジェットヘッドドライバの構成を図5に示す。
【0035】図示するように、インクジェットヘッドド
ライバ20は、アクチュエータ部Bに電源部23からの
駆動電流を給電してアクチュエータ部Bを変位駆動する
スイッチング部21、および所定値以上の電流に対して
はスイッチング部21に流れる電流を制限する電流制限
手段22から構成されている。インクジェットヘッドド
ライバ20の両端の電位差をE、流れる電流をIとする
と、オン抵抗RonはRon=E/Iで定義される。そ
して、スイッチング部21は、相互に並列接続された第
1のスイッチ21aおよび第2のスイッチ21bとから
なる。また、電流制限手段22はスイッチング部21に
対して直列接続されている。電流制限手段22の一例と
して、図9に示すようにトランジスタを用いて電流を制
限することが可能である。また、トランジスタとオペア
ンプを組み合わせることで高精度の電流制限が可能であ
る。
ライバ20は、アクチュエータ部Bに電源部23からの
駆動電流を給電してアクチュエータ部Bを変位駆動する
スイッチング部21、および所定値以上の電流に対して
はスイッチング部21に流れる電流を制限する電流制限
手段22から構成されている。インクジェットヘッドド
ライバ20の両端の電位差をE、流れる電流をIとする
と、オン抵抗RonはRon=E/Iで定義される。そ
して、スイッチング部21は、相互に並列接続された第
1のスイッチ21aおよび第2のスイッチ21bとから
なる。また、電流制限手段22はスイッチング部21に
対して直列接続されている。電流制限手段22の一例と
して、図9に示すようにトランジスタを用いて電流を制
限することが可能である。また、トランジスタとオペア
ンプを組み合わせることで高精度の電流制限が可能であ
る。
【0036】ここで、本実施の形態において電流制限手
段22は、たとえば18mA以上の電流でオン抵抗が上
昇してスイッチング部21に流れる電流を制限するよう
になっている。すなわち、図6に示すように、従来のイ
ンクジェットヘッドドライバでは電流値にかかわらずオ
ン抵抗は一定であるのに対して、本願のインクジェット
ヘッドドライバでは、たとえば18mAを閾値として、
それ以下の正常電流時ではオン抵抗が低く一定である
が、それ以上の電流、つまり異常電流に対してはオン抵
抗が急激に上昇するようになっている。そして、電流制
限手段22がこのような特性を有することから、オン抵
抗が上昇した領域では電流が流れにくくなって定電流値
となるので、スイッチング部21には過大な異常電流は
流れない。
段22は、たとえば18mA以上の電流でオン抵抗が上
昇してスイッチング部21に流れる電流を制限するよう
になっている。すなわち、図6に示すように、従来のイ
ンクジェットヘッドドライバでは電流値にかかわらずオ
ン抵抗は一定であるのに対して、本願のインクジェット
ヘッドドライバでは、たとえば18mAを閾値として、
それ以下の正常電流時ではオン抵抗が低く一定である
が、それ以上の電流、つまり異常電流に対してはオン抵
抗が急激に上昇するようになっている。そして、電流制
限手段22がこのような特性を有することから、オン抵
抗が上昇した領域では電流が流れにくくなって定電流値
となるので、スイッチング部21には過大な異常電流は
流れない。
【0037】これにより、異常電流によるインクジェッ
トヘッドドライバ20の破壊が防止されるとともに、イ
ンクジェットヘッドドライバ20が正常に復旧した後は
正常レベルの電流が給電されるので、正常な印字が可能
になる。
トヘッドドライバ20の破壊が防止されるとともに、イ
ンクジェットヘッドドライバ20が正常に復旧した後は
正常レベルの電流が給電されるので、正常な印字が可能
になる。
【0038】ここで、電流制限部22により、たとえば
アクチュエータ部Bの最大定格未満となる電流を閾値と
して、あるいは電流制限手段22の抵抗分R1とスイッ
チング部21の抵抗分R2に電流Iが流れることで発生
する損失(I・I・(R1+R2))での温度上昇がイ
ンクジェットヘッドドライバ20の動作保証温度未満と
なる電流を閾値として、インクジェットヘッドドライバ
20のオン抵抗が上昇するように設定することができ
る。
アクチュエータ部Bの最大定格未満となる電流を閾値と
して、あるいは電流制限手段22の抵抗分R1とスイッ
チング部21の抵抗分R2に電流Iが流れることで発生
する損失(I・I・(R1+R2))での温度上昇がイ
ンクジェットヘッドドライバ20の動作保証温度未満と
なる電流を閾値として、インクジェットヘッドドライバ
20のオン抵抗が上昇するように設定することができ
る。
【0039】ここで、アクチュエータ部Bに印加される
駆動電圧Vampの波形と、この駆動電圧Vampによ
り流れる電流Ipの波形を図7に示す。
駆動電圧Vampの波形と、この駆動電圧Vampによ
り流れる電流Ipの波形を図7に示す。
【0040】図示するように、駆動電圧Vampにより
流れる電流Ipには、アクチュエータ部Bからの放電電
流Iaと、アクチュエータ部Bへの充電電流Ibとが含
まれる。そして、前述した第1のスイッチ21aは放電
時にオンする制御信号が入力され、第2のスイッチ21
bは充電時にオンする制御信号が入力されるようになっ
ている。したがって、放電電流Iaは第1のスイッチ2
1aを流れ、充電電流Ibは第2のスイッチ21bを流
れ、電流制限手段22には放電電流Iaと充電電流Ib
の両方が流れることになる。
流れる電流Ipには、アクチュエータ部Bからの放電電
流Iaと、アクチュエータ部Bへの充電電流Ibとが含
まれる。そして、前述した第1のスイッチ21aは放電
時にオンする制御信号が入力され、第2のスイッチ21
bは充電時にオンする制御信号が入力されるようになっ
ている。したがって、放電電流Iaは第1のスイッチ2
1aを流れ、充電電流Ibは第2のスイッチ21bを流
れ、電流制限手段22には放電電流Iaと充電電流Ib
の両方が流れることになる。
【0041】電流制限手段22は、定常時に抵抗分R1
に放電電流Iaと充電電流Ibが流れることでの損失
((Ia+Ib)・(Ia+Ib)・R1)による発熱
を生じる。そして、一般的には異常電流が流れる現象が
発生するのは充電時の場合がほとんどである。
に放電電流Iaと充電電流Ibが流れることでの損失
((Ia+Ib)・(Ia+Ib)・R1)による発熱
を生じる。そして、一般的には異常電流が流れる現象が
発生するのは充電時の場合がほとんどである。
【0042】そこで、図8に示すように、電流制限手段
22を第2のスイッチ21bと直列接続して第1のスイ
ッチ21aと並列接続すれば、つまり電流制限手段22
を充電時にオンとなる第2のスイッチ21bのラインに
入れれば、電流制限手段22を流れる電流は充電電流I
bのみとなるので、電流制限手段22の発熱を低減する
ことができる。これによりインクジェットヘッドドライ
バ20自体の発熱の低減を図ることができる。
22を第2のスイッチ21bと直列接続して第1のスイ
ッチ21aと並列接続すれば、つまり電流制限手段22
を充電時にオンとなる第2のスイッチ21bのラインに
入れれば、電流制限手段22を流れる電流は充電電流I
bのみとなるので、電流制限手段22の発熱を低減する
ことができる。これによりインクジェットヘッドドライ
バ20自体の発熱の低減を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電流制
限手段によりスイッチング部には異常電流が流れなくな
るので、異常電流によるインクジェットヘッドドライバ
の破壊が防止されるとともに、インクジェットヘッドが
正常に復旧した後は正常レベルの電流が給電されて正常
な印字が可能になるという有効な効果が得られる。
限手段によりスイッチング部には異常電流が流れなくな
るので、異常電流によるインクジェットヘッドドライバ
の破壊が防止されるとともに、インクジェットヘッドが
正常に復旧した後は正常レベルの電流が給電されて正常
な印字が可能になるという有効な効果が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態である強誘電体素子が用
いられたインクジェット式記録装置の全体概略構成を示
す斜視図
いられたインクジェット式記録装置の全体概略構成を示
す斜視図
【図2】図1のインクジェット式記録装置におけるイン
クジェットヘッドの全体構成を示す断面図
クジェットヘッドの全体構成を示す断面図
【図3】図2の要部を示す斜視図
【図4】図2のインクジェットヘッドのアクチュエータ
部の構成を示す断面図
部の構成を示す断面図
【図5】図4のアクチュエータ部を駆動するインクジェ
ットヘッドドライバの構成の一例を示す説明図
ットヘッドドライバの構成の一例を示す説明図
【図6】図5のインクジェットヘッドドライバにおける
電流値とオン抵抗値との関係を従来との比較で示すグラ
フ
電流値とオン抵抗値との関係を従来との比較で示すグラ
フ
【図7】図4のアクチュエータ部に印加される駆動電圧
波形とこの駆動電圧により流れる電流波形を示す説明図
波形とこの駆動電圧により流れる電流波形を示す説明図
【図8】図4のアクチュエータ部を駆動するインクジェ
ットヘッドドライバの構成の他の一例を示す説明図
ットヘッドドライバの構成の他の一例を示す説明図
【図9】本発明の一実施の形態における電流制限手段の
構成の一例を示す説明図
構成の一例を示す説明図
20 インクジェットヘッドドライバ
21 スイッチング部
21a 第1のスイッチ
21b 第2のスイッチ
22 電流制限手段
B アクチュエータ部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 松尾 英俊
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 2C057 AF99 AR03 AR20 BA03 BA14
Claims (8)
- 【請求項1】アクチュエータ部を駆動して圧電効果によ
りノズル部からインクを吐出させるインクジェットヘッ
ドドライバであって、 前記アクチュエータ部に駆動電流を給電して当該アクチ
ュエータ部を変位駆動するスイッチング部と、 所定値以上の電流に対しては前記スイッチング部に流れ
る電流を制限する電流制限手段とを有することを特徴と
するインクジェットヘッドドライバ。 - 【請求項2】前記電流制限手段により、所定値以上の電
流でオン抵抗が上昇して前記スイッチング部に流れる電
流を制限することを特徴とする請求項1記載のインクジ
ェットヘッドドライバ。 - 【請求項3】前記電流制限手段により、前記アクチュエ
ータ部の最大定格未満となる電流を閾値としてオン抵抗
が上昇することを特徴とする請求項2記載のインクジェ
ットヘッドドライバ。 - 【請求項4】前記電流制限手段により、当該電流制限手
段の抵抗分とスイッチング部の抵抗分に電流が流れるこ
とで発生する損失での温度上昇がインクジェットヘッド
ドライバの動作保証温度未満となる電流を閾値としてオ
ン抵抗が上昇することを特徴とする請求項2記載のイン
クジェットヘッドドライバ。 - 【請求項5】前記スイッチング部は、前記アクチュエー
タ部の放電時に導通状態となる第1のスイッチ、および
当該第1のスイッチと並列接続されて前記アクチュエー
タの充電時に導通状態となる第2のスイッチから構成さ
れていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に
記載のインクジェットヘッドドライバ。 - 【請求項6】前記電流制限手段は前記スイッチング部に
対して直列接続されていることを特徴とする請求項5記
載のインクジェットヘッドドライバ。 - 【請求項7】前記電流制限手段は前記第2のスイッチと
直列接続されて前記第1のスイッチと並列接続されてい
ることを特徴とする請求項5記載のインクジェットヘッ
ドドライバ。 - 【請求項8】請求項1〜7の何れか一項に記載のインク
ジェットヘッドドライバとインクジェットヘッドと記録
媒体とを相対移動させる移動手段が用いられていること
を特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355629A JP2003154647A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | インクジェットヘッドドライバおよびそれを用いたインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355629A JP2003154647A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | インクジェットヘッドドライバおよびそれを用いたインクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003154647A true JP2003154647A (ja) | 2003-05-27 |
Family
ID=19167308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001355629A Pending JP2003154647A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | インクジェットヘッドドライバおよびそれを用いたインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003154647A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006096034A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-04-13 | Brother Ind Ltd | 溝付き振動板及び圧電層を有する圧電アクチュエータ、液体移送装置及びその製造方法 |
JP2010076312A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Fujifilm Corp | 液体吐出ヘッド駆動回路及び液体吐出ヘッド駆動回路の保護方法 |
JP2010241110A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-10-28 | Fujifilm Corp | インクジェットプリントヘッド用短絡保護装置 |
JP2011131606A (ja) * | 2011-04-04 | 2011-07-07 | Brother Industries Ltd | インクジェットプリンタ |
JP2011131607A (ja) * | 2011-04-04 | 2011-07-07 | Brother Industries Ltd | インクジェットプリンタ |
US7997672B2 (en) | 2006-07-31 | 2011-08-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet recording apparatus |
JP2017528352A (ja) * | 2014-09-29 | 2017-09-28 | 船井電機株式会社 | プリントヘッドおよびインクジェットプリンタ |
-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001355629A patent/JP2003154647A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006096034A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-04-13 | Brother Ind Ltd | 溝付き振動板及び圧電層を有する圧電アクチュエータ、液体移送装置及びその製造方法 |
US7997672B2 (en) | 2006-07-31 | 2011-08-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet recording apparatus |
JP2010076312A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Fujifilm Corp | 液体吐出ヘッド駆動回路及び液体吐出ヘッド駆動回路の保護方法 |
JP2010241110A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-10-28 | Fujifilm Corp | インクジェットプリントヘッド用短絡保護装置 |
US8573750B2 (en) | 2008-10-30 | 2013-11-05 | Fujifilm Corporation | Short circuit protection for inkjet printhead |
JP2011131606A (ja) * | 2011-04-04 | 2011-07-07 | Brother Industries Ltd | インクジェットプリンタ |
JP2011131607A (ja) * | 2011-04-04 | 2011-07-07 | Brother Industries Ltd | インクジェットプリンタ |
JP2017528352A (ja) * | 2014-09-29 | 2017-09-28 | 船井電機株式会社 | プリントヘッドおよびインクジェットプリンタ |
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