JP2003154012A - 留置管状体の固定具 - Google Patents

留置管状体の固定具

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JP2003154012A
JP2003154012A JP2002238936A JP2002238936A JP2003154012A JP 2003154012 A JP2003154012 A JP 2003154012A JP 2002238936 A JP2002238936 A JP 2002238936A JP 2002238936 A JP2002238936 A JP 2002238936A JP 2003154012 A JP2003154012 A JP 2003154012A
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Ryuichi Urakawa
隆一 浦川
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Terumo Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/02Holding devices, e.g. on the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/02Holding devices, e.g. on the body
    • A61M2025/028Holding devices, e.g. on the body having a mainly rigid support structure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に、確実に、そして強固に留置カテーテ
ル等の留置管状体の固定を行なうことができる固定具を
提供する。 【解決手段】 カテーテル等の留置管状体をスリット5
を介して保持部3の内腔4に挿通させた後に、開口部2
5を介してカバー部20を保持部3に覆い被せ、カバー
部20の内腔部22に保持部3を収容することにより、
カバー部20が保持部3を圧迫するので、保持部3の内
腔4が適度に収縮して、留置管状体の固定することがで
きる固定具1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体内へ挿入留置し
て輸液の注入や体液の循環、排液の排出等に用いられる
留置カテーテル等の留置管状体を、体表面に固定するた
めの固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、留置カテーテルやチューブなどの
留置管状体による治療や診断が広く利用されている。こ
れらの留置管状体は一つあるいは複数のルーメン(内
腔)を有するものであり、体内への薬液の注入、あるい
は体外への廃液等に用いられている。このようなものと
して、汎用のディスポーザブルの留置管状体としては導
尿カテーテル、経腸栄養カテーテル、胆管カテーテル、
胃管カテーテル、気管支チューブ、中心静脈カテーテ
ル、排液用チューブ、吸引カテーテル等があげられる。
また高機能カテーテルとしては血管造影用カテーテル、
心臓カテーテル、血管拡張カテーテル、血栓除去用カテ
ーテル、硬膜外カテーテル、内視鏡カテーテル等があげ
られる。さらに、内腔を有し薬液や体液の送排出に用い
られる輸液ライン等のチューブなどがあげられる。
【0003】上述した様な留置カテーテル等の内腔を有
する留置管状体を体内に留置する場合、その留置カテー
テル等の固定手段としては、患者の体表面に留置カテー
テル等をテープ等で固定する手段、体表面より外側にあ
る留置カテーテル等を縫合糸によって結紮し皮膚に縫い
つける手段、皮下トンネルを作製しその場所にカフ付き
の留置カテーテル等を挿入する手段等が挙げられる。
【0004】しかし、テープで固定する手段は簡便であ
るが、万一留置カテーテル等に不慮の外力が加わった場
合、留置カテーテル等がずれてしまう危険性があった。
また、留置カテーテル等を縫合糸によって皮膚に直接縫
いつけてしまう手段も簡便ではあるが、糸を巻き付けた
部分に応力が集中し留置カテーテル等が折れ曲がりキン
クしてしまったり、また留置カテーテル等の内腔を閉塞
してしまったりする恐れがある。皮下トンネルを作製す
る手段は、確実ではあるが、留置の手技が煩雑となり、
一般的に通常用いられている高カロリー輸液用の留置カ
テーテルとしてはあまり用いられない。
【0005】さらに、上述した問題点を解決する手段と
して、皮膚固定可能な翼状部を有し、且つ留置カテーテ
ル等が挿通させたゴム状の柔軟な円筒状の保持部材に、
その上から硬質のカバー部材を被せ、留置カテーテル等
を押圧して固定し留置カテーテルを前後の移動を妨ぐこ
とができるような2つの部材からなる固定具が市販され
ている。この様な固定具では比較的簡単に留置カテーテ
ル等を固定することが可能となる。しかしながら、この
ような固定具では、例えば、使用前には保持部材とそれ
を被う硬質のカバー部材との2つの部材が一緒に包装さ
れているが、輸送時の振動等や取り出すときの勢いによ
って使用時にバラバラになってしまう可能性がある。
【0006】また、このようにに2つの部材が各々独立
している固定具では、術者はカバー部材を保持部材の適
正な位置関係に被せなければならないが、これを怠った
場合には、ずれた位置関係でカバー部を保持部に被せる
ため、必要以上に保持部材の内腔を径縮して留置カテー
テル等の内腔を潰してしまったり、逆に、カバー部材が
外れやすくなったり、また固定力を低減してしまったり
する。
【0007】さらにはこのように部材が2つ以上ある場
合においては、術者は片手で作業できず両手を用いて確
実に双方の部材を持たねばならないため作業全体に遅れ
を生じ、また不慮の操作によってどちらか片方の部材が
床に落ちてしまったりして不潔となる可能性を否定でき
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点を解決し、不慮の外力が加わった場合に
留置カテーテル等の前後の移動(ずれ)を防ぎ、留置カ
テーテル等を固定する際に留置カテーテル等の内腔を押
しつぶすことなく、患者の皮膚表面に確実に固定でき、
簡便に操作できる固定具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明により達成される。
【0010】(1)本発明は、留置カテーテル等の留置
管状体を固定するための固定具において、長手方向に設
けられたスリットを有する円筒状の保持部と、長手方向
に延びる開口部を介して設けられた内腔部を有するカバ
ー部と、前記保持部と前記カバー部を連結する連結部
と、前記保持部又は前記カバー部の少なくとも一方に、
長手方向に対し垂直に設けられた翼状部とからなり、前
記カバー部は、前記開口部を介して前記内腔部内に前記
保持部を挿入することによって、前記保持部と嵌合する
ものであって、前記カバー部は、その長手方向が前記保
持部の長手方向とほぼ平行で、かつ前記連結部が折り曲
がることで前記保持部と嵌合する位置に設けられている
ことを特徴とする留置管状体の固定具である。
【0011】ここで、ほぼ平行とは、前記保持部の長手
軸とカバー部の長手軸とが交わることがないことをいう
が、後述するとおり、前記保持部の長手軸とカバー部の
長手軸とが交わる場合であっても、前記カバー部の長手
軸を軸回転させるようにしながら前記保持部の方向に移
動させると、前記開口部を介して前記カバー部を前記保
持部に覆い被せることができる範囲であれは、その範囲
を含むことをいう。
【0012】(2)本発明は、前記連結部は前記保持部
の長手方向に対し垂直方向に延びるように設けられてい
ることを特徴とする上記(1)に記載の留置管状体の固
定具である。
【0013】(3)本発明は、前記保持部と前記連結部
とが可撓性材料からなることを特徴とする上記(1)乃
至(2)に記載の留置管状体の固定具である。
【0014】(4)本発明は、前記カバー部は硬質材料
からなることを特徴とする上記(1)乃至(3)に記載
の留置管状体の固定具である。
【0015】(5)本発明は、前記保持部、前記連結
部、及び前記カバー部とが可撓性材料により一体成形さ
れ、前記カバー部には肉厚部が設けられていることを特
徴とする上記(1)乃至(3)に記載の留置管状体の固
定具である。
【0016】(6) 留置管状体を固定するための固定
具であって、長手方向に延びるスリットを有する筒状の
保持部と、前記保持部の長手方向に対してほぼ垂直に設
けられ、貫通孔を有する翼状部と、前記保持部の内面に
設けられ、長手方向に延びる溝部とを備えていることを
特徴とする留置管状体の固定具である。
【0017】(7) 前記溝部は、前記スリットに対し
てほぼ対向する位置に設けられている上記(6)に記載
の留置管状体の固定具である。(8) 前記保持部は、
前記溝部の裏側付近の外面に長手方向に延びる空隙部を
有する上記(6)または(7)のいずれかに記載の留置
管状体の固定具である。
【0018】(9) 前記保持部は、前記スリットの位
置で外面の一部が削られるように形成された凹状部を有
する上記(6)ないし(8)のいずれかに記載の留置管
状体の固定具である。
【0019】(10) 前記留置管状体の固定具は、さ
らに、長手方向に延びる開口部を介して設けられた内腔
部を有するカバー部と、前記保持部と前記カバー部とを
ほぼ平行に位置するように連結する連結部とを備えてお
り、前記連結部を折り曲げることにより、前記カバー部
の開口部を介して内腔部内に前記保持部が収容されるよ
うに構成されており、前記カバー部は、前記連結部を折
り曲げたときに、前記翼状部の貫通孔と重なる連通孔を
有する拡張部を備えている上記(6)ないし(9)のい
ずれかに記載の留置管状体の固定具である。
【0020】前記保持部を構成する材料としては、可撓
性材料からなることが望ましく、留置カテーテルなどの
留置管状体よりも軟質な高分子エラストマーが好適であ
る。この様な高分子エラストマーを用いることによっ
て、留置カテーテル等の留置管状体を十分に押圧し固定
が可能となり、また患者の体表面に対して違和感を与え
ないためである。
【0021】上述した高分子エラストマーとしては、使
用温付近でゴム弾性を有するものが好適であり、例え
ば、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ
ペンタジエン、ポリヘキサジエン、ポリヘプタジエン、
ポリクロロプレン等のジエン系の重合体あるいは共重合
体が、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合
体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系の
重合体あるいは共重合体が、オルガノシロキサン等のシ
リコーンゴム、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等の
ものが挙げられる。
【0022】これらの材料の硬度は、留置カテーテル等
の留置管状体よりも低硬度であることが望ましい。留置
カテーテル等の留置管状体よりも高硬度である場合は、
押圧することによって留置カテーテル等を変形させ、内
腔をつぶしてしまう恐れがあるためである。
【0023】前記カバー部を構成する材料として、前記
保持部を構成する材料よりも硬い硬質材料を用いること
ができる。これにより、カバー部を保持部に覆い被せた
際に、カバー部が保持部を圧迫することにより保持部の
径が適度に収縮し、留置カテーテル等の留置管状体を保
持することができる。
【0024】上述した硬質材料としては、例えば、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリオキシメチレン等のものが挙
げられる。
【0025】また、前記カバー部を構成する材料とし
て、前記保持部を構成する材料と同様な可撓性材料を用
いることもできる。これにより、保持部、連結部及びカ
バー部とを射出成形により一体に形成することができ
る。この場合、カバー部の変形を可能な限り防ぐため、
カバー部材の肉厚を厚めにすることや肉厚部を設けるこ
とで、カバー部を保持部に覆い被せた際に、その部分が
保持部を圧迫することにより保持部の径が適度に収縮
し、留置カテーテル等の留置管状体を保持することがで
きる。
【0026】上述した高分子エラストマー及び硬質な材
料は、着色したり、カラーコード化しても良い。また上
述した高分子エラストマー及び硬質な材料には、抗菌剤
を含有し、あるいは表面処理により抗菌作用を付与して
も良い。このとき用いることができる抗菌剤としては、
クロルヘキシジン、クロルヘキシジングルコン酸、ポリ
ヘキサメチレンビグアジニン等のビグアニド化合物、エ
リスロマイシン、オキシテトラサイクリン、テトラサイ
クリン、クロラムフェニコール、フシジン酸、ミカマイ
シン、カナマイシン、ゲンタマイシン、フラジオマイシ
ン、クラミシジン、ストレプトマイシン、ポリミキシ
ン、コリスチン、バシトラシン等の抗生物質、ベンゼト
ニウム、ベンザルコニウム、ラウリル硫酸、アルキルポ
リアミノエチルグリシン、脂肪酸、安息香酸、ソルビン
酸、カプリル酸等の表面活性を有する化合物、トリクロ
サン等のエーテル類、フェノール、ヘキサクロロフェ
ン、レゾルシン等のフェノール誘導体、1,2−ベンゾ
チアゾロン等のイソチアゾロン系化合物、ホウ酸、ホウ
砂等のホウ酸化合物、ヨウ素、ヨードホルム等のヨウ素
化合物、金、銀、銅、水銀等の金属類、チメロサール、
メチロブロミン等の金属化合物、アクリノール、メチル
ロザリニン等の抗菌色素化合物、酢酸マフェニド、スル
ファジアジン、スルフィソミジン、スルファメトキサゾ
ール、等のサルファ剤等、キチン、キトサン等の多糖
類、4級アンモニウム塩等が用いることが可能である。
さらに上記化合物のナトリウム塩、カリウム塩、マグネ
シウム塩、カルシウム塩、塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩、グ
ルコン酸塩等の誘導体があげられる。
【0027】
【本発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発
明の固定具の好適な実施の形態について説明する。
【0028】<実施形態1>図1は、本発明の留置カテ
ーテル等の留置管状体を皮膚に固定するための固定具の
一例を示す斜視図である。固定具1は、それぞれ別部材
からなる固定部2とカバー部20とが連結されてなるも
のである。固定具1の固定部2は、留置カテーテル等の
留置管状体40(図5参照)を保持するための円筒状の
保持部3と、皮膚への固定を行う一対の翼状部6を有し
ている。
【0029】保持部3には留置管状体40を挿通可能な
内腔4と、留置管状体40を内腔4に導入するためのス
リット5が設けられている。スリット5の位置は、図1
に示すような上面側(皮膚接触面の反対側)とは限らな
くても良く、皮膚接触面側に設けていても構わない。
【0030】内腔4は留置管状体40と同径かあるいは
やや小さめに形成されている。また、翼状部6は、皮膚
への固定の安定性を高めるために、保持部3の長手方向
に対し垂直に併設されている。
【0031】カバー部20は、硬質材料からなり、開口
部25を介して保持部3を覆い被せることが可能な大き
さの内腔22(内腔部22)を長手方向に有している。
この内腔22は保持部3の外径よりもやや小さめに形成
されており、スリット5を塞ぐ方向に移動させ、かつ保
持部3の径を縮めるように圧迫し、留置カテーテル等留
置管状体40を確実に保持し固定する。また切り欠き部
21を設けることで、翼状部6が存在しても保持部3を
深く被うことができる。
【0032】この固定部2とカバー部20と連結する手
段としては、図2から図4に示されるように、一対の保
持部3の長手方向に対し垂直に延びる連結部10と、そ
の先に設けられたリング部8を備えた係合部11、及び
カバー部20の側面に突起部23の嵌合により行われ
る。
【0033】突起部23には、より確実な嵌合を実現す
るために、突起部23の先端側に止め部24に設けら
れ、リング部8が容易に取れないようになっている。突
起部23の外径とリング部8の内径9は、ほぼ同じに形
成されているか、あるいは内径9が僅かに大きめに形成
されていることが望ましい。また、これらの係合を容易
にするためには突起部23の先端側がリング部8の内径
9よりもやや小さめになるように、R形状、あるいはテ
ーパー形状をなしていることが望ましい。
【0034】このリング部8を有する係合部11と突起
部23は一組であっても、ほぼその機能を果たすが、保
持部3の中心軸とカバー部20の中心軸がほぼ平行とな
り、且つ、位置ずれを確実に起こさないようにするため
に、2組以上設けられていることが望ましい。
【0035】固定具1を皮膚に固定する方法としては、
縫合糸で皮膚と翼状部6を縫いつける方法があげられ
る。具体的には、翼状部6に縫合糸挿通穴(貫通孔)7
を設け、ここに縫合糸を通し、皮膚と縫い合わせること
により行なわれる。また、皮膚への固定方法としては、
翼状部6の底面に粘着剤を付与して、その粘着剤を介し
て固定するものであっても良い。
【0036】以下、固定具1の使用方法を説明する。ま
ず、スリット5を介して体内に挿入された留置カテーテ
ル等の留置管状体40を内腔4に挿通させる。次いで、
適切な位置に固定具1を移動させる必要がある場合は、
固定具1を適正な固定部位まで移動させる。
【0037】その後、固定具1のカバー部20を軸回転
させるようにしながら保持部3の方向に移動させ、開口
部25を介して保持部3に覆い被せる。これによって、
カバー部が保持部を圧迫することにより保持部の径が適
度に収縮し、留置カテーテル等の留置管状体を保持する
ことができる。保持部3の径を収縮させ、留置カテーテ
ル等の留置管状体40を固定する。この時の状態を図5
に示す。
【0038】最後に、縫合糸挿通穴7に縫合糸を挿通さ
せ皮膚に直に縫いつけたり、あるいはスタットロック
(VENETEC社製)の様なものに挿通させて皮膚に
固定する。
【0039】<実施形態2>図6は、本発明の留置カテ
ーテル等の留置管状体を皮膚に固定するための固定具の
一例を示す斜視図である。固定具30は、可撓性材料か
らなり肉厚に形成されたカバー部31を有し、カバー部
31は翼状部6に接続する連結部35を介して保持部3
と一体に成形されている。つまり、翼状部6が連結部3
5の一部を兼ねる。
【0040】カバー部31の内腔32(内腔部32)は
保持部3の外径よりやや小さめに形成されている。開口
部36は保持部3の外径よりも小さく開口しているが、
この開口部36はカバー部31が可撓性材料からなるこ
とによる微少な変形により保持部3を挿通可能な程度に
開口することできる。また、カバー部31には、切り欠
き部33を設けることで、翼状部6が存在しても保持部
3を深く被うことができる。
【0041】カバー部31には肉厚部34を設けること
で、外力に対する変形が起こりにくくなるため、保持部
3の径を収縮させ留置カテーテル等の留置管状体40を
適切に固定することが可能となる。固定具30におい
て、その他の構成は、上述した実施形態1の固定具1と
同様な構成を有する。
【0042】なお、カバー部31の変形を更に起こしに
くくするために、保持部3の肉厚部34以外の部分の外
径を小さく、即ち肉厚を薄くすることによって肉厚部3
4にかかる応力を最小限にすることもできる。
【0043】固定具30は、上述した各構成部分を一体
成形したものである。一体成形の方法としては、同一材
料を使用し射出成形する方法や、また同一材料あるいは
異なる材料からなる各構成部分を接着や融着などにより
一体化する方法などがあげられる。
【0044】また、図6に示されるように保持部3の前
後の延長方向に保持部延長部分12a,12bを設けて
もよい。保持部延長部分12a,12bにより留置管状
体の保持がさらに安定するためである。
【0045】さらに、保持部2と保持部延長部分12
a,12bとの間にその外径よりも小さめに形成された
小径部13a,13bを設けてもよい。小径部13a,
13bにより縫合糸の糸かけが可能となり、翼状部6と
相まって留置カテーテル等の留置管状体40を皮膚にさ
らに強固に固定できる。なお、保持部延長部分や小径部
は上述した実施形態1における固定具1にも設けること
もできる。
【0046】<実施形態3>次に、本発明の実施形態3
に係わる固定具について説明する。なお、上述の実施形
態1および実施形態2に係わる固定具と同様な構成につ
いては、詳細な説明を省略し、異なる構成や使用方法に
ついて主に説明する。図7は、本発明の実施形態3に係
わる固定具の斜視図である。また、図8は、本発明の実
施形態3に係わる固定具における保持部の断面図であ
る。
【0047】実施形態3に係わる固定具50は、上述し
たようなカテーテル等の留置管状体を固定するための固
定具であって、長手方向に延びるスリット5を有する筒
状の保持部3と、保持部3の長手方向に対してほぼ垂直
に設けられ、貫通孔7を有する翼状部6と、保持部3の
内面(内腔面)に設けられ、長手方向に延びる溝部51
とを備えている。
【0048】図示されているように保持部3は、ほぼ円
筒状の形状をなしている。保持部3の形状は、筒状をな
すものであればよく、これに限らず、多角形等でもよい
が、患者の体表面に設置、固定されるものであるため、
丸みをおびた形状であることが好ましい。保持部3の内
腔4は、カテーテル等の留置管状体の外周(外径)と同
じ大きさか、やや小さめに形成されており、保持部3の
内腔4にカテーテルを収容したときに、カテーテルが長
手方向に簡単にズレないようになっている。
【0049】保持部3におけるスリット5は、内腔4の
内周(内径)よりもさらに小さく形成されているため、
翼状部6を把持してスリット5を左右に開いた状態で、
保持部3の内腔4内にカテーテルが収容される。このた
め、固定具50は、溝部51を備えることにより、小さ
い力で容易にスリット5を左右に開くことができるの
で、カテーテルを保持部3の内腔4に収容する作業を容
易にかつ確実に行うことができる。
【0050】この実施形態の固定具50では、溝部51
はスリット5に対してほぼ対向する位置に設けられてい
る。これにより、スリット5を左右均等に開くことがで
きるので、カテーテルを保持部3の内腔4に収容する作
業を確実に行うことができる。このような実施形態に限
らず、溝部51は、スリット5の位置を溝部51に対し
て左右方向にズラすことにより、スリット5の位置と対
向しない位置にしてもよい。溝部51の位置をカバー部
31と反対側にズラすことにより、カテーテルを保持部
3に収容する際に、カバー部31が邪魔になることがな
い。
【0051】この実施形態の固定具50においては、保
持部3の外面における溝部51の裏側付近に長手方向に
延びる空隙部52を有している。具体的には、保持部3
の外面における溝部51の両側に近接して2つの空隙部
52が設けられており、また、溝部51の真裏には折り
曲げ溝53が設けられている。空隙部52および折り曲
げ溝53は、保持部3の一部分のみに設けられていても
よいが、保持部3の両端付近を除く保持部3のほぼ全長
にわたって長手方向に設けられていることが好ましい。
このように空隙部52もしくは空隙部52および折り曲
げ溝53が設けられていることにより、さらに小さい力
でスリット5を左右に開くことができるので、カテーテ
ルを保持部3の内腔4に収容する作業をより確実に行う
ことができる。
【0052】また、保持部3の形状としては、図9に示
すように保持部3のスリット5が形成された位置で、外
面の一部が削られるように形成された凹状部54を有す
るものであってもよい。このように固定具50は、凹状
部54を備えることにより、スリット5に合わせてカテ
ーテルを保持部3の上に置いて、凹状部54の位置でカ
テーテルを押さえ付けることにより、カテーテルを保持
部3の内腔4に収容することができる。このため、手指
によってスリット5を左右に開くことなく、簡単にカテ
ーテルを保持部3に収容することができる。
【0053】翼状部6は、固定具50を体表面(外皮)
に縫合糸等によって固定するための貫通孔7を有するも
のである。この実施形態の固定具50では、翼状部6
は、保持部3の外面におけるスリット5に対してほぼ対
向する位置に、保持部3の長手方向に対してほぼ垂直に
両側に延びるように形成されている。なお、翼状部6
は、スリット5の両側から保持部3の長手方向に対して
ほぼ垂直方向に延びるように形成されていてもよい。こ
のような実施形態については、別途説明する。一方の翼
状部6は、後述するように連結部35を折り曲げたとき
に拡張部55と重なるように構成されており、また、他
方の翼状部6の端部付近に後述するような連結部35が
設けられている。このため、片方の翼状部6は、連結部
35の一部を形成している。
【0054】固定具50は、長手方向に延びる開口部3
6を介して設けられた内腔部32を有するカバー部31
と、保持部3とカバー部31とをほぼ平行に位置するよ
うに連結する連結部35とを備えている。そして、連結
部35を折り曲げることにより、カバー部31の開口部
36を介して内腔部32内に保持部3が収容されるよう
に構成されている。
【0055】固定具50は、連結部35を有することに
より、保持部3とカバー部31とをほぼ平行に位置する
ように保持部3とカバー部31を連結しており、その状
態を維持することができる。また、連結部35は、折り
曲げることが可能な材料からなり、連結部35を折り曲
げたときには、カバー部31が保持部3と重なるように
なっている。ここで、連結部35としては、図7に示す
ような連結部35の端部から延びる2本の細長い板状の
部材からなるもの、図9に示すような連結部35の端部
付近の両側部から延びる2本の細長い板状の部材からな
るもののいずれであってもよい。
【0056】この実施形態の固定具50では、カバー部
31は、連結部35を折り曲げたときに、翼状部6の貫
通孔7と重なる連通孔56を有する拡張部55を備えて
いる。具体的には、上述したように連結部35を折り曲
げることにより、保持部3とカバー部31を重ね合わせ
たときに、翼状部6における貫通孔7と拡張部55にお
ける連通孔56の位置が一致するように、拡張部55は
カバー部31の一方の側面からカバー部31の長手方向
に対してほぼ垂直方向に延びるように設けられている。
【0057】これにより、固定具50を体表面(外皮)
に固定する際には、縫合糸を貫通孔7および連通孔56
に通して皮膚に固定に縫い合わせることができるので、
一旦、固定具50を患者に固定した後は、カバー部31
が保持部3から外れることがないので、患者にカテーテ
ルを確実に固定することができる。また、拡張部55に
おける連通孔56を細長い形状をなす孔(長孔)として
もよい。これにより、保持部3とカバー部31を重ね合
わせたときに、翼状部6における貫通孔7との位置合わ
せが容易になる。
【0058】<実施形態4>次に、本発明の実施形態4
に係わる固定具について説明する。なお、上述の実施形
態1、実施形態2および実施形態3に係わる固定具と同
様な構成については、詳細な説明を省略し、異なる構成
や使用方法について主に説明する。図10は、本発明の
実施形態4に係わる固定具の上面図である。また、図1
1は、本発明の実施形態4に係わる固定具における保持
部の断面図である。
【0059】実施形態4に係わる固定具60は、上述し
たようなカテーテル等の留置管状体を固定するための固
定具であって、長手方向に延びるスリット5を有する筒
状の保持部3と、保持部3の長手方向に対してほぼ垂直
に設けられ、貫通孔7を有する翼状部6と、保持部3の
内面(内腔面)に設けられ、長手方向に延びる溝部51
とを備えている。これにより、固定具60は、小さい力
で容易にスリット5を左右に開くことができるので、カ
テーテルを保持部3の内腔4に収容する作業を容易にか
つ確実に行うことができる。
【0060】この実施形態の固定具60では、溝部51
はスリット5に対してほぼ対向する位置に設けられてい
る。これにより、スリット5を左右均等に開くことがで
きるので、カテーテルを保持部3の内腔4に収容する作
業を確実に行うことができる。このような実施形態に限
らず、溝部51は、スリット5の位置を溝部51に対し
て左右方向にズラしてもよい。
【0061】翼状部6は、固定具60を体表面(外皮)
に縫合糸等によって固定するための貫通孔7を有するも
のである。この実施形態の固定具60では、翼状部6
(6a,6b)は、スリット5の両側から保持部3の長
手方向に対してほぼ垂直方向に延びるように形成されて
いる。具体的には、翼状部6a,6bは、スリット5か
ら傾斜部62を介して設けられている。このため、スリ
ット5への導入口が広くなるので、カテーテルを保持部
3の内腔4に収容する作業をさらに確実に行うことがで
きる。また、片方の翼状部6(6b)の端部に後述する
連結部35が設けられている。このため、片方の翼状部
6bは、連結部35の一部を形成している。
【0062】固定具60は、長手方向に延びる開口部3
6を介して設けられた内腔部32を有するカバー部31
と、保持部3とカバー部31とをほぼ平行に位置するよ
うに連結する連結部35とを備えている。そして、連結
部35を折り曲げることにより、カバー部31の開口部
36を介して内腔部32内に保持部3が収容されるよう
に構成されている。
【0063】固定具60は、連結部35を有することに
より、保持部3とカバー部31とをほぼ平行に位置する
ように保持部3とカバー部31を連結しており、その状
態を維持することができる。また、連結部35は、折り
曲げることが可能な材料からなり、連結部35を折り曲
げたときには、カバー部31が保持部3と重なるように
なっている。
【0064】この実施形態の固定具60では、カバー部
31は、連結部35を折り曲げたときに、翼状部6の貫
通孔7(7a,7b)と重なる連通孔56(56a,5
6b)を有する拡張部55を備えている。具体的には、
上述したように連結部35を折り曲げることにより、保
持部3とカバー部31を重ね合わせたときに、翼状部6
(6a,6b)における貫通孔7(7a,7b)と拡張
部55(55a,55b)における連通孔56(56
a,56b)の位置が一致するように、一対の拡張部5
5はカバー部31の両側の側面からカバー部31の長手
方向に対してほぼ垂直に方向に延びるように設けられて
いる。
【0065】このように保持部3とカバー部31は、翼
状部6、連結部35および拡張部55bによって連結さ
れている。また、貫通孔7a,7bは、各々連通孔56
a,56bと重なり合って、開通された孔(開通孔)が
形成されるように構成されている。この開通孔に縫合糸
等を通して、患者の体表面に縫合することにより、患者
にカテーテルを固定することができる。
【0066】これにより、固定具60を体表面(外皮)
に固定する際には、縫合糸を貫通孔7および連通孔56
に通して皮膚に固定に縫い合わせることができるので、
一旦、固定具60を患者に固定した後は、カバー部31
が保持部3から外れることがない。
【0067】この実施形態の固定具60では、連結部3
5は凹状の形状をなしており、ヒンジの役割をなすよう
に構成されている。具体的には、片方の翼状部6bの端
部と、一方の拡張部55bとがヒンジ(連結部35)に
より連結されている。また、他方の拡張部55aにおけ
る連通孔56aは、カテーテルの太さ(外径)によって
は貫通孔7との位置合わせが難しいことがあるため、細
長い形状をなす(長孔)している。なお、図示されてい
る拡張部55では、保持部3に対して遠方の連通孔56
aのみが長孔となっているが、これに限らず、両方の連
通孔56a,56bが長孔となっていてもよい。
【0068】さらに、溝部51の一部を小径部13a,
13bに形成することにより、開通部61が設けられて
いる。この開通部61は、保持部3に部分的な開口を形
成している。また、カバー部31の内腔部32に窪み部
63を設けることにより、保持部3をカバー部31に収
容する際に、カバー部31が変形し易くなっている。な
お、この実施形態に係わる固定具60は、図10に示す
ように2つの窪み部63を有するものであるが、これに
限らず1つまたは3つ以上の窪み部63を設けてもよ
い。
【0069】これらにより、さらに小さい力で容易にカ
バー部31における内腔32内に保持部3を収容する操
作を行うことができる。また、連通孔56が長孔となっ
ているので、縫合糸を貫通孔7および連通孔56に通す
際には、貫通孔7と連通孔56との位置合わせが極めて
簡単である。
【0070】以上、本発明の実施形態1〜4に係わる固
定具について説明したが、本発明の固定具はこれらに限
られるものではなく、他の実施形態と適宜組み合わせた
形態としてもよい。例えば、実施形態3における空隙部
52や折り曲げ溝53、実施形態4における開通部61
を他の実施形態に係わる固定具に設けてもよく、また、
実施形態4における連通孔56aのように縫合糸を挿通
するための連通孔(縫合糸挿通穴)を長孔とする構成を
他の実施形態に適用してもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明の留置カテーテル等の留置管状体
を固定するための固定具は、留置管状体を挿通すること
ができる円筒状の保持部に、カバー部を覆い被せること
により留置管状体の固定を確実に行なうことができる。
この際、保持部とカバー部との位置が連結部によって予
め決められているため、容易に、確実に、そして強固に
留置管状体の固定を行なうことができる。また、不慮の
操作によって各構成部分がバラバラになることがなく、
かつ片手で操作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態1に係わる固定具の
斜視図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態1に係わる固定具を
底面から見た斜視図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態1に係わる固定具の
保持部の斜視図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態1に係わる固定具の
カバー部の斜視図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態1に係わる固定具が
留置カテーテルを保持した状態の斜視図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態2に係わる固定具の
斜視図である。
【図7】図7は、本発明の実施形態3に係わる固定具の
斜視図である。
【図8】図8は、本発明の実施形態3に係わる固定具に
おける保持部の断面図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態3に係わる固定具に
おける保持部の他の実施形態を示す斜視図である。
【図10】図10は、本発明の実施形態4に係わる固定
具の上面図である。
【図11】図11は、本発明の実施形態4に係わる固定
具における保持部の断面図である。
【符号の説明】
1 固定具 2 固定部 3 保持部 4 内腔 5 スリット 6 翼状部 7 縫合糸挿通穴(貫通孔) 8 リング部 9 リング部の内径 10 延長部 11 係合部 12a、b 保持部延長部分 13a、b 小径部 20 カバー部 21 切り欠き部 22 内腔部 23 突起部 24 止め部 25 開口部 30 固定具 31 カバー部 32 内腔部 33 切り欠き部 34 肉厚部 35 連結部 36 開口部 40 留置管状体 50 固定具 51 溝部 52 空隙部 53 折り曲げ溝 54 凹状部 55 拡張部 56 連通孔 60 固定具 61 開通部 62 傾斜部 63 窪み部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 留置カテーテル等の留置管状体を固定す
    るための固定具において、 長手方向に設けられたスリットを有する円筒状の保持部
    と、 長手方向に延びる開口部を介して設けられた内腔部を有
    するカバー部と、 前記保持部と前記カバー部を連結する連結部と、 前記保持部又は前記カバー部の少なくとも一方に、長手
    方向に対し垂直に設けられた翼状部とからなり、 前記カバー部は、前記開口部を介して前記内腔部内に前
    記保持部を挿入することによって、前記保持部と嵌合す
    るものであって、 前記カバー部は、その長手方向が前記保持部の長手方向
    とほぼ平行で、かつ前記連結部が折り曲がることで前記
    保持部と嵌合する位置に設けられていることを特徴とす
    る留置管状体の固定具。
  2. 【請求項2】 前記連結部は前記保持部の長手方向に対
    し垂直方向に延びるように設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の留置管状体の固定具。
  3. 【請求項3】 前記保持部と前記連結部とが可撓性材料
    からなることを特徴とする請求項1乃至2に記載の留置
    管状体の固定具。
  4. 【請求項4】 前記カバー部は硬質材料からなることを
    特徴とする請求項1乃至3に記載の留置管状体の固定
    具。
  5. 【請求項5】 前記保持部、前記連結部、及び前記カバ
    ー部とが可撓性材料により一体成形され、前記カバー部
    には肉厚部が設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至3に記載の留置管状体の固定具。
  6. 【請求項6】 留置管状体を固定するための固定具であ
    って、 長手方向に延びるスリットを有する筒状の保持部と、 前記保持部の長手方向に対してほぼ垂直に設けられ、貫
    通孔を有する翼状部と、 前記保持部の内面に設けられ、長手方向に延びる溝部と
    を備えていることを特徴とする留置管状体の固定具。
  7. 【請求項7】 前記溝部は、前記スリットに対してほぼ
    対向する位置に設けられている請求項6に記載の留置管
    状体の固定具。
  8. 【請求項8】 前記保持部は、前記溝部の裏側付近の外
    面に長手方向に延びる空隙部を有する請求項6または7
    のいずれかに記載の留置管状体の固定具。
  9. 【請求項9】 前記保持部は、前記スリットの位置で外
    面の一部が削られるように形成された凹状部を有する請
    求項6ないし8のいずれかに記載の留置管状体の固定
    具。
  10. 【請求項10】 前記留置管状体の固定具は、さらに、
    長手方向に延びる開口部を介して設けられた内腔部を有
    するカバー部と、 前記保持部と前記カバー部とをほぼ平行に位置するよう
    に連結する連結部とを備えており、 前記連結部を折り曲げることにより、前記カバー部の開
    口部を介して内腔部内に前記保持部が収容されるように
    構成されており、 前記カバー部は、前記連結部を折り曲げたときに、前記
    翼状部の貫通孔と重なる連通孔を有する拡張部を備えて
    いる請求項6ないし9のいずれかに記載の留置管状体の
    固定具。
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