JPH045166Y2 - - Google Patents

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JPH045166Y2
JPH045166Y2 JP2560790U JP2560790U JPH045166Y2 JP H045166 Y2 JPH045166 Y2 JP H045166Y2 JP 2560790 U JP2560790 U JP 2560790U JP 2560790 U JP2560790 U JP 2560790U JP H045166 Y2 JPH045166 Y2 JP H045166Y2
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catheter
tube
side hole
outer diameter
rear end
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JP2560790U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、尿道カテーテル、胃管カテーテル、
あるいは栄養カテーテルなど、カテーテル先端で
患者の尿道やその他カテーテル外径よりも狭いカ
テーテル被挿入部位を押し開くようにカテーテル
を挿入してカテーテル先端を暴行内や胃内に位置
せしめ、体液の排出や薬液あるいは栄養液の注入
に用いられるカテーテルに関するものである。
[従来の技術] この種のカテーテルを第5図に示す。該カテー
テルは、可撓性チユーブ1の先端部側面にある側
孔2を通してチユーブ内通路3が外部と連通して
おり、また先端封止部材4により該チユーブ1の
先端開口部が封止されている。そして、先端封止
部材4は、人体の尿道などへの挿入が滑らかに行
えて患者に痛みを与えないカテーテル挿入先端部
の役目を果すため丸く加工された頭部4aが、該
頭部4aの後端よりカテーテル軸後方へ延びてお
りチユーブ内に嵌合する軸部4bにより支持され
てなる。そして、該軸部4bは、前記側孔2を閉
じてしまわないように該側孔2にかからない深さ
にチユーブ内の嵌合している。
[考案が解決しようとする課題] しかして、カテーテルの側孔2のある部分のカ
テーテル軸方向に垂直な肉部断面が他部分よりも
小さくかつチユーブ1が可撓性に富んだシリコー
ンゴムまたはラテツクスゴムよりなる一方、前記
軸部4bがカテーテルの側孔のある部分を補強す
ることにはなつていないので、該カテーテルの側
孔のある部分の腰が弱くカテーテル先端で尿道な
どのカテーテル被挿入部位を押し開くように該カ
テーテルを挿入していくとカテーテル先端に挿入
反力が加わり、該反力が比較的小さいにもかかわ
らず第6図に示すように該カテーテルは側孔2の
ある部分より折れ曲がり挿入が困難になるという
欠点があり、むりやり挿入しようとする患者に痛
みや損傷を与える虞れがある。この問題は、カテ
ーテルの先端部側面に孔を有する場合に生じるも
のであり、特に、1個の孔を有する場合よりも2
個の孔を有する場合、すなわちカテーテル軸に直
交して貫通するように孔が設けられている場合に
問題とされていた。
本考案は、上述した点に鑑み案出したもので、
カテーテル先端側孔部分の腰を補強して人体の尿
道、その他カテーテル外径よりも狭いカテーテル
被挿入部位にカテーテルを挿入するに際してカテ
ーテル先端側孔部分が折れ曲がらず挿入を支障な
く行えるカテーテルを提供することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決する手段として、 可撓性チユーブ1の先端部側面にチユーブ内通
路3と外部とを連通する側孔2と該チユーブの先
端開口部に先端封止部材4を有しているカテーテ
ルにおいて、 該先端封止部材4は、 後端が前記チユーブの外径と等しい外径で後端
から前方へ向つて湾曲面を形成する頭部4aと、
該頭部後端からカテーテル軸の後方に向つて前記
チユーブ1の内径と等しい外径を有し前記側孔2
にかからない深さまで突出する軸部4bと、 さらに該軸部4bよりカテーテル軸の後方へ前
記側孔2よりも所要深く延びていてかつ径がチユ
ーブ内径よりも所要小さい外径をした張出し軸状
の補強用脚部4cを有することを特徴とするカテ
ーテルを提供するものである。
[作用] 尿道その他カテーテル外径よりも狭いカテーテ
ル被挿入通路に挿入するに際してカテーテル先端
となる先端封止部材の頭部に挿入反力が作用して
該カテーテル側孔部分が若干折れ曲がる状態にな
ると、補強用脚部4cの後端がカテーテル内面の
側孔より深い部分に当接してつつかい棒なりそれ
以上曲がるのを防止し、カテーテル側孔部分の弱
い腰を補強することになる。
[実施例] 第1図及び第2図は本考案の第一実施例に係る
カテーテルを示す。
該カテーテルは、可撓性チユーブ1の先端部側
面にチユーブ内通路3と外部とを連通する2個の
側孔2があり、また該チユーブの先端開口部に先
端封止部材4が接着剤により接着固定されてい
る。可撓性チユーブ1は、シリコーンゴム、ラテ
ツクスゴムまたは塩化ビニル等のプラスチツク材
よりなる。
前記先端封止部材4は、頭部4aと軸部4bと
補強用脚部4cを備えて一体成形されてなる。該
頭部4aは、後端外径が前記チユーブ1の外径と
等しく、該後端面が前記チユーブ1の先端面と当
接接着され、さらに該後端から前方に向つて半球
形、放物凸面などのような適宜の湾曲面となるよ
うに形成されている。前記軸部4bは、頭部4a
の後端からカテーテル軸の後方に向つて突出され
前記チユーブ1の内方と等しい外径を有し前記側
孔2のかからない深さまで嵌入されている。前記
補強用脚部4cは、前記軸部4bよりカテーテル
軸の後方へ前記側孔2を閉じることなく前記側孔
2よりも所要深く延びていてかつ径が該チユーブ
内径よりも所要小さい外径をした張出し軸状に形
成されている。該先端封止部材4は、可撓性チユ
ーブ1の材質と同一の材質が好ましいが、同材質
でなくとも柔軟性を有しチユーブとの接着一体化
が容易であれば異種材質であつても良い。また、
先端封止部材4を、X線造影剤たとえば硫酸バリ
ウム、次炭酸ビスマス等を混合したものとすれ
ば、X線造影によりカテーテルの留置状態を確認
でき有利である。
第3図は、尿道等への挿入時に先端封止部材4
の頭部4bに挿入反力が作用して該カテーテル側
孔部分が若干折れ曲がる状態となり、補強用脚部
4cの後端がカテーテル内面の側孔より深い部分
に当接してつつかい棒となるところを示してい
る。
第4図は、本考案の第二実施例に係るカテーテ
ルを示す。
このカテーテルは、カテーテルチユーブ1の先
端面と先端封止部材4の頭部4aの後端面とをカ
テーテル軸を斜目に切る平面上にあるように設け
ている。その他の構成は、第1図と同一である。
なお、図示しないが、本考案は、側孔が1個の
み有するカテーテルやバルーンカテーテルにも適
用される。
[考案の効果] 以上述べたように本考案のカテーテルは、 尿道その他カテーテル外径よりも狭いカテーテ
ル被挿入通路に挿入するに際してカテーテル先端
となる先端封入部材の頭部に挿入反力が作用して
該カテーテル側孔部分が若干折れ曲がる状態にな
ると、脚の後端がカテーテル内面の側孔より深い
部分に当接してつつかい棒となりそれ以上曲がる
のを防止し、カテーテル側孔部分の弱い腰を補強
することになる。
しかして、本考案のカテーテルは、カテーテル
先端形状の挿入容易性を減退することなく、カテ
ーテル側孔部分の弱い腰を防止することができ、
特に、先端部側面にカテーテルと直交して貫通す
るように2個の孔を有している部分のきわめて弱
い腰を補強する場合に顕著な補強効果が得られ、
尿道等へ挿入するに際して第2図に示す従来のカ
テーテルの如く挿入反力がそれほど大きくないに
もかかわらずカテーテル側孔が折れ曲がり挿入が
困難になる欠点を解消でき、さらにカテーテル先
端側孔部分が若干折れ曲がるので複雑に曲がつた
カテーテル被挿入部位への挿入性が顕著に高まる
という効果があり、もつて尿道その他カテーテル
外径よりも狭いカテーテル被挿入部位への挿入カ
テーテルとして好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例に係るカテーテル
の先端部の縦断面図、第2図は第1図における
ー断面図、第3図は第1図のカテーテルの尿道
等への挿入時の折れ曲がり状態の縦断面図、第4
図は本考案の第一実施例に係るカテーテルの先端
部の縦断面図、第5図は従来のカテーテルの先端
部の縦断面図、第6図は従来のカテーテルの尿道
等への挿入時の欠点を説明するためのカテーテル
挿入時状態図である。 1……可撓性チユーブ、2……側孔、3……チ
ユーブ内通路、4……先端封止部材、4a……頭
部、4b……軸部、4c……補強用脚部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可撓性チユーブの先端部側面にチユーブ内通路
    と外部とを連通する側孔と該チユーブの先端開口
    部に先端封止部材を有しているカテーテルにおい
    て、 該先端封止部材は、 後端が前記チユーブの外径と等しい外径で後端
    から前方へ向つて湾曲面を形成する頭部と、 該頭部後端からカテーテル軸の後方に向つて前
    記チユーブの内径と等しい外径を有し前記側孔に
    かからない深さまで突出する軸部と、 さらに該軸部よりカテーテル軸の後方へ前記側
    孔よりも所要深く延びていてかつ径がチユーブ内
    径よりも所要小さい外径をした張出し軸状の補強
    用脚部を有することを特徴とするカテーテル。
JP2560790U 1990-03-13 1990-03-13 Expired JPH045166Y2 (ja)

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JPH0353255U JPH0353255U (ja) 1991-05-23
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