JP2003153933A - 介護用便器システム - Google Patents

介護用便器システム

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JP2003153933A
JP2003153933A JP2001357615A JP2001357615A JP2003153933A JP 2003153933 A JP2003153933 A JP 2003153933A JP 2001357615 A JP2001357615 A JP 2001357615A JP 2001357615 A JP2001357615 A JP 2001357615A JP 2003153933 A JP2003153933 A JP 2003153933A
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BIRUMEN KAGOSHIMA KK
Birumen Kagoshima Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G9/00Bed-pans, urinals or other sanitary devices for bed-ridden persons; Cleaning devices therefor, e.g. combined with toilet-urinals
    • A61G9/003Bed-pans
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G9/00Bed-pans, urinals or other sanitary devices for bed-ridden persons; Cleaning devices therefor, e.g. combined with toilet-urinals
    • A61G9/02Cleaning devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 介護用便器の排泄物を捨てる負担を軽減で
き、また用便を簡単に済ませることが可能で、被介護者
及び介護者双方の負担を軽減する介護用便器及びそのシ
ステムを提供する。 【解決手段】 移動可能な可搬式の便器であって、被介
護者の局所に押し付けられ又は対向するように位置して
排泄物を受ける開口部31を有する便器本体10と、便
器本体10の開口部31の上部から前方に突出するよう
に設けられ、その便器本体10の開口部31と共に便器
の全体開口を形成するカバー33とが設けられる。その
カバー33は、複数段階又は無段階に角度調整可能な保
持機構により保持されて、全体開口の大きさを調節する
とともに、局所を上方から見えないように遮蔽する。ま
た、この便器10に付属ユニットが連結されて、水洗水
・洗浄水(温水)及び乾燥用温風を供給するとともに、
汚物(汚水等を含めて)を吸引して汚水タンクに回収す
る介護便器システムが構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は介護用便器及びそ
れを含む介護用便器ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、介護用便器をベッドの脇に置いて
おき、被介護者の用便時にその便器をベッド上に移動
し、その便器によりベッド上で排泄物を受け止めて収容
し、その後便器をトイレ等に持っていって排泄物を捨て
ることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、便器を
トイレまで持っていって排泄物を捨てなければならない
面倒さがあり、また臭気が漂う問題もある。さらに、被
介護者の排泄物が便器外に飛散したり、被介護者が排便
時に局所を露出して便器に向けることに羞恥心を感じて
用便がしにくい場合もある。
【0004】この発明は、介護用便器の排泄物を捨てる
負担を軽減でき、また用便を簡単に済ませることが可能
で、被介護者及び介護者双方の負担を軽減する介護用便
器を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決しようとする手段及び発明の効果】この発
明は、移動可能な可搬式の便器であって、被介護者の局
所に押し付けられ又は対向するように位置して排泄物を
受ける開口部を有する便器本体と、便器本体の開口部の
上部から前方に突出するように設けられ、その便器本体
の前記開口部と共に便器の全体開口を形成するカバーと
が設けられ、そのカバーは、複数段階又は無段階に角度
調整可能な保持機構により保持されて、全体開口の大き
さを調節するとともに、局所を上方から見えないように
遮蔽することを特徴とする。
【0006】このようなカバーを便器の開口部に設ける
ことにより、排泄物(小便など)が飛散することが防止
され、また被介護者の局所を見えにくくするので、被介
護者の用便時の羞恥心を軽減することができ、用便時の
精神的な負担が緩和される。
【0007】またこの発明は、移動可能な可搬式の便器
であって、被介護者の局所に押し付けられ又は対向する
ように位置して排泄物を受ける開口部を備え、その開口
部の内側には、前端から後方へほぼ水平に延びるととも
に低い底壁部で囲われた前側底部と、この前側底部の後
側からほぼ上方へ立ち上がるとともに少なくとも両側が
低い側壁部で囲われた後側立ち上がり壁部とを有し、前
記前側底部の先端の底壁部に後方に向かって排泄物処理
用の水洗水を排出する後方向きの水洗水口が形成され、
その水洗水口の後方において前側立ち上がり壁部の下端
部に、前記排泄物及び水洗水を吸引する吸引口が形成さ
れ、また前記後側立ち上がり壁部の前記吸引口より上側
には、前方に向かって局所洗浄用の洗浄水を吹き出す洗
浄水口が形成されて、その洗浄水は前記吸引口から吸引
されることを特徴とする。ここで、前側底部の底面には
排泄物を検知する排泄物センサを設けることができる。
【0008】このような構成により、被介護者はベッド
上等で、そこに載せられた便器の上記開口部に局所に近
づけて用便を行い、その排泄物を水洗水で流すことがで
きる。水洗水は前側底部の前端部から後方に向かって排
出され、その後方に吸引口があるため、排泄物が効果的
に吸引口に導かれる。また、前側壁部の後方の後側立ち
上がり部に設けられた洗浄水口から排出される洗浄水
(温水等)により、排便後の局所が清浄化され、さらに
その立ち上がり壁部に乾燥用の空気口(温風吹出口等)
が形成される場合は、洗浄後の局所をさらに乾燥させる
ことができる。その結果、被介護者にとっても介護者に
とっても負担の少ない介護用便器となる。
【0009】また、この発明では、上述のような介護用
便器と、その便器から水洗水を含む排泄物を吸引して回
収する排泄物回収装置をと備えた介護用便器システムと
して構成することができる。その排泄物回収装置は、前
記便器に接続された排泄物吸引用の吸引ホースと、その
ホースに接続されてホース内部を負圧にし、前記排泄物
をそのホースを通じて吸引移送する吸引装置と、そのホ
ースを通じて運ばれる排泄物を回収する排泄物タンク
と、その排泄物タンクを着脱可能に固定する排泄物タン
クホルダと、を含むことができる。また、排泄物を水洗
する水洗水を便器の水洗水口に供給する水洗水供給装置
が設けられ、その水洗後の汚水は排泄物と共に排泄物回
収装置で回収されるようにすることができる。
【0010】さらに好適な態様では、上述のように、排
泄後の局所を洗浄する温水等の洗浄媒体(以下、温水と
いう)を、温水タンクから前記便器内の排出口へ供給
し、その排出口から噴射させる洗浄装置が設けられ、そ
の洗浄後の汚水は前記便器で受けられ、前記排泄物回収
装置で回収される。また、洗浄装置により洗浄された後
の局所を乾燥させる温風を、前記便器の送風口から吹き
出させる乾燥装置が設けられる。
【0011】ここで、吸引された排泄物を空気と共に吸
引して回収装置に回収する際に、その排泄物を排泄物タ
ンクに収容し、空気のみを吸引管路を経てファン等の吸
引駆動部に吸引するとともに、その吸引駆動部を経た下
流側で正圧となった加圧空気を、前記水洗水及び/又は
洗浄水の便器への送り出し用空気(プレッシャーエア)
として便器側へ循環させる循環管路を形成することがで
きる。また、加圧空気を便器側へ循環させて洗浄後の局
所乾燥用の空気として利用することもできる。
【0012】このように排泄物等を吸引回収するための
空気を、その吸引作用のみならず、吸引駆動部の下流で
加圧空気となることを利用して、水洗水や洗浄用温水を
便器側へ送り出すプレッシャエアとして便器側へ循環さ
せることにより、吸引駆動部を水洗水や洗浄用温水の送
り出し手段に兼用することができ、専用の送り出し手段
を設ける場合に比べて構造が簡単かつコンパクトにな
る。しかも吸引空気の排気の少なくとも一部が低減さ
れ、排気音も静粛で臭気の少ないものとなる。
【0013】上記循環管路には、好ましくは、吸引駆動
部を経て送り出される空気の一部を外部に排出する排出
口と、その排出口からの空気の排出量を調整する調整バ
ルブが設けられる。このように空気の一部を逃がすこと
により、上記便器からの吸引力を高め、またその吸引力
を調整することができる。
【0014】なお、排泄物の吸引時において最大の吸引
力が生じるように、上記排出口及び調整バルブとは別に
並列に(又はそれらより上流に)開閉弁を設け、その開
状態により一時的にすべての空気を排出した後、開閉弁
を閉じて、後は調整バルブからの所定量の空気の排出に
移行させることもできる。また、調整バルブと開閉弁を
別途に設けるのではなく、一つの弁装置(例えば複合電
磁弁等)に置き換えたることもできる。さらに、上記排
出口(調整バルブ)を設けずに、開閉弁のみを設けて必
要なときにその開閉弁を開く構成をとしてもよい。
【0015】
【発明の実施の態様】以下、この発明の実施の態様を図
面に示す実施例を参照しつつ説明する。図1〜5におい
て便器10は、横長の便器本体30を主体として形成さ
れ、その前端に開口部31(開口)を有する。図3〜5
に拡大して示すように、開口31は便器本体30の底部
に沿って一定量後方へ退いた後、上方に立ち上がる形態
で形成され、その上端部には支点32の周りに上下方向
に回動可能な蓋部材33が取り付けられている。
【0016】そして、この開口31と蓋部材33の下側
面とに跨って、その開口31及び蓋部材33の外縁部を
縁取りするように人工皮膚(例えば柔軟性のあるゲル状
部材として無発泡ウレタンゴム等)34、35が固着さ
れ(自己接着性があり着脱可能に固着可能)、この人工
皮膚34及び35が実質的に便器30の全体開口を形成
し、この部分が被介護者の局所にあてがわれる(又は押
し付けられてほぼ密着する)ようになっている。
【0017】蓋部材33はその角度位置が、支点32の
近傍に設けられた節度機構により複数段に角度調整可能
とされ(無段階調整とされてもよい)、被介護者の体型
ないしは性別等に応じてその角度を調整することが可能
である。この蓋部材33は、後述するように、排泄時や
排泄後の水洗処理あるいは局所の清浄化のための温水吹
出等の際に、排泄物や温水等が周辺へ飛散することを防
ぐとともに、被介護者の局所を覆って排泄時の羞恥心を
軽減する役割を果たす。
【0018】便器の開口31の奥部は後側立ち上がり壁
部36(図3)とされ、またその立ち上がり壁部36の
下側は前述のように開口底部37(前側底部)とされて
いる。そして、立ち上がり壁部36の下端部には、排泄
された汚物や水洗の処理水及び清浄処理後の温水を吸引
するための吸引口38が形成されている。
【0019】また立ち上がり壁部36には複数、例えば
3箇所の温水吹出口39(洗浄水口又は温水口)と、そ
の温水により清浄化された局所を乾燥させるための複数
(例えば4個)温風吹出口40(空気口又は温風口)が
形成されている。また、この温水吹出口39は水洗処理
水(水洗水)の吹出口を兼ねるものである。上部中央の
温水吹出口39は温水を霧吹き状に噴出して、例えばビ
デ用として有効である。また残る温水吹出口(左右)3
9は、その噴出方向を所定の角度範囲で調整できるよう
に球体等の回動可能なノズルを備え、被介護者の体型や
性別に応じて直線的な噴出方向を選択できるものとする
ことが望ましい。
【0020】開口底面部37(前側底部)にも、吸引口
38の前方に位置して複数(例えば4個)の温水吹出口
(水洗用)41aが、また両側の側方に位置して複数
(例えば2個)の温水吹出口41b設けられている。こ
れら開口底面37に形成された吹出口41a、41b
は、排泄物の水洗処理用のもので、底面37の手前の低
い立壁に形成された排出口41aから水(温水)が後行
へ噴出され、両側の排出口41bから水(温水)が底面
中央側へ噴出され、これらにより排泄物及び水洗水が吸
引口38に誘導されやすくなる。なお、便器10の開口
底面37には排泄物を検知するセンサー11(大便用)
とセンサー12(小便用)が設けられ、後述する付属ユ
ニット64(図1等)の制御部に接続されている。
【0021】温水(水洗処理水も共用)吹出口39、4
1a、41bには、後述する温水ホース43が、また、
温風供給口(吹出口)40には、空気ホース44が、さ
らに吸引口38には吸引ホース42が、それぞれ便器本
体30の後方からその内部を通って接続されている。こ
れらのホース42、43及び44はいずれも可撓性のあ
るもので(これらを更に外側から例えば蛇腹状ホースカ
バー25で被うこともできる)、便器10の移動を許容
する柔軟性を有している。なお、空気ホース44から供
給される空気は、便器本体30の内部に設けられたヒー
タ45により加熱され、その加熱された温風が温風吹出
口40から吹き出ることとなる。
【0022】便器10から伸びる前述の吸引ホース4
2、温水ホース43及び空気ホース44は、便器10の
近傍に移動可能に設けられた付属ユニット64(図1、
2等参照)に接続されている。付属ユニット64は、便
器10から排泄物を吸引して回収する排泄物回収装置の
役割を果たすとともに、便器10に対し温水や温風を供
給する供給源(供給装置)を兼ねている。まず、排泄物
の回収に関係する構造を説明する。
【0023】付属ユニット64には排泄物タンク(以
下、汚水タンクともいう)65が設けられている(図2
は内部の透視状態を示す)。また、汚水タンク65より
下流側には、吸引駆動部としてのファン及びモータ(以
下、ファンモータ66という)が設けられ、このファン
モータ66の駆動により、便器10から排泄物及び水洗
処理水(温水等)ならびに局所を洗浄した後の温水(以
下、まとめて汚水ともいう)を吸引ホース42を経て吸
引し、汚水タンク65に収容するようになっている。汚
水タンク65は密閉された容器状をなし、付属ユニット
64のハウジング67に形成されたタンク収容空間に上
方から落とし込まれるように収容される。
【0024】図6に示すように、汚水タンク65の上部
には取手68が設けられ、また、その上部に汚水の排出
部69が形成され、その開口がキャップ70で閉じられ
る。汚水タンク65は箱形の密閉容器状をなし、その内
部は仕切71により上部のエア吸入空間72とその下側
の汚水収容空間73とに分けられている。ファンモータ
66によりエア吸入空間72からエア管74を経てエア
が吸引されることにより、タンク65内は負圧となり、
前述の汚水が吸引される。汚水の排出口75は仕切71
の下側に位置し、排出口75からの汚水の排出で、汚水
収容空間73から汚水が飛散することが仕切71で防止
され、エア管74からはエアのみがファンモータ66に
よって吸引されるようになっている。
【0025】汚水タンク65の壁面等の外殻の一部に
は、便器10から汚水(排泄物及び水洗処理水並びに洗
浄水等)を吸引する吸引口(取入口)76aと、汚水タ
ンク65から更にエアを吸引する吸引口76bとが形成
され、この汚水タンク65をハウジング(ケース)67
内に装着・収容した状態で、その付属ユニット64に形
成された図示しない汚水導入管路及びエア吸引管路とそ
れぞれ密着して連通するようになっている。
【0026】前述の排出部69は、汚水収容空間73の
みに連通してそこに収容された汚水は、汚水タンク65
をハウジング67から取り出し傾けることにより、排出
部69から所定の場所へ排出することができる。汚水タ
ンク65に蓄えられる汚水が一定量に達すると、それを
ブザー、ランプ等で知らせる報知装置80が設けられ、
また、どの程度汚水が溜まったかをハウジング67の外
部から視認することができるインジケータ81を設ける
ことができる。
【0027】図8に示すように、ハウジング67に形成
されたタンク収容空間82には、タンク65の落とし込
みを案内する凸部84又は溝が形成され、タンク65の
外面にはこれに対応するガイド溝85又は凸部が形成さ
れている。これらハウジング67と汚水タンク65間に
形成された凹凸係合を介して、汚水タンク65がタンク
収容空間82にガイドされつつ落とし込まれ、かつ位置
決めされた状態で収容される。
【0028】さらに、その収容された汚水タンク65を
タンク収容空間82内で固定するための固定手段とし
て、タンク収容空間82と共に汚水タンクホルダを構成
するストッパ装置87が設けられている。ストッパ装置
87は図9にも示すように、軸88にロックレバー89
が取り付けられるとともに、軸88にストッパ用のカム
90が固定され、ロックレバー89が開位置にあるとき
はカム90が汚水タンク65の外面から離間し、ロック
レバー89を閉位置にほぼ90°回動させると、ストッ
パ用のカム90が汚水タンク65の外面に押し付けられ
て、汚水タンク65は反対側のタンク収容空間82の壁
面とカム90とに挟まれて固定され、吸引作動時の振動
等が防止ないしは抑制されるとともに、上述の汚水タン
ク65の壁面のタンク汚水取入口76a及びエア吸引口
76bが、接続されるべき各管路(タンク収容空間82
の壁面に開口する)に対して押し付けされてシールされ
るようになっている。
【0029】図10及び図11に示すように、汚水タン
ク65から吸引されるエアは管路92(付属ユニット6
4のハウジング67内に設けられている。以下の管路も
同様)を経てファンモータ66に吸引され、さらにファ
ンモータ66から管路93を経て温水タンク94側へと
送り出される。温水タンク94は汚水タンク65に隣接
して、付属ユニットハウジング67と一体に又は取り出
し可能に設けられ、上部に形成された給水口の蓋96
(図8参照)を外して、所定量の水を温水タンク94内
に供給することができる。温水タンク94の底部にはヒ
ータ97が設けられ、予め定められた温度に水を加熱し
て温水とし、その温水をストックする。
【0030】図10等の管路93は、この温水タンク9
4内を貫通するとともに、その温水タンク94に設けら
れた逆止弁95により、管路93からエアが温水タンク
94に供給されて、温水タンク94の水面を加圧するよ
うになっている。ただし、温水タンク94内の温水は逆
止弁95の作用により管路93に入り込むことはない。
温水タンク94内の温水が一定量以下になると、これを
知らせる報知手段(給水を促す手段)が、ブザー等の音
やランプ等の光による警告装置として設けられている。
また、温水タンク94内に現在どの程度の温水があるか
を示す液面計の代わりに、複数のランプのうち液面に対
応する部分を点灯させるなどして残量を指示する給水ゲ
ージ91(図8)が設けられている。
【0031】温水タンク94内を通過した管路93は、
次に消臭室100に至り、ここで臭いが吸着されて、残
る空気がさらに消臭室100から送り出されるようにな
っている。消臭室100としては、スポンジ状等の多孔
質性の部材内に消臭液等が含浸させられ、そこを臭いを
もつ空気が通過することにより臭気が多孔性部材及び消
臭液に吸着あるいは中和されて臭気が軽減されることと
なる。消臭室100に開閉用の蓋106(図8)があ
り、ここから消臭液を補給できるようになっている。
【0032】消臭室100を経たエア(加圧エア)を導
く、図10等の管路93は、概念的には三方に分岐し管
路101、102及び103に分かれる。管路101に
は流量調整バルブ104が設けられ、これは可変絞りに
よって所定の絞り(チョークないしオリフィス)とされ
たもので、管路101又は管路93の端部において加圧
空気の一部がこのバルブ104を経て一定量は外部に漏
洩される。この漏洩量(排出量)によりファンモータ6
6の作動に基づく汚水の吸引力が調整でき、流量調整バ
ルブ104からのエア排出量を多くすれば汚水に対する
吸引力は増大する。
【0033】また、この流量調整バルブ104と並列に
設けられた管路102には、電磁式の開閉弁105(以
下、単に電磁弁ともいう)が設けられ、この電磁弁10
5を全開にしてファンモータ66から送り出されるエア
を排気することにより、最大の吸引力が得られる。ただ
し、常時電磁弁105を開いて排気をすると、介護ベッ
ド周辺の騒音となったり、また臭気が漂ったりするた
め、通常は流量調整バルブ104によりエアの一部を一
定量のみ排出するようになっている。
【0034】前述の温水タンク94(好適にはタンク底
部)からは、温水送出用の管路107がエア送出用の管
路93とは別に形成され、この管路107に前記温水ホ
ース43が接続されている。管路107には電磁式の開
閉弁(電磁弁)108が設けられ、この電磁弁108が
閉じた状態では温水タンク94から温水は供給されず、
これを開くことにより管部107及び温水ホース43を
経て便器10へ温水が供給される。この温水供給の駆動
力(加圧力)はファンモータ66から送り出される空気
圧の一部が温水タンク94の水面を押すことによって得
られる。
【0035】また、前述の管路93から消臭室100を
経て分岐した管路103は、前述の空気ホース44に接
続されている。ファンモータ66によって送り出される
加圧空気は、再び便器10へ空気ホース44を経て送出
され、便器10内のヒータで暖められて温風となり、温
風供給口40から吹き出されることとなる。また、前述
のようにファンモータ66から管路93により温水タン
ク94及び消臭室100を通過して流れる空気は、前述
の空気調整バルブ104及び電磁弁105とは並列の管
路103を経て流れ、かつ空気ホース44の手前で管路
109により分岐して管路107に接続され、さらに管
路107を経て温水ホース43へと通じている。
【0036】この連絡用の管路109には電磁式の開閉
弁(電磁弁)110が設けられ、この開閉弁110を閉
めた状態では、ファンモータ66から送り出される加圧
空気は空気ホース44に流れるが、この開閉弁110を
開くと、その加圧空気が温水ホース43へ流れ、そのホ
ース43内の温水を加圧して便器10の温水排出口40
から押し出して排出する。つまり、通常の温水供給は温
水タンク94から管路107及び温水ホース43を経て
便器10へと導かれるが、その温水による被介護者の局
所の洗浄が終了する段階になれば、電磁弁110が開い
て加圧空気が管路103、109及び電磁弁110を経
て温水ホース43へ導かれ、この温水ホース43内に残
留する温水を押し出すこととなる。
【0037】以上のような付属ユニット64には、前述
のファンモータ66、電磁弁105、108、110等
を作動させる制御部111(図1)が設けられ、この制
御部111の操作手段としてリモコンユニット113が
設けられている。リモコンユニット113には、手動
(マニュアル操作)によりファンモータ66の起動・停
止、さらには温水の供給、温風の吹出し等を指示するボ
タン(スイッチ)が設けられるとともに、この介護用便
器システムを自動モードで作動させるか、リモコン操作
に基づく手動操作により使用するかを選択できるボタン
等の操作部がある。自動モードを選択したときには、付
属ユニット64の制御部111に備えられたシーケンス
回路又はシーケンスソフトウェアにより全自動で便器の
吸引・洗浄・乾燥その他が行われる。
【0038】以下では、全自動のシーケンス制御により
行われる作動を説明する。ここでは、所定のベッド上に
被介護者が寝ている状態で用便を行う場合を想定する。
まず介護者が、便器10をベッド上に持ち上げるように
して移動し、便器10の開口31が被介護者の局所にほ
ぼ密着するようにあてがう。なお、これに先立ち、便器
10の開口31の蓋部材33の角度が適宜調整され(図
4等参照)、被介護者の体型や性別等の相違を考慮し
て、便器10の全体開口が人工皮膚34及び35を介し
て局所にうまくあてがわれるようにするとともに、蓋部
材33により局所が見えないようにする。
【0039】排尿又は排便がなされると、それをセンサ
11又は12(図5)が検知する。その結果、ファンモ
ータ66が起動され、吸引ホース42を経て便器10に
吸引力を作用させるとともに、温水タンク94にエアの
加圧力を作用させ、かつ電磁弁108を開き、水洗用の
温水を便器10内に供給して排便物を吸引ホース42を
経て汚水タンク65へ吸引する。この際、電磁弁105
を開いて吸引力を最大の状態とする。
【0040】一定時間経過後、排便物が吸引されたもの
として電磁弁105を閉じ、排泄後の被介護者の局所
を、便器10の温水口39から噴出する温水で洗浄する
(この例で、その温水は水洗41a、41bの温水と同
時に既に出ていることとなる)。一定時間温水を噴出し
た後、電磁弁110(図10等参照)を開き、温水ホー
ス43内に残る温水もファンモータ66から送り出され
る加圧空気で押し出すようにする。温水ホース43に温
水が残っていると、これが冷えて次の局所洗浄等に冷水
が噴出されると好ましくないため、これを防ぐ意味で、
温水が供給された後の温水ホース43内を空の状態にす
るということである。
【0041】その後電磁弁110が閉じられ、ファンモ
ータ66から送り出される加圧エアが管路93、103
及び空気ホース44を経て便器10に送られる。その加
圧空気が便器10内のヒータ45(図4参照)で加熱さ
れて温風となり、その温風が温風吹出口40(図3等参
照)から吹き出され、温水で洗浄された後の被介護者の
局所を乾燥する。所定時間温風が吹き出された後、ファ
ンモータ66が停止して汚物の吸引、温水や温風の吹出
しの一連の動きが終了する。その後、便器10を被介護
者の局所から離し、ベッド外へ移す。
【0042】なお、自動モードではなく、リモコンユニ
ット113によるマニュアル操作とすれば、そのボタン
操作によりユーザの指示通りのタイミングで便器10の
吸引、温水による洗浄や温風の乾燥時間等を適宜設定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である介護用便器及び介護
用便器システムの簡略な平面図。
【図2】同じく簡略な側面図。
【図3】上記介護用便器の正面図
【図4】図3の側面図。
【図5】図4の前側部分の平面図。
【図6】介護用便器システムにおける付属ユニットに設
置される排泄物タンク(汚水タンク)の概念的な斜視
図。
【図7】汚水タンクの吸引系を示す作用説明図。
【図8】付属ユニットから汚水タンクを中間まで取り出
した状態の斜視図。
【図9】汚水タンクを固定する作用を示す作用説明図。
【図10】付属ユニットの配管系を示す配管系統図。
【図11】付属ユニットの平面及び三方の側面に対応し
て記述した配管系統図。
【符号の説明】
10 便器 30 便器本体 33 蓋部材 34,35 人工皮膚 38 吸引口 39 温水口 40 温風口 64 付属ユニット 65 排泄物タンク(汚水タンク) 66 ファンモータ 94 温水タンク 100 消臭室 104 流量調整弁 105,108,110 電磁弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月24日(2002.6.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項17】前記便器には洗浄後の局所の乾燥と排泄
物の水洗水及び/又は洗浄水の送り出し用の空気を吹き
出す空気口と、この空気口に接続された乾燥用空気ホー
スとを備え、前記循環管路を巡回する空気の一部を前記
乾燥用空気ホースに導いて、その導いた空気をその乾燥
用空気ホースを経て前記便器へ供給する空気供給管路を
含む請求項15又は16に記載の介護用便器システム。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年11月18日(2002.11.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 介護用便器システム
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決しようとする手段及び発明の効果】この発
明は、介護用便器システムを構成する移動可能な可搬式
の便器であって、被介護者の局所に押し付けられ又は対
向するように位置して排泄物を受ける開口部と、受け止
められた排泄物を水洗処理する水洗水口と、局所を洗浄
する洗浄水口と、排泄物・水洗処理後の水洗水及び洗浄
後の洗浄水である排泄物体を回収するための吸引口とを
備えた介護用便器と、その介護用便器の吸引口から排泄
物体を回収する排泄物回収装置とを含み、その排泄物回
収装置は、便器に接続された排泄物吸引用の吸引ホース
と、その吸引ホースに接続されてホース内部を負圧に
し、排泄物体をそのホースを通じて吸引移送する吸引装
置と、その吸引ホースを通じて運ばれる排泄物体を回収
する排泄物タンクと、排泄物の水洗水及び/又は局所用
の洗浄水である水のタンクとしての水タンクと、吸引さ
れた排泄物体を空気と共に吸引して回収する際に、その
排泄物体を排泄物タンクに収容し、空気のみを吸引管路
を経て吸引装置で吸引するとともに、その吸引装置を経
た下流側で正圧となった加圧空気を便器側へ循環させる
循環管路とを備え、その循環管路は、加圧空気の水タン
クへの流入は許容する一方で該水タンクの水の該循環管
路への流入は阻止する逆止弁を介して、加圧空気を該水
タンクに供給することにより該水タンクの水面を加圧す
る作用をなし、また、その水タンクから循環管路とは並
列に、水タンクの水を便器に通じる水ホースに導く管路
である水供給管路が形成され、かつ、それらの互いに並
列な水供給管路と循環管路とが連絡用の管路である連絡
管路により接続され、さらにその連絡管路を開閉する開
閉弁である連絡開閉弁が設けられ、また水タンクからそ
の連絡管路に至る水供給管路を開閉する開閉弁である水
開閉弁が設けられ、その水開閉弁が開き連絡開閉弁が閉
じた第1状態で、加圧空気により押される水タンク内の
水が水供給管路を経て便器側へ水ホースを介して供給さ
れて水洗及び/又は洗浄を行わせ、水開閉弁が閉じ連絡
開閉弁が開いた第2状態で、加圧空気が水ホース内に残
留する水を便器側へ押し出すことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、この発明の上記便器には洗浄後に局
所を乾燥する空気の空気口を備え、その水開閉弁が開き
連絡開閉弁が閉じた第1状態と、次の水開閉弁が閉じ連
絡開閉弁が開いて、加圧空気が水ホース内に残留する水
を便器側へ押し出す第2状態に続いて、さらに水開閉弁
及び連絡開閉弁が共に閉じた第3状態で、加圧空気が便
器側へ洗浄後の乾燥用空気として供給され、この空気は
便器に設けられたヒータにより加熱されて、空気口から
洗浄後の乾燥用の温風として吹き出されることを特徴と
する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】このような構成により、被介護者はベッド
上等で、そこに載せられた便器の上記開口部に局所を近
づけて用便を行い、その排泄物を水洗水で流すことがで
きる。水洗水は前側底部の前端部から後方の吸引口に向
かって排出され、その後方に吸引口があるため、排泄物
体が効果的に吸引口に導かれる。また、前側壁部の後方
の後側立ち上がり部に設けられた洗浄水口から排出され
る洗浄水(温水等)により、排便後の局所が清浄化さ
れ、その結果、被介護者にとっても介護者にとっても負
担の少ない介護用便器となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】更に、この発明の介護用便器システムは介
護用便器と排泄物回収装置とを含んでおり、その排泄物
回収装置には、吸引された排泄物体を空気と共に吸引し
て回収する際に、その排泄物体を排泄物タンクに収容
し、空気のみを吸引管路を経て吸引装置で吸引するとと
もに、その吸引装置を経た下流側で正圧となった加圧空
気を便器側へ循環させる循環管路とを備え、その循環管
路は、加圧空気の水タンクへの流入は許容する一方で該
水タンクの水の該循環管路への流入は阻止する逆止弁を
介して、該水タンクに加圧空気を供給することにより該
水タンクの水面を加圧する作用をなし、また、逆止弁よ
り下流においてその循環管路は、開閉弁である排気開閉
弁を介して外気に連通する一方、逆止弁を経て水タンク
内に供給される加圧空気により水タンク内の水が便器側
へ通じる水供給管路から便器側へ供給されて水洗及び/
又は洗浄を行わせ、排気開閉弁が一時的に開いた状態で
排泄物の排泄物タンクへの吸引が行われることを特徴と
する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】このように排泄物等を吸引回収するための
空気を、その吸引作用のみならず、吸引装置の下流では
加圧空気となることを利用して、水洗水や洗浄用温水を
便器側へ送り出すプレッシャーエアとして便器側へ循環
させることにより、吸引装置を水洗水や洗浄用温水の送
り出し手段に兼用することができ、専用の送り出し手段
を設ける場合に比べて構造が簡単かつコンパクトにな
り、しかも吸引空気の排気の少なくとも一部が低減さ
れ、排気音も静粛で臭気の少ないものとなる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上記循環管路には、好ましくは、排気開閉
弁と並列に加圧空気の一部を外部に漏洩させる可変絞り
が設けられており、このように空気の一部を逃がすこと
により、上記便器からの吸引力を高めると共に、その漏
洩量により便器からの排泄物体に対する吸引力を調整す
ることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】なお、排泄物体の吸引時において最大の吸
引力が生じるように、上記便器の空気口及び可変絞り
(調整バルブ)とは別に並列に(又はそれらより上流
に)排気開閉弁を設けており、その開状態により一時的
にすべての空気を排出した後、この排気開閉弁を閉じ
て、後は可変絞りからの所定量の空気の排出に移行させ
ることもできる。また、可変絞りと排気開閉弁を別途に
設けるのではなく、一つの弁装置(例えば複合電磁弁
等)に置き換えることもできる。さらに、上記可変絞り
を設けずに、排気開閉弁のみを設けて必要なときにその
排気開閉弁を開く構成としてもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに好適な態様では、便器の本体の開口
部の内側には、前端から後方へほぼ水平に延びるととも
に低い底壁部で囲われた前側底部と、この前側底部の後
側からほぼ上方へ立ち上がるとともに少なくとも両側が
低い側壁部で囲われた後立ち上がり壁部とを備え、上記
水洗水口は、開口部の前側底部の前端に設けて後部の吸
引口に向けて排泄物処理用の水洗水を排出する水洗水口
と、この水洗水口より後方に位置する開口部の前側底部
の両側壁部に設けて前側底部の中央側に排泄物処理用の
水洗水を排出する中央寄せ用の水洗水口とを有し、前端
の後方向きの水洗水口から後方に排出される水洗水と、
両側の中央寄せ用の水洗水口先から中央側に排出される
水洗水との協働作用により排泄物を吸引口に導くことを
特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】更に、この発明の便器の開口部には、この
開口部の上部から前方に突出するように形成する蓋部材
が設けられ、その蓋部材は、複数段階又は無段階に角度
調節可能な保持機構により保持されて、開口部全体の大
きさを調節するとともに、局所を上方から見えないよう
に遮蔽することを特徴とする。そして、このような蓋部
材を便器の開口部に設けることにより、排泄物(小便な
ど)が飛散することが防止され、また被介護者の局所を
見えにくくするので、被介護者の用便時の羞恥心を軽減
することができ、用便時の精神的な負担が緩和される。
また、便器の開口部の周縁部の全体又は一部や、開口部
全体を取り巻くように便器本体と蓋部材とにまたがって
柔軟性部材が設けられ、その柔軟性部材が被介護者の局
所周辺に接触可能とされてもよい。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、好適な態様として、便器の後側立ち
上がり壁部には洗浄後の局所を乾燥する空気口を備える
場合は、洗浄後の局所を空気口から送り出される空気に
よって乾燥させることができる。また、開口部の前側底
部の先端に設けた後方向きの水洗水口と、後側立ち上が
り壁部に設けた吸引口との間の前側底部の底面には、排
泄物を検知する排泄物センサを設けることもできる。更
に、加圧空気を便器側へ循環させる循環管路の一部に、
排泄物タンクを通過して循環する空気の臭気を低下させ
る消臭室を組み込んで、排泄物タンクを経た空気はその
消臭室を経て循環するようにしても良い。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また立ち上がり壁部36には複数、例えば
3箇所の温水吹出口39(洗浄水口又は温水口)と、そ
の温水により清浄化された局所を乾燥させるための複数
(例えば4個)温風吹出口40(空気口又は温風口)
が形成されている。また、この温水吹出口39は水洗処
理水(水洗水)の吹出口を兼ねるものである。上部中央
の温水吹出口39は温水を霧吹き状に噴出して、例えば
ビデ用として有効である。また残る温水吹出口(左右)
39は、その噴出方向を所定の角度範囲で調整できるよ
うに球体等の回動可能なノズルを備え、被介護者の体型
や性別に応じて直線的な噴出方向を選択できるものとす
ることが望ましい。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】開口底面部37(前側底部)にも、吸引口
38の前方に位置して複数(例えば4個)の温水吹出口
(水洗用)41aが、また両側の側方に位置して複数
(例えば2個)の温水吹出口41b設けられている。
これら開口底面37に形成された吹出口41a、41b
は、排泄物の水洗処理用のもので、底面37の手前の低
い立壁に形成された排出口41aから水(温水)が後
へ噴出され、両側の排出口41bから水(温水)が底面
中央側へ噴出され、これらにより排泄物及び水洗水が吸
引口38に誘導されやすくなる。なお、便器10の開口
底面37には排泄物を検知するセンサ11(大便用)と
センサ12(小便用)が設けられ、後述する付属ユニッ
ト64(図1等)の制御部に接続されている。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な可搬式の便器であって、 被介護者の局所に押し付けられ又は対向するように位置
    して排泄物を受ける開口部を有する便器本体と、 便器本体の開口部の上部から前方に突出するように設け
    られ、その便器本体の前記開口部と共に便器の全体開口
    を形成するカバーとが設けられ、 そのカバーは、複数段階又は無段階に角度調整可能な保
    持機構により保持されて、全体開口の大きさを調節する
    とともに、局所を上方から見えないように遮蔽すること
    を特徴とする介護用便器。
  2. 【請求項2】 前記便器の開口部の周縁部の全体又は一
    部に柔軟性部材が設けられ、その柔軟性部材が被介護者
    の局所周辺に接触可能とされている請求項1に記載の介
    護用便器。
  3. 【請求項3】 前記柔軟性部材は前記便器本体と蓋部材
    とにまたがって前記全体開口を取り巻くように形成され
    ている請求項2に記載の介護用便器。
  4. 【請求項4】 前記便器は、排泄物を水洗処理する水洗
    水口と、局所を洗浄する洗浄水口と、排泄物、水洗処理
    後の水洗水及び洗浄後の洗浄水の吸引口とを備える請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の介護用便器。
  5. 【請求項5】 前記便器は、洗浄後の局所を乾燥する空
    気口をさらに備える請求項4に記載の介護用便器。
  6. 【請求項6】 移動可能な可搬式の便器であって、 被介護者の局所に押し付けられ又は対向するように位置
    して排泄物を受ける開口部を備え、 その開口部の内側には、前端から後方へほぼ水平に延び
    るとともに低い底壁部で囲われた前側底部と、この前側
    底部の後側からほぼ上方へ立ち上がるとともに少なくと
    も両側が低い側壁部で囲われた後側立ち上がり壁部とを
    備え、 前記前側底部の先端の底壁部に後方に向かって排泄物処
    理用の水洗水を排出する後方向きの水洗水口が形成さ
    れ、その水洗水口の後方において前側立ち上がり壁部の
    下端部に、前記排泄物及び水洗水を吸引する吸引口が形
    成され、 また前記後側立ち上がり壁部の前記吸引口より上側に
    は、前方に向かって局所洗浄用の洗浄水を吹き出す洗浄
    水口が形成されて、その洗浄水は前記吸引口から吸引さ
    れることを特徴とする介護用便器。
  7. 【請求項7】前記前側底部の先端の底壁部に後方に向か
    って排泄物処理用の水洗水を排出する後方向きの水洗水
    口が形成され、その水洗水口の後方において前記前側底
    部の底面には排泄物を検知する排泄物センサが設けら
    れ、さらにその後方において前側立ち上がり壁部の下端
    部に、前記排泄物及び水洗水を吸引する吸引口が形成さ
    れている請求項6に記載の介護用便器。
  8. 【請求項8】 前記立ち上がり壁部には洗浄後の局所を
    乾燥する空気口をさらに備える請求項7に記載の介護用
    便器。
  9. 【請求項9】 前記前側底部には前端の前記後方向きの
    水洗水口に加え、この水洗水口より後方に位置して、前
    側底部の両側壁部から中央側に排泄物処理用の水洗水を
    排出する中央寄せ用の水洗水口が設けられ、前端の後方
    向きの水洗水口から後方に排出される水洗水と、両側の
    中央寄せ用の水洗水口先から中央側に排出される水洗水
    との協働作用により排泄物を前記吸引口に導く請求項6
    ないし8のいずれか1項に記載の介護用便器。
  10. 【請求項10】 水洗水口並びにその水洗水を含む排泄
    物を吸引する吸引口を有する介護用便器と、 その便器から排泄物を吸引して回収する排泄物回収装置
    とを備え、 その排泄物回収装置は、前記便器に接続された排泄物吸
    引用の吸引ホースと、 そのホースに接続されてホース内部を負圧にし、前記排
    泄物をそのホースを通じて吸引移送する吸引装置と、そ
    のホースを通じて運ばれる排泄物を回収する排泄物タン
    クと、を含むことを特徴とする介護用便器システム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1項に
    記載の介護用便器と、 前記便器から水洗水を含む排泄物を吸引して回収する排
    泄物回収装置とを備え、 その排泄物回収装置は、前記便器に接続された排泄物吸
    引用の吸引ホースと、 そのホースに接続されてホース内部を負圧にし、前記排
    泄物をそのホースを通じて吸引移送する吸引装置と、そ
    のホースを通じて運ばれる排泄物を回収する排泄物タン
    クと、その排泄物タンクを着脱可能に固定する排泄物タ
    ンクホルダと、を含むことを特徴とする介護用便器シス
    テム。
  12. 【請求項12】 排泄後の局所を洗浄する温水等の洗浄
    媒体(以下、温水という)を、温水タンクから前記便器
    内の洗浄水口へ供給し、その洗浄水口から噴射させる洗
    浄装置が設けられ、その洗浄後の汚水は前記便器で受け
    られ、前記排泄物回収装置で回収される請求項10又は
    11に記載の介護用便器システム。
  13. 【請求項13】 前記便器に乾燥用の空気を供給する空
    気供給装置と、前記便器に設けられてその空気を加熱す
    るヒータとを含む、乾燥装置を備える請求項10ないし
    12のいずれか1項に記載の介護用便器システム。
  14. 【請求項14】 前記吸引された排泄物を空気と共に吸
    引して回収装置に回収する際に、その排泄物を排泄物タ
    ンクに収容し、空気のみを吸引管路を経て吸引駆動部に
    吸引するとともに、その吸引駆動部を経た下流側で正圧
    となった加圧空気を、前記水洗水及び/又は洗浄水の便
    器への送り出し用空気として便器側へ循環させる循環管
    路が形成される請求項10ないし13のいずれか1項に
    記載の介護用便器システム。
  15. 【請求項15】 前記吸引された排泄物を空気と共に吸
    引して回収装置に回収する際に、その排泄物を排泄物タ
    ンクに収容し、空気のみを吸引管路を経て吸引駆動部に
    吸引するとともに、その吸引駆動部を経た下流側で正圧
    となった加圧空気を、前記水洗水及び/又は洗浄水の便
    器への送り出し用空気として便器側へ循環させる循環管
    路が形成されるとともに、その加圧空気の一部を外部に
    逃がす逃がし部が設けられた請求項14項に記載の介護
    用便器システム。
  16. 【請求項16】 前記循環管路の一部に、前記排泄物タ
    ンクを通過して巡回する空気の臭気を低下させる消臭室
    が組み込まれ、前記排泄物タンクを経た空気はその消臭
    室を経て巡回する請求項14又は15に記載の介護用便
    器システム。
  17. 【請求項17】 前記循環管路には、循環する空気の一
    部を外部に排出する排出口と、その排出口からの空気の
    排出量を調整する調整バルブが設けられた請求項14な
    いし16のいずれか1項に記載の介護用便器システム。
  18. 【請求項18】 前記洗浄用温水を貯える温水タンク
    と、 その温水タンクと前記便器とを接続して前記洗浄水口と
    しての温水噴出口へ排泄後の局所を洗浄する温水を供給
    する洗浄用ホースと、 前記便器と前記排泄物タンクとを接続してその便器から
    排泄物及び洗浄後の汚水を吸引・回収する排泄物吸引用
    ホースと、 前記排泄物吸引用ホースに吸引負圧を作用させるファン
    を駆動するとともに前記循環管路において前記空気を循
    環させるファンモータと、 前記循環管路を循環する空気の一部を前記温水タンク側
    へ導いて、その温水タンクの温水を加圧することにより
    前記便器の温水噴出口へ供給する温水加圧管路とを備え
    る請求項10ないし17のいずれか1項に記載の介護用
    便器システム。
  19. 【請求項19】 前記水洗水と洗浄用温水とは前記温水
    タンクの水が共通に使用され、便器への温水ホースは水
    洗水ホースでもある請求項10ないし18のいずれか1
    項に記載の介護用便器システム。
  20. 【請求項20】 前記温水を貯える温水タンクと、 その温水タンクと前記便器とを接続して前記洗浄水口と
    しての温水噴出口へ排泄後の局所を洗浄する温水を供給
    する洗浄用ホースと、 前記便器の空気口としての送風口から洗浄後の局所を乾
    燥させる温風を吹き出させるための空気を供給するため
    に前記便器の送風口に接続された乾燥用空気ホースと、 前記便器と前記排泄物タンクとを接続してその便器から
    排泄物及び洗浄後の汚水を吸引・回収する排泄物吸引用
    ホースと、 前記排泄物吸引用ホースに吸引負圧を作用させるファン
    を駆動するとともに前記循環管路において前記空気を循
    環させるファンモータと、 前記循環管路を循環する空気の一部を前記温水タンク側
    へ導いて、その温水タンクの温水を加圧することにより
    前記便器の温水噴出口へ供給する温水加圧管路と、 前記循環管路を巡回する空気の一部を前記乾燥用空気ホ
    ースに導いて、その導いた空気をその乾燥用空気ホース
    を経て前記便器へ供給する空気供給管路と、 を含む請求項10ないし19のいずれか1項に記載の介
    護用便器システム。
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