JP2000079136A - 容易に排泄できない人に強制的な排泄機能を持つ簡易便器。 - Google Patents

容易に排泄できない人に強制的な排泄機能を持つ簡易便器。

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JP2000079136A
JP2000079136A JP11199413A JP19941399A JP2000079136A JP 2000079136 A JP2000079136 A JP 2000079136A JP 11199413 A JP11199413 A JP 11199413A JP 19941399 A JP19941399 A JP 19941399A JP 2000079136 A JP2000079136 A JP 2000079136A
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excrement
simple toilet
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air
mounting
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Toshiharu Honda
利春 本多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不幸にして自分の体を自由に動かす事ができ
なくなった時、自負の念、恥じらい、悔しさはもとより
看護人に多大の迷惑をかける。そのため、せめて排泄だ
けでも容易にでき看護人の手間を少しでも削減でき、そ
のうえ経費も削減できる清潔で簡単に操作できる動力式
簡易便器が必要である。 【解決手段】 本発明器は局部に一回密装着固定する
と、駆動モーター式簡易便器のため、センサー感知自動
又は手動操作にて、一回、一回の排泄の度に取り外しす
ることなく局部の洗浄及び乾燥をおこない、排泄物は別
容器に溜めるため防臭効果も大で、おむつ等の使用もな
く経費削減もでき清潔で少しでも看護人の手間を削減す
ることができ、容易な排泄ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】 本発明は、身体が不自由な
どの理由により、自分の排泄を自力で容易にできない人
及び何らかの理由により、本発明品を使用したい人のた
めに、駆動モーターを用いることにより、吸引を利用し
て強制的に排泄でき、排泄物の排除と局部及び装着部内
の洗浄及び乾燥により清潔に保ち、人体にやさしく防臭
効果の機能をもつ簡易便器。
【従来の技術】 差し込み式便器、座椅子式便器及びお
むつ等々
【発明が解決しようとする課題】 従来の技術では、身
体の不自由などの理由により、自分の排泄を自力で容易
にできない人は、排泄物の排泄前及び排泄後の処理を、
他人の手により一回、一回行われている。他人の手を借
りるために生じる恥じらい、羞恥心は身体の不自由な本
人に執って、大きな精神的、肉体的負担を与えている。
他人の手を借りる、あるいは本人の身体が不自由なため
に排泄後の局部の処置も十分とは言えず、清潔さを保つ
こと不十分であり、おむつ使用に際しては、おむつの交
換が排泄後すぐに行われない場合もあり、その時に出る
悪臭及び身体への感触などの不快感及び不衛生はいかほ
どかと思う。一方、費用面でみた場合、看護人を必要と
する時は看護人への費用の負担、おむつ等を使用する場
合でも長期的に至るとおむつ等の使用量及び使用費も膨
大なものになる。本発明は、このような排泄物の処置に
看護人の手を借りることを最小限にし、精神的な負担を
軽減し、局部の清潔さを保ち更には経済的な経費の負担
を削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】 身体の自由な人の排泄
を容易にし、排泄前及び排泄後の処置に看護人の手助け
を少なくし、本人の精神的、肉体的な負担を軽減し、局
部を清潔に保ち不快感及び不衛生をなくし、また長期的
に発生する看護人の費用、おむつ等の使用費などにより
経済面の負担を軽減するための解決手段。本発明におい
ては局部に密着する装着部を設け、この装着部の中に排
泄した排泄物を、装着部内より設けられたパイプ内を通
り、速やかに排泄物を吸引し排除することができる機能
をもつ簡易便器を採用している。この吸引には駆動モー
ターを用い装着部内を真空状態にすることで実現でき
る。またパイプの先には排泄物を一定量蓄えることので
きる機能をもつ容器を設けることにより、排泄物の処置
を長時間毎に行うことができる。局部を清潔に保つに
は、排泄物を排泄時及び排泄後、装着部内に設けられ
た、水供給用のパイプ及びノズルより、温水を注ぐこと
により局部及び装着部内を洗浄することが可能である。
また同様に装着部内に同じく設けられた空気供給用のパ
イプ及びノズルより、温風を吹き付けることにより局部
及び装着部内を乾燥できる。装着部とパイプの間に逆流
防止弁を設けることにより、排泄物及び悪臭の装着部内
への逆流を防ぐことができる。別容器内に防臭室及び防
臭装置を設けることにより、排泄物からの悪臭を外部に
もれることを特微少することができる。またヒーターを
設置することによって洗浄時の温水及び乾燥時の温風を
保温することができる。装着部本体の腰当て部分の左右
を、上下することにより、身体と装着部との接点を上下
することになる、及び前記、部材を通風性にすぐれ弾力
性のある材料を使用することにより床ずれを特微少する
ことができる。
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態を
【図】を用いて説明する。
【図1】は装着部(1)を人体の局部に密装着し、逆止
至弁(I)とパイプ(2を通して別容器(3)に接続さ
れた本発明の平面図を示す。
【図2】は
【図1】の側面図を示す。および
【図3】は装着部(1)の局部から見た正面図を示し
【図4】は装着部(1)及び逆止弁室(I)及びパイプ
(2)の側面より見た断面図を示す。装着部(1)は調
整固定ベルト(A)により人体に固定されており局部に
密装着され、排泄物が外部に漏れないように人体との密
着部分は水蜜弾性部材(B)で構成され、外部への漏れ
を防ぐことのできる構造になっている。調整固定ベルト
(A)の一部(C)は弾性部材で構成されていて、調整
固定ベルト(A)と人体をやさしく装着できるようにな
っている。調整固定ベルト(Aの固定方法を
【図1】においてベルト(A)に穴を開けて固定する方
式になっているが、他の方法例えばマジックテープ等で
固定することもできる。装着部(1)と逆止弁室(I)
との間には連結結合部(D)で連絡できる構造となって
おり、連結結合部(D)を外すことが可能で、装着部
(1)を局部に密装着させる際には、個々を取り外すこ
とにより装着を容易にできるようにしている。装着部
(1)内で(S)より装着部(1)本体と押さえ部
(Z)を切り離すことにより(S)より上部の押さえ部
(Z)を、取り除き装着部(1)内及び局部を簡単にチ
ェックでき即、対応できる。別容器(3)には洗浄用の
水及び乾燥用の空気を溜める容器(E)、排泄物を溜め
るカセット式容器(F)、及びパイプ(2)から吸引す
る駆動モーター(V)の機械室(G)、及び操作を制御
する操作室(M)、臭いを特微少する防臭室(N)から
構成されている。容器(E)内にヒーター(X)を設置
してあるため洗浄送水を温め、保温できる機能をもつこ
とができる。このような構成された装置において、排泄
時及び排泄後に駆動モーター(V)により真空状態にな
り、パイプ(2)内を通して装着部(1)内の排泄物を
吸引することが可能であり、別容器(3)内に設置して
あるカセット式容器(F)に溜められる。 この排泄物
の逆流を防ぐため
【図4】にあるように逆流防止弁室(I)内に、逆流防
止弁(Y)を設置することにより排泄物及び空気が装着
部(1)内よりパイプ(2)内方向に流れる時のみ開
き、逆の流れの時は閉まる構造になっており逆流を防止
できる。温風ヒーター室(R)にヒーター(X)を設け
ることにより乾燥用送風を保温することができる。装着
部(1)内の排泄物をパイプ(2)を通し別容器(3)
に吸引するとき、装着部(1)からパイプ(2)への空
気の流れが必要であり、密着部が全く密閉されていれ
ば、装着部(1)からパイプ(2)への空気の流れはな
く、またあっても非常に少量のものであり、効果的に排
泄物を吸引することはできない。この問題を解決するた
め装着部(1)において空気調整弁(J)が設けられて
いる、この空気調整弁(J)はパイプ(2)を通して装
着部(1)に吸引が働いた場合真空状態となり圧力差で
空気調整弁(J)が開き空気が装着部(1)内に吸い込
まれることになる。この空気の流れで排泄物を効果的に
吸引することができる。このとき送風、送水口(Q)よ
り排泄物の排除を補助し、より効果的に排除できる。こ
の吸引した排泄物は容器(F)に溜め、以外の空気は機
械室(G)防臭室(N)を通り容器(E)に入りここの
部屋(E)を加圧することになる。洗浄用及び乾燥用に
必要な圧力以外の空気は放出口に設けられている空気放
出調整弁(O)で調整され外部へ放出される。排泄物の
排除が終わった後は、局部及び装着部(1)内を清潔に
保つために掃除が必要である、本発明においては容器
(E)室を加圧することにより洗浄口(K)より温水の
散布で洗浄、乾燥口(K)より温風による乾燥、及び送
水、送風口(Q)とでこれを補助し実現できる。この洗
浄口(K)と乾燥口(K)及び送水、送風口(Q)は同
口であっても同口でなくても能力機能を発揮する。
【図4】に示す洗浄口(K)より温水を勢い良く装着部
(1)内に注水することにより、人体の局部及び装着部
(1)内の汚物を洗浄することができる。綺麗になった
段階で注水を切替弁(P)の働きで止め、送風を切替弁
(P)の働きで活動させ乾燥口(K)より温風を供給し
て、人体の局部及び装着部(1)内を乾燥させることが
できる。 この時、洗浄、乾燥の間には別容器(3)内
にある切替弁(P)により切り替えを行うことになる。
洗浄用水を容器(E)に補充供給するとき、体温と同じ
か少し高めの温水を用いることにより、即使用する時、
人体に優しく経費的にも効率がよい。
【図3】
【図4】に示す装着部本体(1)の腰当て部分(T)の
左右を上下させることにより、身体と装着部(1)との
接触部(T)を上下に可動することになる、この動きで
床ずれを特微少することができる。
【図1】
【図2】に示すように操作リモコン(W)で手動操作で
きる。
【発明の効果】 本人の恥じらいも少なく、容易に排泄
でき防臭で清潔、そのうえ、おむつ等を使用する必要も
なく、本人にやさしく看護人の手間の削減及び経費の削
減をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 簡易便器装着部を局部に直接、固定ベルトで
密装着し別容器にパイプで連結した平面図
【図2】 前記
【図1】の側面図
【図3】 簡易便器装着部の正面図
【図4】 簡易便器の装着部及び逆止弁室及びパイプの
断面図
【符号の説明】
(1) 装着部 (2) 連結パイプ (3) 別容器 (A) 調整固定ベルト (B) 水密弾性部材 (C) 弾性部材 (D) 連結、結合部 (E) 洗浄用水を溜める容器 (F) 排泄物を溜めるカセット式容器 (G) 機械室 (H) 吸引口 (I) 逆流防止弁室 (J) 空気調整弁 (K) 洗浄、乾燥口 (L) 感知センサー (M) 操作室 (N) 防臭室 (O) 空気放出調整弁 (P) 洗浄水、乾燥送風切替弁 (Q) 送風、送水口 (R) 温風ヒーター室 (S) 切り離し部 (T) 上下可動部 (U) 尻及び腰当て部 (V) 駆動モーター (W) 操作リモコン (X) ヒーター (Y) 逆流弁 (Z) 押さえ部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部への装着部(1)の出口より、パイ
    プ(2)が設けられており、この装着部(1)を局部へ
    固定し、この装着部(1)内に排泄された人体よりの排
    泄物を前記パイプ(2)内を通し強制的に装着部(1)
    より別容器(3))に排除する機能をもつ簡易便器。
  2. 【請求項2】 排泄物の排除には駆動モーター(V)を
    用い、装着部(1)内を真空状態にし、吸引し排除する
    簡易便器。
  3. 【請求項3】 排除した排泄物をパイプ(2)内を通
    し、別容器(3)に収めることができる簡易便器。
  4. 【請求項4】 局部と装着部(1)との接触部には装着
    部(1)の方に水密弾性材(B)を用いることにより、
    人体にやさしく水漏れを防ぐことのできる簡易便器。
  5. 【請求項5】 局部への装着部(1)を直接ベルト
    (A)で密装着固定できる簡易便器。
  6. 【請求項6】 局部への装着部(1)内にはセンサー
    (L)が設置されており、このセンサー(L)により排
    泄物が排泄された事を検知し、駆動モーター(V)を作
    動させ、排泄物を吸引し排除することができる簡易便
    器。
  7. 【請求項7】 局部への装着部(1)内にあるセンサー
    (L)を使用しなくても看護人及び自分で操作できる人
    には、手動リモコン(W)にて操作し吸引、排除、洗
    浄、乾燥することができる簡易便器。
  8. 【請求項8】 局部及び装着部(1)内への洗浄又は乾
    燥、及び排泄物の強制的排除を補助するため装着部
    (1)内に水又は温水及び風又は温風を放出できるパイ
    プ(Q)又はノズル(Q)がある簡易便器。
  9. 【請求項9】 局部への装着部(1)内に空気調整弁
    (J)を設け、装着部(1)内より排泄物を吸引すると
    きに空気の流れを作り、吸引時による排除を容易にでき
    る簡易便器
  10. 【請求項10】 排泄物を排除するパイプ(2)と装着
    部(1)との間に逆止弁(Y)が設置されておりこの逆
    止弁(Y)は、排泄物を排除する時開き、排除した後は
    閉じて装着部(1)内に逆流しないような機能をもつ簡
    易便器。
  11. 【請求項11】 洗浄水用容器(E)内及びヒーター室
    (R)にヒーター(X)を設置することにより、装着部
    (1)内への送水及び送風の保温機能をもつことができ
    る簡易便器。
  12. 【請求項12】 排泄物を排除時又は排除後に、装着部
    (1)内へ水又は温水を注ぐことにより、局部及び装着
    部(1)内を洗浄できる機能をもつ簡易便器。
  13. 【請求項13】 排泄物を排除後は風又は温風を送る機
    能をもち、洗浄後この送風により、局部及び装着部
    (1)内を乾燥できる機能をもつ簡易便器。
  14. 【請求項14】 別容器内(3)に切替弁(P)を設置
    することにより、装着部(1)内への洗浄送水と乾燥送
    風の切り替え機能をもつ簡易便器。
  15. 【請求項15】 別容器(3)より外部へ空気を放出す
    るとき、放出口に調整弁(O)を設けることにより、送
    水及び送風と別容器(3)内の空気圧のバランスを調整
    できる簡易便器
  16. 【請求項16】 容器より外部へ空気を放出する側に、
    防臭室(N)及び防臭装置を設置することにより、排泄
    物を吸引するときに出る排泄物からの悪臭が外部に漏れ
    ることを特微少とする簡易便器。
  17. 【請求項17】 別容器(3)の排泄物を溜める部分
    が、別容器(3)本体より容易に取り外しできるカセッ
    ト式(F)構造になっており、容器(F)内の排泄物を
    処理するときには、排泄物を溜める容器(F)のみを外
    し、容易に排泄物を処理できる簡易便器。
  18. 【請求項18】 別容器(3)と装着部(1)を連結、
    結合部(D)にて切り離すことにより、人体に装着する
    とき容易に操作しやすいようにした簡易便器。
  19. 【請求項19】 装着する時、装着部本体(1)と押さ
    え部(Z)とを切り離し部(S)より切り離すことによ
    り、人体に装着操作をより簡単にでき、装着部(1)全
    体を取り外すことなく、装着内部及び局部をいつでも直
    ぐに、チェックでき対応できる簡易便器。
  20. 【請求項20】 装着部(1)本体の尻当て及び腰当て
    部分(U)の部材を、弾力性よく通風性のある材質を使
    用することにより、床ずれ防止を特微少とする簡易便
    器。
  21. 【請求項21】 装着部(1)本体の尻当て及び腰当て
    部分(U)の左右を、上下することにより、床ずれ防止
    を特微少とする簡易便器。
JP11199413A 1998-07-06 1999-06-09 容易に排泄できない人に強制的な排泄機能を持つ簡易便器。 Pending JP2000079136A (ja)

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JP22750398 1998-07-06
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005041829A1 (ja) * 2003-10-31 2005-05-12 Toshiharu Honda 排泄物処理装置
JP2006026123A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Sanyo Electric Co Ltd ホースの連結構造および排泄物処理装置
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