JP4514537B2 - ホースの連結構造および排泄物処理装置 - Google Patents

ホースの連結構造および排泄物処理装置 Download PDF

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ホースの連結構造および当該連結構造を有するホースを介してオムツに接続される排泄物処理装置に関する。
一般に、オムツと排泄物処理装置とがホースを介して接続され、オムツ内に排泄された汚物が、センサによって検知されると、ブロワが起動されて、このブロワの吸引力によって、前記ホースを介して、前記オムツ内に排泄された汚物を、前記排泄物処理装置に吸引する排泄物処理装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)。この種のものでは、ホースの長さが余り長くなったりすると、ブロワの吸引力によっては、汚物を吸引しきれなくなり、ホース内に汚物が残留するといった問題がある。
一方、この種の排泄物処理装置では、ホースは、オムツおよび排泄物処理本体と着脱自在に接続され、筐体内に排泄物が貯留される排泄タンクが設置されており、この排泄タンク内の排泄物を捨てる際には、排泄物処理本体からホースを外し、筐体から排泄タンクを取り外して行なうのが一般的である。
特開2002−102266号公報
しかし、従来の構成において、ホース内に汚物が残留したとすれば、排泄物処理本体からホースを取り外し、或いは取り付ける場合、ホース内に残留した汚物がホース外部に漏れ出てしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、ホースの接続を外した場合であっても、ホース内に残留した汚物が外部に漏れ出るのを防止する排泄物処理装置を提供することにある。
本発明は、ホースが接続された一方の連結具を他方の連結具に着脱自在に連結するホースの連結構造において、一方の連結具が、流路を閉塞する方向に付勢された弁体を備え、他方の連結具が、一方の連結具との連結時に、付勢力に抗して前記弁体を押し退けて、一方の連結具の内部に進入するパイプを備え、各連結具の連結時には、他方の連結具のパイプから一方の連結具に至る内周面が一様に連続するとともに、一方の連結具は、ホースが接続されるホース接続部と、このホース接続部に連続し、前記弁体を収納する連結具本体とを有し、この連結具本体が、ホース接続部の内周面に連なる第1開口と、前記パイプが進入する第2開口とを有し、前記他方の連結具との連結時には、前記パイプの先端が、第2開口から進入して、第1開口の周縁部に当接し、この周縁部にテーパ状の当接面が形成され、この当接面に当接する前記パイプの先端に面取り部が形成され、前記第2開口の周縁部には、前記パイプの進入時に、当該パイプの外周部を案内する環状突起が形成され、この環状突起の案内幅が、前記パイプの面取り部の切り落とし幅よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明は、オムツと排泄物処理装置とをホースを介して接続し、このホースを介して、前記オムツ内に排泄された汚物を、前記排泄物処理装置に吸引する排泄物処理装置において、前記ホースが接続された一方の連結具を、前記オムツまたは前記排泄物処理装置のいずれかに接続された他方の連結具に着脱自在に連結する連結構造を備え、この連結構造における一方の連結具が、流路を閉塞する方向に付勢された弁体を備え、他方の連結具が、一方の連結具との連結時に、付勢力に抗して前記弁体を押し退けて、一方の連結具の内部に進入するパイプを備え、各連結具の連結時には、他方の連結具のパイプから一方の連結具に至る内周面が一様に連続するとともに、一方の連結具は、ホースが接続されるホース接続部と、このホース接続部に連続し、前記弁体を収納する連結具本体とを有し、この連結具本体が、ホース接続部の内周面に連なる第1開口と、前記パイプが進入する第2開口とを有し、前記他方の連結具との連結時には、前記パイプの先端が、第2開口から進入して、第1開口の周縁部に当接し、この周縁部にテーパ状の当接面が形成され、この当接面に当接する前記パイプの先端に面取り部が形成され、前記第2開口の周縁部には、前記パイプの進入時に、当該パイプの外周部を案内する環状突起が形成され、この環状突起の案内幅が、前記パイプの面取り部の切り落とし幅よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、ホースの連結を外した場合には、一方の連結具の開口は塞がれるため、ホース内に残留した汚物が外部へ漏れることを防止できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる排泄物処理システム1の構成を示す図である。この図1に示すように、排泄物処理システム1は、使用者3の腰臀部に装着されるオムツ12と、オムツ12内部の排泄物または汚水を吸引し蓄積する排泄物処理装置14とを備える。これらオムツ12と排泄物処理装置14とは、汚物吸引ホース16、洗浄水ホース17および送風ホース18により接続され、排泄物処理装置14は、洗浄水ホース17や送風ホース18を介して洗浄水や空気をオムツ12内に供給し、汚物吸引ホース16を介してオムツ12内の汚物を当該排泄物処理装置14に吸引する。なお、符号10は、使用者3が横たわるマットである。
図2は、排泄物処理装置14の回路構成を示す図である。この図2に示すように、排泄物処理装置14は、排泄物または汚水(洗浄水を含む)を貯留する排泄タンク200を備えており、この排泄タンク200は、汚物吸引ホース16を介してオムツ12の汚物吸引ホース接続口に接続されている。排泄タンク200は、液面センサ201とセパレータ202とを備え、液面センサ201は、排泄タンク200内に貯留された排泄物および汚水の液面位置を検出する。セパレータ202は、液体を除去して気体のみを通過させるものであり、このセパレータ201は、空気管140、脱臭・殺菌器207、空気管141を介して送風ブロワの吸込口に接続される。脱臭・殺菌器207は、排泄タンク200から吸い出された空気を脱臭・除菌するものである。
送風ブロワ205の吐出口には、空気管143、分岐管144、空気管145が順次接続され、この空気管145は、送風ホース18を介してオムツ12の送風ホース接続口に接続される。オムツ12内には、送風ホース接続口に連通する洗浄口134aが形成される。脱臭・殺菌器207にて殺菌され、送風ブロワ205から吐出された空気は、洗浄口134aを通じて、オムツ12内に供給される。
上記空気管143と空気管145との間には、分岐管144が接続され、この分岐管144は、空気管150、二方弁218、空気管151および分岐管170を介して二方向に分岐され、一方が、水管149、ウォータポンプ215および水管148を介して洗浄水タンク210に接続され、他方が水管152、洗浄水ホース17を介してオムツ12の洗浄水ホース接続口に接続される。オムツ12内には、洗浄水ホース接続口に連通する洗浄口130a、130bが形成される。これら洗浄口130a、130bは、先端に小孔を有し、この小孔を通じて噴射された洗浄水によって、使用者の局部を洗浄するものである。
本構成では、上述の洗浄口134aは、洗浄口130a、130bに夫々設けられた小孔よりも大きな開口面積を有しており、二方弁218を開いた状態で送風ブロワ205及びウォータポンプ215を動作させると、洗浄口134aを通じてオムツ12内に空気と洗浄水とが混合されて供給される構成となっている。これは、洗浄口134aを通じてオムツ12に流入する方が、洗浄口130a、130bを通じてオムツ12に流入するよりも圧力損失が小さくなるためである。
洗浄水タンク210は、オムツ12内に供給する洗浄水が貯留されるタンクであり、温水ヒータ211、サーミスタ212およびフロートセンサ(水位計)213を備えている。温水ヒータ211は、洗浄水タンク210内の洗浄水を暖めるものであり、サーミスタ212は、洗浄水の温度を検出するものであり、フロートセンサ(水位計)213は、洗浄水タンク210内の洗浄水の量を検出するためのものである。また、この洗浄水タンク210の底部には、水管147が接続され、この水管147の途中に設けられた水抜コック(活栓)214が開かれると、洗浄水タンク210内の洗浄水が外に排出される。
また、排泄物処理装置14は、当該排泄物処理装置14全体を制御する制御部216を備えており、この制御部216によって、送風ブロワ205、温水ヒータ211、ウォータポンプ215、二方弁218等が制御される。
次に、排泄物処理装置14の動作について説明する。なお、二方弁218は初期状態において閉鎖されている。
この動作は吸引工程、洗浄工程、水抜工程の3工程に大別される。
まず、吸引工程は、オムツ12から排泄物などを吸引する動作であり、制御部216は、二方弁218を開き、送風ブロワ205を動作させる。これにより、排泄タンク200内は、送風ブロワ205によって空気が吸引されて負圧に保たれ、汚物収集トレイ120に設けられたオムツ側汚物吸引ホース接続口より汚物吸引ホース16、排泄タンク200、送風ブロワ205に向かって空気が流れる一方、送風ブロワ205の吐出口から空気管143、空気管145、送風ホース18、洗浄口134aを通って、オムツ12内に空気が循環する。
このとき、制御部216がウォータポンプ215を運転させることにより、洗浄水が洗浄水タンク210から水管148、水管149、分岐管170、二方弁218を経て空気管145へと流入する。これは、上述のように、洗浄口134aの開口面積が、洗浄口130a、130bに夫々設けられた小孔より大きな面積を有するため、圧損が低いからである。そして、この空気管145内で前記洗浄水と空気とが混合された状態で、送風ホース18を介してオムツ12に送水され、洗浄口134aから噴射されることで汚物の流動性を高めることにより汚物の吸引を行なうものである。
さらに詳述すると、送風ブロワ205が運転すると、排泄タンク200が負圧に保たれ、セパレータ202により、排泄タンク200内の空気だけが空気管140に導かれ、脱臭・除菌器207によって空気に含まれる臭気の除去と、殺菌とが行われ、送風ブロワ205の吸込口に流入する。また、送風ブロワ205の吐出口から吐出された空気は、上記のように臭気と除菌が行われてオムツ12内に導かれ、オムツ12内が衛生に保たれる。
次に、洗浄工程は、使用者3の各部位を洗浄する動作であり、先ず、制御部216は、送風ブロワ205を動作させる。これにより、排泄タンク200内は、送風ブロワ205によって空気が吸引されて負圧に保たれ、汚物収集トレイ120に設けられたオムツ側汚物吸引ホース接続口122より汚物吸引ホース16、排泄タンク200、送風ブロワ205に向かって空気が流れる一方、送風ブロワ205の吐出口から空気管143、空気管145、送風ホース18、洗浄口134aを通って、オムツ12内に空気が循環する。
このとき、ウォータポンプ215を運転させることにより、洗浄水タンク210から洗浄水が水管148、水管149、分岐管170、洗浄水ホース17を経てオムツ12の洗浄口130a、130bから噴射される。つまり、この洗浄工程にあっては、オムツ12内から洗浄水を吸引するために、上述した吸引工程における空気の循環と同様の空気の循環も合わせて行われる。
水抜工程は、洗浄水ホース17内に溜まった洗浄水を排水する動作であり、制御部216は、洗浄工程終了の後(すなわち、ウォータポンプ215の停止後)、二方弁218を開き、送風ブロワ205を運転させる。これによって、送風ブロワ205から吐出される空気の一部が、分岐管144、空気管150、二方弁218、空気管151、分岐管170、水管152を経て洗浄水ホース17に導かれるため、洗浄水ホース17内に溜まった洗浄水を排水できる。これにより、次回洗浄開始時に水管内に溜まった低温の水を少なくでき、使用者3へ噴出する低温の洗浄水を少なくできる。
図3は、排泄物処理装置14の外観を示す斜視図である。この図3に示すように、排泄物処理装置14は、排泄物処理本体14aと、この排泄物処理本体14aが収納される筐体15とを備える。この筐体15は、上方が開口した箱形状に形成され、排泄物処理本体14aを収納する収納部15aが設けられ、この収納部15aの上方には、開閉自在な蓋体15bが設けられている。収納部15aには、排泄物処理本体の一部としての排泄タンク200および脱臭・殺菌器207が収納されている。排泄タンク200は、上方にハンドル200aを備え、このハンドル200aにより排泄タンク200を筐体15から簡易に取り出し自在となっている。
また、排泄物処理装置14は、蓋体15bの開閉を検出するセンサ220を備えている。このセンサ200は、例えば、リミットスイッチ等であり、筐体15において蓋体15bが閉じている場合に蓋体15bに当接する箇所に設置されており、制御部216に接続されている。
制御部216は、センサ220による検出の結果、蓋体15bが開いている場合、排泄物処理本体14aの運転を禁止する。例えば、排泄物処理本体14aの運転中に蓋体15bが開けられた場合、制御部216は、直ちに運転を停止するようにしている。更に、制御部216は、蓋体15bが開いている場合、運転操作を受け付けないように構成されている。これによって蓋体15bが開けられた場合の安全性が確保されている。
ところで、上述のように、オムツ12と排泄物処理装置14とは、汚物吸引ホース16、洗浄水ホース17および送風ホース18により接続されている。本構成では、汚物吸引ホース16にのみ、本発明にかかる連結構造が適用されている。汚物吸引ホース16の連結を外した場合に、このホース16内部に残留した汚物が外部に漏れるのを防止するためである。汚物吸引ホース16の一端には、図3に示すように、汚物吸引ホース16に接続される一方の連結具401が設けられている。また、排泄物処理装置14の排泄タンク200には、一方の連結具401と連結する他方の連結具402が設けられている。
次に、汚物吸引ホース16と排泄物処理装置14との連結構造について説明する。図4は、当該連結構造を構成する連結具401、402を示した斜視図である。図5は、各連結具401、402を連結した場合の連結状態を示す縦断面図である。
他方の連結具402は、排泄物処理装置14(図3)の排泄タンク200(図3)に接続されるパイプ404と、このパイプ404の外周面に形成される係止片407とを備えている。このパイプ404の先端405の外周には面取り部406が形成されている。
一方の連結具401は、汚物吸引ホース16(図3)が接続されるホース接続部410と、このホース接続部410よりも大径の連結具本体411とを備える。この連結具本体411は、中空の箱体であり、ホース接続部410が形成される側の面とは反対側の面に、他方の連結具402のパイプ404が挿入される開口(第2開口)412が形成されている。この開口412の径D1はパイプ404の外径D2と略同径とされ、このパイプ404と開口412との隙間から汚物が漏れないように構成されている。
一方の連結具401は、連結具本体411の第2開口412から一方の連結具401内に流入し、ホース接続部410を通じて汚物吸引ホース16へ流出する流路503を備え、連結具本体411は、この流路503を閉塞する方向に付勢された弁体を備えている。具体的には、連結具本体411の第2開口412を閉塞する方向に、ばね付勢された弁体413を備えている。この弁体413は、図4に示すように、基端413Aが矩形状で、自由端413Bが円弧状になっており、基端413Aは、回動軸414によって支持され、自由端413Bが、スイング自在に形成されている。
弁体413を支持する回動軸414には、図示を省略したコイルばねが巻かれており、このコイルばねは、弁体413と連結具本体411との間に介装され、通常時は、弁体413を、第2開口412を閉塞する方向に付勢している。
各連結具401、402を連結する場合、他方の連結具402のパイプ404は、図5に示すように、一方の連結具401の開口412を通じて、ばね付勢されたばね力に抗して弁体413を押し退けて、連結具本体411の内部に進入する。この連結具本体411の内部には、ホース接続部410に連続する第1開口501が形成され、この第1開口501の周縁部には、連結時に、パイプ404の先端405が当接する当接部415が形成されている。この当接部415はテーパ状に形成され、パイプ404の先端405に形成された面取り部406が係合するようになっている。
第1開口501の周縁部には、環状のシール部材416(例えばパッキン)が設けられている。このシール部材416は、パイプ404の面取り部406が連結具本体411の当接部415に係合した場合に、パイプ404の先端405によって圧縮されて、この先端405とシール部材416との密着性を向上させるため、当接部415からの汚物の漏れを防止することができる。また、パイプ404の内径D3は、一方の連結具401のホース接続部410の内径D4と略同径に形成されている。従って、各連結具401、402を連結すると、他方の連結具402のパイプ404から一方の連結具401に至る内周面が一様に連続することになる。これによれば、連結具401、402の内側を、汚物が、スムーズに搬送されるため、当該連結具401、402内に汚物が滞留したり、詰まったりすることが防止される。
なお、連結具本体411は、これら各連結具401、402の連結時に、他の連結具402のパイプ404によって押し退けられた弁体413が退避する退避スペースS(図4)を備えている。このため、押し退けられた弁体413が、連結具本体411の当接部415とパイプ404の先端405との係合を妨げることはなく、各連結具401、402の連結を確実に行なうことができる。
また、連結具本体411の第2開口412の周縁部には、他の連結具402のパイプ404が進入する際に、当該パイプ404の外周部を案内するための環状突起417が形成されている。この環状突起417の案内幅Wは、図5に示すように、パイプ404の先端405の外周に形成された面取り部406の切り落とし幅Lよりも大きくなるように構成されている。これによれば、各連結具401、402を外す場合に、パイプ404の外周面と面取り部406との角部502が、上記環状突起417の案内幅Wを通過して、角部502が連結部本体411の外部に現れるよりも前に、弁体413が開口412を塞ぐため、この開口412を通じて汚物が外部に漏れることが防止される。
詳述すると、上述したように、パイプ404が開口412に挿入されている場合には、この開口412の径D1はパイプ404の外径D2と略同径とされているため、このパイプ404と開口412との隙間からの漏れは防止されている。一方、パイプ404が開口から引き抜かれた場合には、開口412を塞ぐように、ばね付勢された弁体413が、この開口412を塞ぐために、当該開口412を通じての漏れは防止されている。
ところが、パイプ404の先端405には、面取り部406が形成されているため、この面取り部406においては、当該面取り部406の径は開口412の径D1よりも小さく、このパイプ404と開口412との隙間から漏れが生じる虞がある。しかし、本構成では、開口412の環状突起417の案内幅Wは、面取り部406の切り落とし幅Lよりも大きく設定されているため、上記角部502が、環状突起417の案内幅Wを通過して、連結具本体411の外部に現れるよりも前に、パイプ404の先端が環状突起417の案内幅Wの範囲に入ることにより、ばね付勢された弁体413が開口412を塞ぐため、この開口412を通じて汚物が外部に漏れることを防止することができる。
また、連結具本体411の開口412が形成された面には、他方の連結具402との連結時に、当該他方の連結具402の係止片407と嵌合して係止する係止爪418が設けられている。各連結具401、402を連結する場合には、上記係止片407と係止爪418とが接触しないように、位置をずらした状態で、他方の連結具402のパイプ404を開口412に挿入し、連結具本体411を円周方向に回転させる。すると、係止爪418が係止片407に係止して、各連結具401、402が連結される。
また、連結具本体411には、各連結具401、402の連結を外した場合に、この連結具本体411の開口412を上方に向けた状態で、引っ掛けることが可能な引っ掛けフック419が設けられている。本構成では、排泄物処理装置14の筐体15には、上記引っ掛けフック419を引っ掛ける支持部材450が設けられている。引っ掛けフック419を上方から支持部材450に引っ掛けた場合には、連結部本体411の開口412が上方を向くため、この開口412を通じてホース内の汚物が外部に漏れることが防止される。
なお、本構成では、汚物吸引ホース16の洗浄は以下のように実行される。まず、各ホース16、17、18をオムツ12から外し、汚物吸引ホース16と洗浄水ホース17とにアダプタ(不図示)を接続する。このアダプタは、汚物吸引ホース16と洗浄水ホース17とを連結するものであり、これらのホースを連結した状態で、上記吸引工程を実行することにより、洗浄水ホース17を通じて、汚物吸引ホース16内に洗浄水を流すことによって行なう。
具体的に説明すると、排泄物処理装置14の制御部216(図2)は、上述した吸引工程と同様に各部を制御し、排泄物処理装置14を、吸引工程と同様に運転させる。つまり、二方弁218が弁開され、送風ブロワ205が動作され、ウォータポンプ215が運転されることにより、空気と共に洗浄水が、送風ホース18を通じて汚物吸引ホース16に噴出される。これにより、汚物吸引ホース16の内壁にこびりついた汚物が除去され、除去された汚物が排泄タンク200に貯留される。
従って、介護者は、汚物吸引ホース16と洗浄水ホース17とにアダプタを接続した状態で、吸引工程を実行するだけで、排泄物処理装置14により汚物吸引ホース16の洗浄を行なうことができる。さらに、汚物吸引ホース16内の除去された汚物は、排泄タンク200に貯留されるので、洗浄作業を行なう場所(例えば、床)を汚すことなく、汚物吸引ホース16を洗浄することができる。
なお、洗浄運転終了後は、アダプタを取り外し、再び各ホース16、17、18をオムツ12に接続すればよい。
本実施形態では、汚物吸引ホース16の端部に接続された一方の連結具401の連結具本体411は、この連結具本体411の第2開口412を閉塞する方向に付勢された弁体413を備え、他方の連結具402が、一方の連結具401との連結時に、付勢力に抗して弁体413を押し退けて、一方の連結具401の連結具本体411の内部に進入するパイプ404を備えているため、各連結具401、402を連結する場合には、パイプ404が弁体413を開くが、各連結具401、402を外す場合には、弁体413は付勢力によって閉じられるため、汚物吸引ホース16内に残存した汚物が開口412を通じて外部に漏れることを防止できる。
また、本実施形態では、パイプ404の内径D3は、一方の連結具401のホース接続部410の内径D4と略同径に形成されているため、各連結具401、402を連結すると、他方の連結具402のパイプ404から一方の連結具401に至る内周面が一様に連続することになる。これによれば、連結具401、402の内側を、汚物が、スムーズに搬送されるため、当該連結具401、402内に汚物が滞留したり、詰まったりすることが防止される。
また、本実施形態では、連結具本体411はホース接続部410の内周面に連なる第1開口501と、パイプ404が進入する第2開口412とが形成され、第1開口501の周縁部には、環状のシール部材416(例えばパッキン)が設けられているため、シール部材416は、パイプ404の面取り部406が連結具本体411の当接部415に係合した場合に、パイプ404の先端405によって圧縮されて、この先端405とシール部材416との密着性を向上させるため、当接部415からの汚物の漏れを防止することができる。
また、本実施形態では、連結具本体411の第1開口501の周縁にテーパ状の当接部415が形成され、この当接415に当接するパイプ404の先端405に面取り部406が形成されているため、上記当接部415と面取り部406とが確実に係合して、当接部415からの汚物の漏れを防止することができる。
また、本実施形態では、連結具本体411の第2開口412の周縁部には、他の連結具402のパイプ404が進入する際に、当該パイプ404の外周部を案内するための環状突起417が形成されるため、パイプ404を容易に連結具本体411の開口412に進入させることができる。
更に、この環状突起417の案内幅Wは、パイプ404の先端405の外周に形成された面取り部406の切り落とし幅Lよりも大きくなるように構成されているため、各連結具401、402の連結を外す場合に、パイプ404の外周面と面取り部406との角部502が、上記環状突起417の案内幅Wを通過して、角部502が連結部本体411の外部に現れるよりも前に、弁体413が開口412を塞ぐため、この開口412を通じて汚物が外部に漏れることが防止される。
以上、一実施形態に基いて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態では、排泄物処理装置14の排泄タンク200に他方の連結具402を設ける構成について説明したが、オムツ12に他方の連結具402を設ける構成としても良い。
本発明の実施形態にかかる排泄物処理システムの構成を示す図である。 オムツと排泄物処理装置の回路構成を示す図である。 排泄物処理装置の外観を示す斜視図である。 連結具の外観を示す斜視図である。 各連結具を連結した場合の連結状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 排泄物処理システム
10 マット
12 オムツ
14 排泄物処理装置
16 汚物吸引ホース
200 排泄タンク
401 一方の連結具
402 他方の連結具
404 パイプ
406 面取り
410 ホース接続部
411 連結部本体
412 開口(第2開口)
413 弁体
415 当接部
416 シール材
419 引っ掛けフック
501 開口(第1開口)
503 流路

Claims (2)

  1. ホースが接続された一方の連結具を他方の連結具に着脱自在に連結するホースの連結構造において、
    一方の連結具が、流路を閉塞する方向に付勢された弁体を備え、他方の連結具が、一方の連結具との連結時に、付勢力に抗して前記弁体を押し退けて、一方の連結具の内部に進入するパイプを備え、各連結具の連結時には、他方の連結具のパイプから一方の連結具に至る内周面が一様に連続するとともに、一方の連結具は、ホースが接続されるホース接続部と、このホース接続部に連続し、前記弁体を収納する連結具本体とを有し、この連結具本体が、ホース接続部の内周面に連なる第1開口と、前記パイプが進入する第2開口とを有し、前記他方の連結具との連結時には、前記パイプの先端が、第2開口から進入して、第1開口の周縁部に当接し、この周縁部にテーパ状の当接面が形成され、この当接面に当接する前記パイプの先端に面取り部が形成され、前記第2開口の周縁部には、前記パイプの進入時に、当該パイプの外周部を案内する環状突起が形成され、この環状突起の案内幅が、前記パイプの面取り部の切り落とし幅よりも大きいことを特徴とするホースの連結構造。
  2. オムツと排泄物処理装置とをホースを介して接続し、このホースを介して、前記オムツ内に排泄された汚物を、前記排泄物処理装置に吸引する排泄物処理装置において、
    前記ホースが接続された一方の連結具を、前記オムツまたは前記排泄物処理装置のいずれかに接続された他方の連結具に着脱自在に連結する連結構造を備え、この連結構造における一方の連結具が、流路を閉塞する方向に付勢された弁体を備え、他方の連結具が、一方の連結具との連結時に、付勢力に抗して前記弁体を押し退けて、一方の連結具の内部に進入するパイプを備え、各連結具の連結時には、他方の連結具のパイプから一方の連結具に至る内周面が一様に連続するとともに、一方の連結具は、ホースが接続されるホース接続部と、このホース接続部に連続し、前記弁体を収納する連結具本体とを有し、この連結具本体が、ホース接続部の内周面に連なる第1開口と、前記パイプが進入する第2開口とを有し、前記他方の連結具との連結時には、前記パイプの先端が、第2開口から進入して、第1開口の周縁部に当接し、この周縁部にテーパ状の当接面が形成され、この当接面に当接する前記パイプの先端に面取り部が形成され、前記第2開口の周縁部には、前記パイプの進入時に、当該パイプの外周部を案内する環状突起が形成され、この環状突起の案内幅が、前記パイプの面取り部の切り落とし幅よりも大きいことを特徴とする排泄物処理装置。
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