JP2003152750A - Pon通信方法及びその装置 - Google Patents

Pon通信方法及びその装置

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JP2003152750A JP2001353754A JP2001353754A JP2003152750A JP 2003152750 A JP2003152750 A JP 2003152750A JP 2001353754 A JP2001353754 A JP 2001353754A JP 2001353754 A JP2001353754 A JP 2001353754A JP 2003152750 A JP2003152750 A JP 2003152750A
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隆光 白井
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勝彦 平島
Kazuhiro Uchida
和宏 内田
Kenichi Abe
健一 安部
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滋春 村上
Yoshio Kawai
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Kiyotaka Yomo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、PONの利用効率が向上し、子機
が必要とする機能が簡単で子機の価格を低くできるPO
N通信方法及びその装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 各子機は、親機から供給されるマルチフ
レームの基準信号を基準として、親機より指定されたタ
イミングで親機に対し可変長フレームを送信することに
より、非同期情報である可変長フレームをそのままPO
Nに載せて転送するので、非同期情報を分割してそれぞ
れにヘッダを付加する必要がなく、上り回線のPONの
利用効率を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PON通信方法及
びその装置に関し、親機とカプラ及び複数の子機を介し
て接続された複数の端末との間で相互通信を行うPON
通信方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】FTTH(Fiber To The
Home)を実現する光加入者系システム構築技術とし
て光ファイバの途中にカプラを入れて分岐を行うPON
(Passive Optical Network)
は、ファイバ敷設費用が削減できるメリットから伴い近
い将来、一般化され市場に普及する方向にある。
【0003】従来は、PONにATM(Asynchr
onous Transfer Mode)技術を適用
したATM−PONが主に開発されている。ATM−P
ONでは、端末から供給される可変長のIP(Inte
rnet Protocol)フレーム等の非同期情報
を分割して固定長のATMセルに載せ、PON上を転送
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のATM−PON
では、ユーザの端末から供給される可変長フレームなど
の非同期情報を固定長のATMセルに載せているため
に、PON上を転送される情報量に対するATMセルの
オーバヘッド部分の割合が大きくなり、PONの利用効
率が低下するという問題があった。
【0005】また、PONでATMレイヤのインタフェ
ースを実現するために複雑なプロトコルや機能を実現す
る必要があり、ユーザの端末が接続されるPONの子機
に、端末のIPフレームとATM−PONにおけるAT
Mセルとを変換するための複雑な機能を実現する必要が
あり、ユーザ側に設けられるPONの子機が高価になる
という問題があった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので
あり、PONの利用効率が向上し、子機が必要とする機
能が簡単で子機の価格を低くできるPON通信方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、各子機は、親機から供給されるマルチフレームの基
準信号を基準として、親機より指定されたタイミングで
親機に対し可変長フレームを送信することにより、非同
期情報である可変長フレームをそのままPONに載せて
転送するので、非同期情報を分割してそれぞれにヘッダ
を付加する必要がなく、上り回線のPONの利用効率を
向上することができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、親機は、複数
の子機に対し可変長フレームを多重化し基準信号を付加
したマルチフレームを送信することにより、非同期情報
である可変長フレームをそのままPONに載せて転送す
るので、非同期情報を分割してそれぞれにヘッダを付加
する必要がなく、下り回線のPONの利用効率を向上す
ることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、親機から供給さ
れるマルチフレームの基準信号を検出する基準信号検出
手段と、複数の端末からのフレームを多重化する多重化
手段と、基準信号検出手段で検出された基準信号を基準
として、親機より指定されたタイミングで親機に対し、
多重化手段で多重化された可変長フレームを送信する送
信手段を有することにより、請求項1の発明を実現でき
る。
【0010】請求項4に記載の発明は、複数の子機に対
し可変長フレームを多重化し基準信号を付加してマルチ
フレームを生成するマルチフレーム生成手段を有し、マ
ルチフレームを送信することにより請求項1の発明を実
現できる。
【0011】請求項5に記載の発明は、複数の端末から
供給されたフレームの蓄積量を周期的に親機に通知する
蓄積量通知手段を有し、請求項6に記載の発明は、複数
の子機から通知された蓄積量に基づいて各子機の出力す
る可変長フレームのフレームサイズと出力タイミングと
を決定し各子機に通知する決定手段を有することによ
り、各子機のフレームサイズを端末からのフレーム蓄積
量に応じて効率的に割り当てることができ、上り回線の
PONの利用効率を向上することができる。
【0012】請求項7に記載の発明は、複数の子機それ
ぞれに指示したフレームサイズに対する各子機から受信
した可変長フレームのサイズとの比率を求め、比率が下
限値未満の場合に当該子機に指示するフレームサイズを
減少させるフレームサイズ減少手段を有することによ
り、フレームサイズをダイナミックなフレームサイズを
設定でき、上り回線のPONの利用効率を向上すること
ができる。
【0013】請求項8に記載の発明は、複数の子機それ
ぞれに指示したフレームサイズに対する各子機から受信
した可変長フレームのサイズとの比率を求め、比率が上
限値を超える場合に当該子機に指示するフレームサイズ
を増大させるフレームサイズ増大手段を有することによ
り、フレームサイズをダイナミックなフレームサイズを
設定でき、上り回線のPONの利用効率を向上すること
ができる。
【0014】請求項9に記載の発明は、複数の端末から
子機を介して供給されるフレームがマルチキャストの参
加要求であることを認識したとき、参加要求に対応する
マルチキャスト配信を参加要求の端末にのみ配信される
よう子機に設けられたフィルタ手段に設定するマルチキ
ャスト管理手段を有することにより、簡単な構成で低コ
ストの子機を使ってマルチキャストフィルタリングを行
うことができる。
【0015】請求項10に記載の発明は、複数の端末の
うちマルチキャストグループの端末にのみマルチキャス
ト配信を行うフィルタ手段と、複数の端末から供給され
るフレームがマルチキャストの参加要求であることを認
識したとき、フィルタ手段に参加要求に対応するマルチ
キャスト配信を参加要求の端末にのみ配信されるよう設
定するマルチキャスト認識手段とを有することにより、
親機と子機間の通信帯域を有効利用することができる。
【0016】付記11に記載の発明は、少なくとも前記
複数の子機毎の出力キューを有し、前記複数の出力キュ
ーについて均等割付による出力制御を行うことにより、
各出力キューからの出力を最低レートで保証することが
できる。
【0017】付記12に記載の発明は、複数の出力キュ
ーからの読み出しを一定周期で行って出力することによ
り、各出力キューからの出力を一定レートで保証するこ
とができる。
【0018】付記13に記載の発明は、マルチフレーム
に多重化される可変長フレーム数分のバッファと、前記
バッファのいずれかから子機に対し転送中のフレームよ
り優先度の高いフレームが他のバッファに供給されたと
き、前記転送中のフレームに中断フラグを設定して中断
し、前記優先度の高いフレームを転送したのち、中断し
たフレームを転送する中断制御手段を有し、付記14に
記載の発明は、マルチフレームに多重化される可変長フ
レーム数分のバッファと、フレーム受信中に中断フラグ
を認識すると、受信フレームを格納していたバッファよ
り優先度の高いバッファを選択して後続の受信フレーム
を格納したのち、格納を中断したバッファに受信を中断
したフレームの後続部分を格納して復元する復元制御手
段を有することにより、フレームサイズの大きいユーザ
フレームの転送中に優先度の高いユーザフレームの転送
割り込みが発生した場合は、現在転送しているユーザフ
レームを中断して優先度の高いユーザフレームを先に転
送することが可能となる。
【0019】付記15に記載の発明は、複数の子機から
受信したフレームを前記複数の子機に転送するフレーム
として折り返す折返し手段を有することにより、各子機
に接続された端末間でローカル通信を行うことが可能と
なる。
【0020】付記16に記載の発明は、受信したフレー
ムの送信元アドレスと子機番号を合わせて学習する送信
元学習テーブルと、前記送信元学習テーブルの送信元ア
ドレスと受信フレームの送信先アドレスが一致したとき
前記受信フレームを前記折返し手段で折り返させる受信
フレームフィルタ手段を有することにより、トラヒック
の無駄な増加を防止することができる。
【0021】付記17に記載の発明は、複数の端末の電
源及びフレームデータ有無状態を前記親機に通知する端
末監視手段を有し、付記18に記載の発明は、複数の子
機から通知された複数の端末の電源及びフレームデータ
有無状態基づいて各端末に割り当てる帯域を変更する帯
域割り当て手段を有することにより、各子機に接続され
る端末の上り帯域をダイナミックに変更することがで
き、効率的にユーザフレームを多重化することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、PONシステムの全体構
成図を示す。同図中、PONの親機1,2は、バックボ
ーンネットワーク3と接続されて、多種多様の通信が実
現される上り回線を持ち、また、下り回線としては、カ
プラ4a〜4nを介して複数の子機5a1〜5an,
…,6a〜6xと接続される回線を複数収容しており、
上り回線との通信を下り回線との通信にフレームレベル
で交換を行う。また、子機5a〜5x,6a〜6xそれ
ぞれは、親機1と自装置に接続される複数の端末7a1
〜7ai,7x1〜7xj,8a1〜8ak,8x1〜
8xlとのフレーム通信を実現する。
【0023】図2は、本発明の親機及び子機の一実施例
のブロック図を示す。同図中、まず、端末からのフレー
ムを子機から親機を介してバックボーンネットワークに
通信する上り(アップリンク)処理について説明する。
【0024】図2に示す子機5aにおいて、端末処理部
50は、自装置に複数接続される端末からのフレームデ
ータを認識し、端末間でのローカルな通信はフィルタで
阻止し、バックボーンネットワークや他の子機への通信
フレームのみを抽出する。端末処理部50からのフレー
ムを親機1に送信するには、カプラ4aに接続される複
数の子機5a〜5x間で調整する必要があり、PON終
端部40は、自装置の送信タイミングに合わせて親機1
側にフレームを送信する。
【0025】親機1において、回線処理部30aは、複
数の子機5a〜5xからのフレームを1対N接続された
カプラ4aを介して受信し、有効なフレームを抽出し、
フレームSW10に転送する。フレームSW10は、複
数の回線処理部30からのフレームを送信先アドレス等
によって、送信先を振り分ける機能を持ち、要求されて
いる送信先に転送する。
【0026】次に、バックボーンネットワークからのフ
レームを親機から子機を介して端末に通信する下り(ダ
ウンリンク)処理について説明する。親機1では、バッ
クボーンネットワーク3からのフレームを受信し、端末
側への通信であれば、該当端末が接続される子機のPO
N終端部40宛にフレームを転送する。
【0027】回線処理部30a〜30xは、カプラ4a
に1対Nで接続された複数の子機5a〜5xに対してフ
レームを同報通知する。子機5a内のPON終端部40
は、この同報されるフレームの端末アドレスを認識し、
自装置宛もしくは自装置配下に接続される端末宛である
ことを判断し、自装置宛もしくは自装置配下に接続され
る端末宛のフレームのみを抽出して端末処理部50に転
送する。
【0028】図3に、本発明で利用されるフレームフォ
ーマットの概略構成を示す。図3(A)は、端末−端末
間や端末−子機間のフレーム(以下、「ユーザフレー
ム」と呼ぶ)のフレームフォーマットを示したものであ
る。フレームの先頭を示すデリミタに続いて、送信先ア
ドレス、送信元アドレス、制御部分が設けられ、これに
続くデータ領域に、端末の情報が任意サイズ(可変長)
で収容される。最後にフレームの正常性を確認するため
のエラーチェックシーケンス(CRC)が付加されてい
る。
【0029】なお、本フレームフォーマットは、IEE
E、RFC等の標準規格で定められたフォーマットに準
拠している。また、フレームとフレームの間には、フレ
ーム識別用のプリアンブルやギャップといった信号も存
在している。
【0030】図3(B)は、親機より子機に送信される
カプラ上でのダウンリンクマルチフレームのフォーマッ
トを示す。カプラ上のフレーム先頭タイミングを示す先
頭タイミング制御フィールド(請求項記載のマルチフレ
ームの基準信号)に続けて、複数の子機に対する可変長
のユーザフレームをフレーム多重している。この先頭タ
イミング制御フィールドは同期パターンと制御ヘッダと
から構成されている。上記の先頭タイミング制御フィー
ルドから次の先頭タイミング制御フィールドまでの周期
(先頭タイミング周期)は例えば3.5msで固定であ
る。なお、ユーザフレームは可変長であるので、先頭タ
イミング周期に多重されるユーザフレーム数は可変であ
る。
【0031】図3(C)は、子機より親機に送信される
カプラ上でのアップリンクマルチフレームのフレームフ
ォーマットを示す。先頭タイミング制御フィールドの後
に、複数の子機からの可変長のユーザフレームがフレー
ム多重して送信される。この先頭タイミング制御フィー
ルドは同期パターンと制御ヘッダとから構成されてい
る。上記の先頭タイミング制御フィールドから次の先頭
タイミング制御フィールドまでの周期(先頭タイミング
周期)は例えば3.5msで固定である。
【0032】ただし、各ユーザフレームの前に子機側の
制御部分(C1〜Cn)が設けられている。この子機側
の制御部分C1〜Cnは各子機側が送信するタイミング
情報を親機に伝えるための部分であり、制御部C1〜C
nに続いて該当する子機のユーザフレームがフレーム多
重されて親機に送信される。制御部C1〜Cnは、送信
している子機からの制御情報や親機からの制御の応答用
に固定的に設けられている。なお、ユーザフレームは可
変長であるので、先頭タイミング周期に多重されるユー
ザフレーム数は可変である。
【0033】なお、図3(B)に示すダウンリンクマル
チフレームと、図3(C)に示すアップリンクマルチフ
レームとは、波長多重されている。
【0034】図4は、回線処理部30a〜30xの一実
施例のブロック図を示す。同図中、送信フレーム検出回
路350は、フレームSW10から供給される入力フレ
ーム(ユーザフレーム)を受信して、マルチフレーム多
重化回路340に転送する。なお、送信フレーム検出回
路350には後述するIGMPセンタ部が設けられてい
る。IGMPセンタ部は自装置の配下の子機に接続され
た端末から受信したIGMPのHMRを認識して、その
端末のアドレスとマルチキャストグループを設定情報と
して子機に転送する。
【0035】マルチフレーム多重化回路340はカプラ
上のフレーム多重を行い、先頭タイミング制御フィール
ドを付加し、図3(B)に示すようなダウンリンクマル
チフレームを符号化回路330に転送する。符号化回路
330は、カプラ上の論理レベルの符号化処理を行い、
E/O回路320に転送する。E/O回路320は、電
気信号を光信号に変換し、光多重化回路310aに転送
する。光多重化回路310aでは、送信される光を受信
される光に波長多重してカプラ4a〜4xに送信する。
【0036】一方、カプラ4a〜4xからの光信号は光
分配回路310bに供給され、ここで受信光の信号のみ
を抽出してO/E回路360に転送する。O/E回路3
60では光信号を電気信号に変換し、復号化回路370
に転送する。復号化回路370では、フレームのデリミ
タ、フレームヘッダの検出を行い、マルチフレーム分離
回路380に転送する。
【0037】マルチフレーム分離回路380は、復号化
回路370でフレームの区切り信号であるデリミタによ
って分割されている複数のユーザフレームと先頭タイミ
ング制御フィールドを分離し、複数のユーザフレームの
みをフレーム検出回路390に転送し、先頭タイミング
制御フィールドの終端を行う。マルチフレーム分離回路
380で抽出されたフレームは、フレーム検出回路39
0においてフレームの正常性確認およびフレームの種類
をチェックされ、フレームSW10に転送される。ま
た、フレーム検出回路390内の統計回路3910は、
子機毎の有効フレーム率(親機が設定したフレームサイ
ズに対する実際に子機から転送されたフレームサイズの
割合)を測定し、子機毎に有効フレーム率の履歴を保持
する。
【0038】図5は、親機のフレームSW10の一実施
例のブロック図を示す。同図中、入力処理部110−1
〜110−Nそれぞれは、回線処理部30a〜30xを
介して供給される複数の子機からのフレームや、バック
ボーンネットワーク3に接続されている回線からのフレ
ームを入力し、フレームの正常性や転送先確認を行な
う。
【0039】複数の入力処理部110−1〜110−N
は、フレーム交換部100によって図3(A)に示すユ
ーザフレームの先頭にある送信先アドレスフィールド、
送信元アドレスフィールド、制御フィールドの内容に従
って、複数の出力処理部120−1〜120−Nにユー
ザフレームを転送する。このフレーム交換部100に
は、ユーザフレームの交換を行なうために交換用の制御
テーブル130、フレームバッファ140が接続されて
いる。
【0040】フレームバッファ140は、入力処理部1
10から入力されるユーザフレームを一旦蓄積しておく
メモリ回路である。フレーム交換部100は、複数の入
力処理部110からのユーザフレームを、そのアドレス
フィールド、制御フィールドに基づき制御テーブル13
0の内容に従って目的の出力処理部に転送するために一
旦フレームバッファ140に蓄積する。このときに必要
であれば、制御テーブル130の内容に従って送信先ア
ドレスフィールドや制御フィールドの更新が行なわれる
場合がある。出力処理部120−1〜120−Nは、フ
レームバッファ140に蓄積された自装置宛のフレーム
を取り出し、カプラやバックボーンネットワークに送信
する。
【0041】図6は、制御部20の一実施例のブロック
図を示す。同図中、CPU200は、演算処理を行なう
プロセサ回路であり、ここで実行されるプログラムはR
OM210に内蔵されており、このプログラムによって
プログラミングされた処理を演算実行する。また、その
ときに使用する作業空間としてRAM210がある。
【0042】図7は、子機のPON終端部40の一実施
例のブロック図を示す。図7中の上部の回路ブロックは
ダウンリンクマルチフレームの流れをしてしており、下
部の回路ブロックはアップリンクマルチフレームの流れ
を示している。
【0043】同図中、光分配回路410bはカプラから
受信される光信号のみを抽出し、O/E回路460に転
送する。O/E回路460では、光信号を電気信号に変
換にし、復号化回路470に転送する。このときにO/
E回路460は光信号より受信の基本クロックを抽出
し、基本クロックも復号化回路470に転送する。復号
化回路470は、カプラ上の符号化された信号(例えは
4B/5B符号、8B/10B符号等)を復号化し、図
3(B)に示すカプラ上のダウンリンクマルチフレーム
の先頭位置を先頭タイミング制御フィールドを検出する
ことによって認識し、マルチフレーム分離回路480に
転送する。
【0044】マルチフレーム分離回路480は、先頭タ
イミング制御フィールドに続くユーザフレームの抽出を
行ない、端末処理部50にユーザフレームの転送を行な
う。また、マルチフレーム分離回路480では認識され
る先頭タイミング制御フィールドに含まれる制御ヘッダ
を認識し、必要によっては、制御ヘッダをマルチフレー
ム解析処理回路490に転送する。
【0045】マルチフレーム解析処理回路490は、カ
プラ上のアップリンクに送信している自装置の送信タイ
ミング情報の通知、カプラ上のズレ幅補正(レンジング
機能)等のカプラで正常に主信号通信を行なうための補
助的処理を実現している。また、先頭タイミング制御フ
ィールドの制御ヘッダがコマンドである場合には親機に
対する応答を要求されることがあり、この場合には応答
などの必要な情報をマルチフレーム多重化回路440に
転送する。
【0046】一方、端末処理部50から受信されるユー
ザフレームは、マルチフレーム多重化回路440におい
てフレーム多重が行なわれる。多重化されたユーザフレ
ームは、図3(C)に示す先頭タイミング制御フィール
ドの生成タイミングを基準にして、予め親機から通知さ
れている先頭タイミング制御フィールドを基準とする自
装置の送信タイミングに基づいて、符号化回路430に
転送される。
【0047】符号化回路430は、マルチフレーム多重
化回路440からのアップリンクマルチフレームを符号
化し、E/O回路420に転送する。E/O回路420
では、電気信号を光信号に変換し、光多重化回路410
aに転送し、受信光と同一の光ファイバーに多重して出
力する。このときの発光タイミングは、先述の先頭タイ
ミング制御フィールドを基準として、自装置の定められ
た位置(タイミング)である。
【0048】図8は、端末処理部50の一実施例のブロ
ック図を示す。同図中、送信フレーム処理回路530
は、図7中のマルチフレーム分離回路480から転送さ
れるユーザフレームを受け取り、自装置宛フレームなの
か、自装置の配下に接続される端末へのユーザフレーム
であるかを判別し、ローカルSW回路520に転送す
る。もし、他装置の子機宛、他装置の子機配下宛であれ
ば無視する。ただし、ブロードキャスト通信であれば、
自装置宛とみなしローカルSW回路520に転送する。
自装置宛のフレームであればコマンド解析回路550に
転送する。更に、送信フレーム処理回路530内には後
述するフィルタ部が設けられており、フィルタ部は受信
したマルチキャスト配信フレームのマルチキャストグル
ープに属する端末が自装置の配下に存在するか否かを判
別し、当該端末にのみ、マルチキャスト配信フレームを
ローカルSW回路520に転送する。
【0049】ローカルSW回路520は、受信されたユ
ーザフレームの転送先アドレスに従って物理終端回路5
10にユーザフレーム交換する。物理終端回路510
は、ローカルSW回路520からのユーザフレームをユ
ーザの端末に向けて送信する。これと同時に、物理終端
回路510は、ユーザの端末からのユーザフレームを受
信し、ユーザ側の内部通信以外のユーザフレームを認識
して蓄積しローカルSW回路520に転送する。また、
蓄積したフレームサイズをコマンド解析回路550に通
知する。
【0050】送信フレーム処理回路530で自装置宛の
ユーザフレームが検出されるとコマンド解析回路550
は、ユーザフレーム内の制御フィールド、送信元アドレ
スフィールド、データフィールドに記載されている情報
を解析し、後述するさまざまな処理を行なう。処理の結
果、回答が必要な場合は、ユーザフレーム組立を行い、
受信フレーム処理回路540に転送する。
【0051】ローカルSW回路520は、物理終端回路
510からのユーザフレームを受信すると受信フレーム
処理回路540に転送する。受信フレーム処理回路54
0は、ローカルSW回路520やコマンド解析回路55
0から送られてくるフレームを受信して、図7に示すマ
ルチフレーム多重化回路440に転送する。また、受信
フレーム処理回路540内にはIGMP認識部が設けら
れており、IGMP認識部は自装置の配下の端末から受
信したIGMPのHMRを認識して、その端末のアドレ
スとマルチキャストグループをフィルタ部に設定する。
【0052】図9は、マルチフレーム多重化回路340
とマルチフレーム分離回路480によって実現されるカ
プラ上のダウンリンクマルチフレーム実現回路のブロッ
ク図を示す。同図中、マルチフレーム多重化回路340
では、システムの開始からマルチフレームタイミング生
成回路3420によって、先頭タイミング制御フィール
ド周期の信号をタイミング制御回路3410に与えてい
る。
【0053】上記タイミング信号によってダウンリンク
マルチフレームの周期が決定される。よって、本タイミ
ング信号に合わせて図3(B)に示す先頭タイミング制
御フィールドを制御ヘッダ生成回路3440より読み出
す。図5に示す出力処理部120−1〜120−Nの内
の例えば120−1からユーザフレームがある場合は、
上記先頭タイミング制御フィールドに続けてフレーム区
切り信号(デリミタ)を付けて、当該ユーザフレームを
転送する。転送すべきフレームがない場合は、IDEL
パターン生成回路3430よりアイドルパターンを転送
する。
【0054】アイドルパターン送信中に出力処理部12
0−1から転送するユーザフレームがあることを通知さ
れると、次のユーザフレームの転送タイミングまでに転
送できる長さ以内のフレームサイズであるかを確認し、
フレームサイズが転送できる長さ以内であれば、そのユ
ーザフレームにフレーム区切り信号をつけて転送を行な
う。
【0055】このとき、出力処理部120−1からタイ
ミング制御回路3410に対しユーザフレームの有無と
フレームサイズとが通知されており、タイミング制御回
路3410では、通知されたユーザフレームが送信でき
るか否かを判断し、送信できるタイミングに合わせてフ
レームの転送要求を出力処理部120−1に通知するこ
とでフレームの転送タイミング制御を行なっている。
【0056】上記方式以外にも、図5中の出力処理部1
20−1からのユーザフレームを一旦受信してタイミン
グ制御回路3410内で一旦バッファし、フレームサイ
ズに関係なくフレーム送信をし、次のユーザフレームの
転送タイミングがきた場合は一旦ユーザフレームの転送
を中断し、次のユーザフレームのタイミング信号で発生
する先頭タイミング制御フィールドに続けて、一旦停止
していたフレームの残り部分を継続転送することによっ
て、PONの伝送帯域の効率化を図ることも可能であ
る。
【0057】セレクタ回路3450は、タイミング制御
回路3410の指示によってアイドルパターン生成回路
3430、制御ヘッダ生成回路3440、出力処理部1
20−1からのユーザフレームのいずれかを選択する。
【0058】制御ヘッダ生成回路3440は、図10に
示す回路構成であり、PON配下に接続される複数の子
機への個別指示情報や子機配下に接続される端末の制御
用情報、全体のPONレイヤ制御用の情報、PONレイ
ヤ上の状態情報の通知、親機/子機間での正常性確認用
情報等を有している。
【0059】図10に示すシーケンス制御回路3441
0は、タイミング制御回路3410からの転送タイミン
グに従い、初めは同期パターン部34420から先頭タ
イミング制御フィールドの同期パターンをタイミング制
御回路3410に転送する。引き続いて、コマンド/制
御/通知用テーブル34430内の情報をタイミング制
御回路3410に転送する。
【0060】コマンド/制御/通知用テーブル内の情報
は、制御部20内のCPU200のソフトウェア制御に
よって予め設定されている情報や、親機と子機間でやり
取りしている情報等、さらに受信状態などの親機で検出
する情報なども含まれている。また、CPU200内で
動作しているソフトウェア制御によって、ダイナミック
に設定情報を更新することでさまざまな制御を実現して
いる。
【0061】この設定情報の内容は図11に示すよう
に、子機番号、遅延値、帯域指定、コマンド等がある。
なお、設定情報の第3項の遅延値は、システムの立ち上
げ時に親機1から子機に情報収集指示を与え、子機から
の応答を得ることにより伝送遅延時間を測定した値であ
り、この遅延測定結果を子機に通知することにより、子
機は伝送遅延時間を加味してアップリンクマルチフレー
ムの自装置に与えられた位置でユーザフレームを送信す
る。
【0062】図9に示す子機側では、PON終端部40
のマルチフレーム分離回路480の詳細回路を示してい
る。ダウンリンクマルチフレームは、マルチフレームタ
イミング検出回路4810において、タイミング制御回
路3410で生成された先頭タイミング制御フィールド
の同期パターンを検出し、それに続くフレームが有効フ
レームであるか否かを判別する。ここでの有効フレーム
とは、先頭タイミング制御フィールドに続く領域にアイ
ドルパターン以外の信号でフレーム区切り符号とフレー
ム終了符号にはさまれたフレームであることをさしてい
る。なお、マルチフレーム多重化回路340の作りによ
っては、フレーム区切り符号とフレーム終了符号の間に
先頭タイミング制御フィールドが入る場合もある。
【0063】先頭タイミング制御フィールドの検出メカ
ニズムは、符号化回路330において符号化されたとき
に現れない信号として先頭タイミング制御フィールド内
に同期パターンとして設定されており、この同期パター
ンを受信側の複合化回路370で検出し、検出信号をマ
ルチフレーム分離回路380内のマルチフレームタイミ
ング検出回路4810に通知することで実現している。
【0064】なお、先頭タイミング制御フィールドの検
出方法としては、例えは、先頭タイミング制御フィール
ド内の先頭にユニーク符号列を定義し、本ユニーク符号
が同一周期で連続的に1回若しくはN回以上受信するこ
とによって、ダウンリンクマルチフレームの確立が確認
され、ユニーク符号列が毎周期確認されるのを判定し、
さらにユニーク符号列が1回若しくはM回連続で受信さ
れないときにダウンリンクマルチフレームの確立が開放
したと判断する。
【0065】有効なダウンリンクマルチフレームは、図
8に示す端末処理部50内の送信フレーム処理部530
に転送される。また、先頭タイミング制御フィールドの
制御ヘッダは、マルチフレームヘッダ解析回路4820
に渡される。マルチフレームヘッダ解析回路4820
は、先頭タイミング制御フィールドの制御ヘッダの情報
をマルチフレーム解析処理回路490に転送する。
【0066】図12は、マルチフレーム分離回路380
とマルチフレーム多重化回路440によって実現される
カプラ上のアップリンクマルチフレーム実現回路のブロ
ック図を示す。図12における基本的な動作は、図9の
ダウンリンクマルチフレーム実現回路と同様であるが、
親機のマルチフレームタイミング検出回路3810は、
ダウンリンクマルチフレームのフレームタイミング(先
頭タイミング制御フィールド)からの位相差で予め決定
されている。
【0067】また、子機のマルチフレーム多重化回路4
40中の送信タイミング記憶回路4410は、ダウンリ
ンクを介し設定情報の第3項の遅延値として通知される
自装置の送信タイミング、送信サイズを記憶している。
送信フレームバッファ回路4430は、図8に示す受信
フレーム処理回路540から供給されるユーザフレーム
を一旦蓄積しておくフレームバッファと、図7に示すマ
ルチフレーム解析処理回路490から供給される制御情
報(図3(C)における制御部分Cn)を蓄積しておく
制御情報バッファとよりなり、送信タイミング制御回路
4420からの要求によって、制御情報バッファから読
み出す制御情報Cnに続けて、フレームバッファからユ
ーザフレームを読み出してアップリンクマルチフレーム
を転送する。
【0068】図13は、親機と子機間のPON通信開始
時のシーケンスを示す。同図中、親機1はダウンリンク
マルチフレームの先頭タイミング制御フィールドの制御
ヘッダで子機5aを指定して同期確立応答を要求し、同
様にして子機5b〜5xを順次指定して同期確立応答を
要求する。子機5xは電源投入後、受信したダウンリン
クマルチフレームの先頭タイミング制御フィールドの同
期パターンを検出してマルチフレーム同期確立した時点
で親機1に対してアップリンクマルチフレームの先頭タ
イミング制御フィールドで同期確立の応答を行う。
【0069】これにより、親機1は子機5xの伝送遅延
時間を測定し、測定結果に応じて子機5xの送信タイミ
ングと送信帯域を設定するコマンドを先頭タイミング制
御フィールドの制御ヘッダに載せて子機5xに送信す
る。この後、子機5xからアップリンクマルチフレーム
の先頭タイミング制御フィールドで送信タイミングと送
信帯域の設定に対する応答を行うことにより、親機1と
子機5xとの間の通信回線が確立する。
【0070】このように、本発明では、情報の発生源に
近い非同期情報をそのままPONに載せることで利用効
率を向上することができる。また、本発明では、PON
上で上り回線のデータが衝突しないよう時分割多重方式
をとってはいるが、分割の単位を比較的長く設定するこ
とによって、分割の単位内に複数の非同期情報をフレー
ム多重することによって伝送効率をあげることができ
る。
【0071】また、PONの子機側の機能が複雑になら
ないために、端末からの非同期情報は、可変長フレーム
によってフレーミングしている。したがって、可変長フ
レーム情報をそのままPONの時分割単位内に重畳させ
ることで子機の機能を単純化できる。子機側で必要とな
る機能は、時分割されたPONの終端機能(子機から親
機へ)とフレーム多重された情報から自装置宛のフレー
ムを抽出する機能のみとなり、子機の機能が大幅に簡略
化される。
【0072】図14は、フレーム蓄積情報収集のシーケ
ンス、図15はフレーム蓄積情報収集処理のフローチャ
ートを示す。両図中、親機1はステップS10でダウン
リンクマルチフレームの先頭タイミング制御フィールド
の制御ヘッダを用いた定期的なタイミング通知で各子機
5a〜5xに情報通知タイミング(アップリンクマルチ
フレームにおける先頭タイミング制御フィールドを基準
する多重タイミング)とフレームサイズを通知する。な
お、定期的とは先頭タイミング周期の数10周期から数
100周期程度である。
【0073】各子機5a〜5xはステップS12でタイ
ミング通知を認識し、自装置の情報通知タイミングとフ
レームサイズを記憶する。各子機5a〜5xは自装置の
配下に接続されている端末からのフレーム情報をマルチ
フレーム多重化回路440内に蓄積しており、各子機5
a〜5xはステップS14で蓄積したフレームサイズを
アップリンクマルチフレームの制御部分(C1〜Cn)
を用いて親機1に通知する。
【0074】親機1のマルチフレーム多重化回路340
はステップS16でアップリンクマルチフレームの制御
部分(C1〜Cn)を見ることで子機毎5a〜5xの要
求フレームサイズを認識し、次回の定期的なタイミング
通知において各子機5a〜5xに通知するフレームサイ
ズを決定する。
【0075】各子機5a〜5xは図14に示すステップ
S18でタイミング通知で指示された自装置の情報通知
タイミングとフレームサイズにてユーザフレームを親機
1に対し転送する。
【0076】このように、定期的に子機5a〜5xから
親機1に蓄積した要求フレームサイズを通知し、これに
応じて親機1から子機5a〜5xにフレームサイズを指
示することにより、効率的にユーザフレームを多重化す
ることができる。
【0077】図16は、フレーム蓄積情報収集のシーケ
ンスを示す。両図中、親機1はステップS20,S24
でダウンリンクマルチフレームの先頭タイミング制御フ
ィールドの制御ヘッダを用いた定期的なタイミング通知
で各子機5a〜5xに情報通知タイミングとフレームサ
イズを通知する。各子機5a〜5xはステップS22,
S26でタイミング通知により指示された自装置の情報
通知タイミングとフレームサイズにてユーザフレームを
親機1に対し転送する。
【0078】親機1のマルチフレーム多重化回路340
はステップS28で、統計回路3910により測定した
子機毎5a〜5xの有効フレーム率(親機が設定したフ
レームサイズに対する実際に子機から転送されたフレー
ムサイズの割合)が所定回(例えば2回)以上連続して
上限値(例えば80パーセント)を超えていれば、帯域
つまりフレームサイズを増大させる設定を行い、子機毎
に有効フレーム率が所定回(例えば2回)以上連続して
下限値(例えば20パーセント)を下回っていれば、帯
域つまりフレームサイズを減少させる設定を行う。この
設定はダウンリンクマルチフレームの先頭タイミング制
御フィールドの制御ヘッダを用いて行われる。
【0079】これによって、親機1の制御だけでダイナ
ミックに帯域を変更することができ、効率的にユーザフ
レームを多重化することができる。
【0080】図17は、親機側で子機の最低レートを保
証するためのフレーム交換部100及びその周辺部のブ
ロック図を示す。同図中、フレーム交換部100内のフ
レーム交換処理部1010は、複数の入力処理部110
−1〜110−Nから供給されるユーザフレームの交換
順序をスケジューリングした制御テーブル130の内容
に従ってフレーム交換を行なう。フレームバッファ14
0には入力バッファ1420と出力バッファ1410が
設けられている。入力バッファ1420は、フレーム交
換処理部1010でスケジューリング処理が行われるま
でに待たされる入力処理部110−1〜110−N毎の
フレーム待ちキューである。出力バッファ1410は、
スケジューリングされたフレームを出力処理部120−
1〜120−N毎のフレーム待ちキューである。
【0081】図18は、制御テーブル130の内容の一
実施例を示す。制御テーブル130は入力処理部番号と
送信先アドレスと送信元アドレスと制御タイプによって
出力処理部番号が割り当てられている。なお、出力部の
括弧内の番号は出力処理部毎に設けられた出力バッファ
における待ちキュー番号である。
【0082】図19は、フレーム交換処理部1010で
の入力処理のフローチャートを示す。ステップS30
で、入力処理部からのユーザフレームを受信し、一旦入
力処理部毎に入力バッファ1420に格納する。
【0083】次に、ステップS32で入力処理部毎の入
力バッファ1420にユーザフレームがあることを確認
し、その先頭のユーザフレームを取り出す。ステップS
34で取り出したユーザフレームのヘッダ情報と制御テ
ーブル130とを比較して、制御テーブル130から得
られた出力処理部番号を転送先の出力処理部として決定
し、ステップS36で当該出力処理部に対応する出力バ
ッファ1410に転送する。
【0084】ところで、出力バッファ1410では、図
18に示すように一つの出力処理部番号に括弧内の番号
分のキューを持つことになる。各出力キューは、子機の
台数または子機配下の端末台数分を持たせることによっ
て、各出力キューからの出力制御をポーリング等による
均等割付による出力制御を行なうことで各出力キューか
らの出力を最低レートで保証することができる。更に、
各出力キューからの取り出しをタイマ管理にて一定周期
で行って出力することにより、各出力キューからの出力
を一定レートで保証することができる。
【0085】図20は、フレーム交換処理部1010で
の優先出力処理のフローチャートを示す。同図中、ステ
ップS40で出力バッファ1410の出力タイミングが
発生すると、ステップS42に進んで出力バッファ14
10内にある複数の出力キューのうち一番高い優先レベ
ルのキューを見てユーザフレームの有無を調べる。そし
て、ステップS44でユーザフレームの有無の調査結果
を判別し、ユーザフレームがあればステップS46でそ
のユーザフレームを出力処理部に転送してステップS4
2に進む。ステップS44でユーザフレームがなければ
ステップS48に進む。
【0086】ステップS48では、出力バッファ141
0内にある複数の出力キューのうち次の優先レベルのキ
ューを見てユーザフレームの有無を調べる。そして、ス
テップS50でユーザフレームの有無の調査結果を判別
し、ユーザフレームがあればステップS52でそのユー
ザフレームを出力処理部に転送してステップS48に進
む。ステップS50でユーザフレームがなければステッ
プS54で次の優先レベルのキューの有無を判別し、次
の優先レベルのキューがあればステップS48に進み、
次の優先レベルのキューが無ければ処理を終了する。
【0087】ここでは、各出力キューに優先レベルが割
り振られており、同一優先レベルの出力キュー間では、
一度読み出しが行われた出力キューについて同一優先レ
ベル内で最低の優先度にすることによって、同一優先レ
ベルでの送信権を必ず確保している。
【0088】本発明ではユーザフレームの長さが可変長
であることからフレームサイズによって、帯域の差が大
きく異なる。つまり、フレームサイズが大きいユーザほ
ど帯域が大きく割り当てられたように見えることから、
次の実施例においては、フレームサイズの大きいユーザ
フレームが転送中であっても優先度の高いユーザフレー
ムの転送割り込みが発生した場合は、現在転送している
ユーザフレームを中断し、優先度の高いユーザフレーム
を先に転送し、優先度の高いフレームの転送完了後に中
断していたフレームの残り部分の転送を行なうことで最
低レートの保証をより確実に行なうようにしている。
【0089】なお、フレームサイズの大きいユーザフレ
ームの転送中に優先度の高いユーザフレームの転送割り
込みが発生し、現在転送しているユーザフレームを中断
して優先度の高いユーザフレームを先に転送している状
態で、更に優先度の高いフレームのユーザフレームの転
送割り込みが発生したとき、優先度の高いユーザフレー
ムの転送を中断して更に優先度の高いユーザフレームを
先に転送し、更に優先度の高いフレームの転送完了後に
中断していた優先度の高いフレームの残り部分の転送を
行ない、その後、中断していたフレームサイズの大きい
フレームの残り部分の転送を行なうことを入れ子状態の
転送という。
【0090】図21は、優先転送処理を実現する回路の
一実施例のブロック図を示す。フレーム送信の中断処理
はフレーム中断処理部920によって実現され、分断さ
れたユーザフレームを元のユーザフレームに復元する処
理はフレーム復元部910によって実現される。フレー
ム中断処理部920は、図5に示すフレーム交換部10
0内に設けられ出力処理部110に転送する直前でフレ
ーム中断処理が行なわれる。フレーム復元部910は、
図8に示す送信フレーム処理回路530内に設けられ
る。
【0091】フレーム中断処理部920の内部には、ア
ップリンクマルチフレーム及びダウンリンクマルチフレ
ームそれぞれにおけるユーザフレームの多重数(入れ子
状態数)分のバッファ9202が用意されており、中断
したユーザフレームの残り部分が格納される仕組みとな
っている。また、フレーム復元部910には、フレーム
中断処理部920と同じ数、即ちアップリンクマルチフ
レーム及びダウンリンクマルチフレームそれぞれにおけ
るユーザフレームの多重数(入れ子状態数)分のバッフ
ァ9102が用意されている。
【0092】フレーム中断処理部920は、フレーム交
換処理部1010に接続される制御テーブル130に従
ってフレーム交換処理された出力バッファ1410から
複数のキューの先頭フレームが転送されて、バッファ9
202に格納される。バッファ9202では、高い優先
度のバッファよりユーザフレームの転送を開始する。
【0093】このとき、高い優先度のバッファにユーザ
フレームがなければ低優先度のユーザフレームを転送す
る。低優先度のフレームを転送しているときに、転送中
のフレームより優先度の高いフレームがバッファ920
2に蓄積されると、優先度の高いフレームのユーザフレ
ームの先頭に中断フラグを設定し、転送中の低優先度の
フレームを中断するとともに優先度の高いバッファに蓄
積されたフレームを送信開始する。優先度の高いフレー
ムの転送が完了すると先に中断していた低優先度のフレ
ームの残りフレームの転送を再開する。これらの制御を
実現しているのでタイミング制御部9203である。
【0094】フレーム復元部910の分離符号認識回路
9101では、ユーザフレームの受信中に中断フラグを
認識すると、受信ユーザフレームを格納していたバッフ
ァ9102内のバッファより優先度の高いバッファを選
択し、新たなユーザフレームの受信として認識するとと
もに、ユーザフレームを中断している事実を記憶してお
く。新たなユーザフレームの受信が完了すると中断して
いたユーザフレームの記憶を確認し、中断していたバッ
ファに受信ユーザフレームを転送することによって低優
先度のユーザフレームを復元することができる。これら
の制御を実現しているのでタイミング制御部9103で
ある。
【0095】図22は、帯域ダイナミック制御を実現す
る回路の一実施例のブロック図を示す。同図中、図2と
同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。子
機5aに設けられた端末LANポート監視部2030
は、各端末(7a1等)の電源オン状態及び各端末の収
容されているLANポートの状態(フレームデータ有
無)を監視して、その監視情報をアップリンクマルチフ
レームの制御部分で親機1に通知する。
【0096】親機1内の電源状態監視部2010では、
各子機の上記監視情報を基に、フレームデータ有りの端
末の対して所定帯域(上り)を割り当てる。また、フレ
ームデータ無しで電源オンの端末の対して最小固定帯域
(上り)を割り当て、フレームデータ無しで電源オフの
端末の対して上り帯域の割り当てを行わない。ところで
帯域変更制御部2020は、上記の電源状態監視部20
10による各端末の帯域割り当て処理を一定周期で行う
ようにタイミングを制御する。
【0097】これによって、親機1の制御によって各子
機に接続される端末の上り帯域をダイナミックに変更す
ることができ、効率的にユーザフレームを多重化するこ
とができる。
【0098】ところで、ネットワークサービスの一つと
して、複数の端末でマルチキャストグループを形成し、
このマルチキャストグループ内の任意の端末から送信し
たユーザフレームをマルチキャストグループ内の全ての
端末にマルチキャスト送信するマルチキャストサービス
がある。
【0099】ATO−POMでは、ダウンリンクの帯域
をTDM(時分割多重)しており、各TDMチャネル毎
に端末が割り当てられ、各子機では自装置に接続されて
いる端末に割り当てられているTDMチャネルがわかっ
ているために、子機ではマルチキャストグループに入っ
ている端末についてのみマルチキャスト配信を行い、マ
ルチキャストグループに入っていない端末にはマルチキ
ャスト配信を行わないようにして、マルチキャストサー
ビスを実現できる。
【0100】しかし、本実施例のように、ダウンリンク
マルチフレームに可変長のユーザフレームを多重する場
合にはチャネル毎に端末が割り当てられている分けでは
ないため、子機では自装置の配下にどの端末が接続され
ているかわかってないので、そのままではマルチキャス
トグループに入っている端末についてのみマルチキャス
ト配信を行うことができない。
【0101】ここで、IGMP(Internet G
roup ManegementProtocol)の
動作概要について、図23を用いて説明する。同図中、
端末がマルチキャストグループに参加する場合、参加希
望の端末7a1はルータ9rを介しホストの上位サーバ
9sに対して参加の要求を行う。これを受信した上位サ
ーバ9sはルータ9rを介し当該端末7a1に応答を行
い、また、ルータ9rに対しマルチキャストの配信を行
う。
【0102】これにより、ルータ9rは配下の全ての端
末に対しクエリメッセージHMQ(Host Memb
ership Query)を送信する。このクエリメ
ッセージHMQを受け取った参加希望の端末7a1は、
参加希望のグループを通知するためリポートメッセージ
HMR(Host Member Report)をル
ータ9rに送信する。これによって、ルータ9rは当該
端末が参加希望するマルチキャストグループを把握し、
以降、そのグループのマルチキャスト配信を行う。
【0103】また、参加していたマルチキャストグルー
プからの離脱を希望する端末7a1は、リーブメッセー
ジをルータ9rに送信する。これを受信したルータ9r
は、まだ他にそのマルチキャストグループに参加してい
る端末が存在するか否かを確認するために、そのマルチ
キャストグループのアドレス宛てにクエリメッセージG
SQ(Group Specific Query)を
送信する。もしリーブメッセージを送信した端末7a1
以外にまだそのグループに参加している端末が存在すれ
ば、その端末(例えば8a1)はリポートを送信してそ
の存在をルータ9rに伝える。
【0104】図24は、本発明におけるマルチキャスト
フィルタリングを実現する親機及び子機の第1実施例の
ブロック図を示す。同図中、図2と同一部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。端末7a1から子機5
a,親機1を通して上位サーバ9sに参加の要求が上げ
られるとき、親機1内のIGMPセンタ部2110(図
4の送信フレーム検出回路350に内蔵)は参加要求の
ユーザフレームの送信元アドレス(端末7a1のアドレ
ス)と参加希望のマルチキャストグループのアドレスを
認識し、その端末アドレスとマルチキャストグループア
ドレスを図11に示す設定情報として、フィルタ情報送
信部2120(図4の送信フレーム検出回路350に内
蔵)に子機5aに対して転送させる。
【0105】子機5a内のフィルタ情報受信部2140
(図7のマルチフレーム解析処理回路490に内蔵)は
上記設定情報を解析して設定情報から得た端末アドレス
とマルチキャストグループアドレスを、フィルタ部21
30(図8の送信フレーム処理回路530に内蔵)に設
定する。
【0106】これによって、子機5aのフィルタ部21
30では、ルータからのマルチキャスト配信について、
設定されているマルチキャストグループアドレスと一致
する端末アドレスの端末(例えば7a1)にのみ配信
し、他の端末には配信しないフィルタリングを行う。こ
の実施例では、子機にはフィルタ部2130を設けるだ
けで良く、簡単な構成で低コストの子機を使ってマルチ
キャストフィルタリングを行うことができる。
【0107】図25は、本発明におけるマルチキャスト
フィルタリングを実現する親機及び子機の第2実施例の
ブロック図を示す。同図中、図2と同一部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。端末7a1から子機5
a,親機1を通して上位サーバ9sに参加の要求が上げ
られるとき、子機5a内のIGMP認識部2210(図
8の受信フレーム処理回路540に内蔵)は参加要求の
ユーザフレームの送信元アドレス(端末7a1のアドレ
ス)と参加希望のマルチキャストグループのアドレスを
認識し、その端末アドレスとマルチキャストグループア
ドレスをフィルタ部2230(図8の送信フレーム処理
回路530に内蔵)に設定する。
【0108】これによって、子機5aのフィルタ部22
30では、ルータからのマルチキャスト配信について、
設定されているマルチキャストグループアドレスと一致
する端末アドレスの端末(例えば7a1)にのみ配信
し、他の端末には配信しないフィルタリングを行う。こ
の実施例では、子機にフィルタ部2230の他に構成の
複雑なIGMP認識部2210を設ける必要があるもの
の、親機から子機に設定情報を転送する必要がなく、親
機と子機間の通信帯域を有効利用することができる。
【0109】ここで、図24及び図25の構成におい
て、親機1でアップリンクマルチフレームを無条件に折
り返しダウンリンクマルチフレームとして各子機に送信
することで、各子機に接続された端末間でローカル通信
を行うことが可能となる。但し、ダウンリンクマルチフ
レームの帯域をアップリンクマルチフレームのN倍の帯
域にする必要がある。
【0110】更に、子機の端末終端部50内の送信フレ
ーム処理回路530(図8)において、フレームを通過
させるフィルタ部2130,2230は、送信先アドレ
スと送信元アドレスの二つで比較する必要があり、送信
元アドレスが自装置もしくは自装置配下の端末であれば
通過させないようにする処理を行う。
【0111】図26は、本発明におけるローカル通信を
実現する親機及び子機の第1実施例のブロック図を示
す。同図中、図2と同一部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。フレーム送信回路3010およびフレ
ーム受信回路3020はこれまでに説明した送信動作、
および受信動作の総称として記載されており、フレーム
制御回路3030がアップリンクマルチフレームを各子
機に折り返してローカル通信を実現している回路であ
る。
【0112】図27は、フレーム制御回路3030の一
実施例のブロック図を示す。同図中、図中の受信フレー
ムのフィルタリング回路3031には、受信したユーザ
フレームの送信元アドレスと子機番号を合わせて学習
(記憶)する送信元学習テーブル30311を持ち、こ
の送信元学習テーブル30311の送信元アドレスと受
信ユーザフレームの送信先アドレスが一致した場合、そ
のユーザフレームはローカル通信フレームとしてローカ
ルフレームバッファ3032に転送する。
【0113】但し、送信元学習テーブル30311の送
信元アドレスと受信ユーザフレームの送信先アドレスが
一致した場合であっても、受信ユーザフレームの送信元
アドレスが送信元学習テーブル30311の子機番号と
同一の場合は、フレーム交換するか、もしくは廃棄す
る。これは、子機内のローカル通信であり、無効フレー
ムを防止するために上記処理を入れることでトラヒック
の無駄な増加を防止している。
【0114】ローカル通信としてローカルフレームバッ
ファ3032に蓄積されたフレームは、通常の外部(フ
レームSW10)からのフレームに多重されて送信フレ
ームタイミング調整回路3033を経て、ダウンリンク
マルチフレームとして転送される。フレームタイミング
バッファ3034は、ローカルフレームバッファ303
2からのフレーム送信中にフレームSW10からのフレ
ームを一旦蓄積しておくバッファである。
【0115】なお、マルチフレームタイミング検出回路
4810が請求項記載の基準信号検出手段に対応し、マ
ルチフレーム多重化回路440が多重化手段に対応し、
光多重化回路410aが送信手段に対応し、マルチフレ
ーム多重化回路340がマルチフレーム生成手段及び決
定手段に対応し、マルチフレーム多重化回路440が蓄
積量通知手段に対応し、統計回路3910がフレームサ
イズ減少手段とフレームサイズ増大手段に対応し、IG
MPセンタ部2110がマルチキャスト管理手段に対応
し、フィルタ部2130がフィルタ手段に対応し、IG
MP認識部2210がマルチキャスト認識手段に対応
し、タイミング制御部9203が中断制御手段に対応
し、タイミング制御部9103が復元制御手段に対応
し、フレーム制御回路3030が折返し手段に対応し、
受信フレームのフィルタリング回路3031が受信フレ
ームフィルタ手段に対応し、端末LANポート監視部2
030が端末監視手段に対応し、電源状態監視部201
0が帯域割り当て手段に対応する。
【0116】(付記1) 親機からカプラで分岐を行っ
て複数の子機に接続され、各子機に複数の端末が接続さ
れており、前記親機と複数の端末間で通信を行うPON
通信方法において、各子機は、前記親機から供給される
マルチフレームの基準信号を基準として、前記親機より
指定されたタイミングで前記親機に対し可変長フレーム
を送信することを特徴とするPON通信方法。
【0117】(付記2) 付記1記載のPON通信方法
において、前記親機は、複数の子機に対し可変長フレー
ムを多重化し前記基準信号を付加したマルチフレームを
送信することを特徴とするPON通信方法。
【0118】(付記3) 親機からカプラで分岐を行っ
て複数の子機に接続され、各子機に複数の端末が接続さ
れており、前記親機と複数の端末間で通信を行うPON
の子機において、前記親機から供給されるマルチフレー
ムの基準信号を検出する基準信号検出手段と、複数の端
末からのフレームを多重化する多重化手段と、前記基準
信号検出手段で検出された基準信号を基準として、前記
親機より指定されたタイミングで前記親機に対し、前記
多重化手段で多重化された可変長フレームを送信する送
信手段を有することを特徴とする子機。
【0119】(付記4) 親機からカプラで分岐を行っ
て複数の子機に接続され、各子機に複数の端末が接続さ
れており、前記親機と複数の端末間で通信を行うPON
の親機において、複数の子機に対し可変長フレームを多
重化し前記基準信号を付加してマルチフレームを生成す
るマルチフレーム生成手段を有し、前記マルチフレーム
を送信することを特徴とする親機。
【0120】(付記5) 付記3記載の子機において、
前記複数の端末から供給されたフレームの蓄積量を周期
的に前記親機に通知する蓄積量通知手段を有することを
特徴とする子機。
【0121】(付記6) 付記4記載の親機において、
前記複数の子機から通知された蓄積量に基づいて各子機
の出力する可変長フレームのフレームサイズと出力タイ
ミングとを決定し前記各子機に通知する決定手段を有す
ることを特徴とする親機。
【0122】(付記7) 付記4記載の親機において、
前記複数の子機それぞれに指示したフレームサイズに対
する各子機から受信した可変長フレームのサイズとの比
率を求め、前記比率が下限値未満の場合に当該子機に指
示するフレームサイズを減少させるフレームサイズ減少
手段を有することを特徴とする親機。
【0123】(付記8) 付記4記載の親機において、
前記複数の子機それぞれに指示したフレームサイズに対
する各子機から受信した可変長フレームのサイズとの比
率を求め、前記比率が上限値を超える場合に当該子機に
指示するフレームサイズを増大させるフレームサイズ増
大手段を有することを特徴とする親機。
【0124】(付記9) 付記4記載の親機において、
前記複数の端末から子機を介して供給されるフレームが
マルチキャストの参加要求であることを認識したとき、
前記参加要求に対応するマルチキャスト配信を前記参加
要求の端末にのみ配信されるよう前記子機に設けられた
フィルタ手段に設定するマルチキャスト管理手段を有す
ることを特徴とする親機。
【0125】(付記10) 付記3記載の子機におい
て、前記複数の端末のうちマルチキャストグループの端
末にのみマルチキャスト配信を行うフィルタ手段と、前
記複数の端末から供給されるフレームがマルチキャスト
の参加要求であることを認識したとき、前記フィルタ手
段に前記参加要求に対応するマルチキャスト配信を前記
参加要求の端末にのみ配信されるよう設定するマルチキ
ャスト認識手段とを有することを特徴とする子機。
【0126】(付記11) 付記4記載の親機におい
て、少なくとも前記複数の子機毎の出力キューを有し、
前記複数の出力キューについて均等割付による出力制御
を行うことを特徴とする親機。
【0127】(付記12) 付記11記載の親機におい
て、前記複数の出力キューからの読み出しを一定周期で
行って出力することを特徴とする親機。
【0128】(付記13) 付記4記載の親機におい
て、前記マルチフレームに多重化される可変長フレーム
数分のバッファと、前記バッファのいずれかから子機に
対し転送中のフレームより優先度の高いフレームが他の
バッファに供給されたとき、前記転送中のフレームに中
断フラグを設定して中断し、前記優先度の高いフレーム
を転送したのち、中断したフレームを転送する中断制御
手段を有することを特徴とする親機。
【0129】(付記14) 付記3記載の子機におい
て、前記マルチフレームに多重化される可変長フレーム
数分のバッファと、フレーム受信中に中断フラグを認識
すると、受信フレームを格納していたバッファより優先
度の高いバッファを選択して後続の受信フレームを格納
したのち、格納を中断したバッファに受信を中断したフ
レームの後続部分を格納して復元する復元制御手段を有
することを特徴とする子機。
【0130】(付記15) 付記9記載の親機におい
て、前記複数の子機から受信したフレームを前記複数の
子機に転送するフレームとして折り返す折返し手段を有
することを特徴とする親機。
【0131】(付記16) 付記15記載の親機におい
て、受信したフレームの送信元アドレスと子機番号を合
わせて学習する送信元学習テーブルと、前記送信元学習
テーブルの送信元アドレスと受信フレームの送信先アド
レスが一致したとき前記受信フレームを前記折返し手段
で折り返させる受信フレームフィルタ手段を有すること
を特徴とする親機。
【0132】(付記17) 付記3記載の子機におい
て、前記複数の端末の電源及びフレームデータ有無状態
を前記親機に通知する端末監視手段を有することを特徴
とする子機。
【0133】(付記18) 付記4記載の親機におい
て、前記複数の子機から通知された複数の端末の電源及
びフレームデータ有無状態基づいて各端末に割り当てる
帯域を変更する帯域割り当て手段を有することを特徴と
する親機。
【0134】
【発明の効果】上述の如く、請求項1に記載の発明によ
れば、各子機は、親機から供給されるマルチフレームの
基準信号を基準として、親機より指定されたタイミング
で親機に対し可変長フレームを送信することにより、非
同期情報である可変長フレームをそのままPONに載せ
て転送するので、非同期情報を分割してそれぞれにヘッ
ダを付加する必要がなく、上り回線のPONの利用効率
を向上することができる。
【0135】請求項2に記載の発明によれば、親機は、
複数の子機に対し可変長フレームを多重化し基準信号を
付加したマルチフレームを送信することにより、非同期
情報である可変長フレームをそのままPONに載せて転
送するので、非同期情報を分割してそれぞれにヘッダを
付加する必要がなく、下り回線のPONの利用効率を向
上することができる。
【0136】請求項3に記載の発明によれば、親機から
供給されるマルチフレームの基準信号を検出する基準信
号検出手段と、複数の端末からのフレームを多重化する
多重化手段と、基準信号検出手段で検出された基準信号
を基準として、親機より指定されたタイミングで親機に
対し、多重化手段で多重化された可変長フレームを送信
する送信手段を有することにより、請求項1の発明を実
現できる。
【0137】請求項4に記載の発明によれば、複数の子
機に対し可変長フレームを多重化し基準信号を付加して
マルチフレームを生成するマルチフレーム生成手段を有
し、マルチフレームを送信することにより請求項1の発
明を実現できる。
【0138】請求項5に記載の発明は、複数の端末から
供給されたフレームの蓄積量を周期的に親機に通知する
蓄積量通知手段を有し、請求項6に記載の発明は、複数
の子機から通知された蓄積量に基づいて各子機の出力す
る可変長フレームのフレームサイズと出力タイミングと
を決定し各子機に通知する決定手段を有することによ
り、各子機のフレームサイズを端末からのフレーム蓄積
量に応じて効率的に割り当てることができ、上り回線の
PONの利用効率を向上することができる。
【0139】請求項7に記載の発明によれば、複数の子
機それぞれに指示したフレームサイズに対する各子機か
ら受信した可変長フレームのサイズとの比率を求め、比
率が下限値未満の場合に当該子機に指示するフレームサ
イズを減少させるフレームサイズ減少手段を有すること
により、フレームサイズをダイナミックなフレームサイ
ズを設定でき、上り回線のPONの利用効率を向上する
ことができる。
【0140】請求項8に記載の発明によれば、複数の子
機それぞれに指示したフレームサイズに対する各子機か
ら受信した可変長フレームのサイズとの比率を求め、比
率が上限値を超える場合に当該子機に指示するフレーム
サイズを増大させるフレームサイズ増大手段を有するこ
とにより、フレームサイズをダイナミックなフレームサ
イズを設定でき、上り回線のPONの利用効率を向上す
ることができる。
【0141】請求項9に記載の発明によれば、複数の端
末から子機を介して供給されるフレームがマルチキャス
トの参加要求であることを認識したとき、参加要求に対
応するマルチキャスト配信を参加要求の端末にのみ配信
されるよう子機に設けられたフィルタ手段に設定するマ
ルチキャスト管理手段を有することにより、簡単な構成
で低コストの子機を使ってマルチキャストフィルタリン
グを行うことができる。
【0142】請求項10に記載の発明によれば、複数の
端末のうちマルチキャストグループの端末にのみマルチ
キャスト配信を行うフィルタ手段と、複数の端末から供
給されるフレームがマルチキャストの参加要求であるこ
とを認識したとき、フィルタ手段に参加要求に対応する
マルチキャスト配信を参加要求の端末にのみ配信される
よう設定するマルチキャスト認識手段とを有することに
より、親機と子機間の通信帯域を有効利用することがで
きる。
【0143】付記11に記載の発明によれば、少なくと
も複数の子機毎の出力キューを有し、複数の出力キュー
について均等割付による出力制御を行うことにより、各
出力キューからの出力を最低レートで保証することがで
きる。
【0144】付記12に記載の発明によれば、複数の出
力キューからの読み出しを一定周期で行って出力するこ
とにより、各出力キューからの出力を一定レートで保証
することができる。
【0145】付記13に記載の発明によれば、マルチフ
レームに多重化される可変長フレーム数分のバッファ
と、バッファのいずれかから子機に対し転送中のフレー
ムより優先度の高いフレームが他のバッファに供給され
たとき、転送中のフレームに中断フラグを設定して中断
し、優先度の高いフレームを転送したのち、中断したフ
レームを転送する中断制御手段を有し、付記14に記載
の発明によれば、マルチフレームに多重化される可変長
フレーム数分のバッファと、フレーム受信中に中断フラ
グを認識すると、受信フレームを格納していたバッファ
より優先度の高いバッファを選択して後続の受信フレー
ムを格納したのち、格納を中断したバッファに受信を中
断したフレームの後続部分を格納して復元する復元制御
手段を有することにより、フレームサイズの大きいユー
ザフレームの転送中に優先度の高いユーザフレームの転
送割り込みが発生した場合は、現在転送しているユーザ
フレームを中断して優先度の高いユーザフレームを先に
転送することが可能となる。
【0146】付記15に記載の発明によれば、複数の子
機から受信したフレームを複数の子機に転送するフレー
ムとして折り返す折返し手段を有することにより、各子
機に接続された端末間でローカル通信を行うことが可能
となる。
【0147】付記16に記載の発明によれば、受信した
フレームの送信元アドレスと子機番号を合わせて学習す
る送信元学習テーブルと、送信元学習テーブルの送信元
アドレスと受信フレームの送信先アドレスが一致したと
き受信フレームを折返し手段で折り返させる受信フレー
ムフィルタ手段を有することにより、トラヒックの無駄
な増加を防止することができる。
【0148】付記17に記載の発明は、複数の端末の電
源及びフレームデータ有無状態を前記親機に通知する端
末監視手段を有し、付記18に記載の発明は、複数の子
機から通知された複数の端末の電源及びフレームデータ
有無状態基づいて各端末に割り当てる帯域を変更する帯
域割り当て手段を有することにより、各子機に接続され
る端末の上り帯域をダイナミックに変更することがで
き、効率的にユーザフレームを多重化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】PONシステムの全体構成図を示す図である。
【図2】本発明の親機及び子機の一実施例のブロック図
である。
【図3】本発明で利用されるフレームフォーマットの概
略構成を示す図である。
【図4】回線処理部の一実施例のブロック図である。
【図5】親機のフレームSWの一実施例のブロック図で
ある。
【図6】制御部の一実施例のブロック図である。
【図7】子機のPON終端部の一実施例のブロック図で
ある。
【図8】端末処理部の一実施例のブロック図である。
【図9】マルチフレーム多重化回路とマルチフレーム分
離回路によって実現されるカプラ上のダウンリンクマル
チフレーム実現回路のブロック図である。
【図10】制御ヘッダ生成回路の回路構成図である。
【図11】設定情報の内容を示す図である。
【図12】マルチフレーム分離回路とマルチフレーム多
重化回路によって実現されるカプラ上のアップリンクマ
ルチフレーム実現回路のブロック図である。
【図13】親機と子機間のPON通信開始時のシーケン
スである。
【図14】フレーム蓄積情報収集のシーケンスである。
【図15】フレーム蓄積情報収集処理のフローチャート
である。
【図16】フレーム蓄積情報収集のシーケンスである。
【図17】親機側で子機の最低レートを保証するための
フレーム交換部及びその周辺部のブロック図である。
【図18】制御テーブル130の内容の一実施例を示す
図である。
【図19】マルチフレーム多重化回路とマルチフレーム
分離回路によって実現されるカプラ上のダウンリンクマ
ルチフレーム実現回路のブロック図である。
【図20】フレーム交換処理部での優先出力処理のフロ
ーチャートである。
【図21】優先転送処理を実現する回路の一実施例のブ
ロック図である。
【図22】帯域ダイナミック制御を実現する回路の一実
施例のブロック図である。
【図23】IGMPの動作概要を示す図である。
【図24】本発明におけるマルチキャストフィルタリン
グを実現する親機及び子機の第1実施例のブロック図で
ある。
【図25】本発明におけるマルチキャストフィルタリン
グを実現する親機及び子機の第2実施例のブロック図で
ある。
【図26】本発明におけるローカル通信を実現する親機
及び子機の第1実施例のブロック図である。
【図27】フレーム制御回路の一実施例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,2 親機 3 バックボーンネットワーク 4a〜4n カプラ 5a1〜5an,6a〜6x 子機 7a1〜7ai,7x1〜7xj,8a1〜8ak,8
x1〜8xl 端末 10 フレームSW 30a〜30x 回線処理部 40 PON終端部 50 端末処理部 310a,410a 光多重化回路 310b,410b 光分配回路 320,420 E/O回路 330,430 符号化回路 340,440 マルチフレーム多重化回路 350 送信フレーム検出回路 360,460 O/E回路 370,470 復号化回路 380,480 マルチフレーム分離回路 390 フレーム検出回路 490 マルチフレーム解析処理回路 510 物理終端回路 520 ローカルSW回路 530 送信フレーム処理回路 540 受信フレーム処理回路 550 コマンド解析回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 隆光 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 平島 勝彦 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 内田 和宏 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 安部 健一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 村上 滋春 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 河合 美穂 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 四方 清隆 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA01 AA03 BA04 BA05 DA02 DA03 DA05 DA12 DA42 FA01 5K033 CB13 CB15 DA03 DA16 DB02 DB22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機からカプラで分岐を行って複数の子
    機に接続され、各子機に複数の端末が接続されており、
    前記親機と複数の端末間で通信を行うPON通信方法に
    おいて、 各子機は、前記親機から供給されるマルチフレームの基
    準信号を基準として、前記親機より指定されたタイミン
    グで前記親機に対し可変長フレームを送信することを特
    徴とするPON通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のPON通信方法におい
    て、 前記親機は、複数の子機に対し可変長フレームを多重化
    し前記基準信号を付加したマルチフレームを送信するこ
    とを特徴とするPON通信方法。
  3. 【請求項3】 親機からカプラで分岐を行って複数の子
    機に接続され、各子機に複数の端末が接続されており、
    前記親機と複数の端末間で通信を行うPONの子機にお
    いて、 前記親機から供給されるマルチフレームの基準信号を検
    出する基準信号検出手段と、 複数の端末からのフレームを多重化する多重化手段と、 前記基準信号検出手段で検出された基準信号を基準とし
    て、前記親機より指定されたタイミングで前記親機に対
    し、前記多重化手段で多重化された可変長フレームを送
    信する送信手段を有することを特徴とする子機。
  4. 【請求項4】 親機からカプラで分岐を行って複数の子
    機に接続され、各子機に複数の端末が接続されており、
    前記親機と複数の端末間で通信を行うPONの親機にお
    いて、 複数の子機に対し可変長フレームを多重化し前記基準信
    号を付加してマルチフレームを生成するマルチフレーム
    生成手段を有し、 前記マルチフレームを送信することを特徴とする親機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の子機において、 前記複数の端末から供給されたフレームの蓄積量を周期
    的に前記親機に通知する蓄積量通知手段を有することを
    特徴とする子機。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の親機において、 前記複数の子機から通知された蓄積量に基づいて各子機
    の出力する可変長フレームのフレームサイズと出力タイ
    ミングとを決定し前記各子機に通知する決定手段を有す
    ることを特徴とする親機。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の親機において、 前記複数の子機それぞれに指示したフレームサイズに対
    する各子機から受信した可変長フレームのサイズとの比
    率を求め、前記比率が下限値未満の場合に当該子機に指
    示するフレームサイズを減少させるフレームサイズ減少
    手段を有することを特徴とする親機。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の親機において、 前記複数の子機それぞれに指示したフレームサイズに対
    する各子機から受信した可変長フレームのサイズとの比
    率を求め、前記比率が上限値を超える場合に当該子機に
    指示するフレームサイズを増大させるフレームサイズ増
    大手段を有することを特徴とする親機。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の親機において、 前記複数の端末から子機を介して供給されるフレームが
    マルチキャストの参加要求であることを認識したとき、
    前記参加要求に対応するマルチキャスト配信を前記参加
    要求の端末にのみ配信されるよう前記子機に設けられた
    フィルタ手段に設定するマルチキャスト管理手段を有す
    ることを特徴とする親機。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の子機において、 前記複数の端末のうちマルチキャストグループの端末に
    のみマルチキャスト配信を行うフィルタ手段と、 前記複数の端末から供給されるフレームがマルチキャス
    トの参加要求であることを認識したとき、前記フィルタ
    手段に前記参加要求に対応するマルチキャスト配信を前
    記参加要求の端末にのみ配信されるよう設定するマルチ
    キャスト認識手段とを有することを特徴とする子機。
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