JP2000078201A - 通信装置、通信方法及び通信システム - Google Patents

通信装置、通信方法及び通信システム

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JP2000078201A
JP2000078201A JP14130599A JP14130599A JP2000078201A JP 2000078201 A JP2000078201 A JP 2000078201A JP 14130599 A JP14130599 A JP 14130599A JP 14130599 A JP14130599 A JP 14130599A JP 2000078201 A JP2000078201 A JP 2000078201A
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frame
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real
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Takahiro Tsukamoto
隆博 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯域の有効利用を図ることができる通信装
置、通信方法及び通信システムを提供する。 【解決手段】 非リアルタイム性データ転送中にリアル
タイム性データの転送要求が発生した場合、非リアルタ
イム性データの転送をデータパケットバッファ部73の
データ長で分割して、リアルタイム性データのフレーム
の転送を割り込ませ、その後再度残りのデータパケット
バッファ部73のデータパケットを継続して転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声等のリアルタ
イム性を要求されるリアルタイム性データとLAN等の
遅延が許容される非リアルタイム性データ等の複数種類
のデータを効率よく束ねて通信する通信装置、通信方法
及び通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に種々のデータを通信できるマルチ
メディア通信システムでは、音声等を束ねたPBX(構
内交換機)におけるリアルタイム性データとLAN等に
おけるある程度の遅延が許容される非リアルタイム性デ
ータとを時分割多重化(TDM)等の方式で伝送する手
段が用いられている。最近では、統計多重効果を利用し
て動的に帯域を割り付けてデータの伝送を行うものがあ
る。
【0003】この統計多重効果を利用したものでは、非
リアルタイム性データをフレーム長の固定ブロックに分
割し、この固定ブロックをフレームとして作成して伝送
する。この非リアルタイム性データのフレームを伝送し
ているときに、リアルタイム性データの送出が要求され
ると、この固定ブロックのフレームの合間にリアルタイ
ム性データを挿入する。
【0004】また、単純に非リアルタイム性データとし
て要求された可変長の転送情報を送出しながら、リアル
タイム性データが発生すると、送出中の非リアルタイム
性データの送出が終了した時点で、直ちにリアルタイム
性データの送信を開始する方法が用いられることもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記T
DM方式の利用の場合には、データの伝送をしてないと
きでも帯域は確保されるため、帯域の有効利用が困難で
あった。
【0006】また、動的に帯域を割り付ける方式の場合
には、固定長のブロックを転送しつつ、合間にリアルタ
イム性データを挿入しているが、固定長ごとにフレーム
制御コード等が挿入され、結果的にオーバヘッドが大き
くなり、帯域の有効利用が困難であった。
【0007】逆に、帯域を有効利用するためブロックの
固定長を長くすると、この転送状態からリアルタイム性
データの転送までの時間が遅れて、データ転送の遅延が
大きくなることがあった。
【0008】また、単純に非リアルタイム性データとし
て要求された可変長の転送情報を送出しながら、リアル
タイム性データが発生すると、送出中の非リアルタイム
性データの送出が終了した時点で、直ちにリアルタイム
性データの送信を開始する方法も、非リアルタイム性デ
ータのデータ長により、この転送状態からリアルタイム
性データの転送までの時間が遅れて、データ転送の遅延
が大きくなることがあった。
【0009】本発明は、上記点に着目してなされたもの
であり、帯域の有効利用を図ることができる通信装置、
通信方法及び通信システムを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の通信装置は、リアルタイム性を要求され
るリアルタイム性データと遅延が許容される非リアルタ
イム性データとを統計多重効果を利用して動的に割り付
けて多重化したフレームを通信網に転送する通信装置に
おいて、前記リアルタイム性データの発生を検知する検
知手段と、前記非リアルタイム性データを少なくとも一
つ以上の固定長のデータパケットに分解する分解手段
と、前記分解されたデータパケット又は前記リアルタイ
ム性データにより前記フレームを作成するフレーム作成
手段と、前記分解されたデータパケットによる前記フレ
ームの作成途中に、前記検知手段により前記リアルタイ
ム性データの発生を検知された場合には、前期分解され
たデータパケットによるフレームの作成を中断させ、前
記リアルタイム性データによる前記フレームの作成を割
り込ませる割り込み手段と、前記割り込み手段による割
り込み終了後に前記割り込み前の前記分解されたデータ
パケットによる前記フレームの作成を再開する再開手段
とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項2の通信装置は、請求項1記載の通
信装置において、前記通信装置は、さらに前記通信網の
転送速度を検知する速度検知手段を備え、前記転送速度
に基づいて前記データパケットの固定長を決定すること
を特徴とする。
【0012】請求項3の通信装置は、第1の種別のデー
タと第2の種別のデータを通信する通信装置において、
前記第1の種別のデータを複数のデータに分割する分割
手段と、前記分割された複数のデータの少なくとも一部
のデータ又は前記第2の種別のデータを使用して通信フ
レームを作成するフレーム作成手段と、前記第2の種別
のデータを通信するか否かを判別する判別手段と、前記
判別手段による判別結果に応じて、前記フレーム作成手
段のフレーム作成動作を制御する制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0013】請求項4の通信装置は、請求項3記載の通
信装置において、前記フレーム作成手段は、前記制御手
段による制御に基づいて、前記複数に分割されたデータ
の一部又は全てのデータを使用して通信フレームを作成
することを特徴とする。
【0014】請求項5の通信装置は、請求項3又は4記
載の通信装置において、前記フレーム作成手段により前
記分割されたデータを使用して通信フレームが作成され
ている最中に、前記判別手段により前記第2の種別のデ
ータを通信すると判別された場合には、前記制御手段
は、前記通信フレームの作成を中断させ、前記第2の種
別のデータを使用して通信フレームを作成させるように
前記フレーム作成手段を制御することを特徴とする。
【0015】請求項6の通信装置は、請求項5記載の通
信装置において、前記制御手段は、前記第2の種別のデ
ータを使用して通信フレームを作成させ、その後前記複
数に分割されたデータの残りのデータを使用して通信フ
レームを作成させるように前記フレーム作成手段を制御
することを特徴とする。
【0016】請求項7の通信装置は、請求項3乃至6の
いずれか1項記載の通信装置において、さらに、前記フ
レーム作成手段により作成された通信フレームを通信回
線を介して通信する通信手段と、前記通信回線の転送速
度を判別する速度判別手段とを備え、前記分割手段は、
前記速度判別手段による判別結果に基づいて、前記第1
の種別のデータを分割する際のデータ長を決定し、分割
することを特徴とする。
【0017】請求項8の通信装置は、請求項3乃至7の
いずれか1項記載の通信装置において、前記第1の種別
のデータと第2の種別のデータとは、他の通信装置から
受信されたデータであることを特徴とする。
【0018】請求項9の通信システムは、通信網を介し
て第1の通信装置と第2の通信装置との間で第1の種別
のデータと第2の種別のデータとを通信するための通信
システムにおいて、前記第1の種別のデータを複数のデ
ータに分割する分割手段と、前記分割された複数のデー
タの少なくとも一部のデータ又は前記第2の種別のデー
タを使用して通信フレームを作成するフレーム作成手段
と、前記第2の種別のデータを通信するか否かを判別す
る判別手段と、前記判別手段による判別結果に応じて、
前記フレーム作成手段のフレーム作成動作を制御する制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0019】請求項10の通信方法は、リアルタイム性
を要求されるリアルタイム性データと遅延が許容される
非リアルタイム性データとを統計多重効果を利用して動
的に割り付けて多重化したフレームを通信網に転送する
通信方法において、前記リアルタイム性データの発生を
検知する検知工程と、前記非リアルタイム性データを少
なくとも一つ以上の固定長のデータパケットに分解する
分解工程と、前記分解されたデータパケット又は前記リ
アルタイム性データにより前記フレームを作成するフレ
ーム作成工程と、前記分解されたデータパケットによる
前記フレームの作成途中に、前記検知工程により前記リ
アルタイム性データの発生を検知された場合には、前期
分解されたデータパケットによる前期フレームの作成を
中断させ、前記リアルタイム性データによる前記フレー
ムの作成を割り込ませる割り込み工程と、前記割り込み
工程による割り込み終了後に前記割り込み前の前記分解
されたデータパケットによる前記フレームの作成を再開
する再開工程とを含むことを特徴とする通信方法。
【0020】請求項11の通信方法は、請求項10記載
の通信方法において、前記通信方法は、さらに前記通信
網の転送速度を検知する速度検知工程を含み、前記転送
速度に基づいて前記データパケットの固定長を決定する
ことを特徴とする。
【0021】請求項12の通信方法は、第1の種別のデ
ータと第2の種別のデータとを通信する通信方法におい
て、前記第1の種別のデータを複数のデータに分割する
ための分割工程と、前記分割された複数のデータの少な
くとも一部のデータ又は前記第2の種別のデータを使用
して通信フレームを作成させるためのフレーム作成工程
と、前記第2の種別のデータを通信するか否かを判別す
る判別工程と、前記判別工程における判別結果に応じ
て、前記フレーム作成工程のフレーム作成動作を制御す
る制御工程とを含むことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態に係る通信シ
ステムの概略構成を示す。
【0024】本発明の実施の形態に係る通信システム
は、リアルタイム性を要求される電話機からの音声デー
タと、ある程度の遅延が許容される非リアルタイム性の
LANデータとを伝送するシステムである。
【0025】この通信システムは、リアルタイム性を要
求される音声データを発生する複数の電話機2を接続す
ると共に非リアルタイム性のLANデータを発生するL
AN端末3を接続するアダプタ1の複数と、各アダプタ
1から得られる音声データ及びLANデータを含む各種
データをその行き先に応じて交換するノード部5の複数
とを備えている。
【0026】各アダプタ1は、一般的サービスとしてあ
る専用線網4を介して対応するノード部5に接続され、
各ノード部5間はセルリレー網6を介して接続されてい
る。セルリレー網6は、ATM(非同期通信モード)セ
ルをTTC標準のJT−G703−aで定義された専用
線二次群速度フレームを用いて転送する。
【0027】各アダプタ1は、接続された各電話機2か
らの音声データとLAN端末3からのLANデータとを
統計多重効果を利用して動的に割り付けた帯域に多重化
を行って専用線網4を介して対応するノード部5に送
る。
【0028】ノード部5は、専用線網4を介してアダプ
タ1からのデータの受信及びアダプタ1へデータの送信
を行うため、そのデータフレームの組立て及び分解を行
うアダプタインタフェース部51と、該組立て及び分解
が行われたデータフレームを行き先により交換する交換
部52と、セルリレー綱6を介して他のノード部5にデ
ータフレームを送るため多重化を行うセルリレー網イン
タフェース部53とを備えている。
【0029】アダプタインタフェース部51は交換部5
2を介してセルリレー網インタフェース部53に接続さ
れている。
【0030】図2は、アダプタ1の詳細な構成を示す。
【0031】アダプタ1は、先ず複数の電話機2が接続
されている電話回線インタフェース部11と、LAN端
末3が接続されているLANインタフェース部12とを
備えている。また、アダプタ1は、専用線網4が接続さ
れている専用線網インタフェース部15と、電話回線イ
ンタフェース部11及びLANインタフェース部12と
専用線網インタフェース部15とに接続されたフレーム
組立/分解部13と、アダプタ1を構成する各部に電源
を供給する電源回路16と、アダプタ1を構成する各部
を制御するアダプタ制御部14とを備えている。
【0032】電話回線インタフェース部11は、電話機
2の呼出信号生成に必要な電圧を作る昇圧部、リンガ
(呼出信号)発生部、DTMF(Dual Tone
MultiFrequency)デコーダ部、及びフッ
ク判定部等の各電話回線に対するインタフェースを司る
ための回路(図示せず)を有する。さらに該回路は、各
電話機2からの音声データ及び該音声データの圧縮符号
化データを入出力し、入力された音声信号を圧縮符号化
して圧縮符号化データを生成すると共に入力された圧縮
符号化データを復号化して音声信号を生成するCODE
C(符号化/復号)回路を含む。この回路は復号した音
声信号を対応する電話機2に送出する。又圧縮符号化時
には、無音制御により無音期間中音声の圧縮符号化デー
タを生成するが出力はしない。
【0033】LAN/制御データインタフェース部12
は、LANデータを入出力し、入力されたLANデータ
からIEEE802.3のフレームを検出して、このフ
レーム内のMACアドレス等をチェックし、このチェッ
ク結果に応じてデータを送出するか廃棄するかの制御を
行う(ブリッジ機能)。
【0034】電話回線インタフェース部11からの圧縮
符号化データ及びLAN/制御データインタフェース部
12からのLANデータは、フレーム組立/分解部13
に送出される。
【0035】フレーム組立/分解部13は、入力された
圧縮符号化データ及びLANデータと共にアダプタ1の
制御データを動的に割付けられた帯域に多重化して、専
用線網4に送信できるようにフレームを作成し、該フレ
ームを専用線網インタフェース部15に出力する。ま
た、フレーム組立/分解部13は、専用線網インタフェ
ース15からフレームを受け取ると、該フレームを圧縮
符号化データとLANデータ/制御データとに分解し、
分解された圧縮符号化データを電話回線インタフェース
部11に出力すると共に分解されたLANデータ/制御
データをLAN/制御データインタフェース部12及び
アダプタ制御部14に出力する。
【0036】アダプタ制御部14はCPU(図示せず)
及びROM(図示せず)を有し、このCPUはROMに
格納されているプログラムを読み出し、実行することに
よってアダプタ1全体の制御を行う。この制御には、フ
レーム組立/分解部13と専用線網インタフェース部1
5とのフレームの送受信制御と、電話回線インタフェー
ス部11の管理、LAN/制御データインタフェース1
2、フレーム組立/分解部13の制御及び電源回路16
からの各部ヘの電源供給制御とが含まれている。
【0037】専用線網インタフェース部15は、ターミ
ナルアダプタとしての機能を有し、専用線網4側に設け
られているDSU(デジタルサービスユニット)を介し
て専用線網4に接続されている。
【0038】図3は、図1で説明したノード部5のより
詳細な構成を示す。
【0039】ノード部5は、アダプタ1からのデータの
受信及びアダプタ1へのデータの送信を行うため、その
データフレームの組立て及び分解を行うアダプタインタ
フェース部51と、該組立て及び分解が行われたデータ
フレームを行き先により交換する交換部52と、セルリ
レー綱6を介して他のノード部5にデータフレームを送
るため多重化を行うセルリレー網インタフェース部53
とを備えている。
【0040】アダプタインタフェース部51は交換部5
2を介してセルリレー網インタフェース部53に接続さ
れている。
【0041】アダプタインタフェース部51は、専用線
網4から入力されたフレームの同期等を取りフレーム検
出を行う専用線網インタフェース部511と、さらにフ
レームに含まれる音声用データフレームとLAN用デー
タフレームとを分離するフレーム組立/分解部512
と、音声用データの交換用フレームを作成し処理する音
声フレーム処理部513と、LAN用データの交換用フ
レームを作成するLAN/制御データ処理部514とを
備えている。音声フレーム処理部513及びLAN/制
御データ処理部514で作成された交換用フレームはそ
れぞれ交換部52に送出される。
【0042】アダプタインタフェース部51は、交換部
52から交換用フレームが入力されると、交換用フレー
ムから音声フレーム処理部513又はLAN/制御デー
タ処理部514でそれぞれ処理するためにデータを取り
出し、統計多重でフレーム多重化するためフレーム組立
/分解部512で音声用データ又はLAN用データを含
むデータフレームを専用線網4に送信できるように組み
立てて、専用線網インタフェース部511を介して専用
線網4へデータフレームを送出する。
【0043】交換部52は、交換用フレーム内の行き先
情報により交換用フレームを同一のノード部5内の他の
アダプタインタフェース部51又は他のノード5に送る
ためセルリレーの多重化を行うセルリレー網インタフェ
ース部53へ送る。
【0044】セルリレー網インタフェース部53は、セ
ルリレー網6より受信したセルから音声用データ又はL
AN用データを含む交換用フレームを作成し、該交換用
フレームを各アダプタインタフェース部51へ送るため
交換部52に送出する。また、セルリレー網インタフェ
ース部53は、交換部52から受信した交換用フレーム
をセルリレー網6に送信できるようにセルに交換し送信
する。
【0045】次に、図2のフレーム組立/分解部13及
び図3のフレーム組立/分解部512は共通の機能構成
を有するため、これらを図2のフレーム組立/分解部1
3及び図3のフレーム組立/分解部512のより詳細な
構成を示す図4を用いて同時に説明する。
【0046】尚、以下の説明では、フレーム組立/分解
部13の場合を[ ]なし、フレーム組立/分解部51
2の場合を[ ]付きで示す。
【0047】フレーム組立/分解部13は、電話回線イ
ンタフェース部11からのリアルタイム性データとLA
N/制御データインタフェース部12からの非リアルタ
イム性データとを統計多重化するために動的に帯域を割
り付けてフレームを混在処理した後、該フレームを専用
線網インタフェース部15へ送出し、逆に専用線網イン
タフェース部15より受け取ったフレームをリアルタイ
ム性データと非リアルタイム性データとに分離し、リア
ルタイム性データは電話回線インタフェース部11へ送
出すると共に、非リアルタイム性データはLAN/制御
データインタフェース部12へ送出する。
【0048】フレーム組立/分解部512は、音声フレ
ーム処理部513からのリアルタイム性データとLAN
/制御データ処理部514からの非リアルタイム性デー
タとを統計多重化するために動的に帯域を割り付けてフ
レームを混在処理した後、該フレームを専用線網インタ
フェース部511へ送出し、逆に専用線網インタフェー
ス部511より受け取ったフレームをリアルタイム性デ
ータと非リアルタイム性データとに分離し、リアルタイ
ム性データは音声フレーム処理部513へ送出すると共
に、非リアルタイム性データはLAN/制御データ処理
部514へ送出する。
【0049】フレーム組立/分解部13[512]は、
電話回線インタフェース部11[音声フレーム処理部5
13]より受け取ったリアルタイム性のデータを格納す
る音声データバッファ71と、LAN/制御データイン
タフェース部12[LAN/制御データ処理部514]
より受け取った非リアルタイム性データを格納するデー
タブロックバッファ72(分解手段)とを備えている。
このデータブロックバッファ72は、LAN等のIEE
E802.3フレームや制御用データフレーム等のデー
タ用の送受信用バッファであり、このデータを固定長の
データパケットに分解する。尚、データパケットを分解
する際のパケット長は、専用線速度検出部79からの指
示により決められ、詳しくは後述する。
【0050】フレーム組立/分解部13[512]は、
さらにデータブロックバッファ72で分解された固定長
のデータパケットを格納するデータパケットバッファ部
73(フレーム作成手段)と、フレームとして専用線網
インターフェース部15[511]に送る必要があるデ
ータが音声データバッファ71に格納されたことを検知
する音声データバッファ検知部74(検知手段)と、デ
ータパケットバッファ部73に含まれる複数に分割され
たデータパケットの中で現在フレームとして送っている
データパケットナンバーをセットし、さらにデータパケ
ットバッファ部73に含まれる分割された最後のデータ
パケットにエンドフラグをセットするデータパケットバ
ッファポインタ75(フレーム作成手段)と、音声デー
タバッファ71及びデータパケットバッファ部73の両
方が同時にフレーム組立を要求しているときに調停する
データパケット調停部76(割り込み手段、再開手段)
とを備えている。
【0051】このデータパケット調停部76は、例えば
音声データバッファ71のデータをフレームに組立て、
該フレームを転送する途中に、データブロックバッファ
72ヘ格納されたデータが固定長のデータパケットに分
離され、データパケットバッファ部73に格納される
と、音声データバッファ71のフレームを送り終えてか
らデータパケットバッファ部73のデータパケットの転
送に移行する。又逆にデータパケットバッファ73部の
固定長のデータパケットをフレームに組立て、該フレー
ムを転送する途中に、音声データバッファ71にデータ
が格納されたことを音声データバッファ検知部74が検
知すると、この情報はデータパケット調停部76へ報告
され調停作業に入る。この詳細内容の説明については、
後述する。
【0052】フレーム組立/分解部13[512]は、
さらに音声データバッファ71のデータとデータパケッ
トバッファ部73のデータとの何れをフレームのデータ
領域に格納するかを切り換えるフレームデータ切換部7
7(割り込み手段、再開手段)と、後述するHDLC
(ハイレベル・データ・リンク・コントール)フレーム
の作成を行うフレーム組立部78(フレーム作成手段)
と、専用線網インタフェース部15[511]からの速
度情報に従ってデータパケットバッファ部73のデータ
レングスを調整する専用線速度検出部79(速度検知手
段)と、専用線網インタフェース部15[511]より
受け取ったHDLCフレームを分解し、リアルタイム性
データと非リアルタイム性データを識別した後、リアル
タイム性データは電話回線インタフェース部11[音声
フレーム処理部513]へ送出するための音声データバ
ッファ71ヘ転送し、非リアルタイム性データはLAN
/制御データインタフェース部12[LAN/制御デー
タ処理部514]へ送出するためのデータブロックバッ
ファ72ヘ転送するフレーム分解部80とを備えてい
る。
【0053】図5は、HDLC(ハイレベル・データ・
リンク・コントロール)のフレーム形式を示す。
【0054】図5中の“F”は、フラグであり“011
11110”のパターンである。図5中の“A”は、こ
のネットワーク上で相手を指定するために使用するアド
レス領域である。又“C”は、制御データを送るコント
ロール情報の領域である。
【0055】図5中の“DATA”は、ユーザが自由に
使用可能なデータ領域であり、データはトランスペアレ
ントで転送される。この“DATA”では、“F”のフ
ラグと同じパターンを避けるためゼロ挿入除去(例え
ば、“1”が5個以上連続する場合5個目の“1”の後
に“0”を1個挿入し、受け手側では“1”が5個連続
したあとの“0”を除去する)の処理を行う。
【0056】図5中の“FCS”は、2バイト長のデー
タでデータ領域の誤りをチェックするための冗長性デー
タであるフレーム・チェック・シーケンスである。
【0057】このHDLCフレームがアダプタ1とノー
ド部5間で専用線網4を介してデータを転送する際の転
送フォーマットである。このデータ領域である“DAT
A”に音声の圧縮符号化したビットパターン、LANデ
ータ、又はアダプタ1とノード部5間の制御データが入
れられて送られる。
【0058】図6は、LAN用のIEEE802.3フ
レームの構成を示す。
【0059】LAN用のIEEE802.3フレーム
は、プリアンブル、SFD(開始フレーム・デリミ
タ)、宛先アドレス及び送信元アドレスを備えている。
これらのアドレスは、データリンク層のMAC副層で定
義されるMACアドレスである。さらに、LAN用のI
EEE802.3フレームは、データ長を示すフレーム
長、論理リンク制御のヘッダ及びデータ、及びフレーム
を検査するためのFCS(フレーム・チェック・シーケ
ンス)を備えている。
【0060】図7は音声データのフレームの構成を示
し、図8はLANデータのフレームの構成を示す。図7
中の“VDB”(ボイス・データ・ブロック)は、音声
の圧縮符号化したデータであり、図8中のLDP(LA
N・データ・パケット)は、図6で示したIEEE80
2.3フレームで構成される。
【0061】次に、LANデータを図4のデータブロッ
クバッファ72で受け取った後に、データパケットバッ
ファ部73及びフレームデータ切換部77を介してフレ
ーム組立部78でフレーム作成を行うまでの一連のデー
タの流れを説明する。
【0062】データブロックバッファ72はIEEE8
02.3フレーム又は制御データフレームで構成される
LANデータを受け取り、該データを図9に示すように
予め決められた固定のデータ長のパケットに分割する。
この固定のデータ長は、専用線速度検出部79により調
整される。
【0063】その後、データパケットバッファ部73は
図10に示すように分割されたパケットを格納する。こ
の際最後のデータパケットに関しては、分割した残りの
データで構成されるため余りの領域が発生する場合があ
る。このエリアをパディングエリアという。図10の場
合、データパケットとして5個に分割したので、データ
パケットナンバー“5”のエリアにパディングエリアが
発生する。
【0064】また、データパケットバッファ部73は、
データパケットバッファポインタ75で一連の各データ
パケットの最後を認識するために制御フラグの“EO
M”(エンド・オブ・メッセージ)のフラグを立てるエ
リアを各データパケットバッファの最後に持つ。
【0065】データパケットバッファポインタ75は、
上記EOMのフラグを検出するとこの情報をフレーム組
立部78に送る。この結果フレーム組立部78は、デー
タパケットナンバー“5”のデータを最後にして、フレ
ームに図5で説明した“FCS”の値を添付してフレー
ムを終結する。このフレームの構成を図11に示す。
【0066】音声に関しては、音声CODECの圧縮符
号化データがある定期的な時間で発生した場合に、これ
らを一つのブロックとしてHDLCフレームで送る。
【0067】この際、音声は図4の音声データバッファ
71に格納され、音声データバッファ検知部74にてバ
ッファ格納が検知されると、この情報はデータパケット
調停部76に送られ、フレーム送信の制御のための調停
が開始される。この時、データパケットバッファ部73
に、フレームを作成すべきデータが格納されていない場
合は、データパケット調停部76は、即座にフレームデ
ータ切換部77を音声データバッファ71のデータがフ
レーム組立部78に転送可能なように切換させる。この
後、フレーム組立部78はフレームの組立を開始する。
【0068】次に、データパケットバッファ部73にフ
レームを作成すべきデータが格納され、フレームデータ
切換部77がデータパケットバッファ部73のデータを
フレーム組立部78に転送していた場合について以下に
説明する。
【0069】図12はデータパケットバッファ部73の
構成を示す。
【0070】データパケットバッファ部73では、例え
ばnバイトのデータ長に分割されたデータパケットを格
納し、このデータパケット数をデータパケットナンバー
ポインタ(ここでは最大mパケットである)で示し、バ
イト数をパケット読み出しポインタで示す。
【0071】データパケットバッファ部73よりフレー
ムデータ切換部77を介してフレーム組立部78ヘデー
タが転送されるとき、データパケットバッファポインタ
75は、逐次上記データパケットナンバーポインタとそ
の中のパケット読み出しポインタとでパケットの中のど
のバイトを読み出しているか管理している。従って、パ
ケット読み出しポインタがn番目を読み出しているとき
に、データパケットバッファポインタ75によりEOM
のフラグは検出されることになる。また、パケット読み
出しポインタが(n−1)番目までの読み出しを行って
いる時には、EOMが検出されることはない。
【0072】つまり、データパケットバッファポインタ
75は(n−1)バイト目のデータの読み出しまでにデ
ータパケット調停部76より音声データパケット検知情
報が通知されると、現在読み出し中のデータパケットナ
ンバーポインタのパケット部のEOMフラグエリアにE
OMフラグを挿入し、フレーム終了処理を開始するよう
にフレーム組立部78に指示する。又nバイト読み出し
中に音声データパケット検知情報が通知されると、現在
読み出し中のデータパケットナンバーポインタの次のデ
ータパケットナンバーポインタのEOMフラグエリアに
EOMフラグを挿入し、フレーム終了処理を開始するよ
うにフレーム組立部78に指示する。
【0073】その後、データパケット調停部76は、音
声データバッファ71内のデータをフレームとして送信
するため、データパケットバッファ部73のフレーム終
了処理を確認し、フレームデータ切換部77を切り換え
る。そして、音声データバッファ71内のデータをフレ
ーム組立部78に転送後、フレーム終了処理を指示す
る。また、データパケット調停部76は、先程データパ
ケットバッファ部73のEOMフラグを挿入した次のデ
ータパケットナンバーからデータをフレームとして作成
するためフレーム開始指示をフレーム組立部78に指示
し、フレームデータ切換部77を切り換えた後に、改め
てデータパケットバッファポインタ75に読み出し指示
を行ない、残りのデータパケットバッファ部73のデー
タのフレーム作成開始を行う。
【0074】このようにして、非リアルタイム性データ
転送中にリアルタイム性データの転送要求が発生した場
合、非リアルタイム性データの転送をデータパケットバ
ッファ部73のデータ長で分割して、リアルタイム性デ
ータのフレームの転送を割り込ませ、その後再度残りの
データパケットバッファ部73のデータパケットを継続
して転送する。
【0075】具体的な例として、図13は、データパケ
ットバッファ部73のデータパケットナンバー“3”の
パケット読み出しポインターが1〜(n−1)バイトの
読み出し中に、音声データバッファ検知部74により音
声データバッファ71に音声データが格納されたことが
検知されたときのデータパケットバッファ部73の構成
(図13(A))及びフレーム組立部78で出力される
フレームデータ(図13(B))を示す。
【0076】図14は、アダプタ1とノード部5との間
の専用線網4を介してHDLCフレームを転送する際の
アダプタ1及びノード部5の制御を説明するフローチャ
ートである。
【0077】まず、フレーム組立部78が、音声データ
バッファ検知部74からの信号により音声データバッフ
ァ71に音声データが格納されたか否かを判別し(ステ
ップS141)、音声データが音声データバッファ71
に格納されていない場合には、該判別を繰り返す。ステ
ップS141の判別の結果、音声データが音声データバ
ッファ71に格納された場合には、テータパケットバッ
ファ部73に格納されたデータパケットを用いてフレー
ムを組み立てている最中であるか否かを判別する(ステ
ップS142)。ステップS142の判別の結果、フレ
ームを組み立てている最中である場合には、データパケ
ットのフレーム組立を終了させ(ステップS143)、
音声データをHDLCフレームのDATA領域に格納し
てフレームを組み立てる(ステップS144)。上記ス
テップS142の判別の結果、フレームを組み立ててい
る最中でない場合には、ステップS143をスキップ
し、ステップS144に進む。
【0078】次に、音声データバッファ71に格納され
ている音声データが無くなったか否かを判別し(ステッ
プS145)、音声データバッファ71に格納されてい
る音声データが無くなっていない場合には、ステップS
144に戻る一方、音声データバッファ71に格納され
ている音声データが無くなった場合には、フレームの組
立を終了する(ステップS146)。
【0079】次いで、データパケットバッファ部73に
データパケットが格納されているか否かを判別し(ステ
ップS147)、データパケットバッファ部73にデー
タパケットが格納されていない場合には、ステップS1
41に戻る一方、データパケットバッファ部73にデー
タパケットが格納されている場合には、そのデータパケ
ットをHDLCフレームのDATA領域に格納してフレ
ームを組み立てる(ステップS148)。
【0080】ステップS149では、データパケットバ
ッファ部73に格納されているデータパケットがないこ
とを検出したか又は音声データが音声データバッファ7
1に格納されたことによりデータパケットバッファポイ
ンタ75によりEOMが検出されたかを判別する。ステ
ップS149の判別の結果、データパケットがないこと
を検出した場合又はEOMが検出された場合には、フレ
ームの組立を終了して(ステップS150)、ステップ
S141に戻る。一方、データパケットがないことを検
出できない場合又はEOMが検出されない場合には、ス
テップS148に戻る。
【0081】次に図4で説明した専用線速度検出部79
及び図15に示す転送速度について説明する。
【0082】今までに説明したように、音声データバッ
ファ71に圧縮符号化されたデータが発生した場合に
は、該データが割り込むまでにデータパケットバッファ
73による最大1個のデータパケットの転送時間の間、
待たされる。これでは、送受信側で同じ制御のアダプタ
1を使用している場合に、転送速度によりリアルタイム
性データヘの応答時間が異なることになる。音声データ
等のリアルタイム性データは、ある一定時間を超えた遅
延がある場合にエコー等の障害が発生する。このため遅
延時間を転送速度に依存させず一定に保つ制御が必要と
なる。
【0083】そこで、専用線速度検出部79が専用線網
4内のデータ転送速度を検出することにより、フレーム
組立/分解部13[512]内のデータパケットバッフ
ァ部73及びデータパケットバッファポインタ75が転
送速度の違いの影響による遅延時間のばらつきをなくし
一定時間に保つ制御を行う。
【0084】データパケットバッファ部73及びデータ
パケットバッファポインタ75においては、図4の専用
線速度検出部79からの情報により図15に示すそれぞ
れの転送速度制御テーブルからデータパケットバッファ
長及びパケットの読み出しポインタ最大値を設定する。
【0085】例えば、専用線網4の転送速度が64kb
psであると検出された場合、データブロックバッファ
72からのデータは、Nバイトの固定長で分割してデー
タパケットバッファ部73に格納する。また、専用線網
4の転送速度が256kbpsであると検出された場
合、データブロックバッファ72からのデータは、4×
Nバイトの固定長で分割してデータパケットバッファ部
73に格納する。同様に768kbpsの転送速度検出
が行われた場合、図15のテーブルに示すように、12
×Nバイトのデータ長になるように分割する。従って、
上述した制御のように図4のデータパケットバッファポ
インタ75のn値は、転送速度に基づいて、N、4×
N、8×N、12×Nのように変更され、転送時に常に
この変更は行われる。この事により遅延時間が一定にな
るとともに制御の煩雑さが緩和され帯域の有効利用が図
られる。
【0086】上述したように、本発明の実施の形態によ
れば、非リアルタイム性データ転送中にリアルタイム性
データの転送要求が発生した場合、非リアルタイム性デ
ータの転送をデータパケットバッファ部73のデータ長
で分割して、リアルタイム性データのフレームの転送を
割り込ませ、その後再度残りのデータパケットバッファ
部73のデータパケットを継続して転送するので、帯域
の有効利用を図ることができると共に非リアルタイム性
データとリアルタイム性データとを効率良く通信するこ
とができる。
【0087】特に、LANデータ等の非リアルタイム性
のデータを通信している最中でも、音声等のリアルタイ
ム性データのリアルタイム性を損なうことなく通信する
ことができる。
【0088】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
通信装置及び請求項10の通信方法によれば、リアルタ
イム性データの発生が検知され、非リアルタイム性デー
タが少なくとも一つ以上の固定長のデータパケットに分
解され、分解されたデータパケット及びリアルタイム性
データによりフレームが作成され、分解されたデータパ
ケットによるフレームの作成途中に、リアルタイム性デ
ータの発生が検知された場合には、分解されたデータパ
ケットによるフレームの作成を中断させ、リアルタイム
性データによるフレームの作成が割り込まれ、割り込み
終了後に割り込み前の分解されたデータパケットによる
フレームの作成が再開されるので、帯域の有効利用を図
ることができる。特に、LANデータ等の非リアルタイ
ム性のデータを通信している最中でも、音声等のリアル
タイム性データのリアルタイム性を損なうことなく通信
することができる。
【0089】請求項2の通信装置及び請求項11の通信
方法によれば、さらに通信網の転送速度が検知され、こ
の転送速度に基づいてデータパケットの固定長が決定さ
れるので、データ転送の遅延時間が一定になるとともに
制御の煩雑さが緩和され、帯域の有効利用を図ることが
できる。
【0090】請求項3の通信装置、請求項9の通信シス
テム及び請求項12の通信方法によれば、第1の種別の
データが複数のデータに分割され、分割された複数のデ
ータの少なくとも一部のデータ又は第2の種別のデータ
を使用して通信フレームが作成され、第2の種別のデー
タを通信するか否かが判別され、該判別結果に応じて、
フレーム作成動作が制御されるので、通信フレームの長
さが制御されることになり、帯域の有効利用を図ること
ができる。特に、LANデータ等の非リアルタイム性の
データを通信している最中でも、音声等のリアルタイム
性データのリアルタイム性を損なうことなく通信するこ
とができる。
【0091】請求項7の通信装置によれば、通信フレー
ムを通信回線を介して通信する通信手段と、前記通信回
線の転送速度を判別する速度判別手段とを備え、分割手
段は、速度判別手段による判別結果に基づいて、第1の
種別のデータを分割する際のデータ長を決定し、分割す
るので、データ転送の遅延時間が一定になるとともに制
御の煩雑さが緩和され、帯域の有効利用を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマルチメディア通信
システムの概略構成を示す図である。
【図2】アダプタ1の詳細な構成図である。
【図3】図1で説明したノード部5のより詳細な構成図
である。
【図4】図2のフレーム組立/分解部13及び図3のフ
レーム組立/分解部512のより詳細な構成図である。
【図5】HDLC(ハイレベル・データ・リンク・コン
トロール)のフレーム形式を示す図である。
【図6】LAN用のIEEE802.3フレームの構成
図である。
【図7】音声データのフレームの構成図である。
【図8】LANデータのフレームの構成図である。
【図9】LANデータを予め決められた固定のデータ長
のパケットに分割する一例を示す図である。
【図10】データパケットバッファ部73のより詳細な
構成図である。
【図11】フレーム組立部78におけるフレームの構成
の一例を示す図である。
【図12】データパケットバッファ部73のより詳細な
構成図である。
【図13】データパケットバッファ部73の構成及びフ
レーム組立部78で出力されるフレームデータの一例を
示す図である。
【図14】アダプタ1とノード部5との間の専用線網4
を介してHDLCフレームを転送する際のアダプタ1及
びノード部5の制御を説明するフローチャートである。
【図15】転送速度制御テーブルの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 アダプタ 2 電話機 3 LAN端末 4 専用線網 5 ノード部 6 セルリレー網 71 音声データバッファ 72 データブロックバッファ(分解手段) 73 データパケットバッファ部(フレーム作成手段) 74 音声データバッファ検知部(検知手段、判別手
段) 75 データパケットバッファポインタ(フレーム作成
手段) 76 データパケット調停部(割り込み手段、再開手
段) 77 フレームデータ切換部(割り込み手段、再開手
段) 78 フレーム組立部(フレーム作成手段、制御手段、
通信手段) 79 専用線速度検出部(速度検知手段、速度判別手
段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアルタイム性を要求されるリアルタイ
    ム性データと遅延が許容される非リアルタイム性データ
    とを統計多重効果を利用して動的に割り付けて多重化し
    たフレームを通信網に転送する通信装置において、 前記リアルタイム性データの発生を検知する検知手段
    と、 前記非リアルタイム性データを少なくとも一つ以上の固
    定長のデータパケットに分解する分解手段と、 前記分解されたデータパケット又は前記リアルタイム性
    データにより前記フレームを作成するフレーム作成手段
    と、 前記分解されたデータパケットによる前記フレームの作
    成途中に、前記検知手段により前記リアルタイム性デー
    タの発生を検知された場合には、前期分解されたデータ
    パケットによるフレームの作成を中断させ、前記リアル
    タイム性データによる前記フレームの作成を割り込ませ
    る割り込み手段と、 前記割り込み手段による割り込み終了後に前記割り込み
    前の前記分解されたデータパケットによる前記フレーム
    の作成を再開する再開手段とを備えることを特徴とする
    通信装置。
  2. 【請求項2】 前記通信装置は、さらに前記通信網の転
    送速度を検知する速度検知手段を備え、前記転送速度に
    基づいて前記データパケットの固定長を決定することを
    特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 第1の種別のデータと第2の種別のデー
    タを通信する通信装置において、 前記第1の種別のデータを複数のデータに分割する分割
    手段と、 前記分割された複数のデータの少なくとも一部のデータ
    又は前記第2の種別のデータを使用して通信フレームを
    作成するフレーム作成手段と、 前記第2の種別のデータを通信するか否かを判別する判
    別手段と、 前記判別手段による判別結果に応じて、前記フレーム作
    成手段のフレーム作成動作を制御する制御手段とを備え
    ることを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 前記フレーム作成手段は、前記制御手段
    による制御に基づいて、前記複数に分割されたデータの
    一部又は全てのデータを使用して通信フレームを作成す
    ることを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記フレーム作成手段により前記分割さ
    れたデータを使用して通信フレームが作成されている最
    中に、前記判別手段により前記第2の種別のデータを通
    信すると判別された場合には、前記制御手段は、前記通
    信フレームの作成を中断させ、前記第2の種別のデータ
    を使用して通信フレームを作成させるように前記フレー
    ム作成手段を制御することを特徴とする請求項3又は4
    記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第2の種別のデー
    タを使用して通信フレームを作成させ、その後前記複数
    に分割されたデータの残りのデータを使用して通信フレ
    ームを作成させるように前記フレーム作成手段を制御す
    ることを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記フレーム作成手段により作
    成された通信フレームを通信回線を介して通信する通信
    手段と、前記通信回線の転送速度を判別する速度判別手
    段とを備え、前記分割手段は、前記速度判別手段による
    判別結果に基づいて、前記第1の種別のデータを分割す
    る際のデータ長を決定し、分割することを特徴とする請
    求項3乃至6のいずれか1項記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の種別のデータと第2の種別の
    データとは、他の通信装置から受信されたデータである
    ことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項記載の
    通信装置。
  9. 【請求項9】 通信網を介して第1の通信装置と第2の
    通信装置との間で第1の種別のデータと第2の種別のデ
    ータとを通信するための通信システムにおいて、 前記第1の種別のデータを複数のデータに分割する分割
    手段と、 前記分割された複数のデータの少なくとも一部のデータ
    又は前記第2の種別のデータを使用して通信フレームを
    作成するフレーム作成手段と、 前記第2の種別のデータを通信するか否かを判別する判
    別手段と、 前記判別手段による判別結果に応じて、前記フレーム作
    成手段のフレーム作成動作を制御する制御手段とを備え
    ることを特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】 リアルタイム性を要求されるリアルタ
    イム性データと遅延が許容される非リアルタイム性デー
    タとを統計多重効果を利用して動的に割り付けて多重化
    したフレームを通信網に転送する通信方法において、 前記リアルタイム性データの発生を検知する検知工程
    と、 前記非リアルタイム性データを少なくとも一つ以上の固
    定長のデータパケットに分解する分解工程と、 前記分解されたデータパケット又は前記リアルタイム性
    データにより前記フレームを作成するフレーム作成工程
    と、 前記分解されたデータパケットによる前記フレームの作
    成途中に、前記検知工程により前記リアルタイム性デー
    タの発生を検知された場合には、前期分解されたデータ
    パケットによる前期フレームの作成を中断させ、前記リ
    アルタイム性データによる前記フレームの作成を割り込
    ませる割り込み工程と、 前記割り込み工程による割り込み終了後に前記割り込み
    前の前記分解されたデータパケットによる前記フレーム
    の作成を再開する再開工程とを含むことを特徴とする通
    信方法。
  11. 【請求項11】 前記通信方法は、さらに前記通信網の
    転送速度を検知する速度検知工程を含み、前記転送速度
    に基づいて前記データパケットの固定長を決定すること
    を特徴とする請求項10記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 第1の種別のデータと第2の種別のデ
    ータとを通信する通信方法において、 前記第1の種別のデータを複数のデータに分割するため
    の分割工程と、 前記分割された複数のデータの少なくとも一部のデータ
    又は前記第2の種別のデータを使用して通信フレームを
    作成させるためのフレーム作成工程と、 前記第2の種別のデータを通信するか否かを判別する判
    別工程と、 前記判別工程における判別結果に応じて、前記フレーム
    作成工程のフレーム作成動作を制御する制御工程とを含
    むことを特徴とする通信方法。
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