JP2003152612A - 情報通信装置 - Google Patents

情報通信装置

Info

Publication number
JP2003152612A
JP2003152612A JP2001352883A JP2001352883A JP2003152612A JP 2003152612 A JP2003152612 A JP 2003152612A JP 2001352883 A JP2001352883 A JP 2001352883A JP 2001352883 A JP2001352883 A JP 2001352883A JP 2003152612 A JP2003152612 A JP 2003152612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
information
robot
wireless lan
information communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352883A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Washio
和人 鷲尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001352883A priority Critical patent/JP2003152612A/ja
Publication of JP2003152612A publication Critical patent/JP2003152612A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動型の通信ロボット装置に情報通信中継機
能をもたせることによって、この種の通信ロボット装置
の幅広い利用を可能にした情報通信装置を提供する。 【解決手段】 ロボット10は、自走可能であり、近接
無線通信端末(ラジオ18)と近接無線通信可能な近接
無線通信部と、無線LAN本部54と無線LAN通信可
能な無線LAN通信部と、を備え、無線LAN本部54
はインターネット回線16と通信可能であり、ロボット
10は、インターネット回線16と無線LAN本部54
を介して通信可能であり、無線LAN本部54と近接無
線通信端末(ラジオ18)との情報通信の中継機能を果
たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報通信装置に係
り、特に自律行動できるロボット装置に通信機能をもた
せた情報通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自律行動できるロボット装置に通
信機能をもたせた技術が開示されている(特開2001
−142862号公報)。
【0003】この公報には、自律行動可能で適応学習を
行い成長機能を有するロボット装置自体が通信機能を持
ち、当該ロボット装置が通信機能により情報を受信し、
その受信した情報に基づいた行動原理で作動したり、そ
の行動原理パターンをDNAと称して他のロボット装置
へ移植、さらには継承させる技術が開示されている。
【0004】しかし、この公報では、受信した情報をロ
ボット装置が当該ロボット装置自身に利用したり、受信
した情報から作成した原理を他のロボット装置に移植さ
せて利用させたりすることを開示しているのであり、つ
まりは受信して得た情報をロボット装置のみに利用させ
ることを開示している。すなわち、上記公報は通信から
得られた情報を他の端末等に送信することを開示してい
ない。したがって、上記公報のロボット装置は、情報通
信中継の機能をもっていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
を考慮し、移動型の通信ロボット装置に情報通信中継機
能をもたせることによって、この種の通信ロボット装置
の幅広い利用を可能にした情報通信装置を提供すること
を目的とする。
【0006】本発明は、さらに、移動型通信ロボット装
置に情報通信中継機能を持たせた場合に、当該ロボット
装置の電源切断時に通信が切断されないようにする情報
通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、情
報通信装置であって、情報通信中継ロボット装置と、無
線LAN本部装置と、からなり、前記情報通信中継ロボ
ット装置は、自走可能であり、所定基本情報を記憶する
着脱可能な記憶手段と、前記基本情報に基づいて可動部
を駆動させる駆動手段と、前記駆動手段の動作をフィー
ドバック情報を用いて制御すると共に前記フィードバッ
ク情報を前記基本情報に蓄積する制御手段と、近接無線
通信端末と近接無線通信可能な近接無線通信部と、前記
無線LAN本部装置と無線LAN通信可能な無線LAN
通信部と、を備え、前記無線LAN本部装置はグローバ
ル通信回線と通信可能であり、前記情報通信中継ロボッ
ト装置は、グローバル通信回線に接続された通信機器と
グローバル通信回線及び前記無線LAN本部装置を介し
て通信可能であり、前記無線LAN本部装置と前記近接
無線通信端末との情報通信の中継機能を果たすことを特
徴としている。
【0008】請求項1記載の本発明によれば、グローバ
ル通信回線とは、一般電話回線、インターネット回線等
を意味するものである。情報通信中継ロボット装置は、
無線LAN本部装置を介して無線LANによる通信が可
能である。無線LAN本部装置は、グローバル通信回線
と接続されている。近接無線通信端末とはBlueto
oth等の近接無線接続方式を利用できる通信端末のこ
とで、ラジオ、テレビ、PDA(携帯情報端末)、デジ
タルカメラ等、幅広い分野の端末がこの接続方式を利用
可能である。前記無線LAN本部装置は、グローバル通
信回線先の通信機器とグローバル通信回線を介して通信
可能であり、前記情報通信中継ロボット装置は、前記無
線LAN本部装置と前記近接無線通信端末との情報通信
の中継機能を果たす。したがって、前記近接無線通信端
末の情報を前記情報通信中継ロボット装置を中継して前
記無線LAN本部装置を介してグローバル通信回線へ流
すことが可能となり、この逆の流れも可能となる。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、情報通信
装置は近接無線通信端末を要素として含むことにより、
情報通信中継ロボット装置と前記近接無線通信端末との
緊密な連携使用が可能となる。
【0010】請求項3記載の本発明によれば、複数台の
情報通信中継ロボット装置のうち、通信中継中の情報通
信中継ロボット装置の充電量が残りわずかとなったとき
に、他の充電量が大きい情報通信中継ロボット装置が前
記充電量が残りわずかとなった情報通信中継ロボット装
置と自動的に交代して無線LAN本部装置と近接無線通
信端末との間の情報通信中継を保つ。これによって、情
報通信中継中の情報通信中継ロボット装置がローバッテ
リーとなったときも他の充電量が大きい情報通信中継ロ
ボット装置が中継機能を引き継ぐので連続的な情報通信
が可能となる。
【0011】請求項4記載の本発明によれば、情報通信
装置が充電装置を備えていることにより、ローバッテリ
ーになった情報通信中継ロボット装置が手近に充電され
る。
【0012】請求項5記載の本発明によれば、前記無線
LAN本部装置は前記充電装置を兼ねているので、装置
点数が少なくて済む。
【0013】請求項6記載の本発明によれば、交代され
た通信中継しなくなった情報通信中継ロボット装置は通
信中継していない間、当該太陽電池に光が照射されるこ
とによって充電される。したがって、情報通信中継ロボ
ット装置が通信中継していない間、日向にでるとより一
層充電効率がよくなる。
【0014】請求項7記載の本発明によれば、グローバ
ル通信回線とは、一般電話回線、インターネット回線等
を意味するものである。情報通信中継ロボット装置は、
無線LAN本部を介して無線LANによる通信が可能で
ある。無線LAN本部は、グローバル通信回線と接続さ
れている。近接無線通信端末とはBluetooth等
の近接無線接続方式を利用できる通信端末のことで、ラ
ジオ、テレビ、PDA(携帯情報端末)、デジタルカメ
ラ等、幅広い分野の端末がこの接続方式を利用可能であ
る。無線LAN本部は、グローバル通信回線先の通信機
器とグローバル通信回線を介して通信可能であり、前記
情報通信中継ロボット装置は、無線LAN本部と近接無
線通信端末との情報通信の中継機能を果たす。したがっ
て、近接無線通信端末の情報を前記情報通信中継ロボッ
ト装置を中継して無線LAN本部を介してグローバル通
信回線へ流すことが可能となり、この逆の流れも可能と
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明の
第1の実施の形態に係る情報通信装置について詳説す
る。
【0016】本実施の形態のロボットは自律行動可能で
適応学習、成長機能を持つロボットである。
【0017】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
情報通信装置8の構成及びその周辺接続状態を示す図で
ある。
【0018】情報通信装置8は、充電器小屋14、ロボ
ット10,ロボット12からなる。充電器小屋14は、
無線LAN本部54、ACアダプタ102からなる。充
電器小屋14の無線LAN本部54はグローバル通信回
線であるインターネット回線16に接続されている。充
電器小屋14には自走可能なロボット12が収容されて
いる。無線LAN本部54の無線LANエリアには自走
可能なロボット10が配備されている。この無線LAN
エリアは半径50m程度以内のエリアである。ロボット
10は、後述するように近接無線通信可能な構成になっ
ており、ロボット10の近接無線通信エリアには近接無
線通信可能な端末が配備されている。本実施の形態で
は、近接無線通信端末としてラジオ18を例として説明
するが、近接無線通信端末としては図1に示すように、
TV(テレビジョン)20、PDA22、デジタルカメ
ラ24等が挙げられる。近接無線通信エリアは、半径1
m程度以内のエリアである。
【0019】充電器小屋14の構成を説明する。充電器
小屋14は、上述のように、無線LAN本部54、AC
アダプタ102からなると共にロボット12をドッキン
グ収容できるスペース104がある。ACアダプタ10
2は、一端がプラグになっていて家庭用コンセントに接
続できる構成になっており、他端がロボット12を充電
するためのホルダ(図示せず)になっている。ロボット
12は、自走してドッキング収容スペース104に収ま
ることにより、ロボット12に内蔵されている電池部
(後述)がこのホルダに組込まれて充電される。
【0020】無線LAN本部54の構成を図4を用いて
説明する。図4は無線LAN本部54の構成を示すブロ
ック図である。図4において、無線LAN本部54は、
NTSC/PALコーデック56、VRAM58、グラ
フィックエンジン60を含む。NTSC/PALコーデ
ック56は、インターネット回線から供給されるビデオ
信号をNTSC方式またはPAL方式の画像に変換して
モニタにビデオ出力する。VRAM58は、NTSC方
式、PAL方式のビデオデータを記憶する。グラフィッ
クエンジン60は、VRAM58にグラフィックイメー
ジを書き込む。
【0021】さらに、無線LAN本部54は、オーディ
オコーデック62、モデム64、インターフェース66
を有する。オーディオコーデック62は、インターネッ
ト回線から供給されるオーディオ信号を所定の方式に変
換してモニタにオーディオ出力する。モデム64は、イ
ンターネット回線から供給される通信データを受信して
変換する。インターフェース66は、IR(赤外線)、
シリアル、パラレルおよびその他のインターフェースを
行う。
【0022】また、無線LAN本部54は、グラフィッ
クエンジン60と、オーディオコーデック62と、モデ
ム64と、インターフェース66との間でデータを送受
信するローカルバス68と、所定のプログラムが格納さ
れているフラッシュメモリ70と、無線LAN本部54
の動作を制御するCPU76と、CPU76の動作用の
制御データが格納されているメモリ78と、CPU76
及びメモリ78のデータを送受信するホストバス74
と、ローカルバス68とホストバス74とのデータの送
受信をするバスブリッジ72とを有する。
【0023】無線LAN本部54の動作を説明する。電
源を入れると、ホストバス74及びローカルバス68を
用いてCPU76はデータの送受信を行うことにより、
フラッシュメモリ70に格納されているプログラムを起
動する。モデム64は、インターネット回線16から供
給されるデータをA/D変換する。モデム64で変換さ
れたデータはメモリ78またはフラッシュメモリ70に
ダウンロードされる。ダウンロードされたデータをCP
U76が解析して、グラフィックエンジン60に供給す
る。グラフィックエンジン60はVRAM58にグラフ
ィックイメージを書き込み、書き込んだデータをNTS
C/PALコーデック56がNTSC方式またはPAL
方式の画像に変換する。CPU76が解析したデータが
所定のコードであるとき、所定のコードはインターフェ
ース66によりシリアルデータとしてロボット10に送
られる。したがって、インターネット回線16から供給
されたデータは、上記の制御過程を経てロボット10に
送られる。
【0024】次に、ロボット10、12の構成を図5を
用いて説明する。ロボット10もロボット12も同じ構
成である。ここでは、ロボット10を現在、通信中継中
のものとして説明する。
【0025】図5は、本実施の形態のロボットの構成を
示すブロック図である。ロボット10は、所定時間を計
時するタイマ回路80と、インターフェース回路85と
の間でデータを送受信するバス82と、所定のプログラ
ムが格納されるROM83と、ロボット10の動作を制
御するCPU81と、CPU81の動作のための制御デ
ータが格納されるRAM84と、CPU81と各部(後
述)とのインターフェースを行うインターフェース回路
85とを有する。
【0026】ロボット10は、無線LAN本部54や他
の情報通信ロボット装置との間で情報の送信または受信
を行う通信部86を備え、さらに近接無線通信端末(本
形態では、ラジオ18)との間で近接無線通信情報の送
受信を行う近接無線通信部99を有する。ロボット10
は、接触式または反射式のセンサ87と、被写体を撮影
するカメラ88と、カメラ88の撮像信号をデジタルデ
ータに変換するA/D変換器89とを備える。ロボット
10は、外部音声を取り入れて電気信号に変換するマイ
ク90と、マイク90の電気信号をデジタルデータに変
換するA/D変換器91とを備える。
【0027】ロボット10は、電源の供給、遮断や入力
指示などの操作を行う操作部92を有する。ロボット1
0は、板状メモリ94を着脱可能に接続する板状メモリ
用コネクタ93を有する。さらに、ロボット10は、出
力デジタルデータを出力音声信号に変換するD/A変換
器95と、出力音声信号を音声として鳴動させるスピー
カ96とを有する。ロボット10は、CPU81の制御
に基づいて可動部である駆動機構98を駆動させるモー
タ97を有する。モータ97は、インターフェース回路
85を介してCPU81に制御され、駆動機構98を駆
動する。駆動機構98は、ロボット10の可動部分とし
ての頭や手足、胴体などを構成し、モータ97によって
駆動される。
【0028】上記構成のロボット10の動作を説明す
る。前述した無線LAN本部54において選択された基
本情報のデータが、ロボット10の通信部86に送信さ
れる。
【0029】通信部86は、無線LAN本部54から送
信された情報のデータを受信してインターフェース回路
85に供給する。バス82を用いてCPU81はデータ
の送受信を行うことにより、ROM83に格納されるプ
ログラムが起動される。インターフェース回路85は、
赤外線等によって無線LAN本部54から供給された情
報のデータを内部処理可能に変換する。
【0030】インターフェース回路85で変換されたデ
ータは板状メモリ用コネクタ93を介して板状メモリ9
4にダウンロードされる。センサ87は外部の接触物ま
たは近接物を検出し、カメラ88は外部の被写体を撮像
し、マイク90は外部の音声を取り入れ、近接無線通信
部99はラジオ18の作動に関する近接無線通信の送信
を行う。
【0031】センサ87によって検出されたセンサ検出
信号、カメラ88によって撮像された画像データ、マイ
ク90によってとられた音声データはインターフェース
回路85を介してCPU81に供給する。近接無線送信
信号を受けたラジオ18は、その送信信号に応じた作動
を行い、必要に応じて近接無線信号をロボット10に送
信し、当該信号を近接無線通信部99が受信し、受信し
たデータがインターフェース回路85を介してCPUに
供給される。
【0032】ダウンロードされたデータ並びにセンサ検
出信号、画像データ、音声データ、受信した近接無線信
号をCPU81が解析して、各可動部の動作コマンドや
通信部86の送信コマンドをインターフェース回路85
に供給する。インターフェース回路85は、動作コマン
ドを駆動信号に変換したり、送信コマンドを送信信号に
変換したりする。駆動信号は、モータ97及びスピーカ
96に供給される。モータ97は駆動信号により駆動さ
れ、スピーカ96は駆動信号により鳴動される。送信信
号は、通信部86に供給され、通信部86では送信信号
をシリアルデータとして無線LAN本部54に送信す
る。
【0033】無線LAN本部54では、ロボット10の
通信部86から送信された信号をインターフェース66
により受信する。受信されたデータはメモリ78または
フラッシュメモリ70にダウンロードされ、ダウンロー
ドされたデータをCPU76が解析して、解析したデー
タを必要に応じてモデム64でD/A変換してインター
ネット回線16に送信する。
【0034】上述のように、ロボット10が無線LAN
本部54とラジオ(近接無線通信端末)18との通信中
継機能を果たす。したがって、従来、無線LANに接続
されて単に無線LAN本部からの命令により動作してい
た単体ロボットが様々な情報通信端末の中継機器として
使用することが可能となった。さらに、ユーザが最終的
に使用する情報通信端末(ラジオ、PDA、デジタルカ
メラ、等)としては、近接無線通信機能のついた情報通
信端末をグローバル通信装置の代わりに使用でき、情報
通信端末内のメモリの代わりにロボットを使用すること
も可能となるので、ユーザが操作する情報通信端末は非
常にコンパクトなものになる。
【0035】上記第1の実施の形態において、ロボット
10の充電量が残りわずかになり、通信中継機能を充電
量が十分であるロボット12に交代させる過程について
説明する。
【0036】ロボット12は上述のようにドッキング収
容スペース104に収まることにより十分に充電されて
いる。図2は交代の流れを示したフローチャートであ
る。
【0037】まず、ロボット10がローバッテリーかど
うか確認する(ステップ26)。ロボット10がローバ
ッテリーでないときはこの確認を繰り返す。ロボット1
0がローバッテリーの場合は、充電器小屋14のドッキ
ング収容スペース104におさまっていたロボット12
をロボット10のそばまで呼ぶ(ステップ28)。次
に、ロボット12が無線LAN本部54とラジオ18と
の中継端末として実行可能状態になる(ステップ3
0)。近距離通信のネゴーシエーションにより、ラジオ
18とロボット10との間の通信をラジオ18とロボッ
ト12との間の通信に変更する(ステップ32)。変更
後は、ロボット12が無線LAN本部54とラジオ18
との間の通信中継機能を果たす。ネゴーシエーションの
間は、一時的にロボット10,12の2台共、通信中継
機能を果たす。ローバッテリーになったロボット10
は、無線LAN本部54のある充電器小屋14に戻り、
ドッキング収容スペース104に収まって充電を開始す
る(ステップ34)。
【0038】次に、ロボット12がローバッテリーかど
うか確認するステップに移る(ステップ36)。ロボッ
ト12がローバッテリーでないときはこの確認を繰り返
す。ロボット12がローバッテリーになった場合は、充
電器小屋14のドッキング収容スペース104におさま
っていたロボット10をロボット12のそばまで呼ぶ
(ステップ38)。ロボット10が無線LAN本部54
とラジオ18との中継端末として実行可能状態になる
(ステップ40)。近距離通信のネゴーシエーションに
より、ラジオ18とロボット12との間の通信をラジオ
18とロボット10との間の通信に変更する(ステップ
42)。変更後は、ロボット10が無線LAN本部54
とラジオ18との間の通信中継機能を果たす。ネゴーシ
エーションの間は、一時的にロボット12,10の2台
共、通信中継機能を果たす。ローバッテリーになったロ
ボット12は、無線LAN本部54のある充電器小屋1
4に戻り、ドッキング収容スペース104に収まって充
電を開始する(ステップ44)。
【0039】この後は、上記ステップ26に戻り、上述
のステップ26からステップ44までの一連の流れが繰
り返される。
【0040】上述の交代過程により、通信中継中のロボ
ットの電源が切断されて通信が遮断される状態が防止で
き、無線LAN本部54とラジオ18(近接無線通信端
末)との間の連続通信が保たれるため、連続通信を必要
とする音声や映像などのストリーム通信が可能となる。
上述の例では、ロボットを2台としたが、3台以上でも
よい。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。上記第1の実施の形態と同一の部材には同一
の番号を付してその説明を省略する。
【0042】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
情報通信装置108の構成及びその周辺接続状態を示す
図である。
【0043】情報通信装置108は、無線LAN本部5
0、ロボット46、ロボット48からなる。無線LAN
本部50はグローバル通信回線であるインターネット回
線16に接続されている。無線LAN本部50の無線L
ANエリアには自走可能なロボット46が配備されてい
る。この無線LANエリアも半径50m程度以内のエリ
アである。ロボット46も近接無線通信可能な構成にな
っており、ロボット46の近接無線通信エリアには近接
無線通信可能な端末が配備されている。本実施の形態で
は、近接無線通信端末としてラジオ18を例として説明
するが、近接無線通信端末としては図1に示すように、
TV(テレビジョン)20、PDA22、デジタルカメ
ラ24等が挙げられる。近接無線通信エリアは、半径1
m程度以内のエリアである。
【0044】ロボット46、48の構成を説明する。ロ
ボット46もロボット48も同じ構成である。ロボット
46、48は上述のロボット10と基本的には同じ構成
である。ロボット46、48が交代して無線LAN本部
50と近接無線通信端末との間の通信中継機能を果たす
点は第1の実施形態と同様である。
【0045】ロボット46、48は背中の部分に太陽電
池52を備えている。無線LAN本部50とラジオ(近
接無線通信端末)18との通信中継機能を果たしていな
い待機中のロボット48は、日陰になっていない場所、
すなわち日向を自走して探す。日向ではロボット48は
太陽電池52によって充電される。なお、本実施の形態
では、ロボット46もロボット48も充電中に通信中継
することは可能である。例えば、近接無線通信端末であ
るデジタルカメラを携帯した飼い主がロボット46を公
園に散歩に連れて行ってロボット46に飼い主の写真を
撮らせるような場合、飼い主とロボット46との距離を
近接無線通信可能な距離に保つために、飼い主に発振器
をつけてロボット46が飼い主に距離をおかずについて
いくようにして、日向で充電されながらロボット46が
無線LAN本部50とデジタルカメラとの中継通信をす
ることができ、この場合は充電された予備のロボット4
8を連れて行かなくても済む。
【0046】なお、ロボット46がローバッテリーにな
って通信中継機能をロボット48に交代させる過程、及
びロボット48がローバッテリーになって通信中継機能
をロボット46に交代させる過程は、上述の第1の実施
形態と同様である。本実施の形態では、ロボットを2台
としたが、太陽電池を備えたロボットなら3台以上でも
よい。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、従来、
無線LANに接続して単に無線LAN本部装置からの命
令により動作していた移動型の通信ロボット装置が、様
々な情報通信端末の中継機器として使用することが可能
となり、移動型通信ロボット装置及び近接無線通信端末
の幅広い応用が可能となる。
【0048】請求項2記載の本発明によれば、情報通信
中継ロボット装置と前記近接無線通信端末との緊密な連
携使用が可能となり、互いに専用的な使用も可能とな
る。
【0049】請求項3記載の本発明によれば、情報通信
中継中の情報通信中継ロボット装置がローバッテリーと
なったときも他の充電量が大きい情報通信中継ロボット
装置が中継機能を引き継ぐので、情報通信中継ロボット
装置の電源切断時の通信切断が防止され、近接無線通信
端末、無線LAN本部装置、グローバル通信回線の間で
連続的な情報通信が可能となる。
【0050】請求項4記載の本発明によれば、ローバッ
テリーになった情報通信中継ロボット装置が手近に充電
される。
【0051】請求項5記載の本発明によれば、装置点数
が少なくて済むので、コストが安くおさまる。
【0052】請求項6記載の本発明によれば、別途充電
装置を設けなくても情報通信中継ロボット装置が充電で
きる。
【0053】請求項7記載の本発明によれば、従来、無
線LANに接続して単に無線LAN本部からの命令によ
り動作していた移動型の通信ロボット装置が、様々な情
報通信端末の中継機器として使用することが可能とな
り、移動型通信ロボット装置の幅広い応用が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報通信装置
の構成及びその周辺接続状態を示す図。
【図2】本発明の実施の形態においてロボットがローバ
ッテリーになったときのロボットの交代の流れを示した
フローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る情報通信装置
の構成及びその周辺接続状態を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る無線LAN本部の構
成を示すブロック図。
【図5】本発明の実施の形態に係るロボットの構成を示
すブロック図。
【符号の説明】
8、108…情報通信装置、10、12、46、48…
ロボット、14…充電器小屋、16…インターネット回
線、18…ラジオ、20…TV、22…PDA、24…
デジタルカメラ、50…無線LAN本部、52…太陽電
池、54…無線LAN本部、81…CPU、85…イン
ターフェース回路、86…通信部、93…板状メモリ用
コネクタ、94…板状メモリ、96…スピーカ、97…
モータ、98…駆動機構、99…近接無線通信部、10
2…ACアダプタ、104…収容スペース
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 R Fターム(参考) 3C007 CS08 JS03 MT00 WA04 WA14 WC15 5K012 AB05 AB12 AE13 BA01 5K033 AA09 DA05 DA19 DB19 EA07 EB03 EB06 5K067 AA22 BB21 EE06 EE35 FF02 HH23 KK06 KK15 5K072 AA29 BB02 BB25 BB27 CC03 GG01 GG17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報通信装置であって、 情報通信中継ロボット装置と、 無線LAN本部装置と、からなり、 前記情報通信中継ロボット装置は、自走可能であり、所
    定基本情報を記憶する着脱可能な記憶手段と、前記基本
    情報に基づいて可動部を駆動させる駆動手段と、前記駆
    動手段の動作をフィードバック情報を用いて制御すると
    共に前記フィードバック情報を前記基本情報に蓄積する
    制御手段と、近接無線通信端末と近接無線通信可能な近
    接無線通信部と、前記無線LAN本部装置と無線LAN
    通信可能な無線LAN通信部と、を備え、 前記無線LAN本部装置はグローバル通信回線と通信可
    能であり、 前記情報通信中継ロボット装置は、グローバル通信回線
    に接続された通信機器とグローバル通信回線及び前記無
    線LAN本部装置を介して通信可能であり、前記無線L
    AN本部装置と前記近接無線通信端末との情報通信の中
    継機能を果たすことを特徴とする情報通信装置。
  2. 【請求項2】前記情報通信装置は、前記近接無線通信端
    末を含むことを特徴とする請求項1記載の情報通信装
    置。
  3. 【請求項3】前記情報通信中継ロボット装置は複数台か
    らなり、これらの複数台の情報通信中継ロボット装置の
    うち、通信中継中の情報通信中継ロボット装置の充電量
    が残りわずかとなったときに、他の情報通信中継ロボッ
    ト装置が前記充電量が残りわずかとなった情報通信中継
    ロボット装置と自動的に交代して前記無線LAN本部装
    置と前記近接無線通信端末との間の情報通信中継を保っ
    て連続的な情報通信を可能とした請求項1記載の情報通
    信装置。
  4. 【請求項4】前記情報通信装置は前記情報通信中継ロボ
    ット装置を充電する充電装置を有し、当該充電装置は前
    記交代された通信中継しなくなった情報通信中継ロボッ
    ト装置を充電する請求項3記載の情報通信装置。
  5. 【請求項5】前記無線LAN本部装置は、前記充電装置
    を兼ねている請求項4記載の情報通信装置。
  6. 【請求項6】前記情報通信中継ロボット装置は太陽電池
    を有しており、前記交代された通信中継しなくなった情
    報通信中継ロボット装置は通信中継していない間、当該
    太陽電池に光が照射されることによって充電される請求
    項3記載の情報通信装置。
  7. 【請求項7】情報通信ロボット装置であって、 自走可能であり、所定基本情報を記憶する着脱可能な記
    憶手段と、前記基本情報に基づいて可動部を駆動させる
    駆動手段と、前記駆動手段の動作をフィードバック情報
    を用いて制御すると共に前記フィードバック情報を前記
    基本情報に蓄積する制御手段と、近接無線通信端末と近
    接無線通信可能な近接無線通信部と、無線LAN本部と
    無線LAN通信可能な無線LAN通信部と、を備えた情
    報通信ロボット装置からなり、 前記情報通信ロボット装置は、グローバル通信回線に接
    続された通信機器とグローバル通信回線及び無線LAN
    本部を介して通信可能であり、無線LAN本部と近接無
    線通信端末との情報通信の中継機能を果たすことを特徴
    とする情報通信ロボット装置。
JP2001352883A 2001-11-19 2001-11-19 情報通信装置 Pending JP2003152612A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352883A JP2003152612A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 情報通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352883A JP2003152612A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 情報通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003152612A true JP2003152612A (ja) 2003-05-23

Family

ID=19165001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352883A Pending JP2003152612A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 情報通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003152612A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005066766A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Saichiro Yamashita 全面モニタ付きロボット
JP2009012148A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Noriko Mitsuhayashi ペット型ロボット
WO2010119983A1 (ja) * 2009-04-17 2010-10-21 日本電気株式会社 通信制御方法および移動通信端末
JP2012054676A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 自律移動中継装置および無線通信中継システム
US8830036B2 (en) 2010-05-14 2014-09-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting power and data
JP2015138996A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 堅一 前 通信装置、通信プログラム、通信システム、および通信方法
JP2016186149A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 大成ロテック株式会社 虫除け舗装体システム
JP2017510896A (ja) * 2013-12-17 2017-04-13 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド モバイル自動化ビークルの配備

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005066766A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Saichiro Yamashita 全面モニタ付きロボット
JP2009012148A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Noriko Mitsuhayashi ペット型ロボット
WO2010119983A1 (ja) * 2009-04-17 2010-10-21 日本電気株式会社 通信制御方法および移動通信端末
CN102396292A (zh) * 2009-04-17 2012-03-28 日本电气株式会社 通信控制方法和移动通信终端
KR101312205B1 (ko) * 2009-04-17 2013-09-27 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 통신 제어 방법 및 이동 통신 단말기
US9107237B2 (en) 2009-04-17 2015-08-11 Nec Corporation Communication control method and a mobile communication terminal
US8830036B2 (en) 2010-05-14 2014-09-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting power and data
JP2012054676A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 自律移動中継装置および無線通信中継システム
JP2017510896A (ja) * 2013-12-17 2017-04-13 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド モバイル自動化ビークルの配備
US10045400B2 (en) 2013-12-17 2018-08-07 Amazon Technologies, Inc. Automated mobile vehicle power management and relief planning
JP2015138996A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 堅一 前 通信装置、通信プログラム、通信システム、および通信方法
JP2016186149A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 大成ロテック株式会社 虫除け舗装体システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6924732B2 (en) Camera for monitoring utilizing power line communication
JP3907169B2 (ja) 移動ロボット
US20040105024A1 (en) Digital camera system
US20050159841A1 (en) Robot system and autonomous mobile robot
JP2010012529A (ja) ロボット
JP2004048571A (ja) 映像を送受信できる携帯電話・phs等の携帯通信端末を使用した遠隔監視システム
US6661462B2 (en) Digital camera selectively powered by an internal and an external power supply
JP2004001162A (ja) ペットロボット充電システム、受取装置、ロボット、及びロボットシステム
JP2007165960A (ja) 携帯電話装置
JP2003092835A (ja) 電源回路、該電源回路を備えた電子機器、及び電源回路の制御方法
CN108184069B (zh) 操作系统、功耗控制方法以及操作装置
JP2003152612A (ja) 情報通信装置
JP2003110899A (ja) デジタルカメラのクレードル装置
JP3058115B2 (ja) 移動体通信装置、移動体通信装置の電源供給装置および電源供給方法、および、移動体通信装置に接続可能なデータ端末接続カード装置
JP2009000408A (ja) 電子ペット情報移行方法、電子ペットシステム、携帯電話端末及びペット型ロボット
JP2006262315A (ja) 携帯電話機能拡張装置
JP2003037749A (ja) 遠隔制御装置、遠隔制御方法、遠隔被制御装置
CN108989543B (zh) 通信设备及其控制方法和存储介质
JP2005244633A (ja) クレードル
JP6558625B2 (ja) 電子機器、動作制御方法、及びプログラム
JP2003181783A (ja) 情報通信装置
JP2007096854A (ja) 撮影装置及び画像送信システム
JP4329371B2 (ja) 電源供給装置、電子機器、電源供給方法および充電方法
JPH10133788A (ja) 電源制御機能付き無線型情報入力装置
KR200215509Y1 (ko) 화상 데이터 무선 전송 시스템